JP2001167661A - 押しボタンスイッチ - Google Patents

押しボタンスイッチ

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JP2001167661A
JP2001167661A JP2000127118A JP2000127118A JP2001167661A JP 2001167661 A JP2001167661 A JP 2001167661A JP 2000127118 A JP2000127118 A JP 2000127118A JP 2000127118 A JP2000127118 A JP 2000127118A JP 2001167661 A JP2001167661 A JP 2001167661A
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JP
Japan
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switch
case
push button
push
plunger
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Application number
JP2000127118A
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English (en)
Inventor
Shunkichi Sasaki
俊吉 佐々木
Takashi Niwa
孝志 丹羽
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スイッチ全体の小型化および部品点数の節減
を図ることができる押しボタンスイッチを提供する。 【解決手段】 スイッチ部Aとこれを操作する光源付き
の操作部Bとを直列状にケース本体1内に装着し、操作
部Bには、押しボタン31とこれをスイッチ部Aに対し
て遠近方向に一定範囲内で移動可能に支持するランプ保
持ケース32を備え、スイッチ部Aには、スナップ作動
するスイッチ本体2とこれを操作するプランジャ4とを
備え、このプランジャ4を操作部Bの押しボタン31に
備えた操作片36で当接操作可能に構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種の操作パネル
や操作ボックスなどに装着される押しボタンスイッチに
関する。
【0002】
【従来の技術】この種の押しボタンスイッチとしては、
押しボタンを押し込み操作可能に装備したケースの下部
に、市販のマイクロスイッチを内装し、この市販のマイ
クロスイッチでは、十分なストロークと操作感触を得る
ことができないので、押しボタンとマイクロスイッチと
間には、荷重−ストローク変換機構を構成する中継部材
を介装している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように従来では、
操作部の押しボタンとスイッチ部との間に中継部材を介
在させる必要があるために、押しボタンスイッチ全体
が、その操作方向に長いものとなって大型化するもので
あった。
【0004】本発明は、このような点に着目してなされ
たものであって、スイッチ全体の小型化および部品点数
の節減を図ることができる押しボタンスイッチを提供す
ることを主たる目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、次のように構成している。
【0006】すなわち、本発明の押しボタンスイッチ
は、スイッチ部とこれを操作する操作部とをケース本体
内に装着し、操作部には、押しボタンとこれをスイッチ
部に対して遠近方向に一定範囲内で移動可能に保持する
保持ケースを備え、スイッチ部には、スナップ作動する
スイッチ本体とこれを操作するプランジャとを備え、こ
のプランジャを操作部の押しボタンに備えた操作片で当
接操作可能としている。
【0007】本発明によると、操作部の押しボタンとス
イッチ部のプランジャとの間に中継部材を介在すること
なく、押しボタンに設けた操作片で直接にプランジャを
当接操作するので、ケース本体はほぼスイッチ部と操作
部とを直列に挿入できる長さがあればよい。
【0008】本発明の一実施態様においては、前記スイ
ッチ部に、前記プランジャの押し込み操作の度に、押し
込みロックとロック解除とを繰り返すオルタネイト機構
を設け、このオルタネイト機構のカムを前記プランジャ
に形成する一方、前記カムに係合するロック用ピンを、
スイッチ部のスイッチケースに設けている。
【0009】本発明によると、オルタネイト機構を予め
スイッチ部に装着してからケース本体に組付けることが
でき、スイッチ部単体でオルタネイト機構の機能確認を
行うことができる。
【0010】また、本発明の一実施態様においては、前
記操作部の保持ケースは、光源を保持するとともに、そ
の下端部に光源用の接触端子を備える一方、前記スイッ
チ部のスイッチケースは、その下端部から突出する光源
用の外部接続端子を備えるとともに、上端部には、前記
接触端子に対応する挿入口を有し、ケース本体への操作
部とスイッチ部の組付けによって、前記光源用の外部接
続端子は、前記挿入口から挿入される前記光源用の接触
端子と接触導通されるものである。
【0011】本発明によると、スイッチケースの上端部
には、操作部の光源用の接触端子を挿入するための挿入
口が形成され、この挿入口から挿入された接触端子が、
スイッチケースの光源用の外部接続端子に接触導通され
るものであり、スイッチケースの上端部には、光源用の
外部接続端子が露出しない、いわゆるフィンガプロテク
ト構造となる。
【0012】さらに、本発明の好ましい一実施態様にお
いては、前記操作部に、本体ケースへの組付け時におけ
る押しボタンの保持ケースに対する押し込み変位を制限
するとともに、本体ケースへの操作部の組付けに伴って
その制限機能が解除される押込み規制機構を備え、前記
押込み規制機構は、前記押しボタンに当接して前記押し
込み変位を規制する剛性部材を有するものである。
【0013】本発明によると、光源の交換等のメンテナ
ンスのために操作部をケース本体から抜き出し、その
後、再び操作部を本体ケースに挿入装着する場合、押し
込み規制機構が働いて、押しボタンを保持ケースに対し
て大きく押し込み変位できない状態となるので、操作部
を組付けたとたんにスイッチ部が操作されてしまうよう
なことがなくなる。また、操作部のケース本体への組付
けが完了すると押し込み規制が解除されて、押しボタン
は十分に押し込み変位できる状態になる。さらに、剛性
部材によって押し込み変位を規制するので、板バネなど
によって規制する場合のように、板バネが変形して押し
込みを規制できなくなるといった不具合もない。
【0014】また、本発明の他の実施態様においては、
前記スイッチ部は、スイッチケースから外部へ突出する
スイッチ用および光源用の外部接続端子を有し、前記外
部接続端子のいずれかと内部で共通に接続された外部接
続端子を少なくとも一つ備えている。
【0015】本発明によると、共通の特性の外部接続端
子を複数備えることになるので、当該押しボタンスイッ
チを多数並設するような場合に、押しボタンスイッチ間
の渡り配線が容易となる。
【0016】さらに、本発明の他の実施態様において
は、前記本体ケースに挿入された前記操作部の保持ケー
スを、本体ケース外方から装着される連結ピンで抜け止
め固定するものである。
【0017】本発明によると、ケース本体に組付けた操
作部は連結ピンによって強固に固定され、専用の工具な
どで連結ピンを抜かない限り操作部をケース本体から取
り外すことはできず、操作部の盗難を防止できる。
【0018】また、本発明の他の実施態様においては、
前記ロック用ピンを前記スイッチケースの外面に沿った
姿勢で支持し、ロック用ピンの前端を前記オルタネイト
機構のカムに係合させるとともに、ロック用ピンの後端
に形成した屈折端をスイッチケースの前記外面に形成し
た支持孔に係止固定し、前記プランジャの作動に伴って
ロック用ピンがスイッチケースの前記外面に沿って変形
されるよう構成してある。
【0019】本発明によると、スイッチケースにロック
用ピンを先に仮り組み保持しておくことができるととも
に、スイッチケースの外面でのみロック用ピンの組付け
処理を行うことができる。
【0020】さらに、本発明の他の実施態様において
は、前記ロック用ピンの中間にU形の屈曲部を形成して
ある。
【0021】本発明によると、ロック用ピンの前端がカ
ムに乗り上がり変位してロック用ピンが弾性変形する
際、U形の屈曲部が弾性融通部として撓み変形するの
で、バネ荷重の変化が少ないものとなる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の態様を図面
に基づいて説明する。
【0023】図1に、本発明に係る押しボタンスイッチ
の断面図が、また、図2にその全体外観がそれぞれ示さ
れている。
【0024】この押しボタンスイッチは、基本的には角
筒状に形成されたケース本体1にスイッチ部Aとこれを
操作する操作部Bを挿入装着した構造となっている。
【0025】図3に示されるように、スイッチ部Aは、
並列された2個のスイッチ本体2と、これを挿入保持す
るスイッチケース3と、両スイッチ本体2に共通に作用
する単一のプランジャ4とで構成されている。
【0026】スイッチ本体2は、図1および図7に示さ
れるように、ベース5にインサート成形されて貫通装着
されたコモン端子金具6と、常閉型の接点7を備えた固
定端子金具8と、常開型の接点9を備えた固定端子金具
10と、コモン端子金具6の第1折曲げ片6aに一端を
係止され上下揺動する可動レバー11と、遊端部の上下
に可動接点12を備えるとともに他端部が可動レバー1
1の遊端部に係止された可動端子金具13と、コモン端
子金具6の第2折曲げ片6bと可動端子金具13の遊端
部側とに亘って係止された湾曲板バネ製のスナップバネ
14とからなり、スイッチケース3の上面に突出された
プランジャ4を押し込みおよび突出復帰させて可動レバ
ー11を上下に変位させることでスナップ作動によるス
イッチングが行われるようになっており、従来の市販の
マイクロスイッチと違って十分なストロークおよびクリ
ック感を得ることができる。なお、コモン端子金具6お
よび両固定端子金具8,10のそれぞれから延出した配
線用の外部接続端子15,16,17がベース5の底面
に突設されている。
【0027】このスイッチ本体2には、図4および図5
にも示されるように、プランジャ4の押し込み作動ごと
に押し込みロックとロック解除を繰り返すオルタネイト
機構20が装備されている。このオルタネイト機構20
は、プランジャ4の内側の側面に形成されたハート形の
カム21と、スイッチケース3に装着された逆L形のロ
ック用ピン22からなり、ロック用ピン22の遊端部が
カム21に係合されている。このロック用ピン22は、
プランジャ作動方向である上下方向の変位が阻止された
状態で遊端部の横方向変位が許容されるように、スイッ
チケース3の上壁内に形成された先広がり状の装着孔2
3に挿通装着されている。
【0028】このオルタネイト機構20によると、図示
のスイッチオフ位置からプランジャ4が押し込み操作さ
れると、ロック用ピン22の遊端部は所定の往路に沿っ
てカム21の上端に相対移動し、プランジャ4の押し込
み操作を解除しても、ロック用ピン22の遊端部がカム
21の上部に引掛けられてプランジャ4の突出復帰が阻
止されてスイッチオン状態が維持される。次に、プラン
ジャ4が再び押し込み操作されると、ロック用ピン22
の遊端部の引掛かりが外されるとともに、往路と異なる
復路に案内され、プランジャ4はその押し込み解除に伴
って元のスイッチオフ位置に突出復帰するのである。
【0029】また、スイッチケース3の側面には、図6
に示されるように照光用光源であるランプ用の外部接続
端子24が嵌入止着されるとともに、スイッチケース3
の上面には操作部Bに備えられた後述するランプ用の接
触端子37を挿入する挿入口としての開口25が形成さ
れている。
【0030】前記操作部Bは、図1および図3に示され
るように、下向き開口された押しボタン31とこれを上
下動可能に外嵌保持する上向きに開口されたランプ保持
ケース32とからなり、ランプ保持ケース32に内部に
光源としてのLEDランプ(図示せず)が装着されると
ともに、押しボタン31の上端には透光部33が嵌合連
結されて、ランプ点灯状態を操作部Bの外方から視認で
きるよう構成されている。また、押しボタン31とラン
プ保持ケース32の対角隅部には、対向するバネ受けピ
ン31a,32aが設けられ、これらに亘って装着した
コイルバネ34によって、押しボタン31がランプ保持
ケース32に対して上方に押し上げ付勢されている。
【0031】押しボタン31の下端部には一対の連結用
の脚部35が突設され、この脚部35の内面がランプ保
持ケース32に形成した段部32bに下方から係合され
て、押しボタン31の上方移動限界が規制されている。
【0032】押しボタン31の下端部に突設された一対
の脚部35の内の一方がスイッチ部Aのプランジャ4に
対向する操作片36となっており、押しボタン31を押
し込み操作することで、下動する操作片36でプランジ
ャ4を当接して押し込み変位させるよう構成されてい
る。
【0033】また、図6に示されるように、操作部Bに
おけるランプ保持ケース32の下端部には、内蔵したL
EDランプに回路的につながる3本のランプ用の接触端
子37が突設されており、ケース本体1にスイッチ部A
と操作部Bを直列状に挿入装着することで、ランプ用の
接触端子37がスイッチケース3の開口25に挿入され
て、接触端子37がランプ用の外部接続端子24の上端
に形成した二股状接触部24aに差し込み接触されるよ
うになっている。このように、接触端子37が開口25
から挿入されることで、スイッチケース3の内部でラン
プ用の外部接続端子24と接続されるようになってお
り、ランプ用の外部接続端子24は、スイッチケース3
の上面から露出しない、いわゆる、フィンガプロテクト
構造となっているので、感電の虞れがない。
【0034】なお、押しボタン31を上方に付勢するコ
イルバネ34の装着部位には、メンテナンス等において
取り外した操作部Bをケース本体1に押し込み装着する
際に、押しボタン31がランプ保持ケース32に対して
大きく押し込み操作されてスイッチが作動するのを阻止
するための押し込み規制機構38、いわゆるメンテナン
スロック機構が装備されている。つまり、ランプ保持ケ
ース32側のバネ受けピン32aには金属厚板を屈曲し
てなる剛性の高い規制金具39が外嵌装着されている。
【0035】この押し込み規制機構38の機能を図8に
基づいて説明する。メンテナンス等のために操作部Bを
ケース本体1から抜き出すと、規制金具39はコイルバ
ネ34に押されて下方に倒れ込み、規制金具39に形成
した凸曲部39aが外側に変位した状態となる。
【0036】このような状態の操作部Bをケース本体1
に挿入すると、図8(a)に示されるように、挿入の中
程までは、凸曲部39aがケース本体1の内面に沿って
挿入されてゆき、所定量挿入されると凸曲部39aがケ
ース本体1の弾性変形部1aの上端に到達する。
【0037】更に押し込みを続けると、図8(b)に示
されるように、弾性変形部1aの上端と凸曲部39aが
との当接によってランプ保持ケース32の押し込みが阻
止された状態で押しボタン31を押しつけるために、ラ
ンプ保持ケース32に対して押しボタン31がコイルバ
ネ34に抗して押し込み方向に変位する。この場合、倒
れ込み姿勢の規制金具39の上端39bが押しボタン3
1に備えられた当接壁31bの下端に当接し、押しボタ
ン31はランプ保持ケース32に対してそれ以上の押し
込み変位が阻止された状態となる。
【0038】この状態で押しボタン31の押し込みを続
行すると、図8(c)に示されるように、剛性の高い規
制金具39の凸曲部39aはケース本体1の弾性変形部
1aを外方に弾性変形させながらその内面側に入り込
み、操作部Bを所定の装着位置にまで挿入することがで
きる。この場合、ランプ保持ケース32に対して押しボ
タン31の押し込み変位される量はスイッチ本体2をス
イッチオンするストロークには足らない量に設定されて
おり、従って、スイッチ本体2が装着された状態でケー
ス本体1に操作部Bを押し込み装着しても、その装着操
作によってスイッチ本体2が切り換え操作されることは
ないのである。
【0039】そして、操作部Bの組付けが完了した後、
押しボタン31の押し込みを解除すると、押しボタン3
1は、図8(d)に示されるように、コイルバネ34に
よって元の位置にまで復帰上昇するとともに当接壁31
bが上昇後退し、かつ、弾性変形部1aも内方に弾性復
帰し、これによって、弾性変形部1aに押圧される規制
金具39はコイルバネ34に抗して押し上げ揺動され
る。規制金具39が押し上げ揺動されると、その上端3
9bが当接壁31bから内方に外れた位置に移行し、以
後、当接壁31bの下降を制限することがない。つま
り、押しボタン31の押し込み規制は解除され、スイッ
チ本体2を切り換え操作するに足りるストロークで押し
込み変位可能な状態がもたらされるのである。
【0040】本発明は、以下のような形態で実施するこ
ともできる。 図9に示されるように、本体ケース1に挿入された
操作部Bのランプ保持ケース32を、本体ケース1外方
から打ち込み装着される連結ピン40で抜け止め固定
し、工具で連結ピン40を抜かない限り操作部Bをケー
ス本体1から取り外すことはできないようにしておく
と、不用意に操作部Bが抜き出されることがなくなり、
操作部Bの盗難を防止できる。 上記実施形態では、押しボタン31をランプ保持ケ
ース32に抜け出し不能に連結する脚部35の一方をス
イッチ部Aのプランジャ4に対する操作片36としてい
るが、脚部35と操作片36とを別々に設けることもで
きる。 操作位置が大きく異なる複数のスイッチ本体2を利
用してスイッチ部Aを構成する場合には、各スイッチ本
体2ごとに作用する複数のプランジャ4をスイッチケー
ス3に装備し、各プランジャ4に別個に作用する操作片
36を操作部Bの押しボタン31に設けるとよい。 内部で共通に接続されたスイッチ用あるいは光源用
の外部接続端子を追加して突設してもよい、例えば、コ
モン端子を1個ではなく2個にしてもよく、これによっ
て、押しボタンスイッチの多数を並設するような場合
に、押しボタンスイッチ間の渡り配線が容易となる。
【0041】図10および図11に、本発明の他の実施
形態が示されている。
【0042】この例は、前記オルタネイト機構20のカ
ム21に対する前記ロック用ピン22およびその支持手
段に改良を加えたものである。図示のように、ここで用
いられるロック用ピン22は、スイッチケース3の上面
(一外側面)に沿った状態で装着されており、カム21
に作用するピン前端部が、スイッチケース3の上部に形
成した前部装着孔23aに挿通されて横移動のみ可能に
支持されるとともに、ロック用ピン22の中間部がスイ
ッチケース3の上部に形成した中間装着孔23bに挿通
されて浮き上がり不能に支持されている。また、ロック
用ピン22の後半部は横方向に屈曲され、その後端に形
成した屈折端22aがスイッチケース3の上面に貫通形
成した支持孔41に係止固定されるとともに、中間装着
孔23bと支持孔41との間においてロック用ピン22
の後半部にU形の屈曲部22bが形成されている。
【0043】このような構成によると、スイッチケース
3の上面にロック用ピン22を先に仮り組み保持してお
くことができるとともに、スイッチケース3上面でのみ
ロック用ピン22の組付け処理を行うことができる。ま
た、ロック用ピン22の前端がカムに乗り上がり変位し
てロック用ピン22が前後に弾性変形する際、U形の屈
曲部22bが弾性融通部として撓み変形するので、バネ
荷重の変化が少ないものとなる。
【0044】また、本発明の押しボタンスイッチ50
は、図12に示されるように、端子台ソケット52を用
いて配線接続することができる。この端子台ソケット5
2は、図13の配線接続された状態の一部切り欠き側面
図および図14に示されるように、接続金具53とU字
形に屈曲した板バネ54が組み込まれており、解除ボタ
ン55を押し込み操作して板バネ54の弾性挟持片54
aを解除ボタン55の先端部で内方に押圧変形させ、こ
の状態で先端に芯線56aを露出させた配線56を配線
挿入孔57から挿入して、配線接触部53aと弾性挟持
片54aとの間に差し入れる。十分に配線56を挿入し
た状態で解除ボタン55の押し込みを解除すると、弾性
挟持片54aが弾性復元して、その先端で芯線56aを
配線接触部53aに強く押圧して配線56を接続する。
【0045】配線56を接続した端子台ソケット52を
押しボタンスイッチ50の背面において、ケース58の
後端部に外嵌装着することにより、押しボタンスイッチ
50の接続端子51が端子台ソケット52の端子挿入孔
に挿入され、接続金具53の端子接触部53bと弾性挟
持片54bとの間に挟持される。これによって、接続端
子51と配線56とが導通接続される。
【0046】かかる端子台ソケット52を用いることに
より、ハンダ付けを行うことなく簡単な操作で信頼性の
高い配線接続を行うことができ、しかも、端子台ソケッ
ト52を外すことで接続を簡単に解除できるので、メン
テナンス性および取扱い性に優れている。
【0047】なお、端子台ソケット52の後端面には、
各配線接続部における板バネ54の屈曲部位に臨むテス
トピン挿入孔59が開口されており、配線接続された部
位に対するテストピン挿入孔59にテストピンを挿入し
て、断線、接触不良、配線ミスなどの導通チェックを行
うことができるよう構成されている。そして、この導通
チェックは、端子台ソケット52が押しボタンスイッチ
50に連結された状態、あるいは、取り外された状態の
いずれでも行うことができる。なお、テストピン挿入孔
59は、必ずしも設けなくてもよい。
【0048】また、この例では、端子台ソケット52を
押しボタンスイッチ51に連結固定するために一対の連
結用金具60が使用されている。この連結用金具60
は、板バネ材を打ち抜きプレスして形成されたものであ
り、左右共用可能となっている。そして、連結用金具6
0は、端子台ソケット52に左右から外嵌され、その折
曲げ上下辺に形成した前後の係合孔61,62を、端子
台ソケット52の前部を構成する接続ケース63におけ
る上下面の左右に形成された矩形の係合突起64と、端
子台ソケット52を構成する端子台ブロック65におけ
る後端側の上下面に形成された矩形の係合突起66とに
係合させることで、端子台ソケット52の左右に外嵌固
定される。
【0049】連結用金具60の上下中間個所には前向き
片持ち状に係合アーム67が形成され、この係合アーム
67の遊端側に係合孔68が形成されるとともに、係合
アーム67の先端部は外側に折り出され、その先端折り
出し部に工具掛け孔69が形成されている。また、係合
アーム67の長手方向の中間部位から後方に向けて係合
解除レバー70が連設されて外側に向けて折り出し延出
されている。
【0050】他方、押しボタンスイッチ50の左右外側
面の後端近くには、矩形の係合突起71が隆起形成され
ており、図15に示されるように連結用金具60を装着
した端子台ソケット52を押しボタンスイッチ50に後
方から連結することで、図16に示されるように係合ア
ーム67の係合孔68が押しボタンスイッチ50の係合
突起71に弾性係合して、押しボタンスイッチ50から
の端子台ソケット52の抜け出しが阻止される。
【0051】ここで、押しボタンスイッチ50からの端
子台ソケット52を取り外す際には、左右の係合解除レ
バー70と共に端子台ソケット52を左右から指でつま
むと、係合解除レバー70の遊端が内側に変位されるこ
とで係合アーム67全体がその基端部位を中心にして外
側に湾曲変形され、これによって係合アーム67先端の
係合孔68が押しボタンスイッチ50の係合突起71か
ら離脱し、押しボタンスイッチ50から端子台ソケット
52を後方に抜き外すことが可能となる。また、工具掛
け孔69にドライバー等を差し込んで係合アーム67を
外側に変形させて係合突起71から離脱させることもで
きる。なお、連結用金具60の係合解除レバー70は、
必ずしも形成しなくてもよく、また、端子台ソケット5
2と押しボタンスイッチ51との連結固定は、連結用金
具60を用いないものであってもよいのは勿論である。
【0052】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、ケース本体の長さはスイッチ部と操作部を直
列に挿入する長さがあればよく、ケース本体の短胴化を
図って小型の押しボタンスイッチを構成することができ
る。また、操作部とスイッチ部との間にプランジャ操作
用の中継部材や機構が不要であるために、部品点数およ
び組み立て工数を節減でき、コスト低減を図る上で有効
となる。
【0053】また、本発明によれば、スイッチ部にオル
タネイト機構を先組みしてからケース本体に装着できる
ので、押しボタンスイッチを完成させる前にオルタネイ
ト機構の機能を確認し、合格したスイッチ部だけをケー
ス本体への組付けに使用することができ、品質の安定し
た製品を得ることができる。
【0054】さらに、本発明によれば、スイッチケース
の上端部には、操作部の光源用の接触端子を挿入するた
めの挿入口が形成され、この挿入口から挿入された接触
端子が、スイッチケースの光源用の外部接続端子に接触
導通されるものであり、スイッチケースの上端部には、
光源用の外部接続端子が露出しないので、感電の虞れが
ない。
【0055】また、本発明によれば、メンテナンス等の
ためにケース本体から抜き出した操作部を再びケース本
体に挿入装着する際に、押しボタンが保持ケースに対し
て大きく押し込み変位した状態でケース本体に挿入され
ることが未然に回避されるので、操作部の装着によって
スイッチ部を不当に押し込み操作してしまうことがなく
なり、安全性を高めることができる。
【0056】さらに、本発明によれば、ケース本体に装
着された操作部が簡単には取り外すことができなくな
り、操作部が不用意に外されたり、故意に外されたりす
ることを防止できる。
【0057】また、本発明によれば、オルタネイト機構
に作用するロック用ピンのスイッチケースへの仮り組み
保持がスイッチケースの単一の外面において簡単容易に
行えるので、スイッチ全体の組付け作業性を高める上で
有効となる。
【0058】さらに、本発明によれば、ロック用ピンが
スイッチケースの単一の外面にコンパクトに装着される
ものでありながら、ロック用ピンの弾性撓み融通を大き
くできるので、カムの変位に対するバネ荷重変化が少な
くなり、プランジャ操作を軽快かつ円滑に行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る押しボタンスイッチの一部を切り
欠いた正面図である。
【図2】押しボタンスイッ指示全体外観を示す斜視図で
ある。
【図3】主要構成部の斜視図である。
【図4】スイッチ部の斜視図である。
【図5】スイッチ部の一部を切り欠いた平面図である。
【図6】スイッチ部を底面側から見た斜視図である。
【図7】スイッチ本体の分解斜視図である。
【図8】押し込み規制機構の機能説明図である。
【図9】別の実施形態の押しボタンスイッチを示す一部
切り欠き正面図である。
【図10】別の実施形態のロック用ピンを備えたスイッ
チ部の斜視図である。
【図11】別の実施形態のロック用ピンを備えたスイッ
チ部の分解斜視図である。
【図12】本発明の押しボタンスイッチと端子台ソケッ
トと連結用金具とを示す斜視図である。
【図13】配線接続された状態の一部切り欠き側面図で
ある。
【図14】端子台ブロックの分解斜視図である。
【図15】押しボタンスイッチと連結用金具付きの端子
台ソケットとを示す斜視図である。
【図16】連結用金具を用いて押しボタンスイッチと端
子台ソケットとを連結した状態を示す斜視図である。
【符号の説明】 1 ケース本体 2 スイッチ本体 3 スイッチケース 4 プランジャ 15 接続端子 16 接続端子 17 接続端子 20 オルタネイト機構 21 カム 22 ロック用ピン 22a 屈折端 22b 屈曲部 24 接続端子 31 押しボタン 32 ランプ保持ケース 36 操作片 37 接触端子 38 押し込み規制機構 40 連結ピン 41 支持孔 A スイッチ部 B 操作部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5G006 AA01 BA03 BA09 BB02 CD07 DD06 GB01 GB05 HB02 JA01 JC02 JE03 LA01 LB03

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スイッチ部とこれを操作する操作部とを
    ケース本体内に装着し、操作部には、押しボタンとこれ
    をスイッチ部に対して遠近方向に一定範囲内で移動可能
    に保持する保持ケースを備え、スイッチ部には、スナッ
    プ作動するスイッチ本体とこれを操作するプランジャと
    を備え、このプランジャを操作部の押しボタンに備えた
    操作片で当接操作可能としたことを特徴とする押しボタ
    ンスイッチ。
  2. 【請求項2】 前記スイッチ部に、前記プランジャの押
    し込み操作の度に、押し込みロックとロック解除とを繰
    り返すオルタネイト機構を設け、このオルタネイト機構
    のカムを前記プランジャに形成する一方、前記カムに係
    合するロック用ピンを、スイッチ部のスイッチケースに
    設けた請求項1記載の押しボタンスイッチ。
  3. 【請求項3】 前記操作部の保持ケースは、光源を保持
    するとともに、その下端部に光源用の接触端子を備える
    一方、前記スイッチ部のスイッチケースは、その下端部
    から突出する光源用の外部接続端子を備えるとともに、
    上端部には、前記接触端子に対応する挿入口を有し、ケ
    ース本体への操作部とスイッチ部の組付けによって、前
    記光源用の外部接続端子は、前記挿入口から挿入される
    前記光源用の接触端子と接触導通される請求項1または
    2記載の押しボタンスイッチ。
  4. 【請求項4】 前記操作部に、本体ケースへの組付け時
    における押しボタンの保持ケースに対する押し込み変位
    を制限するとともに、本体ケースへの操作部の組付けに
    伴ってその制限機能が解除される押込み規制機構を備
    え、 前記押込み規制機構は、前記押しボタンに当接して前記
    押し込み変位を規制する剛性部材を有する請求項1ない
    し3のいずれかに記載の押しボタンスイッチ。
  5. 【請求項5】 前記スイッチ部は、スイッチケースから
    外部へ突出するスイッチ用および光源用の外部接続端子
    を有し、前記外部接続端子のいずれかと内部で共通に接
    続された外部接続端子を少なくとも一つ備える請求項1
    ないし4のいずれかに記載の押しボタンスイッチ。
  6. 【請求項6】 前記本体ケースに挿入された前記操作部
    の保持ケースを、本体ケース外方から装着される連結ピ
    ンで抜け止め固定する請求項1ないし5のいずれかに記
    載の押しボタンスイッチ。
  7. 【請求項7】 前記ロック用ピンを前記スイッチケース
    の外面に沿った姿勢で支持し、ロック用ピンの前端を前
    記オルタネイト機構のカムに係合させるとともに、ロッ
    ク用ピンの後端に形成した屈折端をスイッチケースの前
    記外面に形成した支持孔に係止固定し、前記プランジャ
    の作動に伴ってロック用ピンがスイッチケースの前記外
    面に沿って変形されるよう構成してある請求項2ないし
    6のいずれかに記載の押しボタンスイッチ。
  8. 【請求項8】 前記ロック用ピンの中間にU形の屈曲部
    を形成してある請求項7記載の押しボタンスイッチ。
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