JP2001163310A - 包装装置及び無菌充填包装方法 - Google Patents
包装装置及び無菌充填包装方法Info
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- JP2001163310A JP2001163310A JP34435799A JP34435799A JP2001163310A JP 2001163310 A JP2001163310 A JP 2001163310A JP 34435799 A JP34435799 A JP 34435799A JP 34435799 A JP34435799 A JP 34435799A JP 2001163310 A JP2001163310 A JP 2001163310A
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- JP
- Japan
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- packaging
- filling
- exterior
- packaging material
- chamber
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【解決手段】 包材原反9を繰り出す繰出手段10を備
える充填機6を該充填機6を殺菌する充填機殺菌手段を
備える充填室5に収納した包装装置1であって、該包装
装置1が上記包装原反9の外装を殺菌する外装殺菌手段
を備えた外装殺菌室7を有する。 【効果】 本発明によれば、充填室内の無菌状態を維持
したままで随時、必要量の包材原反を充填機に供給する
ことができるので、充填包装作業の効率化を図ることが
できる。
える充填機6を該充填機6を殺菌する充填機殺菌手段を
備える充填室5に収納した包装装置1であって、該包装
装置1が上記包装原反9の外装を殺菌する外装殺菌手段
を備えた外装殺菌室7を有する。 【効果】 本発明によれば、充填室内の無菌状態を維持
したままで随時、必要量の包材原反を充填機に供給する
ことができるので、充填包装作業の効率化を図ることが
できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食品、医薬品、飼
料などの無菌包装に用いる包装袋に内容物を充填するの
に好適な包装装置及び該装置を使用した無菌充填包装方
法に関する。
料などの無菌包装に用いる包装袋に内容物を充填するの
に好適な包装装置及び該装置を使用した無菌充填包装方
法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来よ
り、クリーンな条件下で自動的に包材原反から包装袋を
製袋すると共に、内容物を充填する充填機が開発されて
おり、例えば特許第2930515号には、製袋充填機
をハウジング内に載置し、クリーンな雰囲気中で自動的
に製袋、充填を行う製袋充填機が記載されている。
り、クリーンな条件下で自動的に包材原反から包装袋を
製袋すると共に、内容物を充填する充填機が開発されて
おり、例えば特許第2930515号には、製袋充填機
をハウジング内に載置し、クリーンな雰囲気中で自動的
に製袋、充填を行う製袋充填機が記載されている。
【0003】ところで、近年、食品、医薬品、飼料等の
保存安定性を高めるための手法として、これらの物品を
合成樹脂製の包装袋で密封して無菌に近い状態(以下、
この状態を単に「無菌」と称する)を維持する無菌包装
が行われているが、上記製袋充填機では、充填機そのも
のを殺菌する手段を有していないため、充分な無菌条件
下で充填をすることができなかった。
保存安定性を高めるための手法として、これらの物品を
合成樹脂製の包装袋で密封して無菌に近い状態(以下、
この状態を単に「無菌」と称する)を維持する無菌包装
が行われているが、上記製袋充填機では、充填機そのも
のを殺菌する手段を有していないため、充分な無菌条件
下で充填をすることができなかった。
【0004】また、上記製袋充填機のようなシステムで
無菌充填を行おうとすると、使用している包材原反がな
くなる都度、上記ハウジングの外から次の包材原反を搬
入するために、ハウジング内の雰囲気を再び無菌状態と
する必要がある。上記のような無菌包装を行う場合、無
菌状態にするために、通常過酸化水素水が使用される
が、この場合、密閉された室内に過酸化水素水を噴霧し
た後、更に室内を無菌エアーで乾燥し、充満させる必要
がある。そのため、次の包材原反を搬入する都度、室内
に再び過酸化水素水を噴霧し、乾燥しなければならず、
製造効率が悪くなるという問題が生じる。また、別の方
法として、特開昭57−46723号公報に記載の包装
装置を用いた場合は、ナイロン等の素材でできた包材
は、極わずかであるが、過酸化水素水を吸着し、残留す
るおそれや、包材にカールが発生し、充填機適性が低下
することがあるという問題がある。また、UV殺菌灯を
使用した場合も、UV殺菌灯の熱でカールの問題があ
る。
無菌充填を行おうとすると、使用している包材原反がな
くなる都度、上記ハウジングの外から次の包材原反を搬
入するために、ハウジング内の雰囲気を再び無菌状態と
する必要がある。上記のような無菌包装を行う場合、無
菌状態にするために、通常過酸化水素水が使用される
が、この場合、密閉された室内に過酸化水素水を噴霧し
た後、更に室内を無菌エアーで乾燥し、充満させる必要
がある。そのため、次の包材原反を搬入する都度、室内
に再び過酸化水素水を噴霧し、乾燥しなければならず、
製造効率が悪くなるという問題が生じる。また、別の方
法として、特開昭57−46723号公報に記載の包装
装置を用いた場合は、ナイロン等の素材でできた包材
は、極わずかであるが、過酸化水素水を吸着し、残留す
るおそれや、包材にカールが発生し、充填機適性が低下
することがあるという問題がある。また、UV殺菌灯を
使用した場合も、UV殺菌灯の熱でカールの問題があ
る。
【0005】本発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、衛生的に安全で製造効率良く無菌充填包装をするこ
とができる包装装置及び無菌充填包装方法を提供するこ
とを目的とする。
で、衛生的に安全で製造効率良く無菌充填包装をするこ
とができる包装装置及び無菌充填包装方法を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、(1)包材原反を繰り出す繰出手段を備え
る充填機を該充填機を殺菌する充填機殺菌手段を備える
充填室に収納した包装装置であって、該包装装置が上記
包材原反の外装を殺菌する外装殺菌手段を備えた外装殺
菌室を有することを特徴とする包装装置、(2)上記
(1)記載の包装装置を使用した無菌充填包装方法であ
って、上記充填機を殺菌し、上記充填室を無菌エアーで
充満させた状態で包装充填を行うことを特徴とする無菌
充填包装方法、及び(3)上記(1)記載の包装装置を
使用した無菌充填包装方法であって、密封状態に包装し
て殺菌した包材原反を上記外装殺菌室で外装を殺菌した
後、上記繰出手段に上記包材原反を供給することを特徴
とする無菌充填包装方法を提供する。
成するため、(1)包材原反を繰り出す繰出手段を備え
る充填機を該充填機を殺菌する充填機殺菌手段を備える
充填室に収納した包装装置であって、該包装装置が上記
包材原反の外装を殺菌する外装殺菌手段を備えた外装殺
菌室を有することを特徴とする包装装置、(2)上記
(1)記載の包装装置を使用した無菌充填包装方法であ
って、上記充填機を殺菌し、上記充填室を無菌エアーで
充満させた状態で包装充填を行うことを特徴とする無菌
充填包装方法、及び(3)上記(1)記載の包装装置を
使用した無菌充填包装方法であって、密封状態に包装し
て殺菌した包材原反を上記外装殺菌室で外装を殺菌した
後、上記繰出手段に上記包材原反を供給することを特徴
とする無菌充填包装方法を提供する。
【0007】ここで、上記包装装置が、外装殺菌室が上
記繰出手段と開閉可能な仕切部材を介して連設されたも
のであると、より好適である。また、上記外装殺菌室が
昇降可能な包材原反支持手段を有するものであっても、
より好適である。
記繰出手段と開閉可能な仕切部材を介して連設されたも
のであると、より好適である。また、上記外装殺菌室が
昇降可能な包材原反支持手段を有するものであっても、
より好適である。
【0008】更に、上記包装装置が、上記包材原反支持
手段が複数本のロールを有するものであったり、上記外
装殺菌室が室内の気密性を維持した状態で包材原反の外
装を開封する開封手段を備えたものであると、更に好適
である。
手段が複数本のロールを有するものであったり、上記外
装殺菌室が室内の気密性を維持した状態で包材原反の外
装を開封する開封手段を備えたものであると、更に好適
である。
【0009】また、上記無菌充填包装方法において、上
記外装が殺菌された上記包材原反を外気に曝すことな
く、上記外装を開封した後、上記包材原反を上記繰出手
段に供給すると、より好適である。
記外装が殺菌された上記包材原反を外気に曝すことな
く、上記外装を開封した後、上記包材原反を上記繰出手
段に供給すると、より好適である。
【0010】即ち、本発明の包装装置は、包材原反を繰
り出す繰出手段を備える充填機を該充填機を殺菌する充
填機殺菌手段を備える充填室に収納した包装装置であっ
て、該包装装置が上記包材原反の外装を殺菌する外装殺
菌手段を備えた外装殺菌室を有するので、無菌状態で包
材原反から形成される包装袋に内容物を無菌充填するこ
とができ、更に、上記外装殺菌室に例えば外装した後、
γ線などで予め殺菌しておいた包材原反を予備の包材原
反として収納し、外装を殺菌すれば、繰出手段の包材原
反がなくなった時に、殺菌済みの次の包材原反を供給す
ることができる。
り出す繰出手段を備える充填機を該充填機を殺菌する充
填機殺菌手段を備える充填室に収納した包装装置であっ
て、該包装装置が上記包材原反の外装を殺菌する外装殺
菌手段を備えた外装殺菌室を有するので、無菌状態で包
材原反から形成される包装袋に内容物を無菌充填するこ
とができ、更に、上記外装殺菌室に例えば外装した後、
γ線などで予め殺菌しておいた包材原反を予備の包材原
反として収納し、外装を殺菌すれば、繰出手段の包材原
反がなくなった時に、殺菌済みの次の包材原反を供給す
ることができる。
【0011】ここで、上記外装殺菌室が上記繰出手段と
開閉可能な仕切部材を介して連設されたものであると、
例えば上記充填室内で無菌充填包装を行っている間であ
っても、外装殺菌室に外装された包材原反を収納するこ
と及びその外装を殺菌しておくことができるので、より
製造効率を向上させることができる。また、このよう
に、外装殺菌室で包材原反の外装を殺菌する場合、充填
機の原反掛けに掛かっている原反を使用し終わるまで殺
菌に時間をあてることができるので、例えばUV灯で殺
菌する場合であれば、UV灯の数を少なくすることや過
酸化水素水で殺菌する場合であれば、弱い風力で乾燥さ
せることができ、殺菌コストを抑えることができる。ま
た、この場合、外装に過酸化水素水が吸着していたとし
ても、外装は充填室内に入ることはないので問題はな
い。
開閉可能な仕切部材を介して連設されたものであると、
例えば上記充填室内で無菌充填包装を行っている間であ
っても、外装殺菌室に外装された包材原反を収納するこ
と及びその外装を殺菌しておくことができるので、より
製造効率を向上させることができる。また、このよう
に、外装殺菌室で包材原反の外装を殺菌する場合、充填
機の原反掛けに掛かっている原反を使用し終わるまで殺
菌に時間をあてることができるので、例えばUV灯で殺
菌する場合であれば、UV灯の数を少なくすることや過
酸化水素水で殺菌する場合であれば、弱い風力で乾燥さ
せることができ、殺菌コストを抑えることができる。ま
た、この場合、外装に過酸化水素水が吸着していたとし
ても、外装は充填室内に入ることはないので問題はな
い。
【0012】そして、上記外装殺菌室が昇降可能な包材
原反支持手段を有するものであれば、外装から出した包
材原反を無菌室内の繰出手段に供給する場合、例えば包
材原反を繰出手段に向けて押し出す際に、繰出手段の高
さに合わせて、包材原反支持手段を調整することができ
る。
原反支持手段を有するものであれば、外装から出した包
材原反を無菌室内の繰出手段に供給する場合、例えば包
材原反を繰出手段に向けて押し出す際に、繰出手段の高
さに合わせて、包材原反支持手段を調整することができ
る。
【0013】更に、上記包装装置が、上記包材原反支持
手段が複数本のロールを有するものであると、該ロール
上に外装された包材原反を載置し、回転させながら外装
の殺菌を行えば、外装に未殺菌部が生じることを確実に
防止できる。
手段が複数本のロールを有するものであると、該ロール
上に外装された包材原反を載置し、回転させながら外装
の殺菌を行えば、外装に未殺菌部が生じることを確実に
防止できる。
【0014】更に、上記外装殺菌室が例えば外装殺菌室
の壁に室内に突出するゴム製長手袋を室外から装着で
き、且つ上記包材原反に手が届くように気密に取り付け
たり、リモートコントロールによって作動する開封装置
等のように、室内の気密性を維持した状態で包材原反の
外装を開封する開封手段を備えたものであると、外装殺
菌室内に外装され、予め殺菌された包材原反を必要数搬
入し、上記外装を上記外装殺菌手段で殺菌処理し、必要
に応じて無菌エアーに置換しておけば、必要な時に外装
殺菌室内及び充填室内の無菌状態を維持したままで、上
記外装を開封し、外装から上記包材原反を取り出して、
上記充填室内の繰出手段に殺菌済みの原反を補充してい
くことができるので、効率的に無菌充填を行うことが可
能となる。
の壁に室内に突出するゴム製長手袋を室外から装着で
き、且つ上記包材原反に手が届くように気密に取り付け
たり、リモートコントロールによって作動する開封装置
等のように、室内の気密性を維持した状態で包材原反の
外装を開封する開封手段を備えたものであると、外装殺
菌室内に外装され、予め殺菌された包材原反を必要数搬
入し、上記外装を上記外装殺菌手段で殺菌処理し、必要
に応じて無菌エアーに置換しておけば、必要な時に外装
殺菌室内及び充填室内の無菌状態を維持したままで、上
記外装を開封し、外装から上記包材原反を取り出して、
上記充填室内の繰出手段に殺菌済みの原反を補充してい
くことができるので、効率的に無菌充填を行うことが可
能となる。
【0015】なお、上記開封手段が、例えば上記長手袋
による場合、外装から取り出した包材原反を押し出し
て、充填室内の繰出手段に供給することもできる。
による場合、外装から取り出した包材原反を押し出し
て、充填室内の繰出手段に供給することもできる。
【0016】従って、上記包装装置の充填機を殺菌し、
該充填室を無菌エアーで充満させた状態で上記包材原反
により形成される包装袋に内容品を充填する本発明の無
菌充填包装方法によれば、無菌雰囲気下で内容品を充填
包装することができる。
該充填室を無菌エアーで充満させた状態で上記包材原反
により形成される包装袋に内容品を充填する本発明の無
菌充填包装方法によれば、無菌雰囲気下で内容品を充填
包装することができる。
【0017】更に、上記包装装置を使用して、密封状態
に包装して殺菌した包材原反を上記外装殺菌室で外装を
殺菌した後、上記繰出手段に上記包材原反を供給する本
発明の無菌充填包装方法によれば、包材原反を充填直前
に殺菌する必要がないので、過酸化水素の吸着や、カー
ル発生を有効に防止でき、包材原反を乾燥したフラット
な状態で充填機に供給できるので、衛生的に安全で、製
造効率良く無菌充填包装を行うことができる。
に包装して殺菌した包材原反を上記外装殺菌室で外装を
殺菌した後、上記繰出手段に上記包材原反を供給する本
発明の無菌充填包装方法によれば、包材原反を充填直前
に殺菌する必要がないので、過酸化水素の吸着や、カー
ル発生を有効に防止でき、包材原反を乾燥したフラット
な状態で充填機に供給できるので、衛生的に安全で、製
造効率良く無菌充填包装を行うことができる。
【0018】ここで、上記無菌充填包装方法において、
上記外装が殺菌された上記包材原反を外気に曝すことな
く、上記外装を開封した後、上記包材原反を上記繰出手
段に供給すれば、充填室内の無菌状態を維持したままで
次の包材原反を供給することができるので、より製造効
率良く、無菌充填包装を行うことができる。
上記外装が殺菌された上記包材原反を外気に曝すことな
く、上記外装を開封した後、上記包材原反を上記繰出手
段に供給すれば、充填室内の無菌状態を維持したままで
次の包材原反を供給することができるので、より製造効
率良く、無菌充填包装を行うことができる。
【0019】
【発明の実施の形態及び実施例】以下、本発明につき図
面を参照して説明する。図1〜図3は、本発明の包装装
置の構成例を説明するものであって、図1は、充填室内
及び外装殺菌室内を示した包装装置1の概略平面図であ
り、図2は、充填室内の装置を説明する概略正面図であ
り、図3は上記包装装置1の概略側面図である。
面を参照して説明する。図1〜図3は、本発明の包装装
置の構成例を説明するものであって、図1は、充填室内
及び外装殺菌室内を示した包装装置1の概略平面図であ
り、図2は、充填室内の装置を説明する概略正面図であ
り、図3は上記包装装置1の概略側面図である。
【0020】この包装装置1は、殺菌ガス発生装置(殺
菌手段)2と室内とを連結する連結具3を備え、この連
結具3にエアレーション装置(触媒にて殺菌ガスを分解
する装置)4を介装させた充填室5に充填機6を収納
し、更に、殺菌ガス発生装置(殺菌手段)2と室内とを
連結する連結具3を備え、この連結具3にエアレーショ
ン装置4を介装させた外装殺菌室7を自動シャッター
(仕切部材)8を介して連設したものである。
菌手段)2と室内とを連結する連結具3を備え、この連
結具3にエアレーション装置(触媒にて殺菌ガスを分解
する装置)4を介装させた充填室5に充填機6を収納
し、更に、殺菌ガス発生装置(殺菌手段)2と室内とを
連結する連結具3を備え、この連結具3にエアレーショ
ン装置4を介装させた外装殺菌室7を自動シャッター
(仕切部材)8を介して連設したものである。
【0021】上記充填機6は、図2に示すように、巻芯
に巻き取られた包材原反(フィルム)9をブレーキ10
a(図1参照)の制御によって繰り出す上下二段に配置
された第一、第二原反掛け10、10、繰り出されたフ
ィルム9を案内する複数の案内ローラー11、フィルム
9を所定幅に折り畳む折り畳み手段(図示では省略)、
フィルム9を所定形状に製袋シールする縦シール部12
a、横シール部12b、冷却部12cとを備えた製袋手
段12、上記横シール部12bの上方に充填口が垂下
し、縦シールされたフィルム9の間に図示しない無菌タ
ンク内の内容物が図示しない計量装置を介して、この内
容物を製袋されたフィルムに連続的に供給する内容物供
給手段13、UV殺菌灯14が順次配置され、更に、シ
ャッター15によって仕切られた充填室外部には、内容
物が充填された包装袋を個々の包装袋に切り分けたり、
包装袋を開封するための切り欠き部を形成したり、ミシ
ン目をつけたりするためのオプション部16を経て排出
口17が備えられており、これらが充填室5の外に設置
された自動制御装置18により制御されて、製品となる
密封充填包装袋(図示せず)を自動的に連続して製造す
る充填機である。
に巻き取られた包材原反(フィルム)9をブレーキ10
a(図1参照)の制御によって繰り出す上下二段に配置
された第一、第二原反掛け10、10、繰り出されたフ
ィルム9を案内する複数の案内ローラー11、フィルム
9を所定幅に折り畳む折り畳み手段(図示では省略)、
フィルム9を所定形状に製袋シールする縦シール部12
a、横シール部12b、冷却部12cとを備えた製袋手
段12、上記横シール部12bの上方に充填口が垂下
し、縦シールされたフィルム9の間に図示しない無菌タ
ンク内の内容物が図示しない計量装置を介して、この内
容物を製袋されたフィルムに連続的に供給する内容物供
給手段13、UV殺菌灯14が順次配置され、更に、シ
ャッター15によって仕切られた充填室外部には、内容
物が充填された包装袋を個々の包装袋に切り分けたり、
包装袋を開封するための切り欠き部を形成したり、ミシ
ン目をつけたりするためのオプション部16を経て排出
口17が備えられており、これらが充填室5の外に設置
された自動制御装置18により制御されて、製品となる
密封充填包装袋(図示せず)を自動的に連続して製造す
る充填機である。
【0022】上記外装殺菌室7は、後述するように外装
された包材原反を運び込むための開閉可能なドアー20
を有し、二段に仕切られた室内には、各々上記包材原反
を載置する包材原反支持手段21、21が収納されてい
る。
された包材原反を運び込むための開閉可能なドアー20
を有し、二段に仕切られた室内には、各々上記包材原反
を載置する包材原反支持手段21、21が収納されてい
る。
【0023】そして、図1、2に示すように、上記充填
室5の第一、第二原反掛け10、10近傍の壁面及び上
記外装殺菌室7の壁面には、各々一組のシリコンゴム製
長手袋19が、室内との気密状態を維持することがで
き、且つ室外から作業者が装着して、上記原反掛け、後
述するように包材原反支持手段21に外装済原反9’を
供給できるように気密に取り付けられている。この長手
袋の材質は、非通気性及び柔軟性を有する材料であれ
ば、その種類は特に制限されず、例えばウェットスーツ
等に使用されているゴム材、シリコンゴム材、塩化ビニ
ルなどのプラスチック材等を挙げることができ、これら
の中でも特にシリコンゴム材が可撓性、弾力性や耐薬品
性に富むことから好適に使用される。
室5の第一、第二原反掛け10、10近傍の壁面及び上
記外装殺菌室7の壁面には、各々一組のシリコンゴム製
長手袋19が、室内との気密状態を維持することがで
き、且つ室外から作業者が装着して、上記原反掛け、後
述するように包材原反支持手段21に外装済原反9’を
供給できるように気密に取り付けられている。この長手
袋の材質は、非通気性及び柔軟性を有する材料であれ
ば、その種類は特に制限されず、例えばウェットスーツ
等に使用されているゴム材、シリコンゴム材、塩化ビニ
ルなどのプラスチック材等を挙げることができ、これら
の中でも特にシリコンゴム材が可撓性、弾力性や耐薬品
性に富むことから好適に使用される。
【0024】上記包材原反支持手段は、収納箱21a
と、収納箱21a内に設けられた二本のロール21b、
21bを備え、ロール21b、21bは、図示しない駆
動モーターによって回転し、後述するようにこれらの上
に載置された外装済原反9’をころがし回転させること
ができるようになっており、更に、図示しない油圧ピス
トンにより昇降可能となっている。
と、収納箱21a内に設けられた二本のロール21b、
21bを備え、ロール21b、21bは、図示しない駆
動モーターによって回転し、後述するようにこれらの上
に載置された外装済原反9’をころがし回転させること
ができるようになっており、更に、図示しない油圧ピス
トンにより昇降可能となっている。
【0025】上記包装装置1により包材原反を製袋し、
内容物を充填包装する本発明の無菌充填包装方法の一例
を以下に述べる。
内容物を充填包装する本発明の無菌充填包装方法の一例
を以下に述べる。
【0026】まず、シャッター15や仕切部材8を閉
め、充填室5を気密に密閉し、室内に殺菌装置2から過
酸化水素ガス、過酢酸ガスやエチレンオキサイドガスな
どの殺菌剤及び/又は高温の水蒸気等を導入し、室内及
び室内の充填機を殺菌し、エアフィルターで無菌化され
たエアを用いて充填室及び外装殺菌室を乾燥させると共
に、残留している殺菌剤を分解し、無菌エアーを置換す
るエアレーションを行う。並行もしくは前後して、外装
殺菌室7に予めγ線などで殺菌された包材原反を搬入
し、外装殺菌室7を気密に密閉し、室内に殺菌装置2又
は異なる装置から前述のような殺菌剤や水蒸気を導入
し、室内及び室内の包材原反の外装を殺菌し、外装殺菌
室7に対してエアレーションを行う。しかる後、室内の
気密を維持したまま包材原反の外装を開封し、仕切部材
8を開けて充填室と外装殺菌室とを無菌状態を保ったま
ま連通させ、開封された包材原反を充填室に移送し、原
反掛けにセットする。
め、充填室5を気密に密閉し、室内に殺菌装置2から過
酸化水素ガス、過酢酸ガスやエチレンオキサイドガスな
どの殺菌剤及び/又は高温の水蒸気等を導入し、室内及
び室内の充填機を殺菌し、エアフィルターで無菌化され
たエアを用いて充填室及び外装殺菌室を乾燥させると共
に、残留している殺菌剤を分解し、無菌エアーを置換す
るエアレーションを行う。並行もしくは前後して、外装
殺菌室7に予めγ線などで殺菌された包材原反を搬入
し、外装殺菌室7を気密に密閉し、室内に殺菌装置2又
は異なる装置から前述のような殺菌剤や水蒸気を導入
し、室内及び室内の包材原反の外装を殺菌し、外装殺菌
室7に対してエアレーションを行う。しかる後、室内の
気密を維持したまま包材原反の外装を開封し、仕切部材
8を開けて充填室と外装殺菌室とを無菌状態を保ったま
ま連通させ、開封された包材原反を充填室に移送し、原
反掛けにセットする。
【0027】この場合、無菌エアーと置換する際に、室
内の殺菌ガスをエアレーション装置4によってフィルタ
ーと触媒とを介在させて循環させることによって、菌の
死骸やゴミを除去できると共に、過酸化水素ガス等の殺
菌剤の分解を促進することができる。
内の殺菌ガスをエアレーション装置4によってフィルタ
ーと触媒とを介在させて循環させることによって、菌の
死骸やゴミを除去できると共に、過酸化水素ガス等の殺
菌剤の分解を促進することができる。
【0028】その後、上記充填機6を該装置の通常の方
法で駆動させて、常法に従って第一原反掛け10にセッ
トされた最初の包材原反9、次いで、第二原反掛けにセ
ットされた包材原反9を使用して無菌充填包装を行う。
法で駆動させて、常法に従って第一原反掛け10にセッ
トされた最初の包材原反9、次いで、第二原反掛けにセ
ットされた包材原反9を使用して無菌充填包装を行う。
【0029】即ち、フィルム9を第一原反掛け10から
案内ローラー11によって図示しない折り返し手段に案
内し、このフィルムを幅方向に二つ折りにして、縦シー
ル部12aにより縦シールを施し、横シール部12bに
おいて横シールを施した後、図示しない上記無菌タンク
内の内容物を内容物供給装置13によって所定量供給す
る。そして、更に、横シールを施した後、冷却部12c
において冷却する。このように内容物を無菌充填包装し
た後、シャッター15から充填室外のオプション部16
へと搬送される。ここで、充填室は気密な程好ましい
が、内容物を充填した包装袋を連続的に排出する場合
は、シャッター15を開放しておかざるを得ないので、
その場合は、室内を陽圧とすると、菌の侵入を防止で
き、好ましく、さらに、室内の無菌状態の低下をできる
だけ抑えるために、UV殺菌灯14によって、シャッタ
ー15の開閉部付近をUV照射することによって、菌の
侵入を防止できるようにしておくことがより好ましい。
なお、内容物を充填した包装袋を連続的に排出せずに充
填室内に貯留しておき、作業終了時に全量排出するよう
にしておいてもよく、この場合はシャッターを閉じてお
けるので、高度の無菌状態を維持できる。
案内ローラー11によって図示しない折り返し手段に案
内し、このフィルムを幅方向に二つ折りにして、縦シー
ル部12aにより縦シールを施し、横シール部12bに
おいて横シールを施した後、図示しない上記無菌タンク
内の内容物を内容物供給装置13によって所定量供給す
る。そして、更に、横シールを施した後、冷却部12c
において冷却する。このように内容物を無菌充填包装し
た後、シャッター15から充填室外のオプション部16
へと搬送される。ここで、充填室は気密な程好ましい
が、内容物を充填した包装袋を連続的に排出する場合
は、シャッター15を開放しておかざるを得ないので、
その場合は、室内を陽圧とすると、菌の侵入を防止で
き、好ましく、さらに、室内の無菌状態の低下をできる
だけ抑えるために、UV殺菌灯14によって、シャッタ
ー15の開閉部付近をUV照射することによって、菌の
侵入を防止できるようにしておくことがより好ましい。
なお、内容物を充填した包装袋を連続的に排出せずに充
填室内に貯留しておき、作業終了時に全量排出するよう
にしておいてもよく、この場合はシャッターを閉じてお
けるので、高度の無菌状態を維持できる。
【0030】なお、本発明の場合、上記包材原反により
形成される包装袋の種類は特に制限されず、平袋、自立
袋、ガセット袋等の種々の構成のものを使用することが
できる。
形成される包装袋の種類は特に制限されず、平袋、自立
袋、ガセット袋等の種々の構成のものを使用することが
できる。
【0031】また、本発明の場合、包材原反は、フイル
ム、シート状のみならず、例えば上記した包装袋が接合
した状態で連続する包装袋帯を巻き芯に巻き取ったもの
を使用することもできる。
ム、シート状のみならず、例えば上記した包装袋が接合
した状態で連続する包装袋帯を巻き芯に巻き取ったもの
を使用することもできる。
【0032】本発明の無菌充填包装方法は、このように
して、充填室5内で充填機6により充填包装を行う一方
で、外装殺菌室7と無菌充填室5との間のシャッター8
を閉めた状態にして、以下のように充填室5内の包材原
反9、9の次に使用する包材原反を用意する。
して、充填室5内で充填機6により充填包装を行う一方
で、外装殺菌室7と無菌充填室5との間のシャッター8
を閉めた状態にして、以下のように充填室5内の包材原
反9、9の次に使用する包材原反を用意する。
【0033】まず、巻き芯に巻き取った包材原反を必要
数だけ外装して外装済原反9’とした後、この外装済原
反9’を例えばγ線殺菌等の適宜手段で殺菌する。ここ
で、外装の手段は特に制限されず、密閉袋を使用した
り、シュリンクフィルムにより密封包装するなどの適宜
手段が採用できる。
数だけ外装して外装済原反9’とした後、この外装済原
反9’を例えばγ線殺菌等の適宜手段で殺菌する。ここ
で、外装の手段は特に制限されず、密閉袋を使用した
り、シュリンクフィルムにより密封包装するなどの適宜
手段が採用できる。
【0034】次に、上記外装済原反9’を外装殺菌室7
内に搬入し、包材原反支持手段21のロール21b、2
1bの上に載置する。この状態では、外装済原反9’の
外装の外面、室内、室内の包材原反支持手段21は、無
菌状態ではないので、殺菌装置2から過酸化水素ガス等
の殺菌剤を導入し、上記外装済原反9’をロール21
b、21bの上でころがし回転させながら、これらを殺
菌、滅菌した後、必要に応じて図示しない無菌エアー供
給装置から無菌エアーをエアーレーション装置4を通じ
て室内に吹き込む。なお、外装殺菌方法は、充填室の殺
菌方法と同じようにすれば、殺菌装置2を共有でき好ま
しいが、殺菌剤が異なっていてもよいし、殺菌剤に代え
て、又は殺菌剤と併用して、UV殺菌灯等を使用するこ
ともできる。
内に搬入し、包材原反支持手段21のロール21b、2
1bの上に載置する。この状態では、外装済原反9’の
外装の外面、室内、室内の包材原反支持手段21は、無
菌状態ではないので、殺菌装置2から過酸化水素ガス等
の殺菌剤を導入し、上記外装済原反9’をロール21
b、21bの上でころがし回転させながら、これらを殺
菌、滅菌した後、必要に応じて図示しない無菌エアー供
給装置から無菌エアーをエアーレーション装置4を通じ
て室内に吹き込む。なお、外装殺菌方法は、充填室の殺
菌方法と同じようにすれば、殺菌装置2を共有でき好ま
しいが、殺菌剤が異なっていてもよいし、殺菌剤に代え
て、又は殺菌剤と併用して、UV殺菌灯等を使用するこ
ともできる。
【0035】なお、この際の殺菌方式としては、上述し
たように一日分の外装済原反9’を外装殺菌室7内に入
れて室内の装置と共に殺菌、滅菌する方式であってもよ
く、本発明の包装装置をそのような方式にのみ使用する
場合は、仕切部材8はなくてもよい。また、充填室5内
で無菌充填包装を行いながら適宜数の外装済原反9’を
逐次殺菌する方式であってもよく、この方式の方が長時
間に亘って充填作業を行う場合には好ましい。
たように一日分の外装済原反9’を外装殺菌室7内に入
れて室内の装置と共に殺菌、滅菌する方式であってもよ
く、本発明の包装装置をそのような方式にのみ使用する
場合は、仕切部材8はなくてもよい。また、充填室5内
で無菌充填包装を行いながら適宜数の外装済原反9’を
逐次殺菌する方式であってもよく、この方式の方が長時
間に亘って充填作業を行う場合には好ましい。
【0036】次いで、外装殺菌室7外にいる作業者は、
外装殺菌室7に設置された長手袋19をはめて外装済原
反9’の外装を殺菌室内に置いておいたカッターなどの
適宜な手段により開封し、包材原反9を取り出してお
く。なお、長手袋19に代えて、自動開封機能、取出機
能を有する装置を使用することもできる。
外装殺菌室7に設置された長手袋19をはめて外装済原
反9’の外装を殺菌室内に置いておいたカッターなどの
適宜な手段により開封し、包材原反9を取り出してお
く。なお、長手袋19に代えて、自動開封機能、取出機
能を有する装置を使用することもできる。
【0037】そして、上記第一、第二原反掛け10、1
0にセットされた包材原反9、9がなくなった時、上記
作業者は、充填室5との間のシャター8を開けて、充填
室5内の原反掛け10に外装から取り出しておいた包材
原反9を供給する。ここで、包材原反支持手段21の機
能によっては、作業者が包材原反9を原反掛け10に押
し出してもよく、また、包材原反支持手段が上述したよ
うに昇降機能を有するものであれば、例えば自動搬送機
能等を具備させることによって、外装原反9’を包材原
反支持手段21にセットすれば、原反掛け10まで自動
搬送することができる。
0にセットされた包材原反9、9がなくなった時、上記
作業者は、充填室5との間のシャター8を開けて、充填
室5内の原反掛け10に外装から取り出しておいた包材
原反9を供給する。ここで、包材原反支持手段21の機
能によっては、作業者が包材原反9を原反掛け10に押
し出してもよく、また、包材原反支持手段が上述したよ
うに昇降機能を有するものであれば、例えば自動搬送機
能等を具備させることによって、外装原反9’を包材原
反支持手段21にセットすれば、原反掛け10まで自動
搬送することができる。
【0038】従って、上記方法によれば、外装殺菌室内
に用意しておいた予備の包材原反を充填室内の無菌状態
を維持したままで容易に供給することができるので、従
来の製袋充填包装装置に比較して包装袋を集合包装し、
その集合包装体内を殺菌して無菌室内に搬送し、この集
合包装体の外面を無菌室内で室内設備と共に同時殺菌で
きるので、無菌条件下で包装袋に内容物を充填し、密封
するという一連の充填包装作業の効率を向上させること
ができる。
に用意しておいた予備の包材原反を充填室内の無菌状態
を維持したままで容易に供給することができるので、従
来の製袋充填包装装置に比較して包装袋を集合包装し、
その集合包装体内を殺菌して無菌室内に搬送し、この集
合包装体の外面を無菌室内で室内設備と共に同時殺菌で
きるので、無菌条件下で包装袋に内容物を充填し、密封
するという一連の充填包装作業の効率を向上させること
ができる。
【0039】なお、本発明は、上記構成例に限られるも
のではなく、例えば殺菌手段としては、上述したような
殺菌剤だけではなく、電子線や紫外線などを照射する手
段も採用でき、これらの手段を併用してもよい。また、
上記包材原反として、包装袋帯を巻き芯に巻き取ったも
のを使用し、上記充填機に代えて、開口機能、充填機
能、封着機能等を有する充填装置を使用すれば、充填室
内で製袋する必要がないので、充填室内の装置を簡素化
することができ、例えばガゼット袋やスタンディングパ
ウチ袋等に無菌充填する場合に好適である。また、その
他本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更し得る。
のではなく、例えば殺菌手段としては、上述したような
殺菌剤だけではなく、電子線や紫外線などを照射する手
段も採用でき、これらの手段を併用してもよい。また、
上記包材原反として、包装袋帯を巻き芯に巻き取ったも
のを使用し、上記充填機に代えて、開口機能、充填機
能、封着機能等を有する充填装置を使用すれば、充填室
内で製袋する必要がないので、充填室内の装置を簡素化
することができ、例えばガゼット袋やスタンディングパ
ウチ袋等に無菌充填する場合に好適である。また、その
他本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更し得る。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、充填室内の無菌状態を
維持したままで随時、必要量の包材原反を充填機に供給
することができるので、充填包装作業の効率化を図るこ
とができる。
維持したままで随時、必要量の包材原反を充填機に供給
することができるので、充填包装作業の効率化を図るこ
とができる。
【図1】本発明の包装装置の構成例を示す概略平面図で
ある。
ある。
【図2】上記包装装置の概略正面図である。
【図3】上記包装装置の概略側面図である。
1 包装装置 2 殺菌手段 5 充填室 6 充填機 7 外装殺菌室 8 シャッター(仕切り部材) 9 包材原反 10 原反掛け(繰出手段) 19 長手袋(開封手段) 21 包材原反支持手段 21b ロール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 兼岡 継雄 東京都中央区日本橋馬喰町1丁目4番16号 藤森工業株式会社内 (72)発明者 荒木田 真 東京都中央区日本橋馬喰町1丁目4番16号 藤森工業株式会社内 Fターム(参考) 3E053 AA06 AA08 BA05 BA10 FA01 JA01 JA02
Claims (8)
- 【請求項1】 包材原反を繰り出す繰出手段を備える充
填機を該充填機を殺菌する充填機殺菌手段を備える充填
室に収納した包装装置であって、該包装装置が上記包材
原反の外装を殺菌する外装殺菌手段を備えた外装殺菌室
を有することを特徴とする包装装置。 - 【請求項2】 上記外装殺菌室が上記繰出手段と開閉可
能な仕切部材を介して連設された請求項1記載の包装装
置。 - 【請求項3】 上記外装殺菌室が昇降可能な包材原反支
持手段を有する請求項1又は2記載の包装装置。 - 【請求項4】 上記包材原反支持手段が複数本のロール
を有する請求項3記載の包装装置。 - 【請求項5】 上記外装殺菌室が室内の気密性を維持し
た状態で包材原反の外装を開封する開封手段を備えた請
求項1乃至4のいずれか1項記載の包装装置。 - 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれか1項記載の包
装装置を使用した無菌充填包装方法であって、上記充填
機を殺菌し、上記充填室を無菌エアーで充満させた状態
で包装充填を行うことを特徴とする無菌充填包装方法。 - 【請求項7】 請求項1乃至5のいずれか1項記載の包
装装置を使用した無菌充填包装方法であって、密封状態
に包装して殺菌した包材原反を上記外装殺菌室で外装を
殺菌した後、上記繰出手段に上記包材原反を供給するこ
とを特徴とする無菌充填包装方法。 - 【請求項8】 上記外装が殺菌された上記包材原反を外
気に曝すことなく、上記外装を開封した後、上記包材原
反を上記繰出手段に供給する請求項6又は7記載の無菌
充填包装方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34435799A JP2001163310A (ja) | 1999-12-03 | 1999-12-03 | 包装装置及び無菌充填包装方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34435799A JP2001163310A (ja) | 1999-12-03 | 1999-12-03 | 包装装置及び無菌充填包装方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001163310A true JP2001163310A (ja) | 2001-06-19 |
Family
ID=18368621
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34435799A Pending JP2001163310A (ja) | 1999-12-03 | 1999-12-03 | 包装装置及び無菌充填包装方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001163310A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007007453A1 (ja) * | 2005-07-07 | 2007-01-18 | Toyo Seikan Kaisha, Ltd. | 容器詰め飲料の製造方法および装置 |
JP2009018833A (ja) * | 2007-07-11 | 2009-01-29 | Sanko Kikai Kk | 自動包装機の内部滅菌機構 |
JP2010522669A (ja) * | 2007-03-30 | 2010-07-08 | カーハーエス・アクチエンゲゼルシヤフト | 製品を殺菌包装するための装置および方法 |
-
1999
- 1999-12-03 JP JP34435799A patent/JP2001163310A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007007453A1 (ja) * | 2005-07-07 | 2007-01-18 | Toyo Seikan Kaisha, Ltd. | 容器詰め飲料の製造方法および装置 |
AU2006267772B2 (en) * | 2005-07-07 | 2012-04-26 | Toyo Seikan Kaisha, Ltd. | Process and apparatus for producing beverage filled into container |
JP2010522669A (ja) * | 2007-03-30 | 2010-07-08 | カーハーエス・アクチエンゲゼルシヤフト | 製品を殺菌包装するための装置および方法 |
US9290286B2 (en) | 2007-03-30 | 2016-03-22 | Khs Gmbh | Method and apparatus for preparing and filling packages including pouches and containers, such as pouches and containers for food products |
JP2009018833A (ja) * | 2007-07-11 | 2009-01-29 | Sanko Kikai Kk | 自動包装機の内部滅菌機構 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20061020 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090225 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090318 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20090902 |