JP2001168745A - 情報再生方法及びラジオデータシステム信号復調装置 - Google Patents

情報再生方法及びラジオデータシステム信号復調装置

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JP2001168745A
JP2001168745A JP2000306175A JP2000306175A JP2001168745A JP 2001168745 A JP2001168745 A JP 2001168745A JP 2000306175 A JP2000306175 A JP 2000306175A JP 2000306175 A JP2000306175 A JP 2000306175A JP 2001168745 A JP2001168745 A JP 2001168745A
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carrier
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Jens Wildhagen
ビルトゥハーゲン、イエンス
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    • H04B1/1646Circuits adapted for the reception of stereophonic signals
    • HELECTRICITY
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 復調処理における演算に必要な電力を低減す
る。 【解決手段】 入力される多重信号からステレオ差信号
を抽出する処理により得られる中間信号に基づいて、振
幅変調されたラジオデータシステム信号を生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は情報再生方法及びラ
ジオデータシステム信号復調装置に関し、詳しくは、入
力される多重信号をフィルタリング処理及び変換処理し
て振幅復調されたラジオデータシステム信号を生成し、
ラジオデータシステム情報を再生する情報再生方法及び
ラジオデータシステム信号復調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周波数変調(frequency modulated:以
下、FMという。)放送ステレオ多重信号は、周波数変
調されたものである。ステレオ多重信号(stereo-multi
plex signal)は、ステレオ和(stereo-sum)信号とス
テレオ差(stereo-difference)信号からなる。ステレ
オ差信号は、抑圧搬送波により振幅変調されている。受
信機においてステレオ差信号のコヒーレント振幅復調を
行うために、ステレオ多重信号には、AM搬送波の片側
であるパイロット搬送波が付加されている。
【0003】和信号ms(t)と差信号md(t)は、以下のよ
うに定義される。 ms(t)=al(t)+ar(t) md(t)=al(t)-ar(t) ここで、al(t)は左オーディオチャンネル信号を表
し、ar(t)は右オーディオチャンネル信号を表す。
【0004】また、ステレオ多重信号mstmux(t)
は、以下のように定義される。 mstmux(t)=ms(t)+sin(2ωpilt)・md(t)+Ap
il・sin(ωpilt) ここで、ωpilは搬送波周波数を表し、Apilは搬
送波の振幅を表す。
【0005】ラジオデータシステム(radio data syste
m:以下、RDSという。)信号は、搬送波の第3高調
波の同相成分又は直交成分を変調することによりステレ
オ多重信号に加えられる。すなわち、多重信号は以下の
ように定義される。 m(t)=mstmux(t)+cos(3ωpilt)・mrds(t) ここで、mrds(t)は、RDS信号を表す。RDS
とは、57kHzの副搬送波を用いたディジタル変調方
式により、FM放送局の選択・受信を容易にするための
識別コードなどを放送するヨーロッパで実用化されてい
る多重放送方式である。
【0006】従来のステレオデマルチプレクサの基本的
な構成を図8に示す。ステレオ差信号のコヒーレント振
幅復調には、パイロット搬送波の第2高調波が必要なた
め、このステレオデマルチプレクサは、ステレオ多重化
解除処理を実行するために、パイロット搬送波の第2高
調波を再生する必要がある。そこで、位相同期ループ
(phase-locked loop:以下、PLLという。)回路1
は、供給された多重信号m(t)をパイロット搬送波に
ロックして、パイロット搬送波の第2高調波、すなわち
信号2sin(2ωpilt)を生成する。ステレオ差
信号をコヒーレント振幅復調するためには、パイロット
搬送波と、パイロット搬送波の第2高調波との間の位相
誤差が小さくなくてはならない。このコヒーレント振幅
復調は、第1の入力端子を介してステレオ多重信号m
(t)が供給され、第2の入力端子を介してパイロット
搬送波の第2高調波が供給される第1のミキサ2により
実行される。復調器として機能するミキサ2から出力さ
れる信号は、低域通過フィルタ(low-pass filter:以
下、LPFという。)3に供給され、フィルタ3はステ
レオ差信号md(t)を出力する。ステレオ和信号ms
(t)は、LPF4によりステレオ多重信号m(t)の
高域をフィルタリングすることにより得られる。
【0007】左チャンネルオーディオ信号l(t)及び
右チャンネルオーディオ信号r(t)は、以下のよう
に、それぞれステレオ和信号とステレオ差信号の和及び
差として求められる。 r(t)=ms(t)-md(t)=(al(t)+ar(t))-(al(t)-ar(t))
=2ar(t) l(t)=ms(t)+md(t)=(al(t)+ar(t))+(al(t)-ar(t))
=2al(t) 左チャンネルオーディオ信号l(t)は、第1の入力端
子を介してステレオ差信号md(t)が供給され、第2
の入力端子を介してステレオ和信号ms(t)が供給さ
れる加算器35により生成される。右オーディオ信号r
(t)は、第1の入力端子を介して供給されたステレオ
和信号ms(t)から、第2の入力端子を介して供給さ
れたステレオ差信号md(t)を差し引く減算器36に
より生成される。
【0008】RDS信号は、ステレオ多重信号m(t)
にパイロット搬送波の第3高調波、例えば、搬送波周波
数として19kHzの周波数を用いている場合57kH
zの搬送波を乗算することによりコヒーレント振幅復調
される。パイロット搬送波の第3高調波は、中央周波数
57kHzの帯域通過フィルタ(band-pass filter:い
か、BPFという。)33によりステレオ多重信号m
(t)をフィルタリングすることにより抽出される。B
PF33からの出力信号は、コスタスループ回路34に
供給され、コスタスループ回路34は、振幅変調された
RDS信号をロックし、RDS搬送波、すなわちパイロ
ット搬送波の第3高調波を再生する。再生されたRDS
搬送波は、第2のミキサ9において、BPF33の出力
信号に乗算され、これによりRDS信号が復調される。
この乗算処理及びこの後段に設けられたLPF10によ
るフィルタリングにより、RDS信号のコヒーレント振
幅復調処理が完了する。LPF10の出力信号は、RD
Sデコーダ11に供給され、RDSデコーダ11は、R
DS信号mrds(t)をデコードし、RDSデータを
出力する。
【0009】ステレオ送信波(transmitter)の検出の
ために、ステレオデマルチプレクサはパイロット搬送波
を検出する必要がある。信頼できるパイロット搬送波の
検出の方法は、パイロット搬送波によるステレオ多重信
号m(t)のコヒーレント振幅復調を行う方法である。
そこで、PLL1は、パイロット搬送波と同相の搬送波
周波数ωpilを有する搬送波を生成する。この搬送波
は、第3のミキサ12によりステレオ多重信号m(t)
に混合される。第3のミキサ12の出力信号mg(t)
は、LPF13によりフィルタリングされ、これにより
より高い周波数の混合積(mixing products)が抑圧さ
れる。このようにして生成されたDC信号mh(t)
は、ステレオ伝送の検出のための信頼できる情報として
用いることができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】以上のようなステレオ
デマルチプレクサは、パイロット搬送波の第3高調波の
周波数、すなわち57kHzの周波数の搬送波を生成す
る必要があるため、デジタル演算の消費電力が大きいと
いう欠点がある。
【0011】そこで、本発明は上述の課題に鑑み、演算
に必要な電力を小さくできる情報再生方法及びこの情報
再生方法を用いるラジオデータシステム信号復調装置を
提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明に係る情報再生方法は、入力される多重信
号をフィルタリング処理及び変換処理して振幅復調され
たラジオデータシステム信号を生成し、ラジオデータシ
ステム情報を再生する情報再生方法において、入力され
る多重信号からステレオ差信号を抽出する処理により得
られる中間信号に基づいて、振幅変調されたラジオデー
タシステム信号が生成されることを特徴とする。
【0013】また、本発明に係るラジオデータシステム
信号復調装置は、上述の情報再生方法に基づいてラジオ
データシステム信号を生成する。
【0014】本発明に係る情報再生方法及びラジオデー
タシステム信号復調装置によれば、パイロット搬送波の
第3高調波の周波数を有する搬送波を新たに生成するこ
となく、ラジオデータシステム信号に対するコヒーレン
ト振幅復調が実現される。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る情報再生方法
及びラジオデータシステム信号復調装置について、図面
を参照して詳細に説明する。
【0016】本発明の第1の具体例においては、パイロ
ット搬送波の第3高調波の周波数、例えば57kHzの
周波数を有する搬送波を新たに生成することなく、ラジ
オデータシステム(radio data system:以下、RDS
という。)信号に対するコヒーレント振幅復調を実現す
る。したがって、本発明によれば、演算に必要な電力を
小さくすることができる。
【0017】本発明の第1の具体例について、図1乃至
図4を用いて説明する。ここで、説明を簡潔にするため
に、この具体例における多重信号m(t)は、本発明に
関する信号、すなわち変調されたRDS信号及びパイロ
ット搬送波のみを含んでいるものとする。左チャンネル
及び右チャンネルのオーディオ信号の多重化分離及び復
調は従来と同様の方法により行われる。また、ステレオ
送信波の検出も従来と同様の方法により行われる。した
がって、図1に示すデマルチプレクサにおいて、従来と
同様の処理を行う部分については、その説明を省略す
る。
【0018】ステレオ差信号md(t)の生成処理にお
いて、第1のミキサ2は、中間信号ma(t)を低域通
過フィルタ(low-pass filter:以下、LPFとい
う。)3に供給する。すなわち、中間信号ma(t)は
多重信号m(t)とパイロット搬送波の第2高調波、す
なわち38kHの搬送波とを乗算して得られた信号であ
る。この中間信号ma(t)においては、RDS搬送波
は、パイロット搬送波の第3高調波からパイロット搬送
波の周波数、すなわち、57kHzから19kHzに混
合される。パイロット搬送波自身は、19kHzから−
19kHzに混合される。すなわち鏡映対称に変換(mi
rrored:以下、鏡映という。)される。図2のAは、多
重信号m(t)のスペクトルM(jf)を示すグラフで
あり、図2のBは、第1のミキサ2の出力信号のスペク
トル、すなわち中間信号ma(t)のスペクトルMa
(jf)を示す図である。上述のように、ここでは本発
明に関係する信号についてのみ説明する。この図2から
明らかなように、19kHzにおける中間信号ma
(t)のスペクトルMa(jf)は、鏡映されたパイロ
ット搬送波と周波数偏移された振幅変調されたRDS信
号とからなる。
【0019】振幅変調されたRDS信号から中間信号m
a(t)を正確に抽出するために、本発明の具体例にお
いては、鏡映されたパイロット搬送波mb(t)を中間
信号ma(t)から減算する。パイロット搬送波を鏡映
するために、第4のミキサ5により、ステレオ和信号m
s(t)にパイロット搬送波の第2高調波、すなわち3
8kHzの搬送波を乗算する。
【0020】図3のAは、ステレオ和信号のスペクトル
Ms(jf)を示すグラフであり、図3のBは、鏡映さ
れたパイロット搬送波Mb(t)のスペクトルMb(j
f)を示すグラフである。
【0021】図4は、減算器6により実行される、中間
信号ma(t)から鏡映されたパイロット搬送波搬送波
mb(t)を減算する処理を説明する図である。図4の
左側は、中間信号ma(t)のスペクトルMa(jf)
を示し、このスペクトルMa(jf)から、図4の中央
に示すパイロット搬送波Mb(t)のスペクトルMb
(jf)が減算される。これにより、図4の右側に示す
ような、振幅変調されたRDS信号Mc(t)のスペク
トルMc(jf)が得られる。
【0022】図1に示すデマルチプレクサにおいては、
以上のように、パイロット搬送波の搬送波周波数と等し
い、19kHzの搬送波周波数を有する振幅変調された
RDS信号を従来と同様の方法により処理する。ここ
で、本具体例においては、帯域通過フィルタ(band-pas
s filter:以下、BPFという。)7の中央周波数は、
従来の57kHzとは異なり、19kHzに設定されて
いる。また、コスタスループ回路8は、従来のパイロッ
ト搬送波の第3高調波、すなわち57kHzの搬送波周
波数の生成ではなく、パイロット搬送波の周波数、すな
わち19kHzの搬送波周波数を生成する。すなわち、
図1に示すコスタスループ回路8には、BPF7の出力
信号が供給され、コスタスループ回路8は、パイロット
搬送波の周波数を有する搬送波を第2のミキサ9に供給
する。第2のミキサ9には、BPF7の出力信号も供給
されている。第2のミキサ9は、BPF7から供給され
た信号と、コスタスループ回路8から供給された信号を
乗算することにより、BPF7から供給された信号を復
調する。
【0023】図5は、従来のステレオデマルチプレクサ
及びRDSデコーダのデジタルソリューションの一例を
示す図であり、サンプリングレートの間引き(decimati
on)を説明するものである。周波数変調された多重信号
m(t)は、周波数復調され、ステレオ多重化分離され
たオーディオ信号及びRDS信号より高い帯域を有して
いるため、サンプリングレートの間引きを実行すること
ができる。本発明と、図5に示すデジタルステレオデマ
ルチプレクサを組み合わせて用いることにより、演算に
必要な電力を小さくできる。この点を明らかにするため
に、図5に示すデジタルステレオデマルチプレクサの動
作について説明する。
【0024】まず、サンプリングレート間引きフィルタ
14における間引き係数Dによるサンプリングレートの
間引き、及び後続するLPF15によるフィルタリング
により、多重信号m(t)からステレオ和信号ms
(t)が生成される。さらにこのステレオ和信号ms
(t)は、遅延回路16における第1の遅延係数τによ
り遅延される。これによりステレオ和信号ms(t)の
遅延は、異なる信号経路に設けられたサンプリングレー
ト間引きフィルタ21のグループ遅延と同等のものとな
る。
【0025】さらに、デジタルPLL回路37は、間引
きされたサンプリングレートに対して動作する。なお、
デジタルPLL回路37は、図1に示すPLL回路1に
置き換えられるものである。和信号用の経路、すなわち
ステレオ和信号ms(t)を生成するための信号経路
は、ステレオ和信号ms(t)及びパイロット搬送波の
サンプリングレートの間引きに使用され、すなわち第1
のサンプリングレート間引きフィルタ14の出力信号
は、LPF15だけではなく、デジタルPLL回路37
にも供給される。図5に示すステレオデマルチプレクサ
の詳細については、本願と並行して出願された欧州特許
出願「デジタルステレオデマルチプレクサ(digital st
ereo demultiplexer)」に記載されている。
【0026】デジタルPLL回路37は、ステレオ差信
号md(t)のコヒーレント振幅復調のための搬送波及
びコヒーレントパイロット搬送波検出、すなわちステレ
オ送信波検出のための搬送波を生成する。デジタルPL
L回路37においては、同期のために、パイロット搬送
波と直交する別の搬送波が必要である。このため、デジ
タルPLL回路37は、3つの搬送波、すなわちステレ
オ差信号md(t)のコヒーレント振幅復調用の38k
Hzの搬送波、及び19kHzの複素搬送波を生成す
る。19kHzの複素搬送波は、コヒーレントパイロッ
ト搬送波検出のための搬送波と、この搬送波に直交し、
デジタルPLL回路37における同期目的で使用される
搬送波とからなる。
【0027】従来のステレオ送信波の検出と同様、多重
信号m(t)とパイロット搬送波の乗算及びLPFによ
るフィルタリングによりステレオ送信波が検出される。
この復調処理における乗算処理は、第3のミキサ31に
より実行される。第3のミキサ31には、第1のサンプ
リングレート間引きフィルタ14からサンプリングレー
ト間引き処理された多重信号と、このサンプリングレー
ト間引き処理された多重信号に基づいてデジタルPLL
回路37により生成されたパイロット搬送波とが供給さ
れている。第3のミキサ31の出力信号は、LPF32
に供給され、LPF32は、搬送波検出信号mh(t)
を出力する。
【0028】多重信号m(t)の帯域はオーディオ信号
の帯域より高いため、ステレオ差信号md(t)のコヒ
ーレント振幅復調は、オーディオ信号のサンプリングレ
ートより高いサンプリングレートで行う必要がある。こ
のため、ステレオ差信号md(t)のコヒーレント振幅
復調の搬送波をより高いサンプリングレートで生成する
必要がある。図5に示す具体例では、デジタルPLL回
路37により生成されるパイロット搬送波の第2高調波
は、アップサンプリング回路18におけるアップサンプ
リング係数Dによりアップサンプリングされているた
め、搬送波は、オーディオ信号のサンプリングレートの
D倍のサンプリングレートで生成される。ステレオ差信
号md(t)の生成に必要なコヒーレント振幅復調を行
うために、第1のミキサ20において、上述のようにし
て生成された搬送波、すなわちパイロット搬送波と同相
にロックされ、搬送波周波数2ωpilを有する搬送波
と多重信号m(t)とを乗算する。第1のミキサ20の
出力信号はLPF24によりフィルタリングされ、LP
F24は、ステレオ差信号md(t)を出力する。第1
のミキサ20とLPF24との間に設けられている第2
のサンプリングレート間引きフィルタ21は、第1のミ
キサ20の出力信号のサンプリングレートを間引き係数
Dにより間引きしてLPF24に供給する。さらに、和
信号の信号経路において、多重信号m(t)は、第1の
ミキサ20に供給される前に、第2の遅延回路19にお
ける遅延係数τにより遅延され、これにより第1のサン
プリングレート間引きフィルタ14のグループ遅延と同
等とされる。
【0029】図5に示すデジタルステレオデマルチプレ
クサ内において、第5のミキサ26は、多重信号m
(t)とパイロット搬送波の複素第3高調波とを乗算し
てベースバンドのRDSデータを生成し、第3のサンプ
リングレート間引きフィルタ38は、間引き係数Fによ
り、この複素RDSベースバンドデータのサンプリング
レートを間引きする。間引き処理された複素RDSベー
スバンドデータは、再構築LPF(reconstruction low
-pass filter)28によりフィルタリングされる。再構
築LPF28は、最善のRDS復号処理を実現するため
にマッチングされたフィルタである。さらに、コスタス
ループ回路29は、RDS搬送波をロックし、RDS信
号を振幅復調する。コヒーレント振幅復調されたRDS
信号は、RDSデコーダ30に供給され、RDSデコー
ダ30は、このコヒーレント振幅変調されたRDS信号
に基づいてRDSデータをデコードし、デコードしたR
DSデータを出力する。
【0030】図6は、本発明の第2の具体例を示す図で
ある。この第2の具体例では、RDS信号のサンプリン
グレート間引きのためのステレオ差信号のサンプリング
レート間引きフィルタを用いる。
【0031】図6に示す本発明の第2の具体例におい
て、ステレオ送信波検出、ステレオ和信号ms(t)及
びステレオ差信号md(t)の生成は、図5に示すデジ
タルステレオデマルチプレクサと同様に行う。
【0032】また、本発明の第2の具体例においては、
サンプリングレートが間引きされた信号に基づく処理の
他は、図1に示す第1の具体例と同様にRDS信号が生
成される。すなわち、第2のサンプリングレート間引き
フィルタ21から出力されるサンプリングレートが間引
きされた中間信号ma(t)は、被減数として減算器2
5に供給され、減算器25は、このサンプリングレート
が間引きされた中間信号ma(t)から、同様にサンプ
リングレートが間引きされた、鏡映されたパイロット搬
送波mb(t)を減算し、振幅変調されたRDS信号m
c(t)を出力する。鏡映されたパイロット搬送波mb
(t)は、第1のサンプリングレート間引きフィルタ1
4から出力されてくるサンプリングレートが間引きされ
た多重信号m(t)を乗算することにより生成される。
サンプリングレート間引きフィルタ14の帯域幅は、ス
テレオ和信号及びパイロット搬送波がフィルタの通過帯
域となるように決定される。この処理は、第4のミキサ
22により実行される。すなわち、第4のミキサ22に
は、第1のサンプリングレート間引きフィルタ14から
の出力信号と、デジタルPLL回路17により生成され
た、サンプリングレートが間引きされたパイロット搬送
波の第2高調波とが供給される。なお、デジタルPLL
回路17にも第1のサンプリングレート間引きフィルタ
14の出力信号が供給されている。このサンプリングレ
ートが間引きされたパイロット搬送波の第2高調波は、
アップサンプリング回路18にも供給され、ステレオ差
信号md(t)に対するコヒーレント振幅復調にも使用
される。第2の変調器として機能する第4のミキサ22
の出力信号、すなわち鏡映されたパイロット搬送波は、
第3の遅延回路23において遅延係数τにより遅延さ
れ、異なる経路における第2のサンプリングレート間引
きフィルタ21のグループ遅延と同等とされる。この鏡
映されたパイロット搬送波mb(t)は、減算器25に
被減数として供給される。振幅変調されたRDS信号m
c(t)は、第4のミキサ26に供給され、第4のミキ
サ26は、この振幅変調されたRDS信号mc(t)に
19kHzの複素搬送波を乗算し、振幅変調されたRD
S信号mc(t)を複素ベースバンド信号にダウンコン
バートする。図1を用いて説明したように、パイロット
搬送波の周波数を有する複素搬送波の同相成分は、デジ
タルPLL回路17におけるステレオ送信波検出に必要
であり、パイロット搬送波の周波数を有する複素搬送波
の直交成分は、デジタルPLL回路17における同期処
理のために必要であるため、パイロット搬送波の周波数
を有する複素搬送波は、デジタルPLL回路17から入
手することができる。
【0033】以下に説明する処理は、間引き係数Fに代
えて間引き係数Eを用いてさらなるサンプリングレート
の間引きを行うという点以外は、上述した本発明の第2
の具体例と同様のものである。間引き係数D,E及びF
の関係は以下のとおりである。 D+E=F この本発明の第2の具体例のデジタルソリューション
は、振幅変調されたRDS信号がサンプリングレート間
引き処理とともに複素ベースバンド信号に混合されると
いう利点を有している。したがって、図5で説明したよ
うな振幅変調されたRDS信号の最適なデコード処理の
ためのコスタスループ、選択的フィルタリング(select
ivity filtering)及び適合フィルタリング(matched f
iltering)は、低いサンプリングレートで行うことがで
きる。これは、図6に示すように、RDS復調のための
ステレオ和信号及びステレオ差信号のサンプリングレー
トを間引きするサンプリングレート間引きフィルタを用
いることにより実現される。さらに、振幅変調されたR
DS信号の周波数偏移のためのすべての搬送波は、ステ
レオデマルチプレクサから入手できる。したがって、高
いサンプリングレートにおいて、振幅変調されたRDS
信号のコヒーレント復調するために、さらなるsin/
cos演算やテーブルは必要ない。したがって、本発明
によれば演算に必要な電力を節減できる。
【0034】上述のように、デジタルPLL回路は3つ
の搬送波のみ、すなわちステレオ差信号のコヒーレント
振幅変調のための、パイロット搬送波の第2高調波であ
る33kHzの搬送波と、パイロット搬送波の複素周波
数である19kHzの複素搬送波のみを生成すればよ
い。19kHzの複素搬送波は、コヒーレントパイロッ
ト搬送波検出のための搬送波と、この搬送波に直交し、
デジタルPLL回路内の同期に使用される搬送波とから
なる。
【0035】本発明の第2の具体例によれば、パイロッ
ト搬送波の帯域における雑音は、第2のサンプリングレ
ート間引きフィルタ21の出力信号から減算される。し
たがって、本発明の第1の具体例としても示したよう
に、ステレオ差信号ms(t)に含まれるパイロット搬
送波は、パイロット搬送波の第2高調波である38kH
zの搬送波に混合され、サンプリングレート間引きフィ
ルタにおけるグループ遅延τ分遅延される。このように
して生成された信号は、ステレオ差信号の信号経路にお
いて、サンプリングレート間引きフィルタ21の出力信
号から減算され、これによりパイロット搬送波の帯域に
おける雑音が除去される。
【0036】19kHzの搬送波の振幅により振幅変調
されたRDS信号は、ステレオデマルチプレクサ内に既
に存在する19kHzの複素搬送波に混合されて複素ベ
ースバンド信号とされる。複素RDSベースバンド信号
mcL(t)は、間引き係数Eによりサンプリングレー
ト間引き処理され、再構築LPF28に供給される。再
構築LPF28は、最適なRDSデコード処理用の適合
フィルタである。コスタスループ回路29は、RDS搬
送波をロックし、RDS信号を振幅復調する。このよう
にしてコヒーレント振幅復調されたRDS信号は、RD
Sデコーダ30に供給され、RDSデコーダ30は、こ
のRDS信号をデコードしてRDSデータを生成し、R
DSデータを出力する。
【0037】図7は、本発明の第3の具体例を示す図で
ある。この第3の具体例では、僅かな性能の劣化を伴う
のみで、第2のサンプリングレート間引きフィルタ21
の出力信号をRDSデコード処理に使用できる点を考慮
する。この僅かな性能の劣化は、パイロット搬送波の帯
域における付加的な雑音がRDS信号に重畳するために
生じる。すなわち、第3のミキサ26には、サンプリン
グレート間引きフィルタ21の出力信号が直接入力さ
れ、これに続いて、RDS信号には、図6を用いて説明
した処理と同様の処理が施される。したがって、図7に
示す本発明の具体例では、図6に示す第4のミキサ2
2、第3の遅延回路23、減算器25を省略できる。
【0038】このような変更は、図1に示す本発明の第
1の具体例にも適用でき、すなわち、BPF7に中間信
号ms(t)を直接入力してもよく、この場合、図1に
示すステレオデマルチプレクサの第3のミキサ5及び減
算器6を省略できる。
【0039】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る情報再生方
法は、入力される多重信号からステレオ差信号を抽出す
る処理により得られる中間信号に基づいて、振幅変調さ
れたラジオデータシステム信号を生成する。これによ
り、パイロット搬送波の第3高調波の周波数、すなわち
57kHzの周波数を有する搬送波を新たに生成するこ
となく、ラジオデータシステム信号に対するコヒーレン
ト振幅復調が実現でき、復調処理における演算に必要な
電力を小さくできる。
【0040】また、本発明に係るラジオデータシステム
信号復調装置は、上述の情報再生方法に基づいてラジオ
データシステム信号を生成する。これにより、パイロッ
ト搬送波の第3高調波の周波数、すなわち57kHzの
周波数を有する搬送波を新たに生成することなく、ラジ
オデータシステム信号に対するコヒーレント振幅復調が
実現でき、復調処理における演算に必要な電力を小さく
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したステレオデマルチプレクサの
第1の具体例を示す図である。
【図2】図1に示す第1のミキサの入力信号及び出力信
号のスペクトルを示す図である。
【図3】図1に示す第2のミキサの入力信号及び出力信
号のスペクトルを示す図である。
【図4】図1に示す減算器の入力信号及び出力信号のス
ペクトルを示す図である。
【図5】従来のステレオデマルチプレクサをデジタル的
に実現した構成例を示す図である。
【図6】本発明を適用したステレオデマルチプレクサの
第2の具体例を示す図である。
【図7】本発明を適用したステレオデマルチプレクサの
第3の具体例を示す図である。
【図8】従来のステレオデマルチプレクサを示す図であ
る。
【符号の説明】
1 PLL、2 ミキサ、3 LPF、4 LPF、5
ミキサ、6 加算器、7 BPF、8 コスタスルー
プ、9 ミキサ、10 LPF、11 RDSデコー
ダ、12 ミキサ、13 LPF
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ビルトゥハーゲン、イエンス ドイツ連邦共和国 ディー−70736 フェ ルバッハ シュトゥットゥガルター シュ トラーセ 106 ヨーロピアン アール アンド ディー シュトゥットガルト ソ ニー インターナショナル(ヨーロッパ) ゲゼルシャフト ミット ベシュレンク テル ハフツング内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力される多重信号をフィルタリング処
    理及び変換処理して振幅復調されたラジオデータシステ
    ム信号を生成し、ラジオデータシステム情報を再生する
    情報再生方法において、 上記入力される多重信号からステレオ差信号を抽出する
    処理により得られる中間信号に基づいて、振幅変調され
    たラジオデータシステム信号を生成することを特徴とす
    る情報再生方法。
  2. 【請求項2】 上記中間信号は、上記多重信号にパイロ
    ット搬送波の第2高調波を乗算して得られることを特徴
    とする請求項1記載の情報再生方法。
  3. 【請求項3】 上記振幅変調されたラジオデータシステ
    ム信号は、上記パイロット搬送波の第2高調波が乗算さ
    れたステレオ和信号を上記中間信号から減算することに
    より得られることを特徴とする請求項2記載の情報再生
    方法。
  4. 【請求項4】 上記振幅変調されたラジオデータシステ
    ム信号は、上記中間信号であることを特徴とする請求項
    1記載の情報再生方法。
  5. 【請求項5】 上記振幅変調されたラジオデータシステ
    ム信号を振幅復調し、 上記振幅復調されたラジオデータシステム信号をデコー
    ドすることを特徴とする請求項1記載の情報再生方法。
  6. 【請求項6】 上記振幅変調されたラジオデータシステ
    ム信号の振幅復調は、コスタスループ回路により上記振
    幅変調されたラジオデータシステム信号から生成された
    搬送波を用いたコヒーレント振幅復調により実現される
    ことを特徴とする請求項5記載の情報再生方法。
  7. 【請求項7】 上記振幅変調されたラジオデータシステ
    ム信号のラジオデータシステムベースバンド信号への振
    幅復調は、複素復調処理により行われることを特徴とす
    る請求項5記載の情報再生方法。
  8. 【請求項8】 上記複素復調処理に用いられる複素搬送
    波は、パイロット搬送波再生のためのデジタル位相ロッ
    クループ回路から出力されることを特徴とする請求項7
    記載の情報再生方法。
  9. 【請求項9】 上記振幅復調されたラジオデータシステ
    ム信号の搬送波は、上記ラジオデータシステムベースバ
    ンド信号にロックするコスタスループ回路により生成さ
    れることを特徴とする請求項7記載の情報再生方法。
  10. 【請求項10】 上記中間信号は、サンプリングレート
    間引き処理されたステレオ差信号に基づいて生成される
    ことを特徴とする請求項1記載の情報再生方法。
  11. 【請求項11】 サンプリングレート間引き処理により
    各復調用の搬送波を生成することを特徴とする請求項1
    記載の情報再生方法。
  12. 【請求項12】 上記ラジオデータシステムベースバン
    ド信号に対してサンプリングレート間引き処理を行うこ
    とを特徴とする請求項1記載の情報再生方法。
  13. 【請求項13】 入力される多重信号をフィルタリング
    処理及び変換処理して振幅復調されたラジオデータシス
    テム信号を生成し、ラジオデータシステム情報を再生す
    る情報再生方法を用いるラジオデータシステム信号復調
    装置において、 上記入力される多重信号からステレオ差信号を抽出する
    処理により得られる中間信号に基づいて、振幅変調され
    たラジオデータシステム信号を生成することを特徴とす
    るラジオデータシステム信号復調装置。
  14. 【請求項14】 上記中間信号は、上記多重信号にパイ
    ロット搬送波の第2高調波を乗算して得られることを特
    徴とする請求項13記載のラジオデータシステム信号復
    調装置。
  15. 【請求項15】 上記振幅変調されたラジオデータシス
    テム信号は、上記パイロット搬送波の第2高調波が乗算
    されたステレオ和信号を上記中間信号から減算すること
    により得られることを特徴とする請求項14記載のラジ
    オデータシステム信号復調装置。
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