JP2001166639A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001166639A
JP2001166639A JP35152099A JP35152099A JP2001166639A JP 2001166639 A JP2001166639 A JP 2001166639A JP 35152099 A JP35152099 A JP 35152099A JP 35152099 A JP35152099 A JP 35152099A JP 2001166639 A JP2001166639 A JP 2001166639A
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toner
cartridge
image forming
capacitance
forming apparatus
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Hiroshi Takami
洋 高見
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アンテナ電極間の静電容量、あるいは静電容
量検出装置の特性にばらつきがある場合にも、トナー残
量検出精度を良好に維持しつつ、カートリッジ装着状態
を高信頼性にて検知する。 【解決手段】 アンテナ電極22、23に印加する交流
電圧の周波数を、トナー残量検出に好適な周波数と、カ
ートリッジ装着状態検出に好適な周波数との間で可変と
し、トナー残量検出時とカートリッジ装着状態検出時と
で周波数を切り替える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機あるいはプ
リンタなどとされる電子写真方式の画像形成装置に関
し、トナー残量検出装置に特徴を有する。
【0002】
【従来の技術】従来、トナー(現像剤)を用いて現像を
行なう電子写真方式の画像形成装置においては、装置内
にトナー残量検出装置を設けることで、トナー容器内の
トナー残量を検出し、その情報を表示手段などによりユ
ーザーに通知している。
【0003】図16に従来のトナー残量検出装置の一構
成例を示す。
【0004】図16において、プロセスカートリッジ
(以下、「カートリッジ」という)101は、電子写真
感光体111、帯電手段112、現像手段113、クリ
ーニング手段114、およびトナー容器103が一体的
にカートリッジ化され、不図示の画像形成装置本体に着
脱可能に装着される。
【0005】トナー容器103内には、トナー残量検出
用のアンテナ電極102、106が対向配置されてい
る。トナー残量の検出は2つのアンテナ電極102、1
06間の静電容量を検出することで行なう。トナーを構
成する材料の誘電率は空気に比べて大であるため、アン
テナ電極102、106間に分布するトナー量が多いほ
ど電極間の静電容量は大になる。すなわち、検出した静
電容量を所定のレベルと比較することで、トナー容器1
03内のトナー量を逐次に検出することができる。
【0006】アンテナ電極102、106には静電容量
検出装置104が接続され、両アンテナ電極102、1
06間の静電容量を検出し、静電容量に応じた信号レベ
ルを出力する。このときの検出信号Vsは画像形成装置
を制御するCPU105のアナログ入力端子から入力さ
れ、アナログ/デジタル変換が行なわれ、非図示の記憶
装置内に予め記憶されているデータと比較することでト
ナー容器103内のトナー残量が算出される図17に示
す静電容量検出装置104の出力特性から理解されるよ
うに、両電極102、106間の静電潜像Ctが大きく
なるにしたがって検出電圧Vsが小さくなる。
【0007】トナー容器103内のトナーがFull
(フル)状態の場合は、静電容量はCfとなり、検出電
圧値はVfとなる。一方、トナーがEmpty(空)状
態の場合は、静電容量はCeとなり、検出電圧値はVe
となる。
【0008】ところで、検出電圧の出力範囲は、接続す
る中央演算処理装置(CPU)105のアナログ入力範
囲に合わせて極力大きく設定される。これは、出力範囲
を大きくすることによりCPU105でのアナログ/デ
ジタル変換時に発生する誤差、および外来ノイズによる
影響を小さくためである。
【0009】また、以上説明したトナー残量検出装置
は、画像形成装置本体へのカートリッジ101の装着状
態検出装置としても使用される。
【0010】図17において、カートリッジ未装着の場
合、静電容量値はCn、検出電圧値はVnが出力され
る。静電容量Cnはカートリッジ101が装着された状
態の場合よりも小さい値となる。これは、カートリッジ
101が未装着の場合、静電容量検出装置の入力にカー
トリッジ内のアンテナ電極が接続されない状態となるた
めである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
ように、アンテナ電極間の静電容量を測定することで、
トナー残量、およびカートリッジ装着の2つの状態検出
を行なう装置においては、アンテナ電極間の静電容量、
あるいは静電容量検出装置の特性にばらつきがある場
合、 1)トナー残量が少量の状態を、カートリッジ未装着の
状態と誤検知する、 2)カートリッジ未装着の状態を、カートリッジ装着の
状態と誤検知する、可能性があった。
【0012】上記のような誤検知の原因は、カートリッ
ジ未装着状態と、トナー残量少のカートリッジを装着し
た状態で、静電容量検出装置の信号レベルの差が小さい
ためと考えられる。
【0013】したがって、カートリッジ未装着状態と、
トナー残量少状態での静電容量検出装置の出力レベルの
差を大きくすることで上記の誤検知を防ぐことができる
が、トナー残量少とトナー残量大状態での信号レベル差
が小さくなることから、トナー残量検出の精度が悪化す
る可能性があった。
【0014】なお、上記説明においては、プロセスカー
トリッジを例に説明したが、トナー容器および現像手段
を一体的に構成し、画像形成装置本体に着脱可能とした
現像カートリッジ、および、トナー容器あるいは現像手
段に供給するためのトナーを収容し、画像形成装置本体
に着脱可能なトナーカートリッジにも同様なことがいえ
る。
【0015】従って、本発明の目的は、電極間の静電容
量、あるいは静電容量検出手段の特性にばらつきがある
場合にも、トナー残量検出精度を良好に維持しつつ、カ
ートリッジ装着状態を高信頼性で検知できる画像形成装
置を提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明は、
トナーを収納するカートリッジが取り外し可能に装着さ
れる画像形成装置において、前記カートリッジ周辺に設
けられた複数の電極と、前記複数の電極間の静電容量を
測定する静電容量検出手段と、前記静電容量検出手段の
検出感度を切り替える検出感度切替手段と、を有し、前
記静電容量検出手段による前記アンテナ電極間の静電潜
像の測定結果から前記カートリッジ内におけるトナー残
量の検出および前記カートリッジの画像形成装置本体へ
の装着状態の検知を行なうことを特徴とする画像形成装
置である。
【0017】前記カートリッジ内におけるトナー残量の
検出および前記カートリッジの画像形成装置本体への装
着状態の検知では、前記検出感度切替手段により前記静
電容量検出手段の検出感度を切り替えることが好まし
い。前記検出感度切替手段は、前記電極に印加する交流
電圧の周波数を変えることが好ましい。前記電極はアン
テナ電極であることが好ましい。別の態様によれば、前
記電極は現像手段であることが好ましい。トナー残量の
検出は、前記現像手段に現像交流バイアスを印加して行
なうことが好ましい。前記カートリッジの画像形成装置
本体への装着状態の検知は非プリント動作時に行なうこ
とが好ましい。前記現像手段に印加する交流電圧の周波
数の切り替えを非プリント動作時に行なうことが好まし
い。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る画像形成装置
を図面に則して更に詳しく説明する。
【0019】実施例1 本発明の第1実施例について図1〜図6により説明す
る。図1には本実施例の画像形成装置を示す。
【0020】図1において、記録紙トレイ3上にセット
された記録媒体である記録紙10はピックアップローラ
5の駆動によって1枚だけ記録紙トレイ3から送出さ
れ、給紙ローラ4によって矢印A方向にレジストローラ
11に向けて搬送される。さらに記録紙10はレジスト
ローラ11の駆動によって所定のタイミングでプロセス
カートリッジ6に搬送される。
【0021】プロセスカートリッジ6は、図2に示すよ
うに、トナー容器21、帯電手段18、現像手段19、
クリーナ20、および電子写真感光体である感光体ドラ
ム17で構成されており、電子写真の一連の処理によっ
て未定着トナー像が記録紙上に形成される。
【0022】感光体ドラム17は帯電手段18によって
表面を帯電された後、像露光手段であるスキャナユニッ
ト9により画像信号に基づいた像露光が行なわれる。像
露光はスキャナユニット9内のレーザー光源12からの
レーザ光を回転するポリゴンミラー13、反射ミラー1
4を経て主走査がなされるもので、感光ドラム17の回
転(副走査)によって潜像が形成される。
【0023】この感光体ドラム17の潜像は現像手段1
9によってトナー像として現像され、トナー像は、転写
装置7によって、レジストローラ11から搬送されてき
た記録紙10に転写される。
【0024】つづいて記録紙10は定着ローラ8に搬送
され、ここで加熱加圧処理され、記録紙10上の未定着
トナー像が記録紙10に定着される。記録紙10はさら
に排紙ローラ16によって画像形成装置本体1外に搬送
され、一連の記録処理を終える。これらの一連の処理は
不図示のコントローラによって制御される。
【0025】つぎに、本実施例における画像形成装置の
トナー残量検出装置について詳細に説明する。
【0026】本実施例のトナー残量検出装置において
は、トナー容器内に設けられた2枚のアンテナ電極間の
静電容量を測定することで、トナー容器内のトナー残
量、さらにはプロセスカートリッジの画像形成装置への
装着状態、の2つの検出を行なう。
【0027】図2に示すように、プロセスカートリッジ
6は、電子写真感光体17、帯電手段18、現像手段1
9、クリーニング手段20、およびトナー容器21が一
体的にカートリッジ化され、装着手段30を介して画像
形成装置本体1に着脱可能に装着される。
【0028】トナー容器21内には、トナー残量検出用
のアンテナ電極22、23が対向配置されている。トナ
ー残量の検出は2つの電極22、23間の静電容量を検
出することで行なう。トナーを構成する材料の誘電率は
空気に比べて大であるため、アンテナ電極22、23間
に分布するトナー量が多いほど電極間の静電容量は大に
なる。すなわち、検出した静電容量を所定のレベルと比
較することで、トナー容器21内のトナー量を逐次に検
出することができる。
【0029】アンテナ電極22、23には静電容量検出
装置24が接続され、両アンテナ電極22、23間の静
電容量を検出し、静電容量に応じた信号レベルを出力す
る。検出信号Vsは画像形成装置を制御するCPU25
のアナログ入力端子から入力され、アナログ/デジタル
変換が行なわれ、非図示の記憶装置内に予め記憶されて
いるデータと比較することでトナー容器21内のトナー
残量が算出される図3に静電容量検出装置24の内部回
路を示す。
【0030】静電容量検出装置24は、所定の振幅電圧
の交流電圧を出力する発振器412を備えており、その
発振周波数として周波数10kHzと3kHzを選択し
て設定でき、設定は画像形成装置の不図示のコントロー
ラから出力され外部端子421に入力されたOSCF信
号により行なう。また、発振器412はトナー容器21
内のアンテナ電極22と基準コンデンサ401に接続さ
れており、所定の所定の交流電圧が印加される。
【0031】基準コンデンサ401、およびアンテナ電
極22には、それぞれの静電容量値に応じた交流電流が
発生する。基準コンデンサ401に流れる交流電流は、
ダイオード402、403を介して抵抗407およびコ
ンデンサ408で整流されて直流電圧に変換される。こ
こで、オペアンプ409の正入力には直流電源406の
出力4.5Vと交流電流によって発生した電圧が重畳さ
れて入力される。
【0032】一方、アンテナ電極23に流れる交流電流
は、ダイオード404、405を介して抵抗410およ
びコンデンサ410で整流されて直流電圧に変換され、
オペアンプ409の負入力に入力される。
【0033】このような回路を構成することで、オペア
ンプ409の出力端子には、アンテナ電極22、23間
の静電容量と基準コンデンサ401の静電容量の差に応
じた電圧が出力される。オペアンプ409の出力Vsは
下記の式1で表せる特性となる。
【0034】 Vs=4.5−A×(Ct−Cr)×f … 式1 ただし、Aは所定の定数、Ctはアンテナ電極22、2
3間の静電容量値、Crは基準コンデンサ401の静電
容量値、fは発振器412から出力される交流電圧の周
波数である。
【0035】また、オペアンプ409の出力に接続され
ているダイオード418は出力信号Vsの出力レベルに
上限を設けるものであり、出力端子417から出る信号
VsのレベルをCPU(中央演算処理装置)25のアナ
ログ入力の入力範囲に抑えている。ここでは、信号Vs
のレベルは5Vで制限される。
【0036】図4は本実施例におけるアンテナ電極2
2、23間の静電容量Ctと、静電容量検出装置24の
検出値Vsの特性図である。
【0037】静電容量Cfはトナー容器103内のトナ
ーがフル状態の時のアンテナ電極22、23間の静電容
量値、Ceはトナーが空状態の時の静電容量値、Ccは
カートリッジ6が画像形成装置本体1に装着されていな
いときの静電容量値である。
【0038】特性図において、は発振器412の周波
数fが10kHzの場合の特性、は発振器412の周
波数fが3kHzの場合の特性である。
【0039】周波数fが10kHzの設定の場合は、ト
ナー容器103内のトナー量がフル状態からの空の領域
までは、検出信号Vsが静電容量値に応じて直線的に大
きく変化するが、トナー量が空状態からカートリッジ非
装着状態の領域では検出電圧値が静電容量値に応じて直
線的に変化しない特性となる。
【0040】一方、周波数が3kHzの設定の場合は、
トナーが少ない領域からカートリッジ非装着の範囲で検
出信号が静電容量値に応じてほぼ直線的に変化する特性
となる。
【0041】このように、発振器412の周波数設定を
変えることで、検出感度を変化させることできる。
【0042】つぎに、本実施例の画像形成装置におい
て、トナー容器103内のトナー残量検出時、およびプ
ロセスカートリッジ101の装着状態を検出時の一連の
処理について、図5および図6のフローチャートを参照
して説明する。
【0043】1)トナー残量検出処理 トナー残量検出処理がスタートすると(S1)、まず不
図示の検出感度切替手段としてのコントローラから周波
数設定信号OSCFを出力し、発振器412の周波数設
定を行なう(S2)。ここでは、周波数を10kHzに
設定することで、静電容量検出装置104の入出力特性
は図4のになる。すなわち、静電容量検出装置104
の出力Vsはトナー容器21内のトナー量に応じて1V
から4.5Vの範囲で変化する特性になる。
【0044】つぎに、信号Vsを読み込み(S3)、記
憶素子内に予め記憶されたデータとの比較を行なうこと
で、トナー容器21内のトナー残量を算出する(S
4)。さらに、推測されたトナー残量をオペレーション
パネル2(図1参照)に表示し、ユーザーにその情報を
通知する(S605)。
【0045】なお、トナー残量の表示方法としては、図
7および図8に示すように、トナー残量に応じて動く針
151がゲージ152のどの部分を指しているかによっ
てトナー残量がユーザーに報知される。この場合、ユー
ザーのパソコンなどの端末画面上に表示してもよい。ま
た、図9に示すように、装置本体にLEDなどの表示部
を設け、トナー残量に応じてLED153を点滅させて
もよい。
【0046】2)カートリッジ装着状態検出処理 カートリッジ装着状態検出処理がスタートすると(S1
1)、まずコントローラから周波数設定信号OSCFを
出力し、発振器412の周波数設定を行なう(S1
2)。ここでは、周波数を3kHzに設定することで、
静電容量検出装置104の入出力特性は図4のにな
る。すなわち、静電容量検出装置24の出力Vsはトナ
ー残量が少の状態とカートリッジ未装着状態で変化する
特性となる。
【0047】つぎに、信号Vsを読み込み(S13)、
Vsのレベルが4.8V以上であるかを判断する(S1
4)。ここで、Vs>4.8の場合はカートリッジ6が
装着されていない状態と判断し(S15)、Vs≦4.
8の場合にはカートリッジ6が装着されている状態と判
断し(S16)、処理を終了する(17)。
【0048】以上説明したように、本実施例におけるト
ナー残量検出装置においては、静電容量検出装置24の
感度が可変な構造とし、カートリッジ装着状態検出時に
は、トナー残量少からカートリッジ非装着の領域で検出
電圧が静電容量値に応じて直線的に変化する特性に設定
することで、アンテナ電極間の静電容量のバラツキが発
生した場合でも、カートリッジ装着状態の検知を高い信
頼性で行なうことができる。
【0049】実施例2 つぎに、本発明の第2実施例について図10〜図15に
より説明する。
【0050】本実施例における画像形成装置およびプロ
セスカートリッジの基本的構成は第1実施例と同様であ
り、トナー残量検出装置の構成が異なる。
【0051】本実施例のトナー残量検出装置では、現像
手段である現像スリーブとアンテナ電極間の静電容量を
測定することで、トナー容器内のトナー残量状態、およ
びプロセスカートリッジの装着状態の2つ状態検出を行
なう。
【0052】図10に示すように、本実施例では、トナ
ー容器21内に、現像スリーブ19と対向するようにア
ンテナ電極30が配置されている。
【0053】また、現像スリーブ19には高圧電源32
が接続され、直流電圧に交流電圧が重畳した現像バイア
スが印加され、トナーが感光体ドラム17上に選択的に
移動し、トナー像が形成される。
【0054】また、アンテナ電極30は静電容量検出装
置34に接続され、ここで現像スリーブ19、アンテナ
電極30間の静電容量に応じた電圧レベルに変換され、
CPU25に出力される。
【0055】図11は、高圧電源32内の現像バイアス
生成回路の構成を示している。現像バイアス生成回路
は、直流バイアス生成回路935と、交流バイアス生成
回路936とを備えており、直流バイアス生成回路93
5では、トランス918を駆動することで−300Vの
高電圧を生成している。
【0056】交流バイアスは不図示のエンジンコントロ
ーラから出力されたクロック信号DEVCLKによって
駆動されるトランス911で生成される。交流バイアス
の周波数はクロック信号DEVCLKの周波数を変化さ
せることにより変更できる。交流バイアスはプリント時
に振幅は1500Vpp、周波数は3000Hzを出力
する。
【0057】図12は静電容量検出装置34の内部回路
であり、基本構成は第1実施例における静電容量検出装
置と同じである。端子1015は現像出力端子934
(図11参照)、端子1016はアンテナ電極30にそ
れぞれ接続されており、出力信号Vsには現像スリーブ
19とアンテナ電極30間の静電容量と基準コンデンサ
1001の静電容量の差に応じた電圧が出力される。
【0058】図13は本実施例における現像スリーブ1
9とアンテナ電極30間の静電容量Ctと、静電容量検
出装置34の検出値Vsの特性図である。
【0059】静電容量Cfはトナー容器21内のトナー
がフル状態の時の現像スリーブ19とアンテナ電極30
間の静電容量値、Ceはトナーが空状態のときの静電容
量値、Ccはカートリッジ801が画像形成装置に装着
されていない時の静電容量値である。
【0060】特性において、は現像バイアスの交流電
圧の周波数fが3000Hzの場合の特性、は200
0Hzの場合の特性である。
【0061】周波数fが3000Hzの設定の場合は、
トナー容器21内のトナー量がフル状態から空の領域で
は検出信号Vsが静電容量値に応じて直線的に大きく変
化し、トナー量が空状態からカートリッジ非装着状態の
領域では検出電圧値が静電容量値に応じて直線的に変化
しない特性となる。
【0062】一方、周波数fが2000Hzの設定の場
合は、トナー量が少ない領域からカートリッジの非装着
の範囲で検出信号Vsが静電容量値に応じてほぼ直線的
に変化する特性となる。
【0063】このように、現像バイアスの交流電圧の周
波数設定を変えることで、検出感度を変化させることが
できる。
【0064】つぎに、本実施例の画像形成装置におい
て、トナー容器21内のトナー残量検出時、およびプロ
セスカートリッジ6の装着状態を検出時の一連の処理に
ついて図14と図15により説明する。
【0065】1)トナー残量検出処理 トナー残量検出処理がスタートすると(S21)、ま
ず、不図示の検出感度切替手段としてのコントローラか
ら出力するクロック信号DEVCLKを3000Hzに
設定し、現像バイアスの交流成分周波数を3000Hz
に設定する(S22)。この時、静電容量検出装置34
の特性は図13の特性になる。すなわち、静電容量検
出装置34の出力Vsはトナー容器21内のトナー量に
応じて1Vから4.5Vの範囲で直線的に変化する特性
になる。
【0066】つぎに、信号Vsを読み込み(S23)、
記憶素子内に予め記憶されたデータとの比較を行なうこ
とで、トナー容器21内のトナー残量を推測する(S2
4)。さらに、推測されたトナー残量をオペレーション
パネル2(図1参照)に表示し、ユーザーにその情報を
通知し(S25)、処理を終了する(S26)。なお、
トナー残量の表示方法については、図7〜図9に示して
説明した方法などがある。
【0067】このように、現像バイアスの交流成分周波
数をプリント動作時とおなじ3000Hzに設定するこ
とで、プリント動作中にトナー残量検出処理を実行でき
る。
【0068】2)カートリッジ装着状態検出処理 カートリッジ装着状態検出処理がスタートすると(S3
1)、まず、不図示のコントローラから出力するクロッ
ク信号DEVCLKを2000Hzに設定し、現像バイ
アスの交流成分周波数を2000Hzに設定する(S3
2)。この時、静電容量検出装置34の特性は図13の
になる。すなわち、静電容量検出装置34の出力Vs
はトナー残量が少の状態とカートリッジ未装着の状態で
変化する特性になる。
【0069】つぎに、信号Vsを読み込み(S33)、
Vsのレベルが4.8V以上であるかを判断する(S3
4)。ここで、Vs>4.8の場合は、カートリッジ6
が装着されていない状態と判断し(S35)、Vs≦
4.8の場合にはカートリッジ6が装着されている状態
と判断し(S36)、処理を終了する(S37)。
【0070】以上説明したように、本実施例におけるト
ナー残量検出装置においては、現像バイアスの交流成分
の周波数をプリント時の周波数とは異なる設定にし、カ
ートリッジ装着状態検出時には、トナー残量少からカー
トリッジ非装着の領域で検出電圧が静電容量値に応じて
直線的に変化する特性に設定することで、アンテナ電極
間の静電容量のバラツキが発生した場合でも、カートリ
ッジ装着状態の検知を高い信頼性で行なうことができ
る。
【0071】なお、上記実施例では、本発明を、プロセ
スカートリッジが着脱可能に装着される画像形成装置に
適用した場合について説明したが、トナー収容部および
現像手段を一体的に構成した現像カートリッジが着脱可
能に装着される画像形成装置、および、現像手段に補給
するためのトナーを収容したトナーカートリッジが着脱
可能に装着される画像形成装置にも本発明を適用でき
る。
【0072】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、カートリッジ周辺に設けられた複数の電極
と、前記複数の電極間の静電容量を測定する静電容量検
出手段と、前記静電容量検出手段の検出感度を切り替え
る検出感度切替手段と、を有し、前記静電容量検出手段
による前記アンテナ電極間の静電潜像の測定結果から前
記カートリッジ内におけるトナー残量の検出および前記
カートリッジの画像形成装置本体への装着状態の検知を
行なうことにより、電極間の静電容量、あるいは静電容
量検出手段の特性にばらつきがある場合にも、トナー残
量検出精度を良好に維持しつつ、カートリッジ装着状態
を高信頼性にて検知できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例における画像形成装置を示
す概略構成図である。
【図2】第1実施例におけるプロセスカートリッジおよ
びトナー残量検出装置を示す構成図である。
【図3】第1実施例における静電容量検出装置の内部回
路図である。
【図4】第1実施例におけるアンテナ電極間の静電容量
Ctと、静電容量検出装置の検出値Vsの特性図である
【図5】第1実施例におけるトナー残量検出処理のフロ
ーを示すフローチャートである。
【図6】第1実施例におけるカートリッジ装着状態検出
処理のフローを示すフローチャートである。
【図7】トナー残量表示部の一例を示す図である。
【図8】トナー残量表示部の他の例を示す図である。
【図9】トナー残量表示部のさらに他の例を示す図であ
る。
【図10】第2実施例におけるプロセスカートリッジお
よびトナー残量検出装置を示す構成図である。
【図11】第2実施例における高圧電源内の現像バイア
ス生成回路図である。
【図12】第2実施例における静電容量検出装置の内部
回路図である。
【図13】第2実施例における現像スリーブとアンテナ
電極間の静電容量Ctと、静電容量検出装置の検出値V
sの特性図である
【図14】第2実施例におけるトナー残量検出処理のフ
ローを示すフローチャートである。
【図15】第2実施例におけるカートリッジ装着状態検
出処理のフローを示すフローチャートである。
【図16】従来のプロセスカートリッジおよびトナー残
量検出装置の一例を示す構成図である。
【図17】図16のトナー残量検出装置における現像ス
リーブとアンテナ電極間の静電容量Ctと、静電容量検
出装置の検出値Vsの特性図である
【符号の説明】
1 画像形成装置本体 6 プロセスカートリッジ(カートリッジ) 19 現像スリーブ(現像手段/電極) 21 トナー容器 22、23 アンテナ電極 24 静電容量検出装置(静電容量検出手段)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナーを収納するカートリッジが取り外
    し可能に装着される画像形成装置において、 前記カートリッジ周辺に設けられた複数の電極と、前記
    複数の電極間の静電容量を測定する静電容量検出手段
    と、前記静電容量検出手段の検出感度を切り替える検出
    感度切替手段と、を有し、前記静電容量検出手段による
    前記アンテナ電極間の静電潜像の測定結果から前記カー
    トリッジ内におけるトナー残量の検出および前記カート
    リッジの画像形成装置本体への装着状態の検知を行なう
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記カートリッジ内におけるトナー残量
    の検出および前記カートリッジの画像形成装置本体への
    装着状態の検知では、前記検出感度切替手段により前記
    静電容量検出手段の検出感度を切り替えることを特徴と
    する請求項1の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記検出感度切替手段は、前記電極に印
    加する交流電圧の周波数を変えることを特徴とする請求
    項1または2の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記電極はアンテナ電極であることを特
    徴とする請求項1、2、または3の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記電極は現像手段であることを特徴と
    する請求項1、2、または3の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 トナー残量の検出は、前記現像手段に現
    像交流バイアスを印加して行なうことを特徴とする請求
    項5の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記カートリッジの画像形成装置本体へ
    の装着状態の検知は非プリント動作時に行なうことを特
    徴とする請求項5、または6の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記現像手段に印加する交流電圧の周波
    数の切り替えを非プリント動作時に行なうことを特徴と
    する請求項6の画像形成装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6404995B1 (en) * 1998-04-10 2002-06-11 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus including a unit detachably attachable to the main assembly having a memory and an antenna electrically connected to the memory
JP2020154157A (ja) * 2019-03-20 2020-09-24 株式会社リコー 画像形成装置、画像形成方法、及びプログラム

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