JP4727385B2 - ナビゲーションシステム、ナビゲーション装置、ナビゲーション方法及びナビゲーションプログラム - Google Patents

ナビゲーションシステム、ナビゲーション装置、ナビゲーション方法及びナビゲーションプログラム Download PDF

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Description

本発明は、ユーザを目的地まで案内するナビゲーションシステム、ナビゲーション装置、ナビゲーション方法及びナビゲーションプログラムに関する。
下記特許文献1に開示されているように、ユーザを目的地に案内するナビゲーションシステムには、GPS(Global Positioning System)を用いるもの、FM多重放送を用いるもの、或いは携帯電話の基地局を用いるもの等がある。これら従来のナビゲーションシステムは、ナビゲーション装置でGPS衛星・FM多重放送或いは基地局からの信号を受信することにより、ナビゲーション装置と共に移動するユーザの現在地を割り出し、当該現在地を例えば地図上に表示することによりユーザを目的地まで案内する。また、従来のナビゲーションシステムには、予め登録された住所について、当該住所に該当する地点までユーザを案内するものがある。
特開2004−228996号公報
ところで、従来のナビゲーションシステムは、住所が未登録の目的地についてはユーザを目的地周辺までしか案内することができない。したがって、従来のナビゲーションシステムを用いた場合、ユーザは、目的地周辺まで到達すると、目的地の周辺で一戸ずつ確かめることにより目的地を探し出さなければならない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、住所が未登録の目的地にユーザを確実に案内することを目的とする。
本発明では、上記課題を解決するために以下の手段を採用した。
ナビゲーションシステムにかかる第1の手段として、建造物に設けられ、当該建造物の住所及び位置を示す情報を少なくとも含む前記建造物の属性情報を外部に提供する建物情報提供手段と、前記建造物に設けられ、当該建造物の周辺に存在する所定範囲内の建造物の住所及び位置を示す情報を少なくとも含む周辺情報を外部に提供する周辺情報提供手段と、目的地の住所を入力する操作手段と、GPSを用いたルート案内をする制御部と、地図データを保持する地図データ保持手段と、現在地を割り出す現在地割り出し手段と、前記建物情報提供手段から前記属性情報を取得する属性情報取得手段と、前記周辺情報提供手段から前記周辺情報を取得する周辺情報取得手段と、前記目的地の住所と前記属性情報と前記周辺情報とを比較し、その結果に応じて、前記地図データと前記現在地と前記属性情報と前記周辺情報とに基づいてユーザを目的地まで案内する案内情報を提供するナビゲーション手段とを含むナビゲーション装置と、を具備するようにした。
ナビゲーションシステムにかかる第2の手段として、第1の手段において、前記周辺情報提供手段は、各建造物のうち道路の分岐点に位置する建造物に設けられるようにした。
ナビゲーションシステムにかかる第3の手段として、第1又は2の手段において、前記ナビゲーション装置は、前記周辺情報取得手段が前記周辺情報を取得できなかったときに、前記ナビゲーション手段が最寄の分岐点までユーザを誘導する移動ルートを示した後に、前記周辺情報を取得した場合には、前記ナビゲーション手段が、前記地図データと前記現在地と属性情報前記周辺情報に基づいてユーザを目的地まで案内する案内情報を提供するようにした。
ナビゲーションシステムにかかる第4の手段として、第1から3のいずれかの手段において、前記ナビゲーション装置は、地図データに基づく画像上に現在地及びその周辺の建造物の位置を表示する表示器と、音声による案内を行う音声出力部とを備えるようにした。
ナビゲーションシステムにかかる第5の手段として、第1から4のいずれかの手段において、前記建物情報提供手段及び前記周辺情報提供手段は、建造物に設けられたRFIDタグにより実現されているようにした。
ナビゲーションシステムにかかる第6の手段として、第1から5のいずれかの手段において、前記属性情報は、前記建造物の位置する地点の緯度及び経度を含み、前記周辺情報は、前記建造物の周辺に存在する所定範囲内の建造物の位置する地点の緯度及び経度を含むようにした。
ナビゲーション装置にかかる第1の手段として、目的地の住所を入力する操作手段と、
GPSを用いたルート案内をする制御部と、地図データを保持する地図データ保持手段と、現在地を割り出す現在地割り出し手段と、建造物に設けられた建物情報提供手段から建造物の住所及び位置を示す情報を少なくとも含む前記建造物の属性情報を取得する属性情報取得手段と、建造物に設けられた周辺情報提供手段から建造物の周辺に存在する所定範囲内の建造物の住所及び位置を示す情報を少なくとも含む周辺情報を取得する周辺情報取得手段と、前記目的地の住所と前記属性情報と前記周辺情報とを比較し、その結果に応じて、前記地図データと前記現在地と前記属性情報と前記周辺情報とに基づいてユーザを目的地まで案内する案内情報を提供するナビゲーション手段と、を含むようにした。
ナビゲーション装置にかかる第2の手段として、第1の手段において、前記ナビゲーション手段は、前記周辺情報取得手段が前記周辺情報を取得できなかったときに、最寄の分岐点までユーザを誘導する移動ルートを示した後に、前記周辺情報を取得した場合には、前記地図データと前記現在地前記属性情報と前記周辺情報とに基づいてユーザを目的地まで案内する案内情報を提供するようにした。
ナビゲーション装置にかかる第3の手段として、第1又は第2の手段において、前記属性情報は、前記建造物の位置する地点の緯度及び経度を含み、前記周辺情報は、前記建造物の周辺に存在する所定範囲内の建造物の位置する地点の緯度及び経度を含むようにした。
ナビゲーション方法にかかる第1の手段として、目的地の住所を入力する操作ステップと、GPSを用いたルート案内をする制御ステップと、地図データを取得する地図データ取得ステップと、現在地を割り出す現在地割り出しステップと、前記地図データと前記現在地に基づいてユーザを案内するナビゲーションステップと、建造物の住所及び位置を示す情報を少なくとも含む前記建造物の属性情報を取得する属性情報取得ステップと、前記建造物の周辺に存在する所定範囲内の建造物の住所及び位置を示す情報を少なくとも含む周辺情報を取得する周辺情報取得ステップと、を含み、前記ナビゲーションステップは、前記目的地の住所と前記属性情報と前記周辺情報とを比較し、その結果に応じて、前記地図データと前記現在地と前記属性情報と前記周辺情報とをもとにユーザを案内するようにした。
ナビゲーションプログラムにかかる第1の手段として、コンピューターを、ユーザに対し、ユーザを目的地まで案内する案内情報を提供するナビゲーション装置として機能させるナビゲーションプログラムであって、目的地の住所を入力する操作手段と、GPSを用いたルート案内をする制御手段と、地図データを保持する地図データ保持手段と、現在地を割り出す現在地割り出し手段と、建造物に設けられた建物情報提供手段から当該建造物の住所及び位置を示す情報を少なくとも含む前記建造物の属性情報を取得する属性情報取得手段と、前記建造物に設けられた周辺情報提供手段から前記建造物の周辺に存在する所定範囲内の建造物の住所及び位置を示す情報を少なくとも含む周辺情報を取得する周辺情報取得手段と、前記目的地の住所と前記属性情報と前記周辺情報とを比較し、その結果に応じて、前記地図データと前記現在地と前記属性情報と周辺情報とに基づいてユーザを目的地まで案内する案内情報を提供するナビゲーション手段と、を含むようにした。
本発明によれば、属性情報及び周辺情報を用いて、住所が未登録の建造物の位置をも検出可能となるので、住所が未登録の目的地にユーザを確実に案内することができるという効果が得られる。
本発明の第1の実施の形態について、図面を参照して説明する。まず図1は、本実施形態におけるナビゲーションシステムの構成の概略を示す模式図である。この図において、符号1はナビゲーション装置である。ナビゲーション装置1は、GPS衛星から受信した信号に基づいて、ナビゲーション装置1と共に移動するユーザの現在地を割り出し、当該現在地を地図上に表示しつつ目的地までユーザを案内する。さらにナビゲーション装置1は、後述する電子表札2に備えられたRFIDタグ3との間でデータの送受信を行うRFIDリーダユニット送受信部を備えている。符号2は電子表札であり、符号3はRFID(Radio Frequency Identification)タグである。電子表札2は、一般家屋・マンション・オフィスビル・テナントビル等の建造物の各戸に設置されており、RFIDタグ3を保持している。RFIDタグ3は、ICチップとアンテナとを備えており、このアンテナを介して、所定の仕様のリーダによってICに記録されたデータの読み出しを非接触で行うことが可能であり、所定の仕様のライタによってICへのデータの書き込みを非接触で行うことが可能であるものである。
図2は、本実施形態におけるRFIDタグ3の構成の概略を示すブロック図である。この図において、符号4は制御部であり、後述する記憶部5に後述する送受信部7から受け取ったデータを記憶させたり、反対に記憶部5から送受信部7へデータを送ったりする制御等の各種処理を行う。符号5は記憶部であり、RFIDタグ3の動作に必要な各種情報を記憶する。符号6は、記憶部5の一部領域に設けられた位置情報保持部(建物情報提供手段・周辺情報提供手段)である。
この位置情報保持部6は、電子表札2が設置された建造物の住所である建物住所情報と、建造物が位置する地点の緯度及び経度である建物位置情報と、建造物の名称か建造物の所有者又は利用者の氏名である建物名称情報とを含む属性情報を記憶している。位置情報保持部6は更に、電子表札2が設置された建造物と地番を同一とする他の建造物の住所である周辺住所情報と、その建造物が位置する地点の緯度及び経度である周辺位置情報と、その建造物の名称か建造物の所有者又は利用者の氏名である周辺名称情報とを含む周辺情報を記憶している。周辺情報としては、これらの他、電子表札2が設置された建造物に対し、他の建造物が、北にあるのか東にあるのかや、何軒先にあるのかを示す位置関係に関する情報を含んでもよいし、電子表札2が備えられた建造物から次の道路の分岐点迄の間に存在する建造物の属性情報を含むだけでもよい。
符号7は送受信部であり、ナビゲーション装置1と通信を行う。位置情報保持部6に記録された情報は、送受信部7を介して、ナビゲーション装置1に送信される。符号8は電源部であり、上述の各部が稼動するための電力を供給する。この電源部8は、上記各部に対し常時電力を供給してもよいし、ナビゲーション装置1が接近したときのみ電力を供給するようにしてもよい。
図3は、本実施形態におけるナビゲーション装置1の構成の概略を示すブロック図である。この図において、符号9は制御部であり、ナビゲーション装置1の各種動作を制御する。符号10はROM(read-only memory)であり、ナビゲートに必要なルート検索等の各種プログラムを記憶している。符号11はRAM(random access memory)であり、ルート検索の演算結果等の各種情報を記憶する。
符号12は地図データ記憶部(地図データ保持手段)であり、CD−ROMやDVD(Digital Versatile Disc)から地図データを読み込んで記憶する。この地図データは、個々の建造物の住所を含まず、地番程度の情報を含んでいる。符号13は受信ユニットであり、GPS衛星からの信号を受信する。符号14は位置測定装置(現在地割り出し手段)であり、移動距離を検出する速度センサと移動方向を検出するジャイロとCPUとを備え、速度センサにより検出される移動距離とジャイロにより検出される移動方向と受信ユニット13で受信した信号とを用いて、ナビゲーション装置1と共に移動するユーザの現在地を割り出す。ユーザの現在地を割り出す方法は、一般的なナビゲーション装置が行う処理を用いて行う。
符号15は操作装置であり、これによりユーザからの各種操作を受け付ける。符号16はRFIDリーダユニット送受信部(属性情報取得手段、周辺情報取得手段)であり、RFIDタグ3の送受信部7が送信した信号を非接触で受信する無線装置である。符号17は住所データ照合部であり、地図データ記憶部12が記憶している地図データと、位置測定装置14により割り出される現在地と、ユーザが操作装置15から入力した目的地を示す情報と、RFIDリーダユニット送受信部16がRFIDタグ3から取得した建物情報及び周辺情報とを用いて、ルートの検索を行う。
符号18はモニタ(表示器)であり、地図上に現在地及び目的地とその間の経路とを載せた案内画像(案内情報)等を表示する。符号19は表示コントローラであり、上記案内画像等を生成し、その案内画像をモニタ18に表示させる。符号20はスピーカ(音声出力部)であり、ユーザに進路や指示を伝える案内音声(案内情報)等を発声する。符号21は音声処理部であり、上記案内音声等を生成し、その案内音声をスピーカ20に発声させる。符号22はバスであり、上述した各構成要素を相互に接続している。特許請求の範囲に記載のナビゲーション手段は、本実施形態では、住所データ照合部17、モニタ18、表示コントローラ19、スピーカ20及び音声処理部21により構成されている。
ここで、RFIDタグ3とナビゲーション装置1とで通信可能な距離は、例えば1〜2m程度である。
図4は、本実施形態におけるナビゲートの流れの概略を示すフローチャートである。図5及び図6は、本実施形態におけるナビゲートの進め方の一例を示す模式図である。これら図4〜図6を用いて、本実施形態のナビゲートの流れを説明する。
ユーザの目的地は、図5に示すX氏宅であるとする。ここで、図示する建造物各々には、RFIDタグ3を備える電子表札2が設置されている。また、X氏宅の住所・緯度・経度等の情報は、ナビゲーション装置1の地図データ記憶部12が記憶した地図データに登録されていない。つまり、目的地は、従来であれば、その周辺まででナビゲートが終了し、その後は目視等で周辺の建造物を一戸ずつ確かめることにより探し出さなければならない地点である。
ユーザが、操作装置15を用いて、地図データに登録されていない住所を目的地として入力すると(ST1)、住所データ照合部17が、この目的地の住所の「号」を除いた地番までの部分と、地図データ記憶部12が記憶している地図データと、受信ユニット13がGPS衛星から受信した信号等により位置測定装置14が割り出した現在地とに基づいてルート検索を行い、現在地から目的地の地番に接する道路までの移動ルートを検出する(ST2)。そして、表示コントローラ19が、住所データ照合部17が検出した移動ルートを案内画像化してモニタ18に表示させる一方、必要に応じて、音声処理部21が、進行方向を通知する等の案内音声を生成してスピーカ20に発声させる(ST3)。表示コントローラ19は、ユーザが目的地の地番に接する道路まで移動するまで、ST2のルート検索により得られた移動ルートの表示ST3を継続する(ST4のNo)。
位置測定装置14が、ユーザが目的地の地番に接する道路まで移動したことを検出すると(ST4のYes)、住所データ照合部17は、目的地の住所の「号」を除いた地番迄の部分と地図データとGPS衛星から受信した信号等により割り出した現在地とに基づいたルート検索及びルート案内を中止する。続いて、図5に示すように、RFIDリーダユニット送受信部16が、最寄りの建造物に設置された電子表札2に備えられているRFIDタグ3から、その建造物の属性情報及び周辺情報を取得する(ST5)。続いて、住所データ照合部17が、属性情報に含まれる建物住所情報及び周辺情報に含まれる周辺住所情報と目的地として設定した住所とを比較して、一致するものを検索する。ここで、建物住所情報及び周辺住所情報は、目的地と地番まで同一である建造物において取得したものであるので、建物住所情報又は周辺住所情報の中に、目的地の住所と「号」まで一致する住所が存在する。住所データ照合部17は、次に、属性情報に含まれる建物位置情報及び周辺情報に含まれる周辺位置情報を地図データと照合することによって地図上における目的地の位置を割り出し(ST6)、属性情報と周辺情報に基づいて割り出した目的地の位置と、地図データと、現在地と、に基づいてルート検索を再び行い、図6に点線で示すようなユーザに対する案内情報である現在地から目的地までの移動ルートを検出する(ST7)。そして、表示コントローラ19が、住所データ照合部17が検出した案内情報としての移動ルートを案内画像化してモニタ18に表示させる一方、必要に応じて、音声処理部21が、進行方向を通知する等の案内音声を生成してスピーカ20に発声させる(ST8)。ユーザは、移動ルートにしたがって移動することにより、目的地へ到達する。
なお、本実施形態では、地図データは地番程度の情報を含み、位置情報保持部6は周辺情報として電子表札2が設置された建造物と地番を同一とする他の建造物の住所等を保持しているが、実施にあたっては、例えば、地図データはユーザを少なくとも目的地まで数十メートル以内の距離まで誘導できる程度の情報を含むもので、位置情報保持部6は周辺情報として電子表札2が設置された建造物の周囲数十メートル以内の他の建造物の住所等を保持するのであってもよい。つまり、当該建造物の場所から次の道路の分岐点迄の間に存在する建造物に関する住所と緯度と経度とを含むものでもよいし、当該建造物が含まれるブロック(道路に囲まれた地域)内に存在する建造物に関する住所と緯度と経度とを含むものでもよい。
次に、本発明の第2の実施の形態について、図面を参照して説明する。まず、本実施形態では、図1〜図3に示すナビゲーション装置1及び電子表札2’・RFIDタグ3’の構成は、本発明の第1の実施の形態と同様であるとする。第1の実施の形態との差異は、記憶部5’の一部領域に設けられた位置情報保持部6’が保持する情報の内容である。本実施形態では、道路の分岐点に位置する建造物に設置された電子表札2’が備えるRFIDタグ3’は、属性情報及び周辺情報を記憶している。それ以外の建造物に設置された電子表札2’が備えるRFIDタグ3’は、属性情報を記憶しており、周辺情報を記憶してはいない。ここで、「道路の分岐点に位置する」とは、いわゆる道路の交差点の角付近に存在するということである。また、ナビゲーション装置1に備えられた住所データ照合部17は、ユーザのナビゲーション装置1に最寄りの建造物が道路の分岐点に位置するのかどうか判断する位置判定部(図示せず)を含むものとする。
図7は、本実施形態におけるナビゲートの流れの概略を示すフローチャートである。図8及び図9は、本実施形態におけるナビゲートの進め方の一例を示す模式図である。これら図7〜図9を用いて、本実施形態のナビゲートの流れを説明する。ここで、図7に示すST11〜ST14は、本発明の第1の実施の形態のST1〜ST4と同様であるので、説明を省略する。
位置測定装置14が、ユーザが目的地の地番に接する道路まで移動したことを検出すると(ST14のYes)、続いて、図8に示すように、RFIDリーダユニット送受信部16が、最寄りの建造物に設置された電子表札2’に備えられているRFIDタグ3’から、情報を読み取る(ST15)。その際、ユーザの最寄りの建造物が、図8に示すように分岐点に位置しない建造物であった場合、RFIDリーダユニット送受信部16がRFIDタグ3’から読み取る情報は、その建造物の属性情報のみで、周辺情報は無い。したがって、この建造物が目的地でない限り、目的地の住所等は取得されない(ST16のNo)。この場合、位置判定部は、当該建造物は分岐点にある建造物ではないと判定し、住所データ照合部17は、図8に点線で示すように、進行方向にある最寄りの分岐点に位置する建造物までユーザを誘導する移動ルートを示す(ST17)。
ユーザが道路の分岐点に位置する建造物まで移動し、RFIDリーダユニット送受信部16が、最寄りの建造物に設置された電子表札2’に備えられているRFIDタグ3’から、その建造物の属性情報及び周辺情報を取得すると(ST16のYes)、続いて、住所データ照合部17が、属性情報に含まれる建物住所情報及び周辺情報に含まれる周辺住所情報と目的地として設定した住所とを比較して一致するものを検索する。ここで、建物住所情報及び周辺住所情報は、目的地と地番まで同一である建造物において取得したものであるので、建物住所情報又は周辺住所情報の中に、目的地の住所と「号」まで一致する住所が存在する。住所データ照合部17は、次に、属性情報に含まれる建物位置情報及び周辺情報に含まれる周辺位置情報を地図データと照合することによって地図上における目的地の位置を割り出し(ST18)、この目的地の位置と、地図データと、現在地と、に基づいてルート検索を再び行い、図9に点線で示すような現在地から目的地までの移動ルートを検出する(ST19)。そして、表示コントローラ19が、住所データ照合部17が検出した移動ルートを案内画像化してモニタ18に表示させる一方、必要に応じて、音声処理部21が、進行方向を通知する等の案内音声を生成してスピーカ20に発声させる(ST20)。ユーザは、移動ルートにしたがって移動することにより、目的地へ到達する。
なお、本実施形態では、現在地において最寄りの建造物に設置された電子表札2’に備えられているRFIDタグ3’から周辺情報を取得できなかった場合は取得可能な位置(分岐点)までユーザを誘導するナビゲートを行っているが、実施にあたっては、ユーザに予め、周辺情報を取得できるのは道路の分岐点であるということを周知しておくことによって、上述の誘導を省いたとしても、ユーザが自主的に情報取得可能な位置まで移動するようにすることができる。
本発明の第1及び第2の実施の形態におけるナビゲーションシステムの構成の概略を示す模式図である。 本発明の第1及び第2の実施の形態におけるRFIDタグの構成の概略を示すブロック図である。 本発明の第1及び第2の実施の形態におけるナビゲーション装置の構成の概略を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態におけるナビゲートの流れの概略を表すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態におけるナビゲートの進め方の一例を示す模式図である。 本発明の第1の実施の形態におけるナビゲートの進め方の一例を示す模式図である。 本発明の第2の実施の形態におけるナビゲートの流れの概略を表すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態におけるナビゲートの進め方の一例を示す模式図である。 本発明の第2の実施の形態におけるナビゲートの進め方の一例を示す模式図である。
符号の説明
1…ナビゲーション装置、2,2’…電子表札、3,3’…RFIDタグ、4…制御部、5,5’…記憶部、6,6’…位置情報保持部(建物情報提供手段・周辺情報提供手段)、7…送受信部、8…電源部、9…制御部、10…ROM、11…RAM、12…地図データ記憶部(地図データ保持手段)、13…受信ユニット、14…位置測定装置(現在地割り出し手段)、15…操作装置、16…RFIDリーダユニット送受信部(属性情報取得手段、周辺情報取得手段)、17…住所データ照合部(ナビゲーション手段の一部)、18…モニタ(ナビゲーション手段の一部、表示器)、19…表示コントローラ(ナビゲーション手段の一部)、20…スピーカ(ナビゲーション手段の一部、音声出力部)、21…音声処理部(ナビゲーション手段の一部)、22…バス

Claims (11)

  1. 建造物に設けられ、当該建造物の住所及び位置を示す情報を少なくとも含む前記建造物の属性情報を外部に提供する建物情報提供手段と、
    前記建造物に設けられ、当該建造物の周辺に存在する所定範囲内の建造物の住所及び位置を示す情報を少なくとも含む周辺情報を外部に提供する周辺情報提供手段と、
    目的地の住所を入力する操作手段と、
    GPSを用いたルート案内をする制御部と、
    地図データを保持する地図データ保持手段と、
    現在地を割り出す現在地割り出し手段と、
    前記建物情報提供手段から前記属性情報を取得する属性情報取得手段と、
    前記周辺情報提供手段から前記周辺情報を取得する周辺情報取得手段と、
    前記目的地の住所と前記属性情報と前記周辺情報とを比較し、その結果に応じて、前記地図データと前記現在地と前記属性情報と前記周辺情報とに基づいてユーザを目的地まで案内する案内情報を提供するナビゲーション手段とを含むナビゲーション装置と、
    を具備することを特徴とするナビゲーションシステム。
  2. 前記周辺情報提供手段は、各建造物のうち道路の分岐点に位置する建造物に設けられることを特徴とする請求項1に記載のナビゲーションシステム。
  3. 前記ナビゲーション装置は、
    前記周辺情報取得手段が前記周辺情報を取得できなかったときに、前記ナビゲーション手段が最寄の分岐点までユーザを誘導する移動ルートを示した後に、前記周辺情報を取得した場合には、
    前記ナビゲーション手段が、前記地図データと前記現在地と前記属性情報前記周辺情報に基づいてユーザを目的地まで案内する案内情報を提供することを特徴とする請求項1又は2に記載のナビゲーションシステム。
  4. 前記ナビゲーション装置は、地図データに基づく画像上に現在地及びその周辺の建造物の位置を表示する表示器と、音声による案内を行う音声出力部とを備えることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のナビゲーションシステム。
  5. 前記建物情報提供手段及び前記周辺情報提供手段は、建造物に設けられたRFIDタグにより実現されていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のナビゲーションシステム。
  6. 前記属性情報は、前記建造物の位置する地点の緯度及び経度を含み、前記周辺情報は、前記建造物の周辺に存在する所定範囲内の建造物の位置する地点の緯度及び経度を含むことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のナビゲーションシステム。
  7. 目的地の住所を入力する操作手段と、
    GPSを用いたルート案内をする制御部と、
    地図データを保持する地図データ保持手段と、
    現在地を割り出す現在地割り出し手段と、
    建造物に設けられた建物情報提供手段から建造物の住所及び位置を示す情報を少なくとも含む前記建造物の属性情報を取得する属性情報取得手段と、
    建造物に設けられた周辺情報提供手段から建造物の周辺に存在する所定範囲内の建造物の住所及び位置を示す情報を少なくとも含む周辺情報を取得する周辺情報取得手段と、
    前記目的地の住所と前記属性情報と前記周辺情報とを比較し、その結果に応じて、前記地図データと前記現在地と前記属性情報と前記周辺情報とに基づいてユーザを目的地まで案内する案内情報を提供するナビゲーション手段と、
    を含むことを特徴とするナビゲーション装置。
  8. 前記ナビゲーション手段は、
    前記周辺情報取得手段が前記周辺情報を取得できなかったときに、最寄の分岐点までユーザを誘導する移動ルートを示した後に、前記周辺情報を取得した場合には、
    前記地図データと前記現在地前記属性情報と前記周辺情報とに基づいてユーザを目的地まで案内する案内情報を提供することを特徴とする請求項7に記載のナビゲーション装置。
  9. 前記属性情報は、前記建造物の位置する地点の緯度及び経度を含み、前記周辺情報は、前記建造物の周辺に存在する所定範囲内の建造物の位置する地点の緯度及び経度を含むことを特徴とする請求項7又は8に記載のナビゲーション装置。
  10. 目的地の住所を入力する操作ステップと、
    GPSを用いたルート案内をする制御ステップと、
    地図データを取得する地図データ取得ステップと、
    現在地を割り出す現在地割り出しステップと、
    前記地図データと前記現在地に基づいてユーザを案内するナビゲーションステップと、
    建造物の住所及び位置を示す情報を少なくとも含む前記建造物の属性情報を取得する属性情報取得ステップと、
    前記建造物の周辺に存在する所定範囲内の建造物の住所及び位置を示す情報を少なくとも含む周辺情報を取得する周辺情報取得ステップと、
    を含み、
    前記ナビゲーションステップは、前記目的地の住所と前記属性情報と前記周辺情報とを比較し、その結果に応じて、前記地図データと前記現在地と前記属性情報と前記周辺情報とをもとにユーザを案内することを特徴とするナビゲーション方法。
  11. コンピューターを、ユーザに対し、ユーザを目的地まで案内する案内情報を提供するナビゲーション装置として機能させるナビゲーションプログラムであって、
    目的地の住所を入力する操作手段と、
    GPSを用いたルート案内をする制御手段と、
    地図データを保持する地図データ保持手段と、
    現在地を割り出す現在地割り出し手段と、
    建造物に設けられた建物情報提供手段から当該建造物の住所及び位置を示す情報を少なくとも含む前記建造物の属性情報を取得する属性情報取得手段と、
    前記建造物に設けられた周辺情報提供手段から前記建造物の周辺に存在する所定範囲内の建造物の住所及び位置を示す情報を少なくとも含む周辺情報を取得する周辺情報取得手段と、
    前記目的地の住所と前記属性情報と前記周辺情報とを比較し、その結果に応じて、前記地図データと前記現在地と前記属性情報と周辺情報とに基づいてユーザを目的地まで案内する案内情報を提供するナビゲーション手段と、
    を含むことを特徴とするナビゲーションプログラム。
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