JP2001166950A - 割り込み管理装置及び割り込み管理方法 - Google Patents

割り込み管理装置及び割り込み管理方法

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JP2001166950A JP34729499A JP34729499A JP2001166950A JP 2001166950 A JP2001166950 A JP 2001166950A JP 34729499 A JP34729499 A JP 34729499A JP 34729499 A JP34729499 A JP 34729499A JP 2001166950 A JP2001166950 A JP 2001166950A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 割り込みハンドラや割り込み処理タスク
による割り込み処理内容の変更が容易に行え、さらに、
ユーザがOS内の割り込みハンドラの割り込み管理状態
を意識せず割り込み処理タスクを作成でき、また、OS
内の割り込みハンドラの割り込み管理状態に依存しない
割り込み処理を構築すること。 【解決手段】 割り込み要因121,122毎に用意さ
れた割り込み受付可能状態を保持する割り込み受付可能
管理部103と、割り込み処理タスク127において割
り込み許可を制御するための割り込みマスク解除制御部
104とを有し、割り込みハンドラ101内に、各部1
03と104を用いて割り込みマスクの更新制御を行う
多重割り込み制御部109を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータ処理
のリアルタイム・オペレーションシステム(リアルタイ
ムOS)ならびにマルチタスク・オペレーションシステ
ム(マルチタスクOS)と信号処理用プロセッサ(DS
P)における割り込み管理を行うものであり、W−CD
MA(Wide band-Code Division Multiple Access)方
式を用いた移動体通信システムにおける携帯テレビ電話
装置等の画像端末装置などに用いる好適な割り込み管理
装置及び割り込み管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、マイクロプロセッサ・システムに
おいては、マイクロプロセッサ(以下CPUと記す)が
プログラムの処理を実行中に、外部デバイスまたは外部
装置からの割り込み要求または実行中の応用プログラム
からのソフトウェア割り込み要求(以下、割り込み要求
と総称する)という種々の要因によって発生する非同期
の割り込み要求が発生した時には、実行中のプログラム
処理を中断して割り込み要求を処理する。
【0003】一方、DSPにおいては、上記のCPUに
対するものとして内部にメインプロセッサ(以下MPと
記す)を有しており、このMPがプログラムの処理を実
行中に割り込み要求が発生した時には、実行中のプログ
ラム処理を中断して割り込み要求を処理する。以下、プ
ログラムの最小単位をタスクと記す。
【0004】割り込み要求に対して処理する内容は割り
込み要因ごとに異なるので、ユーザが割り込み要因ごと
に割り込み処理ルーチン(以下、割り込み処理タスクと
記す)を作成しておき、割り込み要求があった時には、
割り込みの発生を伝える制御手段(以下、割り込みコン
トローラと呼ぶ)がCPUもしくはMPに伝え、CPU
もしくはMPが割り込み要因を識別し、該当する割り込
み処理タスクを呼び出して処理する方法が用いられてい
る。
【0005】割り込み要求の発生によりCPUもしくは
MPが実行中のタスク処理を中断する際には、再開する
タスクのアドレスやそれまで使用していたCPUもしく
はMPの内部レジスタの内容(以下、処理中演算リソー
スと記す)を保存してから割り込み処理タスクを実行
し、割り込み処理タスクが終了した時にこれらのレジス
タを元の状態に戻して実行中であったタスク処理を再開
する。
【0006】そして、前記割り込み処理タスクの中で処
理中演算リソースの退避・復帰処理を記述することは割
り込み処理タスクの作成を煩雑にするため、CPUを有
するマイクロプロセッサ・システムにおいては、これら
の処理はリアルタイムOSならびにマルチタスクOS
(以下、OSと総称する)の割り込み管理機構を呼び出
すこと(以下、システムコールと記す)によって行なう
のが普通である。
【0007】また、MPを有するDSPにおいては、割
り込み処理タスクと分離した1つの別タスクのソフトウ
ェア(通常DSPではマイクロコード、ファームウェア
と呼ばれるもの)としてのモニタ・プログラムとして構
築するのが普通である。
【0008】以下、前記割り込み管理機構と前記モニタ
・プログラムを割り込みハンドラと総称して記す。
【0009】さらに、割り込み処理としては、単独割り
込み(割り込み処理を行なっている間は、他の割り込み
の受け付けを禁止する割り込み)では、割り込みが発生
した時に、割り込みハンドラで処理中演算リソースをそ
のタスクのスタック領域とタスク制御手段へ退避し、同
時に割り込みマスクをマスクして他の割り込みを禁止状
態にし、割り込み処理を行なう。そして、割り込み処理
が完了し、中断したタスクの実行再開の時にタスクのス
タック情報、タスクの制御手段、割り込みマスクを回復
させる。
【0010】また、多重割り込み(割り込み処理を行な
っている間にも、他の割り込みの受け付けを可能とする
割り込み)を有する割り込みハンドラにおいては、単独
割り込みに対して、割り込みマスクを禁止する際に、す
べての割り込みを禁止せず、上位の割り込みレベルに対
する割り込みマスクは設定せずに、割り込み処理を行な
う。すなわち、多重割り込みを有する割り込みハンドラ
においては、割り込み種別毎に割り込みが発生した場合
に、どの割り込みを禁止するかを判定する必要がある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
装置においては、割り込みタスク内で他の割り込みを受
け付けられるようにする場合や、以後ある割り込みを禁
止する場合などは、割り込みハンドラの処理を変更する
ことが必要になり、割り込みハンドラと割り込み処理タ
スクが密接に関連しており、割り込みハンドラや割り込
み処理タスクによる割り込み処理内容の変更が単独に行
なえないという問題がある。
【0012】また、OSを用いた割り込み管理方法で
は、すべての割り込み要因に対してOS内にある割り込
みハンドラが一括して割り込みの禁止/許可の処理を行
なっており、ユーザはOS内の割り込みハンドラの割り
込み管理状態を意識して割り込み処理タスクを作成しな
ければならないという問題がある。
【0013】また、OS内の割り込みハンドラの割り込
み管理状態に依存しない割り込み処理が構築できないと
いう問題がある。
【0014】また、特開平5−224951号公報に
は、割り込み要求を受けたCPUより起動されたときに
ソフトウェア割り込みを指定して割り込みハンドラへの
処理移行前にOSに処理を移行させる二重割込指定手段
と、二重割込指定手段を介して処理を移行されたとき、
OS内で割り込み要因の解析とレジスタ類の保存を行っ
て割り込みハンドラを起動する割込ハンドラ起動手段
と、割込ハンドラより割り込み処理の終了を通知された
ときにOS内でレジスタ類の復帰を行い中断した処理を
再開させる割込ハンドラ終了処理手段を備える管理方式
が開示されいる。
【0015】しかしながらこの技術の場合、OS内での
レジスタ類の退避・復帰処理と割り込みハンドラでの処
理を二重割込指定手段を設けることにより分離し、割り
込みハンドラの作成効率の向上が図れるようになってい
るが、割り込みハンドラと割り込み処理タスクを分離す
る手段については何ら開示されておらず、依然として割
り込みハンドラや割り込み処理タスクによる割り込み処
理内容の変更が単独に行なえないという問題がある。
【0016】また、特開平8−297581号公報に
は、個別にマスク可能な複数の割り込み入力を有し、マ
スクされていない割り込み入力への入力に応じてCPU
に割り込みを伝える割り込みコントローラを設け、割り
込みコントローラ中の割り込みマスクテーブルを操作す
る特定割り込み操作処理手段をOS内に設けると共に、
OSで管理したい割り込みに関する情報のみを被管理割
り込み格納手段に格納し、OSのシステムコール処理中
の排他制御を行う区間では、被管理割り込み格納手段に
情報が格納されている割り込みのみを割込み禁止とし、
システムコールを発行しないような割り込みについては
割り込み許可状態を継続するという技術が開示されてい
る。
【0017】しかしながらこの技術の場合、OSによる
資源管理に影響を及ぼさない割り込みタスクについては
OSによる影響を受けることがなくなり、その割り込み
処理タスクの処理をOSと切り離して構築することが可
能ではあるが、OSによる資源管理に関係する割り込み
処理タスクについてはOSの処理と密接に関連してお
り、依然としてOS内の割り込みハンドラの割り込み管
理状態を意識して割り込み処理タスクを作成しなければ
ならないという問題がある。
【0018】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、割り込みタスク内で他の割り込みを受け付けられ
るようにする場合や、以後ある割り込みを禁止する場合
などの、割り込みハンドラの処理を変更することが必要
な際に、割り込みハンドラや割り込み処理タスクによる
割り込み処理内容の変更が容易に行え、さらに、OSを
用いた割り込み管理方法で、すべての割り込み要因に対
してOS内にある割り込みハンドラが一括して割り込み
の禁止/許可の処理を行なっている場合においても、ユ
ーザがOS内の割り込みハンドラの割り込み管理状態を
意識せず割り込み処理タスクを作成でき、また、OS内
の割り込みハンドラの割り込み管理状態に依存しない割
り込み処理を構築することができる割り込み管理装置及
び割り込み管理方法を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明の割り込み管理装
置は、割り込みマスクで割り込みハンドラへの割り込み
通知を制御する割り込みコントローラと、前記割り込み
の発生時に実行中のタスクの情報を退避する退避処理手
段と、前記割り込みの要因に応じて処理すべき割り込み
処理タスクを決定する割り込み要因判定処理手段と、前
記割り込みハンドラとは独立に、割り込み要因毎に用意
された割り込み受付可能状態を保持する割り込み受付可
能管理手段と、割り込み処理タスクに割り込み許可を制
御する割り込みマスク解除制御手段と、前記割り込み受
付可能管理手段及び前記割り込みマスク解除制御手段の
処理に応じて割り込みマスクの更新制御を行う多重割り
込み制御手段と、決定された割り込み処理タスクと前記
割り込みハンドラ間の処理の遷移を行う割り込みタスク
制御処理手段と、前記退避処理手段で退避された割り込
み発生時に実行中のタスクの情報を復帰し、中断されて
いたタスクの処理を再開するタスク復帰処理手段と、を
具備する構成を採る。
【0020】この構成によれば、割り込み発生時に割り
込みコントローラより割り込みハンドラに制御が遷移す
ると、退避処理手段により割り込み発生時に実行中であ
ったタスクの種々の情報を退避する。
【0021】次に、割り込み要因判定処理手段で割り込
みコントローラより通知された割り込み要因に対して、
割り込み受付管理手段を用いてどの割り込み要因に対す
る処理を行うかの判定を行い、呼び出す割り込み処理タ
スクを決定する。
【0022】次に、多重割り込み制御手段では、決定さ
れた割り込み処理タスクに対する割り込みマスクを、割
り込み要因毎に用意された割り込み受付可能状態を保持
する割り込み受付可能管理手段から取り出し、割り込み
コントローラの割り込みマスクに設定する。
【0023】この際に、割り込み発生時に割り込みコン
トローラの割り込みマスクで既に割り込みマスクが設定
されており、割り込み禁止になっている割り込み要因に
対する割り込みマスクに対しては変更を行わない。
【0024】さらに、割り込み発生時に割り込みコント
ローラに設定されていた割り込みマスクの状態に対し
て、割り込み要因判定処理手段で判定された割込み要因
に対するマスクを割込み禁止状態にした割り込みマスク
の状態を退避する。さらに、割り込み発生時の割り込み
受付可能管理手段の状態も退避する。
【0025】次に、割り込みタスク制御処理手段が割り
込み要因判定処理処理手段で決定された対応する割り込
み処理タスクを呼び出す。
【0026】割り込み処理タスクでは、割り込みに対応
する処理が行われるが、この処理中に新たな割り込み要
因に対して割り込み許可を行う場合は、割り込みマスク
解除制御手段の、対応する割り込み要因の情報を割り込
み解除状態に設定する。
【0027】また、即座に割り込み許可を行う場合に
は、同時に割り込みコントローラの割り込みマスクの対
応する割り込みマスクをマスク解除状態に設定する。
【0028】割込み処理タスクの処理が終わると、再び
割り込みタスク制御処理手段に処理が移行する。この
際、多重割り込み制御手段により、割り込み処理タスク
を呼び出す前に退避しておいた割り込み受付可能管理手
段の状態と割り込み処理タスクで設定された割り込みマ
スク解除制御手段の状態に対して、両方共割り込み許可
状態になっている割り込み要因に対して、多重割り込み
制御手段により退避された、割り込みマスクの状態の該
当ビットを割り込み許可に設定したものを、割り込みコ
ントローラの割り込みマスクに設定する。さらに、この
際に割り込み許可状態に変更された割り込み要因に対し
ては、割り込みマスク解除制御手段の対応する割り込み
要因の情報をリセットする。
【0029】そして、タスク復帰処理手段で、退避処理
手段で退避された割り込み発生時に実行中であったタス
クの種々の情報を復帰し、中断されていたタスクの処理
を再開する。
【0030】従って、割り込み受付可能管理手段と割り
込みマスク解除制御手段は割り込みハンドラとは独立に
用意されており、多重割り込み制御手段は割込み受付可
能管理手段を用いた制御方法のみを規定するものである
ため、割り込みタスク内で他の割り込みを受け付けられ
るようにする場合や、以後ある割り込みを禁止する場合
などの、割り込みハンドラの処理を変更することが必要
な際に、割り込み受付可能管理手段と割り込みマスク解
除制御手段を変更すればよく、割り込みハンドラの割り
込み管理状態を意識せず割り込み処理タスクを作成で
き、また、割り込みハンドラの割り込み管理状態に依存
しない割り込み処理の構築が可能になる。
【0031】本発明の割り込み管理装置は、上記構成に
おいて、割り込みハンドラとは独立に、タスクの初期化
処理を行うためのタスクの呼出しアドレスを格納する初
期化タスク管理手段と、実行中のタスクの情報を保持す
る実行タスク制御手段と、初期化処理が必要となるタス
クを設定する初期化タスク指示手段と、前記実行タスク
制御手段及び前記初期化タスク指示手段の処理に応じて
中断タスクに復帰する際に前記中断タスクの初期化処理
の要否の判定行い、初期化処理が必要なタスクに復帰す
る場合に、前記初期化タスク管理手段に格納された初期
化処理を行うタスクの呼出しを実行するタスク管理制御
手段と、を具備する構成を採る。
【0032】この構成によれば、実行タスク制御手段に
は、処理タスクならびに割り込み処理タスクの内、実行
中のタスクの情報が格納されている。割り込みハンドラ
においては、多重割り込み制御手段により、割り込み発
生時に実行タスク制御手段に格納されていた実行中のタ
スクの情報が退避され、割り込み要因判定処理手段で決
定された割り込み処理タスクの情報が新たに実行タスク
制御手段に格納される。
【0033】割り込み処理タスクにおいて、タスクの初
期化が必要な場合には、初期化タスク指示手段に初期化
するタスクの情報を格納する。
【0034】割込み処理タスクの処理が終わると、再び
割り込みタスク制御処理手段に処理が移行するが、この
際、多重割り込み制御手段により、割り込み処理タスク
を呼び出す前に退避しておいた実行タスク制御手段の情
報と初期化タスク指示手段に格納されている初期化する
タスクの情報を、タスク管理制御手段が比較を行う。
【0035】同じタスクを指示している場合には、初期
化タスク管理手段の対応するタスクの初期化処理を行う
タスクの呼出しアドレスを用いて中断タスクの初期化タ
スクの処理を行う。尚、タスク復帰処理手段で、退避処
理手段で退避された割り込み発生時に実行中であったタ
スクの種々の情報が必要な場合は復帰処理をも行う。
【0036】従って、上記構成の割り込み管理装置の作
用に加え、タスクの初期化処理を行うタスクの呼出しア
ドレスを格納する初期化タスク管理手段と実行中のタス
クの情報を保持する実行タスク制御手段と初期化処理が
必要となるタスクを設定する初期化タスク指示手段を有
し、実行タスク制御手段と初期化タスク指示手段を用い
て中断タスクに復帰する際に中断タスクの初期化処理の
要否を判定行い、初期化処理が必要なタスクに復帰する
場合には、初期化タスク管理手段に格納されている呼出
しアドレスを用いて初期化処理を行うタスクの呼出しを
行うタスク管理制御手段を有しており、割り込み処理タ
スクにおいて、タスクの処理を初期状態から始めるよう
に制御する場合が発生した場合に、タスクのスタック領
域、タスク制御手段などを割り込み処理タスクが初期化
する必要がなく、したがって、割り込み処理タスクは初
期化するタスクの処理内容を意識する必要がなく、割り
込み処理タスク内において、初期化を行なう処理手順を
割り込み処理タスクならびに初期化を必要とするタスク
と独立に制御できる機構の構築が可能となる。
【0037】本発明の割り込み管理装置は、上記構成に
おいて、処理対象となる処理タスクの判定を行い、処理
タスク毎の呼出しアドレスを格納したタスク制御手段
と、初期化タスク管理手段の処理に応じて呼び出す処理
タスクの切換え処理を行うディスパッチ処理手段とを有
するタスクマネージャと、退避処理手段で退避された割
り込み発生時に実行中のタスクの情報の復帰を行わず、
前記ディスパッチ処理手段を呼び出すタスク中断処理手
段とを具備し、タスク管理制御手段は、実行タスク制御
手段及び初期化タスク指示手段の処理に応じて中断タス
クに復帰する際に中断タスクの初期化処理の要否を判定
行い、初期化処理が必要なタスクに復帰する場合は前記
タスク中断処理手段を呼び出し、初期化処理が不要な場
合はタスク復帰処理手段を呼び出す構成を採る。
【0038】この構成によれば、割り込みハンドラの復
帰処理においては、実行タスク制御手段と初期化タスク
指示手段を用いて中断タスクに復帰する際に中断タスク
の初期化処理の要否を判定行い、初期化処理が必要なタ
スクに復帰する場合には、退避処理手段で退避された割
り込み発生時に実行中であったタスクの種々の情報の退
避を行うタスク復帰処理手段ではなく、単にタスクマネ
ージャのディスパッチ処理手段を呼び出すタスク中断処
理手段が呼び出され、初期化処理が不要な場合は、退避
処理手段で退避された割り込み発生時に実行中であった
タスクの種々の情報の退避を行うタスク復帰処理手段が
呼び出され、中断タスクの処理が再開される。そして、
タスクマネージャのディスパッチ処理手段で呼び出す処
理タスクの切換え処理を行う際に初期化タスク指示手段
で指示された処理タスクとの比較を行い、呼び出す処理
タスクが初期化処理が必要なタスクの場合には、初期化
タスク管理手段に格納されている呼出しアドレスを用い
て初期化処理を行うタスクの呼出しを行う。
【0039】従って、上記構成の割り込み管理装置の作
用に加え、タスクの初期化が発生した場合に、初期化処
理においてはもはや復帰する必要がない退避処理手段で
退避された割り込み発生時に実行中であったタスクの種
々の情報の復帰を行うこと無く、さらに初期化処理は、
タスクマネージャのディスパッチ処理手段で再度そのタ
スクが指示された際にのみ初期化処理から処理を開始す
ることが可能となる。
【0040】本発明の割り込み管理装置は、上記構成に
おいて、初期タスク管理手段の処理に応じてタスクの初
期化制御を行う初期化制御手段を、タスクマネージャに
具備する構成を採る。
【0041】この構成によれば、初期化制御手段は、処
理タスクから呼び出された場合には、対応する処理タス
クの初期タスク管理手段に処理タスクからの呼出しアド
レスを格納し、対応する処理タスクを初期化するタスク
の情報として初期化タスク指示手段に格納した上、ディ
スパッチ処理手段に処理を移し、ディスパッチ処理手段
から呼び出された場合には、呼び出された際に指示され
た処理タスクの対応する初期タスク管理手段に格納され
ているタスクの起動開始アドレスを用いてタスクの呼出
しを行なう。
【0042】ディスパッチ処理手段は、処理タスクから
呼び出された場合には、対応する処理タスクのタスク制
御手段に処理タスクからの呼出しアドレスを格納する。
また、タスク中断処理手段もしくは初期化制御手段から
ディスパッチ処理手段が呼び出された場合には、呼び出
す処理タスクの切換え処理を行う際に初期化タスク指示
手段で指示された処理タスクとの比較を行い、呼び出す
処理タスクが初期化処理が必要なタスクの場合には、初
期化タスク管理手段に格納されている起動開始アドレス
を用いてタスクの呼出しを行い、その他の場合にはタス
ク制御手段から呼び出す処理タスクに対応する呼出しア
ドレスを用いてタスクの呼出しを行う。
【0043】従って、上記構成の割り込み管理装置の作
用に加え、タスクマネージャでの初期化を含むタスクの
管理がアドレスの管理ならびに制御方法のみを規定する
ものであるため、各処理タスクの呼出しアドレスに依存
しない処理タスクの切換え制御の構築が可能になる。
【0044】本発明の割り込み管理方法は、割り込みマ
スクで割り込みハンドラへの割り込み通知を制御し、こ
の制御による割り込み発生時に実行中のタスクの情報を
退避し、前記割り込みの要因に応じて処理すべき割り込
み処理タスクを決定し、前記割り込みハンドラとは独立
に、前記割り込み要因毎に用意された割り込み受付可能
状態を保持し、前記割り込み処理タスクにおいて割り込
み許可を制御するための割り込みマスク解除制御情報及
び前記割り込み受付可能状態の情報に応じて割り込みマ
スクの更新制御を行い、決定された割り込み処理タスク
と前記割り込みハンドラ間の処理の遷移を行い、前記退
避された割り込み発生時に実行中のタスクの情報を復帰
し、中断されていたタスクの処理を再開するようにし
た。
【0045】この方法によれば、割り込み受付可能管理
情報と割り込みマスク解除制御情報は割り込みハンドラ
とは独立に用意されており、多重割り込み制御手段は割
込み受付可能管理情報を用いた制御方法のみを規定する
ものであるため、割り込みタスク内で他の割り込みを受
け付けられるようにする場合や、以後ある割り込みを禁
止する場合などの、割り込みハンドラの処理を変更する
ことが必要な際に、割り込み受付可能管理情報と割り込
みマスク解除制御情報を変更すればよく、割り込みハン
ドラの割り込み管理状態を意識せず割り込み処理タスク
を作成でき、また、割り込みハンドラの割り込み管理状
態に依存しない割り込み処理の構築が可能になる。
【0046】本発明の割り込み管理方法は、上記方法に
おいて、割り込みハンドラとは独立に、タスクの初期化
処理を行うタスクの呼出しアドレスを格納する初期化タ
スク管理情報と、実行中のタスクの情報と、初期化処理
が必要となるタスクを設定する初期化タスク指示情報と
を保持し、前記実行タスク制御情報及び前記初期化タス
ク指示情報に応じて中断タスクに復帰する際に、中断タ
スクの初期化処理の要否を判定行い、初期化処理が必要
なタスクに復帰する場合に、前記初期化タスク管理情報
に格納されている初期化処理を行うタスクの呼出しを行
うようにした。
【0047】この方法によれば、上記方法の割り込み管
理方法の作用に加え、タスクの初期化処理を行うタスク
の呼出しアドレスを格納する初期化タスク管理情報と実
行中のタスクの情報を保持する実行タスク制御情報と初
期化処理が必要となるタスクを設定する初期化タスク指
示情報を有し、実行タスク制御情報と初期化タスク指示
情報を用いて中断タスクに復帰する際に中断タスクの初
期化処理の要否を判定行い、初期化処理が必要なタスク
に復帰する場合には、初期化タスク管理情報に格納され
ている呼出しアドレスを用いて初期化処理を行うタスク
の呼出しを行うタスク管理制御手段を有しており、割り
込み処理タスクにおいて、タスクの処理を初期状態から
始めるように制御する場合が発生した場合に、タスクの
スタック領域、タスク制御手段などを割り込み処理タス
クが初期化する必要がなく、したがって、割り込み処理
タスクは初期化するタスクの処理内容を意識する必要が
なく、割り込み処理タスク内において、初期化を行なう
処理手順を割り込み処理タスクならびに初期化を必要と
するタスクと独立に制御できる機構の構築が可能とな
る。
【0048】本発明の割り込み管理方法は、上記方法に
おいて、処理対象となる処理タスクの判定を行い、処理
タスク毎の呼出しアドレスを格納した実行タスク制御情
報及び初期化タスク管理情報に応じて、呼び出す処理タ
スクの切換え処理を行い、退避された割り込み発生時に
実行中のタスクの情報の復帰を行わず前記切換え処理を
行い、前記実行タスク制御情報及び前記初期化タスク指
示情報に応じて中断タスクに復帰する際に、中断タスク
の初期化処理の要否を判定行い、初期化処理が必要なタ
スクに復帰する場合に、前記タスク中断処理を行い、初
期化処理が不要な場合はタスク復帰処理を行うようにし
た。
【0049】この方法によれば、上記方法の割り込み管
理方法の作用に加え、タスクの初期化が発生した場合
に、初期化処理においてはもはや復帰する必要がない退
避処理手段で退避された割り込み発生時に実行中であっ
たタスクの種々の情報の復帰を行うこと無く、さらに初
期化処理は、タスクマネージャのディスパッチ処理手段
で再度そのタスクが指示された際にのみ初期化処理から
処理を開始することが可能となる。
【0050】本発明の割り込み管理方法は、上記方法に
おいて、初期化タスク管理情報を用いてタスクの初期化
制御を行い、実行タスク制御情報を用いてタスクの切換
え処理を行うようにした。
【0051】この方法によれば、上記方法の割り込み管
理方法の作用に加え、タスクマネージャでの初期化を含
むタスクの管理がアドレスの管理ならびに制御方法のみ
を規定するものであるため、各処理タスクの呼出しアド
レスに依存しない処理タスクの切換え制御の構築が可能
になる。
【0052】本発明の記録媒体は、上記何れかの構成と
同様の割り込み管理方法を実行するプログラムが記録さ
れた構成を採る。
【0053】この構成によれば、記録媒体から上記何れ
かの構成と同様の割り込み管理制御方法を実行するプロ
グラムを読み出して、その割り込み管理制御を実現する
ことができる。
【0054】本発明のオペレーティングシステムは、上
記何れかの構成と同様の割り込み管理方法に応じた処理
機能を具備する構成を採る。
【0055】この構成によれば、このオペレーティング
システムに搭載したパーソナルコンピュータ上で実現さ
れるアプリケーションシステムに対して、OS内の処理
に依存しない割り込み管理機構ならびにタスク切換え処
理の構築が可能となる。
【0056】本発明の信号処理用プロセッサは、上記何
れかの構成と同様の割り込み管理方法に応じた処理機能
を具備する構成を採る。
【0057】この構成によれば、信号処理用プロセッサ
内での割り込み処理ならびにタスクマネージャとは独立
に、割り込み処理を用いたアプリケーションを実現する
ことが可能となる。
【0058】本発明の画像端末装置は、上記何れかの構
成と同様の割り込み管理装置を具備する構成を採る。
【0059】この構成によれば、画像端末装置におい
て、上記何れかの構成と同様の作用効果を得ることがで
きる。
【0060】本発明の移動体通信システムは、上記何れ
かの構成と同様の画像端末装置を具備する構成を採る。
【0061】この構成によれば、移動体通信システムに
おいて、上記何れかの構成と同様の作用効果を得ること
ができる。
【0062】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して詳細に説明する。
【0063】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1に係る割り込み管理装置の構成を示す手段図であ
る。
【0064】この図1に示す割り込み管理装置100
は、割り込みハンドラ101と、割り込みコントローラ
102と、割り込み受付可能管理部103と、割り込み
マスク解除制御部104とを備え、割り込みハンドラ1
01は、退避処理部105と、割り込み要因判定処理部
106と、割り込みタスク制御処理部107と、タスク
復帰処理部108と、多重割り込み制御部109とを備
え、割り込みコントローラ102は、割り込みマスク部
110を備えて構成されている。
【0065】また、符号121〜122は、第1〜第N
の割り込み要因であり、123は処理タスクであり、第
1〜第Nのタスク124〜126を有し、127は割り
込み処理タスクであり、第1〜第Nの割り込み処理タス
ク128〜130を有する。
【0066】割り込みコントローラ102は、割り込み
マスク部110で割り込みハンドラ101への割り込み
通知を制御するものである。
【0067】退避処理部105は、割り込み発生時に実
行中であったタスクの種々の情報を退避するものであ
る。
【0068】割り込み要因判定処理部106は、割り込
み要因より処理すべき割り込み処理タスクを決定するも
のである。
【0069】割り込み受付可能管理部103は、割り込
みハンドラ101とは独立に、割り込み要因毎に用意さ
れた割り込み受付可能状態を保持するものである。
【0070】割り込みマスク解除制御部104は、割り
込みハンドラ101とは独立に、割り込み処理タスクに
おいて割り込み許可を制御するものである。
【0071】多重割り込み制御部109は、割り込み受
付可能管理部103と割り込みマスク解除制御部104
を用いて割り込みマスクの更新制御を行うものである。
【0072】割り込みタスク制御処理部14は、決定さ
れた割り込み処理タスクと割り込みハンドラ間の処理の
遷移を行うものである。
【0073】このように構成された実施の形態1の割り
込み管理装置100の動作を説明する。
【0074】図2は割り込みコントローラ102の動作
を説明するためのものであり、説明を簡単にするため
に、割り込み要因として16種類の割り込み要因(IRQ
n:n=0,1,..,15とする)を持ち、全てマスク可能な割り
込みとし、各々の割り込み要因の発生を示す割り込み要
求レジスタ(IR:Interrupt Requestと呼ぶ)と、割り込
みマスク部110として各々の割り込み要因に対して割
込みの禁止(0)/許可(1)を制御する割り込みマスクレジ
スタ(IM:Interrupt Maskと呼ぶ)と、各割込み要因毎
に存在して、割込み要求レジスタIRをリセットするため
に使用する割込み要求リセットレジスタ(IRR:Interrup
t Request Resetと呼ぶ)とを持つものとする。
【0075】IRRは、ソフトウェアがこのレジスタへセ
ット(1)することにより、IRの該当ビットがリセット(0)
される。IR,IM,IRRの各レジスタを各々16bitのレジスタ
を用いて実現し、さらに、マスク可能な割込み要因全て
について同時に、割込みの禁止(0)/許可(1)の制御する
割込み許可フラグ(IE:Interrupt Enableと呼ぶ)を設
ける場合の例を示している。
【0076】図2(a),(b),(c),(d)は各々IR, IM, IRR,
IEを示しており、各割り込み要因IRQn(n=0,1,..,15)に
対するビットを、IRn,IMn,IRRn(n=0,1,..,15)と表す。
【0077】図2(e)は割り込み要因が発生した時の割
り込みコントローラ102での処理フローを示してい
る。図2(e)に示すように、割り込み要因が発生する
と、割り込み要求レジスタの該当ビットがセット(1)さ
れ、割り込み許可フラグが許可(1)されており、割り込
みマスクレジスタの該当ビットが許可(1)されている場
合に、割り込み許可フラグを禁止(0)とした後、割り込
みハンドラに処理が遷移する。さらに、割り込み許可フ
ラグもしくは割込みマスクレジスタが禁止(0)状態から
許可(1)状態に変更された場合にも図2(e)に示す割り込
み要因判定処理が行われる。
【0078】以下、割り込みハンドラでの処理の説明を
簡単にするために、割り込みハンドラ101に処理が遷
移した際に、割り込み要因としてIRQ14,IRQ12,IRQ1,IRQ
0の4種類の割り込み要因がセット(1)されており、この
際の割り込みマスクレジスタIMの設定状態としてIM15,I
M14,IM3,IM1,IM0が割込み許可(1)に設定されており、さ
らに、その際の割り込み受付管理手段の状態として、全
ての割り込みが許可されている割り込みマスクが割り込
み受付可能管理部103内に保持されている(この保持
しているレジスタをIMFGregと呼ぶ)場合について説明
をする。
【0079】また、この時の割り込みマスク解除制御部
104には、マスク解除を行うべき割り込み要因がな
い、即ち、割り込みマスク解除制御部104の全てビッ
トがクリア(0)に設定されているとする。
【0080】また、割り込み要因の割り込みレベルとし
て4段階の割り込みレベルが設定されており、 レベル0の割り込み要因:IRQ2, IRQ3 レベル1の割り込み要因:IRQ0, IRQ1 レベル2の割り込み要因:IRQ15,IRQ14,IRQ13,IRQ12,IR
Q4 レベル3の割り込み要因:IRQ5, IRQ6, IRQ7, IRQ8, IR
Q9,IRQ10,IRQ11 とし、レベル0>レベル1>レベル2>レベル3である
とする。
【0081】割り込み受付可能管理部103には、各割
り込み毎にその割り込み要因のレベルよりレベルの高い
割り込み要因のみを割り込み許可(1)とするような割り
込みマスクレジスタへの設定状態(IMFGと呼ぶ)が保持
される。
【0082】図3は前記割り込みレベルに対して設定す
べき割り込みマスクレジスタの設定状態を示しており、
IMFGnは各々IRQn(n=0,1,..,15)に対応している。例え
ば、割り込み要因IRQ14に対するIMFG14は、IRQ14よりレ
ベルの高い、IRQ0, IRQ1,IRQ2,IRQ3の該当ビットが許可
(1)に設定される。また、割り込み要因IRQ2に対するIMF
G1は、IRQ2よりレベルの高い割り込み要因が存在しない
ため、全てのビットが禁止(0)に設定される。
【0083】まず、割り込みハンドラ101に処理が遷
移した場合、その際に実行中であった処理タスク(この
処理タスクを中断タスク125とする)の種々の情報が
退避処理部105により退避される。
【0084】次に、割り込み要因判定処理部106で割
り込みコントローラより通知された割り込み要因に対し
て、割り込み受付可能管理部103を用いてどの割り込
み要因に対する処理を行うかの判定を行い、呼び出す割
り込み処理タスクを決定する。
【0085】図4は割り込み要因判定処理手順の説明図
である。割り込み要因としてIRQ14,IRQ12,IRQ1,IRQ0の
4種類の割り込み要因がセット(1)されているため割込
み要求レジスタIRはIR14,IR12,IR1,IR0の各該当ビット
が1となっている(S1)。
【0086】割り込みマスクレジスタIMの設定状態とし
てIM15,IM14,IM3,IM1,IM0が割込み許可(1)に設定されて
いるため割り込みマスクレジスタIMはIM15,IM14,IM3,IM
1,IM0の各該当ビット1となっている(S2)。
【0087】次に、S1とS2の各対応するビット毎の
AND演算を行う(S3)。
【0088】S3の状態において、MSB側から順に評価
を行い値が1となっているビットに該当する割り込み要
因を選択する。この場合はIRQ14に対する位置のビット
がまず1となっているため、割り込み要因としてIRQ14
が選択される。
【0089】次に、割り込み受付可能管理部103に保
持されている割り込みマスクレジスタへの設定状態IMFG
に対して、選択された割り込み要因IRQ14に対応する割
り込みマスクレジスタへの設定状態IMFG14(即ち、図3
のIMFG14の値)を獲得する(S4)。
【0090】次に、S3とS4の各対応するビット毎の
AND演算を行う(S5)。
【0091】次に、S3の状態に対して行ったと同様の
評価を行い割り込み要因としてIRQ1が選択される。
【0092】次に、S4と同様の処理を行い割り込み受
付可能管理部103からIMFG1(即ち、図3のIMFG1の
値)を獲得する(S6)。
【0093】次に、S5と同様の処理を行うと、全ての
ビットが0となるため(S7)、S3の状態に対して行
ったと同様の評価を行うと対応する割り込み要因がなく
なる。この時に直前に評価された割り込み要因、即ちIR
Q1を割り込み要因として選択し、呼び出す割り込み処理
タスクとしてIRQ1に対する割り込み処理タスクを決定
し、割り込みタスク制御処理部107に処理が遷移す
る。
【0094】尚、この時に割込み要因としてIRQ1が選択
されたため、割込み要求リセットレジスタIRRのIRQ1に
該当するビット、即ち、IRR1をセット(1)することによ
り割り込み要求レジスタIRにセットされているIRQ1の割
り込み要因のリセット(0)を行う。
【0095】ここで、IRQ1に対する割り込み処理タスク
を第Rの割り込み処理タスク129とし、以下説明を行
う。
【0096】図5は多重割り込み制御部109での処理
手順の説明図である。
【0097】多重割り込み制御部109では、決定され
た第Rの割り込み処理タスク129に対する割り込みマ
スクIMFG1を、割り込み要因毎に用意された割り込み受
付可能状態を保持する割り込み受付可能管理部103か
ら取り出し、割り込みコントローラ102の割り込みマ
スク部110に設定する。
【0098】この際に、割り込み発生時に割り込みコン
トローラ102の割り込みマスク部110で既に割り込
みマスクが設定されており、割り込み禁止になっている
割り込み要因に対する割り込みマスクに対しては変更を
行わない。
【0099】即ち、S6のIMFG1とS2のIMの各対応す
るビット毎のAND演算を行うことにより割込みマスク3
4に設定する割り込みマスク状態を決定し、このマスク
状態が割込みマスク34に設定される(S8)。
【0100】さらに、割り込み発生時に割り込みコント
ローラ102に設定されていた割り込みマスクの状態に
対して、割り込み要因判定処理部106で判定された割
込み要因IRQ1に対するマスクを割込み禁止状態にした割
り込みマスクの状態を退避する。
【0101】即ち、S2のIMに対して、割り込み要因IR
Q1の該当ビットのみを1にしたもの(S9)とのEOR演
算を行うことにより得られる状態(S10)が退避され
る(退避するレジスタをIM_SHLTregと呼ぶ)。
【0102】さらに、割り込み発生時の割り込み受付可
能管理手段の状態も退避する。即ち、全ての割り込みが
許可されている状態であるIMFGregの内容(S11)が
退避される(退避するレジスタをIMFG_SHLTregと呼
ぶ)。
【0103】次に、割り込みタスク制御処理部107が
割り込み要因判定処理処理部12で決定された対応する
割り込み処理タスクである、第Rの割り込み処理タスク
129を呼び出す。
【0104】第Rの割り込み処理タスク129では、割
り込みに対応する処理が行われるが、この処理中に新た
な割り込み要因に対して割り込み許可を行う場合は、割
り込みマスク解除制御部104の、対応する割り込み要
因の情報を割り込み解除状態に設定する。また、即座に
割り込み許可を行う場合には、同時に割り込みコントロ
ーラ102の割り込みマスク部110の対応する割り込
みマスクをマスク解除状態に設定する。
【0105】即ち、第Rの割り込み処理タスク129の
処理内で、新たに割り込み要因IRQ2を受け付け可能とす
る場合を考えると、割り込みマスク解除制御部104の
全てのビットはクリア(0)に設定されている状態である
ため、割り込み要因IRQ2を受け付け可能とする場合に
は、割り込みマスク解除制御部104の該当ビットを設
定(1)にする。
【0106】図6(a)はこの時の割り込みマスク解除制
御部104の状態を示している(S12)。
【0107】さらに、IRQ2は第Rの割り込み処理タスク
129が処理対象としている割り込み要因IRQ1より上位
レベルの割り込み要因であるため、即座に割込み許可を
行う場合となり、割り込みコントローラ102の割り込
みマスク部110の現時点での設定状態である、S8の
状態に対して、IRQ2の該当ビットの割込みマスクを解除
(1)にする。図6(b)はこの時の割り込みマスク部110
の状態を示している(S13)。
【0108】割込み処理タスクR22の処理が終わる
と、再び割り込みタスク制御処理部107に処理が移行
する。
【0109】この際、多重割り込み制御部109によ
り、第Rの割り込み処理タスク129を呼び出す前にIM
FG_SHLTregに退避しておいた割り込み受付可能管理部1
03の状態(S11)と、第Rの割り込み処理タスク1
29で設定された割り込みマスク解除制御部104の状
態(S12)に対して、両方共割り込み許可状態になっ
ている割り込み要因、即ちIRQ2に対し、多重割り込み制
御部109によりIM_SHLTregに退避された、割り込みマ
スクの状態(S10)の該当ビットを割り込み許可に設
定したものを、割り込みコントローラ102の割り込み
マスク部110に設定する。図6(c)はこの時のマスク
34の状態を示している(S14)。
【0110】さらに、この際に割り込み許可状態に変更
された割り込み要因IRQ2に対しては、割り込みマスク解
除制御部104の対応する割り込み要因の情報をリセッ
トする。図6(d)はこの時の割り込みマスク解除制御部
104の状態を示している(S15)。
【0111】そして、タスク復帰処理部108で、退避
処理部105で退避された割り込み発生時に実行中であ
ったタスクの種々の情報を復帰し、中断タスク125の
処理を再開する。
【0112】このように、実施の形態1の割り込み管理
装置100によれば、割り込み受付可能管理部103と
割り込みマスク解除制御部104は割り込みハンドラ1
01とは独立に用意されており、多重割り込み制御部1
09は割込み受付可能管理手段51を用いた制御方法の
みを規定するものであるため、割り込みタスク内で他の
割り込みを受け付けられるようにする場合や、以後ある
割り込みを禁止する場合などの、割り込みハンドラ10
1の処理を変更することが必要な際に、割り込み受付可
能管理部103と割り込みマスク解除制御部104を変
更すればよく、割り込みハンドラ101の割り込み管理
状態を意識せず割り込み処理タスク127を作成でき、
また、割り込みハンドラ101の割り込み管理状態に依
存しない割り込み処理の構築が可能になる。
【0113】また、本発明は、ソフトウェアにより実現
することも可能であり、このソフトウェアを収めた記録
媒体から読み出して本発明を実現することも可能であ
る。
【0114】また、本発明は、信号処理用プロセッサ
(DSP)における割り込み管理機構として組み込むこ
とが可能であり、DSP内での割り込み処理とは独立に
割り込み処理を用いたアプリケーションを実現する場合
に有効である。
【0115】また、本発明は、コンピュータ処理のリア
ルタイム・オペレーションシステムならびにマルチタス
ク・オペレーションシステムなどのOS内の割り込み処
理に組み込むことが可能であり、パーソナルコンピュー
タ上で実現されるアプリケーションシステムの構築にお
いては、OS内での割り込み処理とは独立に割り込み処
理を用いたアプリケーションを実現する場合に有効であ
り、さらに多重割り込みを有する場合には、割り込みレ
ベルをOS内の割り込み機構とは独立した形態で構築す
ることが可能となるため特にその効果を発揮する。
【0116】(実施の形態2)図7は、本発明の実施の
形態2に係る割り込み管理装置の構成を示す手段図であ
る。但し、この図7に示す実施の形態2において図1の
実施の形態1の各部に対応する部分には同一符号を付
し、その説明を省略する。
【0117】この図7に示す実施の形態2の割り込み管
理装置700は、実施の形態1の構成要素の他に、実行
タスク制御部701と、初期化タスク指示部702と、
初期化タスク管理部703と、割り込みハンドラ101
内のタスク管理制御部704とを備えて構成されてい
る。
【0118】初期化タスク管理部703は、割り込みハ
ンドラ101とは独立に、タスクの初期化処理を行うタ
スクの呼出しアドレスを格納するものである。
【0119】実行タスク制御部701は、実行中のタス
クの情報を保持するものである。
【0120】初期化タスク指示部702は、初期化処理
が必要となるタスクを設定するものである。
【0121】タスク管理制御部704は、実行タスク制
御部701と初期化タスク指示部702を用いて中断タ
スクに復帰する際に中断タスクの初期化処理の要否を判
定行い、初期化処理が必要なタスクに復帰する場合に
は、初期化タスク管理部703に格納されている初期化
処理を行うタスクの呼出しを行うものである。
【0122】このように構成された実施の形態2の割り
込み管理装置700の動作を説明する。但し、割り込み
ハンドラ101での処理の説明を簡単にするために、実
施の形態1での説明を用いて説明する。
【0123】図8(a)は、実行タスク制御部701に格
納される実行中のタスクの情報の状態を示したものであ
り、処理タスク4ならびに割込み処理タスク2の各々の
タスクを各ビットに対応させ管理する場合を示してい
る。
【0124】図8(b)は、初期化タスク指示部702に
初期化処理が必要となるタスクを実行タスク制御部70
1と同様に各ビットに対応させて設定する場合を示して
いる。
【0125】実行タスク制御部701には、処理タスク
ならびに割り込み処理タスクの内、実行中のタスクの情
報(TSKINFと呼ぶ)が格納されている。まず、割り込み
ハンドラ101に処理が遷移した場合、その際に実行中
であった処理タスク(中断タスク125)の該当ビット
に1が設定される(T1)。
【0126】まず、割り込みハンドラ101において、
多重割り込み制御部109により、割り込み発生時に実
行タスク制御部701に格納されていた実行中のタスク
の情報、即ちT1の状態が退避され(退避するレジスタ
をTSKINF_SHLTregと呼ぶ)、割り込み要因判定処理部1
06で決定された第Rの割り込み処理タスク129の情
報(T2)が新たに実行タスク制御部701に格納され
る。
【0127】そして、第Rの割り込み処理タスク129
において、タスクの初期化が必要な場合には、初期化タ
スク指示部702に初期化するタスクの情報を格納す
る。
【0128】中断タスク125が初期化が必要なタスク
として設定された場合を考える。この場合、初期化タス
ク指示部702には中断タスク125の該当ビットに1
が設定される(T3)。
【0129】そして、割込み処理タスクR22の処理が
終わると、再び割り込みタスク制御処理部107に処理
が移行するが、この際、多重割り込み制御部109によ
り、割り込み処理タスクを呼び出す前にTSKINF_SHLTreg
に退避しておいた実行タスク制御部701の情報(T
2)と初期化タスク指示部702に格納されている初期
化するタスクの情報(T3)を用いて、タスク管理制御
部704が比較を行う。
【0130】タスク管理制御部704では比較したタス
クが同じタスクを指示している場合には、初期化タスク
管理部703の対応するタスクの初期化処理を行うタス
クの呼出しアドレスを用いて中断タスクの初期化タスク
の処理を行う。
【0131】例えば、TSKINF_SHLTregに退避される実行
タスク制御部701の情報は、割り込み発生時に実行中
であったタスクの情報であるため、常に該当する1ビッ
トのみが1に設定されているため、タスク管理制御部7
04において、T2とT3のAND演算を行い、非0の値
となった場合には、比較したタスクが同じタスクを指示
していると判断すればよく、この場合は同じタスクとな
っている。
【0132】尚、タスク復帰処理部108で、退避処理
部105で退避された割り込み発生時に実行中であった
タスクの種々の情報が必要な場合は復帰処理をも行う。
【0133】このように、実施の形態2の割り込み管理
装置700によれば、タスクの初期化処理を行うタスク
の呼出しアドレスを格納する初期化タスク管理部703
と、実行中のタスクの情報を保持する実行タスク制御部
701と、初期化処理が必要となるタスクを設定する初
期化タスク指示部702とを有し、実行タスク制御部7
01と初期化タスク指示部702を用いて中断タスクに
復帰する際に中断タスクの初期化処理の要否を判定行
い、初期化処理が必要なタスクに復帰する場合には、初
期化タスク管理部703に格納されている呼出しアドレ
スを用いて初期化処理を行うタスクの呼出しをタスク管
理制御部704が行う。
【0134】このため、割り込み処理タスク127にお
いて、タスクの処理を初期状態から始めるように制御す
る場合が発生した場合に、タスクのスタック領域、タス
ク制御手段などを割り込み処理タスク127が初期化す
る必要がない。
【0135】従って、割り込み処理タスク127は、初
期化するタスクの処理内容を意識する必要がなく、割り
込み処理タスク127内において、初期化を行なう処理
手順を割り込み処理タスク127ならびに初期化を必要
とするタスクと独立に制御できる機構の構築が可能とな
る。
【0136】また、本発明は、ソフトウェアにより実現
することも可能であり、このソフトウェアを収めた記録
媒体から読み出して本発明を実現することも可能であ
る。
【0137】また、本発明は、信号処理用プロセッサ
(DSP)における割り込み管理機構として組み込むこ
とが可能であり、DSP内での割り込み処理とは独立に
割り込み処理を用いたアプリケーションを実現する場合
に有効である。
【0138】また、本発明は、コンピュータ処理のリア
ルタイム・オペレーションシステムならびにマルチタス
ク・オペレーションシステムなどのOS内の割り込み処
理に組み込むことが可能であり、パーソナルコンピュー
タ上で実現される種々のアプリケーションシステムの構
築においては、タスクの初期化処理がOS内の割り込み
機構とは独立した形態で構築することが可能となるため
特にその効果を発揮する。
【0139】(実施の形態3)図9は、本発明の実施の
形態3に係る割り込み管理装置の構成を示す手段図であ
る。但し、この図9に示す実施の形態3において図7の
実施の形態2の各部に対応する部分には同一符号を付
し、その説明を省略する。
【0140】この図9に示す実施の形態3の割り込み管
理装置900は、実施の形態2の構成要素の他に、タス
ク制御部901を有するディスパッチ処理部902が設
けられたタスクマネージャ903と、割り込みハンドラ
101内にタスク中断処理部904とを備えて構成され
ている。
【0141】タスクマネージャ903のディスパッチ処
理部902は、図7の割り込み管理装置700に対し、
処理対象となる処理タスクの判定を行い、処理タスク毎
の呼出しアドレスを格納したタスク制御部901と、タ
スクの初期化処理を行うタスクの呼出しアドレスを格納
する初期化タスク管理部703とを用いて、呼び出す処
理タスクの切換え処理を行うものである。
【0142】タスク中断処理部904は、退避処理部1
05で退避された割り込み発生時に実行中であったタス
クの種々の情報の復帰を行わずディスパッチ処理部90
2を呼び出すものである。
【0143】また、タスク管理制御部704が実行タス
ク制御部701と初期化タスク指示部702を用いて中
断タスクに復帰する際に中断タスクの初期化処理の要否
を判定行い、初期化処理が必要なタスクに復帰する場合
には、タスク中断処理部904を呼び出し、処理化処理
が不要な場合はタスク復帰処理部108を呼び出す構成
となっている。
【0144】このように構成された実施の形態3の割り
込み管理装置900の動作を説明する。
【0145】図7の割り込み管理装置700の割り込み
ハンドラ101でのタスク復帰処理部108の中断タス
ク125への復帰処理に対して、図9の割り込みハンド
ラ101の復帰処理においては、実行タスク制御部70
1と初期化タスク指示部702を用いて、第2の実施例
でのタスク管理制御部704と同様の処理を行う。
【0146】即ち、多重割り込み制御部109により、
割り込み処理タスクを呼び出す前にTSKINF_SHLTregに退
避しておいた実行タスク制御部701の情報(T2)と
初期化タスク指示部702に格納されている初期化する
タスクの情報(T3)を用いた比較処理を行う。
【0147】これにより、中断タスクに復帰する際に中
断タスクの初期化処理の要否を判定を行い、初期化処理
が必要なタスクに復帰する場合、退避処理部105で退
避された割り込み発生時に実行中であったタスクの種々
の情報の退避を行うタスク復帰処理部108ではなく、
タスク中断処理部904が呼び出される。
【0148】初期化処理が不要な場合は、退避処理部1
05で退避された割り込み発生時に実行中であったタス
クの種々の情報の退避を行うタスク復帰処理部108が
呼び出され、中断タスクの処理が再開される。
【0149】そして、タスクマネージャ903のディス
パッチ処理部902で呼び出す処理タスクの切換え処理
を行う際に初期化タスク指示部702で指示された処理
タスクとの比較を、タスク管理制御部704での比較処
理と同様の方法で行い、呼び出す処理タスクが初期化処
理が必要なタスクの場合には、初期化タスク管理部70
3に格納されている呼出しアドレスを用いて初期化処理
を行うタスクの呼出しを行う。
【0150】このように、実施の形態3の割り込み管理
装置900によれば、タスクの初期化が発生した場合
に、初期化処理においては、もはや復帰する必要がない
退避処理部105で退避された割り込み発生時におい
て、実行中であったタスクの種々の情報の復帰を行うこ
と無く、さらに初期化処理は、タスクマネージャ903
のディスパッチ処理部902で再度そのタスクが指示さ
れた際にのみ初期化処理から処理を開始することが可能
となる。
【0151】また、本発明は、ソフトウェアにより実現
することも可能であり、このソフトウェアを収めた記録
媒体から読み出して本発明を実現することも可能であ
る。
【0152】また、本発明は、信号処理用プロセッサ
(DSP)における割り込み管理機構ならびにタスク管
理機構として組み込むことが可能であり、DSP内での
割り込み処理ならびにタスクマネージャとは独立に割り
込み処理を用いたアプリケーションを実現する場合に有
効である。
【0153】また、本発明は、コンピュータ処理のリア
ルタイム・オペレーションシステムならびにマルチタス
ク・オペレーションシステムなどのOS内の割り込み処
理ならびにタスクマネージャ処理に組み込むことが可能
であり、パーソナルコンピュータ上で実現される種々の
アプリケーションシステムに対し初期化処理を伴う場合
には、もはや復帰する必要がないタスクの種々の情報の
復帰を行うこと無く、さらに初期化処理は、タスクマネ
ージャのディスパッチ処理部で再度そのタスクが指示さ
れた際にのみ初期化処理から処理を開始することが可能
となるため特にその効果を発揮する。
【0154】(実施の形態4)図10は、本発明の実施
の形態4に係る割り込み管理装置の構成を示す手段図で
ある。但し、この図10に示す実施の形態4において図
9の実施の形態3の各部に対応する部分には同一符号を
付し、その説明を省略する。
【0155】この図10に示す実施の形態4の割り込み
管理装置1000は、実施の形態3の構成要素の他に、
初期化タスク管理部703を有する初期化制御部100
1を備えて構成されている。
【0156】初期化制御部1001は、図9の割り込み
管理装置900におけるタスクマネージャ903を、処
理タスク毎の初期化を行う場合のタスクの起動開始アド
レスを格納する初期化タスク管理部703を用いてタス
クの初期化制御を行うものである。
【0157】つまり、タスクマネージャ903を、初期
化制御部1001と、処理タスク毎の呼出しアドレスを
格納するタスク制御部901を用いてタスクの切換え処
理を行うディスパッチ処理部902とにより構成したも
のである。
【0158】このように構成された実施の形態4の割り
込み管理装置1000の動作を説明する。
【0159】初期化制御部1001は、処理タスク4か
ら呼び出された場合には、対応する処理タスクの初期化
タスク管理部703に、処理タスクからの呼出しアドレ
スを格納し、対応する処理タスクを初期化するタスクの
情報として初期化タスク指示部702に格納した上、デ
ィスパッチ処理部902に処理を移す。
【0160】また、ディスパッチ処理部902から初期
化制御部1001が呼び出された場合には、呼び出され
た際に指示された処理タスクの対応する初期化タスク管
理部703に格納されているタスクの起動開始アドレス
を用いてタスクの呼出しを行なう。
【0161】ディスパッチ処理部902は、処理タスク
4から呼び出された場合には、対応する処理タスクのタ
スク制御部901に処理タスクからの呼出しアドレスを
格納する。
【0162】また、タスク中断処理部904もしくは、
初期化制御部1001からディスパッチ処理部902が
呼び出された場合には、呼び出す処理タスクの切換え処
理を行う際に、初期化タスク指示手段55で指示された
処理タスクとの比較を行う。
【0163】呼び出す処理タスクが初期化処理が必要な
タスクの場合には、初期化タスク管理部703に格納さ
れている起動開始アドレスを用いてタスクの呼出しを行
う。
【0164】その他の場合にはタスク制御部901から
呼び出す処理タスクに対応する呼出しアドレスを用いて
タスクの呼出しを行う。
【0165】初期化制御部1001ならびにディスパッ
チ処理部902において、格納すべき呼出しアドレスの
獲得方法としては、例えば、DSPなどで用いられるCA
LL命令とPOP命令を用いて実現することができる。
【0166】CALL命令とはCALL命令を発行したプログラ
ムの次の命令のプログラムカウンタをスタックに格納
し、CALL命令で指示されたプログラムカウンタの値に処
理を遷移させるものであり、POP命令とはスタックに格
納されている値を取り出し命令である。
【0167】従って、このCALL命令により初期化制御部
1001ならびにディスパッチ処理部902の所定の処
理に制御を移し、POP命令を用いて呼び出されたタスク
の戻り先のプログラムカウンタの値を、初期化タスク管
理部703もしくはタスク制御手段61に格納すること
により実現できる。
【0168】このように、実施の形態4の割り込み管理
装置1000によれば、タスクマネージャ903での初
期化を含むタスクの管理がアドレスの管理ならびに制御
方法のみを規定するものであるため、各処理タスクの呼
出しアドレスに依存しない処理タスクの切換え制御の構
築が可能になる。
【0169】また、本発明は、ソフトウェアにより実現
することも可能であり、このソフトウェアを収めた記録
媒体から読み出して本発明を実現することも可能であ
る。
【0170】また、本発明は、信号処理用プロセッサ
(DSP)における割り込み管理機構ならびにタスク管
理機構として組み込むことが可能であり、DSP内での
割り込み処理ならびにタスクマネージャとは独立に割り
込み処理を用いたアプリケーションを実現する場合に有
効である。
【0171】また、本発明は、コンピュータ処理のリア
ルタイム・オペレーションシステムならびにマルチタス
ク・オペレーションシステムなどのOS内の割り込み処
理ならびにタスクマネージャ処理に組み込むことが可能
であり、パーソナルコンピュータ上で実現されるアプリ
ケーションシステムに対してOS内の処理に依存しない
タスク切換え処理の構築が可能となるため特にその効果
を発揮する。
【0172】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
割り込みタスク内で他の割り込みを受け付けられるよう
にする場合や、以後ある割り込みを禁止する場合など
の、割り込みハンドラの処理を変更することが必要な際
に、割り込みハンドラや割り込み処理タスクによる割り
込み処理内容の変更を容易に行うことができる。
【0173】また、OSを用いた割り込み管理方法で、
すべての割り込み要因に対してOS内にある割り込みハ
ンドラが一括して割り込みの禁止/許可の処理を行なっ
ている場合においても、ユーザがOS内の割り込みハン
ドラの割り込み管理状態を意識せず割り込み処理タスク
を作成することができる。
【0174】また、OS内の割り込みハンドラの割り込
み管理状態に依存しない割り込み処理の構築、ならび
に、割り込み処理タスクにおいて、タスクの処理を初期
状態から始めるように制御する場合が発生した場合に、
タスクのスタック領域、タスク制御手段などを割り込み
処理タスクが初期化する必要がなくなる。
【0175】従って、割り込み処理タスクは初期化する
タスクの処理内容を意識する必要がなく、割り込み処理
タスク内において、初期化を行なう処理手順を割り込み
処理タスクならびに初期化を必要とするタスクと独立に
制御できる機構の構築を行うことができる。
【0176】ならびに、タスクの初期化が発生した場合
に、初期化処理においてはもはや復帰する必要がない退
避処理部で退避された割り込み発生時に実行中であった
タスクの種々の情報の復帰を行うことが無くなる。
【0177】さらに初期化処理は、タスクマネージャの
ディスパッチ処理部で再度そのタスクが指示された際に
のみ初期化処理から処理を開始することが可能となり、
タスクマネージャでの初期化を含むタスクの管理がアド
レスの管理ならびに制御方法のみを規定するものである
ため、各処理タスクの呼出しアドレスに依存しない処理
タスクの切換え制御をおこなうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る割り込み管理装置
の構成を示す手段図
【図2】実施の形態1に係る割り込みコントローラの動
作図
【図3】実施の形態1に係る割り込み受付可能管理手段
に保持されている各割り込み要因の割り込みマスクレジ
スタの設定状態図
【図4】実施の形態1に係る割り込み要因判定処理手順
の説明図
【図5】実施の形態1に係る多重割り込み制御部での処
理手順の説明図
【図6】実施の形態1に係る割り込み処理タスクでの処
理手順の説明図
【図7】本発明の実施の形態2に係る割り込み管理装置
の構成を示す手段図
【図8】実施の形態2に係る実行タスク制御手段に格納
される実行中のタスクの情報の状態図
【図9】本発明の実施の形態3に係る割り込み管理装置
の構成を示す手段図
【図10】本発明の実施の形態4に係る割り込み管理装
置の構成を示す手段図
【符号の説明】
100,700,900,1000 割り込み管理装置 101 割り込みハンドラ 102 割り込みコントローラ 103 割り込み受付可能管理部 104 割り込みマスク解除制御部 105 退避処理部 106 割り込み要因判定処理部 107 割り込みタスク制御処理部 108 タスク復帰処理部 109 多重割り込み制御部 110 割り込みマスク部 121 第1の割り込み要因 122 第Nの割り込み要因 123 処理タスク 124 第1のタスク 125 中断タスク 126 第Nのタスク 127 割り込み処理タスク 128 第1の割り込み処理タスク 129 第Rの割り込み処理タスク 130 第Nの割り込み処理タスク 701 実行タスク制御部 702 初期化タスク指示部 703 初期化タスク管理部 704 タスク管理制御部 901 タスク制御部 902 ディスパッチ処理部 903 タスクマネージャ 904 タスク中断処理部 1001 初期化制御部

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 割り込みマスクで割り込みハンドラへの
    割り込み通知を制御する割り込みコントローラと、前記
    割り込みの発生時に実行中のタスクの情報を退避する退
    避処理手段と、前記割り込みの要因に応じて処理すべき
    割り込み処理タスクを決定する割り込み要因判定処理手
    段と、前記割り込みハンドラとは独立に、割り込み要因
    毎に用意された割り込み受付可能状態を保持する割り込
    み受付可能管理手段と、割り込み処理タスクに割り込み
    許可を制御する割り込みマスク解除制御手段と、前記割
    り込み受付可能管理手段及び前記割り込みマスク解除制
    御手段の処理に応じて割り込みマスクの更新制御を行う
    多重割り込み制御手段と、決定された割り込み処理タス
    クと前記割り込みハンドラ間の処理の遷移を行う割り込
    みタスク制御処理手段と、前記退避処理手段で退避され
    た割り込み発生時に実行中のタスクの情報を復帰し、中
    断されていたタスクの処理を再開するタスク復帰処理手
    段と、を具備することを特徴とする割り込み管理装置。
  2. 【請求項2】 割り込みハンドラとは独立に、タスクの
    初期化処理を行うためのタスクの呼出しアドレスを格納
    する初期化タスク管理手段と、実行中のタスクの情報を
    保持する実行タスク制御手段と、初期化処理が必要とな
    るタスクを設定する初期化タスク指示手段と、前記実行
    タスク制御手段及び前記初期化タスク指示手段の処理に
    応じて中断タスクに復帰する際に前記中断タスクの初期
    化処理の要否の判定行い、初期化処理が必要なタスクに
    復帰する場合に、前記初期化タスク管理手段に格納され
    た初期化処理を行うタスクの呼出しを実行するタスク管
    理制御手段と、を具備することを特徴とする請求項1記
    載の割り込み管理装置。
  3. 【請求項3】 処理対象となる処理タスクの判定を行
    い、処理タスク毎の呼出しアドレスを格納したタスク制
    御手段と、初期化タスク管理手段の処理に応じて呼び出
    す処理タスクの切換え処理を行うディスパッチ処理手段
    とを有するタスクマネージャと、退避処理手段で退避さ
    れた割り込み発生時に実行中のタスクの情報の復帰を行
    わず、前記ディスパッチ処理手段を呼び出すタスク中断
    処理手段とを具備し、タスク管理制御手段は、実行タス
    ク制御手段及び初期化タスク指示手段の処理に応じて中
    断タスクに復帰する際に中断タスクの初期化処理の要否
    を判定行い、初期化処理が必要なタスクに復帰する場合
    は前記タスク中断処理手段を呼び出し、初期化処理が不
    要な場合はタスク復帰処理手段を呼び出すことを特徴と
    する請求項2記載の割り込み管理装置。
  4. 【請求項4】 初期タスク管理手段の処理に応じてタス
    クの初期化制御を行う初期化制御手段を、タスクマネー
    ジャに具備することを特徴とする請求項3記載の割り込
    み管理装置。
  5. 【請求項5】 割り込みマスクで割り込みハンドラへの
    割り込み通知を制御し、この制御による割り込み発生時
    に実行中のタスクの情報を退避し、前記割り込みの要因
    に応じて処理すべき割り込み処理タスクを決定し、前記
    割り込みハンドラとは独立に、前記割り込み要因毎に用
    意された割り込み受付可能状態を保持し、前記割り込み
    処理タスクにおいて割り込み許可を制御するための割り
    込みマスク解除制御情報及び前記割り込み受付可能状態
    の情報に応じて割り込みマスクの更新制御を行い、決定
    された割り込み処理タスクと前記割り込みハンドラ間の
    処理の遷移を行い、前記退避された割り込み発生時に実
    行中のタスクの情報を復帰し、中断されていたタスクの
    処理を再開することを特徴とする割り込み管理方法。
  6. 【請求項6】 割り込みハンドラとは独立に、タスクの
    初期化処理を行うタスクの呼出しアドレスを格納する初
    期化タスク管理情報と、実行中のタスクの情報と、初期
    化処理が必要となるタスクを設定する初期化タスク指示
    情報とを保持し、前記実行タスク制御情報及び前記初期
    化タスク指示情報に応じて中断タスクに復帰する際に、
    中断タスクの初期化処理の要否を判定行い、初期化処理
    が必要なタスクに復帰する場合に、前記初期化タスク管
    理情報に格納されている初期化処理を行うタスクの呼出
    しを行うことを特徴とする請求項5記載の割り込み管理
    方法。
  7. 【請求項7】 処理対象となる処理タスクの判定を行
    い、処理タスク毎の呼出しアドレスを格納した実行タス
    ク制御情報及び初期化タスク管理情報に応じて、呼び出
    す処理タスクの切換え処理を行い、退避された割り込み
    発生時に実行中のタスクの情報の復帰を行わず前記切換
    え処理を行い、前記実行タスク制御情報及び前記初期化
    タスク指示情報に応じて中断タスクに復帰する際に、中
    断タスクの初期化処理の要否を判定行い、初期化処理が
    必要なタスクに復帰する場合に、前記タスク中断処理を
    行い、初期化処理が不要な場合はタスク復帰処理を行う
    ことを特徴とする請求項6記載の割り込み管理方法。
  8. 【請求項8】 初期化タスク管理情報を用いてタスクの
    初期化制御を行い、実行タスク制御情報を用いてタスク
    の切換え処理を行うことを特徴とする請求項7記載の割
    り込み管理方法。
  9. 【請求項9】 請求項5から請求項8いずれかに記載の
    割り込み管理方法を実行するプログラムが記録されたこ
    とを特徴とする記録媒体。
  10. 【請求項10】 請求項5から請求項8いずれかに記載
    の割り込み管理方法に応じた処理機能を具備することを
    特徴とするオペレーティングシステム。
  11. 【請求項11】 請求項5から請求項8いずれかに記載
    の割り込み管理方法に応じた処理機能を具備することを
    特徴とする信号処理用プロセッサ。
  12. 【請求項12】 請求項1から請求項4いずれかに記載
    の割り込み管理装置を具備することを特徴とする画像端
    末装置。
  13. 【請求項13】 請求項12記載の画像端末装置を具備
    することを特徴とする移動体通信システム。
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