JP2001168021A - 液膜形成方法 - Google Patents
液膜形成方法Info
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Abstract
ルと被処理基板とを相対的に移動させることによって、
該基板上に液膜を形成する液膜形成方法において、処理
時間の短縮化を図ると共に、液体の使用量を削減するこ
と。 【解決手段】液体滴下ノズル12と被処理基板11との
相対的な移動は、液体滴下ノズル12が被処理基板11
の一端側から基板11上を経て基板11の他端側に抜け
る列方向の直線的な移動と、基板11外での行方向の移
動で構成され、前記列方向の移動距離は、基板11上で
の滴下長Lと加減速区間を加えた距離の加算とであっ
て、前記列方向の該基板上の移動速度vが、前記滴下長
Lと前記加減速度aの絶対値との積の平方根に応じで定
められること。
Description
体を塗布して液膜を形成する液膜形成方法に関する。
きた回転塗布法は、基板に滴下した液体の殆どを基板外
に排出し、残りの数%で成膜するため、使用する薬液の
無駄が多く、排出された薬液が多いことから環境にも悪
影響を及ぼしていた。また、方形の基板や300mm以
上の大口径の円盤形状基板では、基板の外周部で乱気流
が生じその部分で膜厚が不均一になるという問題が生じ
ていた。
る手法として特開平2−220428号公報には一列に
配置した多数のノズルよりレジストを滴下し、その後方
よりガスまたは液体を成膜面に吹き付けることで均一な
膜を得る手法が記載されている。また、特開平6―15
1295号公報では棒に多数の噴霧口を設け、それより
レジストを基板上に滴下し均一な膜を得ることを目的と
た技術が記載されている。更に特開平7−321001
号公報には、レジストを噴霧するための多数の噴出孔が
形成されたスプレーヘッドを用い、基板と相対的に移動
して塗布する手法が記載されている。
るいは噴霧ノズルを横一列に複数配置し、それを基板表
面にそってスキャンさせて均一な膜を得ることを目的と
している。また、これら複数のノズルを持つ装置を用い
た塗布法の他に一本の液体吐出ノズルを用い、被処理基
板上を走査させることで液膜を形成する手法が有る。
板1枚あたりの処理時間が長くなったり、薬液の使用量
が膨大になるという問題が生じていた。
を用い、被処理基板上を走査させることで液膜を形成す
る手法が有る。この手法ではノズルの操作法次第では基
板1枚あたりの処理時間が長くなったり、薬液の使用量
が膨大になったりするという問題があった。
と共に、薬液の使用量を抑制し得る液膜形成方法を提供
することにある。
目的を達成するために以下のように構成されている。
に対して、該基板上で一定量広がるように調整された液
体を滴下部の滴下ノズルから滴下し、滴下された該液体
を該基板上に留めつつ、前記滴下部と前記被処理基板と
を相対的に移動させ、前記被処理基板上に液膜を形成す
る液膜形成方法であって、前記滴下部と前記被処理基板
との相対的な移動は、前記滴下部が前記被処理基板の一
端側から該基板上を経て該基板の他端側に抜ける列方向
の直線的な移動と、該基板外での行方向の移動で構成さ
れ、前記列方向の移動距離は、該基板上での滴下長Lと
加減速区間を加えた距離との加算であって、前記列方向
の該基板上の移動速度vは、前記滴下長Lと前記加減速
区間での加減速度aの絶対値との積の平方根に応じて定
めることを特徴とする。
記滴下部の滴下ノズルからの滴下量Wは、前記移動速度
vに比例する量に応じて定めることが好ましい。
盤形状の被処理基板に対して、該基板上で一定量広がる
ように調整された液体を滴下部の滴下ノズルから滴下
し、滴下された該液体を該基板上に留めつつ、前記滴下
部と前記被処理基板とを相対的に移動させ、前記被処理
基板上に液膜を形成する液膜形成方法であって、前記滴
下部と前記被処理基板との相対的な移動は、前記滴下部
が前記被処理基板の一端側から該基板上を経て該基板の
他端側に抜ける列方向の直線的な移動と、該基板外での
行方向の移動で構成され、前記列方向の移動速度vは、
定数0.4と前記被処理基板の直径Dと前記移動速度v
に達する前後の加減速度aの絶対値との積の平方根に応
じて定めることを特徴とする。
記滴下部の滴下ノズルからの滴下量が一定であることが
好ましい。
に記す。
滴下量は全ての滴下ノズルから滴下される液体の総量で
あること。
電体材料、絶縁材料、配線材料、金属ペーストのいずれ
かであること。
量滴下されたときに、前記液体の滴下5秒後から60秒
に至るまでの該液体の外基板に対する接触角の変化量が
±2度以内である性質を持つ液体を用いて液膜を形成す
ること。
成方法は、被処理基板に対して、該基板上で一定量広が
るように調整された液体を滴下部の滴下ノズルから滴下
し、滴下された該液体を該基板上に留めつつ、前記滴下
部と前記被処理基板とを相対的に移動させ、前記被処理
基板上に液膜を形成する液膜形成方法であって、前記滴
下部と前記被処理基板との相対的な運動は、前記滴下部
が前記被処理基板の一端側から該基板上を経て該基板の
他端側に抜ける列方向の直線的な移動と該基板外での行
方向の移動で構成される、もしくは、前記滴下部が前記
被処理基板の略中心から外周部に向かう、または外周部
から略中心にむかう螺旋状の移動で構成されるものであ
って、前記液体が該被処理基板の微小な領域に微量滴下
されたときに、前記液体の滴下後5秒から60秒に至る
までの、該基板に対する該液体の接触角の変化量が±2
度以内であることを特徴とする。
前記被処理基板に滴下される液体の前記被処理基板に対
する接触角変化量±2度以内の抑制は、前記液体を構成
する溶剤と塗布材に対する界面活性剤の比率を調整して
成されたものであること。
用薬液は、被処理基板に対して、該基板上で一定量広が
るように調整された液体を滴下部の滴下ノズルから滴下
し、滴下された該液体を該基板上に留めつつ、前記滴下
部と前記被処理基板とを相対的に移動させ、前記被処理
基板上に液膜を形成する液膜形成方法の前記液体として
用いられる塗布用薬液であって、前記液体は、前記溶剤
と、塗布剤と、界面活性剤とを含み、前記溶剤及び塗布
剤に対する前記界面活性剤の比率は、前記液体が該被処
理基板の微小な領域に微量滴下されたときに、前記液体
の滴下後5秒から60秒に至るまでの、該基板に対する
該液体の接触角の変化量が±2度以内となるように、調
整されていることを特徴とする。
形成方法は、被処理基板に対して、該基板上で一定量広
がるように調整された液体を滴下部の滴下ノズルから滴
下し、滴下された該液体を該基板上に留めつつ、前記滴
下部と前記被処理基板とを相対的に移動させ、前記被処
理基板上に液膜を形成する液膜形成方法であって、前記
滴下部と前記被処理基板との相対的な運動は、前記滴下
部が前記被処理基板の一端側から該基板上を経て該基板
の他端側に抜ける列方向の直線的な移動と該基板内での
行方向の移動で構成される、もしくは、前記滴下部が前
記被処理基板の略中心から外周部に向かう、または外周
部から略中心にむかう螺旋状の移動で構成されるもので
あって、前記液膜が流動性により広がったときに、被処
理基板の段差端部の膜境界領域にかからないように滴下
範囲を定めることを特徴とする。
形成方法は、被処理基板に対して、該基板上で一定量広
がるように調整された液体を滴下部の滴下ノズルから滴
下し、滴下された該液体を該基板上に留めつつ、前記滴
下部と前記被処理基板とを相対的に移動させ、前記被処
理基板上に液膜を形成する液膜形成方法であって、前記
滴下部と前記被処理基板との相対的な運動は、前記滴下
部が前記被処理基板の一端側から該基板上を経て該基板
の他端側に抜ける列方向の直線的な移動と該基板内での
行方向の移動で構成される、もしくは、前記滴下部が前
記被処理基板の略中心から外周部に向かう、または外周
部から略中心にむかう螺旋状の移動で構成されるもので
あって、前記行方向の滴下開始位置と滴下終了位置のそ
れぞれの被処理基板の段差端部からの距離の大小関係
を、開始側の方を大きく、終了側の方を小さくし、前記
列方向の液膜線端と該段差端部との距離を滴下開始側か
ら終了側にかけて徐徐に小さくしていくことを特徴とす
る。
前記記載の液膜形成方法において、前記液膜端と前記段
差端部との距離を、前記薬液が前記被処理基板に滴下さ
れてから該基板上で流動する距離に応じて決定するこ
と。前記液膜端と被処理基板端距離を、液膜端が流動に
より該被処理基板端に達する距離以下とすること。
形成方法は、被処理基板に対して、該基板上で一定量広
がるように調整された液体を滴下部の滴下ノズルから滴
下し、滴下された該液体を該基板上に留めつつ、前記滴
下部と前記被処理基板とを相対的に移動させ、前記被処
理基板上に液膜を形成する液膜形成方法であって、前記
滴下部と前記被処理基板との相対的な運動は、前記滴下
部が前記被処理基板の一端側から該基板上を経て該基板
の他端側に抜ける列方向の直線的な移動と該基板内での
行方向の移動で構成される、もしくは、前記滴下部が前
記被処理基板の略中心から外周部に向かう、または外周
部から略中心にむかう螺旋状の移動で構成されるもので
あって、前記被処理基板上に形成された液膜の流動が、
該液膜にかかる重力によってほぼ定まる程度となるよう
に液膜厚さを決定することを特徴とする。
前記液膜の厚さを20μm以下とすること。
の作用・効果を有する。上述した条件で列方向の移動速
度を決定することで、被処理基板上に液膜を形成する時
間を短くすることができると共に、液体の使用量を抑制
することができる。
動速度vに比例する量に応じて定める(請求項2)、或
いは滴下量を一定にする(請求項4)ことで被処理基板
上に形成される液膜の膜厚を均一にすることができる。
を参照して説明する。
(滴下部,滴下ノズル)と被処理基板とを相対的に移動
させて被処理基板上に薬液を供給する。例えば図1に示
す様に、補助板10上に載置された被処理基板11上で
液体供給ノズル(滴下部,滴下ノズル)12を運動させ
ながら液膜13を形成していく。
図2において、液膜13は紙面左側より順次形成され
る。液体供給ノズル12の往復移動は紙面前後(列方
向)に対して行われ、往復運動の端の部分で移動ピッチ
pだけ右(行方向)に移動する。
る。即ち、加速区間で加速度aで速度v(=at:tは
加速時間)まで加速したのち、被処理基板11上では速
度vで等速移動で移動し、更に減速区間で加速度−aで
減速し速度0になる。ここで、被処理基板11上を通過
する長さLと移動速度v、加速区間(往路では第1の助
走区間、復路では第2の助走区間)の加速度a、減速区
間(往路では第2の助走区間、復路では第1の助走区
間)の加速度−aに対し、1列に要する処理時間tは t=L/v+2×v/a (1) で与えられる。
12G、15G、18G(G=9.8m/sec2)の
移動速度vとしたときの1枚あたりの処理時間を図4に
示す。ここで、移動ピッチp=0.33mmとした。移
動ピッチPは、平坦面に吐出された液体が充分広がった
液膜を乾燥させて固形分で膜を形成したときに、ほぼ平
坦になるようで有れば、0.33mmに限るものではな
い。図4より、列方向の移動(スキャン)速度が速けれ
ば処理時間は短くなるというのではなく、処理時間を短
くするためには列方向の移動速度には最適値(最小値)
がある。これは、移動速度が速くなるほど、加減速距離
(時間)も長くなるためである。
値は、加(減)速度によっても異なり、加(減)速度が
大きいほど移動速度の最適値は大きくなる。なお、処理
時間は、移動速度を最適値より大きくしてもあまり変わ
らない。しかし、移動速度を大きくすると、薬液の使用
量は、加速(減速)区間でも薬液が供給されるために、
図5に示す如く格段に増える。図5の縦軸は(使用薬液
量/基板薬液量)で、この値が大きいほど薬液の無駄が
多いことを意味する。例えば、(使用薬液量/基板薬液
量)=2の場合、基板に成膜する薬液量と同じ量だけ基
板外に放出することを示す。
液量/基板薬液量)はおおよそ2であるが、移動速度を
速くすると使用薬液量以上の無駄が生じるため、望まし
くは適正移動速度近傍で走査することが好ましい。
になるときの列方向の移動速度(適正移動速度)は、d
t/dv=0となるvを求めることによって、 v=(La/2)1/2 (2) で与えられる。
は、単位時間当たりの滴下量W(ml/sec)に速度
v(m/sec)を除算した値に比例した値(d∝W/
v)となる。従って、被処理基板上に均一な膜厚の液膜
を形成するためには、滴下量Wを速度vに比例した量と
して定ることが必要となる。但し、被処理基板上のエッ
ジ等の液膜を形成する必要がない領域では、薬液の滴下
量の削減、或いは停止を行うことも可能である。
ら薬液を滴下していたが、複数のノズルから液体を滴下
する場合は、全てのノズルから滴下された滴下量の総量
が滴下量である。
一定であるので、(2)式から速度vを定めると良い。
しかし、円盤形状基板の場合、塗布長Lが0から直径ま
で変化するため(2)式で求めたvが必ずしも適正移動
速度にならない。図4,図6の関係及び(2)式より求
めた直径に相当する部分での適正移動速度との関係を表
1に示す。
0.8になることから、円盤形状基板における適正速度
Vは円盤形状基板の直径をDとしたときに v=(0.8Da/2)1/2 =(0.4Da)1/2 (3) より定めれば良い。
定なので、被処理基板上に均一な膜厚の液膜を形成する
ためには、薬液の供給量を一定にする必要がある。但
し、被処理基板上のエッジ等の液膜を形成する必要がな
い領域では、薬液の滴下量の削減、或いは停止を行うこ
とも可能である。
ら薬液を滴下していたが、複数のノズルから液体を滴下
する場合は、全てのノズルから滴下された滴下量の総量
が滴下量である。
ラフを図6、図7に示す。300mm基板の場合も(V
/V0)2は略0.8となる。この様に(V/V0)2は基
板の大きさによらず0.8の値となり、(3)式を如何
なる円盤形状基板についても充てはめることができる。
aと適正移動速度の関係を示したものである。円盤形状
基板では、このグラフを用いて適正移動速度を容易に求
めることができる。
れたときの中心線と隣接する滴下膜の中心線のピッチ
(図2)を0.33mmとしたが、(3)式はこれに限
るもので無く、相対移動ピッチが1mm以下(x本ノズ
ルではxmm)であれば(3)式を用いることができ
る。
を、従来は加速度15Gで3.8m/secで行ってい
た。この時の薬液使用量は0.85ccであった。しか
し本実施形態の移動速度決定法を用いたシーケンスでは
薬液使用量は0.75ccとなり、約12%薬液を削減
することができた。また、これにより、1工程あたりの
薬液量も同様に12%削減することができた。
0mの基板を用い、塗布長に応じて移動速度と滴下量を
変更しながら塗布する手法に関する。塗布は基板の中央
から開始され紙面右方向(行)にピッチp=0.33m
mで塗布を行い、端に達した後、基板中央塗布された線
より紙面左側のピッチpだけずらした部分から開始し、
端まで塗布を行った。
部分の列方向の移動速度vは加速度aに対して
滴下速度W0(ml/sec)に対して
適した結果を図9及び図10に示す。なお、点線で示し
た値は第1実施形態で示す設定法で移動速度を最適化
(固定)した場合である。なお、ピッチは0.33mm
である。点線の工程で用いた層間絶縁膜SOG(固形分
1.5%)の薬液使用量は1.7ccであったが、実線
の工程では1.5ccであった。なお、処理時間につい
ても従来は104秒であったものが僅かであるが102
秒に短縮できた。薬液使用量の比較を表2に纏める。表
2は300mm円盤形状基板で加(減)速度が15Gの
場合である。
1)記載の手法を用いることで従来の方式と比べ20%
以上薬液を削減することが可能になる。
適用例を示したが、これに限るものではない。レジスト
材料、反射防止材料、誘電体材料、配線材料など幅広く
適用可能である。
て、処理時間の短縮化を図ると共に、液膜の形成に用い
る薬液の使用量を削減することができる。しかし、半導
体装置に適用する場合、液膜の形成には液膜表面を平坦
化しなければならない。よって、以下に液膜表面が平坦
化される液膜形成方法について説明する。
する塗布液13の接触角θを求める。接触角θは、通常
マイクロシリンジの針の先から薬液を少量押し出し、薬
液がその表面張力により針先端に保持されている状態
で、基板を下方から針先端の液滴に近づけ、液滴が基板
に接触したら直ちに針より遠ざけ(基板を下方に移動す
る)、測定する。
る重力により変形する。この変形は液滴が基板と接触
し、針から遠ざけた後、約5秒の間で生じる。この後、
接触角は図12及び図13に示すような変化を生じた。
これらの変化は大きく分けて3つに分類できる。分類さ
れる変化は、接触角が時間とともに低下していくもの、
ほとんど変化のないもの、時間とともに増加するものの
3つである。これらの変化は時間と供に薬液と基板との
間の界面張力の変化により生じると考えられる。
は、薬液中の固形分や界面活性材が基板表面に作用する
ためである。その結果、界面張力が弱くなる性質を持
つ。このような性質の液体と基板の組み合わせの場合、
基板上を液体が容易に移動できるため、環境の違い、例
えば環境温度、強制的な気流もしくは環境温度差で生じ
る気流などの影響を大きく受け、薬液がこれにより移動
する。このため最終的に得られる固体層の膜厚の均一性
が悪くなる。
乳酸エチルを主溶剤とする固形分の多い液体を希釈した
場合、そのレジスト溶液中に含まれる界面活性材も希釈
されて時間と供に接触角が小さくなる変化が見られた。
界面活性材の量は回転塗布で用いられるときの量よりむ
しろ多い方が望ましい場合もある。
ものは、薬液中の固形分や界面活性材が基板表面に作用
するためである。その結果界面張力が強くなる、或いは
固形分、界面活性材及び双方の相互作用が強く凝集する
性質を持つ。このような性質の液体と基板の組み合わせ
の場合、基板上で液体が凝集するため、必要領域に塗布
できないという問題が生じていた。
触角の変化量と固体層の膜厚均一性(レンジ)との関係
を示す。
は、
触角をθ0 、時刻t1 における接触角をθ1 としてい
る。t0 は5から10秒、t1 は10秒〜60秒程度で
ある。
記載した薬液の塗布条件で行った。形成された液膜の膜
厚は、光学的な膜厚計で面内の分布測定を行った。層間
絶縁膜の成膜や強誘電体膜の成膜では膜厚の均一性5%
以内(±2.5%)を達成する必要がある。この時のd
cは、 |dc|<2 であればよいことが図14よりわかる。従って滴下後5
秒から60秒までの薬液の接触角の変化が2度以内であ
れば、液膜の面内均一性が5%以内になることが確認さ
れた。
%)としたが、膜に応じて要求される膜厚均一性を変え
ても良い。要求される膜厚均一性に応じて、接触角の変
化量dcも変換する。
の変化を抑えるためには、溶液中の溶剤、固形分、界面
活性剤の種類と量を適切に調整すれば良い。
固形分にKrFレジストを1〜5重量%とし、このレジ
ストの比率を高めるに従い強まった凝集性を界面活性材
の添加量をレジストの重量%に応じて増やすことで解消
した。
処理基板に対する薬液の接触角が20゜未満で有ること
が好ましい。接触角が20゜以上の場合、液膜の乾燥時
に凝集が生じ、膜を形成することが出来なかった。
料、反射防止材料、誘電体材料、配線材料などあらゆる
塗布材料に適用可能である。また、本発明の塗布方式に
関する適用範囲は第1及び第2の実施形態のような塗布
液を平行な線として供給し、広げて液膜を形成する手法
のほかに、円形基板のほぼ中心から外周、もしくは外周
から中心に向けた螺旋状に塗布液を供給し、広げること
で液膜を形成する手法にも適用可能である。また、従来
から行われている毛細管現象を利用した塗布方式でも、
より良好な膜厚均一性を得られることが確認されてい
る。
げて得られる液膜の平均膜厚が20μm以下であること
が望ましい。これより液膜が厚い場合には液膜が流動性
を生じ、均一性が悪くなるという問題が生じる。
板上で列方向に速度1m/secで往復運動させるとと
もに往復運動の端の部分で行方向に被処理基板を順次移
動させ、薬液を一筆書きに線状に滴下し被処理基板全面
(φ200mm)にレジストを滴下することで被処理基
板全面にレジスト液膜を形成する第1及び第2の実施形
態の方法において、被処理基板の段差端部と液膜端との
距離を、レジストが滴下され液膜が形成されてから乾燥
工程までの流動距離に応じて変化させた。具体的には、
流動を起こした液膜端が被処理基板の段差端部にちょう
ど達する距離とした。
15を用いて説明する。図15に示すように、Siウェ
ハ151上に下地膜152、反射防止膜153が形成さ
れている場合、段差端部とは、Siウェハ151の端
部、Siウェハ151と下地膜152との段差部、下地
膜152と反射防止膜153との端部を指す。凹凸があ
る下地膜上に液膜を形成する場合、下地膜の最外周部と
その外側の膜或いは被処理基板との段差部を段差端部と
する。
被処理基板上で形成した場合、滴下開始側では乾燥処理
になるまでの待機時間中に3mm流動し、滴下終了側で
は乾燥処理までの待機時間中に1mm流動する。よっ
て、本実施形態では滴下開始位置を被処理基板端から3
mm内側とし、滴下終了位置を被処理基板端から1mm
内側とした。また、その他の被処理基板端部と液膜端と
の距離を、液膜の流動端が被処理基板端に達するタイミ
ングを考慮して、滴下開始部から滴下終了部にかけて3
mmから1mmへと徐々に小さくした(図16)。
る液膜形成方法を説明する図である。図16に示すよう
に、被処理基板11には、滴下開始部から滴下終了部に
かけて3mmから1mmへと徐々に小さくなるレジスト
滴下領域Rが規定されている。
スト滴下領域Rに対してレジストを塗布した場合の断面
図を示す。なお、図17において、参考例として従来法
を用いて形成されたレジストを同時に示す。なお、図1
7に示す断面図は、図16のA−A’部の断面に相当す
る。
した後、次に減圧乾燥法により液膜中の溶剤を除去し、
300nm厚の塗布膜の形成を行った。最後にベーカを
用いて140℃の熱処理を行ない、最終的に塗布膜を安
定化させた。
が、光学的手法により行われた。図18に膜厚分布の測
定を行った個所を示し、図18(a),(b)に測定結
果を示す。図19(a)は、図18のX−X’部の膜厚
分布を示し、図19(b)は図18のY1−Y1’部及び
Y2−Y2’の膜厚分布を示している。なお、図19
(a)、(b)には、液膜端と被処理基板端を塗布開始
側から終了側にかけて一律に2mmとした従来法で形成
した塗布膜厚分布も併せて示している。
法で形成した塗布膜厚分布は、塗布開始部で大きく膜厚
が増大し、塗布終了部でだらだらと減少してしまってい
る。このような膜厚分布となってしまうのは、液膜が形
成されてから乾燥処理が行なわれるまでの流動距離が塗
布開始部と終了部で異なることに原因がある。
する。図20(a),(b)及び図21(a),(b)
は、従来の液膜形成方法の場合の、被処理基板端部と液
膜端部との状態を説明する図である。図20(a)は塗
布開始側における滴下時の被処理基板端部と液膜端部と
の状態を示し、図20(b)は塗布開始側における液膜
形成終了時の被処理基板端部と液膜端部との状態を示
す。図21(a)は塗布終了側における滴下時の被処理
基板端部と液膜端部との状態を示し、図21(b)は塗
布終了側における液膜形成終了時の被処理基板端部と液
膜端部との状態を示す。
理までの待機時間が長く、それだけ流動距離も長くな
る。このとき被処理基板端までの距離が流動する距離よ
りも小さい場合、図20(a),図20(b)に示すよ
うに、被処理基板11端で液の流動が堰き止められ、後
から流動してくる液とともに液膜13厚が増大してしま
う。
定の乾燥処理が行なわれるため、流動距離は開始部に比
べて小さくなる。このとき被処理基板端までの距離が流
動する距離より大きい場合、図21(a),(b)に示
すように、液膜厚さは所定の表面接触角で液膜端にかけ
てだらだらと薄くなっていく。
の流動性を無視し、滴下開始側から終了側にかけて一律
に距離を設定したため、図20(b)、図21(b)に
見られるような膜厚異常が発生してしまった。
らの流動性を考慮して乾燥時に液膜端が被処理基板端に
ちょうど達するように滴下開始部から終了部にかけて被
処理基板端と滴下端との距離を変化させた場合は、被処
理基板全周縁部に渡って対称で均一な塗布膜厚分布を実
現することができる。なお、液膜が被処理基板11端に
達した時点では、図22に示すように、液膜13端の接
触角がθ1→θ2のように大きくなることから、被処理基
板11端に達しない場合に比べてより急峻なエッジ膜厚
形状となる。
間絶縁膜、反射防止膜、誘電体材料、配線材料、などあ
らゆる塗布剤に対して適用可能である。また、本発明の
塗布方式に関する適用範囲は、本実施形態に記載した範
囲に限るものではなく、被処理基板と同幅のスリット状
の滴下ノズルを用いても良く、また、滴下ノズルと被処
理基板との間にメニスカスを形成して行なうスキャン塗
布方法でもよい。また、被処理基板形状は実施形態に示
したような円形に限るものではなく、レチクルや液晶基
板のような角型のものでも適用可能である。角形の被処
理基板の場合、例えば図23に示すように、被処理基板
21に設定された薬液塗布領域Rに対して薬液滴下を行
う。
の距離は滴下開始側から終了側にかけて大から小に変化
させるという本実施形態の主旨を逸脱しない限りにおい
ては、使用する液の物性、被処理基板の状態に応じて適
宜設定できる。
り液膜が被処理基板の段差端部に達するように薬液の滴
下範囲を定めると共に、液体の滴下範囲と段差端部との
距離は滴下開始側から終了側にかけて大から小に変化し
ていたが、被処理基板の段差端部に液膜が達しなくても
良い。段差端部に液膜が達しない場合、薬液の滴下範囲
と被処理基板端との距離は、滴下開始側から終了側にか
けて大から小に変化する条件は必ずしも必要ではない。
板上で列方向に速度1m/secで往復運動させるとと
もに行方向に被処理基板を順次移動させ、薬液を一筆書
きで線状に滴下し被処理基板全面(φ200mm)にレ
ジストを滴下することで被処理基板全面にレジスト液膜
を形成する第1又は第2の実施形態に示した液膜形成方
法において、DUVレジストを形成する場合、従来は液
膜の厚さを30μm(行方向の線ピッチ0.3mm)で
行なっていたところ、本実施形態では液膜の厚さを20
μm又は15μmと従来より薄膜化した。
行ない、20μm及び15μmでそれぞれ0.6mm及
び0.8mmとした。なお、それぞれ被処理基板端と液
膜端との距離は、滴下開始部から終了部にかけて一律に
2mmとした。それぞれのターゲット膜厚で被処理基板
全面に液膜を形成した後、次に減圧乾燥法により液膜中
の溶剤を除去し、それぞれ300nm厚、200nm
厚、150nm厚の塗布膜の形成を行った。最後にベー
カを用いて140℃の熱処理を行ない、最終的に塗布膜
を安定化させた。
測が、光学的手法により行われ、その計測結果を図24
に示す。なお、図24には被処理基板周辺部の膜厚異常
領域を除いた場合の塗布膜厚の均一性についても併せて
示した。
0μmで形成した塗布膜厚分布は、塗布開始部で大きく
膜厚が増大し、塗布終了部でだらだらと減少してしまっ
ていた。このような膜厚分布となってしまうのは、第4
の実施形態で述べたように、液膜が形成されてから乾燥
処理が行なわれるまでの間に、液膜が流動してしまうこ
とが原因であった。
膜方法と本実施形態の成膜方法における、液状膜厚さと
流動性の関係を説明する。図25(a)は従来の成膜方
法における液状膜厚さと流動性の関係を説明する図、図
25(b)は本実施形態の成膜方法における液状膜厚さ
と流動性の関係を説明する図である。
(a)に示すように、液が滴下されて液膜を形成したと
き、被処理基板が保持できる以上の液膜厚であったた
め、流動を顕著に起こしてしまっていた。このように流
動を起こしやすい状態では、塗布時の環境による影響を
受けやすくなり、被処理基板中央部における膜厚制御性
も困難なり、均一性は悪化する。
15μmと薄くしていくと、図25(b)に示すよう
に、液の表面張力で保持され易くなり、液膜を形成した
ときに流動を起こしにくくなる。従って、流動に伴って
発生していた被処理基板周縁部(特に塗布開始部、終了
部)の膜厚異常が解消するとともに、塗布時・乾燥時な
どの外的な環境要因を受けても液は容易に流動を起こさ
ないため、均一性も良好になる。
間絶縁膜、反射防止膜、誘電体材料、配線材料、などあ
らゆる塗布剤に対して適用可能である。また、本発明の
塗布方式に関する適用範囲は、本実施形態法に限るもの
ではなく、被処理基板と同幅のスリット状の滴下ノズル
を用いても良く、また、滴下ノズルと被処理基板との間
にメニスカスを形成して行なうスキャン塗布方法でもよ
い。また、被処理基板形状は実施形態のような円形に限
るものではなく、レチクルや液晶基板のような角型のも
のでも適用可能である。滴下時の液膜厚は本実施形態に
限るものではなく、スキャン速度や吐出量を変更しても
よいし、使用する液の物性、被処理基板の状態を変更し
てもよく、本発明の主旨を逸脱しない限りにおいては適
宜設定可能である。
の接触角は7〜10゜であり、液膜の厚さを20μm以
下にすることで流動が抑制され均一性が良くなった。し
かし、接触角がそれより高いレジストを用いた場合、そ
のとき設定する液膜の厚さは20μmより大きくなって
も良い。
るものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、種々変
形して実施することが可能である。
方向の被処理基板上の移動速度vが、前記滴下長Lと前
記加減速度aの絶対値との積の平方根に応じで定めるこ
とで、被処理基板上に液膜を形成する時間を短くするこ
とができると共に、液体の使用量を抑制することができ
る。
用いた液膜形成方法を説明するための図。
るための図。
するための図。
理時間を示す図。
液消費量を示す図。
理時間を示す図。
液消費量を示す図。
を示す図。
度を示す図。
量を示す図。
る塗布液の接触角を計測する状態を示す図。
に対する塗布液の接触角の変化を示す図。
に対する塗布液の接触角の変化を示す図。
量と固体層の膜厚均一性との関係を示す図。
端部を説明するための図。
する図。
下を行って形成されたレジストを示す断面図。
開始側における滴下時の被処理基板端部と液膜端部との
状態を示す図、図20(b)は従来の成膜方法の場合の
塗布開始側における液膜形成終了時の被処理基板端部と
液膜端部との状態を示す図
終了側における滴下時の被処理基板端部と液膜端部との
状態を示す図、図21(b)は従来の成膜方法の場合の
塗布終了側における液膜形成終了時の被処理基板端部と
液膜端部との状態を示す図。
理基板端部と液状膜端部状態を説明する図。
基板に適用した例を説明する図。
て形成されたレジストの膜厚分布を示す図。
膜厚さと流動性の関係を説明する図、図25(b)は本
実施形態の成膜方法における液状膜厚さと流動性の関係
を説明する図。
Claims (16)
- 【請求項1】被処理基板に対して、該基板上で一定量広
がるように調整された液体を滴下部の滴下ノズルから滴
下し、滴下された該液体を該基板上に留めつつ、前記滴
下部と前記被処理基板とを相対的に移動させ、前記被処
理基板上に液膜を形成する液膜形成方法であって、 前記滴下部と前記被処理基板との相対的な移動は、前記
滴下部が前記被処理基板の一端側から該基板上を経て該
基板の他端側に抜ける列方向の直線的な移動と、該基板
外での行方向の移動とで構成され、 前記列方向の移動距離は、該基板上での滴下長Lと加減
速区間を加えた距離との加算であって、 前記列方向の該基板上の移動速度vは、前記滴下長Lと
前記加減速区間での加減速度aの絶対値との積の平方根
に応じて定めることを特徴とする液膜形成方法。 - 【請求項2】前記被処理基板上に位置する前記滴下部の
滴下ノズルからの滴下量Wは、前記移動速度vに比例す
る量に応じて定めることを特徴とする請求項1に記載の
液膜形成方法。 - 【請求項3】直径Dの円盤形状の被処理基板に対して、
該基板上で一定量広がるように調整された液体を滴下部
の滴下ノズルから滴下し、滴下された該液体を該基板上
に留めつつ、前記滴下部と前記被処理基板とを相対的に
移動させ、前記被処理基板上に液膜を形成する液膜形成
方法であって、 前記滴下部と前記被処理基板との相対的な移動は、前記
滴下部が前記被処理基板の一端側から該基板上を経て該
基板の他端側に抜ける列方向の直線的な移動と、該基板
外での行方向の移動とで構成され、 前記列方向の移動速度vは、定数0.4と前記被処理基
板の直径Dと前記移動速度vに達する前後の加減速度a
の絶対値との積の平方根に応じて定めることを特徴とす
る液膜形成方法。 - 【請求項4】前記被処理基板上空における前記滴下部の
滴下ノズルからの滴下量が一定であることを特徴とする
請求項3に記載の液膜形成方法。 - 【請求項5】前記滴下部は複数の滴下ノズルを有し、前
記滴下量は全ての滴下ノズルから滴下される液体の総量
であることを特徴とする請求項1又は3に記載の液膜形
成方法。 - 【請求項6】前記液体が反射防止剤、レジスト剤、低誘
電体材料、絶縁材料、配線材料、金属ペーストのいずれ
かである請求項1又は3に記載の液膜形成方法。 - 【請求項7】前記液体が該被処理基板の微小な領域に微
量滴下されたときに、前記液体の滴下5秒後から60秒
に至るまでの該液体の外基板に対する接触角の変化量が
±2度以内である性質を持つ液体を用いて液膜を形成す
ることを特徴とする請求項1又は3に記載の液膜形成方
法。 - 【請求項8】被処理基板に対して、該基板上で一定量広
がるように調整された液体を滴下部の滴下ノズルから滴
下し、滴下された該液体を該基板上に留めつつ、前記滴
下部と前記被処理基板とを相対的に移動させ、前記被処
理基板上に液膜を形成する液膜形成方法であって、 前記滴下部と前記被処理基板との相対的な運動は、前記
滴下部が前記被処理基板の一端側から該基板上を経て該
基板の他端側に抜ける列方向の直線的な移動と該基板外
での行方向の移動で構成される、もしくは、前記滴下部
が前記被処理基板の略中心から外周部に向かう、または
外周部から略中心にむかう螺旋状の移動で構成されるも
のであって、 前記液体が該被処理基板の微小な領域に微量滴下された
ときに、前記液体の滴下後5秒から60秒に至るまで
の、該基板に対する該液体の接触角の変化量が±2度以
内であることを特徴とする液膜形成方法。 - 【請求項9】前記被処理基板に滴下される液体の前記被
処理基板に対する接触角変化量±2度以内の抑制は、前
記液体を構成する溶剤と塗布材に対する界面活性剤の比
率を調整して成されたものであることを特徴とする請求
項7又は8記載の液膜形成方法。 - 【請求項10】被処理基板に対して、該基板上で一定量
広がるように調整された液体を滴下部の滴下ノズルから
滴下し、滴下された該液体を該基板上に留めつつ、前記
滴下部と前記被処理基板とを相対的に移動させ、前記被
処理基板上に液膜を形成する液膜形成方法の前記液体と
して用いられる塗布用薬液であって、 前記液体は、前記溶剤と、塗布剤と、界面活性剤とを含
み、 前記溶剤及び塗布剤に対する前記界面活性剤の比率は、
前記液体が該被処理基板の微小な領域に微量滴下された
ときに、前記液体の滴下後5秒から60秒に至るまで
の、該基板に対する該液体の接触角の変化量が±2度以
内となるように、調整されていることを特徴とする塗布
用薬液。 - 【請求項11】被処理基板に対して、該基板上で一定量
広がるように調整された液体を滴下部の滴下ノズルから
滴下し、滴下された該液体を該基板上に留めつつ、前記
滴下部と前記被処理基板とを相対的に移動させ、前記被
処理基板上に液膜を形成する液膜形成方法であって、 前記滴下部と前記被処理基板との相対的な運動は、前記
滴下部が前記被処理基板の一端側から該基板上を経て該
基板の他端側に抜ける列方向の直線的な移動と該基板内
での行方向の移動で構成される、もしくは、前記滴下部
が前記被処理基板の略中心から外周部に向かう、または
外周部から略中心にむかう螺旋状の移動で構成されるも
のであって、 前記液膜が流動性により広がったときに、被処理基板の
段差端部の膜境界領域にかからないように滴下範囲を定
めることを特徴とする液膜形成方法。 - 【請求項12】被処理基板に対して、該基板上で一定量
広がるように調整された液体を滴下部の滴下ノズルから
滴下し、滴下された該液体を該基板上に留めつつ、前記
滴下部と前記被処理基板とを相対的に移動させ、前記被
処理基板上に液膜を形成する液膜形成方法であって、 前記滴下部と前記被処理基板との相対的な運動は、前記
滴下部が前記被処理基板の一端側から該基板上を経て該
基板の他端側に抜ける列方向の直線的な移動と該基板内
での行方向の移動とで構成される、もしくは、前記滴下
部が前記被処理基板の略中心から外周部に向かう、また
は外周部から略中心にむかう螺旋状の移動で構成される
ものであって、 前記行方向の滴下開始位置と滴下終了位置のそれぞれの
被処理基板の段差端部からの距離の大小関係を、開始側
の方を大きく、終了側の方を小さくし、前記列方向の液
膜線端と該段差端部との距離を滴下開始側から終了側に
かけて徐徐に小さくしていくことを特徴とする液膜形成
方法。 - 【請求項13】前記記載の液膜形成方法において、前記
液膜端と前記段差端部との距離を、前記薬液が前記被処
理基板に滴下されてから該基板上で流動する距離に応じ
て決定することを特徴とする請求項12に記載の液膜形
成方法。 - 【請求項14】前記液膜端と被処理基板端距離を、液膜
端が流動により該被処理基板端に達する距離iakとする
ことを特徴とする請求項12に記載の液膜形成方法。 - 【請求項15】被処理基板に対して、該基板上で一定量
広がるように調整された液体を滴下部の滴下ノズルから
滴下し、滴下された該液体を該基板上に留めつつ、前記
滴下部と前記被処理基板とを相対的に移動させ、前記被
処理基板上に液膜を形成する液膜形成方法であって、 前記滴下部と前記被処理基板との相対的な運動は、前記
滴下部が前記被処理基板の一端側から該基板上を経て該
基板の他端側に抜ける列方向の直線的な移動と該基板内
での行方向の移動で構成される、もしくは、前記滴下部
が前記被処理基板の略中心から外周部に向かう、または
外周部から略中心にむかう螺旋状の移動で構成されるも
のであって、 前記被処理基板上に形成された液膜の流動が、該液膜に
かかる重力によってほぼ定まる程度となるように液膜厚
さを決定することを特徴とする液膜形成方法。 - 【請求項16】前記液膜の厚さを20μm以下とするこ
とを特徴とする請求項15に記載の液膜形成方法。
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