JP2001168785A - 移動体通信システム及び移動体通信方法 - Google Patents

移動体通信システム及び移動体通信方法

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JP2001168785A
JP2001168785A JP34993199A JP34993199A JP2001168785A JP 2001168785 A JP2001168785 A JP 2001168785A JP 34993199 A JP34993199 A JP 34993199A JP 34993199 A JP34993199 A JP 34993199A JP 2001168785 A JP2001168785 A JP 2001168785A
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audio
voice data
terminal
mobile station
audio signal
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JP34993199A
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English (en)
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Tomohiko Nakajo
知彦 中條
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大幅な通信回線網設備の機能追加を行う
ことなく、また移動局の小型化を妨げないように、CD
MA方式の移動局との3者通信を可能にすること。 【解決手段】 異なる拡散コードを用いて同時に2チャ
ネルの第1及び第2音声データを無線通信するRF部2
01で受信された、第1及び第2端末機104,105
からの第1及び第2音声データを、第1及び第2音声処
理部205,206でアナログの第1及び第2音声信号
に変換し、音声信号折返/合成部207で、第1音声信
号をスピーカ208へ出力すると共に折り返し、この折
り返し第1音声信号とマイク209からの入力第3音声
信号とを合成し、また、第2音声信号をスピーカ208
へ出力すると共に折り返し、この折り返し第2音声信号
と第3音声信号とを合成し、双方の合成信号を音声処理
部205,206で第1及び第2音声データに変換した
後、RF部201から第1及び第2端末機104,10
5へ送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、3者通信を実現す
る為の機能を有するCDMA(Code Division Multiple
Access)方式を用いた移動体通信システム及び移動体
通信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の移動体通信システム及び
移動体通信方法としては、特開平4−373320号公
報に記載されているものがある。
【0003】この公報に記載されている多者通信方式の
ブロック図を図4に示し、その説明を行う。即ち、図4
は、従来の移動体通信システムの構成を示すブロック図
である。
【0004】図4において、送受信機400の親局0
と、送受信機401〜403の子局1〜3との間をTD
MA(Time Division Multiple Access)方式で構成し、
子局2が割り込み3者通信を開始しようとする場合、一
旦、親局0は第一の通信路404を保留する。
【0005】そして空いているタイムスロットを親局0
と子局2との間の第2の通信路405用に選択して設定
し、親局0と子局1と第1の通信路404の保留を解除
し、第1及び第2の通信路404,405を親局0で接
続し、親局0、子局1,2の間の3者通信を開始する。
【0006】このとき親局0と子局1とがあるタイムス
ロットを選択すると親局0と子局2とは次のタイムスロ
ットを選択する。
【0007】さらに親局0と子局3以降とも同様に順に
次のタイムスロットを選択し、互いに重ならないように
使用し、これを周期的に繰返せば親局0と各子局1〜3
等間で干渉のない複数の通信路404〜406を設定す
ることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
装置においては、3者通信を行う場合、相手端末機(子
局1〜3)が全てTDMA方式に限られるため、CDM
A方式の子局では3者通信を行うことができず、また、
3者通信をTDMA方式で行うためには、子局に1度に
2つの周波数を送受信する機能が必要となって小型化の
妨げとなると共に、基地局に、各子局から通信タイムス
ロットの情報を受信する機能、基地局及び通信回線網の
交換局を含めた網設備に精度高く同期を取る機能が必要
となる等、大幅な機能追加が必要となるという問題があ
る。
【0009】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、大幅な通信回線網設備の機能追加を行うことな
く、また移動局の小型化を妨げないように、CDMA方
式の移動局との3者通信を可能にすることができる移動
体通信システム及び移動体通信方法を提供することを目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の移動局装置は、
CDMA方式が適用され、異なる拡散コードを用いて同
時に2チャネルの音声データを無線通信する無線手段
と、この無線手段で受信された音声データをアナログの
音声信号に変換すると共に、この逆変換を行って前記無
線手段へ出力する第1及び第2音声処理手段と、この第
1及び第2音声処理手段で変換された第1及び第2音声
信号を再生する音声出力手段と、音声を入力して第3音
声信号に変換する音声入力手段と、前記第1音声処理手
段からの第1音声信号を前記音声出力手段へ出力すると
共に折り返し、この折り返された第1音声信号と前記第
3音声信号とを合成して前記第2音声処理手段へ出力
し、また、第2音声処理手段からの第2音声信号を前記
音声出力手段へ出力すると共に折り返し、この折り返さ
れた第2音声信号と前記第3音声信号とを合成して前記
第1音声処理手段へ出力する音声信号折返/合成手段
と、を具備する構成を採る。
【0011】この構成によれば、従来のように、基地局
装置を含む通信回線網の設備の大幅な機能追加を行うこ
となく、また移動局装置の小型化を妨げないように、C
DMA方式の移動局装置との3者通信を可能にすること
ができる。
【0012】本発明の移動局装置は、上記構成におい
て、無線手段は、異なる拡散コードを用いて同時に2チ
ャネルの第1及び第2音声データを無線通信する機能に
代え、1つのチャネルにて伝送速度を2倍にすることに
より2通話分の音声データを無線通信する機能を具備す
る構成を採る。
【0013】この構成によれば、上記構成の移動局装置
と同様の作用効果を得ることができる。
【0014】本発明の移動局装置は、上記構成におい
て、1つの端末機との通信中に他の端末機からの発呼が
あった場合に、前記通話中の端末機との通信を一時保留
し、前記他の端末機との通信を開始した後、使用者の操
作により前記保留中の端末機と前記他の端末機との3者
通信に切り替える機能を具備する構成を採る。
【0015】この構成によれば、キャッチホンサービス
機能を通常通り使用できると共に、通話中にかかってき
た他の相手端末機との3者通信を行うように使用するこ
とができる。
【0016】本発明の移動体通信システムは、上記いず
れかと同構成の移動局装置を具備する構成を採る。
【0017】この構成によれば、移動体通信システムに
おいて、上記いずれかと同様の作用効果を得ることがで
きる。
【0018】本発明の移動体通信システムは、CDMA
方式が適用され、異なる拡散コードを用いて同時に2チ
ャネルの音声データを無線通信する無線手段と、この無
線手段で受信された音声データをアナログの音声信号に
変換すると共に、この逆変換を行って前記無線手段へ出
力する第1及び第2音声処理手段と、この第1及び第2
音声処理手段で変換された第1及び第2音声信号を再生
する音声出力手段と、音声を入力して第3音声信号に変
換する音声入力手段と、前記第1及び第2音声信号を前
記音声出力手段へ出力すると共に、前記第3音声信号を
前記第1及び第2音声処理手段へ出力する音声信号合成
/分岐手段とを有する移動局装置と、第1端末機からの
第1音声データを基地局装置を介して前記移動局装置へ
送信すると共に折り返し、この折り返された第1音声デ
ータと、前記移動局装置からの音声データとを合成して
第2端末機へ送信し、前記第2端末機からの第2音声デ
ータを前記基地局装置を介して前記移動局装置へ送信す
ると共に折り返し、この折り返された第2音声データ
と、前記移動局装置からの音声データとを合成して前記
第1端末機へ送信する基地局制御装置と、を具備する構
成を採る。
【0019】この構成によれば、従来のように、基地局
装置を含む通信回線網の設備の大幅な機能追加を行うこ
となく、また移動局装置の小型化を妨げないように、C
DMA方式の移動局装置との3者通信を可能にすること
ができる。
【0020】本発明の移動体通信システムは、上記構成
において、無線手段は、異なる拡散コードを用いて同時
に2チャネルの第1及び第2音声データを無線通信する
機能に代え、1つのチャネルにて伝送速度を2倍にする
ことにより2通話分の音声データを無線通信する機能を
具備する構成を採る。
【0021】この構成によれば、上記構成の移動体通信
システムと同様の作用効果を得ることができる。
【0022】本発明の移動体通信方法は、基地局制御装
置において、第1端末機からの第1音声データを基地局
装置を介してCDMA方式が適用された移動局装置へ送
信すると共に折り返し、この折り返された第1音声デー
タと、前記基地局装置を介して受信した移動局装置から
の音声データとを合成して第2端末機へ送信し、前記第
2端末機からの第2音声データを前記基地局装置を介し
て前記移動局装置へ送信すると共に折り返し、この折り
返された第2音声データと、前記移動局装置からの音声
データとを合成して前記第1端末機へ送信し、前記移動
局装置において、異なる拡散コードを用いて同時に2チ
ャネルの音声データを無線通信する機能、又は1つのチ
ャネルにて伝送速度を2倍にすることにより2通話分の
音声データを無線通信する機能を有する無線手段で、前
記第1及び第2音声データを受信したのちアナログの第
1及び第2音声信号に変換し、この変換された第1及び
第2音声信号を再生し、前記移動局装置本体において入
力された音声信号を分岐したのち各々を音声データに変
換し、この変換された2通話分の音声データを前記無線
手段から前記基地局装置へ送信することを特徴とする移
動体通信方法。
【0023】この方法によれば、従来のように、基地局
装置を含む通信回線網の設備の大幅な機能追加を行うこ
となく、また移動局装置の小型化を妨げないように、C
DMA方式の移動局装置との3者通信を可能にすること
ができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して詳細に説明する。
【0025】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1に係るCDMA方式が適用された移動体通信シス
テムの構成を示すブロック図である。
【0026】この図1に示す移動体通信システム100
は、移動局101と、この移動局101と無線通信を行
う基地局102と、この基地局102が有線接続された
通信回線網103と、この通信回線網103に有線接続
された第1及び第2端末機104,105とを備えて構
成されている。
【0027】但し、第1及び第2端末機104,105
は、この例では据え置き型の有線電話機であるとする
が、この他に電話機の機能を備えるものであれば、パー
ソナルコンピュータ等の端末機であってもよく、また、
基地局を介した移動局であってもよい。
【0028】また、本実施の形態1の特徴要素である移
動局101は、図2に示すように、RF(Radio Frequen
cy)部201と、復調部202と、変調部203と、チ
ャネルコーデック部204と、第1及び第2音声処理部
205,206と、音声信号折返/合成部207と、ス
ピーカ208と、マイク209とを備えて構成されてい
る。
【0029】RF部201は、基地局102と無線通信
を行うものであり、この際、異なる拡散コードを用いて
同時に2チャネルの音声データ(2通話分の音声デー
タ)を無線にて通信可能にする機能、又は1つのチャネ
ルにて伝送速度を2倍にすることにより2通話分の音声
データを無線にて通信可能にする機能を有するものであ
る。
【0030】復調部202は、RF部201で受信され
た音声データを復調し、変調部203は、チャネルコー
デック部204でフレーム構成された音声データを変調
するものである。
【0031】チャネルコーデック部204は、復調部2
02で復調された2通話分の音声データをデコードする
ことによって抽出し、一方の音声データを第1音声処理
部205へ出力すると共に、他方の音声データを第2音
声処理部206へ出力し、また、第1及び第2音声処理
部205,206からの音声データを変調部203へ出
力するものである。
【0032】第1及び第2音声処理部205,206
は、チャネルコーデック部204からの音声データをア
ナログの音声信号に変換し、また、音声信号折返/合成
部207からの音声信号を音声データに変換するもので
ある。
【0033】音声信号折返/合成部207は、第1音声
処理部205からの第1音声信号を、スピーカ208へ
出力すると共に、その第1音声信号を折り返し、この折
り返された第1音声信号とマイク209からの第3音声
信号とを合成して第2音声処理部206へ出力し、ま
た、第2音声処理部206からの第2音声信号を、スピ
ーカ208へ出力すると共に、その第2音声信号を折り
返し、この折り返された第2音声信号とマイク209か
らの第3音声信号とを合成して第1音声処理部205へ
出力するものである。
【0034】このような機能の音声信号折返/合成部2
07は、OPアンプ211,212と、コンデンサ21
3,214,215,216とを備え、OPアンプ21
1の入力側が、第1及び第2音声処理部205,206
の出力側と、スピーカ208と、他方のOPアンプ21
2の入力側とに接続され、OPアンプ211の出力側
が、コンデンサ211を介して第1音声処理部205の
入力側と、そのコンデンサ211に直列接続されたコン
デンサ216を介してマイク209に接続されており、
また、他方のOPアンプ212の出力側が、コンデンサ
214を介して第2音声処理部206の入力側と、その
コンデンサ214に直列接続されたコンデンサ215を
介してマイク209に接続されて構成されている。
【0035】スピーカ208は、通話相手の音声を発音
するものであり、マイク209は、移動局101の利用
者の音声を入力するものである。
【0036】このような構成の移動局101を用いた移
動体通信システム100において、3者通信を行う場合
の動作を説明する。
【0037】まず、第1端末機104から送信された第
1音声データ及び第2端末機105から送信された第2
音声データは、通信回線網103を介して基地局102
へ送信され、この基地局102から移動局101へ無線
送信される。
【0038】移動局101では、その2通話分の第1及
び第2音声データがRF部201で受信された後、復調
部202で復調されてチャネルコーデック部204へ出
力される。
【0039】チャネルコーデック部204では、2通話
分の第1及び第2音声データが抽出され、このうち第1
音声データが第1音声処理部205でアナログの第1音
声信号に変換され、第2音声データが第2音声処理部2
06でアナログの第2音声信号に変換されて音声信号折
返/合成部207へ出力される。
【0040】音声信号折返/合成部207においては、
第1音声処理部205からの第1音声信号が、スピーカ
208へ出力されると共に、第2音声処理部206から
の第2音声信号が、スピーカ208へ出力されるので、
移動局101の利用者が、第1及び第2端末機104,
105の双方の利用者の音声を聞くことができる。
【0041】これと同時に、第1音声信号がOPアンプ
212で、マイク209から入力された移動局101の
利用者の第3音声信号と同一レベルとなるように増幅さ
れたのちコンデンサ214を介して折り返され、この折
り返された第1音声信号と第3音声信号とが合成されて
第2音声処理部206へ出力され、ここで、各々音声デ
ータに変換された後、チャネルコーデック部204で各
々フレーム構成の音声データに変換され、更に変調部2
03で変調されたのちRF部201から基地局102へ
無線送信され、通信回線網103を介して第2端末機1
05へ送信される。
【0042】これによって、第2端末機105では、第
1端末機104の利用者と移動局101の利用者の双方
の音声信号が再生されるので、第2端末機105の利用
者は、その双方の音声を聞くことができる。
【0043】更に、これと同時に、音声信号折返/合成
部207において、第2音声処理部206からの第2音
声信号がOPアンプ211で、第3音声信号と同一レベ
ルとなるように増幅されたのちコンデンサ213を介し
て折り返され、この折り返された第2音声信号と第3音
声信号とが合成されて第1音声処理部205へ出力さ
れ、ここで、各々音声データに変換された後、チャネル
コーデック部204で各々フレーム構成の音声データに
変換され、更に変調部203で変調されたのちRF部2
01から基地局102へ無線送信され、通信回線網10
3を介して第1端末機104へ送信される。
【0044】これによって、第1端末機104では、第
2端末機105の利用者と移動局101の利用者の双方
の音声信号が再生されるので、第1端末機104の利用
者は、その双方の音声を聞くことができる。
【0045】このように、実施の形態の移動体通信シス
テム100によれば、CDMA方式の移動局101にお
いて、RF部201に、異なる拡散コードを用いて同時
に2チャネルの音声データを無線にて通信可能にする機
能、又は1つのチャネルにて伝送速度を2倍にすること
により2通話分の音声データを無線にて通信可能にする
機能とを有し、このRF部201で受信された第1及び
第2端末機104,105からの第1及び第2音声デー
タを、第1及び第2音声処理部205,206でアナロ
グの第1及び第2音声信号に変換し、音声信号折返/合
成部207で、第1音声信号をスピーカ208へ出力す
ると共に折り返し、この折り返し第1音声信号とマイク
209からの入力第3音声信号とを合成し、また、第2
音声信号をスピーカ208へ出力すると共に折り返し、
この折り返し第2音声信号と第3音声信号とを合成し、
双方の合成信号を音声処理部205,206で第1及び
第2音声データに変換した後、RF部201から第1及
び第2端末機104,105へ送信するように構成し
た。
【0046】これによって、従来のように、基地局10
2を含む通信回線網103の網設備の大幅な機能追加を
行うことなく、また移動局の小型化を妨げないように、
CDMA方式の移動局101との3者通信を可能にする
ことができる。
【0047】即ち、CDMA方式を用いた移動体通信シ
ステム100の3者通信と従来の移動体通信の3者通信
比較すると、相手端末機に制約がないこと、網設備に大
幅な機能追加が必要ない点において有利である。また、
CDMA方式においては無線の周波数が同じであるため
異なる2つの周波数を同時に送信する難しさがないとい
う点においても非常に有利である効果が得られる。
【0048】また、移動局101にキャッチホンサービ
ス機能が備えられている場合、任意の端末機104との
音声通信中に他の端末機105からの発呼があった場
合、通話中の端末機104との通信を一時保留し、他の
端末機105との通話を開始した後に、移動局101の
使用者の操作により保留中の端末機104と他の端末機
105とによる3者通信に切り替える手段を備えて構成
してもよい。
【0049】この場合、キャッチホンサービス機能を通
常通り使用できると共に、通話中にかかってきた他の相
手端末機との3者通信を行うように使用することができ
る。
【0050】(実施の形態2)図3は、本発明の実施の
形態2に係るCDMA方式が適用された移動体通信シス
テムの構成を示すブロック図である。但し、この図3に
示す実施の形態2において図1の実施の形態1の各部に
対応する部分には同一符号を付し、その説明を省略す
る。
【0051】この図3に示す実施の形態の移動体通信シ
ステム300は、移動局301と、基地局102と、こ
の基地局102に有線接続されたMCC(加入者系移動
通信制御局)302とを備えて構成されている。但し、
MCC302は、図1に示した通信回線網103を介し
て第1及び第2端末機104,105に接続されている
ものとする。
【0052】また、移動局301は、図2に示した移動
局101と同様に、RF部201が基地局102との間
で2通話分の無線通信を行い、音声処理部205,20
6を2回路分有する点においては同じであるが、音声信
号折返/合成部207の代わりに、各音声処理部20
5,206からの音声信号を合成してスピーカ208へ
出力し、マイク209からの音声信号を分岐して各音声
処理部205,206へ出力する音声信号合成/分岐手
段(図示せず)を備えるものとする。
【0053】更に、本実施の形態2の特徴は、音声信号
折返/合成部207による折り返し/合成機能を、MC
C302に持たせることによって、より高音質での通話
を可能とした。
【0054】MCC302は、HWY(ハイウェイ)イ
ンタフェース部303と、無線制御部304と、交換制
御部305と、コーデック部306とを備えて構成され
ている。
【0055】交換制御部305は、上記の折り返し/合
成を制御するものであり、波線矢印311で示す第1端
末機104からの第1下り音声データを折り返し、この
折り返された第1下り音声データと、波線矢印312で
示す基地局102を介した移動局301からの上り音声
データとを加算部313で加算(合成)して第2端末機
105へ送信し、また、波線矢印314で示す第2端末
機105からの第2下り音声データを折り返し、この折
り返された第2下り音声データと、波線矢印315で示
す移動局301からの上り音声データとを加算部316
で加算(合成)して第1端末機104へ送信する制御を
行う。
【0056】このような構成の実施の形態2の移動体通
信システム300によれば、移動局301において、マ
イク209から入力された音声信号が、音声信号合成/
分岐手段で分岐されて各音声処理部205,206へ出
力された後、チャネルコーデック部204及び変調部2
03を介してRF部201から送信される。
【0057】この送信された上り音声データは、基地局
102で受信された後、MCC302へ出力され、ここ
で、HWYインタフェース部303及び無線制御部30
4を経てコーデック部306でPCM信号に変換され、
この変換された上り音声データが、交換制御部305に
おいて、折り返された第1端末機104からの第1下り
音声データと一方の加算部313で加算されて、第2端
末機105へ送信される。
【0058】これによって、第2端末機105では、第
1端末機104の利用者と移動局101の利用者の双方
の音声信号が再生されるので、第2端末機105の利用
者は、その双方の音声を聞くことができる。
【0059】これと同時に、上り音声データが、折り返
された第2端末機105からの第2下り音声データと他
方の加算部316で加算されて、第1端末機104へ送
信される。
【0060】これによって、第1端末機104では、第
2端末機105の利用者と移動局101の利用者の双方
の音声信号が再生されるので、第1端末機104の利用
者は、その双方の音声を聞くことができる。
【0061】更に、これと同時に、第1及び第2端末機
104,105からの第1及び第2下り音声データが、
無線制御部304、コーデック部306及びHWYイン
タフェース部303を介したのち基地局102から移動
局301へ無線送信され、この第1及び第2下り音声デ
ータをRF部201で受信した移動局301において、
変調部203、チャネルコーデック部204及び各音声
処理部205,206を介した後、音声信号合成/分岐
手段で合成されてスピーカ208へ出力される。
【0062】これによって、移動局101の利用者が、
第1及び第2端末機104,105の双方の利用者の音
声を聞くことができる。
【0063】このように、実施の形態2の移動体通信シ
ステム300によれば、MCC302で、第1及び第2
端末機104,105の双方の下り音声データを個別
に、移動局301からの上り音声データと合成して、他
方の端末機104又は105へ送信するようにし、ま
た、双方の下り音声データを移動局301で合成してス
ピーカ208へ出力するようにしたので、CDMA方式
が適用された移動局301と3者通信を行うことがで
き、この際、MCC302の交換制御部305で折り返
し/合成を行うので、通話相手にとってより高音質での
通話を行うことができる。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
大幅な通信回線網設備の機能追加を行うことなく、また
移動局の小型化を妨げないように、CDMA方式の移動
局との3者通信を可能にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係るCDMA方式が適
用された移動体通信システムの構成を示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態1に係るCDMA方式が適
用された移動体通信システムにおける移動局装置の構成
を示すブロック図
【図3】本発明の実施の形態2に係るCDMA方式が適
用された移動体通信システムの構成を示すブロック図
【図4】従来の移動体通信システムの構成を示すブロッ
ク図
【符号の説明】
100,300 移動体通信システム 101,301 移動局装置 102 基地局装置 104 第1端末機 105 第2端末機 201 RF部 205 第1音声処理部 206 第2音声処理部 207 音声信号折返/合成部 208 スピーカ 209 マイク 302 MCC 305 交換制御部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CDMA方式が適用され、異なる拡散コ
    ードを用いて同時に2チャネルの音声データを無線通信
    する無線手段と、この無線手段で受信された音声データ
    をアナログの音声信号に変換すると共に、この逆変換を
    行って前記無線手段へ出力する第1及び第2音声処理手
    段と、この第1及び第2音声処理手段で変換された第1
    及び第2音声信号を再生する音声出力手段と、音声を入
    力して第3音声信号に変換する音声入力手段と、前記第
    1音声処理手段からの第1音声信号を前記音声出力手段
    へ出力すると共に折り返し、この折り返された第1音声
    信号と前記第3音声信号とを合成して前記第2音声処理
    手段へ出力し、また、第2音声処理手段からの第2音声
    信号を前記音声出力手段へ出力すると共に折り返し、こ
    の折り返された第2音声信号と前記第3音声信号とを合
    成して前記第1音声処理手段へ出力する音声信号折返/
    合成手段と、を具備することを特徴とする移動局装置。
  2. 【請求項2】 無線手段は、異なる拡散コードを用いて
    同時に2チャネルの第1及び第2音声データを無線通信
    する機能に代え、1つのチャネルにて伝送速度を2倍に
    することにより2通話分の音声データを無線通信する機
    能を具備することを特徴とする請求項1記載の移動局装
    置。
  3. 【請求項3】 1つの端末機との通信中に他の端末機か
    らの発呼があった場合に、前記通話中の端末機との通信
    を一時保留し、前記他の端末機との通信を開始した後、
    使用者の操作により前記保留中の端末機と前記他の端末
    機との3者通信に切り替える機能を具備することを特徴
    とする請求項1又は請求項2記載の移動局装置。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3いずれかに記載の
    移動局装置を具備することを特徴とする移動体通信シス
    テム。
  5. 【請求項5】 CDMA方式が適用され、異なる拡散コ
    ードを用いて同時に2チャネルの音声データを無線通信
    する無線手段と、この無線手段で受信された音声データ
    をアナログの音声信号に変換すると共に、この逆変換を
    行って前記無線手段へ出力する第1及び第2音声処理手
    段と、この第1及び第2音声処理手段で変換された第1
    及び第2音声信号を再生する音声出力手段と、音声を入
    力して第3音声信号に変換する音声入力手段と、前記第
    1及び第2音声信号を前記音声出力手段へ出力すると共
    に、前記第3音声信号を前記第1及び第2音声処理手段
    へ出力する音声信号合成/分岐手段とを有する移動局装
    置と、第1端末機からの第1音声データを基地局装置を
    介して前記移動局装置へ送信すると共に折り返し、この
    折り返された第1音声データと、前記移動局装置からの
    音声データとを合成して第2端末機へ送信し、前記第2
    端末機からの第2音声データを前記基地局装置を介して
    前記移動局装置へ送信すると共に折り返し、この折り返
    された第2音声データと、前記移動局装置からの音声デ
    ータとを合成して前記第1端末機へ送信する基地局制御
    装置と、を具備することを特徴とする移動体通信システ
    ム。
  6. 【請求項6】 無線手段は、異なる拡散コードを用いて
    同時に2チャネルの第1及び第2音声データを無線通信
    する機能に代え、1つのチャネルにて伝送速度を2倍に
    することにより2通話分の音声データを無線通信する機
    能を具備することを特徴とする請求項5記載の移動体通
    信システム。
  7. 【請求項7】 基地局制御装置において、第1端末機か
    らの第1音声データを基地局装置を介してCDMA方式
    が適用された移動局装置へ送信すると共に折り返し、こ
    の折り返された第1音声データと、前記基地局装置を介
    して受信した移動局装置からの音声データとを合成して
    第2端末機へ送信し、前記第2端末機からの第2音声デ
    ータを前記基地局装置を介して前記移動局装置へ送信す
    ると共に折り返し、この折り返された第2音声データ
    と、前記移動局装置からの音声データとを合成して前記
    第1端末機へ送信し、前記移動局装置において、異なる
    拡散コードを用いて同時に2チャネルの音声データを無
    線通信する機能、又は1つのチャネルにて伝送速度を2
    倍にすることにより2通話分の音声データを無線通信す
    る機能を有する無線手段で、前記第1及び第2音声デー
    タを受信したのちアナログの第1及び第2音声信号に変
    換し、この変換された第1及び第2音声信号を再生し、
    前記移動局装置本体において入力された音声信号を分岐
    したのち各々を音声データに変換し、この変換された2
    通話分の音声データを前記無線手段から前記基地局装置
    へ送信することを特徴とする移動体通信方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011119808A (ja) * 2009-12-01 2011-06-16 Mitsubishi Electric Corp 同報無線システム

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JP2011119808A (ja) * 2009-12-01 2011-06-16 Mitsubishi Electric Corp 同報無線システム

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