JP2001167550A - ビス締め装置のトルク監視装置 - Google Patents
ビス締め装置のトルク監視装置Info
- Publication number
- JP2001167550A JP2001167550A JP34724899A JP34724899A JP2001167550A JP 2001167550 A JP2001167550 A JP 2001167550A JP 34724899 A JP34724899 A JP 34724899A JP 34724899 A JP34724899 A JP 34724899A JP 2001167550 A JP2001167550 A JP 2001167550A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- torque
- screw
- mechanical loss
- screw tightening
- value
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Abandoned
Links
Landscapes
- Force Measurement Appropriate To Specific Purposes (AREA)
- Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)
Abstract
に、ベアリング破損を防止する。 【解決手段】ビスにより上下カセットハーフがビス締め
されてなる磁気テープカセットのビス締め装置のトルク
監視装置であって、ビス締めを行うドライバを駆動する
モータのトルクを検出するためのトルク検出装置と、前
記トルク検出装置からの検出信号を受け、メカニカル・
ロスの値を監視するメカロス検出装置と、前記メカロス
検出装置が、該メカニカル・ロスの値が所定値を越えた
と判断した場合に、警報を発する警報装置と、を備えた
ことを特徴とするビス締め装置のトルク監視装置を提供
することにより、前記課題を解決する。
Description
トの組み立て検査工程において、ビスの締め付け作業中
に締め付け特性を測定し、確実にビス締めがなされてい
るか否かを監視する装置に関する。
トは複数本のビスにより、上下カセットハーフを互いに
ビス締めして組み立てられる。例えば、図4に示す磁気
テープカセット100においては、上ハーフ110と下
ハーフ112が、その間にリール114、114の間に
巻回された磁気テープ116を収容して蓋合わせ状に合
せられ、5本のビス118a、118b、118c、1
18d、118eによって固定される。通常ビス締め工
程では、上からビスを供給して締めるため、図4におい
ては、上ハーフ110が下に、下ハーフ112が上にな
っている。
8d、118eは、下ハーフ112のビス孔120a、
120b、120c、120d、120eを通して、上
ハーフ110の対応するボス122a、122b、12
2c、122d、122eに螺合される。このとき、ボ
ス122a、122b、122c、122d、122e
には、ねじ溝は切ってなく、ビス118a、118b、
118c、118d、118eが自分でねじ溝を切りな
がらビス締めされる。
は、ビスが十分に締められておらず、いわゆるビス浮き
状態になっていると、デッキ装填不良や取り出し不良、
あるいはビスの外れ等のトラブルの原因となる。そのた
め、従来、ビス締めの良否を検査する装置がいろいろ提
案されている。例えば、特公平7−31895号公報に
は、ビスの頭部およびビス近傍のカセットの一部に測定
子等を当接させ、基準位置からビスの頭部までの距離を
検出することにより、ビスが所定深さまで螺入されたか
否か判定するカセット用ビス締め検査装置が開示されて
いる。また、特開昭51−67174号公報には、ビス
締めトルクを測定し、その測定値を基準値と比較してビ
ス締めの良否を判定するねじ締付特性測定装置が開示さ
れている。
来のカセット用ビス締め検査装置では、測定子やそれら
を制御する複雑な装置構成を必要とする上、ビス締め終
了後でなければ検査できない。従って、ビス浮き等のビ
ス締め不良の場合に、ビスを締め直すときは、該カセッ
トを再びビス締め装置に搬送するか、さもなければ、人
手によってビスの締め直しをしなければならず、係る場
合に不良品をはじくのみで、その再利用は困難であっ
た。
スの締め付けトルクを測定しているが、実際のビス締め
工程においては、回転電気機械を運転する際、軸受摩擦
等により機械的に生じるいわゆるメカニカル・ロス(機
械損失)のためトルクが十分に伝達されず、ビスが十分
に締められないという問題がある。さらにこのとき、軸
受け等に大きな負荷がかかっており、そのためボールベ
アリングが破損するという重大な事故が発生するという
問題があるが、従来は、このようなベアリングの破損等
の事故を未然に防止することができなかった。
たものであり、ビス浮き等のビス締め不良を防止すると
ともに、ベアリング破損を防止するためのビス締め装置
のトルク監視装置を提供することを課題とする。
に、本発明は、ビスにより上下カセットハーフがビス締
めされてなる磁気テープカセットのビス締め装置のトル
ク監視装置であって、ビス締めを行うドライバを駆動す
るモータのトルクを検出するためのトルク検出装置と、
前記トルク検出装置からの検出信号を受け、メカニカル
・ロスの値を監視するメカロス検出装置と、前記メカロ
ス検出装置が、該メカニカル・ロスの値が所定値を越え
たと判断した場合に、警報を発する警報装置と、を備え
たことを特徴とするビス締め装置のトルク監視装置を提
供する。
のトルク監視装置について、添付の図面に示される好適
実施形態を基に、詳細に説明する。
視装置を組み込んだ、ビス締め装置の主要部の概略を示
す正面図である。図1において、ビス締め装置10は、
台座12から上方に伸びたコラム14に沿って鉛直方向
に取り付けられたスライド軸16を有している。このス
ライド軸16には、ドライバ取り付け部18および押さ
え取り付け部20が付設されており、ドライバ取り付け
部18には、実際にカセットケースのビス締めを行うド
ライバユニット22が取り付けられ、押さえ取り付け部
20には、カセットケースの載ったワークを押さえるワ
ーク押さえ24が取り付けられている。ドライバユニッ
ト22は、モータ26(直流サーボモータ)によって駆
動され、ベルトコンベア28上のワーク30に収容され
たカセットケースのビス締めを行う。また、図示は省略
するが、ビス締め装置10は、これら以外に、これら各
部の制御を行う制御装置を有している。
本発明のトルク監視装置とともに示す。ドライバユニッ
ト22は、ドライバユニット取り付け部18のドライバ
台32に取り付けられている。ドライバユニット22の
先端には、ビス34を供給するビス送り部36が付設さ
れている。ビス34は、ビットホルダー38に取り付け
られたビット(ドライバ)40によってビス締めされ
る。ビット40は、モータ26によって回転駆動される
が、回転の際の摩擦を低減するためにボールベアリング
42、42が途中に設けられている。
ング42、42にかかる負荷が増大して、ボールベアリ
ング42、42が破損するのを防ぐために、ボールベア
リング42、42にかかる負荷の大きさを、メカニカル
・ロスの値から検出しようというものである。そのため
にビス締め装置にトルク監視装置を設置し、メカニカル
・ロス値を監視し、メカニカル・ロス値が所定の値を越
えた場合には、作業を中止し、ボールベアリング42、
42を交換する等の適切な処置を施すようにするもので
ある。
ドライバを駆動するモータのトルクを検出し、これから
メカニカル・ロスの値を検出し、監視するものである。
モータ26のトルクは、ビス締めを適正に行うために必
要な値が予め設定される。このトルクは、前記ドライバ
ユニット22を駆動するモータ26を回転するドライバ
の基板から信号を得て検出される。メカロス検出装置4
6は、モータ26のドライバ基板から信号を得て、トル
クを検出し、これからメカニカル・ロス値が所定値を越
えたか否か監視する。そして、メカニカル・ロス値が前
記所定値を越えた場合に作業者に対して警告を発するた
めの警報装置48が設けられている。この警報装置48
は、音、光、あるいはその他の手段によって作業者に対
して警告を発生する。このように本実施形態のトルク監
視装置は、モータ26のドライバから信号を得てトルク
を検出し、メカロス値を監視するメカロス検出装置4
6、およびメカロス値が所定値を越えた場合に警報を発
する警報装置48からなる。
態のビス締め装置10は、図4に示すような磁気テープ
カセット100のビス締めを行うものである。図1に
は、ドライバユニットが1つしか表されていないが、ド
ライバユニットは磁気テープカセット100に必要なビ
スの本数分だけある。この場合、図4に示す磁気テープ
カセット100の5本のビス118a、118b、11
8c、118d、118eを同時にビス締めするように
なっている。
に組み込まれて、ベルトコンベア28上を搬送され、ワ
ーク押さえ24によって所定の位置にセットされる。各
ビス118a〜118eをカセットケースに螺入すべ
く、それぞれ対応する位置にドライバユニット22がセ
ットされる。ビス34が、カセットケースを固着する5
本のビス118a〜118eとして、ビス送り部36か
らそれぞれ供給され、ビット40によって、カセットケ
ースの下ハーフ112の所定のビス孔120a〜120
eから、上ハーフ110の対応するボス122a〜12
2eにビス118a〜118eが自分でその中に溝を切
って螺入して行き、カセットケースを固着する。
クのパターンを示す。図3において、符号130のグラ
フは、トルク設定値を示しており、ビスを確実に締める
ためには少なくともこれだけのトルクを出力しなければ
ならないという基準値である。また、符号140のグラ
フは、メカニカル・ロス設定値を示している。この設定
値は、予め次のように決められる。例えば、モータで1
kgcmのトルク出力があるとき、ビスを確実に締めるため
には0.7kgcm以上のトルクが必要であるとすると、メ
カニカル・ロスが0.3kgcm以上あると、ビス締めに必
要なトルクが不足し、ビス浮き等のビス締め不良が発生
する。従って、このときは、メカニカル・ロス設定値は
0.3kgcm 以内の値に設定しなければならない。
際にドライバに生じるトルクを表している。ビス締めを
行う際、モータを動かすと、まず符号Aで示すように、
起動トルクがかかり、その後しばらく符号Bで示すよう
に、無負荷の空回転の状態が続く。このときの値がメカ
ニカル・ロス値である。そして、点Cからビスを締め始
め、トルクが増加し、トルクの増加率が急に変化する点
Dにおいて、略ビスは締め終わり、その後急激にトルク
が増大し、点Eに達してトルクは略一定となる。そこ
で、ビス締めは完了したとして、モータを停止する。
大きくなると、実際に伝達している力が減ってしまい、
ビス締めに必要なトルクが出せない。また、メカニカル
・ロス値が大きくなるということは、それだけ軸受摩擦
等が大きくなっているということであり、その分ボール
ベアリング42、42に負荷がかかっていることにな
る。
転時において、メカニカル・ロス値がメカニカル・ロス
設定値を越えたと、メカロス検出装置46が判断したと
きには、メカロス検出装置46は、直ちに警報装置48
に信号を送り、警報装置48は、警報を発生する。警報
の発生を感知した作業者は、装置を停止し、ボールベア
リング42、42の交換等の適切な処置を講ずるように
する。このように、本実施形態では、メカニカル・ロス
の値を監視するようにしたため、ビス締めにおいて、ビ
ス浮き等のビス締めの不良を防止するとともに、未然
に、ボールベアリングの破損等の事故を防止することが
できるようになった。
装置について詳細に説明したが、本発明は、以上説明し
たものに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱
しない範囲において、様々な改良や変更を行ってもよい
のはもちろんである。
カニカル・ロスの値を監視するようにしたため、ビス締
めにおいて、ビス浮き等のビス締めの不良を防止すると
ともに、未然に、ボールベアリングの破損等の事故を防
止することができるようになった。
み込んだ、ビス締め装置の主要部の概略を示す正面図で
ある。
大図とトルク監視装置を示すブロック図である。
ーンを示す線図である。
分解斜視図である。
Claims (1)
- 【請求項1】ビスにより上下カセットハーフがビス締め
されてなる磁気テープカセットのビス締め装置のトルク
監視装置であって、 ビス締めを行うドライバを駆動するモータのトルクを検
出するためのトルク検出装置と、 前記トルク検出装置からの検出信号を受け、メカニカル
・ロスの値を監視するメカロス検出装置と、 前記メカロス検出装置が、該メカニカル・ロスの値が所
定値を越えたと判断した場合に、警報を発する警報装置
と、 を備えたことを特徴とするビス締め装置のトルク監視装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34724899A JP2001167550A (ja) | 1999-12-07 | 1999-12-07 | ビス締め装置のトルク監視装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34724899A JP2001167550A (ja) | 1999-12-07 | 1999-12-07 | ビス締め装置のトルク監視装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001167550A true JP2001167550A (ja) | 2001-06-22 |
Family
ID=18388937
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34724899A Abandoned JP2001167550A (ja) | 1999-12-07 | 1999-12-07 | ビス締め装置のトルク監視装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001167550A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102350631A (zh) * | 2011-09-01 | 2012-02-15 | 深圳众为兴技术股份有限公司 | 一种机器人 |
CN102357795A (zh) * | 2011-09-01 | 2012-02-22 | 深圳众为兴技术股份有限公司 | 一种机器人 |
US8429990B2 (en) | 2008-10-09 | 2013-04-30 | HGST Netherlands B.V. | Top cover screw floating checker system for hard disk |
-
1999
- 1999-12-07 JP JP34724899A patent/JP2001167550A/ja not_active Abandoned
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8429990B2 (en) | 2008-10-09 | 2013-04-30 | HGST Netherlands B.V. | Top cover screw floating checker system for hard disk |
CN102350631A (zh) * | 2011-09-01 | 2012-02-15 | 深圳众为兴技术股份有限公司 | 一种机器人 |
CN102357795A (zh) * | 2011-09-01 | 2012-02-22 | 深圳众为兴技术股份有限公司 | 一种机器人 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4049900B2 (ja) | ワイヤソー切断装置 | |
EP0196090B2 (en) | Monitor of abnormality in a yarn winding apparatus | |
JPS6052893B2 (ja) | ワイヤカツト放電加工機 | |
JP2001167550A (ja) | ビス締め装置のトルク監視装置 | |
JPH10286743A (ja) | 工作機械の工具異常検出装置及び工作機械の工具異常検出用プログラムを記録した記録媒体 | |
JP4719953B2 (ja) | 溶接ワイヤの送給抵抗モニタ装置 | |
US20040155140A1 (en) | Rewinder method and apparatus | |
KR20190102728A (ko) | 탭 홀 검사 장치 및 탭 홀 검사 방법 | |
JP2005003403A (ja) | 連続剥離強度検査装置 | |
US6895168B2 (en) | Tape transport apparatus | |
KR20040083912A (ko) | 공작기계의 공구상태 검출방법 | |
JPH0945747A (ja) | 製品検測装置および検測機器の異常の検出方法 | |
WO2016068526A1 (ko) | 와이어소 가공상태 감시장치 및 그것이 설치된 와이어소 | |
JP3850780B2 (ja) | 加工物供給異常検出方法及び加工物供給異常検出装置 | |
JP3119955B2 (ja) | 電動機制御装置 | |
US3952591A (en) | Machine for cleaning and inspecting motion picture films | |
JPH0629344A (ja) | ワイヤ供給装置 | |
KR0169862B1 (ko) | 부품 검사기능을 구비한 시퀀서 장치 및 제어방법 | |
KR20040026900A (ko) | 보호 테이프 제거 설비 및 보호 테이프 제거 방법 | |
KR0148973B1 (ko) | 부품검사기능을구비한시퀀서및그제어방법 | |
JP2500642B2 (ja) | ワイヤボンディング装置及びワイヤボンディング方法 | |
JP3872596B2 (ja) | 不良基板検出方法及び部品搭載装置 | |
KR940006865Y1 (ko) | 테이프 와인더(Tape Winder)의 불량판별 펜 실린더(Pen cylinder) 설치구조 | |
JPH05285718A (ja) | 金属板のサイドトリマトリミング異常検出装置およびその異常発生防止装置 | |
JP2620899B2 (ja) | ワイヤ放電加工方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040818 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20061215 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070219 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070227 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070427 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080520 |
|
A762 | Written abandonment of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762 Effective date: 20080723 |