JP2003028661A - 帰路案内装置 - Google Patents
帰路案内装置Info
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- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01C—MEASURING DISTANCES, LEVELS OR BEARINGS; SURVEYING; NAVIGATION; GYROSCOPIC INSTRUMENTS; PHOTOGRAMMETRY OR VIDEOGRAMMETRY
- G01C21/00—Navigation; Navigational instruments not provided for in groups G01C1/00 - G01C19/00
- G01C21/26—Navigation; Navigational instruments not provided for in groups G01C1/00 - G01C19/00 specially adapted for navigation in a road network
- G01C21/34—Route searching; Route guidance
- G01C21/36—Input/output arrangements for on-board computers
- G01C21/3626—Details of the output of route guidance instructions
- G01C21/3647—Guidance involving output of stored or live camera images or video streams
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Radar, Positioning & Navigation (AREA)
- Remote Sensing (AREA)
- Automation & Control Theory (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Navigation (AREA)
- Traffic Control Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 使用者が携帯して使用できるものであって、
GPS機能や地図データを用いない簡単な構成で、確実
に帰路を案内する。 【解決手段】 携帯可能な本体2の前面に、表示装置3
及び操作部4を設けると共に、上部に撮像装置5を設け
る。商店街の通路(道路)の要所に、識別名と位置情報
を記録した二次元コードとを有した位置標識を設ける。
位置情報は、その地点の座標データ及び隣接地点情報を
含む。使用者は、帰路案内のメニューを選択,実行させ
た上で、出発地点から到達地点に至るまでに通る道筋に
配設された各位置標識を順に撮像装置5を用いて撮像す
ると、本体2内のデータ記憶部に解読された位置データ
が順に記憶される。本体2内の情報処理部は、使用者の
により帰路案内表示の指示がなされると、データ記憶部
に記憶された位置情報を、入力時とは逆の順に表示装置
3に表示する。
GPS機能や地図データを用いない簡単な構成で、確実
に帰路を案内する。 【解決手段】 携帯可能な本体2の前面に、表示装置3
及び操作部4を設けると共に、上部に撮像装置5を設け
る。商店街の通路(道路)の要所に、識別名と位置情報
を記録した二次元コードとを有した位置標識を設ける。
位置情報は、その地点の座標データ及び隣接地点情報を
含む。使用者は、帰路案内のメニューを選択,実行させ
た上で、出発地点から到達地点に至るまでに通る道筋に
配設された各位置標識を順に撮像装置5を用いて撮像す
ると、本体2内のデータ記憶部に解読された位置データ
が順に記憶される。本体2内の情報処理部は、使用者の
により帰路案内表示の指示がなされると、データ記憶部
に記憶された位置情報を、入力時とは逆の順に表示装置
3に表示する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、使用者に到達地点
から出発地点までの帰路を案内することを可能とした帰
路案内装置に関する。
から出発地点までの帰路を案内することを可能とした帰
路案内装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】近年、例えば個人(歩
行者)が携帯して、現在位置や周辺の地図データを得る
ことのできる装置として、GPSを利用したナビゲーシ
ョン機能を有したPDA(携帯型ナビゲーション装置)
が供されてきており、また、携帯電話機においても、イ
ンターネット等を介した通信により現在位置周辺の地図
データを取得して表示画面に表示するサービスが供され
てきている。
行者)が携帯して、現在位置や周辺の地図データを得る
ことのできる装置として、GPSを利用したナビゲーシ
ョン機能を有したPDA(携帯型ナビゲーション装置)
が供されてきており、また、携帯電話機においても、イ
ンターネット等を介した通信により現在位置周辺の地図
データを取得して表示画面に表示するサービスが供され
てきている。
【0003】しかしながら、これらのものでは、位置検
出の精度がさほど高いものではないため例えば近接した
2地点の区別ができない、高さ方向に関する位置を検出
できない、地下等の電波の届かない場所では使用できな
い等の事情があり、例えば比較的狭い領域で使用するケ
ースなどにおいては、必ずしも使用者にとって好適に使
用できるものであるとは言えなかった。
出の精度がさほど高いものではないため例えば近接した
2地点の区別ができない、高さ方向に関する位置を検出
できない、地下等の電波の届かない場所では使用できな
い等の事情があり、例えば比較的狭い領域で使用するケ
ースなどにおいては、必ずしも使用者にとって好適に使
用できるものであるとは言えなかった。
【0004】この場合、例えば商店街や地下街、大型シ
ョッピングセンタ、大型駐車場、テーマパーク等のアミ
ューズメント施設などにおいては、通路が高密度で複雑
に入り組んでいるため、人が迷いやすく出入口までの経
路が判らない、あるいは自車を駐車した場所が探し出せ
ないといったケースがあり、このような比較的狭い場所
において、簡易に経路案内を行えるような装置が要望さ
れるのである。また、上記のような場所では、施設の配
置変更に伴う通路の変更が短期間で行われる事情があ
り、インターネットを介して取得した地図データが、最
新のものでないケースがしばしば生ずることになる。
ョッピングセンタ、大型駐車場、テーマパーク等のアミ
ューズメント施設などにおいては、通路が高密度で複雑
に入り組んでいるため、人が迷いやすく出入口までの経
路が判らない、あるいは自車を駐車した場所が探し出せ
ないといったケースがあり、このような比較的狭い場所
において、簡易に経路案内を行えるような装置が要望さ
れるのである。また、上記のような場所では、施設の配
置変更に伴う通路の変更が短期間で行われる事情があ
り、インターネットを介して取得した地図データが、最
新のものでないケースがしばしば生ずることになる。
【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、使用者が携帯して使用できるものであ
って、GPS機能や地図データを用いない簡単な構成
で、確実に帰路を案内することができる帰路案内装置を
提供するにある。
で、その目的は、使用者が携帯して使用できるものであ
って、GPS機能や地図データを用いない簡単な構成
で、確実に帰路を案内することができる帰路案内装置を
提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の帰路
案内装置によれば、通路に沿う各地点に位置情報を記録
した位置標識が設けられており、使用者が出発地点から
到達地点に至るまでに通った道筋に沿う複数の位置標識
の位置情報を入力手段により入力すると、入力された位
置情報が記憶手段に入力順に記憶される。そして、その
記憶手段に記憶された位置情報を、出力手段により、使
用者の認識可能な形態で、到達地点を起点とし出発地点
へ向けて入力時とは逆の順に出力することができる。
案内装置によれば、通路に沿う各地点に位置情報を記録
した位置標識が設けられており、使用者が出発地点から
到達地点に至るまでに通った道筋に沿う複数の位置標識
の位置情報を入力手段により入力すると、入力された位
置情報が記憶手段に入力順に記憶される。そして、その
記憶手段に記憶された位置情報を、出力手段により、使
用者の認識可能な形態で、到達地点を起点とし出発地点
へ向けて入力時とは逆の順に出力することができる。
【0007】これにより、使用者は、往路において位置
標識の位置情報の入力操作を行うだけで、帰路における
出力手段の出力によって出発地点までの道筋が案内さ
れ、往路の道筋を逆にたどって出発地点に戻ることが可
能となる。この場合、使用者が携帯して使用できるもの
であって、GPS機能や地図データを用いない簡単な構
成で済ませることができ、確実に帰路を案内することが
できるようになる。尚、位置情報の出力形態としては、
文字による表示、略図状の図形による表示、合成音声に
よる出力などが考えられる。
標識の位置情報の入力操作を行うだけで、帰路における
出力手段の出力によって出発地点までの道筋が案内さ
れ、往路の道筋を逆にたどって出発地点に戻ることが可
能となる。この場合、使用者が携帯して使用できるもの
であって、GPS機能や地図データを用いない簡単な構
成で済ませることができ、確実に帰路を案内することが
できるようになる。尚、位置情報の出力形態としては、
文字による表示、略図状の図形による表示、合成音声に
よる出力などが考えられる。
【0008】ここで、往路については、使用者が任意に
進むことができるので、途中で寄り道をしたり、道に迷
ったりして、同じ地点(通路)を何回も通ることが考え
られる。このとき、往路と逆の道筋をそのままたどるよ
うに帰路を案内することは、単純に出発地点に戻ること
を目的とする場合、無駄の多いものとなってしまう。そ
こで、記憶手段に記憶された位置情報の中に、複数の同
一位置情報が含まれている場合には、それら同一の位置
情報の間に存在する位置情報を出力から省略する短絡処
理手段を設けることができ(請求項2の発明)、これに
より、より短い距離で出発地点に戻る経路を案内するこ
とが可能となる。
進むことができるので、途中で寄り道をしたり、道に迷
ったりして、同じ地点(通路)を何回も通ることが考え
られる。このとき、往路と逆の道筋をそのままたどるよ
うに帰路を案内することは、単純に出発地点に戻ること
を目的とする場合、無駄の多いものとなってしまう。そ
こで、記憶手段に記憶された位置情報の中に、複数の同
一位置情報が含まれている場合には、それら同一の位置
情報の間に存在する位置情報を出力から省略する短絡処
理手段を設けることができ(請求項2の発明)、これに
より、より短い距離で出発地点に戻る経路を案内するこ
とが可能となる。
【0009】また、使用者が出発地点から到達地点まで
最短の往路を通って到達したいと考えても、良く知らな
いような通路であれば、使用者が意図せずに遠回りをし
てしまうケースが考えられ、この場合も、往路と逆の道
筋をそのままたどるように帰路を案内すれば、遠回りす
ることになる。そこで、位置情報を、隣り合う位置標識
の配設地点の位置情報の識別が可能に構成し、記憶手段
に記憶された位置情報の中に、隣り合う位置情報の間に
別の1以上の位置情報が挟まれた状態で存在する場合
に、当該別の位置情報を出力から省略する近道選択手段
を設けることができ(請求項3の発明)、これにより、
遠回りした部分に関して近道を通るように経路を案内す
ることが可能となる。
最短の往路を通って到達したいと考えても、良く知らな
いような通路であれば、使用者が意図せずに遠回りをし
てしまうケースが考えられ、この場合も、往路と逆の道
筋をそのままたどるように帰路を案内すれば、遠回りす
ることになる。そこで、位置情報を、隣り合う位置標識
の配設地点の位置情報の識別が可能に構成し、記憶手段
に記憶された位置情報の中に、隣り合う位置情報の間に
別の1以上の位置情報が挟まれた状態で存在する場合
に、当該別の位置情報を出力から省略する近道選択手段
を設けることができ(請求項3の発明)、これにより、
遠回りした部分に関して近道を通るように経路を案内す
ることが可能となる。
【0010】ところで、上記位置標識としては、例えば
盲人用の電波案内システムのような、微弱な電波を発信
して位置情報を知らせるものも考えられるが、それで
は、設備が比較的大掛りとなって高価なものとなってし
まう。これに対し、位置標識を、位置情報を光学的に読
取り可能なコード化して表示するものとし、入力手段
を、そのコードを撮像する撮像装置により光学的に位置
情報を入力するように構成することができる(請求項4
の発明)。これによれば、位置標識を安価に設置できる
と共に、位置情報の入力も簡易で且つ確実に行うことが
可能となる。
盲人用の電波案内システムのような、微弱な電波を発信
して位置情報を知らせるものも考えられるが、それで
は、設備が比較的大掛りとなって高価なものとなってし
まう。これに対し、位置標識を、位置情報を光学的に読
取り可能なコード化して表示するものとし、入力手段
を、そのコードを撮像する撮像装置により光学的に位置
情報を入力するように構成することができる(請求項4
の発明)。これによれば、位置標識を安価に設置できる
と共に、位置情報の入力も簡易で且つ確実に行うことが
可能となる。
【0011】この場合、前記位置標識を、位置情報を記
録した二次元コードを含んで構成することができ(請求
項5の発明)、これにより、大容量のデータ(位置情
報)を高密度(小面積)で記録できる利点を得ることが
できる。尚、位置標識については、位置情報を記録した
コードだけでなく、その地点の地名等を文字で表示する
ことが望ましい。
録した二次元コードを含んで構成することができ(請求
項5の発明)、これにより、大容量のデータ(位置情
報)を高密度(小面積)で記録できる利点を得ることが
できる。尚、位置標識については、位置情報を記録した
コードだけでなく、その地点の地名等を文字で表示する
ことが望ましい。
【0012】また、近年では、カメラを内蔵した携帯電
話機が供されてきているが、上記のように光学的に位置
情報を入力する場合、本発明の帰路案内装置をカメラ付
き携帯電話機に組込んで構成し、内蔵されたカメラを撮
像装置(入力手段)として機能させることができる(請
求項6の発明)。これによれば、携帯電話機の機能の拡
大を図ることができ、しかも入力手段に加えて、携帯電
話機のメモリを記憶手段、表示装置を出力手段として機
能させるといったように、ハード構成の大部分を兼用さ
せることができるので、専用の装置として構成する場合
に比べて合理的,経済的なものとなる。
話機が供されてきているが、上記のように光学的に位置
情報を入力する場合、本発明の帰路案内装置をカメラ付
き携帯電話機に組込んで構成し、内蔵されたカメラを撮
像装置(入力手段)として機能させることができる(請
求項6の発明)。これによれば、携帯電話機の機能の拡
大を図ることができ、しかも入力手段に加えて、携帯電
話機のメモリを記憶手段、表示装置を出力手段として機
能させるといったように、ハード構成の大部分を兼用さ
せることができるので、専用の装置として構成する場合
に比べて合理的,経済的なものとなる。
【0013】さらに、帰路を案内する場合、ある位置標
識から次の位置標識までどの方向(前後左右並びに上
下)に向かえば良いかを合せて知らせるようにすれば、
使用者にとって判りやすいものとなる。そこで、位置情
報に該当する位置標識の配設地点の二次元又は三次元の
座標データを含ませると共に、ある位置標識の配設地点
から次の位置標識の配設地点がいずれの方向にあたるか
の方向情報を生成する方向判断手段を設け、その方向情
報をも合せて出力するように構成することができる(請
求項7の発明)。このとき、位置情報を方向情報を含ん
で図形に変換して表示装置に表示する構成とすれば(請
求項8の発明)、使用者にとってより一層判りやすく帰
路を案内することができる。
識から次の位置標識までどの方向(前後左右並びに上
下)に向かえば良いかを合せて知らせるようにすれば、
使用者にとって判りやすいものとなる。そこで、位置情
報に該当する位置標識の配設地点の二次元又は三次元の
座標データを含ませると共に、ある位置標識の配設地点
から次の位置標識の配設地点がいずれの方向にあたるか
の方向情報を生成する方向判断手段を設け、その方向情
報をも合せて出力するように構成することができる(請
求項7の発明)。このとき、位置情報を方向情報を含ん
で図形に変換して表示装置に表示する構成とすれば(請
求項8の発明)、使用者にとってより一層判りやすく帰
路を案内することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例(請求項
1,2,3,4,5,7に対応)について、図1ないし
図8を参照しながら説明する。尚、本実施例では、PD
A機能を有した携帯型情報端末装置に本発明を適用して
いる。また、本実施例では、二次元的に展開される商店
街において、本発明の帰路案内装置を使用する場合を具
体例としてあげながら説明する。
1,2,3,4,5,7に対応)について、図1ないし
図8を参照しながら説明する。尚、本実施例では、PD
A機能を有した携帯型情報端末装置に本発明を適用して
いる。また、本実施例では、二次元的に展開される商店
街において、本発明の帰路案内装置を使用する場合を具
体例としてあげながら説明する。
【0015】まず、図2は、本実施例に係る帰路案内装
置たる携帯型情報端末装置1の外観を示しており、ま
た、図3は、その情報端末装置1の電気的構成を概略的
に示している。ここで、図2に示すように、情報端末装
置1の本体2は、ユーザ(使用者)が片手で携帯可能な
大きさの、やや縦長の薄形矩形箱状をなし、その表面
(前面)には、例えば大型のフルカラーLCDからなる
表示装置3が設けられていると共に、その下部に位置し
て操作部4が設けられている。この操作部4は、カーソ
ルキーや複数個の押ボタンスイッチ等を備えて構成さ
れ、ユーザは、この操作部4のスイッチを操作すること
により、後述するメニュー(モード)の選択、撮像装置
による画像入力の指示、帰路案内開始の指示等を行うこ
とができるようになっている。
置たる携帯型情報端末装置1の外観を示しており、ま
た、図3は、その情報端末装置1の電気的構成を概略的
に示している。ここで、図2に示すように、情報端末装
置1の本体2は、ユーザ(使用者)が片手で携帯可能な
大きさの、やや縦長の薄形矩形箱状をなし、その表面
(前面)には、例えば大型のフルカラーLCDからなる
表示装置3が設けられていると共に、その下部に位置し
て操作部4が設けられている。この操作部4は、カーソ
ルキーや複数個の押ボタンスイッチ等を備えて構成さ
れ、ユーザは、この操作部4のスイッチを操作すること
により、後述するメニュー(モード)の選択、撮像装置
による画像入力の指示、帰路案内開始の指示等を行うこ
とができるようになっている。
【0016】そして、前記本体2の上部には、例えばC
CDカメラからなる撮像装置5が設けられている。この
撮像装置5は、ケース5a内にCCD撮像素子(図示せ
ず)を備えると共に、ケース5aの前面にレンズ5bを
有して構成されており、この場合、前記ケース5aが本
体2に横方向に延びる軸を中心に回動可能に支持されて
いることにより、撮影方向を前面側から上方を経て背面
側まで回動させることができるようになっている。
CDカメラからなる撮像装置5が設けられている。この
撮像装置5は、ケース5a内にCCD撮像素子(図示せ
ず)を備えると共に、ケース5aの前面にレンズ5bを
有して構成されており、この場合、前記ケース5aが本
体2に横方向に延びる軸を中心に回動可能に支持されて
いることにより、撮影方向を前面側から上方を経て背面
側まで回動させることができるようになっている。
【0017】また、この撮像装置5による撮像のモード
においては、前記表示装置3に撮像装置5の視野の画像
が表示され、ファインダとして機能するようになってい
る。これにて、ユーザは、表示装置3の画面を見なが
ら、撮像装置5のレンズ5bを所望の撮像対象に向け、
前記操作部4のキー操作を行うことにより、撮像(写真
を撮る)が可能となっている。このとき、この撮像装置
5により、後述する位置標識6(図4参照)を撮像する
ことにより、位置情報を入力するための入力手段として
の機能が実現されるようになっている。
においては、前記表示装置3に撮像装置5の視野の画像
が表示され、ファインダとして機能するようになってい
る。これにて、ユーザは、表示装置3の画面を見なが
ら、撮像装置5のレンズ5bを所望の撮像対象に向け、
前記操作部4のキー操作を行うことにより、撮像(写真
を撮る)が可能となっている。このとき、この撮像装置
5により、後述する位置標識6(図4参照)を撮像する
ことにより、位置情報を入力するための入力手段として
の機能が実現されるようになっている。
【0018】一方、図3に示すように、本体2内には、
マイコン(CPU)を主体として構成され全体の制御を
行う情報処理部7が設けられている。この情報処理部7
には、プログラム記憶部8、及び、各種データを記憶す
るためのデータ記憶部9が接続されている。前記プログ
ラム記憶部8には、情報処理装置1を帰路案内装置とし
て機能させるためのプログラムや、PDAとしての各種
機能を実現させるためのプログラム等が記憶されてい
る。また、この情報処理部7には前記操作部4の操作信
号が入力されると共に、情報処理部7が、前記表示装置
3の表示を制御するようになっている、そして、この情
報処理部7が前記撮像装置5を制御すると共に、撮像装
置5の撮像した画像データが入力されるようになってい
る。
マイコン(CPU)を主体として構成され全体の制御を
行う情報処理部7が設けられている。この情報処理部7
には、プログラム記憶部8、及び、各種データを記憶す
るためのデータ記憶部9が接続されている。前記プログ
ラム記憶部8には、情報処理装置1を帰路案内装置とし
て機能させるためのプログラムや、PDAとしての各種
機能を実現させるためのプログラム等が記憶されてい
る。また、この情報処理部7には前記操作部4の操作信
号が入力されると共に、情報処理部7が、前記表示装置
3の表示を制御するようになっている、そして、この情
報処理部7が前記撮像装置5を制御すると共に、撮像装
置5の撮像した画像データが入力されるようになってい
る。
【0019】尚、本体2内には、充電可能な二次電池を
含んで構成され駆動電源を供給する電源部10も設けら
れている。さらに、図示はしないが、この情報処理装置
1には、通信インターフェースが設けられており、例え
ば携帯電話機(あるいはPHS端末機)を接続すること
により、該携帯電話機を介してインターネットや各種情
報サービスシステム等との間でのデータ通信も可能とさ
れている。パソコン等との接続も可能とされている。ま
た、GPS受信機を設け、携帯型ナビゲーション装置と
しての機能を付加することも可能である。
含んで構成され駆動電源を供給する電源部10も設けら
れている。さらに、図示はしないが、この情報処理装置
1には、通信インターフェースが設けられており、例え
ば携帯電話機(あるいはPHS端末機)を接続すること
により、該携帯電話機を介してインターネットや各種情
報サービスシステム等との間でのデータ通信も可能とさ
れている。パソコン等との接続も可能とされている。ま
た、GPS受信機を設け、携帯型ナビゲーション装置と
しての機能を付加することも可能である。
【0020】さて、この情報処理装置1は、上記したハ
ードウエア構成と、前記情報処理部7の処理動作を中心
としたソフトウエア構成(プログラムの実行)とによ
り、使用者の出発地点から到達地点までの往路における
入力操作に基づいて、到達地点から出発地点までの帰路
を案内する帰路案内装置としての機能を実現するように
なっている。
ードウエア構成と、前記情報処理部7の処理動作を中心
としたソフトウエア構成(プログラムの実行)とによ
り、使用者の出発地点から到達地点までの往路における
入力操作に基づいて、到達地点から出発地点までの帰路
を案内する帰路案内装置としての機能を実現するように
なっている。
【0021】このとき、上記帰路案内の機能の実現のた
めに、対象となる地域例えば街の中(商店街)の通路
(道路)の要所に位置標識6が設けられる。この位置標
識6は、図4に示すように、その配設地点の地名や交差
点名等の識別名6aと、その地点の位置情報を記録した
光学的に読取り可能なコード、この場合QRコードから
なる二次元コード6bとを記載して構成されている。こ
の位置標識6は、図5に小さな黒丸で一部示すように、
通路(道路)のうち、少なくとも分岐点に位置して、電
柱、壁、歩道の床等に設置されるようになっている。
めに、対象となる地域例えば街の中(商店街)の通路
(道路)の要所に位置標識6が設けられる。この位置標
識6は、図4に示すように、その配設地点の地名や交差
点名等の識別名6aと、その地点の位置情報を記録した
光学的に読取り可能なコード、この場合QRコードから
なる二次元コード6bとを記載して構成されている。こ
の位置標識6は、図5に小さな黒丸で一部示すように、
通路(道路)のうち、少なくとも分岐点に位置して、電
柱、壁、歩道の床等に設置されるようになっている。
【0022】また、本実施例では、前記二次元コード6
bに記録される位置情報は、識別名のデータ、及び、該
当する位置標識6の配設地点のデータこの場合二次元の
座標データからなり、その座標は例えば、図8(a)に
示すように、その地域のシンボルとなる地点この場合駅
前の地点Zを原点(0,0)とし、東西方向をx軸、南
北方向をy軸としたxy座標系で表されるようになって
いる。さらに本実施例では、二次元コード6bに記録さ
れる位置情報には、その位置標識6に隣り合う地点に配
設された位置標識6の情報(隣接地点情報)も含まれる
ようになっている(図7(a)参照)。
bに記録される位置情報は、識別名のデータ、及び、該
当する位置標識6の配設地点のデータこの場合二次元の
座標データからなり、その座標は例えば、図8(a)に
示すように、その地域のシンボルとなる地点この場合駅
前の地点Zを原点(0,0)とし、東西方向をx軸、南
北方向をy軸としたxy座標系で表されるようになって
いる。さらに本実施例では、二次元コード6bに記録さ
れる位置情報には、その位置標識6に隣り合う地点に配
設された位置標識6の情報(隣接地点情報)も含まれる
ようになっている(図7(a)参照)。
【0023】そして、後の作用説明で詳述するように、
情報処理装置1により帰路案内を実行させるにあたって
は、使用者は、メニュー画面で帰路案内のメニューを選
択,実行させた上で、出発地点(最終的に戻りたい地
点)から到達地点(帰路の起点となる地点)に至るまで
に通る道筋において、該道筋に沿う各地点に設けられた
位置標識6が現れる都度、その位置標識6を順に前記撮
像装置5を用いて撮像するようにする。
情報処理装置1により帰路案内を実行させるにあたって
は、使用者は、メニュー画面で帰路案内のメニューを選
択,実行させた上で、出発地点(最終的に戻りたい地
点)から到達地点(帰路の起点となる地点)に至るまで
に通る道筋において、該道筋に沿う各地点に設けられた
位置標識6が現れる都度、その位置標識6を順に前記撮
像装置5を用いて撮像するようにする。
【0024】すると、情報処理装置1(情報処理部7)
は、撮像がなされる毎に、撮像された二次元コード6b
の画像データを解析(デコード)し、その位置情報(デ
コードデータ)をデータ記憶部9の所定の領域(位置情
報記憶エリア)に、入力順に(入力順のデータを付し
て)記憶するようになっている。従って、撮像装置5が
入力手段として機能すると共に、データ記憶部9が記憶
手段として機能するようになっている。
は、撮像がなされる毎に、撮像された二次元コード6b
の画像データを解析(デコード)し、その位置情報(デ
コードデータ)をデータ記憶部9の所定の領域(位置情
報記憶エリア)に、入力順に(入力順のデータを付し
て)記憶するようになっている。従って、撮像装置5が
入力手段として機能すると共に、データ記憶部9が記憶
手段として機能するようになっている。
【0025】その後、情報処理部7は、使用者の操作部
4の操作により帰路案内表示の指示がなされると、前記
データ記憶部9に記憶された位置情報を、到達地点を起
点とし出発地点へ向けて入力時とは逆の順に、使用者の
認識可能な形態で出力する、この場合表示装置3の画面
に表示させることにより、帰路の案内表示を行うように
なっている。従って、情報処理部7及び表示装置3から
出力手段が構成されるようになっている。この場合、帰
路の案内表示において、表示装置3に文字表示を行う
か、略地図の如き図形表示を行うかの表示モードを、使
用者が選択できるようになっている。
4の操作により帰路案内表示の指示がなされると、前記
データ記憶部9に記憶された位置情報を、到達地点を起
点とし出発地点へ向けて入力時とは逆の順に、使用者の
認識可能な形態で出力する、この場合表示装置3の画面
に表示させることにより、帰路の案内表示を行うように
なっている。従って、情報処理部7及び表示装置3から
出力手段が構成されるようになっている。この場合、帰
路の案内表示において、表示装置3に文字表示を行う
か、略地図の如き図形表示を行うかの表示モードを、使
用者が選択できるようになっている。
【0026】このとき、情報処理部7は、帰路の案内表
示を行うにあたって、前記データ記憶部9に記憶された
位置情報の中に、同一位置情報の有無を検索し、複数の
同一の位置情報が含まれている場合には、それら同一の
位置情報の間に存在する位置情報を、出力から省略する
短絡処理を行うようになっている。またこれと共に、情
報処理部7は、それら位置情報の中に、隣り合う位置情
報の間に別の1以上の位置情報が挟まれた状態で存在す
るかどうかを検索し、存在する場合には、その別の位置
情報を出力から省略する近道選択の処理を行うようにな
っている。従って、情報処理部7が、短絡処理手段及び
近道選択手段として機能するようになっている。
示を行うにあたって、前記データ記憶部9に記憶された
位置情報の中に、同一位置情報の有無を検索し、複数の
同一の位置情報が含まれている場合には、それら同一の
位置情報の間に存在する位置情報を、出力から省略する
短絡処理を行うようになっている。またこれと共に、情
報処理部7は、それら位置情報の中に、隣り合う位置情
報の間に別の1以上の位置情報が挟まれた状態で存在す
るかどうかを検索し、存在する場合には、その別の位置
情報を出力から省略する近道選択の処理を行うようにな
っている。従って、情報処理部7が、短絡処理手段及び
近道選択手段として機能するようになっている。
【0027】さらに本実施例では、情報処理部7は、帰
路の案内表示を行う際に、位置情報中の座標データか
ら、ある位置標識6の配設地点(現地点)から次の位置
標識6の配設地点が、進行方向(一つ前の地点から現地
点への進行方向)に対していずれの方向(前後左右)に
あたるかの方向情報を生成し、その方向情報をも合せて
出力するようになっており、以て方向判断手段としても
機能するようになっている。この方向情報の生成(方向
の検出)は、例えば、現地点を原点とし、一つ前の地点
をY軸マイナス方向とした座標変換を行い、次の地点が
X軸プラス方向(右方向)、X軸マイナス方向(左方
向)、Y軸プラス方向(直進方向)のいずれにあるかの
判断に基づいて行われるようになっている(図8(b)
参照)。
路の案内表示を行う際に、位置情報中の座標データか
ら、ある位置標識6の配設地点(現地点)から次の位置
標識6の配設地点が、進行方向(一つ前の地点から現地
点への進行方向)に対していずれの方向(前後左右)に
あたるかの方向情報を生成し、その方向情報をも合せて
出力するようになっており、以て方向判断手段としても
機能するようになっている。この方向情報の生成(方向
の検出)は、例えば、現地点を原点とし、一つ前の地点
をY軸マイナス方向とした座標変換を行い、次の地点が
X軸プラス方向(右方向)、X軸マイナス方向(左方
向)、Y軸プラス方向(直進方向)のいずれにあるかの
判断に基づいて行われるようになっている(図8(b)
参照)。
【0028】尚、この情報処理装置1は、上記帰路案内
の機能の他に、やはり情報処理部7の処理動作を中心と
したソフトウエア構成(プログラムの実行)により、ス
ケジュール管理、アドレス帳、メモ帳、電子メールの送
受信、電子辞書、計算機等のPDA機能も実現するよう
になっている。このとき、前記撮像装置5により撮像し
た画像データを電子メールにより送信する等が可能とな
っている。これら各機能は、メニュー画面において、使
用者が所望のメニューを選択することにより実行され
る。
の機能の他に、やはり情報処理部7の処理動作を中心と
したソフトウエア構成(プログラムの実行)により、ス
ケジュール管理、アドレス帳、メモ帳、電子メールの送
受信、電子辞書、計算機等のPDA機能も実現するよう
になっている。このとき、前記撮像装置5により撮像し
た画像データを電子メールにより送信する等が可能とな
っている。これら各機能は、メニュー画面において、使
用者が所望のメニューを選択することにより実行され
る。
【0029】次に、上記構成の作用について、図1並び
に図5〜図8も参照して述べる。尚、ここでは、図5
(a)に示すように、使用者が、○○駅前のA地点付近
のバス停でバスをおり、ここを出発地点としながら、I
地点付近にある店舗を到達地点(目的地点)とする場合
を具体例としてあげながら説明する。図1のフローチャ
ートは、上記した情報処理装置1において、帰路案内の
機能を実現させる際に情報処理部7が実行する処理手順
の概略を示している。
に図5〜図8も参照して述べる。尚、ここでは、図5
(a)に示すように、使用者が、○○駅前のA地点付近
のバス停でバスをおり、ここを出発地点としながら、I
地点付近にある店舗を到達地点(目的地点)とする場合
を具体例としてあげながら説明する。図1のフローチャ
ートは、上記した情報処理装置1において、帰路案内の
機能を実現させる際に情報処理部7が実行する処理手順
の概略を示している。
【0030】即ち、使用者が、表示装置3のメニュー画
面において操作部4を操作して帰路案内のメニューを選
択すると、帰路案内モードが開始され、まずステップS
1では、使用者の操作部4の操作により帰路案内表示の
指示がなされたかどうかが判断される。帰路案内表示の
指示がないときには(ステップS1にてNo)、次のス
テップS2にて、使用者による撮像指示がなされたかど
うかが判断される。ここで、使用者は、往路において自
分が進んでいる道筋に位置標識6が存在していれば、撮
像装置5(レンズ5b)をその位置標識6に向け、操作
部4を操作して撮像指示を行う(ステップS2にてYe
s)。
面において操作部4を操作して帰路案内のメニューを選
択すると、帰路案内モードが開始され、まずステップS
1では、使用者の操作部4の操作により帰路案内表示の
指示がなされたかどうかが判断される。帰路案内表示の
指示がないときには(ステップS1にてNo)、次のス
テップS2にて、使用者による撮像指示がなされたかど
うかが判断される。ここで、使用者は、往路において自
分が進んでいる道筋に位置標識6が存在していれば、撮
像装置5(レンズ5b)をその位置標識6に向け、操作
部4を操作して撮像指示を行う(ステップS2にてYe
s)。
【0031】すると、撮像装置5による位置標識6の撮
像が行われ(ステップS3)、撮像された画像データ情
報処理部7に送られて位置情報が解読(デコード)され
る(ステップS4)。そして、その位置情報を記憶する
データ記憶部9のアドレスが決定された後(ステップS
5)、その位置情報がデータ記憶部9に記憶される(ス
テップS6)。使用者が出発地点から到達地点に至るま
での往路において、このステップS2〜S6の処理が繰
返されることにより、データ記憶部9には、複数の位置
情報がその入力順(使用者が通った順)に記憶されるよ
うになる。
像が行われ(ステップS3)、撮像された画像データ情
報処理部7に送られて位置情報が解読(デコード)され
る(ステップS4)。そして、その位置情報を記憶する
データ記憶部9のアドレスが決定された後(ステップS
5)、その位置情報がデータ記憶部9に記憶される(ス
テップS6)。使用者が出発地点から到達地点に至るま
での往路において、このステップS2〜S6の処理が繰
返されることにより、データ記憶部9には、複数の位置
情報がその入力順(使用者が通った順)に記憶されるよ
うになる。
【0032】図5の例では、使用者が、図5(a)に示
すレイアウトの道路を、出発地点から、A地点、B地
点、C地点、D地点、E地点、F地点、G地点、P地
点、F地点、G地点、H地点、J地点、K地点、I地点
の順に通って到達地点に至ったとしており(図5(b)
参照)、この場合、図6(a)及び図7(a)にデータ
記憶部9内のデータを一部イメージ的に示すように、デ
ータ記憶部9には、それら各地点に配設されている位置
標識6に記録されていた位置情報がその順に記憶される
ようになるのである。
すレイアウトの道路を、出発地点から、A地点、B地
点、C地点、D地点、E地点、F地点、G地点、P地
点、F地点、G地点、H地点、J地点、K地点、I地点
の順に通って到達地点に至ったとしており(図5(b)
参照)、この場合、図6(a)及び図7(a)にデータ
記憶部9内のデータを一部イメージ的に示すように、デ
ータ記憶部9には、それら各地点に配設されている位置
標識6に記録されていた位置情報がその順に記憶される
ようになるのである。
【0033】そして、使用者が到達地点(目的地)で用
事を済ませ、出発地点(バス停付近)に戻りたい場合に
は、操作部4の操作により帰路案内の開始を指示する
(ステップS1にてYes)。すると、まずステップS
7にて、帰路案内の表示モードが、文字表示あるいは図
形表示のいずれかに設定される。この例では、文字表示
が設定されたものとする。
事を済ませ、出発地点(バス停付近)に戻りたい場合に
は、操作部4の操作により帰路案内の開始を指示する
(ステップS1にてYes)。すると、まずステップS
7にて、帰路案内の表示モードが、文字表示あるいは図
形表示のいずれかに設定される。この例では、文字表示
が設定されたものとする。
【0034】次のステップS8〜S10では、短絡処理
が実行される。この短絡処理では、データ記憶部9に記
憶された出発地点から到達地点までの複数の位置情報の
なかに、同一地点が存在するかどうかの検索が行われ
(ステップS8)、同一地点が存在する場合には(ステ
ップS9にてYes)、それら同一地点の間に存在する
位置情報を削除して、同一地点間を短絡させることが行
われる(ステップS10)。これにて、同一の位置情報
の間に存在する位置情報が後述する出力から省略される
ようになるのである。
が実行される。この短絡処理では、データ記憶部9に記
憶された出発地点から到達地点までの複数の位置情報の
なかに、同一地点が存在するかどうかの検索が行われ
(ステップS8)、同一地点が存在する場合には(ステ
ップS9にてYes)、それら同一地点の間に存在する
位置情報を削除して、同一地点間を短絡させることが行
われる(ステップS10)。これにて、同一の位置情報
の間に存在する位置情報が後述する出力から省略される
ようになるのである。
【0035】図5の具体例では、E地点からH地点まで
の間に、図6(b)にも示すように、使用者は、F地
点、G地点、P地点、F地点、G地点という経路をたど
ったので、F地点−G地点間が重複しており、図6
(a)に示すように、F地点の位置情報及びG地点の位
置情報が夫々2つ存在する。そこで、データ記憶部9に
記憶された位置情報から、G地点、P地点、F地点の位
置情報(枠で囲った部分)が削除(出力から省略)さ
れ、F地点とG地点とが短絡されるのである。
の間に、図6(b)にも示すように、使用者は、F地
点、G地点、P地点、F地点、G地点という経路をたど
ったので、F地点−G地点間が重複しており、図6
(a)に示すように、F地点の位置情報及びG地点の位
置情報が夫々2つ存在する。そこで、データ記憶部9に
記憶された位置情報から、G地点、P地点、F地点の位
置情報(枠で囲った部分)が削除(出力から省略)さ
れ、F地点とG地点とが短絡されるのである。
【0036】次いで、ステップS11〜S13では、近
道選択の処理が実行される。この処理では、データ記憶
部9に記憶された最後の位置情報から順に、各位置情報
の中の隣接地点のデータが検索され(ステップS1
1)、隣り合う地点の位置情報が、間に別の1以上の位
置情報が挟まれた状態で存在する場合に、近道ありとし
て(ステップS12にてYes)、その挟まれている別
の位置情報が削除され、いわばショートカットさせるこ
とが行われる(ステップS13)。
道選択の処理が実行される。この処理では、データ記憶
部9に記憶された最後の位置情報から順に、各位置情報
の中の隣接地点のデータが検索され(ステップS1
1)、隣り合う地点の位置情報が、間に別の1以上の位
置情報が挟まれた状態で存在する場合に、近道ありとし
て(ステップS12にてYes)、その挟まれている別
の位置情報が削除され、いわばショートカットさせるこ
とが行われる(ステップS13)。
【0037】図5の具体例では、H地点からI地点に至
るまでに、図7(b)にも示すように、使用者はJ地
点、K地点を順に通る経路をたどったので、H地点から
I地点までいわば遠回りの経路をたどったことになる。
この場合、図7(a)に示すように、I地点の位置情報
には、隣接地点の情報としてH地点、K地点が含まれて
おり、データ記憶部9に記憶された位置情報中には、I
地点に隣り合うH地点の位置情報が、間にJ地点及びK
地点の位置情報を挟んだ状態で存在する。そこで、デー
タ記憶部9に記憶された位置情報から、J地点、K地点
の位置情報が削除され、I地点とH地点とを直接的に結
ぶ近道が選択されるのである。
るまでに、図7(b)にも示すように、使用者はJ地
点、K地点を順に通る経路をたどったので、H地点から
I地点までいわば遠回りの経路をたどったことになる。
この場合、図7(a)に示すように、I地点の位置情報
には、隣接地点の情報としてH地点、K地点が含まれて
おり、データ記憶部9に記憶された位置情報中には、I
地点に隣り合うH地点の位置情報が、間にJ地点及びK
地点の位置情報を挟んだ状態で存在する。そこで、デー
タ記憶部9に記憶された位置情報から、J地点、K地点
の位置情報が削除され、I地点とH地点とを直接的に結
ぶ近道が選択されるのである。
【0038】この後、データ記憶部9に記憶された位置
情報(各地点の情報)を、到達地点を起点として入力時
とは逆の順に出力(表示装置3による表示)することに
よる帰路の案内がなされるのであるが、その前に、ステ
ップS14及びS15にて、その位置情報と合わせて出
力する方向情報を生成する処理が行われる。
情報(各地点の情報)を、到達地点を起点として入力時
とは逆の順に出力(表示装置3による表示)することに
よる帰路の案内がなされるのであるが、その前に、ステ
ップS14及びS15にて、その位置情報と合わせて出
力する方向情報を生成する処理が行われる。
【0039】まず、ステップS14では、帰路の起点
(最後の地点)からみた帰路第2地点の方向が求められ
る。この場合、図8(a)に示したように、各位置標識
6の配設された地点の位置情報には、東西方向をx軸、
南北方向をy軸とした座標データが含まれているため、
ある地点からみた別の地点の方向(東西南北)を容易に
求めることができる。図5の具体例では、帰路の起点が
I地点となり、帰路第2地点がH地点となる(近道選択
処理によりJ地点、K地点が削除)ので、I地点からみ
たH地点の方向が、ほぼ西方向というように求められる
のである。
(最後の地点)からみた帰路第2地点の方向が求められ
る。この場合、図8(a)に示したように、各位置標識
6の配設された地点の位置情報には、東西方向をx軸、
南北方向をy軸とした座標データが含まれているため、
ある地点からみた別の地点の方向(東西南北)を容易に
求めることができる。図5の具体例では、帰路の起点が
I地点となり、帰路第2地点がH地点となる(近道選択
処理によりJ地点、K地点が削除)ので、I地点からみ
たH地点の方向が、ほぼ西方向というように求められる
のである。
【0040】ステップS15では、帰路の各通過地点に
ついて次の通過地点の方向(前後左右)が順に検出され
る。この検出は、上述のように、各地点の位置情報の座
標データから、現地点を原点とし、一つ前の地点をY軸
マイナス方向に配置した座標変換を行い(図8(b)参
照)、次の地点がX軸プラス方向にあれば右方向、X軸
マイナス方向にあれば左方向、Y軸プラス方向にあれば
直進方向と判断することにより行われる。
ついて次の通過地点の方向(前後左右)が順に検出され
る。この検出は、上述のように、各地点の位置情報の座
標データから、現地点を原点とし、一つ前の地点をY軸
マイナス方向に配置した座標変換を行い(図8(b)参
照)、次の地点がX軸プラス方向にあれば右方向、X軸
マイナス方向にあれば左方向、Y軸プラス方向にあれば
直進方向と判断することにより行われる。
【0041】図5の具体例では、例えばB地点(原点)
から次のA地点がどちらの方向かを求める場合には、図
8(b)に示すように、B地点を原点とし、一つ前のC
地点をY軸マイナス方向に配置した座標変換を行うこと
により、A地点はX軸のプラス方向に位置されるので、
右方向であることが判断できるのである。尚、起点から
の方向についてのみ、いわば絶対的な方向(東西南北)
で表現しているのは、起点では使用者がどちらを向いて
いるかを確定できないためである。
から次のA地点がどちらの方向かを求める場合には、図
8(b)に示すように、B地点を原点とし、一つ前のC
地点をY軸マイナス方向に配置した座標変換を行うこと
により、A地点はX軸のプラス方向に位置されるので、
右方向であることが判断できるのである。尚、起点から
の方向についてのみ、いわば絶対的な方向(東西南北)
で表現しているのは、起点では使用者がどちらを向いて
いるかを確定できないためである。
【0042】以上のような処理を経て、ステップS16
にて、表示装置3の画面に帰路案内の表示がなされる。
この場合、表示モードが文字表示であるため、図2に示
すような表示がなされる。この図2は、図5の具体例に
おける帰路案内の表示例を示しており、「I地点を西
に」、「H地点を右に」、「G地点を左に」といった文
字表示による帰路案内がなされるのである。このとき、
上記短絡処理によって、G地点からF地点への短絡が行
われ、また、近道選択の処理によってJ地点、K地点が
省略される。
にて、表示装置3の画面に帰路案内の表示がなされる。
この場合、表示モードが文字表示であるため、図2に示
すような表示がなされる。この図2は、図5の具体例に
おける帰路案内の表示例を示しており、「I地点を西
に」、「H地点を右に」、「G地点を左に」といった文
字表示による帰路案内がなされるのである。このとき、
上記短絡処理によって、G地点からF地点への短絡が行
われ、また、近道選択の処理によってJ地点、K地点が
省略される。
【0043】尚、この図2における「I地点」といった
名称は、実際には「○町○丁目○○前」といった識別名
に置換えられる。また、この場合、文字を大きくして表
示を見やすくするため、帰路全体でなく当面必要な部分
の表示を行うようにしており、使用者の操作により、残
りの部分のスクロール表示が行われる。一画面で帰路全
体を表示しても良いことは勿論である。
名称は、実際には「○町○丁目○○前」といった識別名
に置換えられる。また、この場合、文字を大きくして表
示を見やすくするため、帰路全体でなく当面必要な部分
の表示を行うようにしており、使用者の操作により、残
りの部分のスクロール表示が行われる。一画面で帰路全
体を表示しても良いことは勿論である。
【0044】これにより、使用者は、帰路案内の表示を
見ながら帰路を進むことにより、迷うことなく出発地点
に戻ることができる。この場合、方向の情報が合わせて
表示されるので、使用者にとって判りやすく帰路を案内
することができ、また、上記短絡処理、近道選択処理に
よって、使用者が同じ地点を何度も通ったり、不要に遠
回りしたりすることなく済ませることができ、無駄の少
ない案内を行うことができる。使用者が、操作部4にて
帰路案内の終了を指示することにより、帰路案内モード
が終了する(ステップS17)。
見ながら帰路を進むことにより、迷うことなく出発地点
に戻ることができる。この場合、方向の情報が合わせて
表示されるので、使用者にとって判りやすく帰路を案内
することができ、また、上記短絡処理、近道選択処理に
よって、使用者が同じ地点を何度も通ったり、不要に遠
回りしたりすることなく済ませることができ、無駄の少
ない案内を行うことができる。使用者が、操作部4にて
帰路案内の終了を指示することにより、帰路案内モード
が終了する(ステップS17)。
【0045】このように本実施例によれば、使用者は、
往路において位置標識6の位置情報の入力操作(撮像)
を行うだけで、表示装置3の帰路の表示によって出発地
点までの道筋が案内され、往路の道筋を逆にたどって出
発地点に戻ることが可能となる。この場合、使用者が携
帯して使用できる情報端末装置1として構成されるもの
であって、歩行者用ナビゲーション装置のようなGPS
機能や地図データを用いない簡単な構成で済ませること
ができながらも、確実に帰路を案内することができると
いう優れた効果を得ることができる。
往路において位置標識6の位置情報の入力操作(撮像)
を行うだけで、表示装置3の帰路の表示によって出発地
点までの道筋が案内され、往路の道筋を逆にたどって出
発地点に戻ることが可能となる。この場合、使用者が携
帯して使用できる情報端末装置1として構成されるもの
であって、歩行者用ナビゲーション装置のようなGPS
機能や地図データを用いない簡単な構成で済ませること
ができながらも、確実に帰路を案内することができると
いう優れた効果を得ることができる。
【0046】また、本実施例では、短絡処理や近道選択
処理を行うように構成したので、往路における遠回りや
無駄を省いた状態で、より短い距離で出発地点に戻る経
路を案内することが可能となるというメリットを併せて
得ることができる。そして、帰路を案内するに際し、あ
る地点(位置標識6)から次の地点(位置標識6)まで
どの方向に向かえば良いかを合せて知らせるように構成
したので、使用者にとって判りやすく帰路を案内するこ
とができるものである。
処理を行うように構成したので、往路における遠回りや
無駄を省いた状態で、より短い距離で出発地点に戻る経
路を案内することが可能となるというメリットを併せて
得ることができる。そして、帰路を案内するに際し、あ
る地点(位置標識6)から次の地点(位置標識6)まで
どの方向に向かえば良いかを合せて知らせるように構成
したので、使用者にとって判りやすく帰路を案内するこ
とができるものである。
【0047】さらに、特に本実施例では、位置標識6
を、位置情報を二次元コード6bで表現するものとし、
撮像装置5により光学的に位置情報を入力するように構
成したので、位置標識6を安価に設置できると共に、位
置情報の入力も簡易で且つ確実に行うことが可能とな
る。また、二次元コード6bを採用したので、大容量の
データ(位置情報)を高密度(小面積)で記録できる利
点を得ることができる。
を、位置情報を二次元コード6bで表現するものとし、
撮像装置5により光学的に位置情報を入力するように構
成したので、位置標識6を安価に設置できると共に、位
置情報の入力も簡易で且つ確実に行うことが可能とな
る。また、二次元コード6bを採用したので、大容量の
データ(位置情報)を高密度(小面積)で記録できる利
点を得ることができる。
【0048】図9は、本発明の他の実施例(請求項6,
8に対応)を示すものである。この実施例では、本発明
をカメラ付き携帯電話機11に適用したものであり、こ
の携帯電話機11が、帰路案内装置として機能するよう
になっている。この携帯電話機11は、周知のように、
携帯可能な本体12の表面部に、表示装置13、キー操
作部14等を備えると共に、本体12の背面側に図示し
ないカメラを備えて構成されている。また、本体12内
には、マイコンを中心とした制御装置(メモリを含む)
や、無線通信回路部等が設けられている。
8に対応)を示すものである。この実施例では、本発明
をカメラ付き携帯電話機11に適用したものであり、こ
の携帯電話機11が、帰路案内装置として機能するよう
になっている。この携帯電話機11は、周知のように、
携帯可能な本体12の表面部に、表示装置13、キー操
作部14等を備えると共に、本体12の背面側に図示し
ないカメラを備えて構成されている。また、本体12内
には、マイコンを中心とした制御装置(メモリを含む)
や、無線通信回路部等が設けられている。
【0049】そして、前記制御装置のソフトウエア構成
(プログラムの実行)により、前記カメラを撮像装置
(入力手段)、メモリを記憶手段、表示装置13を出力
手段として、帰路案内装置としての機能を実現すること
ができる。この場合も、上記実施例と同様に、使用者
が、帰路案内のメニューを選択,実行させた上で、往路
において前記カメラによる位置標識6の位置情報の入力
操作を行うことに基づき、表示装置13の画面に帰路に
おける案内表示を行わせることができる。図9では、帰
路の案内表示を、文字ではなく図形(帰路の略図)で行
った場合を例示しており、使用者にとって、一層判りや
すく帰路が案内されるようになる。
(プログラムの実行)により、前記カメラを撮像装置
(入力手段)、メモリを記憶手段、表示装置13を出力
手段として、帰路案内装置としての機能を実現すること
ができる。この場合も、上記実施例と同様に、使用者
が、帰路案内のメニューを選択,実行させた上で、往路
において前記カメラによる位置標識6の位置情報の入力
操作を行うことに基づき、表示装置13の画面に帰路に
おける案内表示を行わせることができる。図9では、帰
路の案内表示を、文字ではなく図形(帰路の略図)で行
った場合を例示しており、使用者にとって、一層判りや
すく帰路が案内されるようになる。
【0050】従って、この実施例によっても、上記第1
の実施例と同様に、使用者が携帯して使用できるもので
あって、GPS機能や地図データを用いない簡単な構成
で、確実に帰路を案内することができる等の効果を得る
ことができる。これに加えて、カメラ付き携帯電話機1
1の機能の拡大を図ることができ、また、ハード構成の
大部分を兼用させることができるので、専用の装置とし
て構成する場合に比べて合理的,経済的なものとなる。
の実施例と同様に、使用者が携帯して使用できるもので
あって、GPS機能や地図データを用いない簡単な構成
で、確実に帰路を案内することができる等の効果を得る
ことができる。これに加えて、カメラ付き携帯電話機1
1の機能の拡大を図ることができ、また、ハード構成の
大部分を兼用させることができるので、専用の装置とし
て構成する場合に比べて合理的,経済的なものとなる。
【0051】尚、上記した各実施例では、本発明の帰路
案内装置を商店街において用いる場合を例としたが、本
発明は、例えば大型のショピングセンタ、大型駐車場、
テーマパーク等のアミューズメント施設、地下街など、
範囲の定まっているいわば閉じた領域においても適用す
ることができる。そのような場所では、通路が高密度で
複雑に入り組んでおり、また通路(施設)のレイアウト
等が比較的頻繁に変更される事情があり、従来では、人
が迷いやすく出入口までの経路が判らない、あるいは自
車を駐車した場所が探し出せないといった虞があったた
め、本発明のメリットがより顕著に現れる。
案内装置を商店街において用いる場合を例としたが、本
発明は、例えば大型のショピングセンタ、大型駐車場、
テーマパーク等のアミューズメント施設、地下街など、
範囲の定まっているいわば閉じた領域においても適用す
ることができる。そのような場所では、通路が高密度で
複雑に入り組んでおり、また通路(施設)のレイアウト
等が比較的頻繁に変更される事情があり、従来では、人
が迷いやすく出入口までの経路が判らない、あるいは自
車を駐車した場所が探し出せないといった虞があったた
め、本発明のメリットがより顕著に現れる。
【0052】このとき、ショピングセンタや大型駐車場
等の多層階となったところに適用する場合、位置標識に
記録される位置情報を、高さの情報(何階か)を付加し
た三次元の座標データとすることが望ましく、これによ
り、例えば現地点から1階分上(下)に行くといった上
下方向の案内も行うことができる。また、そのような閉
じた場所に用いることにより、その場所独自の位置情報
(識別名や位置座標)を設定することが可能となり、し
かも位置標識6の設置や整備が容易である等の観点から
も、実施がより容易となる。
等の多層階となったところに適用する場合、位置標識に
記録される位置情報を、高さの情報(何階か)を付加し
た三次元の座標データとすることが望ましく、これによ
り、例えば現地点から1階分上(下)に行くといった上
下方向の案内も行うことができる。また、そのような閉
じた場所に用いることにより、その場所独自の位置情報
(識別名や位置座標)を設定することが可能となり、し
かも位置標識6の設置や整備が容易である等の観点から
も、実施がより容易となる。
【0053】その他、上記実施例では、短絡処理及び近
道選択の処理を行うようにしたが、これらの処理を行わ
ずに、往路の逆をそのまま帰路として案内するようにし
ても所期の目的を達成することができる。さらに、上記
実施例では位置情報を二次元コードに記録するようにし
たが、バーコードでも良く、また、微弱な電波を発信し
て位置情報を知らせる構成を採用することもできる。位
置情報の出力形態としても、表示以外にも合成音声によ
る出力などが考えられる等、本発明は要旨を逸脱しない
範囲内で適宜変更して実施し得るものである。
道選択の処理を行うようにしたが、これらの処理を行わ
ずに、往路の逆をそのまま帰路として案内するようにし
ても所期の目的を達成することができる。さらに、上記
実施例では位置情報を二次元コードに記録するようにし
たが、バーコードでも良く、また、微弱な電波を発信し
て位置情報を知らせる構成を採用することもできる。位
置情報の出力形態としても、表示以外にも合成音声によ
る出力などが考えられる等、本発明は要旨を逸脱しない
範囲内で適宜変更して実施し得るものである。
【図1】本発明の一実施例を示すもので、帰路案内に関
する処理手順を示すフローチャート
する処理手順を示すフローチャート
【図2】情報端末装置の外観を示す正面図
【図3】情報端末装置の電気的構成を概略的に示すブロ
ック図
ック図
【図4】位置標識の例を示す図
【図5】出発地点から到達地点までに通った道筋の具体
例を示す図
例を示す図
【図6】短絡処理の方法を説明するための図
【図7】近道選択の処理の方法を説明するための図
【図8】座標データの設定の仕方(a)及び座標変換の
仕方(b)を説明するための図
仕方(b)を説明するための図
【図9】本発明の他の実施例を示すもので、携帯電話機
の外観を示す図
の外観を示す図
図面中、1は情報端末装置(帰路案内装置)、3,13
は表示装置(出力手段)、4は操作部、5は撮像装置
(入力手段)、6は位置標識、6aは識別名、6bは二
次元コード、7は情報処理部(出力手段,短絡処理手
段,近道選択手段,方向判断手段)、9はデータ記憶部
(記憶手段)、11はカメラ付き携帯電話機、14はキ
ー操作部を示す。
は表示装置(出力手段)、4は操作部、5は撮像装置
(入力手段)、6は位置標識、6aは識別名、6bは二
次元コード、7は情報処理部(出力手段,短絡処理手
段,近道選択手段,方向判断手段)、9はデータ記憶部
(記憶手段)、11はカメラ付き携帯電話機、14はキ
ー操作部を示す。
Claims (8)
- 【請求項1】 携帯可能に構成され、使用者の出発地点
から到達地点までの往路における入力操作に基づき、前
記到達地点から出発地点までの帰路を案内する帰路案内
装置であって、 使用者が前記出発地点から到達地点に至るまでに通った
道筋に沿う各地点に配設された複数の位置標識に記録さ
れた該当地点の位置情報を入力するための入力手段と、 この入力手段により入力された位置情報を入力順に記憶
する記憶手段と、 この記憶手段に記憶された位置情報を、前記到達地点を
起点とし出発地点へ向けて入力時とは逆の順に、使用者
の認識可能な形態で出力する出力手段とを具備すること
を特徴とする帰路案内装置。 - 【請求項2】 前記記憶手段に記憶された位置情報の中
に、複数の同一位置情報が含まれている場合には、それ
ら同一の位置情報の間に存在する位置情報を、前記出力
手段による出力から省略する短絡処理手段を備えること
を特徴とする請求項1記載の帰路案内装置。 - 【請求項3】 前記位置情報は、隣り合う位置標識の配
設地点の位置情報が識別可能に構成されていると共に、
前記記憶手段に記憶された位置情報の中に、隣り合う位
置情報の間に別の1以上の位置情報が挟まれた状態で存
在する場合には、当該別の位置情報を、前記出力手段に
よる出力から省略する近道選択手段を備えることを特徴
とする請求項1又は2記載の帰路案内装置。 - 【請求項4】 前記位置標識は、位置情報を光学的に読
取り可能なコード化して表示していると共に、前記入力
手段は、前記コードを撮像する撮像装置により光学的に
位置情報を入力するように構成されていることを特徴と
する請求項1ないし3のいずれかに記載の帰路案内装
置。 - 【請求項5】 前記位置標識は、位置情報を記録した二
次元コードを含んで構成されることを特徴とする請求項
4記載の帰路案内装置。 - 【請求項6】 カメラ付き携帯電話機に組込まれて構成
され、前記カメラが撮像装置として機能することを特徴
とする請求項4又は5記載の帰路案内装置。 - 【請求項7】 前記位置情報には該当する位置標識の配
設地点の二次元又は三次元の座標データが含まれて構成
されると共に、ある位置標識の配設地点から次の位置標
識の配設地点がいずれの方向にあたるかの方向情報を生
成する方向判断手段を備え、 前記出力手段は、該方向情報をも合せて出力することを
特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の帰路案
内装置。 - 【請求項8】 前記出力手段は、前記位置情報を方向情
報を含んで図形に変換して表示装置に表示するように構
成されていることを特徴とする請求項7記載の帰路案内
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001213616A JP2003028661A (ja) | 2001-07-13 | 2001-07-13 | 帰路案内装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001213616A JP2003028661A (ja) | 2001-07-13 | 2001-07-13 | 帰路案内装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003028661A true JP2003028661A (ja) | 2003-01-29 |
Family
ID=19048558
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001213616A Pending JP2003028661A (ja) | 2001-07-13 | 2001-07-13 | 帰路案内装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003028661A (ja) |
Cited By (8)
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-
2001
- 2001-07-13 JP JP2001213616A patent/JP2003028661A/ja active Pending
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