JP2001165904A - キャピラリ電気泳動装置およびキャピラリアレイアッセンブリ - Google Patents

キャピラリ電気泳動装置およびキャピラリアレイアッセンブリ

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JP2001165904A JP2000295461A JP2000295461A JP2001165904A JP 2001165904 A JP2001165904 A JP 2001165904A JP 2000295461 A JP2000295461 A JP 2000295461A JP 2000295461 A JP2000295461 A JP 2000295461A JP 2001165904 A JP2001165904 A JP 2001165904A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 共通電極に電気的に接続される電極とキャピ
ラリとの対を構成し、キャピラリアレイをセットする際
の煩雑さを排除する。 【解決手段】サンプルプレート5側のウエルのピッチに
合わせて設けた各キャピラリ2aの近傍(ウエルのエリ
ア内)に設けた電極23を共通電極部24と電気的に接
触させて、キャピラリ2aと電極23と共通電極部24
は一体化し、電気泳動装置へは共通電極部24に電圧を
印加することで各キャピラリ用電極23に電圧を印加す
ることを特徴とするものである。これにより、安価なマ
イクロタイタープレート等を使用し、同時に挿入、脱着
が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キャピラリ電気泳
動装置およびキャピラリアレイ(複数のキャピラリであ
って、例えば脱着可能に加工を施したものをいう)に係
り、特に複数の毛細管または微細流路を泳動分離媒体と
して用いて、DNA(デオキシリボ核酸)などの生体試
料を分析するDNAシーケンサ(DNA塩基配列解析装
置)に用いるのに好適なキャピラリ電気泳動装置(以
下、電気泳動装置という)およびそれに用いるキャピラ
リに関するものである。
【0002】
【従来の技術】長大な塩基配列をもつDNAの塩基配列
決定には、2枚のガラスプレートでゲルを挾みこみ、ガ
ラスプレートの両端に電圧を印加して試料であるDNA
を電気泳動させる従来の平板ゲル方式から石英の毛細管
(以下、キャピラリという)内にゲルを充填して、その
両端に電圧をかけて試料を電気泳動させるキャピラリ電
気泳動装置に移行している。
【0003】キャピラリ電気泳動装置は、平板ゲル方式
に比べて、高速かつ高感度な分析が可能であり、また電
気泳動電流による自己発熱からのジュール熱の影響も受
けにくいため、電気泳動解析に良好な分解能を与えるこ
とができる。
【0004】近年、1つの電気泳動装置で、単位時間当
たりの分析可能数を増やすため、複数のキャピラリをセ
ットし、複数の試料のDNA解析を同時に実行可能な電
気泳動装置が普及しつつある。
【0005】これらの装置では、キャピラリへの試料の
導入、または電気泳動中に、キャピラリの試料導入側に
電圧を印加する方法として、サンプルをセットしてある
サンプルプレートや電気泳動用バッファ槽そのものを金
属など導体で構成するか、またはこれらに電極を内蔵さ
せるものが多い。
【0006】特開平10−206382号公報に記載さ
れている技術のように、各キャピラリの試料導入部分の
周囲を覆うような電極構造を電気泳動装置に持たせ、且
つ同時に電気泳動装置に各電極に接続した配線パターン
を介して高電圧を印加して電気泳動を行う方式もある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のサンプルプレー
トや電気泳動用バッファ槽そのものを金属など導体で構
成する技術では、分析者は大量の試料のDNA解析に上
記のような各DNA解析装置に固有な電圧印加構造をも
つサンプルプレートを大量に準備しなければならない。
このことは分析に関するランニングコストを増大させ、
且つ分析者への負担が大きくなるという問題があった。
【0008】次に、電気泳動装置としては汎用のマイク
ロタイタープレートなどを使用できることが望ましい
が、このマイクロタイタープレートには勿論電気泳動装
置に接続できる電極部を備えていない。したがって、電
気泳動装置に電極を内蔵させる技術を用いることができ
ない。
【0009】さらに、各キャピラリの試料導入部分の周
囲を覆うような電極構造部を持たせると共に、各電極構
造部に接続した配線パターンを有し、且つ高電圧を印加
する電気泳動装置では、キャピラリの交換作業が大変に
煩雑となる。
【0010】さらに、キャピラリは寿命があり、用途に
よっては異なる長さのキャピラリをセットし直して分析
する必要がある。このとき、分析者は複数のキャピラリ
を1本、1本電気泳動装置にセットしなければならず、
非常に手間のかかるという問題点がある。
【0011】また、この方式は、試料をキャピラリに導
入するために、予め筒状の電極をサンプルプレート内の
サンプルに接触させておき、後にサンプルプレートを駆
動し移動させて前記キャピラリを筒状の電極の内側に挿
入してサンプルに接触させるというものであり、外径が
数百μmの複数のキャピラリを筒状の電極内に同時に挿
入するには、サンプルプレートの駆動部に非常な精度を
要求するか、または、筒状の電極に十分な余裕をもった
内径を持たせなければならない。
【0012】電極の筒を細くして、前記駆動部に精度を
持たせた場合、筒状の電極内面とキャピラリ外面間の隙
間に毛細管現象によって、前回測定した試料が残留し、
精度のよい泳動分析ができなくなるという問題点があ
る。
【0013】電極の筒を太くして、駆動部に精度を要求
しなければ、上記の毛細管現象による別試料の混入の可
能性も低下するが、電極が太いため、底部に行くに従
い、狭くなる逆円錐状のサンプルプレートのウェル底部
には電極の下端が届かないという問題点がある。
【0014】前記電極が下端が届かないことにより、試
料やバッファ液と接触しなければ、原理的に試料の導入
や電気泳動は不可能である。したがって、前記試料やバ
ッファ液と接触させるようにし、且つ汎用のマイクロタ
イタープレートを使用するとするならば、試料やバッフ
ァ液の液面を上昇させるためには、最小試料量は大きく
設定しなければならないという問題点があった。
【0015】本発明は、かかる従来技術の問題点を解決
するためになされたものであり、分析に関するランニン
グコストと分析者への負担を減じ、キャピラリの交換作
業およびセットを容易にし、精度のよい分析ができ、最
小試料量の設定が小さくできるキャピラリー電気泳動装
置を提供することを第一の目的とする。
【0016】また、分析に関するランニングコストと分
析者への負担を減じ、キャピラリの交換作業およびセッ
トを容易にし、精度のよい分析ができ、最小試料量の設
定が小さくできるキャピラリアレイを提供することを第
二の目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、特許請
求の範囲に記載の発明によって達成される。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の実施態様によれば、電気
泳動路を形成する複数のキャピラリを有し、一端は試料
供給部を、他端は試料検出部を構成するキャピラリアレ
イと、前記試料供給部に、前記複数の各キャピラリと対
をなして設けられた複数の電極部材、前記複数の電極部
材と電気的に接続され、かつ前記キャピラリアレイに電
圧を印加する電源に接続された導電性部材、及び前記キ
ャピラリアレイ、電極部材ならびに導電性部材を保持す
るキャピラリアレイホルダとを有するキャピラリアッセ
ンブリと、前記各キャピラリと電極部材の対に対応した
位置に試料担持部を有するサンプル保持部と、前記サン
プル保持部を載置する試料移動台を具備したキャピラリ
電気泳動装置が提供される。
【0019】また、本発明の実施態様によれば、電気泳
動路を形成する複数のキャピラリを有し、一端は試料供
給部を、他端は試料検出部を構成するキャピラリアレイ
と、前記試料供給部に、前記複数の各キャピラリと対を
なして設けられた複数の電極部材、前記複数の電極部材
と電気的に接続され、かつ前記キャピラリアレイに電圧
を印加する電源に接続された導電性部材、及び前記キャ
ピラリアレイ、電極部材ならびに導電部材を保持するキ
ャピラリアレイホルダを具備するキャピラリアレイアッ
センブリが提供される。
【0020】請求項2に記載の第一の発明に係るキャピ
ラリー電気泳動装置の構成は、試料を収納する複数のウ
ェルを有するサンプルプレートと、電気泳動させるため
のバッファ液を収納するバッファタンクと、前記サンプ
ルプレートおよびバッファタンクを載置するオートサン
プラと、ゲルが充填され、前記ウェルに1本ずつ挿入し
試料と接触させて試料を吸引しおよびバッファ液と接触
させ電気泳動路を形成する複数のキャピラリと、前記複
数のキャピラリの近傍にそれぞれ設けられた複数の電極
部材と、前記複数の電極部材と電気的に接触する導電性
部材と、前記複数のキャピラリおよび前記複数の電極部
材ならびに前記導電性部材を一体として保持するキャピ
ラリアレイホルダと、前記キャピラリの始端部と終端部
の両端に電圧を印加させる電源部と、前記オートサンプ
ラと前記電源部とを制御する制御装置とを少なくとも具
備したことを特徴とするものである。
【0021】上記構成のキャピラリ電気泳動装置を簡単
に説明する。分析者の負担を軽減するために、市販のマ
イクロタイタープレートを使用できる構成とし、サンプ
ルプレート、バッファ用容器には電極構造を持たせな
い。
【0022】キャピラリに電圧を印加するための電極部
は、電気泳動装置から脱着可能にキャピラリアレイと一
体化してしたものである。このようにして、キャピラリ
のセット時の煩雑さを解消する。前記電極部は、キャピ
ラリ近傍に微小間隔、例えば、1mm程度の距離をおい
て、当該キャピラリと平行に配設した金属線を電極部と
したものである。
【0023】また、前記キャピラリは、前記キャピラリ
の外形とほぼ同じ内径をもつ円筒形の電極内に当該キャ
ピラリを挿入して構成し、さらに前記電極とキャピラリ
を接着して別試料の混入する隙間を与えないようにする
ようにしたものである。さらに、前記キャピラリは、キ
ャピラリの外壁に金属薄膜または導電性材料を蒸着して
電極部としたものである。
【0024】以上の手段により、汎用の安価なマイクロ
タイタープレート等をサンプルプレートとして使用が可
能となり、寿命があり且つ分析に応じて交換する必要の
あるキャピラリアレイを同時にセットできると共に煩雑
さを排除し、別試料の混入を防止して安定したDNA解
析が可能となるものである。
【0025】以下、本発明の複数の実施例を説明する。
図1ないし図7を参照して、第一の発明に係るキャピラ
リー電気泳動装置および第二の発明に係るキャピラリー
アッセンブリの実施例を説明する。
【0026】図1は、DNAシーケンサ用キャピラリ電
気泳動装置の説明図、図2は、図1の電気泳動装置にお
ける電極部の説明図、図3は、図2の電気泳動装置にお
ける電源部の接続説明図、図4は、図1の電気泳動装置
における他の電極部の説明図、図5は、図1の電気泳動
装置におけるさらに他の電極部の説明図、図6は、図1
の電気泳動装置におけるさらに他の電極部の説明図、図
7はキャピラリアッセンブリの説明図である。
【0027】〔実施例1〕まず、第一の発明に係るDN
Aシーケンサ用に最適なキャピラリ電気泳動装置の全体
の構成を説明する。図1において、1はDNAシーケン
サ用キャピラリ電気泳動装置(電気泳動装置という)、
2はキャピラリアレイ、2aはキャピラリ、3は空気恒
温槽、5はサンプルプレート、6はバッファタンク、7
はXYZ方向に移動自在なオートサンプラ、8はキャピ
ラリアレイを固定するアレイホルダ(以下、アレイホル
ダという)、9はゲルブロック、10は電気泳動グラン
ド、12はゲル充填用シリンジ、13は光照射分析部、
40は電源部、50は制御計算機である。
【0028】図1において、キャピラリアレイ2は2本
以上のキャピラリ2aからなり、アレイホルダ8で固定
されて、電気泳動部を構成している。キャピラリアレイ
2の大部分が空気恒温槽3に格納されるようにセットさ
れている。空気恒温槽3は、その外周部を一部を除き断
熱材で覆うようにし、前記断熱材の除かれた一部には空
気恒温槽内の空気に接触させる加熱もしくは加熱・冷却
のいずれかの素子が設けられている。
【0029】キャピラリアレイ2の先端の近くには、試
料をセットするサンプルプレート5が配設されている。
さらにサンプルプレート5の近傍には、キャピラリアレ
イ2へ電圧印加時の放電を防止し、試料を電気泳動する
ためのバッファ液を収容するバッファタンク6が配設さ
れている。サンプルプレート5は市販のマイクロタイタ
ープレートが用いられている。以下、サンプルプレート
5は、マイクロタイタープレートを指すこととする。前
記サンプルプレート5としては、アクリル樹脂等の合成
樹脂で構成され、平面形状は矩形であり、8×12=9
6個のウエル21が行列状に設けられている。
【0030】ウエル21は、サンプルプレート5の上面
側から底部に向い、テーパ部が形成された断面形状を有
する。これにより、試料の注入・導入の際、その作業が
容易となる。
【0031】サンプルプレート5およびバッファタンク
6はXYZ方向に移動可能なオートサンプラ7上に載置
されている。オートサンプラ7は電気泳動装置1の匡体
底面に取り付けられ、制御計算機50が、前後、左右方
向および上下方向に位置決めし、移動モータ(図示しな
い)が制御され、移動するようになっている。
【0032】キャピラリアレイ2は、キャピラリ2aの
16本(8×2)が行列状に配置され、その内部には電
気泳動分離用のゲルが充填されている。キャピラリアレ
イ2のサンプルプレート5に対応する先端側は、アレイ
ホルダ8により固定され、キャピラリアレイ2の他の先
端側は、ゲルブロック9と接続されて固定されている。
【0033】ゲルブロック9にはキャピラリアレイ2と
の接続部から、電気泳動グランド10まで分離媒体であ
るゲル(ポリマー)が充填されており、電源部40が電
気泳動グランド10の接地極側と接続されている。前記
電気泳動グランド10は、電気泳動装置1の匡体底面に
取付けられている。
【0034】サンプルプレート5のウエル21のピッチ
に応じたピッチでキャピラリ2aをアレイホルダ8の配
列されている。一例として図示では8本である。そし
て、キャピラリ2aが取り付けられているアレイホルダ
8は、当該キャピラリと、金属線電極、共通電極からな
る電極部(図示せず)とが一体的に構成されている。こ
の一体化電極構造については後述する。この電極部には
電源部40の高圧側が接続されている。
【0035】キャピラリアレイ2の泳動終端部の近くに
は、光分析部13が配設されている。この光分析部13
はキャピラリアレイ2の透明窓(図示しない)を介し
て、例えばキャピラリアレイ2中の試料を照射して励起
させるレーザ光源(図示しない)と、前記励起によって
発生した励起光を検出する光センサとから構成されてい
る。この光センサの信号から、制御計算機50でDNA
の塩基配列を決定したり、DNAの種類を識別する。
【0036】なお、電気泳動装置1には、一回の電気泳
動を行なう毎にゲルを交換するためのゲル充填用シリン
ジ12,前記ゲル交換時の逆流を防止するための電磁弁
11が設けられている。これらの動作も制御計算機50
で制御される。また、図1においては、電源部40およ
び制御計算機50を外部設置としているが、電気泳動装
置1内に設置しても差し支えないことはいうまでもな
い。
【0037】上記構成の電気泳動装置におけるアレイホ
ルダ8におけるキャピラリ、金属線電極、共通電極部か
らなる一体化構造電極部について図2を参照して説明す
る。図2は、一体化構造電極部を、アレイホルダ8を構
成する絶縁性部材25aと絶縁性部材25bに分解し、
構造が明らかになるようにしたものである。一体化時に
は、アレイホルダ8を構成する絶縁性部材25bと絶縁
性部材25aとを係合させた構造となっている。キャピ
ラリアレイに対応するサンプルプレート5のウエル21
に対応して配置される。
【0038】図2において、図1と同一符号は同一機
能、同等部分であるので煩瑣となるので省略し、新たな
符号のみを説明する。23は金属線電極、24は共通電
極部、25a、25bは絶縁性部材、25cは、キャピ
ラリ2aを貫通させる円形の貫通穴、26は電源部40
と接続される電極棒30の挿入穴である。
【0039】図2に示す如く、アレイホルダ8は、サン
プルプレート5との対応面を有し、且つ前記対応面上に
L形部を横設して形成される絶縁性部材25bと、絶縁
性部材25bの対応面上およびL形部とに係合する絶縁
性部材25aとからなり、両部材を一体化する構造とな
っている。なお、アレイホルダ8は、適宜な手段によ
り、図示で空気恒温槽3の壁面に取付けられる。以下の
各変形例においても同様である。
【0040】絶縁性部材25bには、サンプルプレート
5のウェル21のピッチに応じたピッチで、サンプルプ
レート5との対応面を貫通してキャピラリが配設されて
いる。複数のキャピラリ2a(図示では例として二本)
と、複数キャピラリ2aの近傍にキャピラリ2aと平行
に配設され、サンプルプレート5との対応面を挿通して
いる複数の金属線電極23と、サンプルプレート5との
対応面に直交する前記L形部の立上り面に定着させた共
通電極部24が配設される。ここで、複数キャピラリ2
aの近傍とは、複数キャピラリ2aをウェル21内に挿
入した時、ウェル21内に同時に挿入されるような位置
をいう。そして、複数の金属線電極23はすべて共通電
極部24に電気的に接触する。この電極部材は、キャピ
ラリに接触してもよい。
【0041】また、絶縁性部材25aには、絶縁性部材
25aと絶縁性部材25bとを係合させた時、複数キャ
ピラリ2aをそれぞれ挿通させるための貫通穴25cが
複数のキャピラリ2aのピッチに応じ、その数だけ穿設
される。
【0042】このような絶縁性部材25aと絶縁性部材
25bとを係合させ、相互に一体化構造としたときに
は、キャピラリ2a、金属線電極23、共通電極部24
は、相互に係合する絶縁性部材25bと絶縁性部材25
aで外周面が覆われ、サンプルプレート5の方向側から
はキャピラリ2aと前記金属線電極3のみが見られる。
なお、一体化構造とするときは、部材25a、25bの
係合面を適宜な手段、例えば一例として、接着材で接着
してもよい。
【0043】さらに、前記一体化構造としたときには、
絶縁性部材25aの前記貫通穴25cから複数のキャピ
ラリ2aが外方に突設して延設され、電気泳動部の終端
部となっている。したがって、サンプルプレート5の反
対方向側からはキャピラリ2aのみが見える構成となっ
ている。このように外周を絶縁性部材25a、25bで
覆うことによりキャピラリ2aに印加される高電圧によ
るアーク放電を防止することができる。
【0044】図3を参照して、アレイホルダの一体化構
造における電源部の電圧印加方法を説明する。図3
(a)は、図2の一体化構造部の背面図、図3(b)
は、図2の一体化構造部の平面図であり、電源との接続
法も簡略化して示してある。図3において、30は電源
部40と接続される電極部(以下、電極棒という)であ
る。なお、図3(a)においては、一体化構造部を明確
にするため、電極棒30の図示を省略した。
【0045】絶縁性部材25b上のサンプルプレート5
と直交する面に設けた共通電極部24には1個以上の挿
入穴26が設けられている。挿入穴26には電極棒30
が挿入され、共通電極部24と電気的に接続する。この
とき、図示を省略したが、電極棒30は、共通電極部2
4と電気接触抵抗を小さくなるように、弾性部材で付勢
される。電極棒30の共通電極部24との当接面の他端
には、電源部40の負の高圧側が印加され、電源部40
の正側は電気泳動グランド10の接地側と接続されてい
る。
【0046】キャピラリアレイ2がウエル21に挿入さ
れ、且つ挿入穴26に挿入された電極棒30を介して高
電圧が共通電極部24に印加された時は、金属線電極3
が共通電極部24に電気的に接触している。高電圧が印
加されるので、金属線電極3とキャピラリ2aとが各サ
ンプルプレート5のウェル21内の試料もしくはバッフ
ァ容器内のバッファ液に同時に接触し、キャピラリ2a
内への試料の導入もしくは電気泳動がなされるようにな
っている。
【0047】図4を参照して、図2のアレイホルダにお
ける一体化構造電極部の変形例を説明する。図4におい
て、図2と同一符号は、同一機能、同一仕様の同等品で
あるので再度の説明は省略し、新たな番号のみを説明す
る。24aは共通電極部24の延長電極部、127は電
気的接触部である。
【0048】図4は、アレイホルダ8を、絶縁性部材2
5bと、それと係合する絶縁性部材25aに分解し一体
化構造が明らかになるようにしたものである。一体化時
には絶縁性部材25bと絶縁性部材25aとを係合させ
た構造となっている。図4のキャピラリアレイ2はサン
プルプレート5のウエル21に対応して配置される。
【0049】図示するように、共通電極部24は絶縁性
部材25b内のサンプルプレート5と対応する平面に配
設する。絶縁性部材25b内へ挿入させた金属線電極2
3は溶接等の適宜な手段による電気的接触部127によ
って共通電極部24に接合させている。電極棒30を貫
通するための貫通穴26の近傍位置に共通電極部24の
延長電極部24aを設ける。このようにして、キャピラ
リアレイ2及び金属線電極23に電気的に接続された延
長電極部24aにより、高電圧印加部分が確保される。
【0050】図5を参照して、図2のアレイホルダにお
ける一体化構造電極部の他の変形例を説明する。図5に
おいて、図2と同一符号は、同一機能、同一仕様の同等
品であるので再度の説明は省略し、新たな番号のみを説
明する。128は、キャピラリ2aに蒸着させた白金蒸
着電極である。
【0051】図5は、アレイホルダ8を、絶縁性部材2
5bとそれと係合する絶縁性部材25aに分解し、その
構造が明らかになるようにしたものであり、キャピラリ
アレイとサンプルプレート5は対応して配置される。こ
のアレイホルダ8を一体化する時には、絶縁性部材25
bと絶縁性部材25aとを係合させた構造となってい
る。
【0052】この変形例と図2との相違点は、各電極と
して、金属線電極ではなく、蒸着金属膜が電極28とし
て使用されている点である。蒸着電極128はキャピラ
リ2aの金属性管の試料側の端部から共通電極部24に
対応する部分まで蒸着部を設けたものである。そして、
前記蒸着部で共通電極部24と電気的に接触するように
なっている。
【0053】また、図2における絶縁性部材25aを絶
縁性部材25bに係合させ、キャピラリ2aをアレイホ
ルダ8の外方へ突設させるための挿通穴は半円形25d
となっている。
【0054】図6を参照して、図4のアレイホルダにお
ける一体化構造電極部の変形例を説明する。図6におい
て、図4と同一符号は、同一機能、同一仕様の同等品で
あるので再度の説明は省略して、新たな番号のみを説明
する。29はステンレス製の円筒電極である。
【0055】図6は、アレイホルダ8を、絶縁性部材2
5bとそれと係合する絶縁性部材25aに分解しその構
造が明らかになるようにしたものであり、キャピラリア
レイはサンプルプレート5と対応して配置される。アレ
イホルダ8の一体化時には、絶縁性部材25bと絶縁性
部材25aとを係合させた構造となっている。この変形
例と図4との相違点は、各キャピラリ2a用の電極とし
て、金属線電極ではなく、キャピラリを挿入した円筒状
電極29を使用している点である。
【0056】円筒状電極29は、各キャピラリ2aの周
囲を取り巻く円筒管を、キャピラリ2aの試料側先端か
ら共通電極部24まで設け、共通電極部24と当該円筒
状電極29との電気接触部27を設けたものである。本
変形例においては、円筒状電極29とキャピラリ2aの
隙間に別試料が残留しないように接着するなどして隙間
を埋めるように構成されている。
【0057】上記各実施形態において用いられた絶縁性
部材25a、25bの形状は、上記に限定されることな
く、種々の形状をとっても差し支えない。
【0058】〔実施例2〕次に、キャピラリアレイアッ
センブリの全体構成を説明する。図7を参照して、図6
に示すアレイホルダを用いたキャピラリアレイを構成を
説明する。
【0059】アレイホルダ8には、図6で説明した如
く、各キャピラリ2aの周囲を取り巻く円筒状電極29
がキャピラリ2aの試料側先端からサンプルプレート5
に対応する面に設けられた共通電極部24(図7におい
ては外部からは見えない)に電気接触部127で接触す
るようになっている。
【0060】図示するように、上記のようなキャピラリ
アレイ2と円筒状電極29の16本をサンプルプレート
5のウェル21のピッチに応じて配列し、8本、2列に
配列されるようにアレイホルダ8の穴に絶縁性部材25
を貫通させる。
【0061】再度の説明は省略するが、図6で説明した
如く、絶縁性部材25は、二つの絶縁性部材25aと絶
縁性部材25a(図7では係合させているので区別され
て図示していない)を係合させている。
【0062】また、共通電極部24等を覆う絶縁性部材
25の一部または複数の部位に開けられた貫通穴26に
挿通される電極棒30(図3参照)よってキャピラリア
レイ2の外部から共通電極部24を介して電気泳動部に
高電圧を印加することができる。
【0063】貫通させたキャピラリ2aの先端および先
端部に設けられた円筒状電極29がサンプルプレート5
の各ウェル21またはバッファ槽6(いずれも図7にお
いては図示しない)に挿入されたとき、試料の導入や電
気泳動が行われる。各キャピラリ2aの終端部は、光分
析部13が取付けられている。そしてゲルブロック9と
接続される。
【0064】上記のような、図7に示すユニット単位、
すなわちキャピラリ2aを16本を用いたキャピラリア
レイ2は、キャピラリ2aのみならず、円筒電極29や
共通電極部24を含めて、電気泳動装置との脱着が一回
の操作ででき、ウエル内への挿入が容易である。そのた
め、キャピラリアレイの交換が容易であり、電極とキャ
ピラリが1つのアレイホルダで一体化しているため、電
極とキャピラリ間の配置精度に留意する必要がない。上
記においては、図6に示されるアレイホルダを用いたキ
ャピラリアレイについて説明したが、他のアレイホルダ
でも同様であることはいうまでもない。
【0065】次に、上記構成の電気泳動装置の動作を図
7のキャピラリアレイを使用して説明する。電気泳動装
置の動作の準備として、サンプルプレート5の8×12
=96個の各ウェル5aにピペッテイングにより試料を
注入する。空気恒温槽3の蓋が閉じられ、その内部に取
り付けられているフアン27、28により空気循環流を
形成する。この時、空気恒温槽3は一部を除いて外面を
断熱材26で覆い、前記断熱材が除かれた部位には加熱
・冷却可能の素子22たとえばペルチエ素子を設け、内
面が良熱伝導部材23で覆われているので、加熱・冷却
可能の素子22からの伝熱が内面を速やかに伝わる。
【0066】さらに、制御計算機50でフアン27、2
8を制御し、起動する。フアン27、28には、回転方
向から空気を吸い込み、径方向に空気を吹き出すフアン
を用いるので、風量の多い循環空気流が得られ、且つ空
気恒温槽20が厚さが小となるので、外面の断熱部材2
6,加熱・冷却可能の素子22、内面の良熱伝導部材2
3とが協動して空気恒温槽20の内部の温度が均一化さ
れる。電気泳動装置1のキャピラリアレイ2は、全体が
一定の温度に保たれる。
【0067】このような状態になつたのち、制御計算機
50によりオートサンプラ7でマイクロタイタプレート
5を前後方向に移動し、マイクロタイタプレート5の各
ウェル21がキャピラリアレイ2のキャピラリ2aの真
下にくると停止する。次に、オートサンプラ7を上昇さ
せ、キャピラリ2aがウェル21の試料中に挿入される
位置で停止させる。
【0068】次に、キャピラリアレイ2がウェル21の
試料中に挿入する。このとき、前記キャピラリ2aが1
6本および電極29が16本およびこれら電極29が接
触する共通電極部24が絶縁性部材25a、25bで周
囲が覆われ、一体化電極部となっているので対応する各
ウェル21の試料中に、これらの各部材が容易、且つ同
時に挿入される。
【0069】なお、図2に示すような金属線電極23が
使用されている場合は、サンプルプレート5のウェル2
1内にキャピラリアレイ2が挿入されてない状態で、キ
ャピラリ2aと接触させてはいけない。接触させると、
両者の隙間に毛細管現象によって別試料が残留し、精度
良い分析を妨げることになる。
【0070】この挿入された状態で、制御計算機50で
電源部40を操作し、貫通穴26に挿入される電極棒3
0(図3参照)を介して、電気泳動グランド10‐ゲル
ブロック9‐キャピラリ2aのゲル‐試料‐電極29で
形成される回路に負の高電圧が印加することにより、ウ
ェル5a中の試料はキャピラリ2aに導入される。ここ
で、負の高電圧を遮断する。
【0071】再度、オートサンプラ7を移動し、キャピ
ラリ2aの下端がバッフアタンク6に挿入される位置で
停止させる。次に、オートサンプラ7を上下方向に移動
し、前記キャピラリ2aが前記バッフアタンク6中のバ
ッフア液に挿入され、電極29もバッフア液に挿入され
る。この際の挿入も各部材が試料中への挿入と同じく、
同時且つ容易に行なわれる。
【0072】その状態で、再度、電気泳動グランド10
‐ゲルブロック9‐キャピラリ2a中のゲル‐試料‐バ
ッフア液‐電極29間に負の高電圧を印加する。この高
電圧印加によりキャピラリ2aに導入されている試料
は、電気泳動分離される。
【0073】なお、測定毎にキャピラリアレイ2の内部
のゲルポリマーは、新しいゲルポリマーと置換される。
これは、電磁弁11を閉じて、ゲル充填用シリンジ12
を駆動することによって、シリンジ12内のゲルポリマ
ーをキャピラリアレイ2に充填する。これらの制御は制
御計算機50で行なわれる。
【0074】光分析部13は、外部と遮光されており、
試料励起用レーザ光(図示せず)が光分析部13の位置
にあるキャピラリ2aに導かれる。キャピラリ2aの内
部を電気泳動するDNAに結合した蛍光試薬から発する
蛍光を検出して、この検出信号からDNAの解析が計算
機によつて行われる。また、本発明は、DNAなどの試
料の分離、分析などの他、試料台たとえば、マルチウエ
ルへの電気泳動法による供給にも適用できる。
【0075】
【発明の効果】本発明の構成によれば、複数のキャピラ
リと電極を対として、試料台へのキャピラリアレイの試
料台とのアライメントが容易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】DNAシーケンサ用キャピラリ電気泳動装置の
構成図である。
【図2】図1の電気泳動装置における電極部の説明図で
ある。
【図3】図2の電気泳動装置における電源部の接続説明
図である。
【図4】図1の電気泳動装置における他の電極部の説明
図である。
【図5】図1の電気泳動装置におけるさらに他の電極部
の説明図である。
【図6】図1の電気泳動装置におけるさらに他の電極部
の説明図である。
【図7】キャピラリアッセンブリの説明図である。
【符号の説明】
1…DNAシーケンサ用キャピラリ電気泳動装置、2…
キャピラリアレイ、2a…キャピラリ、3…空気恒温
槽、5…サンプルプレート、6…バッファタンク、7…
オートサンプラ、8…アレイホルダ、9…ゲルブロッ
ク、10…電気泳動グランド、12…ゲル充填用シリン
ジ、13…光分析部、23…金属線電極、24…共通電
極部、25a,25b…絶縁性部材、26…挿入穴、1
27…電気的接触部、128…蒸着電極、29…円筒状
電極、30…電極部、40…電源部、50…制御計算
機。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C12N 15/00 A (72)発明者 小島 正也 茨城県ひたちなか市大字市毛882番地 株 式会社日立製作所計測器グループ内 (72)発明者 高橋 智 茨城県ひたちなか市大字市毛882番地 株 式会社日立製作所計測器グループ内 (72)発明者 山下 裕巳 茨城県ひたちなか市大字市毛882番地 株 式会社日立製作所計測器グループ内 Fターム(参考) 2G058 AA09 CC09 CE01 GA11 4B024 AA11 AA19 CA01 HA19 4B029 AA07 AA23 FA15

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気泳動路を形成する複数のキャピラリ
    を有し、一端は試料供給部を、他端は試料検出部を構成
    するキャピラリアレイと、前記試料供給部に、前記複数
    の各キャピラリと対をなして設けられた複数の電極部
    材、前記複数の電極部材と電気的に接続され、かつ前記
    キャピラリアレイに電圧を印加する電源に接続された導
    電性部材、及び前記キャピラリアレイ、電極部材ならび
    に導電部材を保持するキャピラリアレイホルダを有する
    キャピラリアッセンブリと、前記各キャピラリと電極部
    材の対に対応した位置に試料担持部を有するサンプル保
    持部と、前記サンプル保持部を載置する試料移動台を具
    備したことを特徴とするキャピラリ電気泳動装置。
  2. 【請求項2】 試料を収納する複数のウェルを有するサ
    ンプルプレートと、電気泳動させるためのバッファ液を
    収納するバッファタンクと、前記サンプルプレートおよ
    びバッファタンクを載置するオートサンプラと、前記ウ
    ェルまたはバッファタンクに挿入し電気泳動路を形成す
    る複数のキャピラリ、前記複数のキャピラリと対をなし
    て設けられた複数の電極部材、前記複数の電極部材及び
    電源に電気的に接続する導電性部材、前記複数のキャピ
    ラリ、前記複数の電極部材及び前記導電性部材を一体と
    して保持するキャピラリアレイホルダを有するキャピラ
    リアッセンブリと、前記キャピラリの始端部と終端部の
    両端に電圧を印加する電源部と、前記オートサンプラと
    前記電源部とを制御する制御装置とを具備したことを特
    徴とするキャピラリ電気泳動装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、 上記電極部材はキャピラリの外周に形成された蒸着金属
    膜であることを特徴とするキャピラリ電気泳動装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または2において、 前記電極部材は各キャピラリを被覆する金属筒であるこ
    とを特徴とするキャピラリ電気泳動装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 前記キャピラリの外周と金属筒との間隙が実質的に存在
    しないことを特徴とするキャピラリ電気泳動装置。
  6. 【請求項6】 電気泳動路を形成する複数のキャピラリ
    を有し、一端は試料供給部を、他端は試料検出部を構成
    するキャピラリアレイと、前記試料供給部に、前記複数
    の各キャピラリと対をなして設けられた複数の電極部
    材、前記複数の電極部材と電気的に接続され、かつ前記
    キャピラリアレイに電圧を印加する電源に接続された導
    電性部材、及び前記キャピラリアレイ、電極部材ならび
    に導電部材を保持するキャピラリアレイホルダを具備す
    ることを特徴とするキャピラリアレイアッセンブリ。
  7. 【請求項7】 各ウェルに挿入され電気泳動路を形成す
    る複数のキャピラリと、前記複数のキャピラリと対をな
    して設けられた複数の電極部材と、前記複数の電極部材
    と電気的に接続し得、かつ電源と電気的に接続され得る
    導電性部材と、前記複数のキャピラリおよび前記複数の
    電極部材ならびに前記導電性部材を一体として保持する
    キャピラリアレイホルダを具備することを特徴とするキ
    ャピラリアレイアッセンブリ。
  8. 【請求項8】 請求項6又は7において、 前記電極部材は各キャピラリを挿入した金属筒であるこ
    とを特徴とするキャピラリアレイアッセンブリ。
  9. 【請求項9】 請求項6又は7において、 前記電極部材は各キャピラリの外周に形成された蒸着金
    属膜であることを特徴とするキャピラリアレイアッセン
    ブリ。
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