JP2001166071A - 計時装置および計時装置の制御方法 - Google Patents

計時装置および計時装置の制御方法

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JP2001166071A
JP2001166071A JP34938599A JP34938599A JP2001166071A JP 2001166071 A JP2001166071 A JP 2001166071A JP 34938599 A JP34938599 A JP 34938599A JP 34938599 A JP34938599 A JP 34938599A JP 2001166071 A JP2001166071 A JP 2001166071A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発電による電磁ノイズの影響を受けることな
く、データの受信を正確に行う。 【解決手段】 受信回路12が時刻データを受信してい
る際に、発電検出回路20によって発電部21が発電状
態であると判断された場合、制御回路14は、受信回路
12に対して、時刻データの受信を停止させるデータ受
信動作信号を送信し、受信回路12は、時刻データの受
信を停止する。そして、発電検出回路20によって発電
部21が非発電状態であると判断された場合には、制御
回路14は、受信回路12に対して、時刻データの受信
を再開させるデータ受信動作信号を送信し、受信回路1
2は、時刻データの受信を再開する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、計時装置および計
時装置の制御方法に係り、特に、電磁発電装置を内蔵す
る電波修正時計に関する。
【0002】
【従来の技術】外部から時刻データを受信し、現在表示
されている時刻を修正する時計に関する技術として、特
開平11−160464号公報に記載された太陽エネル
ギ駆動型無線制御時計がある。当該公報に記載された時
計は、照射された光を電気エネルギーに変換する太陽電
池によって発電された電力により駆動する時計であり、
高精度な時刻情報が含まれる標準電波を受信し時刻修正
を自動で行うものであり、時刻合わせ、日付修正および
電池交換が不要なメンテナンスフリーの時計である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、太陽電池を
利用した発電装置はユーザの周囲にある光エネルギーを
電気エネルギーに変換して使用するという面では非常に
すぐれているが、利用可能なエネルギー密度が低く、継
続して一定のエネルギーが得られないという問題があ
る。また、急速充電を行う場合には、強力な光エネルギ
ーを必要とし、二次電池が空になった場合などにはフル
充電するのに多大な時間を要するという問題がある。
【0004】これらを解決するために、太陽電池に代え
て、回転錘の運動エネルギーを電気エネルギーに変換す
る電磁発電装置を用いて発電するようにした。これによ
り、時計を振ることによっていつでも発電することが可
能となり、時計を腕に装着している場合等には安定した
エネルギーを得ることが可能となった。また、急速充電
を行う場合でも、時計を連続的に振れば短時間で充電す
ることが可能となった。
【0005】ところが、電磁発電装置を内蔵した時計に
おいては、外部から時刻データを受信している際に、電
磁発電装置によって発電が行われると、発電によって発
生した電磁ノイズの影響によって時刻データが正確に受
信されずに、誤判定をして誤った時刻を表示してしまう
おそれがあるという問題がある。これを、図8を参照し
て説明する。図8(a)は、電磁発電装置による発電波
形を示したものである。また、図8(b)は、電磁発電
装置による発電によって発生する電磁ノイズにより受信
アンテナに誘起した電圧を示したものである。このよう
に、電磁発電装置によって発電が行われた場合には、発
電により発生した電磁ノイズの影響によって、受信アン
テナに誘起電圧が生じてしまう。したがって、電磁発電
装置によって発電が行われている際に、受信アンテナに
よって時刻データを受信した場合には、受信アンテナに
生じた誘起電圧の影響によって、受信した時刻データに
ノイズが付加されてしまうため、正確な時刻データを受
信することができなくなってしまうという問題があっ
た。
【0006】本発明は、上述した事情に鑑みてなされた
ものであり、電磁発電装置による発電によって発生する
電磁ノイズの影響を受けることなく時刻データ等を受信
することが可能な計時装置およびその制御方法を提供す
ることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため、請求項1に記載の発明は、電磁発電により電力を
発電する発電手段と、前記発電手段の発電状態を検出す
る発電状態検出手段と、外部から予め定められた所定の
情報を受信する受信手段と、前記発電状態検出手段によ
り検出された発電状態に基づいて、前記受信手段による
受信を禁止する受信禁止手段とを備えたことを特徴とし
ている。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の
計時装置において、前記受信禁止手段は、前記発電状態
検出手段により少なくとも前記発電手段が発電状態であ
ると検出しいる期間に、前記受信手段による受信を禁止
することを特徴としている。
【0009】請求項3に記載の発明は、請求項1記載の
計時装置において、前記発電状態検出手段により検出さ
れた発電状態に基づいて、前記受信手段による受信を中
断する受信中断手段を備えたことを特徴としている。
【0010】請求項4に記載の発明は、請求項3記載の
計時装置において、前記受信中断手段は、前記受信手段
が前記情報を受信している際に、前記発電状態検出手段
により前記発電手段が発電状態であると検出された場合
に、前記受信手段による受信を中断することを特徴とし
ている。
【0011】請求項5に記載の発明は、請求項3記載の
計時装置において、前記受信中断手段により前記受信が
中断されている際に、前記発電状態検出手段により検出
された発電状態に基づいて、前記受信手段による受信を
再開する受信再開手段を備えたことを特徴としている。
【0012】請求項6に記載の発明は、請求項5記載の
計時装置において、前記受信再開手段は、前記発電検出
手段が非発電状態であると検出されてから予め定められ
た所定の時間が経過した後に、前記受信手段による受信
を再開することを特徴としている。
【0013】請求項7に記載の発明は、電磁発電により
電力を発電する発電手段と、前記発電手段の発電状態を
検出する発電状態検出手段と、外部から予め定められた
所定の情報を受信する受信手段と、前記発電状態検出手
段により前記発電手段が非発電状態であると検出された
場合に、前記情報を記憶する記憶手段と、を備えたこと
を特徴としている。
【0014】請求項8に記載の発明は、請求項1および
請求項7記載の計時装置において、前記発電手段は、回
転錘を有し、当該回転錘の運動エネルギーを電気エネル
ギーに変換して発電することを特徴としている。
【0015】請求項9に記載の発明は、請求項1および
請求項7記載の計時装置において、前記予め定められた
所定の情報は、時刻データであることを特徴としてい
る。
【0016】請求項10に記載の発明は、請求項9記載
の計時装置において、前記時刻データに基づいて、時刻
表示を修正する時刻表示修正手段を備えたことを特徴と
している。
【0017】請求項11に記載の発明は、電磁発電によ
り電力を発電する発電装置を備えた計時装置の制御方法
において、前記発電装置の発電状態を検出する発電状態
検出工程と、外部から予め定められた所定の情報を受信
する受信工程と、前記発電状態検出工程において検出さ
れた発電状態に基づいて、前記受信工程における受信を
禁止する受信禁止工程と、を備えたことを特徴としてい
る。
【0018】請求項12に記載の発明は、電力を発電す
る発電装置を備えた計時装置の制御方法において、前記
発電装置の発電状態を検出する発電状態検出工程と、外
部から予め定められた所定の情報を受信する受信工程
と、前記発電状態検出工程において検出された発電状態
に基づいて、前記情報が有効であるか否かを判断する有
効性判断工程と、前記有効性判断工程において前記情報
が有効であると判断された場合に、前記情報を記憶する
記憶工程と、を備えたことを特徴としている。
【0019】
【発明の実施の形態】[1]第1実施形態 [1.1]第1実施形態の概略構成 以下に図面を参照しながら本発明の第1実施形態につい
て説明する。図1は、第1実施形態における計時装置の
概略構成を示すものである。この計時装置1は、腕時計
であって、使用者は装置本体に連結されたベルトを手首
に巻き付けて使用するようになっている。本例の計時装
置1は、交流電力を発電する発電部21と、発電部21
からの交流電圧を整流する整流回路19と、整流回路1
9により整流された電圧を蓄電する高容量二次電源18
と、発電部21の発電状態を検出する発電検出回路20
と、発電検出回路20の検出結果に基づいて装置全体を
制御する制御回路14と、指針を指針駆動モータにより
駆動する運針部16と、制御回路14からの制御信号に
基づいて運針部16を駆動するモータ駆動回路15と、
時刻表示修正のために針位置を検出する針位置検出回路
17とを備えて構成されている。また、計時装置1は、
時刻データが重畳された長波標準電波(JJY;日本で
は40kHz)を受信するフェライトアンテナ11と、
フェライトアンテナ11によって受信された長波標準電
波を時刻データとして出力する受信回路12と、受信回
路12によって出力された時刻データを記憶する記憶回
路13とを備えて構成されている。以下、各構成部分に
ついて説明する。
【0020】[1.1.0]受信回路12の構成 まず、受信回路12の詳細構成について、図2を参照し
て説明する。受信回路は、フェライトアンテナ11によ
って受信された長波標準電波信号を増幅する増幅回路3
1と、増幅された長波標準電波信号から所望の周波数成
分のみを抜き出すバンドパスフィルタ32と、長波標準
電波信号を平滑化し復調する復調回路33と、増幅回路
31のゲインコントロールを行ない長波標準電波信号の
受信レベルが一定になるように制御するAGC(Automa
tic Gain Contorol)回路34と、復調された長波標準
電波信号をデコードして出力するデコード回路35とを
備えて構成されている。パワーセーブモード信号は制御
回路14から供給されており、受信回路12の動作モー
ドを制御している。通常の非受信時において受信回路1
2はパワーセーブ状態にあり電力消費はほとんどない状
態にある。一方、受信時において受信回路12はパワー
セーブ状態が解除され、アクティブ状態となりデータ受
信動作を行う。
【0021】ここで、図9および図10を参照して、時
刻データが重畳された長波標準電波信号の内容について
説明する。まず、図9に示される長波標準電波信号のタ
イムコードフォーマットは、1秒ごとに1つの信号が送
信され、60秒で1レコードとなるように構成されてい
る。長波標準電波信号として送信されてくる信号の種類
は、全部で3種類あり、“1”、“0”あるいは“P”
を表す信号が送信されてくる。これらの信号の種類は、
図10に示される各信号の振幅変調時間の長短により判
断される。図10(a)は、信号の種類が“1”となる
信号波形を示しており、信号の立ち上がりから0.5秒
間振幅が継続した場合に信号の種類が“1”であると判
断される。図10(b)は、信号の種類が“0”となる
信号波形を示しており、信号の立ち上がりから0.8秒
間振幅が継続した場合に“0”信号であると判断され
る。また、図10(c)は、信号の種類が“P”となる
信号波形を示しており、信号の立ち上がりから0.2秒
間振幅が継続した場合に“P”信号であると判断され
る。
【0022】また、図9に示されるように、長波標準電
波信号のタイムコードフォーマットには、項目として現
在時刻の分9a、時9bおよび現在年の1月1日からの
通算日9c等が含まれている。また、長波標準電波信号
のタイムコードフォーマット上に“N”が記されている
項目は、“1”を表す信号が送信されてきた場合には、
“ON”状態となり、その項目に対応付けられた数値は
時分等を算出する際の加算の対象となり、一方、“1”
以外の信号が送信されてきた場合には、“OFF”状態
となり、その項目に対応付けられた数値は時分等を算出
する際の加算の対象外となることを示している。具体的
に説明すると、例えば、分9aに該当する8秒間に長波
標準電波信号が“1、0、1、0、0、1、1、1”と
送信されてきた場合には、現在時刻の分が“40+10
+4+2+1=57”分であることを示している。ま
た、長波標準電波信号のタイムコードフォーマット上に
“P”および“0”が記されている項目については、固
定項目であり、長波標準電波信号とタイムコードフォー
マットとの同期を取るために用いられる。そして、
“P”が2回続けて送信された場合に、秒が“00”秒
であることを示す、つまり、分が次の分に切り替わるこ
とを示している。また、長波標準電波はセシウム原子時
計を基準としている。したがって、長波標準電波を受信
して時刻を修正する電波時計は、誤差が10万年に1秒
という非常に高い精度を得ることができる。
【0023】[1.1.1]発電部21の構成 次に、発電部21は、回転錘22、増速用輪列23、発
電用ロータ24、発電用ステータ25および発電コイル
26を備えている。発電部21には、発電用ロータ24
が発電用ステータ25の内部で回転し発電用ステータ2
5に接続された発電コイル26に誘起された電力を外部
に出力できる電磁誘導型の交流発電装置が備えられてい
る。
【0024】また、回転錘22は、発電用ロータ24に
運動エネルギーを伝達する手段として機能する。そし
て、この回転錘22の動きが増速用輪列23を介して発
電用ロータ24に伝達されるようになっている。この回
転錘22は、腕時計型の計時装置1では、ユーザの腕の
動きなどを捉えて装置内で旋回できるようになってい
る。したがって、ユーザの生活に関連したエネルギーを
利用して発電を行い、その電力を用いて計時装置1を駆
動できるようになっている。
【0025】[1.1.2]運針部16の構成 次に、運針部16は、秒針を駆動するための図示しない
秒モータと、分針および時針を駆動するための図示しな
い時分モータとを備えている。運針部16に用いられて
いる時分モータおよび秒モータは、パルスモータ、ステ
ッピングモータ、階動モータあるいはデジタルモータな
どとも称され、デジタル制御装置のアクチュエータとし
て多用されている、パルス信号により駆動されるモータ
である。近年、携帯に適した小型の電子装置あるいは情
報機器用のアクチュエータとして小型、軽量化されたス
テッピングモータが多く採用されている。このような電
子装置の代表的なものが電子時計、時間スイッチ、クロ
ノグラフといった計時装置である。また、針位置検出回
路17は、運針用の輪列機構に設けられた光センサー、
磁気センサーあるいは電気的な接点などによって現在の
針位置を検出する。
【0026】[1.1.3]モータ駆動回路14の構成 モータ駆動回路14は、時分モータに駆動パルスを供給
する図示しない時分駆動回路および秒モータに駆動パル
スを供給する図示しない秒駆動回路を備えている。時分
駆動回路および秒駆動回路は、制御回路14の制御に基
づいて、時分モータおよび秒モータに様々な駆動パルス
を供給する。
【0027】[1.1.4]発電検出回路20の構成 発電検出回路20の詳細構成について、図3を参照して
説明する。図3に示す発電検出回路20は、2個のPチ
ャネルトランジスタ43,44と、Pチャネルトランジ
スタ43,44のドレイン端子が電流引き込み側の端子
に接続されているコンデンサ45と、コンデンサ45に
並列に接続されていてコンデンサ45の電荷を放電する
ために用いられる高抵抗である抵抗46と、Pチャネル
トランジスタ43,44のドレイン端子が入力に接続さ
れているインバータ47と、インバータ47に直列に接
続されているインバータ48と、プルアップ抵抗41,
42から構成されている。Pチャネルトランジスタ4
3,44のゲート端子には、図1の発電コイル26の両
端の端子電圧が印加され、各ソース端子には、それぞれ
電圧Vddが印加される。コンデンサ45と抵抗46の
他方の端子には電圧Vssが印加される。インバータ4
8の出力信号が発電検出信号である。ここで、電圧Vs
sは、電圧Vdd(=GND)を基準としたときの負電
圧であり、Vddからの電位差を示している。また、抵
抗46は、数十Mから数Gオームの高抵抗である。
【0028】以上の構成において、発電装置21に起電
圧が発生すると、Pチャネルトランジスタ43,44が
交互にオンするようになり、コンデンサ45の端子間に
電圧が発生し、インバータ47への入力が“H”レベル
になるので、インバータ48から出力される発電検出信
号が“H”レベルになる。一方、発電装置21に起電圧
が発生していない場合には、Pチャネルトランジスタ4
3,44がオフしたままとなるので、コンデンサ45の
電荷が抵抗46によって放電されるので、コンデンサ4
5の端子間電圧が減少し、インバータ47への入力が
“L”レベルになるので、インバータ48から出力され
る発電検出信号が“L”レベルになる。ここで、発電検
出回路20には、プルアップ抵抗41,42が備えられ
ているため、発電装置21に起電圧が発生していない場
合には、残留磁界等による影響を受けることなく確実に
Pチャネルトランジスタ43,44をオフにすることが
できる。
【0029】[1.2]第1実施形態の動作 次に、図4および図5を参照して第1実施形態の動作に
ついて説明する。図4に動作フローチャートを示し、図
5に動作タイミングチャートを示す。まず、長波標準電
波の受信を開始する時間になると、発電検出回路20
は、発電部21の発電量を検出し、発電状態であるか否
かを判断する(ステップS1)。ステップS1の判断に
おいて、発電検出回路20によって、発電部21が発電
状態であると判断された場合には(ステップS1;Ye
s)、ステップS1に処理を移行する。したがって、発
電検出回路20は、発電部21を非発電状態と判断する
までステップS1の処理を繰り返す。一方、ステップS
1の判断において、発電検出回路20によって、発電部
21が非発電状態であると判断された場合には(ステッ
プS1;No)、制御回路14は、長波標準電波の受信
を開始させるデータ受信動作信号を受信回路12に対し
て出力し、データ受信動作信号を受信した受信回路12
は、フェライトアンテナ11を介して長波標準電波の受
信を開始する(ステップS2)。
【0030】具体的に説明すると、図5(a)に示す発
電検出信号が“L”(非発電状態)であるときの時刻t
1において、時刻受信処理を開始した場合には、発電検
出回路20によって発電部21が非発電状態であると判
断されるため、制御回路14は、図5(b)に示すデー
タ受信動作信号を“L”(非受信状態)から“H”(受
信状態)に切り替えて、長波標準電波の受信を開始させ
るためのデータ受信動作信号を受信回路12に対して出
力する。そして、受信回路12は、受信した長波標準電
波を復調およびデコード処理した後、時刻データとして
記憶回路13に出力する。
【0031】次に、発電検出回路20は、発電部21が
発電状態であるか否かを判断する(ステップS3)。ス
テップS3の判断において、発電検出回路20によっ
て、発電部21が発電状態であると判断された場合には
(ステップS3;Yes)、制御回路14は、長波標準
電波の受信を停止させるデータ受信動作信号を受信回路
12に対して出力し、受信回路12では、長波標準電波
の受信を停止する(ステップS6)。そして、記憶回路
13では、記憶していた時刻データを消去する(ステッ
プS7)。
【0032】具体的に説明すると、時刻t2において、
図5(a)に示す発電検出信号が“L”(非発電状態)
から“H”(発電状態)に切り替えられた場合に、発電
検出回路20は、発電部21が発電状態であると判断す
るため、制御回路14は、図5(b)に示すデータ受信
動作信号を“H”(受信状態)から“L”(非受信状
態)に切り替えて、長波標準電波の受信を停止させるた
めのデータ受信停止信号を受信回路12に対して出力す
る。そして、記憶回路13では、記憶していた時刻デー
タを消去する。
【0033】次に、発電検出回路20は、発電部21が
発電状態であるか否かを判断する(ステップS8)。ス
テップS8の判断において、発電検出回路20によっ
て、発電部21が発電状態であると判断された場合には
(ステップS8;Yes)、処理をステップS6に移行
する。一方、ステップS8の判断において、発電検出回
路20によって、発電部21が非発電状態であると判断
された場合には(ステップS8;No)、制御回路14
は、受信回路12による長波標準電波の受信を再開させ
るデータ受信動作信号を受信回路12に対して出力し、
受信回路12では、長波標準電波の受信を再開する(ス
テップS9)。そして、処理をステップS3に移行す
る。
【0034】具体的に説明すると、時刻t3において、
図5(a)に示す発電検出信号が“H”(発電状態)か
ら“L”(非発電状態)に切り替えられた場合に、発電
検出回路20は、発電部21が非発電状態であると判断
するため、時刻t4において、制御回路14は、図5
(b)に示すデータ受信動作信号を“L”(非受信状
態)から“H”(受信状態)に切り替えて、長波標準電
波の受信を再開させるためのデータ受信動作信号を受信
回路12に対して出力する。ここで、時刻t3と時刻t
4との間に所定の待ち時間を設けているのは、例えば、
計時装置を携帯しているとき等に発電があった場合に
は、その直後に再び発電が行われる可能性が高いことを
考慮したためである。そして、発電の発生状況は、計時
装置1の使用状態等によっても変わるため、使用状態等
を考慮した上で、処理効率の向上が図れる範囲内におい
て所定の待ち時間を設定している。
【0035】一方、ステップS3の判断において、発電
検出回路20によって、発電部21が非発電状態である
と判断された場合には(ステップS3;No)、制御回
路14は、記憶回路13に記憶された時刻データに基づ
いて、受信回路12による長波標準電波の受信が完了し
たか否かについて判断する(ステップS4)。ここで、
本実施形態においては、長波標準電波を3レコード(1
レコード1分)受信して、各レコードのデータ項目を比
較することにより、受信した長波標準電波の整合性を高
めている。ステップS4の判断において、制御回路14
によって、受信回路12が長波標準電波の受信を完了し
ていないと判断された場合には(ステップS4;N
o)、処理をステップS2に移行する。一方、ステップ
S4の判断において、制御回路14によって、受信回路
12が長波標準電波の受信を完了していると判断された
場合には(ステップS4;Yes)、制御回路14は、
記憶回路13に記憶された時刻データおよび針位置検出
回路17によって検出された針位置データに基づいて、
時刻表示の修正を行う(ステップS5)。
【0036】[1.3]第1実施形態の変形例 [1.3.1]第1変形例 なお、上述した第1実施形態において、受信回路12が
長波標準電波の受信を停止した場合に、記憶回路13
は、記憶していた時刻データを消去しているが、時刻デ
ータを消去せずに、受信回路12が長波標準電波の受信
を再開したときに、記憶されている時刻データが利用で
きるか否かを判断し、利用できる時刻データに関しては
そのまま記憶を保持してもよい。要するに、受信を停止
している間に送信された長波標準電波が、時、分および
通算日の各データ以外であった場合には、既に記憶され
ている時、分および通算日の各データには何ら影響がな
いため、既に記憶されている時、分および通算日の各デ
ータをそのまま利用すればよい。また、受信を停止して
いる間に送信された長波標準電波が、時および通算日の
各データであった場合でも、通算日データは24時間ご
と、時データは60分ごとに変更されるだけであるた
め、長波標準電波の受信を停止してしている間に時およ
び通算日の各データが変更されない限り、既に記憶され
ている時および通算日の各データをそのまま利用すれば
よい。これにより、長波標準電波を受信している際に発
電された場合であっても、それ以前に受信して記憶して
いた時刻データを有効に利用することができるため、受
信処理をより効率的に行うことが可能となる。
【0037】[1.3.2]第2変形例 また、上述した第1実施形態において、受信回路12が
長波標準電波の受信を再開する際に、所定の待ち時間を
設けているが、所定の待ち時間を設けずに長波標準電波
の受信を再開してもよい。この場合、制御回路14は、
図5(b)に示すデータ受信動作信号を、時刻t3にお
いて“L”(非受信状態)から“H”(受信状態)に切
り替えることになる。
【0038】[1.4]第1実施形態の効果 以上の説明のように本第1実施形態によれば、長波標準
電波を受信している際に、発電検出回路20によって発
電が検出された場合には、長波標準電波の受信を中断
し、発電が検出されなくなってから再び長波標準電波の
受信を開始するため、発電による電磁ノイズの影響によ
って誤受信をすることなく、正確に長波標準電波の受信
を行うことができる。また、本第1実施形態によれば、
発電検出時において誤受信の可能性があるときは受信回
路12の動作を停止させているため、不必要な電力消費
を抑えることができる。
【0039】[2]第2実施形態 [2.1]第2実施形態の構成 第2実施形態の構成は、第1実施形態の構成と同様とな
っている。本第2実施形態が、第1実施形態と異なる点
は、第1実施形態が、長波標準電波を受信している際に
発電が検出された場合に、長波標準電波の受信を停止す
るのに対し、長波標準電波の受信はそのまま継続し、発
電が検出されている間の長波標準電波を無効なデータと
して取り扱う点である。
【0040】[2.2]第2実施形態の動作 次に、図6および図7を参照して第2実施形態の動作に
ついて説明する。図6に動作フローチャートを示し、図
7に動作タイミングチャートを示す。まず、長波標準電
波の受信を開始する時間になると、制御回路14は、長
波標準電波の受信を開始させるデータ受信動作信号を受
信回路12に対して出力し、受信回路12では、フェラ
イトアンテナ11を介して長波標準電波の受信を開始す
る(ステップS11)。
【0041】具体的に説明すると、長波標準電波の受信
を開始する時間となる時刻t11において、図7(b)
に示すデータ受信動作信号が、制御回路14によって、
“L”(非受信状態)から“H”(受信状態)に切り替
えられることにより、受信回路12は、長波標準電波の
受信を開始する。
【0042】また、発電検出回路20は、発電部21が
発電状態であるか否かを判断する(ステップS12)。
ステップS12の判断において、発電検出回路20によ
って、発電部21が非発電状態であると判断された場合
に(ステップS12;No)、制御回路14は、受信し
た長波標準電波を出力させる受信データ出力信号を受信
回路12に対して出力し、受信回路12では、受信した
長波標準電波を時刻データとして記憶回路13に出力す
る。そして、記憶回路13では、受信回路12から受信
した時刻データを記憶する(ステップS13)。
【0043】具体的に説明すると、長波標準電波の受信
を開始する時間となる時刻t11において、図7(c)
に示す受信データ出力信号が、制御回路14によって、
“L”(非出力状態)から“H”(出力状態)に切り替
えられることにより、受信回路12は、受信した長波標
準電波を時刻データとして記憶回路13に出力する。こ
こで、制御回路14は、図7(a)に示す発電検出信号
が、時刻t11において、“L”(非発電状態)である
ため、受信回路12によって現在受信されている長波標
準電波は有効なデータであることを示す有効データ信号
を記憶回路13に対して出力する。そして、記憶回路1
3では、有効データ信号を受信している間(時刻t11
から時刻t12までの間)に受信回路12によって受信
された長波標準電波を時刻データとして記憶する。
【0044】次に、制御回路14は、記憶回路13に記
憶された時刻データに基づいて、受信回路12による長
波標準電波の受信が完了したか否かについて判断する
(ステップS14)。ここで、本実施形態においては、
長波標準電波を3レコード(1レコード1分)受信し
て、各レコードのデータ項目を比較することにより、受
信した長波標準電波の整合性を高めている。ステップS
14の判断において、制御回路14によって、受信回路
12が長波標準電波の受信を完了していないと判断され
た場合には(ステップS14;No)、処理をステップ
S12に移行する。一方、ステップS14の判断におい
て、制御回路14によって、受信回路12が長波標準電
波の受信を完了していると判断された場合には(ステッ
プS4;Yes)、制御回路14は、記憶回路13に記
憶された時刻データおよび針位置検出回路17によって
検出された針位置データに基づいて、時刻表示の修正を
行う(ステップS15)。
【0045】また、ステップS12の判断において、発
電検出回路20によって、発電部21が発電状態である
と判断された場合には(ステップS12;Yes)、制
御回路14は、受信した時刻データを出力させる受信デ
ータ出力信号を受信回路12に対して引き続き出力する
とともに、記憶回路13に対しては、現在受信回路12
によって受信されている長波標準電波が無効なデータで
あることを示す無効データ信号を出力する。そして、記
憶回路13では、受信回路12から出力された時刻デー
タの記憶を中止するとともに、既に記憶していた時刻デ
ータを消去する(ステップS16)。そして、処理をス
テップS12に移行する。
【0046】具体的に説明すると、図7(a)に示す発
電検出信号が、時刻t12において、“L”(非発電状
態)から“H”(発電状態)に切り替えられた場合に、
発電検出回路20は、発電部21が発電状態であると判
断するため、制御回路14は、受信回路12によって現
在受信されている長波標準電波は無効なデータであるこ
とを示す無効データ信号を記憶回路13に対して出力す
る。そして、記憶回路13では、無効データ信号を受信
している間(時刻t12から時刻t13までの間)に受
信回路12によって受信された長波標準電波については
時刻データとして記憶しないこととなる。また、図7
(a)に示す発電検出信号が、時刻t13において、
“H”(発電状態)から“L”(非発電状態)に切り替
えられた場合に、発電検出回路20は、発電部21が非
発電状態であると判断するため、制御回路14は、受信
回路12によって現在受信されている長波標準電波は有
効なデータであることを示す有効データ信号を記憶回路
13に対して出力する。そして、記憶回路13では、有
効データ信号を受信している間(時刻t13以降)に受
信回路12によって受信された時刻データを記憶する。
【0047】[2.3]第2実施形態の変形例 なお、上述した第2実施形態において、発電検出回路2
0によって、発電部21が発電状態であると判断された
場合に、記憶回路13は、記憶していた時刻データを消
去しているが、時刻データを消去せずに、発電検出回路
20によって、発電部21が非発電状態であると判断さ
れ、記憶回路13が時刻データの記憶を再開する際に、
既に記憶されている時刻データが利用できるか否かを判
断し、利用できる時刻データに関してはそのまま記憶を
保持してもよい。要するに、時刻データの記憶を中止し
ている間に送信された長波標準電波が、時、分および通
算日の各データ以外であった場合には、既に記憶されて
いる時、分および通算日の各データには何ら影響がない
ため、既に記憶されている時、分および通算日の各デー
タをそのまま利用すればよい。また、時刻データの記憶
を中止している間に送信された長波標準電波が、時およ
び通算日の各データであった場合でも、通算日データは
24時間ごと、時データは60分ごとに変更されるだけ
であるため、長波標準電波の記憶を中止している間に時
および通算日の各データが変更されない限り、既に記憶
されている時および通算日の各データをそのまま利用す
ればよい。これにより、長波標準電波を受信している際
に発電された場合であっても、それ以前に受信して記憶
していた時刻データを有効に利用することができるた
め、受信処理をより効率的に行うことが可能となる。
【0048】[2.4]第2実施形態の効果 以上の説明のように本第2実施形態によれば、長波標準
電波を受信している際に、発電検出回路20によって発
電が検出された場合には、発電が検出されている際に受
信された長波標準電波を無効なデータとして破棄するこ
とにより、発電による電磁ノイズの影響によって誤受信
をすることなく、正確に時刻データの受信を行うことが
できる。また、本第2実施形態によれば、受信回路12
は、発電検出時においても停止ぜずに連続的に動作して
いるため、発電状態から非発電状態に切り替わった場合
においてもすばやく有効なデータを蓄えることができ、
データ受信に要する時間を短縮することができる。
【0049】[3]変形例 [3.1]第1変形例 なお、上述した各実施形態においては、発電部21に備
えられた発電装置の例として電磁誘導型発電機を挙げて
いるが、ピエゾ素子を有する発電装置であってもよい。
また、上記発電装置が2種類以上併存する計時装置でも
よい。さらに、電磁発電機と電磁発電機以外の太陽電池
および熱発電等の発電装置を併用する計時装置でもよ
い。
【0050】[3.2]第2変形例 また、上述した各実施形態において、整流回路19は、
半波整流あるいは全波整流のいずれであってもよい。ま
た、また、整流回路19としてダイオードを使ってもよ
いし、能動素子を複数個使ってもよい。
【0051】[3.3]第3変形例 また、上述した各実施形態においては、指針駆動モータ
として、時分針および秒針をそれぞれ単独で駆動させる
時分モータおよび秒モータを用いているが、時分秒針を
全て駆動させる1つの指針駆動モータであってもよい
し、時針と分針と秒針とをそれぞれ単独で駆動させる3
つの指針駆動モータであってもよい。さらに、秒表示は
液晶表示で行い、時分針のみをモータで駆動する構成で
あってもよいし、時刻および日付表示の全てが液晶表示
であってもよい。
【0052】[3.4]第4変形例 また、上述した各実施形態においては、時刻情報を重畳
している長波標準電波を受信するアンテナとしてフェラ
イトアンテナ11を用いているが、時刻情報を重畳して
いるFM多重放送(76MHzから108MHz)を受
信する場合には、ループアンテナあるいはフェライトア
ンテナを用いてもよいし、GPS衛星からの時刻情報を
重畳している電波(1.5GHz)を受信する場合に
は、マイクロストリップアンテナあるいはヘリカルアン
テナを用いてもよい。
【0053】[3.5]第5変形例 また、上述した各実施形態においては、発電検出回路2
0に備えられたコンデンサ45の電荷を放電するため
に、高抵抗である抵抗46を用いているが、数nA程度
の微少定電流源を用いてもよい。
【0054】[3.6]第6変形例 また、上述した各実施形態においては、計時装置を例示
して説明しているが、計時装置に限らず、発電機を内蔵
した携帯用電子機器等であってもよい。本発明により、
発電機を内蔵した携帯用電子機器等が外部から電波等を
受信する場合においても、発電機の発電による電磁ノイ
ズの影響により誤受信することなく、正確に電波等の受
信を行うことができる。
【0055】[3.7]第7変形例 また、上述した各実施形態においては、発電検出回路2
0によって検出された電磁発電機の発電状態に基づい
て、受信動作を停止したり受信データを無効にしたりし
ているが、これに限る必要はなく、磁気センサー等によ
って検出された電磁発電機の発電磁界(電磁ノイズ)に
基づいて、受信動作を停止したり受信データを無効にし
たりしてもよい。
【0056】[4]その他の発明の態様 第1の態様は、電磁発電により電力を発電する発電装置
を備えた計時装置の制御方法において、前記発電装置の
発電状態を検出する発電状態検出工程と、外部から予め
定められた所定の情報を受信する受信工程と、前記発電
状態検出工程において検出された発電状態に基づいて、
前記受信工程における受信を禁止する受信禁止工程と、
を備えたことを特徴としている。
【0057】第2の態様は、第1の態様の計時装置の制
御方法において、前記受信禁止工程は、前記発電状態検
出工程により少なくとも前記発電装置が発電状態である
と検出しいる期間に、前記受信工程における受信を禁止
することを特徴としている。
【0058】第3の態様は、第1の態様の計時装置の制
御方法において、前記発電状態検出工程において検出さ
れた発電状態に基づいて、前記受信工程における受信を
中断する受信中断工程を備えたことを特徴としている。
【0059】第4の態様は、第3の態様の計時装置の制
御方法において、前記受信中断工程は、前記受信工程が
前記情報を受信している際に、前記発電状態検出工程に
おいて前記発電装置が発電状態であると検出された場合
に、前記受信工程における受信を中断することを特徴と
している。
【0060】第5の態様は、第3の態様の計時装置の制
御方法において、前記受信中断工程により前記受信が中
断されている際に、前記発電状態検出工程において検出
された発電状態に基づいて、前記受信工程における受信
を再開する受信再開工程を備えたことを特徴としてい
る。
【0061】第6の態様は、第5の態様の計時装置の制
御方法において、前記受信再開工程は、前記発電検出工
程が非発電状態であると検出されてから予め定められた
所定の時間が経過した後に、前記受信工程における受信
を再開することを特徴とする計時装置。
【0062】第7の態様は、電磁発電により電力を発電
する発電装置を備えた計時装置の制御方法において、前
記発電装置の発電状態を検出する発電状態検出工程と、
外部から予め定められた所定の情報を受信する受信工程
と、前記発電状態検出工程において前記発電装置が非発
電状態であると検出された場合に、前記情報を記憶する
記憶工程と、を備えたことを特徴としている。
【0063】第8の態様は、第1の態様および第7の態
様の計時装置の制御方法において、前記発電装置は、回
転錘を有し、当該回転錘の運動エネルギーを電気エネル
ギーに変換して発電することを特徴としている。
【0064】第9の態様は、第1の態様および第7の態
様の計時装置の制御方法において、前記予め定められた
所定の情報は、時刻データであることを特徴としてい
る。
【0065】第10の態様は、第9の態様の計時装置の
制御方法において、前記時刻データに基づいて、時刻表
示を修正する時刻表示修正工程を備えたことを特徴とし
ている。
【0066】
【発明の効果】上述したように本発明によれば、発電装
置による発電によって発生する電磁ノイズの影響によっ
て誤受信をすることなく、正確に外部からデータを受信
することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】各実施形態における計時装置の概略構成を示す
図である。
【図2】各実施形態における受信回路の構成を示すブロ
ック図である。
【図3】各実施形態における発電検出回路の構成を示す
ブロック図である。
【図4】第1実施形態における時刻表示修正処理の動作
フローチャートである。
【図5】第1実施形態における時刻表示修正処理の動作
タイミングチャートである。
【図6】第2実施形態における時刻表示修正処理の動作
フローチャートである。
【図7】第2実施形態における時刻表示修正処理の動作
タイミングチャートである。
【図8】発電部の発電により発生する受信アンテナの誘
起電圧を示す図である。
【図9】長波標準電波信号のタイムコードフォーマット
を示す図である。
【図10】長波標準電波信号の信号の種類を説明する図
である。
【符号の説明】
1……計時装置、 11……アンテナ、 12……受信回路(受信手段)、 13……記憶回路(記憶手段)、 14……制御回路(受信禁止手段、受信中断手段、受信
再開手段、有効性判断手段、時刻表示修正手段)、 15……モータ駆動回路、 16……運針機構、 18……高容量二次電源、 19……整流回路、 20……発電検出回路(発電状態検出手段)、 21……発電部(発電手段)

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電磁発電により電力を発電する発電手段
    と、 前記発電手段の発電状態を検出する発電状態検出手段
    と、 外部から予め定められた所定の情報を受信する受信手段
    と、 前記発電状態検出手段により検出された発電状態に基づ
    いて、前記受信手段による受信を禁止する受信禁止手段
    とを備えたことを特徴とする計時装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の計時装置において、 前記受信禁止手段は、前記発電状態検出手段により少な
    くとも前記発電手段が発電状態であると検出しいる期間
    に、前記受信手段による受信を禁止することを特徴とす
    る計時装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の計時装置において、 前記発電状態検出手段により検出された発電状態に基づ
    いて、前記受信手段による受信を中断する受信中断手段
    を備えたことを特徴とする計時装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の計時装置において、 前記受信中断手段は、前記受信手段が前記情報を受信し
    ている際に、前記発電状態検出手段により前記発電手段
    が発電状態であると検出された場合に、前記受信手段に
    よる受信を中断することを特徴とする計時装置。
  5. 【請求項5】 請求項3記載の計時装置において、 前記受信中断手段により前記受信が中断されている際
    に、前記発電状態検出手段により検出された発電状態に
    基づいて、前記受信手段による受信を再開する受信再開
    手段を備えたことを特徴とする計時装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の計時装置において、 前記受信再開手段は、前記発電検出手段が非発電状態で
    あると検出されてから予め定められた所定の時間が経過
    した後に、前記受信手段による受信を再開することを特
    徴とする計時装置。
  7. 【請求項7】 電磁発電により電力を発電する発電手段
    と、 前記発電手段の発電状態を検出する発電状態検出手段
    と、 外部から予め定められた所定の情報を受信する受信手段
    と、 前記発電状態検出手段により前記発電手段が非発電状態
    であると検出された場合に、前記情報を記憶する記憶手
    段と、 を備えたことを特徴とする計時装置。
  8. 【請求項8】 請求項1および請求項7記載の計時装置
    において、 前記発電手段は、回転錘を有し、当該回転錘の運動エネ
    ルギーを電気エネルギーに変換して発電することを特徴
    とする計時装置。
  9. 【請求項9】 請求項1および請求項7記載の計時装置
    において、 前記予め定められた所定の情報は、時刻データであるこ
    とを特徴とする計時装置。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の計時装置において、 前記時刻データに基づいて、時刻表示を修正する時刻表
    示修正手段を備えたことを特徴とする計時装置。
  11. 【請求項11】 電力を発電する発電装置を備えた計時
    装置の制御方法において、 前記発電装置の発電状態を検出する発電状態検出工程
    と、 外部から予め定められた所定の情報を受信する受信工程
    と、 前記発電状態検出工程において検出された発電状態に基
    づいて、前記受信工程における受信を禁止する受信禁止
    工程と、 を備えたことを特徴とする計時装置の制御方法。
  12. 【請求項12】 電磁発電により電力を発電する発電装
    置を備えた計時装置の制御方法において、 前記発電装置の発電状態を検出する発電状態検出工程
    と、 外部から予め定められた所定の情報を受信する受信工程
    と、 前記発電状態検出工程において検出された発電状態に基
    づいて、前記情報が有効であるか否かを判断する有効性
    判断工程と、 前記有効性判断工程において前記情報が有効であると判
    断された場合に、前記情報を記憶する記憶工程と、 を備えたことを特徴とする計時装置の制御方法。
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