JP2001164934A - 内燃機関の排気装置 - Google Patents

内燃機関の排気装置

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JP2001164934A
JP2001164934A JP35289099A JP35289099A JP2001164934A JP 2001164934 A JP2001164934 A JP 2001164934A JP 35289099 A JP35289099 A JP 35289099A JP 35289099 A JP35289099 A JP 35289099A JP 2001164934 A JP2001164934 A JP 2001164934A
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JP
Japan
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exhaust
exhaust device
valve
pipe
internal combustion
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JP35289099A
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Hiroshi Omote
洪志 表
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Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Diesel Engine Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内燃機関の熱効率を向上させる排気装置を提
供することである。 【解決手段】 複数の排気通路を統合した2以上の集合
管を連通管で連結した。連通管の内径を集合管の内径の
20〜100%に設定した。連通管にバルブを設けた。
機関回転数と機関負荷とをパラメータとした制御機構に
より機関回転数が定格回転数に達していないときには前
記バルブを閉じ、また、定格回転数に達しているときに
は前記バルブを開くように前記バルブの開閉を制御可能
にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数気筒を備え、
これら各気筒に接続された各排気通路を2以上の集合管
のいずれかに接続して構成された排気管を備えた内燃機
関の排気装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複数気筒を備えた内燃機関の排気装置で
は、各気筒に接続された複数の排気通路を2以上の集合
管に接続し、この集合管を過給機のタービンへ接続させ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この従来の内燃機関の
排気装置は、機関の特に定格運転時の熱効率において改
善の余地がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1の発明では、複数の排気通路を統合した2以
上の集合管を連通管で連結した。請求項2の発明では、
請求項1の発明の内燃機関の排気装置において、連通管
の内径を集合管の内径の20〜100%に設定した。請
求項3の発明では、請求項1又は請求項2の発明の内燃
機関の排気装置において、連通管にバルブを設けた。請
求項4の発明では、請求項3の発明の内燃機関の排気装
置において、機関回転数と機関負荷とをパラメータとし
た制御機構により機関回転数が定格回転数に達していな
いときには前記バルブを閉じ、また、定格回転数に達し
ているときには前記バルブを開くように前記バルブの開
閉を制御可能にした。
【0005】
【発明の実施の形態】図1は請求項1の発明の内燃機関
の排気装置100の系統図である。図1において排気装
置100は、I〜VIの6つの気筒を有する機関2と過給
機1とを備えている。
【0006】気筒I〜IIIには、それぞれ排気通路4〜
6の一端が接続されている。排気通路4〜6の他端は、
集合管10と接続されている。集合管10は、過給機1
のタービン1aと接続されている。同様に気筒IV〜VIに
は、それぞれ排気通路7〜9の一端が接続されており、
排気通路7〜9の他端は集合管11と接続され、集合管
11はタービン1aと接続されている。集合管10と集
合管11とは、連通管12で接続されている。図1にお
いて、排気通路4〜9,集合管10,11及び連通管1
2により排気装置100の排気管が構成されている。集
合管10又は11から排気ガスが供給されたタービン1
aは、各気筒I〜VIへ送る空気をコンプレッサ1bで圧
縮する。
【0007】図2は、請求項1の発明の別の内燃機関の
排気装置200の系統図である。図2においては、気筒
I,IV,Vがそれぞれ排気通路4,7,8により集合管
10と接続されており、また、気筒II,III,VIがそれ
ぞれ排気通路5,6,9により集合管11と接続されて
いる。集合管10と集合管11は、それぞれ過給機1の
タービン1aに接続されており、また、集合管10と集
合管11とは、連通管13で接続されている。図2にお
いて、排気通路4〜9,集合管10,11及び連通管1
3により排気装置200の排気管が構成されている。
【0008】図5は、図1及び図2の排気管内の圧力波
形の変化を示したグラフである。図5において縦軸には
圧力をとり、横軸にはクランク角度をとっている。図5
において波形Aは図1及び図2の集合管10のA点にお
ける波形を示しており、波形Bは、同じく集合管11の
B点における波形を示している。
【0009】波形Cは、連通管12(図1)又は連通管
13(図2)で集合管10と集合管11とを連結した際
の波形を示している。
【0010】図5に示すように、波形Aと波形Bとは位
相が約120度ずれており、したがって波形Cは波形
A,Bが互いに相殺されて凹凸が少なくなっている。す
なわち、連結管12(図1)又は連結管13(図2)を
設けると換気圧力の変動が小さくなる。
【0011】図7は、縦軸に筒内圧力P,横軸に体積V
をとった定格運転時のPV線図である。図8は、図7の
PV線図の低圧領域を拡大したPV線図である。図8に
おいて、排気装置100,200に連通管12,13を
設けない場合のPV線図は実線で示しており、排気装置
100,200に連通管12,13を設けた場合のPV
線図は太線で示している。
【0012】図8に示すように、連通管12又は連通管
13を設けない場合における右上がりの斜線によるハッ
チングを施したマイナスの仕事(負荷がかかっている)
の領域が連通管12又は連通管13を設けた場合におけ
る右上がりと左上がりの斜線のハッチングが交差してい
る領域よりも広くなっている。また、プラスの仕事領域
については、連通管12,13を設けない場合の実線で
囲われた部分が連通管12,13を設けた場合の太線で
囲われた部分よりも狭くなっている。つまり、これは連
通管12又は連通管13を設けた方が熱効率がよいこと
を示している。
【0013】図3は、図1の排気装置100の連通管1
2にバルブ15を設けた排気装置300の系統図であ
る。排気装置300では、バルブ15を設けた以外の構
成は排気装置100の構成と同じである。
【0014】図4は、図2の排気装置200の連通管1
3にバルブ16を設けた排気装置400の系統図であ
る。排気装置400では、バルブ16を設けた以外の構
成は排気装置200の構成と同じである。以下、排気装
置300を例に挙げて説明するが、排気装置400にお
いても排気装置300と同じ効果を奏する。
【0015】図3のバルブ15は、基本的には機関2の
機関回転数が定格回転数に達していないとき(始動時,
アイドル回転時及び加速時)には閉じ、機関回転数が定
格回転数に達したら開く。ここでバルブ15は手動で開
閉させてもよいが、機関回転数と機関負荷とをパラメー
タとしたPID制御を行い、自動制御により開度調整す
るのが好ましい。
【0016】PID制御は、図示しない機関回転数検出
装置と機関負荷検出装置(ラック位置検出装置、ブース
ト圧検出装置等)から検出された検出値を図示しない記
憶装置に記憶させる。
【0017】図示しないCPUがこの記憶装置に記憶さ
れた検出値を読取り、ガス交換損失が小さくなるように
(詳しくは後述する図6で縦軸の数値が大きくなるよう
に)、かつ、排気干渉が良好になるように(図6で横軸
の数値が小さくなるように)運転状態に応じてPID制
御によりバルブ15の開度を調整するのが好ましい。
【0018】図6は、排気装置100に連通管12を設
けない場合、及び設けた際の連通管12の内径の大きさ
の違いが、機関2(図1)の運転に与える影響をグラフ
化したものである。縦軸には気筒内のガス交換時の平均
有効圧(ガス交換時の仕事量を筒内の行程容積で除算し
た値)をとり、縦軸方向にはガスの交換損失の少なさを
比較することができる。縦軸の数値が大きくなるほどガ
ス交換が良好に行われ、好ましい。
【0019】横軸には筒内において既燃ガスが占める割
合をとってある。横軸方向には、排気干渉の度合い(他
シリンダからの排気ガスが逆流して流入してくることに
よる影響を指数化したもの)を比較することができ、こ
れは数値が小さいほど好ましい。
【0020】図6のグラフから、集合管10の内径に対
する連通管12の内径の割合が0.33付近でガス交換
損失の少なさが良好となっており、排気干渉の度合いも
比較的良好な状態を保っている。図6に示すように、連
通管12の内径を集合管10の内径の20〜100%に
設定すると、ガス交換損失の少なさと排気干渉の度合い
の両方が良好になる。
【0021】図3のバルブ15及び図4のバルブ16の
開度を調整することにより、集合管の内径に対する連通
管の内径の割合の値を変化させることができる。したが
って、機関の始動時においてはバルブ15又は16を全
閉にすることにより排気管内を伝達する排気の脈動によ
りタービン1aを回転させ、熱効率を向上させることが
できる。また、定格運転時においては、バルブ15又は
16を全開にすることにより、熱効率を向上させること
ができる。
【0022】連通管12は、集合管10,11をいずれ
の場所で接続しても同様な効果が得られ、接続し易い位
置で接続すればよいが、タービン1aの近傍で接続する
のが好ましい。
【0023】
【発明の効果】請求項1の発明の内燃機関の排気装置1
00又は200では、集合管10と集合管11とを連通
管12又は13で連結したので、機関2の定格回転数で
の運転時において、ガス交換が良好に行われ、かつ、排
気干渉の影響を小さく保つことができ、熱効率の向上を
期待することができる。
【0024】請求項2の発明の内燃機関の排気装置10
0又は200では、連通管12又は13の内径を集合管
10,11の内径の20〜100%に設定したので、請
求項1の発明より確実に熱効率の向上を期待することが
できる。
【0025】請求項3の発明の内燃機関の排気装置30
0又は400では、連通管12又は13にバルブ15又
は16を設けることにより、始動時や機関回転数が定格
回転数に達していないとき(アイドル回転時,加速時
等)又は機関負荷が小さいときはバルブ15又は16の
開度を小さくすることにより、燃焼の脈動によりタービ
ン1aを回転させることができ、熱効率を向上させるこ
とができる。また、機関回転数が定格回転数に達すると
バルブ15又は16を開き、請求項1及び請求項2と同
様の効果を奏することができる。
【0026】請求項4の発明では、機関回転数と機関負
荷とをパラメータとする制御機構を設けたので、バルブ
15又は16の開度を自動的に調整することができる。
バルブ15の開度調整を行うことにより、機関2の運転
状況(機関回転数,機関負荷の大きさ)に応じて熱効率
を向上させた運転を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 請求項1の発明の内燃機関の排気装置の系統
図である。
【図2】 請求項1の発明の別の内燃機関の排気装置の
系統図である。
【図3】 図1の排気装置の連通管にバルブを設けた排
気装置の系統図である。
【図4】 図2の排気装置の連通管にバルブを設けた排
気装置の系統図である。
【図5】 図1及び図2の排気管内の圧力波形の変化を
示したグラフである。
【図6】 排気装置に連通管を設けない場合、及び設け
た際の連通管の内径の大きさの違いが、機関(図1)の
運転に与える影響をグラフ化したものである。
【図7】 機関の定格運転時のPV線図である。
【図8】 図7のPV線図の低圧領域を拡大したPV線
図である。
【符号の説明】
1 過給機 2 機関 4〜9 排気通路 10,11 集合管 12、13 連通管 15,16 バルブ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の排気通路を統合した2以上の集合
    管を連通管で連結したことを特徴とする内燃機関の排気
    装置。
  2. 【請求項2】 連通管の内径を集合管の内径の20〜1
    00%に設定した請求項1に記載の内燃機関の排気装
    置。
  3. 【請求項3】 連通管にバルブを設けた請求項1又は請
    求項2に記載の内燃機関の排気装置。
  4. 【請求項4】 機関回転数と機関負荷とをパラメータと
    した制御機構により機関回転数が定格回転数に達してい
    ないときには前記バルブを閉じ、また、定格回転数に達
    しているときには前記バルブを開くように前記バルブの
    開閉を制御可能にした請求項3に記載の内燃機関の排気
    装置。
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