JP2001167480A - 光記録媒体の製造方法 - Google Patents

光記録媒体の製造方法

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JP2001167480A
JP2001167480A JP34939299A JP34939299A JP2001167480A JP 2001167480 A JP2001167480 A JP 2001167480A JP 34939299 A JP34939299 A JP 34939299A JP 34939299 A JP34939299 A JP 34939299A JP 2001167480 A JP2001167480 A JP 2001167480A
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stamper
substrate
convex pattern
resin material
manufacturing
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Toshiyuki Kashiwagi
俊行 柏木
Noriyuki Arakawa
宣之 荒川
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マスタリング工程で形成できる凹凸パターン
より微小な凹凸パターンを有する基板を形成する。 【解決手段】 少なくとも一主面に第1の凹凸パターン
が形成されてなるマスタスタンパを作製する第1の工程
S1と、硬化収縮性を有する樹脂材料を用いて、上記マ
スタスタンパの第1の凹凸パターンを転写してなる第1
の転写凹凸パターンを有する転写体を作製する第2の工
程S2と、上記転写体の第1の転写凹凸パターンを転写
してなる第2の凹凸パターンが形成されてなる複製スタ
ンパを作製する第3の工程S3と、上記複製スタンパの
第2の凹凸パターンが転写されてなる第2の転写凹凸パ
ターンが形成されてなる基板を作製する第4の工程S4
とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スタンパに形成さ
れた凹凸パターンを転写して、基板の少なくとも一主面
に転写凹凸パターンを形成する光記録媒体の製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】光記録媒体として、円盤状に成形された
基板を有するいわゆる光ディスクが知られている。光デ
ィスクとしては、再生専用のものとしてCD−ROM、
DVD−ROM等があり、一回のみ記録可能である追記
型のものとしてCD−R等があり、情報信号の書換が可
能な書換型のものとしてCD−RW、MD、MO、DV
D−RAM等がある。
【0003】この光ディスクは、一主面上に、いわゆる
ピット及び/又はグルーブ等の凹凸パターンが形成され
た基板を備え、この基板上に必要に応じて反射膜等の各
種機能膜が形成されてなる。この基板を作製する際に
は、ピット及びグルーブ等の凹凸パターンを反転した凹
凸が形成されたスタンパを射出成形装置のキャビティ内
に配設し、当該キャビティ内に溶融した樹脂材料を充填
するとともに樹脂材料を硬化させる。そして、硬化した
樹脂材料をキャビティ内から取り出すことによって、ス
タンパの凹凸が転写されてなる凹凸パターンが一主面に
形成された基板を作製することができる。
【0004】そして、このような光ディスクでは、基板
上に形成した凹凸パターンの寸法により記録密度が決定
され、所定の記憶容量を有することになる。これら光デ
ィスクでは、それぞれの規格に対応した記憶容量となっ
ており、例えば、DVD−ROMでは、波長650nm
のレーザ及びN.A.が0.60の対物レンズを用い、
トラックピッチが0.74μm、8/16変調で最短ピ
ット長が0.40μmであり、その結果、記憶容量とし
て4.7GBを実現している。
【0005】しかしながら、取り扱う情報量の増大に伴
って、情報記録媒体の分野では高容量の媒体が強く望ま
れている。例えば、光ディスクの分野においても、情報
信号を高密度に記録して一枚当たりの記憶容量を大きく
することが望まれている。
【0006】光ディスクにおいては、記録再生時に使用
されるレーザとして、短波長レーザを使用し、当該レー
ザ光を光ディスクに照射する際に使用される対物レンズ
として、高N.A.対物レンズを使用することによっ
て、高密度に記録された信号を再生することができる。
例えば、DVD−ROMにおいては、短波長のレーザ及
び高N.A.の対物レンズを使用して照射するレーザの
スポット径を小とし、微細に形成されたピットを再生す
ることが可能となっている。
【0007】また、近年、波長400nmのブルーレー
ザ及びN.A.が0.85の対物レンズを用いた光学系
を用いた光ディスクの記録再生システムが提案されてい
る。この光学系によれば、上述した規格のDVD−RO
Mにおいて、トラックピッチを0.321μm(0.74×
(400/650)×(0.60/0.85)=0.321μm)にすることができ
また、最短ピット長を0.174μm(0.40×(400/65
0)×(0.60/0.85)=0.174μm)にすることができる。そ
の結果、DVD−ROMでは、記憶容量を24.9GB
(4.7×(650×0.85/400/0.60)2=24.9GB)とすること
ができると考えられる。
【0008】ところで、光記録媒体において、記憶容量
を高めるためには、記録再生時に短波長のレーザを用い
たり高N.A.の対物レンズを用いるだけでなく、基板
上に形成されるピット及びグルーブ等の凹凸パターンを
より一層微細に形成する必要がある。したがって、基板
上に形成される凹凸パターンを形成するために、スタン
パに形成される凹凸を微細に形成しなければならない。
【0009】このスタンパは、フォトレジストを用い
た、いわゆるマスタリング工程を経て作製される。マス
タリング工程では、先ず、高度に平坦化されたガラス原
盤の一主面上にフォトレジストを所定の厚みで形成し、
レーザを用いてフォトレジストの所定の領域を露光し、
現像することによりガラス原盤上に所定の凹凸パターン
を形成する。その後、ガラス原盤を用いてメッキ等の手
法によって、ガラス原盤上に形成された凹凸パターンを
反転した凹凸パターンを有するマスタースタンパを作製
する。その後、このマスタースタンパを用いてメッキ等
の手法により、マザースタンパを作製し、マザースタン
パを用いてメッキ等の手法により、スタンパを量産する
ことができる。
【0010】したがって、上述したマスタリング工程に
おいては、ガラス原盤上及びマザースタンパ上に、基板
の一主面上に形成する凹凸と同じ凹凸が形成され、マス
タースタンパ上及びスタンパ上に、基板の一主面上に形
成する凹凸を反転してなる凹凸が形成されることとな
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、スタンパを
形成するいわゆるマスタリング工程では、例えば、フォ
トレジストを露光する際に波長266nmのDeepU
Vレーザ及びN.A.が0.9の対物レンズを用いてお
り、これによると、トラックピッチが0.36μm、8
/16変調で最短ピット長が0.19μmであるピット
及びグルーブを形成することができる。これは、DVD
−ROMと同寸法の光ディスクにおいて、20GBの容
量を達成しているに過ぎない。このように、従来の光記
録媒体の製造方法によれば、マスタリング工程に使用さ
れるレーザ等の光学系により、ピット及びグルーブの微
細化は限界があった。このため、従来の手法では、高密
度記録に対応した光記録媒体の基板を作製することがで
きないといった問題があった。
【0012】そこで、本発明は、上述した従来の実情に
鑑みて案出されたものであり、マスタリング工程で形成
できる凹凸パターンより微小な凹凸パターンを有する基
板を形成できる光記録媒体の製造方法を提供することを
目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成した
本発明に係る光記録媒体の製造方法は、少なくとも一主
面に第1の凹凸パターンが形成されてなるマスタスタン
パを作製する第1の工程と、硬化収縮性を有する樹脂材
料を用いて、上記マスタスタンパの第1の凹凸パターン
を転写してなる第1の転写凹凸パターンを有する転写体
を作製する第2の工程と、上記転写体の第1の転写凹凸
パターンを転写してなる第2の凹凸パターンが形成され
てなる複製スタンパを作製する第3の工程と、上記複製
スタンパの第2の凹凸パターンが転写されてなる第2の
転写凹凸パターンが形成されてなる基板を作製する第4
の工程とを備えることを特徴とするものである。
【0014】本発明に係る光記録媒体の製造方法では、
第2の工程において、転写体を、硬化収縮性を有する樹
脂を用いて作製している。このため、転写体が硬化する
ことにより収縮し、転写体に形成される第2の転写凹凸
パターンは、マスタスタンパに形成された第1の凹凸パ
ターンと比較して微細な形状を示すこととなる。そし
て、本手法では、転写体を用いて複製スタンパを作製す
ることにより、マスタスタンパに形成された第1の凹凸
パターンと比較して微細な第2の凹凸パターンを有する
複製スタンパを作製することができる。そして、この複
製スタンパを用いて基板を作製することによって、基板
の第2の転写凹凸パターンは、マスタスタンパの第1の
凹凸パターンよりも微細なものとなる。
【0015】また、本発明に係る光記録媒体の製造方法
は、上記複製スタンパを上記マスタスタンパとして用
い、上記第2の工程及び上記第3の工程を繰り返し、最
後の第3の工程で形成された複製スタンパを上記第4の
工程に用いて基板を作製することが好ましい。
【0016】この場合、本発明に係る光記録媒体の製造
方法は、第3の工程で作製された複製スタンパを用いて
第2の工程を行い、再び転写体を作製している。再び作
製された転写体は、硬化収縮性を有する樹脂材料を用い
ているため、初めに作製された転写体と比較してより微
細な第1の転写凹凸パターンを有することとなる。すな
わち、本手法によれば、第2の工程及び第3の工程を繰
り返すことによって、最後の第3工程で作製される複製
スタンパ上に、より微細な第2の凹凸パターンを形成す
ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る光記録媒体の
製造方法の具体的な実施の形態を図面を参照して詳細に
説明する。
【0018】本例では、図1に示すように、一主面1a
上にピット及びグルーブ(以下、ピット・グルーブ2と
称する。)が形成された基板1と、基板1の一主面1a
上に成膜された反射層3と、反射層3上に形成された保
護膜4とを備える光ディスクを作製する手法について説
明する。この光ディスクは、先ず合成樹脂からなる基板
を形成し、この基板1上に反射層3及び保護膜4を順次
形成することにより作製される。
【0019】本手法では、図2に示すような基板製造プ
ロセスフローチャートに従って基板1を作製する。すな
わち、基板1は、マスタスタンパを作製するマスタリン
グ工程S1、転写体を作製する成形工程S2、複製スタ
ンパを作製するメッキ工程S3及び基板成形工程S4を
経て作製される。
【0020】先ず、図3〜図8を用いてマスタリング工
程S1について説明する。
【0021】マスタリング工程S1では、先ず、図3に
示すように、一主面が高度に平滑化されたガラス原盤5
を用意し、当該ガラス原盤5の一主面上にフォトレジス
ト6を所定の厚みとなるように塗布する。このとき、フ
ォトレジスト6の厚みは、最終的に作製される基板1に
おけるピット・グルーブ2の深さに対応するため、ピッ
ト・グルーブ2の深さを考慮して決定される。また、フ
ォトレジスト6は、ガラス原盤5の一主面上に直接塗布
されても良いが、金属等の下地層や有機材料等のプライ
マー層を介して塗布されても良い。
【0022】次に、図4に示すように、フォトレジスト
6に対して所定の波長のレーザLを対物レンズ7を介し
て照射する。このとき、レーザLは、光源となるレーザ
出射装置とレーザLの出力を調節する光変調器と出射さ
れたレーザLをフォトレジスト6上に導く光学系とを備
えるレーザ記録装置(図示せず。)によって、フォトレ
ジスト6の所定の領域を露光する。
【0023】このとき、レーザLは、基板1上のピット
・グルーブ2における凹部に対応する位置に露光され
る。具体的には、ガラス原盤5を所定の回転速度で回転
させた状態で、レーザ出射装置から出射したレーザL
を、光変調器により信号に応じてオン/オフ制御するこ
とによって、レーザLをフォトレジスト6の所定の領域
に照射する。また、ここでは、レーザLとしては、波長
が266nmのDeepUVレーザを用い、対物レンズ
7としては、N.A.が0.9のものを使用することが
好ましい。レーザLの波長が266nmであり、対物レ
ンズ7のN.A.が0.9であるため、フォトレジスト
6上に集光されてなるレーザLのスポットが非常に小径
なものとなる。その結果、高密度にピット・グルーブ2
を形成することができ、記憶容量の増大を図ることがで
きる。
【0024】次に、図5に示すように、フォトレジスト
6を現像し、レーザLが照射された領域をガラス原盤5
上から除去する。このとき、フォトレジスト6に対して
は、現像液を作用させ、レーザLが照射されたフォトレ
ジスト6をエッチングする。これにより、レーザLが照
射された領域には、ガラス原盤5が臨むこととなる。言
い換えると、フォトレジスト6を現像することによっ
て、レーザLが照射された領域を凹部とし、レーザLが
照射されない領域を凸部とする凹凸部8が形成されるこ
ととなる。
【0025】次に、図6に示すように、所定の形状とな
ったフォトレジスト6及び外方に臨むガラス原盤5を覆
うように金属導電膜9を成膜する。具体的には、ニッケ
ルや銀等の金属を用いて、無電解メッキ法や蒸着法、ス
パッタリング法等の手法により金属導電膜9を成膜す
る。この金属導電膜9は、次工程で行われる電解メッキ
の際に電極として使用されるものである。
【0026】次に、電解メッキ法を用いて、図7に示す
ように、金属導電膜9上に金属層10を形成する。この
電解メッキ法では、メッキ槽中の陽極側にニッケルを配
設した状態で、金属導電膜9を陰極として、スルファミ
ン酸ニッケル溶液中で行われる。これにより、陰極であ
る金属導電膜9上には、金属ニッケルのメッキ膜からな
る金属層10が形成されることとなる。
【0027】そして、図8に示すように、金属層10剥
離する。本明細書においては、剥離したメッキ膜からな
る金属層10をマスタスタンパ11と呼ぶ。すなわち、
このマスタリング工程S1では、所定の形状とされたフ
ォトレジスト6及びガラス原盤5からなる凹凸部8を転
写した凹凸パターン12を有するマスタスタンパ11を
作製することができる。したがって、マスタスタンパ1
1の凹凸パターン12は、所定の形状とされたフォトレ
ジスト6及びガラス原盤5からなる凹凸部8と同寸法を
有することになる。
【0028】続いて、マスタスタンパ11を用いて行う
成形工程S2について説明する。この成形工程S2で
は、図9に示すような射出成形装置13が用いられる。
また、この成形工程S2では、硬化収縮性を有する樹脂
材料を用い、マスタスタンパ11の凹凸パターン12を
転写してなる転写凹凸パターンを有する転写体を成形す
る。
【0029】硬化収縮性を有する樹脂材料とは、溶融状
態から硬化したときに所定の収縮率で収縮する特性を有
する樹脂材料のことである。すなわち、硬化収縮性を有
する樹脂材料とは、硬化反応に伴って体積収縮する樹脂
材料のことである。また、硬化収縮性を有する樹脂材料
としては、熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂、紫外線硬化性
樹脂及び電子線硬化性樹脂等いずれの特性を有するもの
であってもよい。なお、以下、硬化収縮性を有する樹脂
材料のことを単に「樹脂材料」と称する。
【0030】具体的に、樹脂材料としては、硬化収縮率
が3%であるポリエチレンや、硬化収縮率が0.5%で
あるポリカーボネイトを使用することができる。また、
樹脂材料として紫外線硬化樹脂を使用する場合には、紫
外線を照射して硬化させた後、硬化した樹脂材料中に含
有される溶媒や水分の蒸発量を制御することによって、
所望の硬化収縮率とすることができる。
【0031】図9に示す射出成形装置13は、固定金型
14と、固定金型14と対向する可動金型15と、固定
金型14と可動金型15の間に配設された外周金型16
とを備え、これら固定金型14、可動金型15及び外周
金型16が付き合わされることにより形成されるキャビ
ティを有している。そして、この射出成形装置13の固
定金型14には、キャビティ内に凹凸パターン12が臨
むようにマスタスタンパ11が取り付けられている。こ
の射出成形装置13では、溶融した樹脂材料を成形空間
部であるキャビティに充填して、マスタスタンパ11を
転写してなる転写体を成形する。
【0032】この射出成形装置13では、固定金型14
に対して可動金型15が近接する方向に移動動作し、可
動金型15に取り付けられた外周金型16が固定金型1
4に当接することによって、キャビティが形成される。
【0033】固定金型14は、固定盤17に取り付けら
れて固定されている。固定金型14には、マスタスタン
パ11を取り付けるための内周側スタンパホルダ18及
び外周側スタンパホルダ19が配設されている。内周側
スタンパホルダ18は、キャビティ内に突出するように
形成された突部20を有している。この内周側スタンパ
ホルダ18に形成された突部20は、マスタスタンパ1
1の中心穴の径よりやや大径であるような環状に形成さ
れている。また、外周側スタンパホルダ19は、キャビ
ティの外径よりもやや大径とされ且つマスタスタンパ1
1の外径よりもやや小径とされた中心穴を有するリング
状を呈して形成される。この外周側スタンパホルダ19
は、取付ねじ等によって固定金型14に組み付けられて
いる。
【0034】このマスタスタンパ11は、上述したよう
に形成された凹凸パターン12をキャビティ内に臨ませ
た状態で固定金型14に取り付けられる。マスタスタン
パ11を固定金型14に取り付ける際には、マスタスタ
ンパ11の中心穴を内周側スタンパホルダ18の突部2
0と相対係合させるとともに、マスタスタンパ11の外
周部を外周側スタンパホルダ19と固定金型14との間
に挟み込ませる。
【0035】また、固定金型14には、固定盤17との
間に冷媒が供給される冷媒流路21が形成されている。
この冷媒流路21は、図示しないが冷媒供給装置と接続
され、冷媒が供給されることにより固定金型14及びキ
ャビティ内を所望の温度に調節することができる。
【0036】さらに、固定金型14には、その略中心部
に、溶融した樹脂材料をキャビティ内に供給する供給路
となるスプルーブッシュ22が形成されている。スプル
ーブッシュ22は、キャビティに導通する端部とは反対
側の端部で材料供給装置(図示せず。)と連結されてい
る。そして、スプルーブッシュ22は、この材料供給装
置から溶融した樹脂材料がキャビティ内に供給される際
の供給路となる。
【0037】一方、可動金型15は、固定金型14に対
して相対向して配置されるとともに、図示しないガイド
手段や駆動手段により固定金型14に対して近接離間自
在とされている。可動金型15は、その略中心部に、成
形された転写体の中心部を切断するパンチ23と、この
パンチ23により切断された中心部を押し出す押出しピ
ン24と、成形された転写体を可動金型15より離型さ
せるイジェクトピン25とを備える。
【0038】このパンチ23は、スプルーブッシュ22
からキャビティ内に供給されて固化した樹脂材料のうち
でランナー部等を切断するものであり、成形される転写
体の中心穴と略同寸法の外径を有している。このパンチ
は、図示しないガイド手段や駆動手段によりキャビティ
内に突き出す方向に移動可能とされる。したがって、キ
ャビティ内に充填された樹脂材料が固化された後、この
パンチ23によりランナー部等を切断し中心穴が形成さ
れる。
【0039】押出しピン24は、棒状に形成されてパン
チ23の中心部に配設される。この押出しピン24は、
図示しないガイド手段や駆動手段によりキャビティ内に
突き出す方向に移動可能とされ、上述したパンチ23に
より切断された部分を除去する。したがって、キャビテ
ィ内に充填された樹脂材料が固化された後、この押出し
ピン24が押し出されることにより、ランナー部とスプ
ルーとを、すなわち、ランナー部とスプルーブッシュの
供給路に溜まった樹脂材料とを除去することができる。
【0040】イジェクトピン25は、パンチ23の外形
と略同寸法の内径を有する筒状を呈してなり、パンチ2
3を囲むように配設されている。このイジェクトピン2
5は、図示しないガイド手段や駆動手段によりキャビテ
ィ内に突き出す方向に移動可能とされる。したがって、
キャビティ内に樹脂材料が充填され、上述したように転
写体の中心穴が形成された後、このイジェクトピン25
が転写体の内周側を押圧して可動金型15から当該転写
体を離型させる。
【0041】また、この可動金型15には、キャビティ
を構成する面の直下に位置してリング状に形成された冷
媒流路26が形成されている。この冷媒流路26は、上
述した固定金型14の冷媒流路21と同様に冷媒供給装
置と連結され、冷媒が供給されることにより可動金型1
5及びキャビティを所望の温度に冷却することができ
る。
【0042】このように構成された射出成形装置13で
は、例えば、樹脂材料として熱可塑性樹脂を使用する場
合、熱溶融した樹脂材料をキャビティ内に充填し、その
後、固定金型14の冷媒流路21及び可動金型15の冷
媒流路26に冷媒をそれぞれ供給する。そして、キャビ
ティ内の樹脂材料が離型可能な程度に硬化した後、上述
したように、転写体を離型させる。離型した転写体は、
室温程度に冷却されることにより完全に硬化する。転写
体は、完全に硬化すると、使用した樹脂材料の硬化収縮
率に相当して、キャビティの容積よりも収縮した状態と
なっている。このように、樹脂材料が硬化収縮して転写
体の全体形状がキャビティの容積よりも小となるため、
転写体には、マスタスタンパ11の凹凸パターン12よ
りも高密度な転写凹凸パターンが形成されることにな
る。
【0043】続いて、図10に示すような転写体30を
用いて行うメッキ工程S3を説明する。このメッキ工程
S3では、先ず、図11に示すように、転写体30の転
写凹凸パターン31が形成された面に金属導電膜32を
成膜する。この金属導電膜32を形成することによっ
て、転写体30の転写凹凸パターン31が形成された面
が導電性を有することとなる。このとき、ニッケルや銀
等の金属を用いて、無電解メッキ法や蒸着法、スパッタ
リング法等の手法により金属導電膜32を成膜する。
【0044】次に、金属導電膜32が成膜された転写体
30を用いた電解メッキ法により、図12に示すよう
に、金属導電膜32上に金属層33を形成する。この電
解メッキ法では、メッキ槽中の陽極側にニッケルを配設
した状態で、金属導電膜32を陰極として、スルファミ
ン酸ニッケル溶液中で行われる。これにより、陰極であ
る金属導電膜9上には、金属ニッケルのメッキ膜からな
る金属層33が形成されることとなる。
【0045】そして、図13に示すように、メッキ膜と
して形成された金属層33を剥離する。本明細書におい
ては、転写体30から剥離したメッキ膜からなる金属層
33を複製スタンパ34と呼ぶ。すなわち、このメッキ
工程S3では、転写凹凸パターン31を転写した凹凸パ
ターン35を有する複製スタンパ34を作製することが
できる。したがって、複製スタンパ34の凹凸パターン
35は、転写体30の転写凹凸パターン31と同寸法を
呈することになる。
【0046】ここで、複製スタンパ34とマスタスタン
パ11とを比較してみる。上述したように、転写体30
は、樹脂材料を用いることによってマスタスタンパ11
の凹凸パターン12が収縮した形状の転写凹凸パターン
31を有している。したがって、この転写凹凸パターン
31を転写してなる複製スタンパ34の凹凸パターン3
5は、マスタスタンパ11の凹凸パターン12が収縮し
た形状となっている。すなわち、複製スタンパ34に
は、マスタスタンパ11の凹凸パターン12と比較して
高密度に凹凸パターン35が形成されている。
【0047】続いて、基板形成工程S4について説明す
る。この基板形成工程S4では、上述したように作製さ
れた複製スタンパ34を用いて、例えば、射出成形法に
より基板1を作製する。射出成形法により基板1を作製
する際には、図9に示したような射出成形装置13を用
いればよい。なお、図9に示した射出成形装置13で
は、キャビティがマスタスタンパ11の外形形状に対応
した容量となっているため、複製スタンパ34を用いて
基板1を射出成形するにはキャビティの容量が大きすぎ
る。このため、キャビティの容量を光ディスクの基板1
の外形形状に対応させて調節してから用いる必要があ
る。
【0048】基板1の成形に際しては、上述したような
硬化収縮性を有する樹脂材料を使用しても良いが、通常
用いられている硬化収縮性が殆どないような樹脂材料を
使用しても良い。基板1の成形に際して、上述したよう
な硬化収縮性を有する樹脂材料を使用することによっ
て、基板1上に形成されるピット・グルーブ2は、複製
スタンパ34に形成された凹凸パターン35よりも更に
高密度に形成されることとなる。
【0049】これに対して、基板1の成形に際して、硬
化収縮性が殆どないような樹脂材料を使用した場合に
は、複製スタンパ34に形成された凹凸パターン35と
略々同等な密度でピット・グルーブ2が形成されること
となる。しかしながら、硬化収縮性が殆どないような樹
脂材料を使用した基板1であっても、マスタリング工程
S1で作製したマスタスタンパ11における凹凸パター
ン12と比較すると、ピット・グルーブ2が高密度に形
成されている。
【0050】なお、基板1を形成する際に使用される樹
脂材料としては、光学特性に優れた樹脂材料を使用する
ことが好ましい。光学特性に優れた樹脂材料を使用する
ことによって、基板1を介して照射されるレーザにより
信号特性に優れた再生を行うことができる。一方、転写
体を形成する際に使用される樹脂材料としては、光学特
性を考慮せず、硬化収縮率や転写性等の諸特性を考慮し
て選択すればよい。
【0051】このように、基板形成工程S4では、マス
タリング工程S1で作製したマスタスタンパ11におけ
る凹凸パターン12よりも高密度にピット・グルーブ2
が形成されてなる基板1を作製することができる。ま
た、基板形成工程S4において、硬化収縮性を有する樹
脂材料を使用することによって、更に、複製スタンパ3
4における凹凸パターン35よりも高密度にピット・グ
ルーブ2が形成されてなる基板1を作製することができ
る。
【0052】また、この基板形成工程S4では、射出成
形法以外の手法を用いて基板1を形成しても良い。射出
成形法以外の手法としては、例えば、いわゆるフォトポ
リマー法等の手法を例示することができる。フォトポリ
マー法とは、基板材料として光重合性高分子材料を使用
し、複製スタンパ34上に光重合性高分子材料を所定の
厚みで塗設し、光重合性高分子材料に紫外線を照射する
ことにより硬化させ、その後、硬化した光重合性高分子
材料を複製スタンパ34から剥離する手法である。
【0053】続いて、光ディスクを製造する際には、上
述したような基板1における、ピット・グルーブ2が形
成された面上に、Al等の金属薄膜からなる反射膜3を
形成する。その後、反射膜3を覆うように紫外線硬化性
樹脂を被覆させ、紫外線照射により当該紫外線硬化性樹
脂を硬化させて保護膜4を形成する。これにより、図1
に示したような光ディスクを製造することができる。
【0054】この光ディスクは、上述したような工程を
経て作製された基板1を備えるため、記録密度が大幅に
向上しており、高容量の情報記録媒体となっている。す
なわち、上述した光ディスクは、マスタリング工程S1
で形成した凹凸部8よりも情報信号を高密度に記録した
ものとなっている。
【0055】具体的には、硬化収縮率がx%であるよう
な樹脂材料を用いた場合、マスタリング工程S1により
形成されたグルーブ間距離、すなわちトラックピッチを
Tとすると、基板1におけるトラックピッチは、T×
(1−x/100)となる。同様に、マスタリング工程
S1により形成された最短ピット長をPとすると、基板
1における最短ピット長は、P×(1−x/100)と
なる。さらに、マスタスタンパ11における記録密度を
Sとすると、基板1における記録密度は、S×(1−x
/100)2となる。
【0056】また、本手法によれば、上述したように、
硬化収縮性を有する樹脂材料を使用して転写体30を作
製することによって、最終的に形成される基板1の記録
密度がマスタスタンパ11と比較して向上している。こ
れは、転写体30が硬化する際に収縮を伴っているから
であり、転写体30の全体形状が縮小しているからであ
るとも言える。このため、基板1におけるピット・グル
ーブ2が形成された領域、すなわち、信号記録領域を所
定の寸法にしたい場合には、マスタリング工程S1にお
いて樹脂材料の硬化収縮率を考慮して露光する領域を決
定する必要がある。言い換えると、マスタスタンパ11
における凹凸パターン12が形成された領域は、基板1
上の信号記録領域よりも大きな寸法で形成されていなく
てはならない。
【0057】具体的に、硬化収縮率がx%であるような
樹脂材料を用い、基板1における信号記録領域の径方向
における寸法をRとしたい場合、マスタスタンパ11に
おける凹凸パターン12が形成された領域の寸法rは、
以下のようになる。
【0058】r=R/(1−x/100) すなわち、上記式にしたがって、マスタスタンパ11の
凹凸パターン12を形成する領域を決定すれば、所定の
寸法で基板1上に信号記録領域を形成することができ
る。つまり、マスタリング工程S1において、レーザL
を照射する領域は、上記式に従って決定される。
【0059】ところで、本発明に係る光記録媒体の製造
方法は、上述した工程に限定されず、メッキ工程S3で
作製された複製スタンパ34をマスタスタンパ11とし
て用い、再び成形工程S2で転写体30を作製し、この
転写体30を用いて再び複製スタンパ34を作製するよ
うなものであってもよい。すなわち、本発明に係る光記
録媒体の製造方法は、成形工程S2とメッキ工程S3を
複数回繰り返すことにより最終的に作製された複製スタ
ンパ34を用いて、基板形成工程S4を行っても良い。
【0060】この場合には、複製スタンパ34から作製
される転写体30も硬化収縮性を有する樹脂材料を用い
ているため、当該転写体30に形成された転写凹凸パタ
ーン31が複製スタンパ34に形成された凹凸パターン
35よりも高密度となっている。したがって、この場合
には、成形工程S2とメッキ工程S3を複数回繰り返す
ことにより、基板1上に形成されるピット・グルーブ2
を更に高密度にすることができる。
【0061】具体的に、硬化収縮率がx%であるような
樹脂材料を用い、成形工程S2とメッキ工程S3をn回
繰り返した場合、マスタリング工程S1により形成され
たグルーブ間距離、すなわちトラックピッチをTとする
と、基板におけるトラックピッチは、T×(1−x/1
00)nとなる。同様に、マスタリング工程S1により
形成された最短ピット長をPとすると、基板1における
最短ピット長は、P×(1−x/100)nとなる。さ
らに、マスタスタンパ11における記憶容量をSとする
と、基板1における記憶容量は、S×1/(1−x/1
00)2nとなる。
【0062】このように、成形工程S2とメッキ工程S
3とを複数回繰り返すことによって、基板1上に形成さ
れるピット・グルーブ2をより微細な形状とすることが
でき、更なる高密度化を達成できることがわかる。
【0063】具体的に、波長が266nmのレーザ及び
N.A.が0.9である対物レンズ7を用いてマスタリ
ング工程S1を行うとする。この場合、隣接するピット
列間の距離、すなわち、トラックピッチが0.36μ
m、最短ピット長が0.19μmとなるように8/16
変調のピット列をフォトレジスト6上に露光することが
できる。すなわち、マスタリング工程S1で作製される
マスタスタンパ11においては、トラックピッチが0.
36μm、最短ピット長が0.19μmとなる凹凸パタ
ーン12が形成されている。
【0064】したがって、従来の手法のように、このマ
スタスタンパ11を用いて基板1を作製すると、トラッ
クピッチが0.36μm、最短ピット長が0.19μm
となるピット列しか形成することはできない。しかしな
がら、例えば、硬化収縮率が3%であるポリエチレンを
用いて転写体を作製すると、転写体30におけるトラッ
クピッチ及び最短ピット長は以下のようになる。
【0065】 トラックピッチ:0.36×0.97=0.349μm 最短ピット長:0.19×0.97=0.19μm そして、この転写体30を用いて複製スタンパ34を作
製し、硬化収縮性を殆どない樹脂材料を用いてこの複製
スタンパ34から基板1を作製すると、基板1における
トラックピッチが0.349μmとなり、基板1におけ
る最短ピット長が0.19μmとなる。
【0066】また、従来の手法を用い、トラックピッチ
が0.36μm、最短ピット長が0.19μmとなる凹
凸パターン12が形成されたマスタスタンパ11で基板
1を作製した場合には、いわゆるDVDサイズで20G
Bの記憶容量となる。しかしながら、本手法を用いた場
合、基板1の記憶容量は以下のようになる。
【0067】 記憶容量:20×1/0.97=20.6GB さらに、成形工程S2とメッキ工程S3とを3回繰り返
した場合には、基板1におけるトラックピッチ、最短ピ
ット長及び記憶容量は、それぞれ以下のようになる。
【0068】トラックピッチ:0.36×0.973
0.319μm 最短ピット長:0.19×0.973=0.168μm 記憶容量:20×1/0.976=24.0GB このように、従来の手法では、波長が266nmのレー
ザ及びN.A.が0.9である対物レンズを用いてマス
タリング工程を行い、20GBの記憶容量しか達成でき
なかったが、本手法によれば、記憶容量を24.0GB
にまで大幅に向上させることができることがわかる。ま
た、上述した例では、成形工程S2とメッキ工程S3と
を3回繰り返しているが、繰り返し回数を更に増加させ
れば、更に記憶容量を向上させることができる。
【0069】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
係る光記録媒体の製造方法は、硬化収縮性を有する樹脂
材料を使用してなる転写体を作製し、この転写体から作
製された複製スタンパを用いて基板を形成している。こ
のため、本手法では、マスタスタンパの凹凸パターンと
比較して高密度に記録された転写凹凸パターンを有する
基板を作製することができる。したがって、本手法によ
れば、従来では達成することができなかった微小な凹凸
パターンを基板上に形成することができ、高容量の光記
録媒体を作製することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用して製造される光記録媒体の一例
として示す光ディスクの要部断面図である。
【図2】本発明を適用した光記録媒体の製造方法におけ
る基板製造プロセスフローチャートである。
【図3】マスタリング工程において、ガラス原板上にフ
ォトレジストを形成した状態を示す要部断面図である。
【図4】マスタリング工程において、フォトレジスト上
にレーザを照射した状態を示す要部断面図である。
【図5】マスタリング工程において、フォトレジストを
現像した後の状態を示す要部断面図である。
【図6】マスタリング工程において、一主面上に金属導
電膜を成膜した状態を示す要部断面図である。
【図7】マスタリング工程において、一主面上に金属層
を形成した状態を示す要部断面図である。
【図8】マスタリング工程において、マスタスタンパを
剥離した状態を示す要部断面図である。
【図9】成形工程で使用される射出成形装置の要部断面
図である。
【図10】成形工程で作製された転写体の要部断面図で
ある。
【図11】メッキ工程において、転写体の一主面に金属
導体膜を成膜した状態を示す要部断面図である。
【図12】メッキ工程において、金属導体膜上に金属層
を形成した状態を示す要部断面図である。
【図13】基板形成工程で使用される複製スタンパの要
部断面図である。
【符号の説明】
1 基板、2 ピット・グルーブ、3 金属膜、4 保
護膜、11 マスタスタンパ、12 凹凸パターン、1
3 射出成形装置、30 転写体、31 転写凹凸パタ
ーン、34 複製スタンパ、S1 マスタリング工程、
S2 成形工程、S3 メッキ工程、S4 基板形成工

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一主面に第1の凹凸パターン
    が形成されてなるマスタスタンパを作製する第1の工程
    と、 硬化収縮性を有する樹脂材料を用いて、上記マスタスタ
    ンパの第1の凹凸パターンを転写してなる第1の転写凹
    凸パターンを有する転写体を作製する第2の工程と、 上記転写体の第1の転写凹凸パターンを転写してなる第
    2の凹凸パターンが形成されてなる複製スタンパを作製
    する第3の工程と、 上記複製スタンパの第2の凹凸パターンが転写されてな
    る第2の転写凹凸パターンが形成されてなる基板を作製
    する第4の工程とを備えることを特徴とする光記録媒体
    の製造方法。
  2. 【請求項2】 上記複製スタンパを上記マスタスタンパ
    として用い、上記第2の工程及び上記第3の工程を繰り
    返し、最後の第3の工程で形成された複製スタンパを上
    記第4の工程に用いて基板を作製することを特徴とする
    請求項1記載の光記録媒体の製造方法。
  3. 【請求項3】 上記第2の工程では、転写体を射出成形
    により形成することを特徴とする請求項1記載の光記録
    媒体の製造方法。
  4. 【請求項4】 上記第4の工程では、基板を射出成形法
    或いはフォトポリマー法により基板を作製することを特
    徴とする請求項1記載の光記録媒体の製造方法。
  5. 【請求項5】 上記第4項工程では、硬化収縮性を有す
    る樹脂材料を用いて基板を形成することを特徴とする請
    求項1記載の光記録媒体の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010026628A1 (ja) * 2008-09-03 2010-03-11 パイオニア株式会社 電子ビーム描画装置の制御装置及び制御方法並びに描画方法
KR101350241B1 (ko) * 2012-05-03 2014-01-14 한국기계연구원 표면 패턴 제조 방법 및 이를 이용하여 제조된 초소수성 부재

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WO2010026628A1 (ja) * 2008-09-03 2010-03-11 パイオニア株式会社 電子ビーム描画装置の制御装置及び制御方法並びに描画方法
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