JP4362087B2 - マルチキャスト負荷分散方式およびマルチキャスト負荷分散方法 - Google Patents

マルチキャスト負荷分散方式およびマルチキャスト負荷分散方法 Download PDF

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Description

本発明は、分岐機能体を節とする木状の配信経路を構築し、サーバが送出したデータを分岐機能体により複製することで複数のクライアントに配信するマルチキャストサービス技術に関し、特に分岐機能体内の負荷を分散する技術に関する。
従来、複数のクライアントに対してデータを同報するマルチキャスト通信を実現するものとして、クライアントからの受信要求を分岐装置が捕獲し、その分岐装置が分岐点となることで、木状の配信経路を構築するマルチキャスト方式がある。
この種の方式では、たとえば特許文献1に記載されているように、クライアントはリクエストパケットと呼ばれる受信要求を繰り返しサーバ宛に送信し、クライアントからサーバへの経路上に設置された分岐装置が受信要求を捕獲し、その送信元を登録に記録することで分岐点となる。
また、マルチキャストに限らずパケット通信の分野では、サーバ負荷分散を行う技術がある。これらの技術では、分散装置は、クライアントからの受信要求パケットを検査し、クライアント装置を特定するアドレスやクライアント装置内でのアプリケーションを特定するポート番号によって負荷分散先分岐装置を決定する。つまり、サーバからのデータに対する識別子ではなく、クライアントの識別子を用いて負荷分散を行っている。例えば、非特許文献1の185ページには、アドレスとポート番号を用いた負荷分散方式に関する記述がある。
特開2003−32300号公報 トニー・ブルーク"サーバ負荷分散技術"株式会社オーム社 2001年12月13日初版
図12,2を参照してこの種の従来の方式を説明すると、図12では、サーバ21とクライアント22,23,24、分岐装置2,3が分散装置1によって接続されている。また図2では、サーバ21とクライアント22,23,24、分散装置1、分岐装置2,3がルータ4によって接続されている。
各クライアントは、サーバ宛に受信要求を定期的に送信する。受信要求には、その送信元とサーバとチャネルが記載されている。チャネルとは、番組名やマルチキャストアドレスのようにデータ流を識別するために用いられるIDのことである。マルチキャストでは、サーバとマルチキャストアドレスの組をチャネルとして用いることが一般的である。
受信要求が分散装置に到着すると、分散装置は後述の方法によって受信要求を転送する分岐装置を選択し、転送を行う。図2のように、分散装置がクライアントとサーバを結ぶ経路から外れている場合、ルータは受信要求のみを分散装置に転送する。受信要求以外については図12,2のパケットの流れに違いはない。
サーバ21と各分岐装置2,3は、受信要求元をチャネル毎に配送表に記録する。例えばクライアント22,23からチャネル41への受信要求を受け取った場合、「チャネル41:クライアント22:クライアント23」という行が記録される。これは、そのサーバあるいは分岐装置が、チャネル41のデータをクライアント22,23に転送することを意味する。受信要求を受信したのが分岐装置であれば、さらに受信要求をサーバに送信する。
分散装置1は、各分岐装置が担当する受信要求元を登録表11に記録する。例えば「分岐装置2:クライアント22」と記録されていれば、分岐装置2がクライアント22へのデータ転送を担当していることを意味する。
登録表は次のようにして作成される。まず、各分岐装置は、分散装置に定期的にキープアライブを送信する。分散装置は、キープアライブを継続的に受信している分岐装置を登録表に記録する。キープアライブが途絶えた分岐装置は、登録表から削除する。次に、分散装置は受信要求を受信すると、その要求元が登録表に記録されているかどうかを確認する。記録されていれば、担当分岐装置にその受信要求を転送する。記録されていなければ、なんらかのアルゴリズムによって登録表の中から分岐装置をひとつ選択し、その分岐装置の行に受信要求元を追加する。そして、その分岐装置に受信要求を転送する。
図3、9,10はクライアント22,23がチャネル41のデータに対して受信要求を行った場合のシーケンス図である。まず図3に示すように、分岐装置2,3はそれぞれキープアライブ101,102を分散装置1に定期的に送信する。分散装置1は、キープアライブ101,102を受信すると、それぞれの送信元である分岐装置2,3を登録表11に記録する。
次に、配信経路構築について説明する。図9に示すように、クライアント22が、サーバ21宛に受信要求151を送信する。受信要求151には、チャネル41が記載されている。チャネル41は、サーバに到達する前に、分散装置1に到達する。図2の構成であれば、ルータ4によって分散装置1に転送される。
分散装置1は、後述のアルゴリズムによって、クライアント22からの受信要求の転送先として分岐装置2を選択する。登録表11の分岐装置2の行に、クライアント22を追加し、受信要求152を分岐装置2に転送する。受信要求152には、チャネル41、送信元クライアント22が記載されている。
なお、アルゴリズムには、例えばラウンドロビンアルゴリズムが利用可能である。ラウンドロビンアルゴリズムは、選択項目を順に選択していくアルゴリズムである。登録表11に分岐装置2,3が登録されているため、アルゴリズムは、分岐装置2,3を順に選択する。
分岐装置2は、受信要求152を受信すると、配送表12にチャネル41の行を作成し、受信要求元のクライアント22を追加する。そしてさらに、受信要求153をサーバ21に転送する。
サーバ21は、受信要求153を受信すると、配送表31にチャネル41の行を作成し、受信要求元の分岐装置2を追加する。
次に、データ転送について説明する。サーバ21は、配送表31を参照し、データ154を分岐装置2に送信する。
分岐装置2は、データ154を受信すると、配送表12を参照し、クライアント22に転送する(データ155)。
図10に示すように、クライアント22に続いてクライアント23が受信を開始する場合、クライアント22と同様にクライアント23も受信要求を送信する。これを分散装置1が受信すると、登録表11にクライアント23を検索する。存在しないため上記のアルゴリズムによってクライアント23の担当分岐装置を選択する。今度は分岐装置3が選択される。分散装置1は、登録表11の分岐装置3の行に、クライアント23を追加する。そして受信要求157を分岐装置3に送信する。
分岐装置3は、受信要求157を受信すると、配送表13にチャネル41の行を作成し、受信要求元のクライアント23を追加する。そしてさらに受信要求158をサーバ21に転送する。サーバ21は、受信要求158を受信すると、受信要求元の分岐装置3を追加する。
次に、データ転送について説明する。サーバ21は、配送表31を参照し、分岐装置2,3それぞれにデータ159,161を送信する。
分岐装置2は、データ159を受信すると、配送表12を参照し、クライアント22に転送する(データ160)。同様に分岐装置3は、データ161を受信すると、配送表13を参照し、クライアント23に転送する(データ160)。
従来のアドレスやポート番号を用いた負荷分散方式では、次のような課題が生じる。すなわち図10に示すように複数のクライアント22,23が同一チャネルを要求し、かつ、それらのクライアントが異なる分岐装置2,3に分散された場合、分岐装置2,3は、それぞれがサーバに対してデータを要求し、その結果、サーバ21から分岐機能体に対して、同一データ159,161が重複して配信されることになる。
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたもので、上記のような重複を回避できる技術を提供することを課題とする。
上記の課題を解決するため、請求項1記載の発明は、データ流を分岐中継する複数の分岐装置と、データ流の配送元になる複数のマルチキャストサーバと、データ流の配送先になる複数のマルチキャストクライアントと、前記マルチキャストクライアントからの受信要求を捕獲して該受信要求を転送する分岐装置を選択し、該選択した分岐装置に前記受信要求を転送する複数の分散装置とが、IP(インターネットプロトコル)ネットワークで接続されたマルチキャストデータ負荷分散方式であって、前記分散装置は、前記分岐装置が担当するチャネルを該分岐装置と対応付けて管理する登録表を保有し、前記マルチキャストクライアントからの受信要求を捕獲した際、前記登録表のチャネルを参照して該受信要求に記載されたチャネルがある場合は該チャネルに対応した分岐装置を選択し、該受信要求に記載されたチャネルがない場合は該チャネルを別の分岐装置に対応付けて前記登録表に記録し、該登録表に基づいて前記受信要求に記載されたチャネルを特定の分岐装置に担当させ、該分岐装置から前記受信要求元のマルチキャストクライアントへ前記チャネルに対応する前記データ流を配信する経路を構築し、前記分岐装置は、前記チャネルを前記受信要求元のマルチキャストクライアントと対応付て管理する配送表を有し、前記配送表に基づいて前記データ流を前記受信要求元の複数のマルチキャストクライアントに分岐中継し、前記マルチキャストサーバは、前記分岐装置からの受信要求に基づいて該分岐装置へ前記チャネルに対応したデータ流を配信することを特徴とするマルチキャスト負荷分散方式を提供する。
また請求項2記載の発明は、データ流を分岐中継する複数の分岐装置と、データ流の配送元になる複数のマルチキャストサーバと、データ流の配送先になる複数のマルチキャストクライアントと、前記マルチキャストクライアントからの受信要求を捕獲して該受信要求を転送する分岐装置を選択し、該選択した分岐装置に前記受信要求を転送する複数の分散装置とが、IP(インターネットプロトコル)ネットワークで接続されたマルチキャストデータ負荷分散方式において用いられるマルチキャストデータ負荷分散方法であって、前記分散装置は、前記分岐装置が担当するチャネルを該分岐装置と対応付けて管理する登録表を保有し、前記マルチキャストクライアントからの受信要求を捕獲した際、前記登録表のチャネルを参照して該受信要求に記載されたチャネルがある場合は該チャネルに対応した分岐装置を選択し、該受信要求に記載されたチャネルがない場合は該チャネルを別の分岐装置に対応付けて前記登録表に記録し、該登録表に基づいて前記受信要求に記載されたチャネルを特定の分岐装置に担当させ、該分岐装置から前記受信要求元のマルチキャストクライアントへ前記チャネルに対応する前記データ流を配信する経路を構築し、前記分岐装置は、前記チャネルを前記受信要求元のマルチキャストクライアントと対応付て管理する配送表を有し、前記配送表に基づいて前記データ流を前記受信要求元の複数のマルチキャストクライアントに分岐中継し、前記マルチキャストサーバは、前記分岐装置からの受信要求に基づいて該分岐装置へ前記チャネルに対応したデータ流を配信することを特徴とするマルチキャスト負荷分散方法を提供するものである。
以上説明したように、この発明によれば、受信要求分散装置と複数の分岐装置によって構成される分岐機能体において、複数のクライアントから同一のチャネルについて受信要求があった場合、その通信を1つの分岐装置に担当させることにより、同一のデータが当該分岐機能体に重複して送信されることを回避し、サーバ側及び分岐機能体の負荷を軽減すると共にネットワーク全体のトラフィックを抑えることができる。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施形態にかかるマルチキャスト方式を説明する。この実施形態は、データ流を分岐中継する分岐装置と、データ流の配送元になるマルチキャストサーバと、配送先になるマルチキャストクライアントとがそれぞれ複数存在するIP(インターネットプロトコル)ネットワークを前提とする。このネットワークにおいて、複数の分岐装置と分散装置を論理的に組み合わせて分岐機能体(一般にクラスタと呼ばれる)が構成されている。ここでは説明の便宜上、1つの分岐機能体のみを示し、その分岐機能体も1つの分散装置と2つの分岐装置を備えたシンプルな構成を例示することにするが、実際にはもっと多くの分散装置と分岐装置から分岐機能体が構成されていても構わない。
図12,2は、この実施形態が前提とするネットワークの接続を示す。図12では、サーバ21とクライアント22,23,24、分岐装置2,3が分散装置1によって接続されている。また図2では、サーバ21とクライアント22,23,24、分散装置1、分岐装置2,3がルータ4によって接続されている。
各クライアントは、サーバ宛に受信要求を定期的に送信する。受信要求には、その送信元とサーバとチャネルが記載されている。チャネルとは、番組名やマルチキャストアドレスのようにデータ流を識別するために用いられるIDのことである。マルチキャストでは、サーバとマルチキャストアドレスの組をチャネルとして用いることが一般的である。
受信要求が分散装置に到着すると、分散装置は後述の方法によって受信要求を転送する分岐装置を選択し、転送を行う。図2のように、分散装置がクライアントとサーバを結ぶ経路から外れている場合、ルータは受信要求のみを分散装置に転送する。受信要求以外については図12,2のパケットの流れに違いはない。
サーバ21と各分岐装置2,3は、受信要求元をチャネル毎に配送表に記録する。例えばクライアント22,23からチャネル41への受信要求を受け取った場合、「チャネル41:クライアント22:クライアント23」という行が記録される。これは、そのサーバあるいは分岐装置が、チャネル41のデータをクライアント22,23に転送することを意味する。受信要求を受信したのが分岐装置であれば、さらに受信要求をサーバに送信する。
分散装置1は、各分岐装置が担当するチャネルを登録表11に記録する。例えば「分岐装置2:チャネル41」と記録されていれば、分岐装置2がチャネル41のデータ転送を担当していることを意味する。
登録表は次のようにして作成される。まず、各分岐装置は、分散装置に定期的にキープアライブを送信する。分散装置は、キープアライブを継続的に受信している分岐装置を登録表に記録する。キープアライブが途絶えた分岐装置は、登録表から削除する。次に、分散装置は受信要求を受信すると、その要求チャネルが登録表に記録されているかどうかを確認する。記録されていれば、担当分岐装置にその受信要求を転送する。記録されていなければ、なんらかのアルゴリズムによって登録表の中から分岐装置をひとつ選択し、その分岐装置の行に要求チャネルを追加する。そして、その分岐装置に受信要求を転送する。
図3は、分散装置の登録表が作成されるシーケンス図である。まず同図に示すように、分岐装置2,3はそれぞれキープアライブ101,102を分散装置1に定期的に送信する。分散装置1は、キープアライブ101,102を受信すると、それぞれの送信元である分岐装置2,3を登録表11に記録する。
次に、配信経路構築について説明する。図4は、配信経路の構築を示すシーケンス図である。同図に示すように、クライアント22が、サーバ21宛に受信要求103を送信する。受信要求103には、チャネル41が記載されている。チャネル41は、サーバに到達する前に、分散装置1に到達する。図2の構成であれば、ルータ4によって分散装置1に転送される。
分散装置1は所定の負荷分散アルゴリズムによって、チャネル41への受信要求の転送先として分岐装置2を選択する(図1S4参照)。登録表11の分岐装置2の行に、チャネル41を追加し、受信要求104を分岐装置2に転送する(図1S5参照)。受信要求104には、チャネル41、送信元クライアント22が記載されている。
なお、アルゴリズムには、例えばラウンドロビンアルゴリズムが利用可能である。ラウンドロビンアルゴリズムは、選択項目を順に選択していくアルゴリズムである。登録表11に分岐装置2,3が登録されているため、アルゴリズムは、分岐装置2,3を順に選択する。
分岐装置2は、受信要求105を受信すると、配送表12にチャネル41の行を作成し、受信要求元のクライアント22を追加する。そしてさらに、受信要求105をサーバ21に転送する。
サーバ21は、受信要求105を受信すると、配送表31にチャネル41の行を作成し、受信要求元の分岐装置2を追加する。
次に、データ転送について説明する。サーバ21は、配送表31を参照し、データ106を分岐装置2に送信する。
分岐装置2は、データ106を受信すると、配送表12を参照し、クライアント22に転送する(データ107)。
図5は、クライアント22に続いてクライアント23が受信を開始するときのシーケンス図である。また図1は、分散装置の分散処理の概略を示す流れ図である。これらの図に示すように、クライアント22に続いてクライアント23が受信を開始する場合、クライアント22と同様にクライアント23も受信要求108を送信する。これを分散装置1が受信すると、登録表11にチャネル41を検索し(S1)、分岐装置2の行に記録されていることを発見する(S2:Y)。そしてこの分岐装置2を選択して(S3)、受信要求109を送信する。
ここで仮に、チャネル41がまだ記録されてない場合は、上記のようにラウンドロビンアルゴリズムのような負荷分散アルゴリズムに従って担当する分岐装置を選択し(S4)、登録表11の分岐装置の行にチャネル41を登録したうえで(S5)、受信要求109を分岐装置2に送信することになる。
図5のケースに戻って説明を続けると分岐装置2は、受信要求109を受信すると、チャネル41の行にクライアント23を追加する。
次に、データ転送について説明する。サーバ21は、配送表31を参照し、分岐装置2にデータ110を送信する。分岐装置2は、データ110を受信すると、配送表12を参照し、クライアント22,23それぞれに転送する(データ111,112)。
このように本実施形態では、同一分岐機能体に同一チャネルのデータが重複して配信されることはない。このため、従来方式に比べてネットワーク全体のトラフィックを抑えることができる。
さらに図6を用いて異なるチャネルに対して受信要求が行われたときの動作を説明する。クライアント24は、チャネル42に対する受信要求113を送信する。これを分散装置1が受信すると、登録表11にチャネル42を検索する。存在しないため、前記のアルゴリズムによってチャネル42の分担分岐装置を選択する。今度は分岐装置3が選択される。分散装置1は、登録表11の分岐装置3の行にチャネル42を追加する。そして受信要求114を分岐装置3に送信する。
分岐装置3は、受信要求114を受信すると、配送表13にチャネル42の行を作成し、クライアント24を追加する。そしてさらに、受信要求115をサーバ21に転送する。
サーバ21は、受信要求115を受信すると、配送表31にチャネル42の行を作成し、受信要求元の分岐装置3を追加する。
次に、チャネル42のデータ転送について説明する。サーバ21は、配送表31を参照し、データ116を分岐装置に送信する。
分岐装置3は、データ116を受信すると、配送表13を参照し、クライアント24に転送する(データ117)。
このように本実施形態の方式では、異なるチャネルへの受信要求があった場合には、分岐装置間で負荷分散が行われる。
図7,8を用いて分岐装置3がダウンした場合にもデータ配信が継続される様子を説明する。図7に示すように、分岐装置3がダウンし、キープアライブを送信しなくなったとする。その後、分散装置1は分岐装置3からキープアライブを受信しなくなったため、登録表11から分岐装置3を削除する。このとき分岐装置3の行に記録されてきたチャネル42も削除される。
続いて図8のようにクライアント24が受信要求119を送信する。上述のように各クライアントは定期的に受信要求を送信している。これを分散装置1が受信すると、登録表11にチャネル42を検索する。存在しないため、アルゴリズムによってチャネル42の担当分岐装置を選択する。この場合、登録表11には分岐装置2しか記録されていないため、必ず分岐装置2が選択される。分散装置1は、登録表11の分岐装置2の行に、チャネル42を追加する。そして、受信要求120を分岐装置2に送信する。
分岐装置2は、受信要求120を受信すると、配送表12にチャネル42の行を作成し、クライアント24を追加する。
サーバ21は、受信要求121を受信すると、配送表31にチャネル42の行に受信要求元の分岐装置2を追加する。なお、チャネル42の行に記録されている分岐装置3については、一定時間受信要求が届かなかった後に、タイムアウトと判断され、配送表31から削除される。
次に、チャネル42のデータ転送について説明する。サーバ21は、配送表31を参照し、データ122を分岐装置2に送信する
分岐装置2は、データ122を受信すると、配送表12を参照し、クライアント24に転送する(データ123)。
このように本実施形態の方式では、分岐装置がダウンした場合であっても、他の分岐装置が代理を務めることで配信を継続することが出来る。
最後に図11を用いて分散処理の動作を説明する。図11は分散装置を構成する要素のうち、キープアライブ処理、受信要求処理、キープアライブタイムアウト処理に関する部分である。分散装置は、パケット受信部200からパケットを受信すると、パケット種判別部202でパケットの種類を判別する。キープアライブを受信した場合は、処理が登録表操作部203に移る。登録表操作部203は、登録表206を検索し、キープアライブの送信元の行が存在しなければ、送信元の行を作成する。
受信要求を指示した場合は、処理が振分先選択アルゴリズム205に移る。振分先選択アルゴリズム205は、登録表206から受信要求元を検索する。受信要求元が存在すれば、その担当分岐装置に受信要求を転送する。存在しなければラウンドロビンアルゴリズムなどによって担当分岐装置を選択し、登録表206の担当分岐装置の行に受信要求元を追加した後に、その担当分岐装置に受信要求を転送する。
タイマ204は、登録表206に登録されている各分岐装置に対し、最後にキープアライブを受信してからの経過時間をカウントする。経過時間が設定値を超えると登録表操作部203にその分岐装置の削除を依頼し、登録表操作部203が登録表206から削除する。
また、図11の各部の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより分散装置の構築を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
本発明の実施形態における分散装置の動作概略を示す流れ図である。 本発明の実施形態が前提とするネットワークの接続概念図である。 分散装置の登録表が作成されるシーケンス図である。 配信経路の構築を示すシーケンス図である。 クライアント22に続いてクライアント23が受信を開始するときのシーケンス図である。 なるチャネルに対して受信要求が行われたときのシーケンス図である。 分岐装置3がダウンしたときのシーケンス図である。 分岐装置3がダウンしたときのシーケンス図である。 従来方式のシーケンス図 従来方式のシーケンス図 分散装置を構成する主要素を示す機能ブロック図である。 本発明の実施形態が前提とするネットワークの接続概念図である。
符号の説明
1 分散装置
2 分岐装置
11 分散装置の登録表
12,13 分岐装置の配送表
21 マルチキャストサーバ
22,23,24 マルチキャストクライアント
31 マルチキャストサーバの配送表
200 パケット受信部
201 パケット送信部
202 パケット種判別部
203 登録表操作部
204 タイマ
205 振分先選択アルゴリズム
206 登録表

Claims (2)

  1. データ流を分岐中継する複数の分岐装置と、データ流の配送元になる複数のマルチキャストサーバと、データ流の配送先になる複数のマルチキャストクライアントと、前記マルチキャストクライアントからの受信要求を捕獲して該受信要求を転送する分岐装置を選択し、該選択した分岐装置に前記受信要求を転送する複数の分散装置とが、IP(インターネットプロトコル)ネットワークで接続されたマルチキャストデータ負荷分散方式であって、
    前記分散装置
    前記分岐装置が担当するチャネルを該分岐装置と対応付けて管理する登録表を保有し、前記マルチキャストクライアントからの受信要求を捕獲した際、前記登録表のチャネルを参照して該受信要求に記載されたチャネルがある場合は該チャネルに対応した分岐装置を選択し、該受信要求に記載されたチャネルがない場合は該チャネルを別の分岐装置対応付けて前記登録表に記録し、該登録表に基づいて前記受信要求に記載されたチャネルを特定の分岐装置に担当させ、該分岐装置から前記受信要求元のマルチキャストクライアントへ前記チャネルに対応する前記データ流を配信する経路を構築し、
    前記分岐装置は、
    前記チャネルを前記受信要求元のマルチキャストクライアントと対応付て管理する配送表を有し、前記配送表に基づいて前記データ流を前記受信要求元の複数のマルチキャストクライアントに分岐中継し、
    前記マルチキャストサーバは、
    前記分岐装置からの受信要求に基づいて該分岐装置へ前記チャネルに対応したデータ流を配信する
    ことを特徴とするマルチキャスト負荷分散方式。
  2. データ流を分岐中継する複数の分岐装置と、データ流の配送元になる複数のマルチキャストサーバと、データ流の配送先になる複数のマルチキャストクライアントと、前記マルチキャストクライアントからの受信要求を捕獲して該受信要求を転送する分岐装置を選択し、該選択した分岐装置に前記受信要求を転送する複数の分散装置とが、IP(インターネットプロトコル)ネットワークで接続されたマルチキャストデータ負荷分散方式において用いられるマルチキャストデータ負荷分散方法であって、
    前記分散装置
    前記分岐装置が担当するチャネルを該分岐装置と対応付けて管理する登録表を保有し、
    前記マルチキャストクライアントからの受信要求を捕獲した際、前記登録表のチャネルを参照して該受信要求に記載されたチャネルがある場合は該チャネルに対応した分岐装置を選択し、該受信要求に記載されたチャネルがない場合は該チャネルを別の分岐装置対応付けて前記登録表に記録該登録表に基づいて前記受信要求に記載されたチャネルを特定の分岐装置に担当させ、該分岐装置から前記受信要求元のマルチキャストクライアントへ前記チャネルに対応する前記データ流を配信する経路を構築し、
    前記分岐装置は、
    前記チャネルを前記受信要求元のマルチキャストクライアントと対応付て管理する配送表を有し、前記配送表に基づいて前記データ流を前記受信要求元の複数のマルチキャストクライアントに分岐中継し、
    前記マルチキャストサーバは、
    前記分岐装置からの受信要求に基づいて該分岐装置へ前記チャネルに対応したデータ流を配信する
    ことを特徴とするマルチキャスト負荷分散方法。
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