JP2001290637A - コンポーネントの動的置換装置及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 - Google Patents

コンポーネントの動的置換装置及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体

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JP2001290637A
JP2001290637A JP2000103571A JP2000103571A JP2001290637A JP 2001290637 A JP2001290637 A JP 2001290637A JP 2000103571 A JP2000103571 A JP 2000103571A JP 2000103571 A JP2000103571 A JP 2000103571A JP 2001290637 A JP2001290637 A JP 2001290637A
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JP2000103571A
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Shinako Kamikubo
姿子 上久保
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NEC Corp
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マルチプロセス・マルチスレッド構成システ
ムにおいて、業務を停止せずにコンポーネントを置換で
きるようにする。 【解決手段】 メッセージキュー制御機構120は、通
信制御機構110を介して動的置換要求を受け、アプリ
ケーションプロセス130の各スレッド131で動作し
ている全てのコンポーネント管理機構132にその要求
を発行する。コンポーネント管理機構132は、全ての
スレッドが待機状態になり次第コンポーネント134の
アンロードを行い、新コンポーネント160への置換処
理を行う。置換処理終了後、スレッドを再開する。置換
中の利用者170からの要求は、置換指示前のものがあ
れば待ち合わせて先に実行し、置換指示後のものであれ
ば保留しておき、スレッド再開後、新コンポーネント1
60で業務を行う。これにより、稼働中のシステムを停
止せず、また利用者に意識させずにコンポーネントを置
換できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のスレッドを
有するアプリケーションプロセス内のコンポーネントを
新コンポーネントに置換するマルチプロセス・マルチス
レッド構成システムにおけるコンポーネントの動的置換
装置及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図5は例えば特開平08-185318 号公報に
記載された従来のプログラムの動的置換装置を示すブロ
ック図である。図5において、従来のプログラムの動的
置換装置は、動的置換の対象である全てのダイナミック
リンク可能なアプリケーションプログラムを格納するア
プリケーションプログラム格納ファイル9と、動的置換
の対象である全てのアプリケーションプログラムのアプ
リケーションプログラム名、ファイルロードディレクト
リ、置換指示番号、関数名及び置換指示コマンド発行総
数を格納する置換情報テーブル3と、プロセス固有のア
プリケーションプログラム名、関数名、関数アドレス及
び置換済番号を格納するアプリケーションプログラム管
理テーブル7を含む。
【0003】また、置換指示コマンドを受け付け前記置
換情報テーブルの置換指示コマンド発行総数を1つ加算
し、この置換指示コマンド発行総数を前記置換指示コマ
ンドに含まれるアプリケーションプログラム名に対応す
る置換指示番号に設定し、前記置換指示コマンドに含ま
れるファイルロードディレクトリを前記アプリケーショ
ンプログラム名に対応するファイルロードディレクトリ
に設定する置換指示コマンド処理手段2と、プロセスの
立上り時に前記置換情報テーブル3を参照して動的置換
の対象である全てのアプリケーションプログラムのロー
ドをオペレーティングシステムに要求し、アプリケーシ
ョンプログラムのロード後に前記アプリケーションプロ
グラム管理テーブル7にアプリケーションプログラム
名、関数名及び関数アドレスを設定して初期化するアプ
リケーションプログラム管理テーブル初期化手段4を含
む。
【0004】また、業務電文11を受信する電文受信手
段12と、この電文受信手段12によりトランザクショ
ン開始時に呼び出され、前記置換情報テーブル3中のア
プリケーションプログラム名と対応する置換指示番号と
前記アプリケーションプログラム管理テーブル7の置換
済番号とを比較し、前記置換指示番号が前記置換済番号
より大きければ前記アプリケーションプログラム名の新
しいアプリケーションプログラムのロードと古いアプリ
ケーションプログラムのキャンセルとをオペレーティン
グシステム1に要求し、オペレーティングシステム1か
ら返された関数アドレス及び前記置換情報テーブル3の
置換指示コマンド発行総数を用いて前記アプリケーショ
ンプログラム管理テーブル7の関数アドレス及び置換済
番号を更新するアプリケーションプログラム置換手段5
を含む。
【0005】また、動的置換の対象である全てのアプリ
ケーションプログラムのアプリケーションプログラム
名、ファイルロードディレクトリ及び関数名を格納する
アプリケーションプログラム定義ファイル15と、前記
トランザクション処理システムの立上げ時に前記アプリ
ケーションプログラム定義ファイル15のアプリケーシ
ョンプログラム名、ファイルロードディレクトリ及び関
数名を前記置換情報テーブル3に展開する置換情報テー
ブル初期化手段14と、前記アプリケーションプログラ
ム置換手段5の後に前記電文受信手段12により呼び出
されるアプリケーションプログラム利用プログラム13
と、このアプリケーションプログラム利用プログラム1
3より呼び出され前記アプリケーションプログラム管理
テーブル7の関数アドレスを用いてアプリケーションプ
ログラムを呼び出すアプリケーションプログラム呼出し
手段6と、オペレーティングシステム1を含む。
【0006】このような構成を有する従来の動的置換装
置は次のように動作する。即ち、置換指示コマンド10
を受け付けると、置換指示コマンド処理手段2は置換情
報テーブル3を更新する。プロセス20の立上り時に、
アプリケーションプログラム管理テーブル初期化手段4
は、置換情報テーブル3を参照してアプリケーションプ
ログラム8のロードをオペレーティングシステム1に要
求し、アプリケーションプログラム管理テーブル7を初
期化する。
【0007】業務電文11の受信時に電文受信手段12
により呼び出されたアプリケーションプログラム置換手
段5は、置換情報テーブル3及びアプリケーションプロ
グラム管理テーブル7を参照してアプリケーションプロ
グラム8の置換をオペレーティングシステム1に要求
し、アプリケーションプログラム管理テーブル7を更新
する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記の従来技
術には次のような問題点があった。第1の問題点は、プ
ロセスがマルチスレッド構成である時に対応できないと
いうことである。その理由は、もしマルチスレッドであ
った場合、あるプロセスが動的置換要求を受け取って
も、同プロセス内のあるスレッドがアプリケーション実
行中であった場合には、置換処理が実行できないという
事態が起こり得るためである。動的置換をしようとした
ときにそのプロセスがシングルスレッドであるか、又は
あるプロセスが動的置換要求を受け取ったときに同プロ
セス内のスレッドは全てアプリケーション実行中ではな
いという状態でないとプログラムの置換はできない。
【0009】従って、本発明は、連続稼働中のマルチプ
ロセス・マルチスレッド構成システムにおいて、業務を
停止させることなくコンポーネントの置換ができるよう
にすることを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明による動的置換装置は、それぞれコンポー
ネントがロードされる複数のスレッドを有するアプリケ
ーションプロセスにおける上記コンポーネントを新コン
ポーネントに動的置換するマルチプロセス・マルチスレ
ッド構成されたシステムにおけるコンポーネントの動的
置換装置であって、動的置換要求に基づいて、動作中の
スレッドは動作終了を待って待機させ、動作中でないス
レッドはそのまま待機させる制御手段と、上記全てのス
レッドが待機状態となった後、上記コンポーネントの新
コンポーネントへの置換処理を行う置換処理手段とを設
けたものである。
【0011】本発明による記憶媒体は、動的置換要求に
基づいて動作中のスレッドは動作終了を待って待機さ
せ、動作中でないスレッドはそのまま待機させる制御処
理と、上記全てのスレッドが待機状態となった後、アプ
リケーションプロセス内の複数のスレッドに割り当てら
れるコンポーネントの新コンポーネントへの置換処理と
を実行するためのプログラムを記憶したものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は本発明の実施の形態による
コンポーネントの動的置換装置を示すブロック図であ
る。まず、本実施の形態の概略を説明する。図1におい
て、動的置換発行機構101からの動的置換要求を受け
た通信制御機構110は、その要求をメッセージキュー
制御機構120に対して発行する。要求を受けたメッセ
ージキュー制御機構120は、各アプリケーションプロ
セス130の各スレッド131で動作している全てのコ
ンポーネント管理機構132にその要求を発行する。
【0013】要求指示を受けたコンポーネント管理機構
132は、スレッド数管理テーブル140内の置換要求
受付カウンタ141の値を参照し、アプリケーションプ
ロセス130内で最後に要求を受け付けたコンポーネン
ト管理機構132がコンポーネント134のアンロード
を行い置換処理を行う。置換処理が終了すると、運用管
理機構100に置換終了の通知を出し、スレッド131
を再開する。
【0014】置換中の利用者170からの要求は、置換
指示前のものがあれば待ち合わせて、先に実行し、置換
指示後のものであればメッセージキュー制御機構120
に保留しておき、スレッド131再開後、新コンポーネ
ント160で業務を行う。
【0015】このようにして、連続稼働中のマルチプロ
セス・マルチスレッド構成システムを停止させず、かつ
利用者170に意識させずにコンポーネントを置換する
ことを可能にする。
【0016】次に、本実施の形態を詳細に説明する。図
1は本発明の実施の形態によるマルチプロセス・マルチ
スレッド構成システムにおけるコンポーネントの動的置
換装置を示す。本動的置換装置は、運用管理機構100
と、通信制御機構110と、メッセージキュー制御機構
120と、2つのアプリケーションプロセス130と、
新コンポーネント134と、利用者170で構成されて
いる。
【0017】運用管理機構100は、動的置換発行機構
101を含む。一方のアプリケーションプロセス130
は、スレッド数管理テーブル140と、スレッド131
とを含む。各スレッド131は待ち合わせ機構133を
含み、コンポーネント管理機構132と、コンポーネン
ト134とをロードしている。スレッド数管理テーブル
140は、置換要求受付カウンタ141と、スレッド数
格納域142を含む。他方のアプリケーションプロセス
130の場合は、スレッド数管理テーブル150と、ス
レッド131とを含み、スレッド数管理テーブル150
は置換要求受付カウンタ151と、スレッド数格納域1
52を含む。以下、アプリケーションプロセス数が増え
ても同様である。
【0018】ここでは2つのスレッド131を持つ2つ
のアプリケーションプロセス130というシステム構成
の場合を説明するが、実際はこれに限定されるものでは
なく、アプリケーションプロセス130をm(m=1,2,
3,....)、スレッド130をn(n=1,2,3,....)とする
と、m*n という構成が考えられる。また、利用者170
の複数アクセスも考えられる。
【0019】図1においては、利用者170からの要求
に関する流れは点線で表し、運用管理機構100からの
要求に関する流れは実線で表す。
【0020】これらの各部はそれぞれ概略次のように動
作する。運用管理機構100は、動的置換発行機構10
1によって通信制御機構110に動的置換要求を出す。
この時、スレッド131の数も動的置換要求時の情報と
して通信制御機構110に渡す。また、コンポーネント
管理機構132から置換完了通知を受け取り、運用再開
の要求を出す。
【0021】通信制御機構110は、利用者170から
の要求あるいは運用管理機構100から要求があった場
合にメッセージキュー制御機構120に要求を発行す
る。動的置換要求であった場合は、全てのアプリケーシ
ョンプロセス130上に存在する各スレッド131の数
だけ動的置換指示要求をメッセージキュー制御機構12
0に発行する。動的置換中は利用者170からの要求を
保留し、運用管理機構100からの運用再開要求を受け
取ってからコンポーネント管理機構132に発行する。
【0022】メッセージキュー制御機構120は、運用
管理機構100からの動的置換要求を受け取ったとき、
全てのアプリケーションプロセス130上に存在する各
スレッド131に対しての動的置換指示要求をコンポー
ネント管理機構132に発行する。アプリケーションプ
ロセス130は、スレッド数管理テーブル140(15
0)と複数のスレッド131から成り、コンポーネント
管理機構132とコンポーネント134をロードして各
スレッド131に割り当てる。
【0023】スレッド131は、メッセージキュー制御
機構120より受け取った要求を実行する。要求を実行
するために各スレッド毎にコンポーネント管理機構13
2とコンポーネント134が割り当てられている。ま
た、動的置換時に他スレッド131の待ち合わせを行う
待ち合わせ機構133を持つ。
【0024】コンポーネント管理機構132は、メッセ
ージキュー制御機構120からの動的置換要求を受け付
けてスレッド数管理テーブル140(150)を更新
し、各スレッド131における新コンポーネント160
の置換を実行する。全ての置換が終了すると、コンポー
ネント管理機構132は運用管理機構100に置換完了
通知を出す。
【0025】スレッド数管理テーブル140(150)
は、自プロセスのコンポーネント管理機構132が動的
置換要求を受け取るたびに置換要求受付カウンタ141
(151)が1ずつ増えていく。カウンタの初期値は0
である。スレッド数格納域142(152)にはそのア
プリケーションプロセス130内のスレッド131数が
格納されている。置換要求受付カウンタ141(15
1)の値がスレッド数格納域142(152)の値と同
値になったときは、アプリケーションプロセス130内
の全てのスレッド131が動的置換要求指示を受け取っ
た(業務実行中であると、そのスレッド131の分の置
換要求指示をコンポーネント管理機構132が受け取れ
ない)ということになる。
【0026】次に、図1、図3及び図2、図4のフロー
チャートを参照して本実施の形態の全体の動作について
詳細に説明する。最初に、図2を用いて動的置換の流れ
を説明する。まず、運用管理機構100内の動的置換発
行機構101から通信制御機構110に動的置換要求が
くると(図2のステップA1)、通信制御機構110は
メッセージキュー制御機構120に対して各アプリケー
ションプロセス130の全スレッド131数分の動的置
換要求を発行する(ステップA2)。また、スレッド数
管理テーブル140の置換要求受付カウンタ141の初
期値を0とする(ステップA3)。
【0027】メッセージキュー制御機構120は通信制
御機構110からの全スレッド131数分の動的置換要
求を受け、各アプリケーションプロセス130の各スレ
ッド131の全てに対して動的置換要求発行する(ステ
ップA4)。この動的置換要求を受けて動作するスレッ
ド131では、コンポーネント管理機構132で置換要
求受付カウンタ141を1増やす(ステップA5)。こ
の時、置換要求受付カウンタ141とスレッド数格納域
142のスレッド131数とを比較する(ステップA
6)。
【0028】両者が同じでなければ、まだ業務実行中の
スレッド131があって動的置換要求が受け取れないと
いうことなので、そのスレッド131は新コンポーネン
ト160のロード完了イベント待ち合わせに入る(ステ
ップA7)。同様に、処理を行っていないスレッド13
1は、ステップA2で発行されたことによりメッセージ
キュー制御機構120に溜まった動的置換要求を一つず
つ受け取り、ステップA7で待ち合わせる。また、現在
処理発行中のスレッドにおいては、現在の処理が完了し
た時点でメッセージキュー制御機構120に溜まった動
的置換要求を受け取る。
【0029】こうして全てのスレッド131が動的置換
要求を受けて、ステップA7で待ち合わせることによ
り、置換要求受付カウンタ141の値とスッド数格納域
142の値が一致する。この時点では動作中のスレッド
131がないため、コンポーネント134の置換は可能
である。よって、アプリケーションプロセス130にお
けるコンポーネント134のアンロードを行い(ステッ
プA8)、置換要求受付カウンタ141を0にする(ス
テップA9)。
【0030】次の処理として新コンポーネント160へ
の置換を行うのであるが(ステップA10)、置換が成
功しなかった場合、まだ他のアプリケーションプロセス
130におけるコンポーネント134のアンロードが終
了していないということなので、そのアプリケーション
プロセス130は新コンポーネント160の置換完了イ
ベント待ち合わせに入る(ステップA11)。
【0031】置換が成功した場合は、コンポーネント管
理機構132が新コンポーネント160の置換完了イベ
ントを発行する(ステップA12)。このイベントが発
行されることにより、ステップA11で置換完了待ち合
わせになっていたアプリケーションプロセス130の待
ち合わせが解除され、全アプリケーションプロセス13
0において新コンポーネント160のロードを行う(ス
テップA13)。
【0032】新コンポーネント160のロード後に新コ
ンポーネント160のロード完了イベント発行が発行さ
れ(ステップA14)、ステップA7においてロード完
了イベント待ち合わせになっていたスレッド131の待
ち合わせが解除されて実行可能状態になり、コンポーネ
ント管理機構132から運用管理機構100に置換完了
通知が行われる(ステップA15)。全ての置換完了通
知を受けると運用管理機構100は通信制御機構110
にスレッド131再開通知を出してスレッド131を再
開させ(ステップA16)、動的置換処理実行中に受け
付けた利用者170からの要求を実行する。
【0033】次に、アプリケーションプロセス130内
の待ち合わせ処理を図3を用いて説明する。図3は待ち
合わせ処理の一例を示すもので、メッセージキュー制御
機構120−30と、スレッド1・131−31と、ス
レッド2・131−32と、スレッド3・131−33
と、置換要求受付カウンタ141−34で構成されてい
る。
【0034】スレッド1・131−31は、待ち合わせ
機構133−311を含む。 スレッド2・131−32は、待ち合わせ機構133−
321を含む。 スレッド3・131−33は、待ち合わせ機構133−
331を含む。 なお、各番号の先頭は図1の番号に対応しており、図1
の各部と同様の動作をする。また、3つのスレッド1・
131−31、スレッド2・131−32、スレッド3
・131−33という構成について説明するが、実際は
3つに限定されるものではない。
【0035】スレッド1・131−31とスレッド2・
131−32は実行可能状態、スレッド3・131−3
3は他メッセージ処理中という例について説明する。図
2のステップA2でメッセージキュー制御機構120−
30に動的置換指示が格納される。ステップA5におい
てスレッド1・131−31は実行待ち状態かどうかを
チェックする。
【0036】スレッド1・131−31とスレッド2・
131−32は実行待ち状態なので、メッセージキュー
制御機構120−30から動的置換指示を受け取り、置
換要求受付カウンタ141−34を+1する。このとき
ステップA6において置換要求受付カウンタ141−3
4まだ3ではないので、スレッド1・131−31とス
レッド2・131−32はそれぞれ待ち合わせ機構13
3−311、待ち合わせ機構133−321によってス
テップA7の待ち合わせに入る。
【0037】スレッド3・131−33は他メッセージ
処理中であるので、実行処理終了後にメッセージキュー
制御機構120−30から動的置換指示を受け取り、置
換要求受付カウンタ141−34を+1する。このとき
ステップA6において置換要求受付カウンタ141−3
4が全スレッド数に一致する。この時点ではスレッド1
・131−31、スレッド2・131−32、スレッド
3・131−33の全てが実行中ではなくなったという
ことになるため、図1の新コンポーネント160の置換
が可能である。
【0038】もしシングルプロセスであればステップA
8、ステップA9の処理後置換可能であるが、マルチプ
ロセスであれば他のアプリケーションプロセス130の
スレッド131の状況により、ステップA11の処理に
入る。
【0039】次に、利用者側からの流れを図4を用いて
説明する。利用者170から通信制御機構110に業務
実行要求がくると(ステップB1)、通信制御機構11
0からメッセージキュー制御機構120に利用者170
の要求実行指示が出される(ステップB2)。動的置換
中かどうかをチェックし(ステップB3)、図2で説明
したように動的置換中であったら動的置換終了までメッ
セージキュー制御機構120に利用者170の要求実行
指示を保留する(ステップB4)。動的置換中でなけれ
ば、実行可能なスレッド131があるかどうかのチェッ
クを行う(ステップB5)。
【0040】実行可能なスレッド131がなければ、メ
ッセージキュー制御機構120に利用者170の要求実
行指示を保留する(ステップB6)。実行可能なスレッ
ド131があれば、メッセージキュー制御機構120か
らコンポーネント管理機構132へ、実行可能スレッド
131のうちのどれか一つに利用者170の要求実行指
示を出す(ステップB7)。
【0041】スレッド131に割り当てられているコン
ポーネントで業務を実行する(ステップB8)。動的置
換前であればコンポーネント134、動的置換後であれ
ばコンポーネント160で業務を行う。
【0042】実行終了後は、実行結果をメッセージキュ
ー制御機構120に送信し(ステップB9)、それを通
信制御機構110に送信する(ステップB10)。そし
て、実行結果を利用者170に送信して(ステップB1
1)業務実行を終了する。
【0043】なお、本発明によるコンピュータ読み取り
可能な記憶媒体は、図2、図3のフローチャートによる
処理をCPUで実行するためのプログラムを記憶する。
この記憶媒体には、半導体メモリやディスク媒体など各
種記憶媒体を使用することができる。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、動的置換要求に基づい
て全てのスレッドの動作終了を待ち合わせた後、コンポ
ーネントの新コンポーネントへの置換処理を行うように
したので、マルチプロセス・マルチスレッド構成システ
ムであっても業務を停止することなく動的置換を行うこ
とができる。
【0045】また、置換処理前に受け取った利用者から
の要求業務は置換前のコンポーネントで行い、置換処理
中に受け取った利用者からの要求はエラーにせずに保留
しておき、置換終了後に実行可能スレッド上の新コンポ
ーネントで実行するようにしたので、業務を停止するこ
となく、また利用者に置換を意識させることなく業務を
実行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による動的置換装置の実施の形態を示
すブロック図である。
【図2】 置換処理を示すフローチャートである。
【図3】 図1のアプリケーションプロセス内の待ち合
わせ処理を示すブロック図である。
【図4】 利用者から見た業務実行の処理を示すフロー
チャートである。
【図5】 従来の動的置換装置を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
100 運用管理機構 101 動的置換発行機構 110 通信制御機構 120 メッセージキュー制御機構 130 アプリケーションプロセス 131 スレッド 132 コンポーネント管理機構 133 待ち合わせ機構 134 コンポーネント 140,150 スレッド数管理テーブル 141,151 置換要求受付カウンタ 142,152 スレッド数格納域 160 新コンポーネント 170 利用者

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれコンポーネントがロードされる
    複数のスレッドを有するアプリケーションプロセスにお
    ける上記コンポーネントを新コンポーネントに動的置換
    するマルチプロセス・マルチスレッド構成されたシステ
    ムにおけるコンポーネントの動的置換装置であって、 動的置換要求に基づいて、動作中のスレッドは動作終了
    を待って待機させ、動作中でないスレッドはそのまま待
    機させる制御手段と、 上記全てのスレッドが待機状態となった後、上記コンポ
    ーネントの新コンポーネントへの置換処理を行う置換処
    理手段とを設けたことを特徴とするコンポーネントの動
    的置換装置。
  2. 【請求項2】 利用者からの業務実行要求に基づいて現
    在置換処理中であるか否かを調べ、置換処理中でないと
    き業務実行可能なスレッドを用いてそのスレッドに割り
    当てられているコンポーネントに基づいて業務を実行さ
    せる業務実行制御手段を設けたことを特徴とする請求項
    1記載のコンポーネントの動的置換装置。
  3. 【請求項3】 上記業務実行制御手段は、上記業務実行
    要求があったとき置換処理中であった場合はその業務実
    行要求を保留し、置換処理終了後に上記新コンポーネン
    トに基づいて業務を実行させることを特徴とする請求項
    2記載のコンポーネントの動的置換装置。
  4. 【請求項4】 動的置換要求に基づいて、動作中のスレ
    ッドは動作終了を待って待機させ、動作中でないスレッ
    ドはそのまま待機させる制御処理と、 上記全てのスレッドが待機状態となった後、アプリケー
    ションプロセス内の複数のスレッドに割り当てられるコ
    ンポーネントの新コンポーネントへの置換処理とを実行
    するためのプログラムを記憶したコンピュータ読み取り
    可能な記憶媒体。
  5. 【請求項5】 利用者からの業務実行要求に基づいて現
    在置換処理中であるか否かを調べ、置換処理中でないと
    き業務実行可能なスレッドを用いてそのスレッドに割り
    当てられているコンポーネントに基づいて業務を実行さ
    せる業務実行処理を実行するためのプログラムを記憶し
    たことを特徴とする請求項4記載のコンピュータ読み取
    り可能な記憶媒体。
  6. 【請求項6】 上記業務実行要求があったとき置換処理
    中であった場合はその業務実行要求を保留する保留処理
    と、置換処理終了後に上記新コンポーネントに基づいて
    業務を実行させる業務実行処理とを実行するためのプロ
    グラムを記憶したことを特徴とする請求項5記載のコン
    ピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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