JP2001165243A - 内燃機関用ねじり振動緩衝器及びその製造方法 - Google Patents

内燃機関用ねじり振動緩衝器及びその製造方法

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JP2001165243A JP34999999A JP34999999A JP2001165243A JP 2001165243 A JP2001165243 A JP 2001165243A JP 34999999 A JP34999999 A JP 34999999A JP 34999999 A JP34999999 A JP 34999999A JP 2001165243 A JP2001165243 A JP 2001165243A
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    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C66/00General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts
    • B29C66/70General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material
    • B29C66/71General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material characterised by the composition of the plastics material of the parts to be joined

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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 従来のねじり振動緩衝器においては、耐久性
において問題が多かった。又、ゴム製弾性体と金属製慣
性質量体との強固な結合は実現できなかった。 【解決手段】 円板状をなした取付板1の表裏に、その
外径より大きな環状体を半径方向に分割した扇形をな
し、内縁が上方に屈曲せしめられてつば部17となって
いる扇状スペ−サ−18を、放射状にすき間なく配列
し、扇状スペ−サ−18の内径より小さな内径でのその
外径とほぼ同じく外径を有する金属製慣性質量体6を扇
状スペ−サ−18に圧接させ、加硫成形型22を慣性質
量体6にその表裏から圧接し、加硫成形型22の本体底
面26に設けられたベントホ−ル27を通して、加流成
形用ゴム生地23を圧入加熱して取付板1の表裏に環状
ゴム製弾性体2を加硫成形した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は内燃機関用ねじり
振動緩衝器及びその製造方法、詳しくは製造が容易で耐
久性に富む内燃機関用ねじり振動緩衝器及びその製造方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ディ−ゼルエンジンなどねじり振動の大
きな内燃機関の場合、ねじり振動緩衝器(ト−ションダ
ンパ−)をそのクランクシャフトの一端に取付け、ねじ
り振動を緩衝吸収することが行われている。この内燃機
関用ねじり振動緩衝器は図1に示す様に、内燃機関のク
ランクシャフトの一端に固定される円板状の取付板1
と、この取付板1の外径より小さく、この取付板1の表
裏両面に同心円状に接着された環状のゴム製弾性体2
と、このゴム製弾性体2を表裏両面から挟む様に接着さ
れた径の大きな金属製慣性質量体6とからなり、取付板
1と金属製慣性質量体6との間に形成されている空間1
5内に粘性液体16を封入したものである。なお、図中
37は粘性液体注入孔であり、空間15内に粘性液体1
6を注入した後は埋栓38で封止される。又、40は溶
接箇所を示す。
【0003】これをディ−ゼルエンジンなど内燃機関の
クランクシャフトの一端に取付けると、取付板1はクラ
ンクシャフトに直結されている為、回転振動を伴いなが
ら回転するが、ゴム製弾性体2を介して取付板1に接続
されている金属製慣性質量体6は慣性によってなめらか
に回転しようとするので、この金属製慣性質量体6と取
付板1の運動の差をゴムの弾性力及び粘性液体16のせ
ん断抵抗によって吸収し、ねじり振動を緩和させようと
するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この内燃機関用ねじり
振動緩衝器においては、粘性液体16を封入する為、取
付板1と金属製慣性質量体6との間に空間15が形成さ
れており、従来の製造方法においては、この空間15を
形成するには2回に分けてゴムの加硫成形を行うことが
必要であった。即ち、図2に示す様に、まず始めに取付
板1の表裏にゴム製弾性体2を加硫接着し、次に、図3
に示す様に、金属製慣性質量体6をその両側から加硫接
着する。その後、金属製慣性質量体6,6の接合部の外
周39を溶接し、粘性液体注入孔37から空間15内に
粘性液体16を注入して図1に示す様な内燃機関用ねじ
り振動緩衝器としていたのである。金属製慣性質量体6
とゴム製弾性体2とは金属及びゴムという材質の違いに
より、加硫接着の際、温度膨張係数において10倍程の
違いが生ずる。この為、加硫の際に熱を加えると、金属
製慣性質量体6とゴム製弾性体2の接着面でゴムにすべ
りが生じてしまうことは避けられなかった。加硫接着中
にすべりが生じると、当然接着に悪影響が生じる。一般
的には内周側に比べ、外周側の方がすべりが大きい為、
外周部において接着不良が生じやすい。この発明は内燃
機関用ねじり振動緩衝器において、この金属製慣性質量
体6とゴム製弾性体2との間に接着不良が生じることな
く、確実強固に両者が接着した品質の高い内燃機関用ね
じり振動緩衝器及びその製造方法を提供せんとするもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、円板状をな
した取付板1の表裏両面に、この取付板1より外径が小
さい肉厚環状をなし、その内周縁上面には上方に立上っ
た突起条3がその外周側には平坦部4がそれぞれ一体的
に形成され、外周縁下部には内径方向に向かって円弧状
にえぐられたオ−バ−ハング溝5が設けられたゴム製弾
性体2を同心円状に固定し、更に、このゴム製弾性体2
よりその内径が大きく、取付板よりその外径が大きい肉
厚環状をなし、肉厚の小さい内径側部分7と肉厚の大き
な外径側部分8とが段差9によって一体的に形成されて
おり、内径側部分7の下面は前記ゴム製弾性体2の上面
及び外周縁の形状に一致する凹面形状となっており、外
周側部分8の厚さは対向する取付板1表面との間に空隙
14が生じる程度の厚さとなっている金属製慣性質量体
6を、前記ゴム製弾性体2を表裏から挟む様に強固に接
着し、この金属製慣性質量体6の接合面に金属帯材12
を巻き付けて溶接封止し、前記オ−バ−ハング溝5及び
空隙14によって形成される環状の空間15内に粘性液
体16を封入して内燃機関用ねじり振動緩衝器を構成す
ることにより上記課題を解決した。又、円板状をなした
取付板1の表裏に、前記取付板1の外径より大きな外径
を有した環状体をその半径方向に分割した外観を呈する
扇形をなし、内縁が上方に屈曲せしめられてつば部17
となっている扇状スペ−サ−18を、前記つば部17が
それぞれ表裏方向を向く様に放射状にすき間なく配列
し、前記扇状スペ−サ−18の内径より小さな内径で扇
状スペ−サ−18の外径とほぼ同じく外径を有した肉厚
環状をなし、上面19が平坦状に形成され、下面の外径
寄りの位置に幅の広い環状突条20が形成された金属製
慣性質量体6を、その環状突条20をその内周壁21が
扇状スペ−サ−18のつば部17の内側に密着する様に
扇条スペ−サ−18に圧接させ、有底筒形をなし、筒内
部に加硫成形用ゴム生地23を充填できる様になってお
り、底面外側には前記金属製慣性質量体6の内径より若
干小さな径を有し、扇状スペ−サ−18と金属製慣性質
量体6の厚さ合計と一致する厚さを有する円柱状押圧体
25を同心円状に形成した加硫成形型22を、その円柱
状押圧体25が取付板1の中央部に、本体底面26の外
側部分が金属製慣性質量体6の上面にそれぞれ密着する
様に表裏から圧接し、金属製慣性質量体6の内径側下面
とこれに対向した取付板1の上面との間に形成されてい
る環状の空間に加硫成形型22の本体底面26に設けら
れたベントホ−ル27を通して、加硫成形用ゴム生地2
3を圧入加熱して取付板1の表裏に環状ゴム製弾性体2
を加硫成形し、この加硫成形型22を取付板1及び金属
製慣性質量体6から分離した後、金属製慣性質量体6の
環状突条20の下面と扇状スペ−サ−18の上面との間
に、つば部17の高さ以上のギャップ30が出来る様
に、金属製慣性質量体6をそれぞれ表裏方向に強制的に
引き離し、この引き離しによって形成されたギャップ3
0から扇状スペ−サ−18を金属製慣性質量体6外に撤
去し、その後、ゴム製弾性体2の弾性的収縮力によって
金属製慣性質量体6を元の位置に戻させ、一対の金属製
慣性質量体6の間に形成される外周縁のすき間を覆う様
に、その外周縁に金属帯体12を囲繞せしめてその接合
面を溶接し、しかる後に扇状スペ−サ−18の撤去跡に
形成されたすき間32に粘性液体16を封入する製造方
法にって内燃機関用ねじり振動緩衝器を構成することに
より、上記課題を解決した。
【0006】
【発明の実施の形態】図4はこの発明に係る内燃機関用
ねじり振動緩衝器の一実施形態の断面図である。図中1
は円板状をなした取付板であり、その表裏両面にはゴム
製弾性体2が同心円状に固定されている。このゴム製弾
性体2には前記取付板1より外径が小さい肉厚環状をな
し、その内周縁上面には上方に立上った突起条3が、そ
の外側には平坦部4がそれぞれ一体的に形成されてお
り、外周縁下部には内径方向に向って円弧状にえぐられ
たオ−バ−ハング溝5が形成されている。一方、図中6
は金属製慣性質量体であり、その内径は前記ゴム製弾性
体2の内径より大きく、その外径は前記取付板1の外径
より大きく、肉の厚い環状をなしている。そして、この
金属製慣性質量体6は肉厚の小さい内径側部分7と肉厚
の大きな外径側部分8とが段差9によって一体的に形成
されており、内径側部分7の下面10は前記ゴム製弾性
体2の上面及びその外周縁の形状に一致する凹面形状と
なっており、外周側部分8には幅の広い環状突条20が
形成されており、外周側部分8の厚さは対向する取付板
1表面との間に空隙14が生じる程度となっている。
又、この金属製慣性質量体6の外周縁下端には凹穿溝1
1が形成されている。そして、この金属製慣性質量体6
は前記ゴム製弾性体2をその表裏から挟み込む様に、こ
れに強固に加硫接着され、対向した凹穿溝11,11の
間には図5に示す様な金属帯材12が囲繞せしめられ、
この金属帯材12の両端突き合せ部41,41及び側縁
の接合部13は溶接され、この金属帯材12によって一
対の金属製慣性質量体6,6の外周は気密状態を保って
結合されている。そして、前記オ−バ−ハング溝5及び
空隙14によって形成される環状の空間15内には粘性
液体16が封入されている。37は金属製慣性質量体6
の上面から裏面にかけてあけられた粘性液体注入孔、3
8はこれを封止する埋栓である。なお、この実施の形態
においては金属帯材12は、凹穿溝11内において金属
製慣性質量体6の外周を囲繞しているが、図6に示す実
施の形態の様に、凹穿溝11を特に形成せず、金属製慣
性質量体6の外周に図7に示す様な金属環材36を直接
嵌め込み、その接合箇所を溶接する様にしても良い。な
お、図20に示す様にゴム製弾性体2の内周面にカバ−
ゴム35を層状に接着せしめても良く、この場合にはゴ
ム製弾性体2の本体には振動に強い天然ゴムを、カバ−
ゴム35には耐候性、耐熱性に富むブチルゴムを、とい
う様に適宜その材質を選ぶことができ、より性能の高い
内燃機関用ねじり振動緩衝器とすることができる。
【0007】次に、この内燃機関用ねじり振動緩衝器の
製造方法について説明する。まずはじめに、図8に示す
平面図、図9に示す断面図の様に、取付板1の周縁部の
表裏に、扇形をなし、内縁が上方に屈曲されてつば部1
7となっている扇状スペ−サ−18を前記つば部17が
それぞれ取付板1の表裏方向を向く様に放射状にすき間
なく配置する。なお、この扇状スペ−サ−18の外径は
前記取付板1の外径より大きく形成されている。次に、
図10に示す様に、前記扇状スペ−サ−18の内径より
小さな内径で扇状スペ−サ−18の外径とほぼ同じ外径
を有する肉厚環状をなし、上面19が平坦状に形成さ
れ、下面の外径よりの位置に幅の広い環状突条20が形
成された金属製慣性質量体6を、その環状突条20の内
周壁21が扇状スペ−サ−18のつば部17の内側に密
着する様に扇状スペ−サ−18にかぶせ、その上から図
11に示す様に加硫成形型22を圧接する。
【0008】加硫成形型22は、有底筒形をなし、筒内
部は加硫成形用ゴム生地23を充填するポット部24と
なっており、底面外側には前記金属製慣性質量体6の内
径よりわずかに小さい径を有し、扇状スペ−サ−18と
金属製慣性質量体6の厚さ合計と一致する厚さを有する
円柱状押圧体25が同心円状に一体的に形成されてお
り、この円柱状押圧体25の側面と本体底面26との間
にはベントホ−ル27が連通せしめられている。更に、
この加硫成形型22のポット部24には加硫成形用ゴム
生地23を押圧するピストン28が挿入されており、こ
のピストン28の上端には加硫プレス用熱板29が取付
けられており、このピストン28に押圧力及び加硫用の
熱が加えられる様になっている。そして、この一対の加
硫成形型22,22を金属製慣性質量体6にその表裏か
ら圧接し、ピストン28を加熱しつつスライドさせる
と、ポット部24中に充填されている加硫成形用ゴム生
地23はベントホ−ル27を通り、図12に示す様に、
金属製慣性質量体6の内径側下面10、これに対向した
取付板の上面及び円柱状押圧体25の側壁との間に形成
される環状の空間に流れ込み、加圧及び加熱によって取
付板1及び金属製慣性質量体6に強固に接着したゴム製
弾性体2が形成される。この実施の形態においては、加
硫成形用ゴム生地23に約150℃の熱を加えながら、
約49000N(50t)の圧力で空間内に圧送し、約
15分間この加熱加圧を継続した。
【0009】この様にしてゴム製弾性体2の加硫成形を
完了した後、図13に示す様に、加硫成形型22を取付
板1及び金属製慣性質量体6から分離せしめ、更に扇状
スペ−サ−18を取付板1と金属製慣性質量体6との間
から撤去する。しかし、この扇状スペ−サ−18の内側
にはつば部17があり、このつば部17は金属製慣性質
量体6の内側面に引っかかっているのでそのままでは外
側に引き抜くことは不可能なので、金属製慣性質量体6
を図14に示す様に強制的に表裏方向へ引き離し、取付
板1の表面と金属製慣性質量体6との間に形成されるギ
ャップ30を通して、この扇状スペ−サ−18の撤去を
行う。この金属製慣性質量体6の引き離しは凹穿溝11
の段差部にフックをかけて引っ張るなど適宜手段を用い
て実施しても良いが、この引き離しには約9800N
(10t)もの力が必要であり、無理に力を加えると金
属製慣性質量体6が変形したり、歪んでしまうおそれが
ある。従って、図15に示す様に金属製慣性質量体6の
表面からその内側にかけてあらかじめめねじ31を設け
ておき、加硫成形時にはボルト(図示省略)で栓をして
おき加硫成形完了後にこのボルトをはずし、めねじ31
に金具32を螺合し、この金具32を利用して強制的に
引き離す様にすれば金属製慣性質量体6の変形や歪みを
防ぐことが出来る。
【0010】なお、ゴム製弾性体2は取付板1と金属製
慣性質量体6に強固に接着しているので、この金属製慣
性質量体6の引き離しの際には図14及び図15に示す
様にゴム製弾性体2の内周壁43、外周壁44は共に大
きくくびれることになる。このとき、あまり引き離し量
が多過ぎるとゴム製弾性体2に裂け目が生じたり剥れが
生じる恐れがあるので、引き離し量は環状突条20の高
さの70〜80%にとどめるべきである。なお、ゴム製
弾性体2の材質、硬度、形状によっても引き離し量の限
界に差が生じることはもちろんである。そして、この扇
状スペ−サ−18の撤去が終ると、図16に示す様にこ
の扇状スペ−サ−18の撤去跡にはすき間32が形成さ
れる。
【0011】その後、図17に示す様に一対の金属製慣
性質量体6,6の外周対向面のすき間を覆う様に金属帯
材12をその凹穿溝11内に嵌め込み、その両端突き合
せ部及び側縁接合部を気密を保つ様に溶接して一対の金
属製慣性質量体6,6の結合を完成させる。更にその
後、扇状スペ−サ−18の撤去跡に形成されたすき間3
2にあらかじめ設けられている粘性液体注入孔37から
粘性液体33を注入し、この注入後粘性液体注入孔37
を埋栓38で封止して内燃機関用ねじり緩衝器を完成さ
せる。なお、上記実施の形態においては金属帯材12を
用いて一対の金属製慣性質量体6,6の結合を行った
が、図7に示す様な金属環材36を用い、この金属環材
36を金属製慣性質量体6,6の外周に嵌め込み、接合
部を溶接することによってその結合を行う様にしても良
いが、この場合には溶接時の熱収縮に十分な注意を払う
必要がある。
【0012】又、上記製造方法によってゴム製弾性体2
の加硫成形を行った場合、ゴム製弾性体2の内周壁43
にはベントホ−ル27の跡42が残ってしまうが、これ
を防ぐ為には加硫成形型22による加硫成形が終了した
後、図18に示す様に別の加硫成形型34をセットして
再度加圧と加熱を行えばベントホ−ル27の跡42は消
えて平滑な内周壁面とすることができる。又、この加硫
成形型34をセットする前に、図19に示す様にゴム製
弾性体2の内周壁43にカバ−ゴム35をセットし、そ
の外側から加硫成形型34による加硫成形を行っても良
い。この場合にはゴム製弾性体2の本体には天然ゴムな
どの振動に強い素材を、カバ−ゴム35にはブチルゴム
などの耐熱性、耐候性に富む素材をそれぞれ用いること
ができ、全体としてより耐久性にすぐれた製品を得るこ
とができる。
【0013】更に、図21に示すものの様に、ベントホ
−ル27の取付位置自体を変え、金属製慣性質量体6の
内径側部分7に設けられた透孔45を通して加硫成形用
ゴム生地23を圧入する様にしても良く、この様にした
場合には金属製慣性質量体6に透孔45をあける手間は
かかるが、ゴム製弾性体2の周壁にベントホ−ル跡が残
ることはなくなり、図18に示す様な処理は不要とな
る。
【0014】
【発明の効果】この発明に係る内燃機関用ねじり振動緩
衝器及びその製造方法は上述の通りの構成を有するもの
であり、ゴム製弾性体2は取付板1と金属製慣性質量体
6との間に一回の加硫成形によって形成される為、従来
の製造方法によって作られたものの様にゴムと金属の温
度膨張係数の違いによって接着面にすべりが生じるおそ
れはなく、より確実強固な接着となり、耐久性にすぐれ
た品質の一定した内燃機関用ねじり振動緩衝器を得るこ
とができる。ちなみに、加硫成形を2回に分けて行う従
来タイプの内燃機関用ねじり緩衝器における破断力は、
約117600N(12t)であったが、この発明のも
のにおいては約196000N(20t)であり、この
点からも本件発明のものが耐久性にすぐれていることは
明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】内燃機関用ねじり振動緩衝器の従来例の断面
図。
【図2】その製造の一工程を示す断面図。
【図3】その製造の一工程を示す断面図。
【図4】この発明に係る内燃機関用ねじり振動緩衝器の
一実施形態の断面図。
【図5】図4に示す実施形態において用いる金属帯材1
2の斜視図。
【図6】他の実施形態の断面図。
【図7】図6に示す実施形態において用いる金属環材3
6の斜視図。
【図8】この発明に係る内燃機関用ねじり振動緩衝器の
製造方法の一実施形態の最初の工程を説明する為の取付
板1と扇状スペ−サ−18の平面図。
【図9】同じくその断面図。
【図10】同じく、次の工程を示す取付板1、扇状スペ
−サ−18、金属製慣性質量体6が組合された状態の断
面図。
【図11】同じく、更に次の工程を示す加硫成形型22
を取付けた状況の断面図。
【図12】同じく、加硫成形用ゴム生地23を圧入して
いる状況の断面図。
【図13】同じく、加硫成形型22を取りはずした状況
の断面図。
【図14】同じく、扇状スペ−サ−18を撤去する為、
金属製慣性質量体6を引き離した状態の断面図。
【図15】同じく、金具32を用いた場合の断面図。
【図16】同じく、扇状スペ−サ−18の撤去後の状況
を示した断面図。
【図17】同じく、一対の金属製慣性質量体6,6の結
合封止状況を説明する為の断面図。
【図18】他の実施形態を示す断面図。
【図19】更に、他の実施形態を示す断面図。
【図20】更に、他の実施形態を示す断面図。
【図21】更に、他の実施形態を示す断面図。
【符号の説明】
1 取付板 2 ゴム製弾性体 3 突起条 4 平坦部 5 オ−バ−ハング溝 6 金属製慣性質量体 7 内径側部分 8 外径側部分 9 段差 10 下面 11 凹穿溝 12 金属帯材 13 接合部 14 空隙 15 空間 16 粘性液体 17 つば部 18 扇状スペ−サ− 19 上面 20 環状突条 21 内周壁 22 加硫成形型 23 加硫成形用ゴム生地 24 ポット部 25 円柱状押圧体 26 本体底面 27 ベントホ−ル 28 ピストン 29 加硫プレス用熱板 30 ギャップ 31 めねじ 32 すき間 33 粘性液体 34 加硫成形型 35 カバ−ゴム 36 金属環材 37 粘性液体注入孔 38 埋栓 39 外周 40 溶接箇所 41 両端突き合せ部 42 ベントホ−ルの跡 43 ゴム製弾性体2の内周壁 44 ゴム製弾性体2の外周壁 45 透孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B29K 105:24 B29K 105:24 B29L 31:30 B29L 31:30 Fターム(参考) 4F202 AA46 AD03 AD05 AH15 CA27 CB01 CB12 CK41 4F203 AA46 AD03 AD05 AH15 DA11 DB01 DB11 DC01 DJ05 DL10 DW06 4F211 AH15 TA01 TC07 TD01 TN02

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円板状をなした取付板1の表裏両面に、
    この取付板1より外径が小さい肉厚環状をなし、その内
    周縁上面には上方に立上った突起条3が、その外周側に
    は平坦部4がそれぞれ一体的に形成され、外周縁下部に
    は内径方向に向かって円弧状にえぐられたオ−バ−ハン
    グ溝5が設けられたゴム製弾性体2を同心円状に固定
    し、更に、このゴム製弾性体2よりその内径が大きく、
    取付板1よりその外径が大きい肉厚環状をなし、肉厚の
    小さい内径側部分7と肉厚の大きな外径側部分8とが段
    差9によって一体的に形成されており、内径側部分7の
    下面は前記ゴム製弾性体2の上面及び外周縁の形状に一
    致する凹面形状となっており、外周側部分8の厚さは対
    向する取付板1表面との間に空隙14が生じる程度の厚
    さとなっている金属製慣性質量体6を、前記ゴム製弾性
    体2を表裏から挟む様に強固に接着し、この金属製慣性
    質量体6の接合面に金属帯材12を巻き付けて溶接封止
    し、前記オ−バ−ハング溝5及び空隙14によって形成
    される環状の空間15内に粘性液体16を封入したこと
    を特徴とする内燃機関用ねじり振動緩衝器。
  2. 【請求項2】 金属製慣性質量体6の外周縁下端に凹穿
    溝11を形成し、一対の対向した金属製慣性質量体6,
    6の対向した凹穿溝11,11内において金属帯材12
    を囲繞せしめ、この金属帯材12の両端及び側部接合箇
    所を溶接することにより一対の金属製慣性質量体6,6
    を結合したことを特徴とする請求項1記載の内燃機関用
    ねじり振動緩衝器。
  3. 【請求項3】 一対の対向した金属製慣性質量体6,6
    の周壁のすき間を覆う様に、その周壁にリング状をした
    金属環材36を嵌め込み、接合箇所を溶接したことを特
    徴とする請求項1記載の内燃機関用ねじり振動緩衝器。
  4. 【請求項4】 ゴム製弾性体2の内周面にカバ−ゴム3
    5が層状に付着せしめられていることを特徴とする請求
    項1記載の内燃機関用ねじり振動緩衝器。
  5. 【請求項5】 ゴム製弾性体2の本体が天然ゴムなど耐
    振動性にすぐれた素材、カバ−ゴム35がブチルゴムな
    ど耐熱性耐候性にすぐれた素材で形成されていることを
    特徴とする請求項4記載の内燃機関用ねじり振動緩衝
    器。
  6. 【請求項6】 円板状をなした取付板1の表裏に、前記
    取付板1の外径より大きな外径を有した環状体をその半
    径方向に分割した外観を呈する扇形をなし、内縁が上方
    に屈曲せしめられてつば部17となっている扇状スペ−
    サ−18を、前記つば部17がそれぞれ表裏方向を向く
    様に放射状にすき間なく配列し、前記扇状スペ−サ−1
    8の内径より小さな内径で扇状スペ−サ−18の外径と
    ほぼ同じく外径を有した肉厚環状をなし、上面19が平
    坦状に形成され、下面の外径寄りの位置に幅の広い環状
    突条20が形成された金属製慣性質量体6を、その環状
    突条20をその内周壁21が扇状スペ−サ−18のつば
    部17の内側に密着する様に扇状スペ−サ−18に圧接
    させ、有底筒形をなし、筒内部に加硫成形用ゴム生地2
    3を充填できる様になっており、底面外側には前記金属
    製慣性質量体6の内径より若干小さな径を有し、扇状ス
    ペ−サ−18と金属製慣性質量体6の厚さ合計と一致す
    る厚さを有する円柱状押圧体25を同心円状に形成した
    加硫成形型22を、その円柱状押圧体25が取付板1の
    中央部に、本体底面26の外側部分が金属製慣性質量体
    6の上面にそれぞれ密着する様に表裏から圧接し、金属
    製慣性質量体6の内径側下面とこれに対向した取付板1
    の上面との間に形成されている環状の空間に加硫成形型
    22の本体底面26に設けられたベントホ−ル27を通
    して、加硫成形用ゴム生地23を圧入加熱して取付板1
    の表裏に環状ゴム製弾性体2を加硫成形し、この加硫成
    形型22を取付板1及び金属製慣性質量体6から分離し
    た後、金属製慣性質量体6の環状突条20の下面と扇状
    スペ−サ−18の上面との間に、つば部17の高さ以上
    のギャップ30が出来る様に、金属製慣性質量体6をそ
    れぞれ表裏方向に強制的に引き離し、この引き離しによ
    って形成されたギャップ30から扇状スペ−サ−18を
    金属製慣性質量体6外に撤去し、その後、ゴム製弾性体
    2の弾性的収縮力によって金属製慣性質量体6を元の位
    置に戻させ、一対の金属製慣性質量体6の間に形成され
    る外周縁のすき間を覆う様に、その外周縁に金属帯体1
    2を囲繞せしめてその接合面を溶接し、しかる後に扇状
    スペ−サ−18の撤去跡に形成されたすき間32に粘性
    液体16を封入することを特徴とする内燃機関用ねじり
    振動緩衝器の製造方法。
  7. 【請求項7】 加硫成形型22によって取付板1の表裏
    にゴム製弾性体2を加硫成形した後、ベントホ−ルを有
    しない別の加硫成形型33をゴム製弾性体2の内周壁に
    接する様に取付板1の表裏から再度押圧せしめ、一定時
    間加圧及び加熱することにより、ベントホ−ル跡を消去
    せしめることを特徴とする請求項6記載の内燃機関用ね
    じり振動緩衝器の製造方法。
  8. 【請求項8】 ゴム製弾性体2の内周壁と加硫成形型3
    3との間にカバ−ゴム34を介在させ、このカバ−ゴム
    34をゴム製弾性体2の内周壁に加硫接着せしめること
    を特徴とする請求項7記載の内燃機関用ねじり振動緩衝
    器の製造方法。
  9. 【請求項9】 金属製慣性質量体6の上面から内側にか
    けてめねじ31を形成し、このめねじ31に引っ張り用
    の金具32を螺合させ、この引っ張り用金具32を引っ
    張ることにより、一対の金属製慣性質量体6,6を引き
    離して扇状スペ−サ−18を引き抜くことを特徴とする
    請求項6記載の内燃機関用ねじり振動緩衝器の製造方
    法。
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