JP2001166138A - 偏光板及び液晶表示装置 - Google Patents
偏光板及び液晶表示装置Info
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- JP2001166138A JP2001166138A JP34591499A JP34591499A JP2001166138A JP 2001166138 A JP2001166138 A JP 2001166138A JP 34591499 A JP34591499 A JP 34591499A JP 34591499 A JP34591499 A JP 34591499A JP 2001166138 A JP2001166138 A JP 2001166138A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 強度や寸法安定性、偏光度や耐久性に優れる
偏光板の開発。 【解決手段】 リオトロピック液晶性の二色性色素又は
二色性染料含有のリオトロピック性物質を含有する高分
子フィルムの延伸フィルムからなる偏光板及びその偏光
板を液晶セルの片側又は両側に有する液晶表示装置。 【効果】 少ない延伸倍率で良好に配向させることがで
きる。
偏光板の開発。 【解決手段】 リオトロピック液晶性の二色性色素又は
二色性染料含有のリオトロピック性物質を含有する高分
子フィルムの延伸フィルムからなる偏光板及びその偏光
板を液晶セルの片側又は両側に有する液晶表示装置。 【効果】 少ない延伸倍率で良好に配向させることがで
きる。
Description
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、強度や寸法安定性、偏光
度や耐久性に優れて液晶表示装置等の形成に好適な偏光
板に関する。
度や耐久性に優れて液晶表示装置等の形成に好適な偏光
板に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、偏光板としては、ポリビニルアル
コール系フィルムにヨウ素や二色性染料を含有させて一
軸延伸したフィルムに透明保護層を設けたものが知られ
ていた。延伸処理は、ヨウ素等を配向させるためである
が、その延伸倍率は通例4倍以上とされる。そのため強
度や寸法安定性に乏しい問題点があった。
コール系フィルムにヨウ素や二色性染料を含有させて一
軸延伸したフィルムに透明保護層を設けたものが知られ
ていた。延伸処理は、ヨウ素等を配向させるためである
が、その延伸倍率は通例4倍以上とされる。そのため強
度や寸法安定性に乏しい問題点があった。
【0003】一方、リオトロピック液晶性の二色性色素
又は二色性染料含有のリオトロピック性物質のコーティ
ング膜をフィルムで支持した偏光板も提案されている
(特表平8−511109号公報、WO97/3938
0号公報)。しかしながらコーティング時の剪断力で配
向させたものであるためズレ等の配向不良が生じやすく
て偏光度に乏しい問題点があった。
又は二色性染料含有のリオトロピック性物質のコーティ
ング膜をフィルムで支持した偏光板も提案されている
(特表平8−511109号公報、WO97/3938
0号公報)。しかしながらコーティング時の剪断力で配
向させたものであるためズレ等の配向不良が生じやすく
て偏光度に乏しい問題点があった。
【0004】
【発明の技術的課題】本発明は、強度や寸法安定性、偏
光度や耐久性に優れる偏光板の開発を課題とする。
光度や耐久性に優れる偏光板の開発を課題とする。
【0005】
【課題の解決手段】本発明は、リオトロピック液晶性の
二色性色素又は二色性染料含有のリオトロピック性物質
を含有する高分子フィルムの延伸フィルムからなること
を特徴とする偏光板、及びその偏光板を液晶セルの片側
又は両側に有することを特徴とする液晶表示装置を提供
するものである。
二色性色素又は二色性染料含有のリオトロピック性物質
を含有する高分子フィルムの延伸フィルムからなること
を特徴とする偏光板、及びその偏光板を液晶セルの片側
又は両側に有することを特徴とする液晶表示装置を提供
するものである。
【0006】
【発明の効果】本発明によれば、リオトロピック液晶性
の二色性色素や二色性染料含有のリオトロピック性物質
の使用により少ない延伸倍率で良好に配向させることが
でき、強度や寸法安定性、偏光度や耐久性に優れる偏光
板を得ることができる。
の二色性色素や二色性染料含有のリオトロピック性物質
の使用により少ない延伸倍率で良好に配向させることが
でき、強度や寸法安定性、偏光度や耐久性に優れる偏光
板を得ることができる。
【0007】
【発明の実施形態】本発明による偏光板は、リオトロピ
ック液晶性の二色性色素又は二色性染料含有のリオトロ
ピック性物質を含有する高分子フィルムの延伸フィルム
からなる。そのリオトロピック液晶性の二色性色素、二
色性染料含有のリオトロピック性物質としては、従来の
コーティング方式による偏光層の形成で使用の適宜なも
のを1種又は2種以上を用いることができ、特に限定は
ない。ちなみにその二色性染料含有のリオトロピック性
物質の具体例としては、WO97/39380号公報に
よるものなどがあげられ、商品名:LCポラライザー
(Optiva社製)なの市販品もある。
ック液晶性の二色性色素又は二色性染料含有のリオトロ
ピック性物質を含有する高分子フィルムの延伸フィルム
からなる。そのリオトロピック液晶性の二色性色素、二
色性染料含有のリオトロピック性物質としては、従来の
コーティング方式による偏光層の形成で使用の適宜なも
のを1種又は2種以上を用いることができ、特に限定は
ない。ちなみにその二色性染料含有のリオトロピック性
物質の具体例としては、WO97/39380号公報に
よるものなどがあげられ、商品名:LCポラライザー
(Optiva社製)なの市販品もある。
【0008】一方、リオトロピック液晶性の二色性色素
の例としては、式:(クロモゲン)(SO3M)nで表
される水溶性の有機色素などがあげられ、これはクロモ
ゲンがアゾや多環式化合物等からなって液晶性を付与
し、スルホン酸又はその塩が水溶性を付与して全体とし
てリオトロピック液晶性を示す(特表平8−51110
9号公報)。ちなみにその具体例としては、下記の式
(1)〜(7)で表される化合物などがあげられる。
の例としては、式:(クロモゲン)(SO3M)nで表
される水溶性の有機色素などがあげられ、これはクロモ
ゲンがアゾや多環式化合物等からなって液晶性を付与
し、スルホン酸又はその塩が水溶性を付与して全体とし
てリオトロピック液晶性を示す(特表平8−51110
9号公報)。ちなみにその具体例としては、下記の式
(1)〜(7)で表される化合物などがあげられる。
【0009】
【0010】前記の式(1)において、R1は水素又は
塩素であり、Rは水素、アルキル基、ArNH又はAr
CONHである。アルキル基としては炭素数が1〜4個
のもの、就中メチル基やエチル基が好ましく、アリール
基(Ar)としては置換又は無置換のフェニル基、就中
4位を塩素で置換したフェニル基が好ましい。またMは
カチオンであり、水素イオン、LiやNa、KやCsの
如き第一族金属のイオン、アンモニウムイオンなどが好
ましい(以下同じ)。
塩素であり、Rは水素、アルキル基、ArNH又はAr
CONHである。アルキル基としては炭素数が1〜4個
のもの、就中メチル基やエチル基が好ましく、アリール
基(Ar)としては置換又は無置換のフェニル基、就中
4位を塩素で置換したフェニル基が好ましい。またMは
カチオンであり、水素イオン、LiやNa、KやCsの
如き第一族金属のイオン、アンモニウムイオンなどが好
ましい(以下同じ)。
【0011】
【0012】前記式(2)〜(4)において、Aは式
(a)又は(b)で表されるものあり、そのR2は水
素、アルキル基、ハロゲン又はアルコキシ基、Arは置
換又は無置換のアリール基、nは2又は3である。前記
のアルキル基は炭素数が1〜4個のもの、就中メチル基
又はエチル基が好ましく、ハロゲンは臭素又は塩素が好
ましい。またアルコキシ基は炭素数が1又は2個のも
の、就中メトキシ基が好ましく、アリール基は置換又は
無置換のフェニル基、就中、無置換あるいは4位をメト
キシ基、エトキシ基、塩素若しくはブチル基で、又は3
位をメチル基で置換したフェニル基が好ましい。
(a)又は(b)で表されるものあり、そのR2は水
素、アルキル基、ハロゲン又はアルコキシ基、Arは置
換又は無置換のアリール基、nは2又は3である。前記
のアルキル基は炭素数が1〜4個のもの、就中メチル基
又はエチル基が好ましく、ハロゲンは臭素又は塩素が好
ましい。またアルコキシ基は炭素数が1又は2個のも
の、就中メトキシ基が好ましく、アリール基は置換又は
無置換のフェニル基、就中、無置換あるいは4位をメト
キシ基、エトキシ基、塩素若しくはブチル基で、又は3
位をメチル基で置換したフェニル基が好ましい。
【0013】
【0014】前記の式(5)において、nは3〜5が好
ましい。
ましい。
【0015】
【0016】
【0017】上記の式:(クロモゲン)(SO3M)n
で表される有機色素は、そのクロモゲンにて安定な液晶
相を示し、水やアセトン、アルコール、ジオキサンの如
き水溶性有機溶媒に溶解し、その色素の1種又は2種以
上を溶解させた例えば固形分濃度が1〜20重量%の溶
液にて染色処理することができる。
で表される有機色素は、そのクロモゲンにて安定な液晶
相を示し、水やアセトン、アルコール、ジオキサンの如
き水溶性有機溶媒に溶解し、その色素の1種又は2種以
上を溶解させた例えば固形分濃度が1〜20重量%の溶
液にて染色処理することができる。
【0018】偏光板の形成は、リオトロピック液晶性の
二色性色素又は二色性染料含有のリオトロピック性物質
の1種又は2種以上を通例1〜20重量%程度の固形分
濃度で含有する染色浴に高分子フィルムを浸漬して染色
処理した後、それを一軸延伸方式等で延伸処理して二色
性色素やリオトロピック性物質を配向させる方式や、予
め延伸処理した高分子フィルムに前記の染色浴に準じた
溶液を塗布する方式などの従来の延伸型偏光フィルムに
準じた方式などにて行うことができる。延伸倍率は、配
向性による偏光度などに応じて適宜に決定しうるが、一
般には強度や寸法安定性に優れるものを得る点より4倍
以下、就中1.2〜3.5倍、特に1.5〜2.5倍の
延伸倍率とされる。
二色性色素又は二色性染料含有のリオトロピック性物質
の1種又は2種以上を通例1〜20重量%程度の固形分
濃度で含有する染色浴に高分子フィルムを浸漬して染色
処理した後、それを一軸延伸方式等で延伸処理して二色
性色素やリオトロピック性物質を配向させる方式や、予
め延伸処理した高分子フィルムに前記の染色浴に準じた
溶液を塗布する方式などの従来の延伸型偏光フィルムに
準じた方式などにて行うことができる。延伸倍率は、配
向性による偏光度などに応じて適宜に決定しうるが、一
般には強度や寸法安定性に優れるものを得る点より4倍
以下、就中1.2〜3.5倍、特に1.5〜2.5倍の
延伸倍率とされる。
【0019】高分子フィルムとしては、前記の染色浴で
染色処理しうる適宜な透明ポリマーからなるフィルムを
用いることができ、特に限定はない。一般には例えばポ
リビニルアルコールや部分ホルマール化ポリビニルアル
コール、部分ケン化エチレン・酢酸ビニル共重合体など
の親水性ポリマーよりなるフィルムが用いられ、就中ポ
リビニルアルコールフィルムが強度や寸法安定性、偏光
度や耐久性に優れる偏光板を得る点より好ましく用いう
る。高分子フィルムの厚さは、適宜に決定しうるが一般
的には光透過率の向上や薄型化などを目的に5〜300
μm、就中10〜200μm、特に20〜100μmの厚
さとされる。
染色処理しうる適宜な透明ポリマーからなるフィルムを
用いることができ、特に限定はない。一般には例えばポ
リビニルアルコールや部分ホルマール化ポリビニルアル
コール、部分ケン化エチレン・酢酸ビニル共重合体など
の親水性ポリマーよりなるフィルムが用いられ、就中ポ
リビニルアルコールフィルムが強度や寸法安定性、偏光
度や耐久性に優れる偏光板を得る点より好ましく用いう
る。高分子フィルムの厚さは、適宜に決定しうるが一般
的には光透過率の向上や薄型化などを目的に5〜300
μm、就中10〜200μm、特に20〜100μmの厚
さとされる。
【0020】前記で得た延伸フィルムの片側又は両側に
は必要に応じて透明保護層を設けることもできる。透明
保護層の形成には、適宜な透明ポリマーからなるフィル
ムを用いることができ、そのポリマーについて特に限定
はない。就中、透明性や機械的強度、熱安定性や水分遮
蔽性等に優れると共に、厚さの均一性に優れて位相差の
可及的に小さいものが好ましく用いうる。
は必要に応じて透明保護層を設けることもできる。透明
保護層の形成には、適宜な透明ポリマーからなるフィル
ムを用いることができ、そのポリマーについて特に限定
はない。就中、透明性や機械的強度、熱安定性や水分遮
蔽性等に優れると共に、厚さの均一性に優れて位相差の
可及的に小さいものが好ましく用いうる。
【0021】ちなみに前記ポリマーの例としては、トリ
アセチルセルロースの如きアセテート系樹脂やポリエス
テル系樹脂、ポリエーテルスルホン系樹脂やポリカーボ
ネート系樹脂、ポリアミド系樹脂やポリイミド系樹脂、
ポリスルホン系樹脂やポリスチレン系樹脂、アクリル系
樹脂やポリオレフィン系樹脂、ノルボルネン系樹脂など
があげられ、就中トリアセチルセルロースが好ましい。
透明保護層の厚さは、強度等に応じて適宜に決定しうる
が、一般には軽量化等を目的に300μm以下、就中5
〜200μm、特に10〜150μmとされる。透明保護
層は、微粒子の含有によりその表面が微細凹凸構造に形
成されていてもよい。
アセチルセルロースの如きアセテート系樹脂やポリエス
テル系樹脂、ポリエーテルスルホン系樹脂やポリカーボ
ネート系樹脂、ポリアミド系樹脂やポリイミド系樹脂、
ポリスルホン系樹脂やポリスチレン系樹脂、アクリル系
樹脂やポリオレフィン系樹脂、ノルボルネン系樹脂など
があげられ、就中トリアセチルセルロースが好ましい。
透明保護層の厚さは、強度等に応じて適宜に決定しうる
が、一般には軽量化等を目的に300μm以下、就中5
〜200μm、特に10〜150μmとされる。透明保護
層は、微粒子の含有によりその表面が微細凹凸構造に形
成されていてもよい。
【0022】本発明による偏光板は、液晶表示装置の形
成などに好ましく用いうる。その実用に際しては、例え
ば液晶セル等の他部材との接着を目的に偏光板の片側又
は両側に粘着層を設けた形態や、位相差板等の適宜な光
学層の1層又は2層以上と積層した形態などの適宜な構
造の光学部材として用いることもできる。位相差板等の
光学層との積層は、液晶表示装置の製造過程で順次別個
に積層する方式にても行いうるが、予め積層一体化する
ことより光軸のズレ等による品質のバラツキが生じにく
く、液晶表示装置の組立効率に優れるなどの利点を有し
ている。
成などに好ましく用いうる。その実用に際しては、例え
ば液晶セル等の他部材との接着を目的に偏光板の片側又
は両側に粘着層を設けた形態や、位相差板等の適宜な光
学層の1層又は2層以上と積層した形態などの適宜な構
造の光学部材として用いることもできる。位相差板等の
光学層との積層は、液晶表示装置の製造過程で順次別個
に積層する方式にても行いうるが、予め積層一体化する
ことより光軸のズレ等による品質のバラツキが生じにく
く、液晶表示装置の組立効率に優れるなどの利点を有し
ている。
【0023】前記の粘着層には、例えばアクリル系やシ
リコーン系、ポリエステル系やポリウレタン系、ポリエ
ーテル系やゴム系などの適宜なものを用いることができ
特に限定はない。就中、耐熱性や光学特性などの点より
アクリル系のものが好ましく用いられる。粘着層には、
必要に応じて例えば天然物や合成物の樹脂類、ガラス繊
維やガラスビーズ、金属粉やその他の無機粉末等からな
る充填剤や顔料、着色剤や酸化防止剤などの適宜な添加
剤を配合することもできる。また微粒子を含有させて光
拡散性を示す粘着層とすることもできる。また位相差板
等との積層には適宜な接着剤を用いうるが、熱応力の抑
制による光学特性の維持性などの点よりは粘着層が好ま
しく用いうる。
リコーン系、ポリエステル系やポリウレタン系、ポリエ
ーテル系やゴム系などの適宜なものを用いることができ
特に限定はない。就中、耐熱性や光学特性などの点より
アクリル系のものが好ましく用いられる。粘着層には、
必要に応じて例えば天然物や合成物の樹脂類、ガラス繊
維やガラスビーズ、金属粉やその他の無機粉末等からな
る充填剤や顔料、着色剤や酸化防止剤などの適宜な添加
剤を配合することもできる。また微粒子を含有させて光
拡散性を示す粘着層とすることもできる。また位相差板
等との積層には適宜な接着剤を用いうるが、熱応力の抑
制による光学特性の維持性などの点よりは粘着層が好ま
しく用いうる。
【0024】なお前記の光学層には、位相差板のほか例
えば防眩層や反射防止層、帯電防止層や光拡散層ないし
光拡散制御層、輝度向上層や反射層ないし半透過層など
の液晶表示装置の形成に用いられる適宜なものを用いる
ことができる。また上記した透明保護層や粘着層、位相
差板等の光学層などの各層は、例えばサリチル酸エステ
ル系化合物やベンゾフェノン系化合物、ベンゾトリアゾ
ール系化合物やシアノアクリレート系化合物、ニッケル
錯塩系化合物等の紫外線吸収剤で処理する方式などによ
り紫外線吸収能をもたせることもできる。
えば防眩層や反射防止層、帯電防止層や光拡散層ないし
光拡散制御層、輝度向上層や反射層ないし半透過層など
の液晶表示装置の形成に用いられる適宜なものを用いる
ことができる。また上記した透明保護層や粘着層、位相
差板等の光学層などの各層は、例えばサリチル酸エステ
ル系化合物やベンゾフェノン系化合物、ベンゾトリアゾ
ール系化合物やシアノアクリレート系化合物、ニッケル
錯塩系化合物等の紫外線吸収剤で処理する方式などによ
り紫外線吸収能をもたせることもできる。
【0025】偏光板を用いての液晶表示装置の形成は、
従来に準じて行いうる。すなわち液晶表示装置は一般
に、液晶セルと偏光板及び必要に応じての光学層や照明
システム等の構成部品を適宜に組立てて駆動回路を組込
むことなどにより形成されるが、本発明においては本発
明による偏光板を用いてそれを液晶セルの少なくとも片
側に設ける点を除いて特に限定はなく、従来に準じう
る。
従来に準じて行いうる。すなわち液晶表示装置は一般
に、液晶セルと偏光板及び必要に応じての光学層や照明
システム等の構成部品を適宜に組立てて駆動回路を組込
むことなどにより形成されるが、本発明においては本発
明による偏光板を用いてそれを液晶セルの少なくとも片
側に設ける点を除いて特に限定はなく、従来に準じう
る。
【0026】従って液晶セルの片側又は両側に偏光板を
配置した液晶表示装置や、照明システムにバックライト
あるいは反射板や半透過型反射板を用いてなる透過型や
反射型、あるいは反射・透過両用型などの適宜な液晶表
示装置を形成することができる。また液晶セルについて
も、例えばTN型やSTN型、TFT型や強誘電性液晶
型などの任意なものを用いうる。
配置した液晶表示装置や、照明システムにバックライト
あるいは反射板や半透過型反射板を用いてなる透過型や
反射型、あるいは反射・透過両用型などの適宜な液晶表
示装置を形成することができる。また液晶セルについて
も、例えばTN型やSTN型、TFT型や強誘電性液晶
型などの任意なものを用いうる。
【0027】
【実施例】実施例1 二色性染料含有のリオトロピック液晶水溶液(Opti
va社製、LCポラライザー、固形分濃度8.7重量
%)からなる染色浴中に厚さ75μmの長尺ポリビニル
アルコールフィルムを順次連続的に浸漬して染色処理し
つつ、ロール延伸機にて長さ方向に2倍の倍率で一軸延
伸して偏光フィルムを得た後、その両面に接着剤を介し
て厚さ80μmのトリアセチルセルロースフィルムを接
着して偏光板を連続して得た。この偏光板は、波長40
0〜700nmの光に基づいて40%の光透過率、90%
の偏光度を示した。
va社製、LCポラライザー、固形分濃度8.7重量
%)からなる染色浴中に厚さ75μmの長尺ポリビニル
アルコールフィルムを順次連続的に浸漬して染色処理し
つつ、ロール延伸機にて長さ方向に2倍の倍率で一軸延
伸して偏光フィルムを得た後、その両面に接着剤を介し
て厚さ80μmのトリアセチルセルロースフィルムを接
着して偏光板を連続して得た。この偏光板は、波長40
0〜700nmの光に基づいて40%の光透過率、90%
の偏光度を示した。
【0028】実施例2 2倍に一軸延伸したポリビニルアルコールフィルムの上
に前記のLCポラライザーを塗布し染色処理して、波長
400〜700nmの光に基づいて36%の光透過率と8
4%の偏光度を示す偏光板を得た。
に前記のLCポラライザーを塗布し染色処理して、波長
400〜700nmの光に基づいて36%の光透過率と8
4%の偏光度を示す偏光板を得た。
【0029】実施例1、2で得た偏光板を液晶セルに適
用して液晶表示装置を形成したところ、優れた偏光特性
(二色比)を示すと共に、機械的強度、寸法安定性及び
耐久性にも優れた特性を示した。
用して液晶表示装置を形成したところ、優れた偏光特性
(二色比)を示すと共に、機械的強度、寸法安定性及び
耐久性にも優れた特性を示した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山岡 尚志 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号日東電 工株式会社内 (72)発明者 西小路 祐一 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号日東電 工株式会社内 Fターム(参考) 2H049 BA02 BA25 BA26 BA27 BB33 BB43 BC03 BC22 2H091 FA09X FA09Z FA11X FA11Z FA31X FA31Z FA37X FA37Z FB02 FB12 FC05 FC08 GA17 JA01 LA02 LA04 LA05 4J002 BE021 EU146 EV256 EV306 FD206 GQ00
Claims (4)
- 【請求項1】 リオトロピック液晶性の二色性色素又は
二色性染料含有のリオトロピック性物質を含有する高分
子フィルムの延伸フィルムからなることを特徴とする偏
光板。 - 【請求項2】 請求項1において、高分子フィルムがポ
リビニルアルコールからなり、片側又は両側に透明保護
層を有する偏光板。 - 【請求項3】 請求項1又は2において、片側又は両側
に粘着層を有する偏光板。 - 【請求項4】 請求項1〜3に記載の偏光板を液晶セル
の片側又は両側に有することを特徴とする液晶表示装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34591499A JP2001166138A (ja) | 1999-12-06 | 1999-12-06 | 偏光板及び液晶表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34591499A JP2001166138A (ja) | 1999-12-06 | 1999-12-06 | 偏光板及び液晶表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001166138A true JP2001166138A (ja) | 2001-06-22 |
Family
ID=18379864
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34591499A Pending JP2001166138A (ja) | 1999-12-06 | 1999-12-06 | 偏光板及び液晶表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001166138A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6765636B2 (en) | 2002-07-23 | 2004-07-20 | Seiko Epson Corporation | Liquid crystal display device and electronic apparatus |
WO2004068179A2 (en) * | 2003-01-24 | 2004-08-12 | Nitto Denko Corporation | Color correcting polarizer |
CN100442090C (zh) * | 2003-01-24 | 2008-12-10 | 日东电工株式会社 | 色校正偏振器 |
JP2013145404A (ja) * | 2013-04-09 | 2013-07-25 | Nitto Denko Corp | 偏光板および液晶表示装置 |
JP2015028661A (ja) * | 2014-10-16 | 2015-02-12 | 日東電工株式会社 | 偏光板および液晶表示装置 |
-
1999
- 1999-12-06 JP JP34591499A patent/JP2001166138A/ja active Pending
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