JP2001164308A - 溶銑の脱燐剤および脱燐方法 - Google Patents

溶銑の脱燐剤および脱燐方法

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Toshiyuki Kaneko
敏行 金子
Masamitsu Wakao
昌光 若生
Manabu Yoshimi
学 吉見
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    • Y02P10/20Recycling

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  • Treatment Of Steel In Its Molten State (AREA)
  • Refinement Of Pig-Iron, Manufacture Of Cast Iron, And Steel Manufacture Other Than In Revolving Furnaces (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、溶銑を効率良く脱燐するための脱
燐剤および脱燐方法を提供する。 【解決手段】 転炉スラグおよびまたは取鍋スラグと酸
化鉄およびまたは酸素ガスからなる脱燐剤であって、ス
ラグ中CaO分の質量と酸化鉄およびまたは酸素ガスの
酸素換算質量の総和の比、CaO/Oが0.3〜1.0
で、生石灰を全く使わずに高い脱燐能を有する溶銑の脱
燐剤および該脱燐剤を用いた脱燐方法。 【効果】 脱燐操業コストを大幅低減できるばかりでな
く地球環境問題(フッ素)にも対応できるので、大きな
メリットが得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、溶銑の脱燐剤およ
び溶銑の脱燐方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、転炉における脱燐負荷の大きい極
低燐鋼等を精錬するに際しては、造滓剤の増量、ダブル
スラグ法等が採用されていた。しかし、近年になって、
熱力学的に有利である溶銑段階の低温条件での脱燐法、
すなわち溶銑予備処理方法が一般的になってきた。この
溶銑予備処理に用いる脱燐剤としては、通常生石灰と酸
化鉄と蛍石を主体としたものが使われている。
【0003】近年、例えば特開昭63−195209号
公報に見られるように、脱燐剤の一部に脱燐処理した溶
銑を転炉で脱炭した際に生成するスラグを使って、脱燐
剤中の生石灰の原単位を削減し、脱燐剤コストおよびス
ラグ発生量を低減することが試みられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
方法では、生石灰原単位の削減代が十分ではなく、大き
なメリットを生むには到っていない。本発明は、転炉か
ら発生するスラグおよびまたは取鍋スラグを活用し、操
業条件を適正に保つことにより、生石灰を全く使わない
生石灰レス脱燐を可能にする脱燐剤および溶銑の脱燐方
法を提供することを課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は以下の通
りである。 (1)転炉吹錬後に発生する酸化鉄とAl23 とを含
有する転炉スラグおよび/または鋳造後に溶鋼鍋に残留
して酸化鉄とAl23 とを含有する取鍋スラグと外部
から添加する酸化鉄および/または酸素ガスからなる脱
燐剤であって、前記転炉スラグおよび/または前記取鍋
スラグ中のCaO質量と前記転炉スラグ中の酸化鉄およ
び/または前記取鍋スラグ中の酸化鉄と外部から添加す
る酸化鉄および/または酸素ガスの酸素換算質量の総和
の比であるCaO/Oが0.3〜1.0である溶銑の脱
燐剤。 (2)転炉吹錬後に発生する酸化鉄とAl23 を含有
する転炉スラグおよび/または鋳造後に溶鋼鍋に残留し
て酸化鉄とAl23 とを含有する取鍋スラグ中のAl
23 質量濃度が4%〜25%である(1)に記載の溶
銑の脱燐剤。
【0006】(3)転炉吹錬後に発生する転炉スラグ
は、溶銑予備処理で脱燐を行った溶銑を吹錬した際に発
生するスラグである(1)または(2)に記載の溶銑の
脱燐剤。 (4)溶銑の脱燐に際し、(1)ないし(3)のいずれ
かに記載の脱燐剤中の転炉スラグおよび/または取鍋ス
ラグと酸化鉄および/または酸素ガスを溶銑に対して同
一場所に同一タイミングで添加する溶銑の脱燐方法。 (5)溶銑の脱燐に際し、脱燐剤を浸漬ランス、或いは
底吹きノズル、或いは横吹きノズル、或いは上吹きラン
スより溶銑中に吹き込む(4)に記載の溶銑の脱燐方
法。 (6)酸素ガス専用の酸素上吹きランスにより溶銑に酸
素を供給する(4)または(5)に記載の溶銑の脱燐方
法。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明者らは、溶銑脱燐剤とし
て、未反応CaOを含む転炉スラグおよびまたは取鍋ス
ラグを活用し、酸素源(転炉スラグと取鍋スラグ中の酸
化鉄および該スラグ以外に外部から添加する酸化鉄およ
びまたは酸素ガス)を上手に使うことにより、生石灰を
一切使用せずに溶銑の脱燐を行うことを考えた。これ
は、転炉スラグや取鍋スラグ(転炉から取鍋に流出した
ものであるので、基本的には転炉スラグからなる)中に
は、未反応のCaOが多く含まれているので、酸素源さ
え同時に十分に与えてやれば、この未反応CaOが脱燐
に十分寄与するものと発想したことがきっかけとなって
いる。
【0008】そこで、100kg大気溶解炉を用いて、
予備処理で脱燐した溶銑を転炉で吹錬した際に発生した
転炉スラグと取鍋スラグを9:1の質量比で均一混合し
たものを、酸素ガスをキャリヤーガスとしてインジェク
ションする実験を行い、脱燐挙動を調べた。
【0009】その、主な条件は以下の通りである。 ・脱燐用粉体:上記転炉スラグと取鍋スラグを9:1に
均一混合した。 ・添加方法:上記脱燐用粉体を酸素ガスをキャリヤーガ
スとして溶銑中にインジェンションした。 ・脱燐剤中のCaO/O質量比(Oは酸素ガス質量と酸
化鉄中酸素質量の和):0.1−1.5 ・溶銑温度:1350℃ ・溶銑成分:[C]=4.1〜4.5%,[Si]=
0.10〜0.40%,[Mn]=0.21〜0.43
%,[P]=0.080〜0.150%,[S]=0.
020〜0.030%
【0010】図1に、上記の条件で転炉スラグと取鍋ス
ラグの混合粉を酸素ガスにより溶銑中にインジェクショ
ンした際の、両スラグ中CaO分質量と酸素質量(転炉
スラグと取鍋スラグ中の酸化鉄および外部から添加した
酸化鉄中の酸素質量及び酸素ガス質量の総和)の比Ca
O/Oを大きく振らした時の脱燐率の変化状況を示し
た。
【0011】図から明らかなとおり、CaO/O質量比
が0.3〜1.0の範囲で高い脱燐率が得られることが
分かる。使用したスラグ中のCaO分の総和は、13k
g/t一定とした。また、2重管羽口を用いて、内管か
ら酸素ガスを、外管から窒素ガスキャリヤーで、上記混
合スラグ粉を吹いても、上記適正範囲のCaO/O質量
比で操業すれば、前記方法と同等の効果が得られる事も
確認した。なお、生石灰を用いた一般的な溶銑脱燐処理
時のCaO/O質量比は1.5〜2.5であり、蛍石が
一般に添加されている。
【0012】図1に示したように、CaO/O質量比が
0.3〜1.0の範囲で高い脱燐率が得られた原因につ
いて検討した結果、本発明者等は以下の様に解釈できる
ことを突き止めた。即ち、まず、酸素源(転炉スラグと
取鍋スラグ中の酸化鉄および外部から添加した酸化鉄中
の酸素質量及び酸素ガス質量の総和)を増やしてCaO
/O質量比を低下させる効果については、酸素源を多量
に使用することによってノズル先端で生成するスラグが
高FetO組成になり、CaO−FetO系状態図から
明らかな様に、CaO分を溶解してスラグの融点を下
げ、脱燐反応を促進するためである。
【0013】ただ、CaO/O質量比を0.3未満まで
下げてしまうと、ノズル先端での生成スラグのCaO濃
度が酸化鉄により希釈され過ぎてCaOによる燐の吸収
能が低下し、脱燐率は下がる。一方、CaO/O質量比
が1.0を超えると、FetO不足のためCaOが十分
溶解できなくなり、スラグの融点が上昇して、脱燐率は
低下して行く。したがって、適正なCaO/O質量比は
0.3〜1.0であり、この条件を満足するように脱燐
剤を配合してインジェクションすれば、大きな脱燐効果
が得られる。
【0014】更に本発明者らはCaOを有効に溶解する
元素として、状態図の情報より前記FetO以外にAl
23 が挙げられることに着目して、図1と全く同様の
実験装置および実験条件で、転炉スラグと取鍋スラグを
種々の混合比で混ぜて、CaO/O質量比を0.5一定
(適正CaO/O範囲内に設定)とした実験を実施し
た。その際の、混合スラグ中のAl23 濃度と脱燐率
の関係を見てみた。結果を図2に示した。
【0015】図から分かるように、Al23 濃度が4
%〜25%の範囲で、脱燐率が顕著に高くなっている。
Al23 濃度が4%未満では効果が発揮出来ない原因
は、必ずしも明確ではないが、Al23 濃度が薄すぎ
てスラグ融点低下の効果が殆ど発揮されないためであ
り、逆に25%を超えても効果が得られない原因も必ず
しも明確ではないが、CaOの一部がAl23 によっ
て固定されて、CaOの脱燐寄与分が減少し、スラグ全
体の脱燐能が低下してしまうためである。したがって、
Al23 濃度を4%〜25%に調整することにより、
はじめて脱燐促進の効果を享受出来る。
【0016】使用する転炉スラグは、脱燐剤の一部とし
て使用する場合、当然のことながらP25 の濃度が低
い方が有利である。例えば、溶銑予備処理で脱燐を行っ
た溶銑を転炉で吹錬した際に発生するスラグのP25
濃度は一般に2%以下で低く、脱燐剤として利用するに
は都合が良い。
【0017】上記適正CaO/O質量比に関して重要な
ことは、系全体のCaO/Oではなく、スラグのCaO
分が供給されている局部的な反応サイト(ノズル先端)
においてこの適正値を実現することにある。なぜなら、
スラグ中のCaO分とは別の場所に酸化鉄や酸素ガスを
添加しても、上記の目的組成の脱燐剤に調整する観点か
らは無意味となる。したがって、スラグ中CaO分と酸
素源(外部から供給される酸化鉄および/または酸素ガ
ス)は同場所に同じタイミングで供給する事が必須条件
である。
【0018】溶銑にCaOと酸素源(酸化鉄および/ま
たは酸素ガス)を同時同場所に添加する方法として、上
記適正範囲のCaO/O質量比に調整した脱燐剤を浸漬
ランスのノズル或いは底吹きノズル或いは横吹きノズル
からインジェクションしても、それぞれ同様の効果が得
られる。また、上吹き酸素ガスジェットの中にスラグの
粉を巻き込み、混合して溶銑の中に上方から吹き込む方
法でも構わない。図3に、鍋を用いた場合の、横吹き、
浸漬ランス吹き、底吹き、上吹きのそれぞれの処理の形
態を図に表した。この4通りの方法は、鍋以外にトーピ
ードーカーを使用しても転炉を使用しても同様の脱燐効
果が得られる。
【0019】なお、インジェクションを採用する理由
は、脱燐剤が全て溶銑と接触し、反応効率を高める為で
ある。これに対して、脱燐剤を上方投入すると、溶銑と
十分接触しない脱燐剤が存在するばかりでなく、すでに
反応を終えたスラグと脱燐剤が混合して、添加した脱燐
剤の脱燐能を低下してしまい、インジェクションより不
利となる。
【0020】脱燐剤の酸化剤として酸化鉄を主体に使用
した場合、酸化鉄の顕熱および溶銑との反応に伴う分解
吸熱によって、溶銑の温度が下がり、転炉での熱不足を
招く場合がある。その様な場合は、溶銑脱燐処理時の温
度低下を防止する為に、酸素ガス専用の上吹ランスか
ら、溶銑に酸素ガスを脱燐剤供給場所とは別の場所に供
給して溶銑表面を酸化させても、上記本発明者らの方法
の効果は同様に発揮できる。酸素ガス上吹きによりトッ
プスラグの酸素ポテンシャルが上昇し、トップスラグに
よる脱燐が促進されることはあっても、本発明による脱
燐を損なう要素は全く無い。すなわち、脱燐剤の同時同
場所への添加に加えて、上吹き酸素ガス専用のランスを
設けて酸素ガスを上吹きしても脱燐の観点からは何ら問
題は無い。
【0021】
【実施例】1.反応容器と溶銑量 溶銑鍋 350t 2.脱燐剤添加方法 浸漬ランスによるインジェクション 3.CaO原単位 13kg/t一定(スラグ中のCaO分トータル量) 4.脱燐用粉体 転炉スラグと取鍋スラグの均一混合粉(混合比と組成は
表1に記す) 5.脱燐剤中酸素源 上記スラグ中酸化鉄および外部から与えた酸化鉄および
酸素ガス(同時同場所にインジェクション) 6.溶銑初期成分および温度 [C]=4.1〜4.5%,[Si]=0.10〜0.
40%,[Mn]=0.25〜0.45%,[P]=
0.080〜0.120%,[S]=0.020〜0.
030% 1270℃〜1360℃ 7.操業条件の詳細および結果 表1にまとめて記す。
【0022】
【表1】
【0023】表1は、本発明の実施例および比較例を示
したものであり、実施例1〜2は、いずれもCaO/O
質量比が適正範囲の0.3〜1.0に入っているため、
脱燐率が85〜88%と高い値が得られ、更に実施例3
〜5はCaO/O質量比が適正範囲に入っているのに加
えてスラグ中のAl23 が適正範囲の4%〜25%に
入っているため、脱燐率がそれぞれ95%と93%と極
めて高い値が得られている。
【0024】これに対して、比較例1ではノズル先端の
CaO/O質量比が0.20と低過ぎて適正範囲を外れ
るため脱燐率が77%しか得られておらず、比較例2で
は逆にノズル先端のCaO/O質量比が1.5と高過ぎ
て適正範囲を外れるため、脱燐率が69%と低い値に止
まっている。特に比較例2では、P25 が高い転炉ス
ラグを使っている要素も加わって、脱燐率が特に低くな
っている。なお、表中の気体酸素比率とは、脱燐中の酸
素源、すなわち転炉スラグと取鍋スラグ中の酸化鉄と外
部から添加した酸化鉄および酸素ガスの酸素量の総和に
対する気体酸素の酸素質量の比率のことである。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、生石灰を一切使用せず
に、製鋼スラグのみで溶銑脱燐処理が出来るため、脱燐
処理コストの大幅低減が可能になると同時に、蛍石を使
用を必須としない点で環境問題に対応でき、しかもスラ
グ資源化の問題からもメリットが得られるため、本発明
がこの種の産業分野にもたらす効果は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】溶銑脱燐剤のCaO/O質量比と脱燐率の関係
を示す図
【図2】転炉スラグと取鍋スラグの混合スラグ中のAl
23 濃度と脱燐率の関係を示す図
【図3】反応容器に鍋を用いた場合の、脱燐剤の横吹
き、浸漬ランス吹き、底吹き、上吹きのそれぞれの処理
形態を示す図
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉見 学 大分県大分市大字西ノ洲1番地 新日本製 鐵株式会社大分製鐵所内 Fターム(参考) 4K013 AA00 BA03 CA04 CA11 CA12 CA15 CA21 CB04 CC02 CC04 CE07 DA02 EA02 EA03 EA05 FA01 FA05 4K014 AA03 AB02 AB03 AB04 AC14 AC16 AD02 AE01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 転炉吹錬後に発生する酸化鉄とAl2
    3 とを含有する転炉スラグおよびまたは鋳造後に溶鋼鍋
    に残留して酸化鉄とAl23 とを含有する取鍋スラグ
    と外部から添加する酸化鉄および/または酸素ガスから
    なる脱燐剤であって、前記転炉スラグおよび/または前
    記取鍋スラグ中のCaO質量と前記転炉スラグ中の酸化
    鉄および/または前記取鍋スラグ中の酸化鉄と外部から
    添加する酸化鉄および/または酸素ガスの酸素換算質量
    の総和の比であるCaO/Oが0.3〜1.0であるこ
    とを特徴とする溶銑の脱燐剤。
  2. 【請求項2】 転炉吹錬後に発生する酸化鉄とAl2
    3 を含有する転炉スラグおよび/または鋳造後に溶鋼鍋
    に残留して酸化鉄とAl23 とを含有する取鍋スラグ
    中のAl23 質量濃度が4%〜25%であることを特
    徴とする請求項1に記載の溶銑の脱燐剤。
  3. 【請求項3】 転炉吹錬後に発生する転炉スラグが、溶
    銑予備処理で脱燐を行った溶銑を吹錬した際に発生する
    スラグであることを特徴とする請求項1または2に記載
    の溶銑の脱燐剤。
  4. 【請求項4】 溶銑の脱燐に際し、請求項1ないし3の
    いずれかに記載の脱燐剤中の転炉スラグおよび/または
    取鍋スラグと外部から添加する酸化鉄および/または酸
    素ガスを溶銑に対して同一場所に同一タイミングで添加
    することを特徴とする溶銑の脱燐方法。
  5. 【請求項5】 溶銑の脱燐に際し、脱燐剤を浸漬ラン
    ス、或いは底吹きノズル、或いは横吹きノズル、或いは
    上吹きランスより溶銑中に吹き込むことを特徴とする請
    求項4に記載の溶銑の脱燐方法。
  6. 【請求項6】 酸素ガス専用の酸素上吹きランスにより
    溶銑に酸素を供給することを特徴とする請求項4または
    5に記載の溶銑の脱燐方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009114489A (ja) * 2007-11-05 2009-05-28 Jfe Steel Corp 溶銑の脱燐処理方法
CN101824506A (zh) * 2010-05-28 2010-09-08 攀枝花钢城集团有限公司 转炉压渣剂及转炉压渣方法
CN101314805B (zh) * 2007-05-31 2010-10-13 上海梅山钢铁股份有限公司 中磷铁水转炉高效脱磷冶炼方法
JP2012122099A (ja) * 2010-12-08 2012-06-28 Sumitomo Metal Ind Ltd 溶銑の脱燐処理方法

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