JP2001168861A - マルチキャストシステム、マルチキャストグループ管理装置、マルチキャストグループ管理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents
マルチキャストシステム、マルチキャストグループ管理装置、マルチキャストグループ管理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体Info
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- JP2001168861A JP2001168861A JP35511299A JP35511299A JP2001168861A JP 2001168861 A JP2001168861 A JP 2001168861A JP 35511299 A JP35511299 A JP 35511299A JP 35511299 A JP35511299 A JP 35511299A JP 2001168861 A JP2001168861 A JP 2001168861A
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Abstract
迅速に管理し、ネットワークの伝送効率の低下を防ぎ、
しかも簡単なオペレーションによりマルチキャスト送信
を行うこと。 【解決手段】 複数の受信ノード(受信ノードa〜c)
がグループ化されたグループに関するデータベースを管
理し、グループに更新が生じた場合または送信ノード
(送信側クライアント10)からの通知要求があった場
合、送信ノードへ更新後のデータベースを通知する管理
サーバ30を備え、送信ノードは管理サーバ30から通
知されるデータベースに対応するグループへパケットを
送信する。
Description
式により、一つの送信ノードから複数の受信ノードへパ
ケットを配信するマルチキャストシステム、マルチキャ
ストグループ管理装置、マルチキャストグループ管理プ
ログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒
体に関するものである。
散パケット交換網では、パケット配信形式を宛先指定方
法により幾つかに分類されている。既存のインターネッ
トで使用されているIPv4や次世代インターネットの
標準であるIPv6では、つぎの(1)項から(3)項
までの都合三種類のパケット配信方式が用いられる。
ユニキャスト方式 (2)宛先が、複数のアドレスからなるグループに対応
し、それぞれのアドレスへパケットをコピーして配信す
るマルチキャスト方式 (3)宛先が複数のアドレスからなるグループに対応
し、グループ内のいずれか一つのアドレスへパケットを
配信するエニーキャスト方式
に関するものである。このマルチキャスト方式は、同一
のパケットを複数の受信ノードに同報できるため、マル
チメディアデータの放送、他地点音声動画会議やネット
ワーク対戦型のゲーム等への応用が試みられている。
ムの構成を示す図である。この図には、送信側クライア
ント1(送信ノード)と受信側クライアント2a〜2c
(受信ノードa〜c)とが、ルータ31 〜34 を含むネ
ットワーク(たとえば、インターネット)を介して接続
された構成が図示されている。送信側クライアント1
は、コンピュータであり、ネットワークを介して受信側
クライアント2a〜2cのうちあらかじめ設定されたグ
ループに対してパケットを送信する。ビデオカメラV
は、他地点音声動画会議時に人物Pや背景等を撮像し、
撮像データを送信側クライアント1へ出力する。
は、受信ノードa〜cを複数組み合わせたグループを管
理するテーブルでである。このマルチキャストグループ
管理テーブル5において、「グループ」は、グループ名
称であり、「メンバ」は、当該グループを構成する受信
ノードである。
(受信側クライアント2a)、受信ノードb(受信側ク
ライアント2b)および受信ノードc(受信側クライア
ント2c)から構成されている。グループYは、受信ノ
ードa(受信側クライアント2a)および受信ノードb
(受信側クライアント2b)から構成されている。ま
た、グループZは、受信ノードb(受信側クライアント
2b)および受信ノードc(受信側クライアント2c)
から構成されている。これらのグループX〜Zは、パケ
ットをマルチキャスト方式により受信ノードへ配信する
際に、当該パケットの宛先情報とされる。
ライアント1から送信されたパケットの宛先情報(グル
ープ)を確認し、グループに応じて中継方向を動的に変
化させることにより、パケットを所望のグループ内の受
信ノードへ向けてルーティングする。これらのルータ3
1 〜34 には、ルーティングテーブル41 〜44 が予め
保持されている。ルーティングテーブル41 〜44 は、
グループX〜Zにそれぞれ対応する中継方向に関するデ
ータからなり、ルーティング時にルータ31 〜34 によ
り参照される。
ストグループ管理テーブル5内のグループXへパケット
を送信する場合、送信側クライアント1のオペレータ
は、図示しないキーボードより、グループXを構成する
受信ノードa〜cのそれぞれに付与されているネットワ
ーク上のアドレスを順次入力する。これにより、送信側
クライアント1は、宛先情報としてグループXが付加さ
れたパケットをネットワークへ送出する。
と、ルータ31 は、パケットの宛先情報(この場合、グ
ループX)をキーとして、マルチキャストルーティング
テーブル41 を参照することにより、パケットの中継方
向を確認する。この場合の中継方向は、ルータ32 方向
(同図右矢印)および受信ノードc方向(同図下矢印)
である。つぎに、ルータ31 は、パケットのコピーを受
信ノードcおよびルータ32 へ中継する。これにより、
受信ノードc(受信側クライアント2c)では、パケッ
トが受信される。
と、ルータ32 は、パケットの宛先情報(この場合、グ
ループX)をキーとして、マルチキャストルーティング
テーブル42 を参照することにより、パケットの中継方
向を確認する。この場合の中継方向は、ルータ33 方向
(同図右矢印)およびルータ34 方向(同図右下矢印)
である。つぎに、ルータ32 は、パケットのコピーをル
ータ33 およびルータ3 4 へ中継する。
と、ルータ33 は、パケットの宛先情報(この場合、グ
ループX)をキーとして、マルチキャストルーティング
テーブル43 を参照することにより、パケットの中継方
向を確認する。この場合の中継方向は、受信ノードa方
向(同図右矢印)である。つぎに、ルータ33 は、パケ
ットを受信ノードaへ中継する。これにより、受信ノー
ドa(受信側クライアント2a)では、パケットが受信
される。
と、ルータ34 は、パケットの宛先情報(この場合、グ
ループX)をキーとして、マルチキャストルーティング
テーブル44 を参照することにより、パケットの中継方
向を確認する。この場合の中継方向は、受信ノードb方
向(同図右下矢印)である。つぎに、ルータ34 は、パ
ケットを受信ノードbへ中継する。これにより、受信ノ
ードb(受信側クライアント2b)では、パケットが受
信される。
うに、従来のマルチキャストシステムにおいては、図1
6に示したマルチキャストルーティングテーブル41 〜
44 でのグループの追加、削除、変更や受信ノードの追
加、削除、変更(以下、更新という)を行う場合、送信
側クライアント1の送信ノード管理者(または受信ノー
ドの受信ノード管理者)からルータ31 〜34 のルータ
管理者に対して電話や電子メールにより、上記更新を依
頼した後、ルータ管理者により追加、削除、変更が行わ
れる。
テムにおいては、人手を介してグループ(受信ノード)
の更新を行っているため、グループや受信ノードの数が
増えるにしたがって、グループ管理に要する時間、作業
コストが増大してしまうという問題があった。また、人
手によるグループ管理では、グループ(受信ノード)の
更新に関するミスや漏れが発生するとともに、作業量の
増大に伴って更新作業が大幅に遅れる場合があるという
問題もあった。
は、受信ノードa〜cがパケットを受信できる状態にあ
るか否かにかかわらず、マルチキャストルーティングテ
ーブル41 〜44 に基づいて、機械的にパケットを中継
している。したがって、ネットワーク障害等によりパケ
ットを受信できない状態にある受信ノードが存在した場
合にも、当該受信ノードへ無駄なパケットが中継される
ため、その分だけネットワークのトラフィック量が増
え、ネットワークの伝送効率が悪くなるという問題があ
った。
は、マルチキャストルーティングテーブル41 〜44 が
更新された場合、更新後のグループ(受信ノード)に関
する情報が送信側クライアント1にリアルタイムで正し
く伝達されない可能性が高い。これは、電話や電子メー
ル等の手段を用いて人手を介在させて上記変更後の情報
が送信側ノード管理者へ伝達されるからである。したが
って、このような場合には、送信側クライアント1が更
新前のグループへ無駄なパケットを送信することになる
ため、その分だけネットワークのトラフィック量が増
え、ネットワークの伝送効率が悪くなるという問題があ
った。
ループへパケットをマルチキャスト送信する場合には、
当該グループを構成する受信ノードのそれぞれのアドレ
スを一々入力しなければならないため、マルチキャスト
送信のためのオペレーションが複雑であるという問題が
あった。
マルチキャストのグループを容易、正確かつ迅速に管理
することができるとともに、ネットワークの伝送効率の
低下を防ぐことができ、しかも簡単なオペレーションに
よりマルチキャスト送信を行うことができるマルチキャ
ストシステム、マルチキャストグループ管理装置、マル
チキャストグループ管理プログラムを記録したコンピュ
ータ読み取り可能な記録媒体を提供することを目的とす
る。
に、請求項1にかかる発明は、マルチキャスト方式によ
りパケットをネットワークを介して複数の受信ノード
(後述する一実施の形態の受信側クライアント20a〜
20cに相当)へ送信する送信ノード(後述する一実施
の形態の送信側クライアント10に相当)を備えるマル
チキャストシステムにおいて、前記複数の受信ノードが
グループ化されたグループに関するグループ情報を管理
し、前記グループに更新が生じた場合または前記送信ノ
ードからの通知要求があった場合、前記送信ノードへ更
新後のグループ情報を前記ネットワークを介して通知す
るマルチキャストグループ管理装置(後述する一実施の
形態の管理サーバ30に相当)を備え、前記送信ノード
は、前記マルチキャストグループ管理装置から通知され
るグループ情報に対応するグループへ前記パケットを送
信することを特徴とする。
プ管理装置により、グループ情報が管理されており、た
とえば、グループが動的に変化した場合には、グループ
情報が更新される。この場合、マルチキャストグループ
管理装置は、変更後のグループ情報すなわち最新のグル
ープ情報を送信ノードへ通知する。これにより、送信ノ
ードは、最新のグループ情報に対応するグループへパケ
ットを送信する。また、送信ノードから通知要求がある
と、マルチキャストグループ管理装置は、当該送信ノー
ドに対してグループ情報を通知する。
ば、従来の人手によらずマルチキャストグループ管理装
置によりグループ情報を管理し、グループが更新された
場合や送信ノードから通知要求された場合に更新後のグ
ループ情報を送信ノードに通知するようにしたので、マ
ルチキャストのグループを容易、正確かつ迅速に管理す
ることができる。
に記載のマルチキャストシステムにおいて、前記マルチ
キャストグループ管理装置は、前記複数の受信ノードの
それぞれがパケットを受信できる状態にあるか否かを監
視し、パケットを受信することができない受信ノードが
ある場合、当該受信ノードを前記グループから除外する
ことを特徴とする。
プ管理装置により、受信ノードの受信状態を監視し、パ
ケットを受信できない受信ノードがある場合、グループ
から当該受信ノードが除外されるため、不必要に当該受
信ノードに対してパケットが送信されないことから、ネ
ットワークの伝送効率の低下を防ぐことができる。
または2に記載のマルチキャストシステムにおいて、前
記送信ノードは、複数存在しており、前記マルチキャス
トグループ管理装置は、複数の送信ノードからの要求に
より前記グループ情報を通知すべき送信ノードに関する
通知リストを備え、該通知リスト内の送信ノードに対し
て変更後のグループ情報を前記ネットワークを介して通
知することを特徴とする。
送信ノードに対して変更後のグループ情報を通知するよ
うにしたので、複数の送信ノードとグループとの間で多
対多でのマルチキャスト通信を容易に実現することがで
きる。
〜3のいずれか一つに記載のマルチキャストシステムに
おいて、少なくとも、前記送信ノードは、通知要求を出
す際にURLにより、通知を受けるグループ情報を指定
することを特徴とする。
知のURLという極めて簡単な指定方法によりグループ
情報を指定していることから、簡単なオペレーションに
よりマルチキャスト送信を行うことができる。
ャスト方式によりパケットをネットワークを介して複数
の受信ノードへグループ情報に基づいて送信する送信ノ
ードを備えるマルチキャストシステムに適用されるマル
チキャストグループ管理装置であって、前記複数の受信
ノードがグループ化されたグループに関する前記グルー
プ情報を管理し、前記グループに更新が生じた場合また
は前記送信ノードからの通知要求があった場合、前記送
信ノードへ更新後のグループ情報を前記ネットワークを
介して通知するマルチキャストグループ管理手段を備え
ることを特徴とする。
プ管理手段により、グループ情報が管理されており、た
とえば、グループが動的に変化した場合には、グループ
情報が更新される。この場合、マルチキャストグループ
管理手段は、変更後のグループ情報すなわち最新のグル
ープ情報を送信ノードへ通知する。これにより、送信ノ
ードは、最新のグループ情報に対応するグループへパケ
ットを送信する。また、送信ノードから通知要求がある
と、マルチキャストグループ管理手段は、当該送信ノー
ドに対してグループ情報を通知する。
ば、従来の人手によらずマルチキャストグループ管理手
段によりグループ情報を管理し、グループが更新された
場合や送信ノードから通知要求された場合に更新後のグ
ループ情報を送信ノードに通知するようにしたので、マ
ルチキャストのグループを容易、正確かつ迅速に管理す
ることができる。
ャスト方式によりパケットをネットワークを介して複数
の受信ノードへグループ情報に基づいて送信する送信ノ
ードを備えるマルチキャストシステムに適用されるマル
チキャストグループ管理プログラムを記録したコンピュ
ータ読み取り可能な記録媒体であって、前記複数の受信
ノードがグループ化されたグループに関する前記グルー
プ情報を管理させ、前記グループに更新が生じた場合ま
たは前記送信ノードからの通知要求があった場合、前記
送信ノードへ更新後のグループ情報を前記ネットワーク
を介して通知させるマルチキャストグループ管理工程
(後述する一実施の形態のステップSH1〜SH18に
相当)をコンピュータに実行させるためのマルチキャス
トグループ管理プログラムを記録したコンピュータ読み
取り可能な記録媒体である。
プ管理工程で、グループ情報が管理されており、たとえ
ば、グループが動的に変化した場合には、グループ情報
が更新される。この場合、マルチキャストグループ管理
工程では、変更後のグループ情報すなわち最新のグルー
プ情報が送信ノードへ通知される。これにより、送信ノ
ードは、最新のグループ情報に対応するグループへパケ
ットを送信する。また、送信ノードから通知要求がある
と、マルチキャストグループ管理工程では、当該送信ノ
ードに対してグループ情報が通知される。
ば、従来の人手によらずマルチキャストグループ管理工
程でグループ情報を管理し、グループが更新された場合
や送信ノードから通知要求された場合に更新後のグルー
プ情報を送信ノードに通知するようにしたので、マルチ
キャストのグループを容易、正確かつ迅速に管理するこ
とができる。
かるマルチキャストシステム、マルチキャストグループ
管理装置、マルチキャストグループ管理プログラムを記
録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体の一実施の
形態について詳細に説明する。
成を示す図である。この図には、送信側クライアント1
0(送信ノード)と受信側クライアント20a〜20c
(受信ノードa〜c)とが、ルータ401 〜404 を含
むネットワーク(たとえば、インターネット)を介して
接続された構成が図示されている。送信側クライアント
10は、コンピュータであり、ネットワークを介して受
信側クライアント20a〜20cのうちあらかじめ設定
されたグループに対してパケットを送信する。なお、同
図には、送信側クライアント10のみ図示されている
が、他の送信側クライアントもネットワークに接続され
ている。ビデオカメラVは、他地点音声動画会議時に人
物Pや背景等を撮像し、撮像データを送信側クライアン
ト10へ出力する。
ノードa〜c)は、複数のグループにグルーピングされ
ており、送信側クライアント10からマルチキャスト送
信されたパケットをそれぞれ受信する。これらの受信側
クライアント20a〜20c(受信ノードa〜c)のそ
れぞれには、ネットワーク上のアドレスが付与されてい
る。また、受信側クライアント20a〜20cのそれぞ
れは、パケットを受信することができるか否かというネ
ットワーク状態を監視する監視機能、監視結果を管理サ
ーバ30へ通知するネットワーク状態通知機能を備えて
いる。
て受信側クライアント20a〜20cが図示されている
が、これら以外にも図示しない受信側クライアントが多
数ネットワークに接続されている。
れており、マルチキャストグループ管理テーブル50を
管理する。このマルチキャストグループ管理テーブル5
0は、たとえば、受信ノードa〜cを複数組み合わせた
グループを管理するテーブルである。このマルチキャス
トグループ管理テーブル50において、「グループ」
は、グループ名称であり、「メンバ」は、当該グループ
を構成する受信ノードである。
ノードa(受信側クライアント20a)、受信ノードb
(受信側クライアント20b)および受信ノードc(受
信側クライアント20c)から構成されている。グルー
プYは、受信ノードa(受信側クライアント20a)お
よび受信ノードb(受信側クライアント20b)から構
成されている。また、グループZは、受信ノードb(受
信側クライアント20b)および受信ノードc(受信側
クライアント20c)から構成されている。これらのグ
ループX〜Zは、パケットをマルチキャスト方式により
受信ノードへ配信する際に、当該パケットの宛先情報と
される。
プ管理テーブル50は、図2(a)に示したようなデー
タベースから構成されている。同図に示したデータベー
スは、マルチキャストグループ管理テーブル50のグル
ープXに対応しており、「受信ノード名」、「受信ノー
ドのアドレス」、「ネットワーク状態」および「タイム
アウト時刻」というデータからなる。「受信ノード名」
は、グループXを構成する受信ノードの名称であり、n
odeA〜Cである。これらのnodeA〜Cは、図1
に示した受信ノードa〜cに対応している。
受信ノードに付与されたネットワーク上のアドレスであ
る。「ネットワーク状態」は、受信ノードがパケットを
受信できる状態にあるか否かを示すフラグである。すな
わち、「ネットワーク状態」に「オフライン」フラグが
たっている場合には、当該受信ノード(この場合、図1
に示した受信ノードb)がパケットを受信できない状態
にあることを意味している。一方、「ネットワーク状
態」にいずれのフラグもたっていない場合には、当該受
信ノードがパケットを受信できる状態にあることを意味
している。「タイムアウト時刻」は、当該受信ノードが
パケットを受信できない状態にあることを判断するため
の時刻である。
側クライアント10から送信されたパケットの宛先情報
(グループ)を確認し、グループに応じて中継方向を動
的に変化させることにより、パケットを所望のグループ
内の受信ノードへ向けてルーティングする。これらのル
ータ401 〜404 は、マルチキャストグループ管理テ
ーブル50を参照することにより、パケットのルーティ
ングを行う。
を参照して一実施の形態の動作について説明する。図6
は一実施の形態の初期化処理を説明するシーケンス図で
あり、図7は一実施の形態の終了処理を説明するシーケ
ンス図であり、図8は一実施の形態のネットワーク監視
動作を説明するシーケンス図である。図6に示したステ
ップSA1では、管理サーバの初期化処理が実行され
る。
した管理サーバ30は、マルチキャストグループを設定
するための空のデータベース、後述する通知リストを作
成する。ここで作成されるデータベースは、図2(a)
に示したフォーマットのものである。また、作成された
空のデータベースには、いずれのデータも存在していな
い。
までは、送信側クライアントの初期化処理が実行され
る。すなわち、ステップSA2では、送信側クライアン
ト10は、マルチキャスト方式によるパケットの配信を
実現するためのアプリケーションを初期化する。ここ
で、送信側クライアント10のオペレータは、アクセス
先の管理サーバ30、マルチキャストグループ管理テー
ブル50におけるグループ等を指定するためのURL
(Uniform Resource Locator)を入力する。
RL指定の例について説明する。これらの図に示したU
RLでは、「プロトコル」、「ユーザ名」、「パスワー
ド」、「ホスト名」、「ポート番号」および「グループ
名」を指定することができる。上記「ホスト名」は、管
理サーバ30のネットワーク上の名称であり、「グルー
プ名」は、マルチキャストグループ管理テーブル50
(図1参照)におけるグループの名称である。すなわ
ち、URLにより、少なくとも管理サーバ30およびグ
ループを指定することが可能である。
クライアント10は、入力されたURLを解析し、「プ
ロトコル」、「パスワード」、「ユーザ名」、「ホスト
名」、「ポート番号」および「グループ名」を特定す
る。この場合、少なくとも「ホスト名」(管理サーバ3
0の名称)および「グループ名」が特定されたものとす
る。ステップSA4では、送信側クライアント10は、
ネットワークを介して管理サーバ30にアクセスし、図
4(a)に示した通知リストへ自身のネットワーク上の
アドレス(たとえば、「202.33.96.42」)
を追加するように要求する。
に示したマルチキャストグループ管理テーブル50を構
成する、たとえば、図3(a)に示したデータベース
(グループ情報)を通知すべき送信側クライアントのア
ドレスを表すリストであり、管理サーバ30に保持され
ている。ステップSA5では、管理サーバ30は、図4
(a)に示した通知リストに、管理サーバ30のアドレ
ス「202.33.96.42」(図4(b)参照)を
追加する。
10は、管理サーバ30に対して、URL指定された
「グループ名」に対応するグループ情報、すなわちデー
タベース(図2(a)参照)の送信を要求する。ここで
は、図2に示したデータベースには、いずれのデータも
存在しない。
ーバ30は、図2(a)に示したフォーマットの空のデ
ータベース(グループ情報)を送信側クライアント10
へ送信する。ステップSA8では、送信側クライアント
10は、受信した空のデータベースから、図2(b)に
示したようなフォーマットの宛先リストを生成する。こ
の場合、宛先リストには、いずれのデータも存在しな
い。宛先リストは、マルチキャスト送信により送信側ク
ライアント10から送信すべきパケットの宛先(受信ノ
ードのアドレス)のリストである。
4までは、受信側クライアントの初期化処理が実行され
る。すなわち、ステップSA9では、受信側クライアン
ト(受信側クライアント20a〜20c、その他の受信
側クライアントのうちいずれか一つまたは二つ以上)
は、マルチキャスト方式によるパケットの受信を実現す
るためのアプリケーションを初期化する。ここで、受信
側クライアントのオペレータは、送信側クライアント1
0のオペレータと同様にして、アクセス先の管理サーバ
30、マルチキャストグループ管理テーブル50におけ
るグループ等を指定するためのURL(図5(a)〜
(e)参照)を入力する。
トは、入力されたURLを解析し、「プロトコル」、
「パスワード」、「ユーザ名」、「ホスト名」、「ポー
ト番号」および「グループ名」を特定する。この場合、
少なくとも「ホスト名」(管理サーバ30の名称)およ
び「グループ名」が特定されたものとする。ステップS
A12では、受信側クライアントは、ネットワークを介
して管理サーバ30にアクセスし、ステップSA1で作
成されたデータベースに自身のネットワーク上のアドレ
スを登録するように要求する。すなわち、受信側クライ
アントは、マルチキャストグループ管理テーブル50に
おけるグループに自身のアドレスを登録するための要求
を出す。
は、ステップSA1で作成されたデータベースに当該受
信側クライアントの「ノード名」、「受信ノードのアド
レス」、「ネットワーク状態」および「タイムアウト時
刻」を登録する。たとえば、図2(c)に示したよう
に、nodeDの受信側クライアントからグループへの
登録要求があった場合、データベースには、nodeD
に関する「ノード名」、「受信ノードのアドレス」、
「ネットワーク状態」、「タイムアウト時刻」が登録さ
れる。
は、ステップSA5の通知リスト(図4(b)参照)に
基づいて、通知リストに存在するアドレス(送信側クラ
イアント10)へ、ステップSA11で登録されたデー
タベースを新しいグループ情報として自動通知する。こ
の場合、図2(a)に示したデータベース(グループ情
報)が少なくとも送信側クライアント10に通知された
ものとする。なお、データベースは、送信側クライアン
ト10以外の送信側クライアントであって宛先リストに
アドレスが記載されているものにも送信される。
側クライアント10は、図2(a)に示したデータベー
スから、図2(b)に示した宛先リストを作成する。こ
の宛先リストは、上記データベースで「ネットワーク状
態」の欄に「オフライン」フラグがたっていない受信ノ
ードのアドレスからなる。すなわち、宛先リストのアド
レスは、パケットを正常に受信可能な受信ノードに対応
している。図2(b)に示した例では、宛先リストに
は、図2(a)に示したnodeA(受信ノードa:図
1参照)のアドレス、およびnodeC(受信ノード
c:図1参照)のアドレスが含まれている。なお、図2
(c)に示したデータベースからは、図2(d)に示し
た宛先リストが生成され、図2(e)に示したデータベ
ースからは、図2(f)に示した宛先リストが生成され
る。
ト10は、図2(b)に示した宛先リストに基づいて、
図1に示した受信ノードaおよび受信ノードcに対して
パケットを送信する。また、ステップSA13で新しい
グループ情報が自動通知された他の送信側クライアント
(図示略)も、受信ノードaおよびcに対してパケット
を送信する。この場合には、多対多の通信が実現され
る。
説明する。同図において、マルチキャスト送信を中止す
る場合、送信側クライアント10は、ステップSB1〜
ステップSB4までの終了処理を実行する。すなわち、
ステップSB2では、送信側クライアント10は、図4
(b)に示した通知リストからの自身のアドレス(「2
02.33.96.42」)の削除を管理サーバ30へ
要求する。
ーバ30は、上記アドレスを通知リストから削除する。
これにより、通知リストは、図4(a)に示したものと
なる。なお、他の送信側クライアントからアドレス(た
とえば、「202.239.162.34」)の削除要
求があった場合、管理サーバ30は、図4(b)に示し
た通知リストから上記アドレスを削除する。この場合、
通知リストは、図4(c)に示したものとなる。
送信側クライアント10へのグループ情報(データベー
ス)の自動送信を停止する。ステップSB4では、送信
側クライアント10は、アプリケーションの終了処理を
実行する。これにより、ステップSB5では、マルチキ
ャスト送信が中止される。
信を終了する場合、ステップSB6では、受信側クライ
アントは、データベース(たとえば、図2(a)参照)
に登録されている自身に関するデータを削除するように
管理サーバ30へ要求する。これにより、ステップSB
7では、管理サーバ30は、データベースから当該受信
側クライアントに関するデータを削除する。
ルチキャストグループ管理テーブル50のグループから
除外されたのである。ステップSB8では、受信側クラ
イアントは、アプリケーションの終了処理を実行する。
また、ステップSB9では、管理サーバ30は、データ
ベースおよび通知リストを削除することにより、終了処
理を実行する。
動作について説明する。図1に示したネットワークが正
常である場合、ステップSC1〜ステップSC6までの
処理が実行される。すなわち、ステップSC1では、受
信側クライアントは、管理サーバ30に対してタイムア
ウト延長要求を出す。ここでタイムアウト延長要求と
は、図2(a)に示したデータベースにおける「タイム
アウト時刻」の延長を要求することをいう。また、受信
側クライアントは、一定時間毎(たとえば、30秒毎)
にタイムアウト延長要求を管理サーバ30に対して出
す。
タイムアウト延長要求を受けると、データベースのタイ
ムアウト時刻をたとえば1分後の時刻に再設定する。ス
テップSC3では、送信側クライアント10は、マルチ
キャスト通信を継続する。そして、ステップSC1でタ
イムアウト要求を出した時刻から30秒経過すると、ス
テップSC4では、当該受信側クライアントは、管理サ
ーバ30に対して再びタイムアウト延長要求を出す。ス
テップSC5では、管理サーバ30は、タイムアウト延
長要求を受けると、データベースのタイムアウト時刻を
たとえば1分後の時刻に再設定する。ステップSC6で
は、送信側クライアント10は、マルチキャスト通信を
継続する。以後、上述した動作が繰り返される。
テップSC7では、上記受信側クライアントからのタイ
ムアウト延長要求に失敗する。これは、データベース
(図2(a)参照)の「タイムアウト時刻」を経過して
も、受信側クライアントからのタイムアウト延長要求が
ない場合である。ステップSC8では、管理サーバ30
は、たとえば、図2(e)に示したように、nodeA
およびDからのタイムアウト延長要求が無かった場合、
nodeAおよびDに対応する「ネットワーク状態」の
欄にオフラインのフラグを設定する。すなわち、同図に
示したデータベースからは、nodeCのみがパケット
の受信が可能な状態にあることがわかり、その他のno
deA、nodeBおよびnodeDがパケットの受信
が出来ない状態(オフライン)にあることがわかる。
たとえば、図2(e)に示したデータベース(グループ
情報)を、宛先リストに基づいて、たとえば、送信側ク
ライアント10へ自動通知する。これにより、ステップ
SC10では、送信側クライアント10は、図2(f)
に示した宛先リストを生成する。ステップSC11で
は、送信側クライアント10は、タイムアウト延長要求
に失敗した当該受信側クライアントに対するマルチキャ
スト送信を停止する。
ップSC12では、ステップSC7でタイムアウト延長
要求に失敗した受信側クライアントは、管理サーバ30
に対するタイムアウト延長要求を再開する。これによ
り、ステップSC13では、管理サーバ30は、データ
ベース(図2(e)参照)から、当該受信側クライアン
トに対応するオフラインのフラグを消去する。
は、オフラインのフラグが消去されたデータベース(グ
ループ情報)を、宛先リストに基づいて、たとえば、送
信側クライアント10へ自動通知する。これにより、ス
テップSC15では、送信側クライアント10は、宛先
リストを生成する。この宛先リストには、オフラインの
フラグが消去された当該受信側クライアントのアドレス
が含まれている。これにより、ステップSC16では、
送信側クライアント10は、タイムアウト延長要求を再
開した当該受信側クライアントに対するマルチキャスト
送信を再開する。
ントの初期化処理が受信側クライアントの初期化処理よ
り先に実行される場合について説明したが、これとは逆
に受信側クライアントの初期化処理が送信側クライアン
トの初期化処理より先に実行された場合には、図9に示
したシーケンスで各処理が実行される。図9において、
ステップSD1は、ステップSA1(図6参照)に対応
しており、ステップSD2〜ステップSD5は、ステッ
プSA9〜ステップSA12に対応している。また、図
9に示したステップSD6〜ステップSD13は、図6
に示したステップSA2〜ステップSA8およびステッ
プSA15に対応している。
イアントの終了処理が受信側クライアントの終了処理よ
り先に実行される場合について説明したが、これとは逆
に受信側クライアントの終了処理が送信側クライアント
の終了処理より先に実行された場合には、図10に示し
たシーケンスで各処理が実行される。図10において、
ステップSE1およびステップSE2は、図7に示した
ステップSB6およびステップSB7に対応している。
信側クライアント10へ新しいグループ情報が自動通知
され、ステップSE4では宛先リストが生成される。こ
れにより、ステップSE6では、マルチキャスト送信が
停止される。また、図10に示したステップSE8〜ス
テップSE12は、図7に示したステップSB1〜ステ
ップSB5およびステップSB9に対応している。
(1)および(2)がある場合の初期化処理を説明する
シーケンス図である。図11に示したステップSF1〜
ステップSF5は、図9に示したステップSD1〜ステ
ップSD5に対応している。ただし、図11に示したス
テップSF1〜ステップSF5までの処理は、受信側ク
ライアント(1)の初期化処理である。また、図11に
示したステップSF6〜ステップSF13は、図9に示
したステップSD6〜ステップSD13に対応してい
る。だだし、ステップSF13の処理は、受信側クライ
アント(1)に対してマルチキャスト送信を開始する処
理である。
〜ステップSF20は、受信側クライアント(2)の初
期化処理である。ステップSF14〜ステップSF17
までの処理は、ステップSF2〜ステップSF5の処理
と同様である。ステップSF18では管理サーバ30か
ら受信側クライアント(2)を含む新しいグループ情報
が送信側クライアント10に自動通知される。ステップ
SF19では、送信側クライアント10は、宛先リスト
を生成する。ステップSF20では、送信側クライアン
ト10は、受信側クライアント(1)および(2)への
マルチキャスト送信を開始する。
(1)および(2)がある場合の終了処理を説明するシ
ーケンス図である。図12に示したステップSG1〜ス
テップSG6は、図10に示したステップSE1〜ステ
ップSE6に対応している。ただし、図11に示したス
テップSG2〜ステップSG6までの処理は、受信側ク
ライアント(1)の終了処理である。また、ステップS
G6では、受信側クライアント(1)に対するマルチキ
ャスト通信が停止され、受信側クライアント(2)に対
するマルチキャスト通信が継続される。
テップSG11は、図10に示したステップSE7〜ス
テップSE11に対応している。さらに、図12に示し
たステップSG12〜ステップSG14は、図10に示
したステップSE1、ステップSE2およびステップS
E5に対応している。ただし、ステップSG12〜ステ
ップSG14までの処理は、受信側クライアント(2)
の終了処理である。図12に示したステップSG15
は、図10に示したステップSE12に対応している。
ャートを参照して管理サーバ30、送信側クライアント
10および受信側クライアントの動作について説明す
る。これらの動作は、前述した図6〜図12までのシー
ケンスに対応する動作である。図13に示したステップ
SH1では、管理サーバ30は、空のデータベースおよ
び通知リストを作成する(ステップSA1:図6参
照)。ステップSH2では、管理サーバ30は、送信側
クライアント10または受信側クライアントからリクエ
ストが到着しているか否かを判断する。
「No」であるものとすると、ステップSH3では、管
理サーバ30は、タイムアウトした受信ノードをデータ
ベースから検索する。ステップSH4では、管理サーバ
30は、タイムアウトした受信ノードがあったか否かを
判断し、この判断結果が「No」である場合、ステップ
SH2の処理を実行する。一方、ステップSH4の判断
結果が「Yes」である場合、ステップSH5では、管
理サーバ30は、データベースにオフラインのフラグを
設定する(ステップSC8:図8参照)。
通知リストに登録されている送信ノード(送信側クライ
アント10)にデータベースの内容を通知する(ステッ
プSC9:図8参照)。ステップSH17では、管理サ
ーバ30は、処理を継続するか否かを判断し、この判断
結果が「Yes」である場合、ステップSH2の処理を
実行する。
リクエストが到着しているか否かを判断する。この場
合、判断結果が「Yes」であるものとする。ステップ
SH6では、管理サーバ30は、リクエストの内容を判
断する。ここで、リクエストの内容が送信側クライアン
ト10からのグループ情報の問い合わせ(ステップSA
6:図6参照)である場合、ステップSH7では、管理
サーバ30は、データベース(グループ情報)を送信側
クライアント10へ送信する(ステップSA7:図6参
照)。
ントからのグループ登録解除(ステップSE1:図10
参照)である場合、ステップSH8では、管理サーバ3
0は、データベースから受信ノードに関する情報を削除
する(ステップSE2:図10参照)。ステップSH9
では、管理サーバ30は、通知リストに登録されている
送信ノードにデータベースの内容を通知する(ステップ
SE3:図10参照)。
ントからのグループ登録である場合(ステップSA1
2:図6参照)、ステップSH10では、管理サーバ3
0は、データベースに受信ノード(ステップSA11:
図6参照)を追加する。ステップSH11では、タイム
アウト時刻の設定を行う。ステップSH9では、管理サ
ーバ30は、通知リストに登録されている送信ノードに
データベースの内容を通知する(ステップSA13:図
6参照)。
ントからのタイムアウト延長(ステップSC1:図8参
照)である場合、ステップSH12では、管理サーバ3
0は、タイムアウト時刻を再設定する(ステップSC
2:図8参照)。ステップSH13では、管理サーバ3
0は、データベース(図2(a)参照)にオフラインの
フラグがあるか否かを判断する。この判断結果が「Ye
s」である場合、ステップSH14では、管理サーバ3
0は、上記オフラインのフラグを削除する(ステップS
C13:図8参照)。ステップSH9では、管理サーバ
30は、通知リストに登録されている送信ノードにデー
タベースの内容を通知する(ステップSC14:図8参
照)。
録の解除である場合(ステップSB2:図7参照)、ス
テップSH15では、管理サーバ30は、通知リストか
ら送信ノードのアドレスを削除する(ステップSB1:
図7参照)。また、リクエストの内容が送信ノードから
の通知リストの登録である場合(ステップSA4:図6
参照)である場合、ステップSH16では、管理サーバ
30は、通知リストに送信ノードのアドレスを追加する
(ステップSA5:図6参照)。ステップSH17の判
断結果が「No」である場合、ステップSH18では、
管理サーバ30は、データベースと通知リストを削除す
る(ステップSB9:図7参照)。
ント10の動作について説明する。図14に示したステ
ップSI1では、送信側クライアント10は、マルチキ
ャスト通信用のアプリケーションを初期化する(ステッ
プSD6:図9参照)。ステップSI2では、送信側ク
ライアント10は、入力されたURLを解析する(ステ
ップSD7:図9参照)。ステップSI3では、送信側
クライアント10は、管理サーバ30に対して、通知リ
ストへのアドレスの追加を要求する(ステップSD8:
図9参照)。
10は、グループ情報(データベース)の送信要求を管
理サーバ30へ出した後、グループ情報(データベー
ス)を取得する(ステップSD11:図9参照)。ステ
ップSI5では、送信側クライアント10は、グループ
情報からオフラインの受信ノードを取り除き、宛先リス
トを作成する(ステップSD12:図9参照)。ステッ
プSI6では、送信側クライアント10は、宛先リスト
にしたがってマルチキャストデータグラム(パケット)
の送信を開始する(ステップSD13:図9参照)。
10は、処理を継続するか否かを判断する。この判断結
果が「Yes」である場合、ステップSI8では、送信
側クライアント10は、新しいグループ情報(データベ
ース)が管理サーバ30から届いているか否かを判断す
る。この判断結果が「Yes」である場合、送信側クラ
イアント10は、ステップSI5の処理を実行する。一
方、ステップSI8の判断結果が「No」である場合、
送信側クライアント10は、ステップSI6の処理を実
行する。
o」になると、ステップSI9では、送信側クライアン
ト10は、管理サーバ30に対して通知リストからの削
除を要求する(ステップSE7:図10参照)。ステッ
プSI10では、送信側クライアント10は、アプリケ
ーションを終了する(ステップSE10:図10参
照)。
ント(受信側クライアント20a〜20c)の動作につ
いて説明する。図15に示したステップSJ1では、受
信側クライアントは、マルチキャスト受信用のアプリケ
ーションを初期化する(ステップSA9:図6参照)。
ステップSJ2では、受信側クライアントは、入力され
たURLを解析する(ステップSA10:図6参照)。
ステップSJ3では、受信側クライアントは、管理サー
バ30に対して、グループへの登録を要求する(ステッ
プSA12:図6参照)。
は、送信側クライアント10からのマルチキャストデー
タグラム(パケット)を受信する。ステップSJ5で
は、受信側クライアントは、前回のタイムアウト延長要
求時から30秒経過したか否かを判断する。この判断結
果が「No」である場合、ステップSJ7では、受信側
クライアントは、処理を継続するか否かを判断する。こ
の判断結果が「Yes」である場合、受信側クライアン
トは、ステップSJ4の処理を実行する。
es」になると、ステップSJ6では、受信側クライア
ントは、管理サーバ30にタイムアウト延長を要求する
(ステップSC1:図8参照)。また、ステップSJ7
の判断結果が「No」である場合、ステップSJ8で
は、受信側クライアントは、管理サーバ30に対してグ
ループからの登録を解除することを要求する(ステップ
SB6:図7参照)。ステップSJ9では、受信側クラ
イアントは、アプリケーションを終了する(ステップS
B8:図7参照)。
ば、従来の人手によらず管理サーバ30によりデータベ
ース(グループ情報)を管理し、グループが更新された
場合や送信ノードから通知要求された場合に更新後のグ
ループ情報を送信ノードに通知するようにしたので、マ
ルチキャストのグループを容易、正確かつ迅速に管理す
ることができる。
30により、受信ノードa〜cの受信状態(ネットワー
ク状態)を監視し、パケットを受信できない受信ノード
がある場合、グループから当該受信ノードが除外される
ため、不必要に当該受信ノードに対してパケットが送信
されないことから、ネットワークの伝送効率の低下を防
ぐことができる。
内の複数の送信ノードに対して変更後のグループ情報を
通知するようにしたので、複数の送信ノードとグループ
との間で多対多でのマルチキャスト通信を容易に実現す
ることができる。
ット等で周知のURLという極めて簡単な指定方法によ
りグループ情報等を指定していることから、簡単なオペ
レーションによりマルチキャスト送信を行うことができ
る。
図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成例はこの
一実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を
逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含まれ
る。たとえば、前述した一実施の形態においては、管理
サーバ30の機能を実現するためのマルチキャストグル
ープ管理プログラムをコンピュータ読み取り可能な記録
媒体に記録して、この記録媒体に記録されたマルチキャ
ストグループ管理プログラムをコンピュータに読み込ま
せ、実行することによりグループ管理を行うようにして
もよい。
ープ管理プログラムを実行するCPUと、キーボード、
マウス等の入力装置と、各種データを記憶するROM
(ReadOnly Memory)と、演算パラメータ等を記憶する
RAM(Random Access Memory)と、記録媒体からマル
チキャストグループ管理プログラムを読み取る読取装置
と、ディスプレイ、プリンタ等の出力装置と、装置各部
を接続するバスとから構成されている。
記録されているマルチキャストグループ管理プログラム
を読み込んだ後、マルチキャストグループ管理プログラ
ムを実行することにより、前述した処理を実行する。な
お、記録媒体には、光ディスク、フロッピーディスク、
ハードディスク等の可搬型の記録媒体が含まれることは
もとより、ネットワークのようにデータを一時的に記録
保持するような伝送媒体も含まれる。
発明によれば、従来の人手によらずマルチキャストグル
ープ管理装置によりグループ情報を管理し、グループが
更新された場合や送信ノードから通知要求された場合に
更新後のグループ情報を送信ノードに通知するようにし
たので、マルチキャストのグループを容易、正確かつ迅
速に管理することができるという効果を奏する。
ルチキャストグループ管理装置により、受信ノードの受
信状態を監視し、パケットを受信できない受信ノードが
ある場合、グループから当該受信ノードが除外されるた
め、不必要に当該受信ノードに対してパケットが送信さ
れないことから、ネットワークの伝送効率の低下を防ぐ
ことができるという効果を奏する。
知リスト内の複数の送信ノードに対して変更後のグルー
プ情報を通知するようにしたので、複数の送信ノードと
グループとの間で多対多でのマルチキャスト通信を容易
に実現することができるという効果を奏する。
ンターネット等で周知のURLという極めて簡単な指定
方法によりグループ情報を指定していることから、簡単
なオペレーションによりマルチキャスト送信を行うこと
ができるという効果を奏する。
来の人手によらずマルチキャストグループ管理手段によ
りグループ情報を管理し、グループが更新された場合や
送信ノードから通知要求された場合に更新後のグループ
情報を送信ノードに通知するようにしたので、マルチキ
ャストのグループを容易、正確かつ迅速に管理すること
ができるという効果を奏する。
来の人手によらずマルチキャストグループ管理工程でグ
ループ情報を管理し、グループが更新された場合や送信
ノードから通知要求された場合に更新後のグループ情報
を送信ノードに通知するようにしたので、マルチキャス
トのグループを容易、正確かつ迅速に管理することがで
きるという効果を奏する。
ある。
先リストを示す図である。
先リストを示す図である。
ある。
図である。
ンス図である。
ス図である。
するシーケンス図である。
ンス図である。
ンス図である。
ケンス図である。
ンス図である。
明するフローチャートである。
動作を説明するフローチャートである。
を説明するフローチャートである。
を示す図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 マルチキャスト方式によりパケットをネ
ットワークを介して複数の受信ノードへ送信する送信ノ
ードを備えるマルチキャストシステムにおいて、 前記複数の受信ノードがグループ化されたグループに関
するグループ情報を管理し、前記グループに更新が生じ
た場合または前記送信ノードからの通知要求があった場
合、前記送信ノードへ更新後のグループ情報を前記ネッ
トワークを介して通知するマルチキャストグループ管理
装置を備え、 前記送信ノードは、前記マルチキャストグループ管理装
置から通知されるグループ情報に対応するグループへ前
記パケットを送信することを特徴とするマルチキャスト
システム。 - 【請求項2】 前記マルチキャストグループ管理装置
は、前記複数の受信ノードのそれぞれがパケットを受信
できる状態にあるか否かを監視し、パケットを受信する
ことができない受信ノードがある場合、当該受信ノード
を前記グループから除外することを特徴とする請求項1
に記載のマルチキャストシステム。 - 【請求項3】 前記送信ノードは、複数存在しており、
前記マルチキャストグループ管理装置は、複数の送信ノ
ードからの要求により前記グループ情報を通知すべき送
信ノードに関する通知リストを備え、該通知リスト内の
送信ノードに対して変更後のグループ情報を前記ネット
ワークを介して通知することを特徴とする請求項1また
は2に記載のマルチキャストシステム。 - 【請求項4】 少なくとも、前記送信ノードは、通知要
求を出す際にURLにより、通知を受けるグループ情報
を指定することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一
つに記載のマルチキャストシステム。 - 【請求項5】 マルチキャスト方式によりパケットをネ
ットワークを介して複数の受信ノードへグループ情報に
基づいて送信する送信ノードを備えるマルチキャストシ
ステムに適用されるマルチキャストグループ管理装置で
あって、 前記複数の受信ノードがグループ化されたグループに関
する前記グループ情報を管理し、前記グループに更新が
生じた場合または前記送信ノードからの通知要求があっ
た場合、前記送信ノードへ更新後のグループ情報を前記
ネットワークを介して通知するマルチキャストグループ
管理手段を備えることを特徴とするマルチキャストグル
ープ管理装置。 - 【請求項6】 マルチキャスト方式によりパケットをネ
ットワークを介して複数の受信ノードへグループ情報に
基づいて送信する送信ノードを備えるマルチキャストシ
ステムに適用されるマルチキャストグループ管理プログ
ラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体で
あって、 前記複数の受信ノードがグループ化されたグループに関
する前記グループ情報を管理させ、前記グループに更新
が生じた場合または前記送信ノードからの通知要求があ
った場合、前記送信ノードへ更新後のグループ情報を前
記ネットワークを介して通知させるマルチキャストグル
ープ管理工程をコンピュータに実行させるためのマルチ
キャストグループ管理プログラムを記録したコンピュー
タ読み取り可能な記録媒体。
Priority Applications (1)
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ID=18442013
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