JP2001165679A - 携帯型経路誘導装置及び復路誘導方法 - Google Patents

携帯型経路誘導装置及び復路誘導方法

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JP2001165679A
JP2001165679A JP34615499A JP34615499A JP2001165679A JP 2001165679 A JP2001165679 A JP 2001165679A JP 34615499 A JP34615499 A JP 34615499A JP 34615499 A JP34615499 A JP 34615499A JP 2001165679 A JP2001165679 A JP 2001165679A
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JP34615499A
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English (en)
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Kenichi Konishi
健一 小西
Maki Kawana
真樹 川名
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 往路の経路のいかんに係わらず、往路を逆に
たどって出発地に戻るよう復路の経路誘導を簡単に行な
い得る携帯型経路誘導装置及び復路誘導方法の提供。 【解決手段】 経路記憶モードで、ノード(曲がり角)
を自動的に検出し、ノードを検出するたびに、経路テー
ブルにノード番号、ノードの座標等を順次記憶する(S
0〜S3)。復路誘導開始操作があると(S4)、復路
誘導モード操作があった時点の地点を戻り地点として復
路表示を行なう(S5、S6)。また、GPSデータを
受信して現在位置を計測し(S7)、誘導ガイドを表示
する(S8)。また、現在位置と復路との差を算出して
(S9)、離れすぎている場合には警告報知を行なっ
て、ユーザを正しい復路に導く(S10、S11)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は経路誘導技術に関
し、特に、携帯型経路誘導装置の経路誘導技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】経路誘導技術として、車の現在位置から
目的地までの経路(誘導路)を地図上と共に画面表示し
て運転者の走行補助に供するため、地図上の道路や地
名、建物等を数値化して作られたデータベースに基づい
て誘導路を探索・計算し、得られた誘導路と、ジャイロ
スコープや車速パルスを用いた自立航法およびGPS衛
星からの測位情報を用いた電波航法から推定した自車位
置とをマップマッチングしながら画面上に表示して経路
誘導する車の経路誘導技術に基づくカーナビゲーション
装置がある。
【0003】また、GPS衛星からの測位情報を基に現
在位置(自己位置)を計測して表示する現在位置計測機
能と、目的地(緯度、経度)を設定しておくと目的地ま
での方向と距離をグラフィック表示する「ナビゲーショ
ン」機能を備えたGPS内蔵時計がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記カーナビゲーショ
ン装置では目的地到達後の往路(帰路)の経路誘導は往
路のときとは逆に出発地を「目的地」とし、「目的地」
とすれば往路の経路誘導がなされるが、カーナビゲーシ
ョン装置での経路誘導は車の通行可能な道路上、すなわ
ち地図データの存在する道路上に限られ、山道のように
車の通行不能な道や、原野や川に沿った経路誘導は行な
うことができない。
【0005】また、GPS内蔵時計では目的地を設定し
ておくとGPS内蔵時計の所持者は登山や釣り等のよう
なアウトドアシーン等で自分がどこにいるかや目的地ま
での距離や方角を確認することができる。しかし、目的
地までの経路誘導や目的地から出発地への経路誘導を行
うには出発地及び目的地とそれらの間の各ノード(節点
(交差点、カーブ、目印等))の位置情報(経度、緯
度)を設定する必要があるが、物理的サイズが限定され
ているGPS内蔵時計では設定時に限られた数のボタン
操作を組み合わせて経路及び緯度を設定しなければなら
ないので、通過順路に沿った複数のノード(緯度,経
度)をボタン操作で設定するには手間がかかり,間違い
も生じやすく、経路入力が困難であるといった問題点が
あった。また、従来のように予め設定された経路による
経路誘導を行なう経路誘導方式では、山やジャングル、
広い公園、迷路等のようなアウトドアシーンで、ユーザ
のその時その時の判断で道を選んである地点に到達した
後、復路を確保しようとする場合には復路の経路誘導を
行なうことができないといった問題点があった。
【0006】本発明は往路の経路のいかんに係わらず、
往路を逆にたどって出発地に戻るよう復路の経路誘導を
簡単に行ない得る携帯型経路誘導装置及び復路誘導方法
の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、第1の発明の携帯型経路誘導装置は、表示部と、衛
星から送られてくる測位情報を受信し、この測位情報に
基づき自己位置を計算する測位手段と、測位手段により
計測された自己位置の移動状態に基づいてノードを検出
してその位置情報をメモリに記憶する記憶制御手段と、
復路誘導時に、メモリに記憶された各ノードと各ノード
を結ぶ経路を表示部に表示すると共に、測位手段によっ
て取得される自己位置を該表示部に表示する復路表示制
御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0008】また、第2の発明は上記第1の発明の携帯
型経路誘導装置において、記憶制御手段は、経路上の位
置を一定間隔毎にメモリに記憶すると共に、測位手段に
より計測された自己位置からノードを検出してメモリに
記憶することを特徴とする。
【0009】また、第3の発明は上記第1又は第2の発
明の携帯型経路誘導装置において、装置本体の振動を検
出する振動検出手段を備え、記憶制御手段はこの振動検
出手段によって検出された振動が所定値を超えたとき測
位手段により計測された自己位置をノードとして検出す
ることを特徴とする。
【0010】また、第4の発明は上記第1又は第2の発
明の携帯型経路誘導装置において、測位手段によって計
算された自己位置を所定時間間隔でサンプリングするサ
ンプリング手段と、このサンプリング手段により取得さ
れた前回の自己位置と今回の自己位置から方位を算出
し、前回算出した方位と今回算出した方位の差分を得る
差分算出手段と、を備え、記憶制御手段は、この差分算
出手段によって算出された方位の差分の絶対値が所定値
より大きいとき、測位手段により計測された自己位置を
ノードとすること、を特徴とする。
【0011】また、第5の発明は上記第1又は第2の発
明の携帯型経路誘導装置において、測位手段は、衛星か
ら送られてくる測位情報を所定時間間隔で受信するサン
プリング手段を備え、この測位手段により計算された前
回の自己位置と今回の自己位置から方位を算出し、前回
算出した方位と今回算出した方位の差分を得る差分算出
手段と、を備え、記憶制御手段は、この差分算出手段に
よって算出された方位の差分の絶対値が所定値より大き
いとき、測位手段により計測された自己位置をノードと
すること、を特徴とする。
【0012】また、第6の発明は上記第1又は第2の発
明の携帯型経路誘導装置において、往路で、メモリに記
憶された各ノードと各ノードを結ぶ経路を表示部に表示
する往路表示制御手段を備えたことを特徴とする。
【0013】また、第7の発明は上記第1又は第2の発
明の携帯型経路誘導装置において、復路表示制御手段に
よって表示部に経路と共に表示された自己位置と経路と
の距離を計算する離間距離算出手段と、この離間距離算
出手段によって算出された自己位置と経路との距離が所
定距離より大きい場合にそれを報知する報知手段を備え
たことを特徴とする。
【0014】また、第8の発明は上記上記第1乃至第6
のいずれかの発明の携帯型経路誘導装置において、復路
誘導を開始する復路誘導開始指示手段を備えたことを特
徴とする。
【0015】また、第9の発明の往路誘導方法は、衛星
から送られてくる測位情報を受信し、この測位情報に基
づき自己位置を計算する携帯型電子機器において、往路
では、前記測位手段により計測された自己位置をノード
としてメモリに記憶し、復路誘導時に、前記メモリに記
憶された各ノードと各ノードを結ぶ経路と自己位置を表
示することを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】[回路構成例]図1は本発明の携
帯型経路誘導装置の一実施例の構成を示すブロック図で
あり、図2に示すような使用者の腕に装着可能な腕時計
を兼ねた腕時計型の装置(以下、腕時計型ナビゲータ)
を例としている。
【0017】腕時計型ナビゲータ100は、GPSアン
テナ12、GPS処理部13、CPU14、表示部1
5、電源回路16、RAM17、ROM18、スイッチ
(Sw)入力部19、衛星データ記憶部20、振動検出
部22、及び報知部(ブザー)24を備えている。な
お、振動検出部22は設けなくてもよい。
【0018】GPS処理部13はRF、A/D、データ
レジスタ、カウンタ、デコーダ及びそれらを制御する制
御部(マイクロコンピュータ)等により構成されてい
る。また、GPS処理部13はGPSアンテナ12によ
って受信されたGPS衛星からの受信電波を増幅・復調
した後、取得した衛星データの解読を行ない、解読した
データにより腕時計型ナビゲータ100の自己位置計算
等の位置計測を行なう。GPS処理部13による計測結
果は腕時計型ナビゲータ100全体を制御するCPU1
4に送られる。
【0019】表示部15の液晶画面(LCD)には通常
の時計モードの設定中は図外の時計部からCPU14に
送られた現在時刻が表示される。また、GPSモード時
ではGPS処理部13により計測された自己位置、すな
わち緯度及び経度が表示される。また、復路誘導時(復
路誘導モード)では誘導ガイド(誘導マーク)と戻り先
地点(つまり、往路の出発地)、誘導経路(復路(帰
路、戻り道))及び戻り開始地点(到達地点)が表示さ
れる(復路等が画面に入りきれない場合には左右または
前後にスクロールさせることにより表示できる)。ま
た、経路記憶時(経路記憶モード)で、出発地、往路、
現在位置及び目的地を表示するように構成することもで
きる。
【0020】CPU14はRAM17をワーキングメモ
リとして使用しつつ、ROM18に格納されているプロ
グラムに基づいて動作し、腕時計型ナビゲータ100全
体及び各構成部分の動作を制御する。また、RAM17
にはCPU14の制御に際して各種データが記憶され
る。
【0021】また、CPU14にはGPS処理部13、
表示部15、電源回路16の他にユーザが時計モード、
GPSモード、経路記憶モード及び復路誘導モード等の
表示切り替え操作や指示又はデータ入力を行なうための
複数のスイッチが接続されたスイッチ入力部19と、地
図データ記憶部20及び報知部24が接続されている。
【0022】衛星データ記憶部20は、GPS処理部1
3により読み出されたり更新されたりする衛星データを
保存する読み書き可能なSRAM等のメモリである。
【0023】また、振動検出部22は装置本体の傾きが
変化したこと、すなわち装置本体の振動を検出するため
の傾斜スイッチを有しており、傾斜スイッチ23の検出
信号は信号検出部22によって処理され、CPU14に
送出される。
【0024】また、報知部24はベルやブザー等の警告
音発生装置からなり、経路記憶や復路誘導の開始や現在
位置が誘導経路から離れ過ぎた場合にユーザにそれを報
知する(時計モードでタイマーセットした場合の時間到
来時のベル音やブザー音とは長短や強弱を代えて出力す
るようにする)。なお、報知部24を音響出力回路で構
成し警告報知等を音楽や音声メッセージで行なうように
してもよい。
【0025】[装置の外観例]図2は腕時計型ナビゲー
タ100の外観(上面図)を示す図であり、図2で腕時
計型ナビゲータ100の本体上面にはGPSアンテナ1
2及びGPS処理部13、表示部15のLCD画面1
5’及び操作スイッチ19(スイッチA~E)が配設され
ている。
【0026】[経路テーブル]図3は経路設定モードで
GPS処理部からの経路情報を格納する経路テーブルの
一実施例の構成を示す図である。図3(a)で、経路テ
ーブル30はノード(出発地、曲がり角、到達地)番号
を格納するノード番号欄31、各ノードの座標(緯度及
び経度)を格納する座標欄32、次のノードとの間の距
離(誘導路の長さ)を格納する距離欄33、前のノード
との角度を格納する方位欄34を有している。経路テー
ブル30は経路設定モード時にRAM17に確保され
る。そして後述するような方法で曲がり角(ノード)を
検出すると(図9又は図10)、ノード番号及びその座
標が格納される。また、前回のノードの座標値と今回の
ノードの座標値を基に各通過順路(前回のノードと今回
のノードを結ぶ経路)の距離及び方位をCPU14で算
出し、経路テーブル30に記憶する(図8)。
【0027】また、図3(a)の説明ではノード番号、
ノードの座標、ノード間(誘導路)の距離及び方位を格
納する経路テーブル30を用いるようにしたが、図3
(b)に示すようにノード番号及びノードの座標だけを
格納するようにした経路テーブル30’を用いるように
してもよい。但し、この場合は、経路テーブル30’に
登録されたノード番号及び復路誘導時に復路表示のため
の距離や方位の計算を行なう必要がある(往路に経路を
表示するように構成した場合も往路表示時に距離や方位
の計算を行なうこととなる)。
【0028】また、図3(a)、(b)の例では、経路
テーブルを座標値、ノード間の距離及び方位を記憶する
ように構成したが、図3(c)に示すように地点欄3
1”と座標欄32”を備えた経路テーブル30”を構成
し、出発地Sから戻り地点(到達地地点)Fまでの経路
をユーザが進む間に、進んだ距離が一定距離(一定間
隔)qになる毎にその地点番号及びその地点の座標(緯
度、経度)を記憶するようにしてもよい。このようにす
ると、距離(間隔)qが短ければ短いほど正確な経路を
記憶することができる(実際には経路テーブル30”を
格納するメモリの容量と最大(予定)経路長によって距
離qは決定される)。この場合、腕時計型ナビゲータ1
00の場合は、物理的サイズの制約上、メモリ容量をカ
ーナビゲーション装置のように大きくできないので距離
qを大きくとることとなり曲がり角を正確に把握するこ
とができなくなる。そこで、図3(c)の経路テーブル
30”と、図3(a)の経路テーブル30又は図3
(b)の経路テーブル30’のいずれか一方を用いるよ
うにし、経路上の位置を一定距離q毎に経路テーブル3
0’に記憶すると共に、曲がり角(ノード)を検出した
場合には経路テーブル30(又は30’)に記憶するよ
うにする。
【0029】[経路、ノード及び誘導経路]図4及び図
5は、経路、ノード及び通過順路(誘導経路)の説明図
である。図4に示すように出発地Sから戻り地点(到達
地点、又は目的地)Fまでの経路は出発点S(=ノード
1)、ノード2〜5及び戻り地点F(この例ではノード
6)を結ぶ通過順路の和となる。また、ノードは隣接す
る通過順路を結ぶ節点であり、一般的には曲がり角又は
交差点であるが、実施例ではユーザの動作(又はサンプ
リングタイム毎の座標値から算出する方位の差)によっ
て検出される曲がり角度を持った点をノードとしてい
る。
【0030】なお、図3の経路テーブル30の誘導経路
欄31のノード番号1〜6は図4のノード(丸印)を例
としたものであり、座標欄32の(x1,y1)、(x
2,y2)、・・(x6,y6)はノード1〜ノード6
(但し、ノード1は始端(出発地)、ノード6はこの例
では終端(戻り地点))の緯度及び経度である。また、
距離欄33のd1〜d5は通過順路の長さであり、Σd
i=D(経路の長さ)である(但し、距離はLCD画面
のサイズに合うように縮尺されて記憶される)。また、
方位欄34のθ1〜θ5は各ノード1〜5で接続される
2つの通過順路が各ノードでなす角度(相対方位)であ
る(従って、ノード1、6の角度は0となる)。
【0031】すなわち、出発地S(=ノード1)の緯度
及び経度が設定された後、ユーザの進路上で腕時計型ナ
ビゲータ100が曲がり角(ノード2〜5)を検出する
毎にその座標が取得され、距離及び方位が決定されて図
3の経路テーブルの各欄に格納される。
【0032】また、図5は広い公園をユーザが歩行し、
池の近くで引き返す場合を例とした経路であり、黒丸印
1’〜7’はノード(曲がり角)を表し、白丸印1”〜
6”は出発地Sから一定距離毎に区切った地点を示して
いる。各ノード1’〜6’の番号及び座標等の位置デー
タは図3の経路テーブル30(又は30’)に記憶さ
れ,各地点1”〜6”の番号及び座標は経路テーブル3
0”に記憶される(図11)。
【0033】[経路記憶時の往路表示例]図6は経路記
憶モード中に往路表示を行なうように構成した場合の表
示例を示す図であり、腕時計型ナビゲータ100(経路
記憶モード中)を携帯したユーザが図5に示した道順で
進んでいる場合(この例ではノード4’からノード5’
に向かっている途中)を例とした図である。また、往路
表示は、ユーザの進行に追従して現在位置(現在位置表
示マーク61’の表示されている位置)を先頭として出
発地Sからの通過順路60’が表示される。また、通過
順路はこの表示例の場合は経路テーブル30”に記憶さ
れた一定間隔毎に区切られた地点の座標及び経路テーブ
ル30(又は30’)に記憶されたノードの座標等を基
に表示される。なお、往路60’がLCD画面15’に
表示し切れない場合は現在位置を含む部分が表示される
が、スクロール操作により他の部分を見ることもでき
る。
【0034】[復路誘導時の表示例]図7は経路誘導時
に表示される経路及び誘導ガイドの一実施例を示す図で
ある。復路誘導モードで、腕時計型ナビゲータ100は
GPS衛星からのデータを受信してそれに基づく現在位
置(自己位置の座標(緯度,経度))を算出する。ユー
ザが腕時計型ナビゲータ100を携帯して出発地Sから
目的地に到着後(又は、途中で)、いままでの道を逆に
たどって出発地Sに戻ろうとする場合に、ユーザが復路
誘導操作を行なうと、その地点を戻り地点(戻り開始地
点)として図3の経路テーブル30(又は30’)、或
いは経路テーブル30”及び経路テーブル30(又は3
0’)に記憶されたノードの座標等を基にして復路60
が表示部15のLCD画面15に表示される。また、G
PS処理部13で計測した現在位置を誘導ガイド61で
表現してLCD画面15’上に表示する。
【0035】ここで、図7(a)は復路60上に自己位
置がある場合であり、この場合は誘導ガイド61は現在
の誘導路(ノード5’とノード4’の間)に重畳表示さ
れる。これにより、ユーザが復路60上にいる場合(或
いは極めて近傍にいる場合)、ユーザは表示された復路
及び誘導ガイド61の方向に従って次の曲がり角(ノー
ド4’)に向かって誘導される(ユーザが正しい方向に
向かっている場合には、誘導ガイド61の方向は誘導路
の方向と一致する。誘導路の方向と誘導ガイド61の方
向が一致していない場合には経路を外れる可能性がある
ので、ユーザは誘導ガイド61の先端の向きを見て次の
進行方向を訂正できる)。
【0036】また、図7(b)は自己位置が復路60か
ら外れている場合であり、この場合は復路60から外れ
た位置に誘導ガイド61が表示される。この場合、ブザ
ー24が起動されて警告音が報知される。また、現在位
置の座標を表示すると共に前回のノード(5’)と誘導
ガイド61を破線で結んでずれの程度を示してユーザが
復路60へ戻るように案内する。これにより、ユーザは
LCD画面右上に表示される北方位指針(図示略)によ
り位置を確かめながら復路60に戻ることができる。
【0037】なお、復路60がLCD画面15’に表示
し切れない場合は現在位置(誘導ガイド61)を含む部
分が表示されるが、スクロール操作により他の部分を見
ることもできる。また、図5で、表示される誘導ガイド
61の形状を黒三角形とし、三角形の先端が進行方向を
指すようにしたが、誘導ガイドの形状及び進行方向表示
方法はこれに限定されない(鋭角三角形として鋭角の先
端で進行方向を示すようにしてもよく、破線の矢印とし
て矢印の方向を進行方向に一致させるようにしてもよ
く、また、現在位置を丸や四角の点で示し、その点に先
行する明滅点等で進行方向を示すようにしてもよい)。
また、図6及び図7に示すように往路及び復路は進行方
向を上側として表示される(北半球では北を上側に、南
半球では南を上側にするようにしてもよい)。
【0038】[経路記憶及び往路誘導制御動作]図8は
経路記憶及び往路誘導の制御動作例を示すフローチャー
トである。
【0039】ステップS0:(モードの判定) CPU14はスイッチ入力部19から送出される状態信
号を調べ、経路記憶キー(実施例ではスイッチA)が操
作されると経路記憶モードが指定されたものと判定して
S1に遷移する。
【0040】ステップS1:(GPSデータ受信、出発
地Sの緯度、経度の取得) GPS処理部13はGPS衛星からのデータを受信して
自己位置計算等の位置計測を行ない、計測結果をCPU
14に送出する。 CPU14は受け取った計測結果の
うち、座標値(緯度及び経度)をノードの座標として取
得する。
【0041】ステップS2:(出発地Sの座標の記憶) CPU14はノードカウンタの値を「1」にセットして
その値を経路テーブル30(又は30’)のノード番号
欄31に記憶し、座標欄32に取得した座標値を記憶す
る。
【0042】ステップS3:(往路記憶処理) CPU14は後述(図9、図10)するようにノード
(曲がり角)を検出するたびに、経路テーブル30(3
0’)にノード番号、ノードの座標、ノード間の距離及
び方位を(経路テーブル30’を用いる場合はノード番
号及びノードの座標のみを)記憶する。
【0043】ステップS4:(復路誘導開始操作の有無
判定) ユーザは目的地に着いた後(又は目的地への途中)に、
出発地Sに戻ろうとしたような場合や帰路を確認したい
ような場合に往路誘導モードキー(実施例ではスイッチ
B)を操作する。CPU14はスイッチ入力部19から
送出される状態信号を調べ、往路誘導モードキーが操作
されるまでS3の往路記憶処理を繰り返し、往路誘導モ
ードキーが操作されるとS5に遷移する。
【0044】ステップS5:(戻り地点Fの記憶) 往路誘導モードキーが操作されると、CPU14は往路
誘導モードキーが押された時点の地点Fを戻り地点とし
てノードカウンタの値を経路テーブル30(又は3
0’)のノード番号欄31に記憶すると共に、座標欄3
2に戻り地点の座標値を記憶する。
【0045】ステップS6:(復路表示及び誘導開始の
報知) CPU14は図3の経路テーブル30(又は30’)に
基づいてノード(出発地S及び戻り地点Fを含む)と各
ノードを結ぶ復路を表示部15のLCD画面15’に表
示する(図7)。また、ブザー24を動作させてブザー
音を出力させ、誘導開始をユーザに知らせる。なお、C
PU14は方位欄34に格納されている方位をθとする
ときπ−θを算出して復路表示の場合の方位とする。ま
た、出発地Sを点滅させるようにしてもよい。また、復
路60がLCD画面15’に表示し切れない場合はスク
ロール操作(実施例では、スイッチC→+方向、スイッ
チD→−方向)により他の部分を見ることができる。
【0046】ステップS7:(GPSデータ受信及び現
在位置取得) CPU14はGPS処理部13を制御してGPS衛星か
らのデータの受信動作を行わせる。GPS処理部13は
GPSアンテナ12を介して受信した電波の増幅・復調
を行なった後、取得した衛星データの解読を行なう。次
に、GPS処理部13は解読したデータにより腕時計型
ナビゲータ100の現在位置(=緯度、経度)及び方位
の計算を行ないCPU14に送出する。
【0047】ステップS8:(誘導ガイドの表示) CPU14はGPS処理部13から受け取った座標値
(緯度、経度)及び方位に基づいて図7に示したように
誘導ガイド61を表示する。また、この際、誘導ガイド
61の先端はGPS処理部13で得た方位によって方向
付けられて表示される(図7)。
【0048】ステップS9:(現在位置と経路の一致度
の算出) CPU14は現在位置と現在位置に最も近い誘導路との
距離(すなわち、現在位置から復路に下した垂線の長
さ)を算出してその距離Lが所定値以上(|L|>α)
の場合は現在位置が復路から外れているものと判定して
S1に遷移し、所定値内(|L|≦α)の場合にはU7
に戻って経路誘導を継続する。
【0049】ステップU10:(警告報知、誘導道路と
誘導ガイドとのずれの表示) CPU14は、ブザー24を駆動して警告音を発してユ
ーザに経路が外れていることを報知すると共に、前回の
ノードと現在位置を破線で結んで表示し、誘導路とのず
れの程度がユーザにわかるようにしてS7に戻る。
【0050】上記構成により、山やジャングル、広い公
園、迷路、砂漠、海上等で、現在地から出発地への復路
誘導(又は復路確認、復路確保)を入力キー等の操作に
よる経度や緯度等の地図データの入力なしに簡単に行な
うことができる。また、上述したアウトドアシーンの場
所に限定されず、例えば、市街地での往路誘導等も簡単
に行なうことができる。
【0051】なお、上記動作例は経路記憶時に往路を表
示しないように構成した例を示したが、ステップS3の
後に、往路表示ステップを付加し、図6に示したような
現在地点までの経路(往路)を表示するようにしてもよ
い。
【0052】[経路記憶処理(ステップS3)の制御動
作]図9及び図10は図8のステップS3(経路記憶処
理)時の制御動作の実施例を示すフローチャートであ
り、図9は振動の大きさからノード(曲がり角、カー
ブ)を検出して経路を記憶する例、図10は方位の差か
らノードを検出して経路を記憶する例である。また、図
11は一定間隔毎に通過した経路の座標を記憶する例で
ある。
【0053】1.振動の大きさからノードを検出する例 ステップT1:(振動検出値の比較) 図9(a)で、CPU14は振動検出部22からの振動
検出信号を調べ、所定値Kより大きな振動が検出された
場合に、経路の方向が変化した(すなわち、カーブあ
り)としてノードカウンタに1を加えてからT2に遷移
する。なお、腕時計型ナビゲータ100等の携帯型経路
誘導装置でユーザがカーブを曲がる際の振動と、通常動
作(歩いている場合の自然な腕振り動作)を判別し難い
ので、例えば、曲がり角毎にユーザが腕時計型ナビゲー
タ100を付けた方の腕を強く振って通常動作では生じ
ない振動を与えるようにし、この振動を振動検出部22
で検出するようにする。
【0054】ステップT2:(GPSデータ受信) CPU14はGPS処理部13を制御してGPS衛星か
らのデータの受信動作を行わせる。GPS処理部13は
GPSアンテナ12を介して受信した電波の増幅・復調
を行なった後、取得した衛星データの解読を行なう。次
に、GPS処理部13は解読したデータにより腕時計型
ナビゲータ100の現在位置(=緯度、経度)及び方位
の計算を行ない、CPU14に送出する。
【0055】ステップT3:(ノードiの座標等の記
憶) CPU14はノードカウンタの値を経路テーブル30
(又は30’)のノード番号欄31に記憶すると共に、
座標欄32に上記ステップT2で取得した座標値を記憶
する。
【0056】ステップT4:(ノード間の距離の算出) CPU14は今回のノードをノードiとするとき、前回
のノード(i−1)と今回のノードiとの距離を算出す
る(距離は、座標値(xi、yi)、(xi−1、y−1
i)の差の自乗平均の根として算出できる)。なお、経
路テーブル30’を用いる場合にはこのステップは不要
となる。
【0057】上記構成により、曲がり角でユーザが腕時
計型ナビゲータ100を強く振動させるだけでノード及
びその座標を記憶することができ、キー入力操作に比べ
簡単にノードを入力することができる。また、地図にな
いカーブも簡単に入力できる。
【0058】なお、上記図9(a)の例では所定値K以
上の振動を検出した場合にGPSデータを受信するよう
にしたが、これに限定されない。例えば、図9(b)に
示すように、GPSデータを受信および測位計算を行な
ってから(T1’)、振動検出値と所定値Kを比較し、
振動検出値がKを超えるまでGPSデータの受信及び測
位計算を繰り返し、振動検出値がKを超えたとき(つま
り、ノードを検出したとき)T3に遷移するようにして
もよい(T2’)。
【0059】2.方位の差からノードを検出する例 ステップU1:(GPSデータ受信) CPU14はGPS処理部13を制御してGPS衛星か
らのデータの受信動作を行わせる。GPS処理部13は
GPSアンテナ12を介して受信した電波の増幅・復調
を行なった後、取得した衛星データの解読を行なう。次
に、GPS処理部13は解読したデータにより腕時計型
ナビゲータ100の現在位置(=緯度、経度)及び方位
の計算を行ない、CPU14に送出する。
【0060】ステップU2:(位置データのサンプリン
グ) CP14はGPS処理部13から送られた位置データを
所定時間間隔(実施例では2秒間隔)でサンプリング
し、間欠的に位置データを受け取る。なお、サンプリン
グ間隔は2秒に限定されない。
【0061】ステップU3:(サンプリングデータ間の
方位検出) CPU14はRAM7に記憶されている前回サンプリン
グされた位置データ(座標値)と今回サンプリングされ
た位置データ(座標値)から今回の方位を算出し、RA
M7の今回の方位記憶位置に記憶されている前回の方位
を前回の方位記憶位置に上書き記憶し、今回の方位を今
回の方位記憶位置に上書き記憶する。
【0062】ステップU4:(方位の比較) CPU14はRAM7の前回の方位記憶位置に記憶され
ている前回の方位から今回の方位記憶位置に記憶されて
いる今回の方位の差を比較し、方位の差の絶対値が所定
値βを超える場合はカーブがあったものとして今回の座
標値をRAM7に記憶すると共に、ノードカウンタに1
を加えてU5に遷移する。
【0063】ステップU5:(ノードiの座標等の記
憶) CPU14はノードカウンタの値を経路テーブル30
(又は30’)のノード番号欄31に記憶すると共に、
座標欄32に上記ステップT2で取得した座標値及び方
位(今回の方位)を記憶する。
【0064】ステップU6:(ノード間の距離の算出) CPU14は今回のノードをノードiとするとき、前回
のノード(i−1)と今回のノードiとの距離を算出す
る。なお、経路テーブル30’を用いる場合にはこのス
テップは不要となる。
【0065】上記構成により、曲がり角でユーザが腕時
計型ナビゲータ100を強く振動させなくても自動的に
ノード及びその座標を記憶することができ、キー入力操
作に比べ至極簡単にノードを入力することができる。ま
た、地図にないカーブも簡単に検出できる。
【0066】なお、上記図10(a)の例ではGPS処
理部13でGPSデータの受信及び計測計算を行なった
後にサンプリングを行なうようにしたが、これに限定さ
れない。例えば、図10(b)に示すように、GPS処
理部でGPSデータの受信間隔を所定時間(実施例では
2秒、但し、2秒に限定されない)毎に行うようにして
(つまり、受信するGPSデータを時間間隔でサンプリ
ングして(U1’)、サンプリングの結果間欠的に受信
されGPSデータを基に受信および測位計算を行なって
から(U2’)、U3に遷移するように構成してもよ
い。
【0067】3.一定間隔毎に通過した経路の座標を記
憶する(定点記憶)例 ステップV1:(GPSデータ受信) CPU14はGPS処理部13を制御してGPS衛星か
らのデータの受信動作を行わせる。GPS処理部13は
GPSアンテナ12を介して受信した電波の増幅・復調
を行なった後、取得した衛星データの解読を行なう。次
に、GPS処理部13は解読したデータにより腕時計型
ナビゲータ100の現在位置(=緯度、経度)及び方位
の計算を行ない、CPU14に送出する。
【0068】ステップV2:(距離(間隔)の計算) CPU14はGPS処理部13から送られた位置データ
(座標)と経路テーブル30”に記憶した前回の位置デ
ータ(座標)から前回と今回の位置の間隔(距離)を計
算する。
【0069】ステップV3:(距離(間隔)の比較)) CPU14は上記ステップV2で計算した距離と所定値
(一定の距離(実施例では3メートル))を比較し、略
一致する場合には地点カウンタ(初期値は0)に1を加
えてV4に遷移し、そうでない場合にはV1に戻る。な
お、実施例では距離間隔を3メートルとしたがこれに限
定されない。
【0070】ステップV4:(地点の座標等の記憶) CPU14は地点カウンタの値を経路テーブル30(又
は30’)の地点番号欄31”に記憶すると共に、座標
欄32”に上記ステップV1で取得した座標値を記憶す
る。上記構成により、地点間の距離(間隔)を短くすれ
ば、往路をプロットできるので、ノードや方位等を記憶
しなくても一定間隔毎に座標を記憶するだけで復路誘導
を行なうことができる。従って、キー入力操作により座
標値を設定する場合に比べ至極簡単にノードを入力する
ことができる。また、地図にないカーブも簡単に検出で
きる。
【0071】なお、腕時計型ナビゲータ100ではメモ
リ容量や電池容量の点から地点間の距離(間隔)を広く
とることとなる(実施例では30メートル、但し、これ
に限定されない)ので、曲がり角を表示するために図8
の往路記憶処理(ステップS3)として図9又は図10
の前段に図11の定点記憶制御動作を付加するようにし
てもよい。つまり、S2から図11のV1〜V4を経て
図9(a)のT1に遷移するようにするか、図9(b)
のT1’に遷移するようにして振動の大きさによりノー
ドを検出してその位置を記憶するようにするか、或い
は、2から図11のV1〜V4を経て図10(a)のU
1に遷移するようにするか、図10(b)のU1’に遷
移するようにして方位の差からノードを検出してその位
置を記憶するようにしてもよい。
【0072】上記構成により、地図上で緯度や経度の読
み取りが難しい曲がり角もノードとして記憶され、表示
されるので、山や川、或いは原野や砂漠等のように道が
はっきりしない場所でも地形に沿った現実的な復路誘導
を行なうことができる。また、野外に限らず、市街地で
の復路誘導も簡単に行なうことができる。
【0073】なお、上記各実施例の説明で警告表示をブ
ザー音としたがベル音としてもよく、また、報知部14
を音響出力回路で構成した場合には、音楽または音声メ
ッセージによって警告を行なうようにできる。以上、本
発明の一実施例について説明したが本発明は上記実施例
に限定されるものではなく、種々の変形実施が可能であ
ることはいうまでもない。
【0074】
【発明の効果】上記説明したように、第1の発明の携帯
型経路誘導装置及び第9の発明の復路誘導方法によれ
ば、ユーザによる入力操作なしにユーザの歩行(移動)
に追従して自動的に経路データが記憶され帰路には復路
及び自己位置が表示されるので、ユーザは入力の手間な
しに簡単に帰路(復路)の確認及び確保を行なうことが
でき、登山や釣り、原野や砂漠、迷路等のように予め定
まった道のないところでの復路の確認や確保及び誘導が
でき、きわめて便利で有用性が高い。また、上述したア
ウトドアシーンだけでなく、市街地での経路誘導にも有
用である。
【0075】また、第2の発明の携帯型経路誘導装置に
よれば、一定間隔で経路上の位置を記憶するので、距離
の確認等ができる。
【0076】また、第3の発明の携帯型経路誘導装置に
よれば、振動の大きさでノードを検出できるので、従来
例のようなキー操作なしに簡単にノードを記憶でき、登
山や釣りの場合のように地図には詳しく載っていない道
についても簡単に記憶することができる。また、地図上
で経度や緯度の読み取りが難しい細かいカーブ等も簡単
に読み取ることができる。
【0077】また、第4の発明の携帯型経路誘導装置に
よれば測位結果をサンプリングして得た方位の差からノ
ードを検出し経路データを自動的に記憶するので、曲り
角で装置を強く振動させたり、所定値以上の振動を検出
する必要もなく、また、キー操作の手間もまったくなし
に自動的に経路を登録でき、復路の誘導、確保、確認等
ができ、至極便利で有用性が高い。
【0078】また、第5の発明の携帯型経路誘導装置に
よればGPS衛星からの受信タイミングをサンプリング
して得た方位の差からノードを検出し経路データを自動
的に記憶するので、第4の発明の場合より消費電力が少
なくて済む。
【0079】また、第6の発明の携帯型経路誘導装置に
よれば、経路記憶時の経路(往路)を表示できるのでユ
ーザにとって現在位置を確認できる。
【0080】また、第7の発明の携帯型経路誘導装置に
よれば、表示された復路と自己位置(=現在位置)が離
れすぎている場合にはそれを検出してブザーや音声等に
よる警告報知を行なったりしたり、自己位置や復路との
ずれ等を表示して報知できるので、適切な経路誘導を行
なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の携帯型経路誘導装置の一実施例の構成
を示すブロック図である。
【図2】腕時計型ナビゲータの一実施例の外観を示す図
である。
【図3】経路設定テーブルの一実施例の構成を示す図で
ある。
【図4】経路、ノード及び順路(誘導路)の説明図であ
る。
【図5】経路、ノード及び順路(誘導路)の説明図であ
る。
【図6】往路表示の一実施例を示す図である。
【図7】復路誘導時に表示される経路及び誘導ガイドの
一実施例を示す図である。
【図8】経路記憶及び往路誘導の制御動作例を示すフロ
ーチャートである。
【図9】経路記憶時の詳細な制御動作の一実施例を示す
フローチャートである。
【図10】経路記憶時の詳細な制御動作の一実施例を示
すフローチャートである。
【図11】経路記憶時の詳細な制御動作の一実施例を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
13 GPS処理部(測位手段、サンプリング手段) 14 制御部(記憶制御手段、復路表示制御手段、往路
表示制御手段、サンプリング手段、差分算出手段、離間
距離算出手段) 15 表示部 22 振動検出部(振動検出手段) 24 ブザー、報知部(報知手段) 100 腕時計型ナビゲータ(携帯型経路誘導装置) B スイッチ(復路誘導開始指示手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C032 HB22 HC11 HC25 HC31 HD03 HD07 HD16 HD26 2F029 AA07 AB07 AC02 AC08 AC14 AC16 5H180 AA21 BB05 FF05 FF22 FF33 FF36

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示部と、 衛星から送られてくる測位情報を受信し、この測位情報
    に基づき自己位置を計算する測位手段と、 前記測位手段により計測された自己位置の移動状態に基
    づいてノードを検出してその位置情報をメモリに記憶す
    る記憶制御手段と、 復路誘導時に、前記メモリに記憶された各ノードと各ノ
    ードを結ぶ経路を前記表示部に表示すると共に、前記測
    位手段によって取得される自己位置を該表示部に表示す
    る復路表示制御手段と、 を備えたことを特徴とする携帯型経路誘導装置。
  2. 【請求項2】 前記記憶制御手段は、経路上の位置を一
    定間隔毎にメモリに記憶すると共に、前記測位手段によ
    り計測された自己位置からノードを検出してメモリに記
    憶することを特徴とする請求項1記載の携帯型経路誘導
    装置。
  3. 【請求項3】 装置本体の振動を検出する振動検出手段
    を備え、 前記記憶制御手段はこの振動検出手段によって検出され
    た振動が所定値を超えたとき前記測位手段により計測さ
    れた自己位置をノードとして検出することを特徴とする
    請求項1又は2記載の携帯型経路誘導装置。
  4. 【請求項4】 前記測位手段によって計算された自己位
    置を所定時間間隔でサンプリングするサンプリング手段
    と、 このサンプリング手段により取得された前回の自己位置
    と今回の自己位置から方位を算出し、前回算出した方位
    と今回算出した方位の差分を得る差分算出手段と、を備
    え、 前記記憶制御手段は、この差分算出手段によって算出さ
    れた方位の差分の絶対値が所定値より大きいとき、前記
    測位手段により計測された自己位置をノードとするこ
    と、を特徴とする請求項1又は2記載の携帯型経路誘導
    装置。
  5. 【請求項5】 前記測位手段は、前記衛星から送られて
    くる測位情報を所定時間間隔で受信するサンプリング手
    段を備え、 この測位手段により計算された前回の自己位置と今回の
    自己位置から方位を算出し、前回算出した方位と今回算
    出した方位の差分を得る差分算出手段と、を備え、 前記記憶制御手段は、この差分算出手段によって算出さ
    れた方位の差分の絶対値が所定値より大きいとき、前記
    測位手段により計測された自己位置をノードとするこ
    と、を特徴とする請求項1又は2記載の携帯型経路誘導
    装置。
  6. 【請求項6】 往路で、前記メモリに記憶された各ノー
    ドと各ノードを結ぶ経路を前記表示部に表示する往路表
    示制御手段を備えたことを特徴とする請求項1又は2記
    載の携帯型経路誘導装置。
  7. 【請求項7】 前記復路表示制御手段によって前記表示
    部に経路と共に表示された自己位置と経路との距離を計
    算する離間距離算出手段と、 この離間距離算出手段によって算出された自己位置と経
    路との距離が所定距離より大きい場合にそれを報知する
    報知手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の携帯
    型経路誘導装置。
  8. 【請求項8】 前記復路誘導を開始する復路誘導開始指
    示手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至6のいず
    れか1項に記載の携帯型経路誘導装置。
  9. 【請求項9】 衛星から送られてくる測位情報を受信
    し、この測位情報に基づき自己位置を計算する携帯型電
    子機器において、 往路では、前記測位手段により計測された自己位置をノ
    ードとしてメモリに記憶し、 復路誘導時に、前記メモリに記憶された各ノードと各ノ
    ードを結ぶ経路と自己位置を表示することを特徴とする
    復路誘導方法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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