JP2001163031A - 車両用コクピットモジュール組付体および車両用空調装置 - Google Patents
車両用コクピットモジュール組付体および車両用空調装置Info
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Abstract
び低コスト化を図る。 【解決手段】 計器盤20内側に車両左右方向に延びる
ように強度部材40を配置するとともに、計器盤20内
側の車両左右方向の中央部に、空調空気を温度調整して
車室内へ吹き出す空調ユニット32を配置し、空調ユニ
ット32の少なくとも一部を強度部材40に固定し、空
調ユニット32を強度部材40を介して計器盤20に一
体に組み付ける車両用コクピットモジュール組付体であ
って、空調ユニット32のケース32aのうち車両後方
側の部位に位置する後席用フット吹出ダクト32fに、
ラジオ、オーディオ装置等の複数の機器を一体構造物と
して集合させたセンタクラスタ50を固定する。
Description
方向中央部に配置されるセンタクラスタの固定構造に関
するもので、特に、車両計器盤の内側部に空調装置等の
機器を一体に組み付ける車両用コクピットモジュール組
付体に適用して有効なものである。
るセンタクラスタは、ラジオ、オーディオ装置、空調用
操作パネル等の複数の機器を集合させた一体構造物(集
合体)であって、車両用コクピットモジュールでは、こ
のセンタクラスタの固定は、通常、計器盤内側にて車両
左右方向に延びる棒状強度部材(リーンフォースバー)
を利用して行っている。
向の中央部に、センタクラスタのための専用ブラケット
(金属製)を所定間隔を開けて2箇所固定し、この左右
2箇所のブラケットの間にセンタクラスタをねじ止め等
の手段にて支持固定している。
空調ユニット部も棒状強度部材に対する専用の固定部を
設定して、棒状強度部材に固定するようにしている。
車両用コクピットモジュールでは、空調装置の固定手段
とは別にセンタクラスタ専用のブラケットを棒状強度部
材に設ける構成になっているので、センタクラスタの設
置部位と棒状強度部材との間を連結する比較的大きな専
用ブラケットを必要とし、ブラケットの設置スペースが
大きくなるとともに、ブラケットの製造コストが高くな
る。
固定構造の小型化および低コスト化を図ることを目的と
する。
いて車両左右方向の中央部に空調装置の空調ユニット部
が配置され、この空調ユニット部の車両後方側にセンタ
クラスタが隣接配置されるという点に着目して、本発明
では、空調ユニット部のケース構造自体をセンタクラス
タの固定支持のために有効活用することにより、上記目
的を達成しようとするものである。
器盤(20)内側の車両左右方向の中央部に、空調空気
を温度調整して車室内へ吹き出す空調ユニット(32)
を配置し、空調ユニット(32)の少なくとも一部を、
計器盤(20)内側で車両左右方向に延びる強度部材
(40)に固定し、空調ユニット(32)を強度部材
(40)を介して計器盤(20)に組み付ける車両用コ
クピットモジュール組付体において、空調ユニット(3
2)のケース(32a)のうち車両後方側の部位に、ラ
ジオ、オーディオ装置等の複数の機器を一体構造物とし
て集合させたセンタクラスタ(50)を固定する固定部
(32f、32m)を設けたことを特徴とする。
た固定部(32f、32m)によりセンタクラスタ(5
0)を固定できるので、空調装置の固定手段とは別にセ
ンタクラスタ専用のブラケットを強度部材に設ける必要
がない。空調ユニット(32)に設けた固定部(32
f、32m)とセンタクラスタ(50)は隣接している
ので、センタクラスタ固定構造を簡素にすることがで
き、小型化および低コスト化を達成できる。
(32)のケース(32a)のうち車両後方側の部位
に、車体側の配線(54)に電気接続された待受けコネ
クタ(55)を配置し、一方、センタクラスタ(50)
に待受けコネクタ(55)に嵌合するコネクタ(56)
を配置し、センタクラスタ(50)を空調ユニット(3
2)のケース(32a)に向かって押し付けることによ
り、両コネクタ(55、56)が嵌合してセンタクラス
タ(50)の電気回路を車体側の配線(54)に電気接
続することを特徴とする。
定作業に連動して、センタクラスタ(50)の電気回路
を車体側の配線(54)に簡単に電気接続できる。
f、32m)にブラケット(51)を固定し、このブラ
ケット(51)に待受けコネクタ(55)を固定してお
き、センタクラスタ(50)をブラケット(51)に組
み付けることにより、センタクラスタ(50)のコネク
タ(56)を待受けコネクタ(55)に嵌合することを
特徴とする。
ことに加え、空調ユニット(32)のケース(32a)
とは別体のブラケット(51)を有し、このブラケット
(51)に待受けコネクタ(55)を固定しているか
ら、センタクラスタ(50)の固定位置の変更、電気接
続構成の変更等に対しては別体のブラケット(51)、
待受けコネクタ(55)の変更等により対応できる。従
って、空調ユニット(32)側は一切変更せず、共通使
用することが可能となる。
(32)の運転席側の側面に沿って配置される補強部材
(44)を有し、補強部材(44)の一端を強度部材
(40)に固定し、補強部材(44)の他端を車体側に
固定するようになっており、固定部(32f、32m)
にセンタクラスタ(50)を固定するブラケット(5
1)を有し、このブラケット(51)に補強部材(4
4)に固定される部位(51e)を設け、センタクラス
タ(50)の電気回路の接地側をブラケット(51)お
よび補強部材(44)を介して車体側に接地することを
特徴とする。
ット(50b、51)を利用してセンタクラスタ(5
0)の電気回路の接地を極めて簡単に行うことができ
る。
いて、空調ユニット(32)のうち、運転席側の部位
に、補強部材(44)に固定される部位(32k)を設
けたことを特徴とする。
ト(50b、51)の補強部材(44)への固定部位
(51e)と、空調ユニット(32)の補強部材(4
4)への固定部位(32k)とを併せ持つので、補強部
材(44)を基準として空調ユニット(32)とセンタ
クラスタ(50)の相対位置を確実に規定できる。その
ため、ブラケット(50b、51)のうち、運転席側の
部位では空調ユニット(32)への固定部を省略するこ
とが可能となる。
ット(32)のケース(32a)のうち車両後方側の部
位において左右両側に、車室内への吹出空気が流れる吹
出ダクト(32f、32m)を設け、左右両側の吹出ダ
クト(32f、32m)をセンタクラスタ(50)の固
定部とすることができる。
2f、32m)を利用してセンタクラスタ(50)の固
定を行うことができる。
の吹出ダクト(32f、32m)を、ケース(32a)
の本体部の面から車両後方側へ突き出すように形成し、
左右両側の吹出ダクト(32f、32m)の間にセンタ
クラスタ(50)を嵌入すれば、左右両側の吹出ダクト
(32f、32m)の間の凹状スペースを活用して、セ
ンタクラスタ固定のためのスペースを縮小できる。
トは、具体的には後席側へのフット吹出空気が流れる後
席用フット吹出ダクト(32f)とすることができる。
トは、具体的には後席側へのフェイス吹出空気が流れる
後席用フェイス吹出ダクト(32m)とすることができ
る。
温度調整して車室内へ吹き出す空調ユニット(32)
を、計器盤(20)内側の車両左右方向の中央部に配置
する車両用空調装置において、空調ユニット(32)の
ケース(32a)のうち車両後方側の部位に、ラジオ、
オーディオ装置等の複数の機器を一体構造物として集合
させたセンタクラスタ(50)を固定する固定部(32
f、32m)を設けた車両用空調装置を特徴とする。
できる。
において、固定部(32f、32m)にセンタクラスタ
(50)を固定するためのブラケット(51)を固定
し、このブラケット(51)に、センタクラスタ(5
0)のコネクタ(56)と嵌合する待受けコネクタ(5
5)を配置したことを特徴とする。
発揮できる。
ニット(32)のケース(32a)のうち車両後方側の
部位において左右両側に、車室内への吹出空気が流れる
吹出ダクト(32f、32m)を設け、この左右両側の
吹出ダクト(32f、32m)をセンタクラスタ(5
0)の固定部とすることができる。
する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すも
のである。
1実施形態であり、コクピットモジュール10は車両計
器盤20(図2)の内側に車両用空調装置30(図3)
等の種々な機器を一体に組み付けたものである。なお、
図1は車両計器盤20の内側への収納機器を図示するた
めに、車両計器盤20の図示を省略している。図2は本
発明の要部であるセンタクラスタ50の固定構造部の左
側面図である。図3は計器盤20の内側に収納される車
両用空調装置30の送風機ユニット31と空調ユニット
32を示している。図1〜図3の矢印は車両搭載状態で
の前後、左右、上下の各方向を示す。
るので、送風機ユニット31は車両左側の助手席側に配
置され、空調ユニット32は車両左右方向の略中央部に
配置される。ここで、送風機ユニット31および空調ユ
ニット32は周知の構成であるので、その概要を簡単に
説明すると、送風機ユニット31はその上部に内気と外
気を切替導入する内外気切替箱31aを配置し、この内
外気切替箱31aから吸入した空気を送風する遠心式送
風機31bを下部に配置した構成になっている。この送
風機31bは遠心式送風ファンとファン駆動用モータと
送風ファンを収容しているスクロールケースとから構成
されている。31cは送風機31bの吹出ダクト部であ
る。
らの送風空気を温度調整して車室内へ吹き出すもので、
上記吹出ダクト部31cに接続される樹脂製ケース32
aを有している。この樹脂製ケース32a内に、送風空
気を冷却する冷房用熱交換器としての蒸発器、送風空気
を加熱する暖房用熱交換器としての温水式ヒータコア、
温度制御手段としてのエアミックスドア、吹出モード切
替機構を構成する吹出モードドア等を内蔵している。
方部にはデフロスタ開口部32bが、また、上面後方部
にはセンタフェイス開口部32cおよびサイドフェイス
開口部32dがそれぞれ開口している。ケース32aの
左右両側の側面部には、前席用フット吹出ダクト32e
が一体に成形されている。更に、ケース32aの車両後
方側の面において、左右両側の部位には後席用フット吹
出ダクト32fが一体に成形されている。
先端開口部32gには図示しない後席フット用接続ダク
トが接続され、この後席フット用接続ダクトの先端に設
けた後席フット用吹出口から後席乗員の足元部に空気
(温風)を吹き出すようになっている。左右両側の後席
用フット吹出ダクト32fはそれぞれケース32aの本
体部の面から車両後方側へ突き出すように成形されてい
るので、左右両側の後席用フット吹出ダクト32fの間
に、後述のセンタクラスタ50を嵌入することが可能な
凹状部が形成される。
32fの底面部からそれぞれ左右方向の内側へ突き出す
ように取付片32hが一体に成形されている。この取付
片32hは空調ユニット32の底面部を車体床部に固定
するための固定部を構成する。
にわたって延びる強度部材(リーンフォースバー)40
が配置されている。ここで、強度部材40は棒状であ
り、この棒状とは中空部を持つパイプ形状を包含する意
味の用語である。また、パイプ形状も図2に示す断面円
形状に限らず、断面矩形状等でもよい。強度部材40は
金属(鉄系金属等)により形成されている。
置41を支持固定することを主目的とする部材であり、
本例は右ハンドル車であるので、強度部材40の中央部
より右寄り部位、すなわち、強度部材40の右端部に近
接した部位にステアリング装置41の支持ステー(図示
せず)が溶接等の手段で固定されている。この支持ステ
ーは金属(鉄系金属等)により形成され、ステアリング
装置41の軸部のハウジング部(図示せず)を支持固定
するようになっている。
は、それぞれ金属(鉄系金属等)により板形状に形成さ
れた別体のサイドブラケット42(図1)が溶接等の手
段で固定されている。なお、図1では、強度部材40の
右端部のサイドブラケットは図示していない。
0の左右両端部を車体側面部に固定するために用いる。
また、本例では、送風機ユニット31が車両左側の助手
席側に配置されるので、左側のサイドブラケット42に
送風機ユニット31を固定するようになっている。
部には空調ユニット32の固定部位が設定してある。す
なわち、空調ユニット32のケース32aの上面部に左
右2箇所の取付板部32iが一体に成形してあり、この
左右2箇所の取付板部32iを図2に示すボルト等のね
じ手段(締結手段)32jにより強度部材40の中央部
に固定するようにしている。
装置41の近傍部位を補強するために、空調ユニット3
2の運転席側の側面に沿って補強部材44を配置してい
る。この補強部材44は、例えば金属(鉄系金属等)に
より形成されるパイプ部材を板状に押しつぶした形状か
ら構成される部材であり、その一端を強度部材40に溶
接等の手段で固定し、その他端を車体の床面側に固定す
るようになっている。
32aのデフロスタ開口部32bに接続されるデフロス
タダクト部、34はセンタフェイス開口部32cに接続
されるセンタフェイスダクト部、35は左右のサイドフ
ェイス開口部32dに接続されるサイドフェイスダクト
部であり、この左右のサイドフェイスダクト部35、3
5の先端部にはサイドフェイス吹出口36、36がそれ
ぞれ開口している。
タ)で、空調用等の種々な用途の電子制御装置を統合し
たものである。本例では、この電子制御装置37を、送
風機ユニット31と空調ユニット32との間で送風機3
1bの吹出ダクト部31cよりも後方側部位に配置して
いる。
ついて説明する。センタクラスタ50はラジオ、オーデ
ィオ装置等の複数の機器を集合させた一体構造物(集合
体)であり、本例ではその全体形状は略直方体状の箱状
になっている。なお、図1の2点鎖線は箱形状の左側部
を図示している。図2に示すように、センタクラスタ5
0の操作パネル部50aは計器盤20の中央部位に形成
された凹部20a内に車室側へ直接露出するように収容
され、乗員により操作できるようになっている。計器盤
20の凹部20aの中央部にはセンタクラスタ50の箱
形状の本体部を挿入可能な穴部(図示せず)が開けてあ
る。
後方側の左右両側に突き出し成形された後席用フット吹
出ダクト32f、32fをセンタクラスタ50の固定部
として構成している。すなわち、左右両側の後席用フッ
ト吹出ダクト32f、32fの後方側表面には、センタ
クラスタ固定用のブラケット51の左右両側のそれぞれ
2個の底辺部51aがタッピングスクリュー等のねじ手
段(締結手段)52により締め付け固定されている。ブ
ラケット51は鉄系金属等の金属板材をプレス成形して
製作できる板形状のものである。
方向に門形の取付脚部51bを立ち上げている。この左
右両側の取付脚部51bの上端部にはそれぞれ左右方向
の外方側へ取付片51cが一体に折り曲げ形成されてい
る。一方、センタクラスタ50の左右両側の側面部には
鉄系金属等の金属板材で形成されたブラケット50bが
2箇所づつ配置してある。
を計器盤20の凹部20aの穴部周縁の内側面に押し当
てるとともに、センタクラスタ50のブラケット50b
を計器盤20の凹部20aの穴部周縁の外側面に押し当
てて、ブラケット51の取付脚部51bとセンタクラス
タ50のブラケット50bと計器盤20の三者を4本の
タッピングスクリュー等のねじ手段(締結手段)53に
より締め付け固定するようにしてある。
の取付脚部51bの付け根部を連結する連結片51dの
中央部に、車体側の配線54に電気接続された待受けコ
ネクタ55を配置している。この待受けコネクタ55は
連結片51dの中央部の所定位置に位置決めして、か
つ、電気絶縁して固定されている。また、待受けコネク
タ55は本例では雄型の端子(図示せず)を内蔵するも
のを用いている。
ブラケット51の連結片51dに対向する底面部中央の
所定位置には待受けコネクタ55に嵌合するコネクタ5
6を位置決めして固定している。このコネクタ56は本
例では待受けコネクタ55の雄型端子が嵌入される雌型
端子(図示せず)を内蔵するものを用いている。
の底辺部51aのうち、下側の底辺部51aから取付片
51eを運転席側(右側)へ突き出すように形成してい
る。この取付片51eは補強部材44にボルト等のねじ
手段(締結手段)57により固定されるものである。
の搭載手順について説明する。強度部材40の所定部位
には補強部材44の一端部が溶接等の手段で予め一体に
連結されている。まず最初に、送風機ユニット31、空
調ユニット32等を強度部材40に組み付る。具体的に
は、強度部材40の左側のサイドブラケット42に送風
機ユニット31をねじ手段にて組み付ける。同様に、空
調ユニット32も、そのケース32a上面部の取付板部
32iをねじ手段32jにより強度部材40の中央部に
組み付ける。
2の組み付け終了後に、空調ユニット32のケース32
aのうち、車両後方側に位置する左右両側の後席用フッ
ト吹出ダクト32f、32fに、センタクラスタ固定用
のブラケット51の左右両側の底辺部51aをねじ手段
52により締め付け固定する。
の底辺部51aから運転席側へ突き出す取付片51e
を、空調ユニット32の運転席側の側面に沿って配置さ
れる補強部材44にねじ手段57により固定する。
ェイスダクト部34、およびサイドフェイスダクト部3
5は予め一体構造物として組み付けてあるので、次に、
このダクト部の一体構造物(33〜35)を強度部材4
0にねじ手段等により組み付ける。一方、電子制御装置
37は、送風機ユニット31と空調ユニット32との間
に挿入して送風機ユニット31と空調ユニット32にね
じ手段等により組み付ける。ここで、電子制御装置37
を強度部材40側に組み付けるようにしてもよい。
ト32、ダクト部の一体構造物(33〜35)等を強度
部材40に組み付け、電子制御装置37を送風機ユニッ
ト31と空調ユニット32に組み付けた後の状態を示
す。また、図1にはステアリング装置41を図示してい
るが、ステアリング装置41の軸部のハウジング部(図
示せず)を強度部材40のステアリング装置用支持ステ
ー(図示せず)にねじ手段等により組み付けることによ
り、ステアリング装置41の軸部を強度部材40に支持
固定できる。但し、ステアリング装置41のハンドル部
41aは、計器盤20の組み付けの支障となるので、ハ
ンドル部41aの組付けは計器盤20の組み付け後に行
う。
けは、図1に示すように計器盤20を組み付ける前の状
態、あるいは図2に示すように計器盤20を組み付けた
後の状態のいずれでも可能である。
32等を一体化した強度部材40、およびその他の図示
しない機器を計器盤20の内側に収納し、これら機器を
計器盤20と一体に組み付ける。ここで、強度部材40
と計器盤20との一体化は種々の手段で可能であるが、
例えば、サイドブラケット42の部分に計器盤20への
取付部を設けておき、この取付部を用いて強度部材40
を計器盤20に組み付けることができる。
けた状態では、ブラケット51の取付脚部51bが計器
盤20の凹部20aの穴部周縁の内側面に押し当たるよ
うに、計器盤20と空調ユニット32の位置決めがして
ある。
行って、コクピットモジュール10の組み付けを終了す
る。
詳述すると、センタクラスタ50の箱状本体部を計器盤
20の凹部20aの穴部を通して、計器盤20内側のブ
ラケット51に向けて押し込む。すると、センタクラス
タ50の箱状本体部の底面部に設けてある雌型コネクタ
56が、ブラケット51の連結片51dの中央部に設け
てある雄型の待受けコネクタ55と嵌合する。この両コ
ネクタ55、56の嵌合によりセンタクラスタ50の電
気回路が車体側の配線54に電気接続される。
と同時に、センタクラスタ50のブラケット50bが計
器盤20の凹部20aの穴部周縁の外側面に押し当たる
状態となる。そこで、次に、ブラケット51の取付脚部
51bとセンタクラスタ50のブラケット50bと計器
盤20の三者をタッピングスクリュー等のねじ手段53
により締め付け固定する。
れたブラケット51を用いてセンタクラスタ50を計器
盤20と空調ユニット32に固定できる。更に、センタ
クラスタ50の電気回路と車体側の配線54との電気接
続を同時に終えることができる。また、ブラケット51
は取付片51eの部位にて補強部材44に固定されてい
るので、センタクラスタ50の電気回路の接地側を金属
製のブラケット50b、ねじ手段53、ブラケット51
および補強部材44を介して車体側に接地(ボディーア
ース)することが可能となる。
含むコクピットモジュール10全体の組み付けを終了す
る。
搭載するための作業を行う。すなわち、強度部材40の
左右両端部のサイドブラケット42の部位にて、ボルト
等のねじ手段により左右両側の車体側面部に締め付け固
定する。また、補強部材44の下端を車体床面部にねじ
手段により固定する。更に、計器盤20についても、そ
の必要箇所を車体側にねじ手段等により固定する。
後席用フット吹出ダクト32fの底面部から内側へ突出
させた取付片32hを車体床面部にねじ手段により固定
する。これにより、空調ユニット32の上面部を強度部
材40に固定するとともに、空調ユニット32の底面部
を車体床面部に固定することができる。このため、空調
ユニット32を車両搭載状態では安定的に支持固定でき
る。
度部材40への固定部の他に、車両前方のエンジンルー
ムと車両後方の車室との間を仕切る隔壁(ファイヤウォ
ール、図示せず)への固定部、あるいは車体側面部への
固定部を追加してもよい。
テアリング装置41もコクピットモジュール10の一部
として車両搭載前の状態で一体化する例について説明し
たが、コクピットモジュール10の車両搭載後に車両ス
テアリング装置41の軸部のハウジング部(図示せず)
を強度部材40の支持ステーに固定するようにしてもよ
い。
部を示す右側面図であり、第2実施形態では、センタク
ラスタ固定用のブラケット51のうち、補強部材44側
すなわち、運転席側の部位では、底辺部51aとねじ手
段52による右側の後席用フット吹出ダクト32fへの
固定部を廃止している。
fの底面部から補強部材44側へ突出するように取付片
32kを形成し、この取付片32kをねじ手段58によ
り補強部材44とともに車体床面部に共締め固定するよ
うにしている。
ト吹出ダクト32fと補強部材44との共締め固定部
と、ブラケット51の取付片51eによる補強部材44
への固定部(ボディーアース部)とを併せ持つため、ブ
ラケット51のうち、補強部材44側の部位でダクト3
2fへの固定部を廃止しても、補強部材44を基準とし
て空調ユニット32とセンタクラスタ50との相対位置
を確実に規定できる。そのため、センタクラスタ50の
組み付け上の不具合は生じない。
44側部位での固定部を廃止することにより、ブラケッ
ト51の形状を簡素化できるとともに、補強部材44側
の2個のねじ手段52を廃止することができ、第1実施
形態よりもコスト低減が図れる。
り、センタクラスタ50の箱状本体部を空調ユニット3
2の車両後方側に位置する左右両側の後席用フット吹出
ダクト32fの間の凹状部内に嵌入するように配置した
例である。これによると、左右両側の後席用フット吹出
ダクト32fの間の凹状部を有効利用して、センタクラ
スタ50の設置スペースを低減できる。
形態のブラケット51と同様のブラケットを後席用フッ
ト吹出ダクト32fの後方側表面32f’に固定し、こ
のブラケットを用いてセンタクラスタ50を後席用フッ
ト吹出ダクト32fに固定できる。
り、空調ユニット32の車両後方側の部位において、左
右両側の後席用フット吹出ダクト32fの左右方向内側
に、後席用フェイス吹出ダクト32mを配置する場合
に、この左右両側の後席用フェイス吹出ダクト32mの
間にセンタクラスタ50の箱状本体部を配置して、後席
用フェイス吹出ダクト32mにセンタクラスタ50を固
定するようにした例である。
イス吹出ダクト32mの先端開口部で、図示しない後席
フェイス用接続ダクトを介して後席用フェイス吹出口に
接続され、この後席用フェイス吹出口から後席乗員の頭
部側に向けて空気を吹き出すようになっている。また、
59は車両前方のエンジンルーム60と車両後方の車室
61との間を仕切る隔壁(ファイヤウォール)で、62
は車体床部である。
態では別体のブラケット51を後席用フット吹出ダクト
32fに取り付けているが、後席用フット吹出ダクト3
2fあるいは第4実施形態による後席用フェイス吹出ダ
クト32mに、ブラケット51に対応するブラケット形
状部分を一体成形し、このブラケット形状部分にセンタ
クラスタ50を固定するようにしてもよい。つまり、吹
出ダクトによるセンタクラスタ固定部とは、吹出ダクト
形状そのものを利用したものだけでなく、吹出ダクトに
一体成形したブラケット形状部分をも包含するものであ
る。
ール組付体の斜視図で、計器盤組み付け前の状態を示
す。
図である。
側面図である。
体の斜視図で、計器盤組み付け前の状態を示す。
す空調ユニット部分の左側面図である。
ト、32…空調ユニット、32a…ケース、32f…後
席用フット吹出ダクト、32m…後席用フェイス吹出ダ
クト、40…強度部材、44…補強部材、50…センタ
クラスタ、50a、51…ブラケット、54…車体側の
配線、55…待受けコネクタ、56…コネクタ。
Claims (12)
- 【請求項1】 計器盤(20)内側に車両左右方向に延
びるように強度部材(40)を配置するとともに、計器
盤(20)内側の車両左右方向の中央部に、空調空気を
温度調整して車室内へ吹き出す空調ユニット(32)を
配置し、 前記空調ユニット(32)の少なくとも一部を前記強度
部材(40)に固定し、前記空調ユニット(32)を前
記強度部材(40)を介して前記計器盤(20)に組み
付ける車両用コクピットモジュール組付体であって、 前記空調ユニット(32)のケース(32a)のうち車
両後方側の部位に、ラジオ、オーディオ装置等の複数の
機器を一体構造物として集合させたセンタクラスタ(5
0)を固定する固定部(32f、32m)を設けたこと
を特徴とする車両用コクピットモジュール組付体。 - 【請求項2】 前記空調ユニット(32)のケース(3
2a)のうち車両後方側の部位に、車体側の配線(5
4)に電気接続された待受けコネクタ(55)を配置
し、一方、前記センタクラスタ(50)に前記待受けコ
ネクタ(55)に嵌合するコネクタ(56)を配置し、 前記センタクラスタ(50)を前記空調ユニット(3
2)のケース(32a)に向かって押し付けることによ
り、前記両コネクタ(55、56)が嵌合して前記セン
タクラスタ(50)の電気回路を前記車体側の配線(5
4)に電気接続することを特徴とする請求項1に記載の
車両用コクピットモジュール組付体。 - 【請求項3】 前記固定部(32f、32m)にブラケ
ット(51)を固定し、このブラケット(51)に前記
待受けコネクタ(55)を固定しておき、前記センタク
ラスタ(50)を前記ブラケット(51)に組み付ける
ことにより、前記センタクラスタ(50)のコネクタ
(56)を前記待受けコネクタ(55)に嵌合すること
を特徴とする請求項2に記載の車両用コクピットモジュ
ール組付体。 - 【請求項4】 前記空調ユニット(32)の運転席側の
側面に沿って配置される補強部材(44)を有し、 前記補強部材(44)の一端を前記強度部材(40)に
固定し、前記補強部材(44)の他端を車体側に固定す
るようになっており、 前記固定部(32f、32m)に前記センタクラスタ
(50)を固定するブラケット(51)を有し、 このブラケット(51)に前記補強部材(44)に固定
される部位(51e)を設け、 前記センタクラスタ(50)の電気回路の接地側を前記
ブラケット(51)および前記補強部材(44)を介し
て車体側に接地することを特徴とする請求項1または2
に記載の車両用コクピットモジュール組付体。 - 【請求項5】 前記空調ユニット(32)のうち、運転
席側の部位に、前記補強部材(44)に固定される部位
(32k)を設けたことを特徴とする請求項4に記載の
車両用コクピットモジュール組付体。 - 【請求項6】 前記空調ユニット(32)のケース(3
2a)のうち車両後方側の部位において左右両側に、車
室内への吹出空気が流れる吹出ダクト(32f、32
m)を設け、 前記左右両側の吹出ダクト(32f、32m)を前記セ
ンタクラスタ(50)の固定部としたことを特徴とする
請求項1ないし5のいずれか1つに記載の車両用コクピ
ットモジュール組付体。 - 【請求項7】 前記左右両側の吹出ダクト(32f、3
2m)は、前記ケース(32a)の本体部の面から車両
後方側へ突き出すように形成されており、 前記左右両側の吹出ダクト(32f、32m)の間に前
記センタクラスタ(50)を嵌入したことを特徴とする
請求項6に記載の車両用コクピットモジュール組付体。 - 【請求項8】 前記吹出ダクトは、後席側へのフット吹
出空気が流れる後席用フット吹出ダクト(32f)であ
ることを特徴とする請求項6または7に記載の車両用コ
クピットモジュール組付体。 - 【請求項9】 前記吹出ダクトは、後席側へのフェイス
吹出空気が流れる後席用フェイス吹出ダクト(32m)
であることを特徴とする請求項6または7に記載の車両
用コクピットモジュール組付体。 - 【請求項10】 空調空気を温度調整して車室内へ吹き
出す空調ユニット(32)を、計器盤(20)内側の車
両左右方向の中央部に配置する車両用空調装置におい
て、 前記空調ユニット(32)のケース(32a)のうち車
両後方側の部位に、ラジオ、オーディオ装置等の複数の
機器を一体構造物として集合させたセンタクラスタ(5
0)を固定する固定部(32f、32m)を設けたこと
を特徴とする車両用空調装置。 - 【請求項11】 前記固定部に前記センタクラスタ(5
0)を固定するためのブラケット(51)を固定し、こ
のブラケット(51)に、前記センタクラスタ(50)
のコネクタ(56)と嵌合する待受けコネクタ(55)
を配置したことを特徴とする請求項10に記載の車両用
空調装置。 - 【請求項12】 前記空調ユニット(32)のケース
(32a)のうち車両後方側の部位において左右両側
に、車室内への吹出空気が流れる吹出ダクト(32f、
32m)を設け、 前記左右両側の吹出ダクト(32f、32m)を前記セ
ンタクラスタ(50)の固定部としたことを特徴とする
請求項10または11に記載の車両用空調装置。
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FR0015512A FR2802471B1 (fr) | 1999-12-06 | 2000-11-30 | Ensemble de modules pour habitacle de vehicule comprenant un climatiseur |
DE10060105A DE10060105A1 (de) | 1999-12-06 | 2000-12-04 | Cockpit-Modulaufbau mit Klimaanlage für ein Fahrzeug |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1999
- 1999-12-06 JP JP34637699A patent/JP4178701B2/ja not_active Expired - Fee Related
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