JP2001168084A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JP2001168084A
JP2001168084A JP34774499A JP34774499A JP2001168084A JP 2001168084 A JP2001168084 A JP 2001168084A JP 34774499 A JP34774499 A JP 34774499A JP 34774499 A JP34774499 A JP 34774499A JP 2001168084 A JP2001168084 A JP 2001168084A
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Nobuyuki Ikezawa
延幸 池澤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 有機系反射防止膜のドライエッチング工程時
に、フォトレジスト層のマスク残膜の確保とフォトレジ
スト層のマスク寸法変動の抑制とを両立させる。 【解決手段】 有機系反射防止膜12のドライエッチン
グ工程時に、エッチングガスとして二酸化硫黄と酸素と
塩素との混合ガスを用いているため、混合ガス中の二酸
化硫黄が作用して生成された反応生成物によってフォト
レジスト膜13の側壁にデポ膜14が形成され、混合ガ
ス中の塩素によってフォトレジスト膜13と有機系反射
防止膜12との選択比の向上が図られる。また、混合ガ
ス中の二酸化硫黄、酸素及び塩素のそれぞれの混合比を
最適にすることによって、有機系反射防止膜12のパタ
ーン形成不能及び導電膜11の下地膜やられを発生させ
ることなく、フォトレジスト膜13のマスク寸法変動が
抑制されるととも、次工程の導電膜11のドライエッチ
ング工程時にフォトレジスト膜13に必要とされるマス
ク残膜が確保される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置の製造
方法に関し、特に、有機系反射防止膜に対してエッチン
グガスによりドライエッチングを行う工程を含む半導体
装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置を製造する場合には、フォト
リソグラフィでフォトレジストにマスクパターンを形成
するが、フォトリソグラフィにおける露光工程でフォト
レジストに入射された入射光の一部がフォトレジストの
下地の導電膜にて反射し、この反射光が入射光と干渉す
ることにより定在波効果が生じてしまう。
【0003】このような定在波効果を低減させるための
方法としては、フォトレジストに入射された入射光の導
電膜における反射を防止するために、フォトレジストの
下層に有機系反射防止膜を形成する方法が考案されてい
る。
【0004】ここで、フォトレジストの下層に有機系反
射防止膜を形成する場合の半導体装置の製造方法につい
て説明する。
【0005】まず、導電膜上に有機系反射防止膜及びフ
ォトレジスト膜を成膜する。
【0006】次に、導電膜上に成膜されたフォトレジス
ト膜に対して露光及び現像を行い、これにより、フォト
レジスト膜にマスクパターンを形成する。
【0007】次に、有機系反射防止膜に対してフォトレ
ジスト膜をマスクとしてエッチングガスによりドライエ
ッチングを行い、これにより、有機系反射防止膜にマス
クパターンを形成する。
【0008】その後、導電膜に対してフォトレジスト膜
をマスクとしてエッチングガスによりドライエッチング
を行い、これにより、導電膜にゲート電極を形成する。
【0009】従来の半導体装置の製造方法においては、
有機系反射防止膜のドライエッチング工程時に、エッチ
ングガスとして塩素と酸素との混合ガスを用いており、
例えば、その技術が特開平10−303183号公報に
開示されている。
【0010】また、エッチングガスとして二酸化硫黄と
酸素との混合ガスを用いた技術も開示されている(Jpn.
J.Appl.Phys.Vol.37(1998)pp.2369-2372)。
【0011】以下に、従来の半導体装置の製造方法にお
ける有機系反射防止膜のドライエッチング工程について
説明する。
【0012】まず、エッチングガスとして塩素と酸素と
の混合ガスを用いた有機系反射防止膜のドライエッチン
グ工程について説明する。
【0013】図2は、従来の半導体装置の製造方法にお
ける有機系反射防止膜のドライエッチング工程の一例を
説明するための図であり、エッチングガスとして塩素と
酸素との混合ガスを用いた場合の例を示す。また、図3
は、図2に示す有機系反射防止膜22のドライエッチン
グ工程における混合ガス中の塩素の混合比とフォトレジ
スト層23の状態との関係を示す図である。なお、図3
においては、フォトレジスト層23の状態として、有機
系反射防止膜22のドライエッチング工程後のマスク残
膜Mと、有機系反射防止膜22のドライエッチング工程
前のマスク寸法Tからドライエッチング工程後のマスク
寸法tへの変動分であるマスク寸法変動とが示されてい
る。
【0014】まず、Siからなる導電膜21上に、10
0〜150nmの膜厚を具備する有機系反射防止膜22
と、500nmの膜厚を具備するフォトレジスト膜23
とを順次成膜し、フォトレジスト膜23に所望のマスク
パターンを形成する(図2(a))。
【0015】その後、有機系反射防止膜22に対してフ
ォトレジスト膜23をマスクとして塩素と酸素との混合
ガスによりドライエッチングを行う(図2(b))。
【0016】本従来例においては、エッチングガスとし
て塩素と酸素との混合ガスを用いているため、混合ガス
中の塩素によりフォトレジスト膜23と有機系反射防止
膜22との選択比を向上させることができる。
【0017】これにより、図3に示すように、有機系反
射防止膜22のドライエッチング工程後のフォトレジス
ト膜23のマスク残膜Mが250nm以上となり、次工
程の導電膜21のドライエッチング工程時にフォトレジ
スト膜23をマスクとして使用するために必要とされる
フォトレジスト膜23のマスク残膜を確保することがで
きる。
【0018】しかしながら、有機系反射防止膜22のド
ライエッチング工程に用いられる塩素と酸素との混合ガ
スは、次工程の導電膜21のドライエッチング工程にて
用いられるものであるため、図2に示すように、有機系
反射防止膜22のドライエッチング工程時に導電膜21
も同時にエッチングされてしまう。なお、以下の記載で
は、有機系反射防止膜22のドライエッチング工程時に
導電膜21が同時にエッチングされてしまう現象を下地
膜やられと称する。
【0019】通常、導電膜21上の有機系反射防止膜2
2に対してドライエッチングを行う場合には、混合ガス
中の酸素により導電膜21上に数nm厚の自然酸化膜
(不図示)が形成され、この自然酸化膜により導電膜2
1が保護されることになる。
【0020】このため、上述した下地膜やられを防止す
るためには、混合ガス中の酸素の混合比を増加させて自
然酸化膜の膜厚を厚くする必要がある。
【0021】しかしながら、混合ガス中の酸素の混合比
を増加させる場合においては、図3に示すように、ライ
ン/スペースの繰り返しパターン(以下、L/Sパター
ンと称する)及び孤立ラインを形成する場合のフォトレ
ジスト膜23のマスク寸法が、共に、有機系反射防止膜
22のドライエッチング工程前後で大きく変動してしま
う。
【0022】具体例を挙げると、混合ガス中の塩素の混
合比が50%前後である場合においては、有機系反射防
止膜22のドライエッチング工程後のフォトレジスト膜
23のマスク残膜Mとして250μm以上の膜厚を確保
することができるが、L/Sパターン及び孤立ラインを
形成する場合のフォトレジスト膜23のマスク寸法が、
共に、有機系反射防止膜22のドライエッチング工程前
に対してドライエッチング工程後で約0.04μm細く
なってしまう。
【0023】また、混合ガス中の塩素の混合比を更に減
少させて約20%以下にした場合においては、フォトレ
ジスト層23のマスク寸法変動等により有機系反射防止
膜22に対してマスクパターンを形成することができな
くなってしまう。
【0024】次に、エッチングガスとして二酸化硫黄と
酸素との混合ガスを用いた有機系反射防止膜のドライエ
ッチング工程について説明する。
【0025】図4は、従来の半導体装置の製造方法にお
ける有機系反射防止膜のドライエッチング工程の他の例
を説明するための図であり、エッチングガスとして二酸
化硫黄と酸素との混合ガスを用いた場合の例を示す。ま
た、図5は、図4に示す有機系反射防止膜42のドライ
エッチング工程における混合ガス中の二酸化硫黄の混合
比とフォトレジスト層43の状態との関係を示す図であ
る。なお、図5においては、フォトレジスト層43の状
態として、フォトレジスト層43のドライエッチング工
程後のマスク残膜Mと、フォトレジスト層43のドライ
エッチング工程前のマスク寸法Tからドライエッチング
工程後のマスク寸法tへの変動分であるマスク寸法変動
とが示されている。
【0026】まず、Siからなる導電膜41上に、10
0〜150nmの膜厚を具備する有機系反射防止膜42
と、500nmの膜厚を具備するフォトレジスト膜43
とを順次成膜し、フォトレジスト膜43に所望のマスク
パターンを形成する(図4(a))。
【0027】その後、有機系反射防止膜42に対してフ
ォトレジスト膜43をマスクとして二酸化硫黄と酸素と
の混合ガスによりドライエッチングを行う(図4
(b))。
【0028】本従来例においては、エッチングガスとし
て二酸化硫黄と酸素との混合ガスを用いているため、有
機系反射防止膜42のドライエッチング工程時に導電膜
41が同時にエッチングされることがない。
【0029】また、混合ガス中の二酸化硫黄とフォトレ
ジスト膜43中の炭素成分とが結合して反応生成物(C
Sx)が生成され、この反応生成物がデポ膜(側壁保護
膜)44として有機系反射防止膜42及びフォトレジス
ト膜43の側壁に付着するため、フォトレジスト膜43
がデポ膜44により保護されることになる。
【0030】これにより、有機系反射防止膜42に対し
てマスクパターンが形成可能な条件下で混合ガス中の二
酸化硫黄の混合比を最適化した場合においては、図5に
示すように、L/Sパターン及び孤立ラインともにフォ
トレジスト膜43のマスク寸法変動を0.01μm以下
に抑制することができる。
【0031】なお、本従来例においては、混合ガス中の
二酸化硫黄の混合比が約20%以下である場合に、有機
系反射防止膜42に対してマスクパターンが形成不能に
なる。
【0032】しかしながら、二酸化硫黄と酸素との混合
ガスにおいては、二酸化硫黄がデポ膜44の要素として
有機系反射防止膜42及びフォトレジスト膜43の側壁
に付着するため、有機系反射防止膜42に対するエッチ
ングガスとしては実質的に酸素のみが用いられることに
なり、これにより、フォトレジスト膜43と有機系反射
防止膜42との選択比が低下してしまう。
【0033】このため、有機系反射防止膜42のドライ
エッチング工程後のフォトレジスト膜43のマスク残膜
Mを確保することが困難となり、次工程の導電膜41の
ドライエッチング工程時にフォトレジスト膜43をマス
クとして使用することができないおそれがある。
【0034】具体例を挙げると、混合ガス中の二酸化硫
黄の混合比が50%前後である場合においては、L/S
パターン及び孤立ラインを形成する場合のフォトレジス
ト膜43のマスク寸法変動を、共に、有機系反射防止膜
42のドライエッチング工程前後で0.01μm以下に
抑制することができるが、有機系反射防止膜42のドラ
イエッチング工程後のフォトレジスト膜43のマスク残
膜Mが約200nmであるため、次工程の導電膜41の
ドライエッチング工程時にフォトレジスト膜43をマス
クとして使用することができなくなってしまう。
【0035】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、図2
〜図5を用いて説明した従来の半導体装置の製造方法に
おいては、有機系反射防止膜のドライエッチング工程時
に、フォトレジスト層のマスク残膜の確保と、フォトレ
ジスト層のマスク寸法変動の抑制とを両立させることが
できないという問題点がある。
【0036】本発明は上述したような従来の技術が有す
る問題点に鑑みてなされたものであって、有機系反射防
止膜のドライエッチング工程時に、フォトレジスト膜の
マスク寸法変動を抑制することができるとともに、次工
程の導電膜のドライエッチング工程時にフォトレジスト
膜に必要とされるマスク残膜を確保することができる半
導体装置の製造方法を提供することを目的とする。
【0037】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、導電膜上に有機系反射防止膜とフォトレジ
スト膜とを順次成膜する工程と、前記フォトレジスト膜
にマスクパターンを形成する工程と、前記有機系反射防
止膜に対してエッチングガスによりドライエッチングを
行う工程とを含む半導体装置の製造方法において、前記
エッチングガスは、二酸化硫黄と酸素と塩素との混合ガ
スであることを特徴とする。
【0038】また、前記混合ガス中の二酸化硫黄の混合
比は、10%〜80%の範囲であることを特徴とする。
【0039】また、前記混合ガス中の酸素の混合比は、
10%〜80%の範囲であることを特徴とする。
【0040】また、前記混合ガス中の塩素の混合比は、
10%〜60%の範囲であることを特徴とする。
【0041】また、ICP型ドライエッチング装置によ
って、前記有機系反射防止膜のドライエッチングを行う
ことを特徴とする。
【0042】また、前記ICP型ドライエッチング装置
の使用条件は、ソースパワーが200W〜600Wの範
囲であり、かつ、バイアスパワーが20W〜80Wの範
囲であり、かつ、ガス圧が0.4Pa〜6.7Paの範
囲であることを特徴とする。
【0043】また、反応性イオンエッチング装置、EC
R型エッチング装置及びマイクロ波プラズマエッチング
装置のエッチング装置からなる群の中から選ばれたエッ
チング装置によって、前記有機系反射防止膜のドライエ
ッチングを行うことを特徴とする。
【0044】(作用)上記のように構成された本発明に
おいては、有機系反射防止膜のドライエッチング工程時
に、エッチングガスとして二酸化硫黄と酸素と塩素との
混合ガスを用いているため、混合ガス中の二酸化硫黄が
作用して生成された反応生成物によってフォトレジスト
膜の側壁が保護されるとともに、混合ガス中の塩素によ
ってフォトレジスト膜と有機系反射防止膜との選択比の
向上が図られる。
【0045】また、混合ガス中の二酸化硫黄、酸素及び
塩素のそれぞれの混合比を、二酸化硫黄が10%〜80
%、酸素が10%〜80%及び塩素が10%〜60%と
した場合においては、有機系反射防止膜のパターン形成
不能及び導電膜の下地膜やられを発生させることなく、
フォトレジスト膜のマスク寸法変動が抑制されるととも
に、次工程の導電膜のドライエッチング工程時にフォト
レジスト膜に必要とされるマスク残膜が確保される。
【0046】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施例の形態に
ついて図面を参照して説明する。
【0047】図1は、本発明の半導体装置の製造方法の
実施の一形態における有機系反射防止膜のドライエッチ
ング工程を説明するための図である。
【0048】まず、Siからなる導電膜11上に、主成
分がメラミン樹脂誘導体であり、100〜150nmの
膜厚を具備する有機系反射防止膜12と、主成分がアセ
タール系樹脂であり、500nmの膜厚を具備するフォ
トレジスト膜13とを回転塗布法により成膜し、フォト
レジスト膜13に対して縮小投影型露光機及び現像装置
を用いて露光及び現像を行うことにより、フォトレジス
ト膜13に所望のマスクパターンを形成する(図1
(a))。
【0049】その後、導電膜11上に成膜された有機系
反射防止膜12に対して、フォトレジスト膜13をマス
クとして二酸化硫黄と酸素と塩素との混合ガスによりド
ライエッチングを行う(図1(a))。
【0050】本形態においては、二酸化硫黄と酸素と塩
素との混合ガス中の二酸化硫黄と酸素と塩素とのそれぞ
れの混合比は、塩素が50%、酸素が12.5%、二酸
化硫黄が37.5%である。
【0051】なお、二酸化硫黄と酸素と塩素との混合ガ
ス中の二酸化硫黄と酸素と塩素とのそれぞれの混合比
は、塩素が10%〜60%、酸素が10%〜80%、二
酸化硫黄が10%〜80%の範囲にあることが好まし
い。
【0052】また、本形態においては、ICP(Induct
ive Coupled Plasma)型ドライエッチング装置を用いて
有機系反射防止膜12のドライエッチングが行われてお
り、このICP型ドライエッチング装置の使用条件は、
ガス圧が2.0Pa、ソースパワーが400W、バイア
スパワーが40Wである。
【0053】なお、ICP型ドライエッチング装置の使
用条件は、ソースパワーが200W〜600W、バイア
スパワーが20W〜80W、ガス圧が0.4Pa〜6.
7Paの範囲にあることが好ましい。
【0054】上述したように本形態においては、エッチ
ングガスとして二酸化硫黄と酸素と塩素との混合ガスを
用いているため、混合ガス中の二酸化硫黄が作用して生
成された反応生成物(CSx)によってフォトレジスト
膜の側壁を保護するためのデポ膜14が形成されるとと
もに、混合ガス中の塩素によってフォトレジスト膜13
と有機系反射防止膜12との選択比の向上が図られる。
【0055】また、混合ガス中の二酸化硫黄、酸素及び
塩素のそれぞれの混合比を最適化しているため、有機系
反射防止膜12のパターン形成不能及び導電膜11の下
地膜やられを発生させることなく、L/Sパターン及び
孤立ラインを形成する場合のフォトレジスト膜13のマ
スク寸法変動を、共に、0.01μm以下に抑制するこ
とができるとともに、次工程の導電膜11のドライエッ
チング工程時にフォトレジスト膜13に必要とされる2
50nm以上のマスク残膜Mを確保することができる。
【0056】なお、本形態においては、ICP型ドライ
エッチング装置を用いて有機系反射防止膜12のドライ
エッチングを行っているが、本発明に用いられるドライ
エッチング装置としては、ICP型ドライエッチング装
置に限定されるものではなく、例えば、反応性イオンエ
ッチング装置、ECR型エッチング装置或いはマイクロ
波プラズマエッチング装置等を用いることができる。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように本発明においては、
有機系反射防止膜のドライエッチング工程時に、エッチ
ングガスとして二酸化硫黄と酸素と塩素との混合ガスを
用いているため、混合ガス中の二酸化硫黄が作用して生
成された反応生成物によってフォトレジスト膜の側壁を
保護することができるとともに、混合ガス中の塩素によ
ってフォトレジスト膜と有機系反射防止膜との選択比の
向上を図ることができる。
【0058】また、混合ガス中の二酸化硫黄、酸素及び
塩素のそれぞれの混合比を、二酸化硫黄が10%〜80
%、酸素が10%〜80%及び塩素が10%〜60%と
した場合においては、有機系反射防止膜のパターン形成
不能及び導電膜の下地膜やられを発生させることなく、
フォトレジスト膜のマスク寸法変動を抑制することがで
きるとともに、次工程の導電膜のドライエッチング工程
時にフォトレジスト膜に必要とされるマスク残膜を確保
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体装置の製造方法の実施の一形態
における有機系反射防止膜のドライエッチング工程を説
明するための図である。
【図2】従来の半導体装置の製造方法における有機系反
射防止膜のドライエッチング工程の一例を説明するため
の図である。
【図3】図2に示した有機系反射防止膜のドライエッチ
ング工程における混合ガス中の塩素の混合比とフォトレ
ジスト層の状態との関係を示す図である。
【図4】従来の半導体装置の製造方法における有機系反
射防止膜のドライエッチング工程の他の例を説明するた
めの図である。
【図5】図4に示した有機系反射防止膜のドライエッチ
ング工程における混合ガス中の二酸化硫黄の混合比とフ
ォトレジスト層の状態との関係を示す図である。
【符号の説明】
11 導電膜 12 有機系反射防止膜 13 フォトレジスト膜 14 デポ膜

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電膜上に有機系反射防止膜とフォトレ
    ジスト膜とを順次成膜する工程と、前記フォトレジスト
    膜にマスクパターンを形成する工程と、前記有機系反射
    防止膜に対してエッチングガスによりドライエッチング
    を行う工程とを含む半導体装置の製造方法において、 前記エッチングガスは、二酸化硫黄と酸素と塩素との混
    合ガスであることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の半導体装置の製造方法
    において、 前記混合ガス中の二酸化硫黄の混合比は、10%〜80
    %の範囲であることを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の半導体
    装置の製造方法において、 前記混合ガス中の酸素の混合比は、10%〜80%の範
    囲であることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の
    半導体装置の製造方法において、 前記混合ガス中の塩素の混合比は、10%〜60%の範
    囲であることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の
    半導体装置の製造方法において、 ICP型ドライエッチング装置によって、前記有機系反
    射防止膜のドライエッチングを行うことを特徴とする半
    導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の半導体装置の製造方法
    において、 前記ICP型ドライエッチング装置の使用条件は、ソー
    スパワーが200W〜600Wの範囲であり、かつ、バ
    イアスパワーが20W〜80Wの範囲であり、かつ、ガ
    ス圧が0.4Pa〜6.7Paの範囲であることを特徴
    とする半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の
    半導体装置の製造方法において、 反応性イオンエッチング装置、ECR型エッチング装置
    及びマイクロ波プラズマエッチング装置のエッチング装
    置からなる群の中から選ばれたエッチング装置によっ
    て、前記有機系反射防止膜のドライエッチングを行うこ
    とを特徴とする半導体装置の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004087896A (ja) * 2002-08-28 2004-03-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd パターン形成方法
JP2015012178A (ja) * 2013-06-28 2015-01-19 東京エレクトロン株式会社 プラズマエッチング方法およびプラズマエッチング装置

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