JP2001162890A - プラテンギャップの自動測定を最適化した印刷装置 - Google Patents

プラテンギャップの自動測定を最適化した印刷装置

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JP2001162890A
JP2001162890A JP35237799A JP35237799A JP2001162890A JP 2001162890 A JP2001162890 A JP 2001162890A JP 35237799 A JP35237799 A JP 35237799A JP 35237799 A JP35237799 A JP 35237799A JP 2001162890 A JP2001162890 A JP 2001162890A
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platen
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仁煥 ▲鄭▼
Jinkan Tei
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印刷スループットを上げる。 【解決手段】 自動モードが選択された場合、記録ヘッ
ド32を基準位置BPからプラテン面35aに移動させ
た距離と基準位置BPからプラテン35上の記録用紙面
37aに移動させた距離とから、記録用紙37の厚さを
検出し、検出した厚さに応じた印字ポジションを自動で
設定する。自動モードにおいて、さらに、基準位置設定
モードが選択されると、オペレータからの操作入力に応
答して基準位置を任意の位置に設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷装置に関し、
特に、プラテンギャップ調整時の記録ヘッドの基準位置
を、プラテンに装填される記録用紙の厚さに応じて最適
な位置に設定できるようにしたシリアルドットプリンタ
に関する。
【0002】
【従来の技術】ワイヤドット型記録ヘッドを搭載したプ
リンタにおいて、記録用紙に印字する場合、プラテン面
と記録ヘッドとのギャップが大きいと印字が薄くなり、
極端に大きいとヘッドワイヤが記録用紙に届かなくな
る。
【0003】一方、プラテン面と記録ヘッドとのギャッ
プが小さいとヘッドワイヤが記録用紙に引っ掛かりやす
くなったり、記録用紙に擦れたりする。
【0004】このため、ワイヤドット型記録ヘッドを搭
載したプリンタは、通常プラテン面と記録ヘッドとの相
対ギャップ長を調整するための機構を備えており、記録
用紙の厚みに応じて最適なギャップ長に調整する(以
下、適宜プラテンギャップ調整と称する)。このプラテ
ンギャップ調整により、記録ヘッドは最適な印字ポジシ
ョンに設定される。
【0005】図12は、ワイヤドット型記録ヘッドを搭
載したプリンタにおいて、プラテンギャップ調整工程で
の記録ヘッドの動きを説明するための図である。
【0006】前述した通り、記録ヘッド32の最適な印
字ポジションは、記録用紙37の厚さに応じて決定され
る。記録用紙37の厚さは、記録ヘッド32が基準位置
BPからプラテン面35aに当接するまでの移動距離
(ストローク)と、記録ヘッド32が基準位置BPから
プラテン35に装填された記録用紙37に当接するまで
の移動距離との差分(Δd)から算出される。
【0007】ここで、記録ヘッド32の基準位置BP
は、記録用紙37の厚さを測定するための基準となる位
置で、通常プリンタがサポートしている記録用紙の最大
厚さよりも高い位置に設定される。また、ホームセンサ
34は、記録ヘッド32をプラテン面35aに対して垂
直な方向に移動させるステッピングモータ(図示せず)
の脱調を検出するときに利用され、通常記録ヘッド32
の基準位置BPよりも更に高い位置に取り付けられる。
【0008】次に、プラテンギャップ調整における記録
ヘッド32の動きについて、図12(A)乃至(E)を
参照して説明する。
【0009】先ず、図示せぬステッピングモータが駆動
されると、記録ヘッド32は基準位置BPからプラテン
面35aに向かって移動する。そして、記録ヘッド32
がプラテン面35aに当接した時点で、ステッピングモ
ータは停止される(図12(A)のプラテン面認識処
理)。このプラテン面認識処理により、基準位置BPか
らプラテン面35aまでの記録ヘッド32の移動距離
(ストローク)が検出される。
【0010】このとき、記録ヘッド32がプラテン面3
5aに衝突しているため、過負荷によりステッピングモ
ータが脱調する場合がある。ここで、脱調とは、急速な
速度変化や過負荷により、モータに与える駆動パルスと
モータの回転の同期が失われた状態のことをいう。モー
タの脱調が発生すると、モータを正確に駆動することが
できなくなり、その結果、正確なプラテンギャップ調整
もできなくなる。
【0011】このため、前述のプラテン面認識処理時に
モータの脱調が発生しているか否かを検出(以下、適宜
脱調検出処理と称する)しなければならない。この脱調
検出処理は、印刷スループットを向上させるため、プラ
テン面認識処理に続けて行われる(図12(A)参
照)。ステッピングモータが駆動されると、記録ヘッド
32はプラテン面35aに当接した位置からホームセン
サ34に向かって移動する。そして、予め設定されてい
るモータの駆動パルス数になったら、ステッピングモー
タは停止される。
【0012】ステッピングモータが停止されるまでの間
に、ホームセンサ34が記録ヘッド32を検出できてい
ないか若しくは検出できたとしても検出したときのモー
タの駆動パルス数と基準値との差分が許容誤差範囲内に
入っていない場合、モータは脱調していると判断され、
エラーメッセージ等が表示部(図示せず)に表示され
る。これ以外の場合、モータは正常である(脱調してい
ない)と判断され、記録ヘッド32は基準位置BPまで
移動する。
【0013】脱調検出処理が終了すると、図12(B)
に示すように、記録用紙37が給紙される。
【0014】次に、ステッピングモータが駆動され、記
録ヘッド32は基準位置BPから記録用紙37に向かっ
て移動する。そして、記録ヘッド32が記録用紙面37
aに当接した時点で、ステッピングモータは停止される
(図12(C)の紙面認識処理)。この紙面認識処理に
より、基準位置BPから記録用紙面37aまでの記録ヘ
ッド32の移動距離(ストローク)が検出される。そし
て、プラテン面認識処理時に求めた基準位置BPからプ
ラテン面35aまでの記録ヘッド32の移動距離と、紙
面認識処理時に求めた基準位置BPから記録用紙面37
aまでの記録ヘッド32の移動距離との差分(Δd)を
算出し、その値を記録用紙37の厚さとする。記録用紙
37の厚さΔdが検出されると、その厚さに応じて最適
な印字ポジション(段数)が決定される。
【0015】最適な印字ポジションが決定されると、図
12(D)に示すように、記録ヘッド32は決定された
印字ポジションまで移動する。これにより、プラテンギ
ャップ調整が完了する。そして、記録ヘッド32は印字
ポジションから印字データに従う画像の印刷を開始す
る。
【0016】印字データに従う画像の印刷が終了する
と、図12(E)に示すように、記録ヘッド32が印字
ポジションに設定されたまま、記録用紙37が排紙され
る。
【0017】ところで、給紙方法には、手差し給紙、AS
F(Auto Sheet Feeder)給紙、CSF給紙等がある。手差し
給紙は1枚ずつ手で給紙する方法で、ASF給紙及びCSF給
紙は設定された複数枚の記録用紙をなくなるまで、プリ
ンタが自動で給紙する方法である。
【0018】ASF給紙またはCSF給紙の場合、上述のプラ
テンギャップ調整は、用紙設定が行われた後、状況に応
じて適宜実行される。
【0019】これに対し、手差し給紙の場合、上述のプ
ラテンギャップ調整は、記録用紙が給紙されるたびに毎
回行われる。従って、手差し給紙の場合、記録ヘッド3
2は毎回設定されている印字ポジションから基準位置B
Pまで移動する。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記プ
ラテンギャップ調整が行われる場合、図12の例では、
基準位置BP、プラテン面35a、ホームセンサ34、
基準位置BP、記録用紙面37aと記録ヘッド32を移
動させなければならない。
【0021】さらに、前述した通り、記録ヘッド32の
基準位置BPは、通常プリンタがサポートしている記録
用紙の最大厚さよりも高い位置に設定されているため、
非常に薄い記録用紙が連続した場合、プラテンギャップ
調整時における記録ヘッド32の移動距離(ストロー
ク)が長くなり、その結果、印刷スループットが遅くな
るという課題があった。
【0022】そこで、本発明の目的は、プラテンギャッ
プ調整を行った場合の印刷スループットを上げることが
できるようにしたシリアルドットプリンタを提供するこ
とにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の一つの側面は、記録ヘッドを基準位置か
らプラテン面に移動させた距離と前記基準位置からプラ
テン上の記録用紙面に移動させた距離とから、前記記録
用紙の厚さを検出し、当該検出した厚さに応じた印字ポ
ジションに前記記録ヘッドを移動させるプラテンギャッ
プ調整工程後に、前記記録用紙への印刷を行う印刷装置
において、オペレータからの操作入力に応答して、前記
基準位置を任意の位置に設定する基準位置選定手段(例
えば、図1のCPU21)を有することを特徴とする。
【0024】上記の発明によれば、オペレータからの操
作入力に応答して、基準位置を任意の位置に設定するよ
うにしたので、記録用紙の厚さに応じて最適な基準位置
を設定することが可能になる。従って、プラテンギャッ
プ調整時における記録ヘッドの移動距離(ストローク)
を短くすることができる。その結果、プラテンギャップ
調整を含めた印刷スループットを向上させることができ
る。
【0025】上記の発明において、その好ましい態様
は、前記印字ポジションをオペレータからの操作入力に
応答して設定する手動モードと、前記プラテンギャップ
調整工程によって前記印字ポジションを自動で設定する
自動モードとを有し、前記自動モードにおいて、前記オ
ペレータからの操作入力に応答して前記基準位置を任意
の位置に設定する基準位置設定モードを有することを特
徴とする。
【0026】上記の発明によれば、印字ポジションをオ
ペレータからの操作入力に応答して設定する手動モード
と、プラテンギャップ調整工程によって印字ポジション
を自動で設定する自動モードとを有するようにしたの
で、オペレータが所望のモードを選択して印字ポジショ
ンを設定することができる。さらに、自動モードにおい
て、オペレータからの操作入力に応答して基準位置を任
意の位置に設定する基準位置設定モードを有するように
したので、オペレータにより自動モードが選択された場
合、記録用紙の厚さに応じて最適な基準位置を設定する
ことが可能になる。従って、プラテンギャップ調整時に
おける記録ヘッドの移動距離を短くすることができ、印
刷スループットを向上させることができる。
【0027】上記の発明において、その好ましい態様
は、前記自動モードにおいて、前記基準位置が使用可能
な最大紙厚の記録用紙に対応した位置に画一的に設定さ
れる基準位置固定モードを更に有することを特徴とす
る。
【0028】上記の発明によれば、自動モードにおい
て、基準位置が使用可能な最大紙厚の記録用紙に対応し
た位置に画一的に設定される基準位置固定モードを更に
有するようにしたので、オペレータにより自動モードが
選択された場合、基準位置を従来と同様に画一的に設定
することが可能になる。
【0029】上記の発明において、その好ましい態様
は、更に、前記記録ヘッドが前記プラテンから所定の距
離の位置にあることを検出するホームセンサが設けら
れ、また、前記記録ヘッドを移動させるプラテンギャッ
プモータが設けられ、前記プラテンギャップ調整工程に
おいて、前記プラテンギャップモータを駆動して前記プ
ラテン面から前記ホームセンサに向かって前記記録ヘッ
ドを移動させた時、前記所定の距離に対応する駆動パル
ス数で前記ホームセンサが前記記録ヘッドを検出できな
い場合に前記プラテンギャップモータの脱調が検出され
ることを特徴とする。
【0030】上記の発明によれば、プラテンギャップ調
整工程において、脱調検出処理を行うようにしたので、
記録ヘッドのトータルの移動距離を短くすることができ
る。その結果、印刷スループットを向上させることがで
きる。
【0031】更に、上記の発明において、その好ましい
態様は、前記脱調検出に使用されるホームセンサは、前
記記録ヘッドが前記基準位置よりも前記プラテン側の位
置にあることを検出することを特徴とする。
【0032】上記の発明によれば、脱調検出に使用する
ホームセンサが、記録ヘッドが基準位置よりもプラテン
側の位置にあるのを検出できるように設けたので、脱調
検出時における記録ヘッドの移動距離を更に短くするこ
とができる。その結果、印刷スループットを向上させる
ことができる。
【0033】上記の発明において、その好ましい態様
は、前記ホームセンサが複数位置に設けられ、前記設定
された基準位置が前記プラテンから第1の距離にある時
の前記脱調検出に使用されるホームセンサは、前記第1
の距離より遠い第2の距離にある時よりも、前記プラテ
ン側に位置することを特徴とする。
【0034】上記の発明によれば、設定された基準位置
に応じて最適なホームセンサを1つ選択して使用するよ
うにしたので、脱調検出時における記録ヘッドの移動距
離を短くすることができる。その結果、印刷スループッ
トを向上させることができる。
【0035】上記の発明において、その好ましい態様
は、前記ホームセンサが移動可能に設けられ、前記設定
された基準位置が前記プラテンから第1の距離にある時
の前記脱調検出に使用されるホームセンサの位置は、前
記第1の距離より遠い第2の距離にある時よりも、前記
プラテン側に位置するように移動されることを特徴とす
る。
【0036】上記の発明によれば、設定された基準位置
に応じて最適な位置にホームセンサを移動させるように
したので、脱調検出時における記録ヘッドの移動距離を
短くすることができる。その結果、印刷スループットを
向上させることができる。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態例を説明する。しかしながら、かかる実施の形
態例が、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【0038】図1は、本発明を適用したシリアルドット
プリンタ1の第1の実施の形態の構成を示すブロック図
である。シリアルドットプリンタ1は、オペレータが所
定の操作を行う操作パネル11と、印字データを供給さ
れて印刷部13に印字データに従う画像を印刷させるコ
ントローラ12と、印刷を実行する印刷部13と、エラ
ーメッセージ等を表示する表示部14とを有する。
【0039】図1において、本発明の特徴は、オペレー
タが操作パネル11等で、記録ヘッド32の基準位置
を、プラテン35に装填される記録用紙の厚さに応じて
最適な位置に設定することができるようにしたことにあ
る。これにより、記録用紙が薄い場合は、従来の基準位
置よりプラテン側に近い位置を基準位置として、プラテ
ンギャップ調整時における記録ヘッド32の移動距離
(ストローク)を短くすることができる。その結果、プ
ラテンギャップ調整を行った場合の印刷スループットを
向上させることができる。
【0040】オペレータは操作パネル11等を操作する
ことにより、手動モードと自動モードの切り替えを行
う。手動モードでは、オペレータが指定した印字ポジシ
ョン(段数)に記録ヘッド32が設定される。このた
め、記録ヘッド32の最適な印字ポジションを決定する
ためのプラテンギャップ調整は行われない。従って、指
定された印字ポジションが最適でない場合もあり、印字
品質は必ずしも保証されない。即ち、手動モードでは、
印字品質はオペレータの責任となる。
【0041】これに対し、自動モードでは、前述のプラ
テンギャップ調整が開始され、記録用紙の厚さに応じて
記録ヘッド32の最適な印字ポジション(段数)が決定
される。このため、記録ヘッド32は、給紙された記録
用紙に対して、常に最適な印字ポジションに設定され、
従って、自動モードでは、シリアルドットプリンタ1が
サポートしていない記録用紙を除いて、印字品質は保証
されることになる。さらに、本発明によれば、この自動
モードにおけるプラテンギャップ調整での基準位置が、
オペレータによって任意の位置に設定できる。従って、
予め予想される記録用紙のうち、最も厚い記録用紙に対
応して、オペレータが基準位置を設定するので、プラテ
ンギャップ調整時の記録ヘッド32の移動時間を短縮化
することができる。
【0042】CPU (Central Processing Unit)21は、
操作パネル11で設定されたモードに基づく制御信号
を、バス15を介してプラテンギャップモータ駆動回路
23に供給する。
【0043】プラテンギャップモータ駆動回路23は、
供給された制御信号に基づいて駆動パルスを発生し、そ
の駆動パルスでプラテンギャップモータ31を制御駆動
する。
【0044】プラテンギャップモータ31は、ステッピ
ングモータで構成され、記録ヘッド32が搭載されたキ
ャリッジ33をプラテン面35aに対して垂直な方向に
移動させる。ワイヤドット型記録ヘッド32は、プラテ
ン35に装填された記録用紙37に押し付けられて印字
する。
【0045】ホームセンサ34は、プラテンギャップモ
ータ31の脱調検出時に使用され、記録ヘッド32がホ
ームセンサ34の取付位置を通過した時に、検知信号を
バス15を介してCPU 21に供給する。エンコーダ36
は、プラテンギャップモータ31の回転量を検出するた
めのもので、プラテンギャップモータ31の回転量に比
例した出力パルスを出力する。
【0046】エンコーダ出力検出部24は、エンコーダ
36から供給される出力パルスの周期を検出する。検出
された出力パルスの周期データは、バス15を介してメ
モリ22に格納される。この出力パルスの周期データ
は、後述するプラテン面認識処理または紙面認識処理に
おいて、記録ヘッド32がプラテン面35aまたは記録
用紙面37aに当接したか否かをCPU21が判断すると
きに利用される。[手動モード]図2は、手動モードが設
定された場合における記録ヘッド32の動きを説明する
ための図である。図2の例では、オペレータにより設定
可能な記録ヘッド32の印字ポジション(段数)は、1
段乃至5段となっている。ここでは、記録ヘッド32の
印字ポジションは2段に設定されている。
【0047】図3は、手動モードが設定された場合のシ
リアルドットプリンタ1の処理動作を説明するためのフ
ローチャートである。
【0048】次に、操作パネル11で手動モードが設定
された場合のシリアルドットプリンタ1の処理動作につ
いて、図2及び図3を参照しながら説明する。前述の通
り、手動モードでは、プラテンギャップ調整を行わな
い。このため、記録ヘッド32の印字ポジションは、オ
ペレータにより設定された段数に固定されたままであ
る。この状態で、給紙、印字、及び排紙が行われる。
【0049】シリアルドットプリンタ1の電源が投入さ
れると、先ず、オペレータは操作パネル11を操作し
て、手動モードを設定する。次に、オペレータは操作パ
ネル11上で記録ヘッド32の印字ポジションを指定す
る(ステップS1)。ここでは、印字ポジションが2段
に指定されたものとする。
【0050】印字ポジションが指定されると、CPU21
は、プラテンギャップモータ31を駆動し、図2(A)
に示すように、記録ヘッド32を指定された印字ポジシ
ョン(2段)まで移動させる(ステップS2)。
【0051】次に、図2(B)に示すように、記録ヘッ
ド32は2段に固定されたまま、記録用紙37が給紙さ
れる(ステップS3)。そして、図2(C)の状態で印
字が開始される(ステップS4)。このとき、ワイヤド
ット型記録ヘッド32を記録用紙37に押し付け、印字
する。印字が完了すると、図2(D)に示すように、記
録ヘッド32は印字ポジション(2段)に固定されたま
まの状態で、記録用紙37が排紙される(ステップS
5)。
【0052】このように、手動モードの場合、紙厚の異
なる記録用紙が給紙されても、記録ヘッド32の印字ポ
ジションは指定された段数に固定されたままなので、印
字品質は必ずしも保証されない。尚、上述の手動モード
は、従来のシリアルドットプリンタにおいても使用され
ていたものである。
【0053】[自動モード]図4は、自動モードが設定さ
れ、プラテンギャップ調整を行う場合における記録ヘッ
ド32の動きを説明するための図である。本発明の特徴
は、オペレータが、プラテンギャップ調整時における記
録ヘッド32の基準位置BPを、記録用紙の厚さに応じ
て最適な位置に設定できるようにしたことにある。これ
により、プラテンギャップ調整時における記録ヘッド3
2の移動距離を短くすることができる。その結果、印刷
スループットを向上させることができる。図4の例で
は、オペレータにより設定可能な基準位置BPは、1段
乃至5段となっている。ここでは、記録ヘッド32の基
準位置BPは3段に設定されている。
【0054】図5は、自動モードが設定され、プラテン
ギャップ調整を行う場合のシリアルドットプリンタ1の
処理動作を説明するためのフローチャートである。
【0055】以下に、操作パネル11で自動モードが設
定され、プラテンギャップ調整を行う場合のシリアルド
ットプリンタ1の処理動作について、図4及び図5を参
照しながら説明する。前述の通り、自動モードでは、記
録用紙の厚さに応じて記録ヘッド32の最適な印字ポジ
ションを設定するため、記録用紙厚を測定するプラテン
ギャップ調整が行われる。このため、自動モードでは、
最適な印字ポジションからワイヤドットが記録用紙に押
し付けられるので、印字品質は保証される。
【0056】シリアルドットプリンタ1の電源が投入さ
れたとき、通常はデフォルトで自動モードが設定されて
いる。手動モードになっていた場合、オペレータは操作
パネル11を操作して、自動モードを設定する。次に、
オペレータは操作パネル11上で、基準位置設定モード
を選択し、記録用紙の厚さに応じて最適な基準位置BP
を指定する(ステップS11)。ここでは、図4(A)
に示される通り、基準位置BPは3段に指定されたもの
とする。
【0057】尚、ステップS11において、基準位置B
Pを任意の位置に設定することができる基準位置設定モ
ード以外にも、従来と同様に、基準位置BPが使用可能
な最大紙厚の記録用紙に対応した位置(図4の5段の位
置)に画一的に設定される基準位置固定モードを選択す
ることもできる。
【0058】基準位置BPが指定されると、CPU 21は
プラテンギャップモータ31を駆動し、記録ヘッド32
を指定された基準位置BP(3段)まで移動させる(ス
テップS12)。
【0059】[プラテン面認識処理]図4(A)に示すよ
うに、記録ヘッド32が基準位置BP(3段)に設定さ
れると、プラテン面認識処理(ステップS13)が開始
される。プラテン面認識処理は、基準位置BPからプラ
テン面35aまでの距離を算出するために行われる。
【0060】記録ヘッド32がプラテン面35aに当接
したか否かは、エンコーダ36が出力する出力パルスの
周期Tを見て判断する。これは、記録ヘッド32がプラ
テン面35aに接触したとき、エンコーダ36の出力パ
ルスの周期Tが、接触していないときに比べて長くなる
ことを利用したものである。
【0061】図6は、図5のプラテン面認識処理(ステ
ップS13)のサブルーチンである。最初に、CPU 21
はプラテンギャップモータ31を駆動する(ステップS
31)。このとき、エンコーダ出力検出部24は、エン
コーダ36の出力パルスの周期T1を検出し、周期T1
メモリ22に格納する(ステップS32)。そして、CP
U 21は、プラテンギャップモータ31の回転を制御
し、記録ヘッド32をプラテン面35aに向けて移動さ
せる(ステップS33)。この間、エンコーダ出力検出
部24は、常にエンコーダ36の出力パルスの周期T2
を測定している(ステップS34)。
【0062】次に、CPU21は、出力パルスの周期T1
周期T2との差分Δtを算出し、差分Δtを予め設定さ
れている基準値と比較(ステップS35)し、差分Δt
が基準値よりも大きいか否かを判定する(ステップS3
6)。
【0063】ステップS36において、差分Δtが基準
値よりも大きくない(小さい)と判定された場合、記録
ヘッド32は未だプラテン面35aに接触していないと
判断され、ステップS33に戻り、それ以降の処理動作
が繰り返し実行される。
【0064】ステップS36において、差分Δtが基準
値よりも大きいと判定された場合、記録ヘッド32はプ
ラテン面35aに接触したと判断され、プラテン面35
aの認識は終了される(ステップS37)。
【0065】プラテン面35aが認識されると、CPU 2
1はプラテンギャップモータ31の回転を停止させ(ス
テップS38)、記録ヘッド32が基準位置BPからプ
ラテン面35aまで移動した距離としてプラテンギャッ
プモータ31の駆動パルス数をメモリ22に記憶させ
(ステップS39)、プラテン面認識処理は終了され
る。
【0066】[脱調検出処理]図5に戻り、プラテン面認
識処理(ステップS13)が終了すると、次に、CPU2
1は脱調検出処理(ステップS14)を開始する。脱調
検出処理は、プラテンギャップモータ31が脱調してい
ないかどうかを確認するために行われる。これは、前述
のプラテン面認識処理において、記録ヘッド32をプラ
テン面35aに衝突させているので、プラテンギャップ
モータ31に過大な負荷がかかり、モータが脱調する可
能性があるために行われる。
【0067】脱調検出は、記録ヘッド32をプラテン面
35aからホームセンサ34に向かって移動させること
により行う。もし、プラテンギャップモータ31が脱調
していなければ、記録ヘッド32がホームセンサ34の
位置に到達するまでのモータの駆動パルス数は、常に予
め設定されている所定の基準値になるはずである。
【0068】一方、プラテンギャップモータ31が脱調
していた場合、記録ヘッド32がホームセンサ34の位
置に到達可能な駆動パルス数でモータを回転させても、
ホームセンサ34が記録ヘッド32を検出できなかった
り、検出できたとしても、検出するまでのモータの駆動
パルス数が許容範囲内に収まらなくなる。
【0069】図4(A)に示すように、脱調検出処理
は、プラテン面認識処理に続けて行われる。これによ
り、新たに脱調検出処理を行う必要がなくなり、記録ヘ
ッド32の移動距離を短くすることができる。その結
果、印刷スループットを向上させることができる。
【0070】図7は、図5の脱調検出処理(ステップS
14)のサブルーチンである。先ず、CPU 21は、プラ
テンギャップモータ31を停止させた位置から回転させ
(ステップS41)、記録ヘッド32をホームセンサ3
4に向かって移動させる(ステップS42)。
【0071】次に、CPU 21は、予め設定している駆動
パルス数に達したら、プラテンギャップモータ31を停
止させ(ステップS43)、プラテンギャップモータ3
1を停止させるまでの間にホームセンサ34が記録ヘッ
ド32を検出できたか否かを判定する(ステップS4
4)。
【0072】ステップS44において、ホームセンサ3
4が記録ヘッド32を検出できたと判定された場合、ス
テップS45に進み、CPU21は、ホームセンサ34が
記録ヘッド32を検出したときのモータの駆動パルス数
と、予め設定している基準値との差が許容誤差範囲内で
あるか否かを判定する。
【0073】ステップS45において、ホームセンサ3
4が記録ヘッド32を検出したときのモータの駆動パル
ス数と、予め設定している基準値との差が許容誤差範囲
内であると判定された場合、プラテンギャップモータ3
1は脱調していない(正常である)と判断される(ステ
ップS46)。
【0074】そして、CPU21は、プラテンギャップモ
ータ31を回転させ、図4(A)に示される通り、記録
ヘッド32を基準位置BP(3段)に再び戻す。
【0075】ステップS44において、ホームセンサ3
4が記録ヘッド32を検出できなかったと判定された場
合、または、ステップS45において、ホームセンサ3
4が記録ヘッド32を検出したときのモータの駆動パル
ス数と、予め設定している基準値との差が許容誤差範囲
内でないと判定された場合、プラテンギャップモータ3
1は脱調していると判断される(ステップS48)。
【0076】次に、CPU 21は最初(1回目)の脱調検
出であるか否かを判定する(ステップS49)。ステッ
プS49において、1回目の脱調検出であると判定され
た場合、図5のステップS12に戻り、それ以降の処
理、即ち、プラテン面認識処理(ステップS13)及び
脱調検出処理(ステップS14)が再度行われる。これ
は、本当にプラテンギャップモータ31が脱調している
か又はたまたま脱調と判断されたのかを確認するために
行われる。
【0077】ステップS49において、1回目の脱調検
出でないと判定された場合、即ち、2回目の脱調検出で
あると判定された場合、CPU 21は、プラテンギャップ
モータ31が脱調しているというエラーメッセージを表
示部14に表示させ(ステップS50)、自動モードの
処理は終了される。この後、プラテンギャップモータ3
1は交換される。
【0078】図5に戻り、脱調検出処理(ステップS1
4)が終了すると、図4(B)に示される通り、記録ヘ
ッド32は基準位置BP(3段)に移動されたまま、記
録用紙37が給紙される(ステップS15)。
【0079】[紙面認識処理]記録用紙37が給紙される
と、図4(C)に示すように、紙面認識処理(ステップ
S16)が開始される。紙面認識処理は、基準位置BP
から記録用紙面37aまでの距離を算出するために行わ
れる。記録ヘッド32が記録用紙面37aに当接したか
否かは、前述のプラテン面認識処理(ステップS13)
と同様に、エンコーダ36が出力する出力パルスの周期
Tを見て判断する。
【0080】図8は、図5の紙面認識処理(ステップS
16)のサブルーチンである。図8の紙面認識処理(ス
テップS61乃至S69)は、基本的に図6のプラテン
面認識処理(ステップS31乃至S39)と同じ処理内
容となっており、違いは、プラテンを記録用紙に置き換
えただけである。
【0081】エンコーダ36が出力する出力パルスの周
期が変化した(長くなった)とき、記録ヘッド32が記
録用紙面37aに接触したと判断され、記録用紙面37
aの認識が終了される(ステップS67)。
【0082】記録用紙面37aが認識されると、CPU 2
1はプラテンギャップモータ31の回転を停止させ(ス
テップS68)、記録ヘッド32が基準位置BPから記
録用紙面37aまで移動した距離としてプラテンギャッ
プモータ31の駆動パルス数をメモリ22に記憶させ
(ステップS69)、紙面認識処理は終了される。
【0083】図5に戻り、紙面認識処理(ステップS1
6)が終了すると、CPU21は、メモリ22に格納して
いるプラテン面までの移動距離と紙面までの移動距離と
の差分から記録用紙37の厚さを算出する(ステップS
17)。そして、CPU21は、記録用紙37の厚さに応
じて最適な印字ポジション(段数)を決定する(ステッ
プS18)。ここでは、印字ポジションが2段に決定さ
れたものとする。
【0084】印字ポジションが決定されると、図4
(D)に示される通り、CPU 21は、決定した印字ポジ
ションへ記録ヘッド32を移動させる(ステップS1
9)。そして、図4(D)の状態で印字が開始される
(ステップS20)。このとき、ワイヤドット型記録ヘ
ッド32を記録用紙37に押し付けて印字する。印字が
完了すると、図4(E)に示すように、記録ヘッド32
は印字ポジション(2段)に設定されたまま、記録用紙
37が排紙される(ステップS21)。
【0085】以上、自動モードが設定され、プラテンギ
ャップ調整を行う場合のシリアルドットプリンタ1の処
理動作について述べた。上述したように、自動モードに
おいては、記録ヘッド32の基準位置BPを、記録用紙
の厚さに応じて最適な位置に設定するようにしたので、
記録用紙が薄い場合は基準位置BPをプラテン寄りに設
定することができ、その場合はプラテンギャップ調整時
における記録ヘッド32の移動距離を短くすることがで
きる。これにより、従来に比べて印刷スループットを向
上させることができる。
【0086】例えば、図12(従来)と図4(本発明)
を比較した場合、紙面認識処理時における記録ヘッド3
2の移動距離は、従来に比べて、2段分短くなっている
ことが分かる。
【0087】尚、自動モードにおいて、従来と同様に基
準位置を最も遠い位置に設定したまま、記録用紙の厚み
を測定して印字ポジションを決定するプラテンギャップ
調整を行うこともできる。
【0088】次に、第2の実施の形態におけるシリアル
ドットプリンタ1の構成について、図9を参照して説明
する。図9に示される通り、第2の実施の形態では、ホ
ームセンサを2個設けてある。ホームセンサ38は、ホ
ームセンサ34よりも低い取付位置(プラテン側)に設
定されている。CPU21は、脱調検出の際、記録ヘッド
32の基準位置BPに応じて、2つのホームセンサの中
から最適なホームセンサを1つ選択して使用する。図9
の例では、記録ヘッド32の基準位置BPが1段乃至3
段のとき、低い取付位置(プラテン側)のホームセンサ
38が使用され、記録ヘッド32の基準位置BPが4段
又は5段であるとき、高い取付位置のホームセンサ34
が使用される。
【0089】このように、取付位置の異なるホームセン
サを2個設け、記録ヘッド32の基準位置BPに応じ
て、ホームセンサを使い分けるようにしたので、脱調検
出時における記録ヘッド32の移動距離を短くすること
ができる。これにより、印刷スループットを向上させる
ことができる。
【0090】次に、第3の実施の形態におけるシリアル
ドットプリンタ1の構成について、図10を参照して説
明する。図10に示される通り、第3の実施の形態の構
成は、基本的に図1に示した第1の実施の形態の構成と
同じである。第1の実施の形態と異なる点は、脱調検出
の際、ホームセンサ34が記録ヘッド32の基準位置B
Pに応じて、最適な位置まで移動することにある。この
移動は、CPU21の指令で図示せぬモータを駆動させて
行われる。図10の例では、記録ヘッド32の基準位置
BPが3段に設定されると、CPU21の指令に従って、
ホームセンサ34は最適な位置HPまで移動する。
【0091】このように、ホームセンサ34を記録ヘッ
ド32の基準位置BPに応じて、最適な位置まで移動さ
せるようにしたので、ホームセンサを増やすことなく、
脱調検出時における記録ヘッド32の移動距離を短くす
ることができる。これにより、印刷スループットを向上
させることができる。
【0092】次に、第4の実施の形態におけるシリアル
ドットプリンタ1の構成について、図11を参照して説
明する。図11に示される通り、第4の実施の形態の構
成は、基本的に図1に示した第1の実施の形態の構成と
同じである。第1の実施の形態と異なる点は、ホームセ
ンサ34が移動可能な点にある。さらに、脱調検出時の
ホームセンサ34の位置は、基準位置BPよりもプラテ
ン側に設定される。このため、ホームセンサ34は、記
録ヘッド32がプラテン面35aから基準位置BPに移
動する途中で記録ヘッド32を検出することができる。
従って、脱調検出を行うために、記録ヘッド32を基準
位置BPより遠い位置まで移動させる必要がなくなる。
これにより、脱調検出時における記録ヘッド32の移動
距離を短くすることができる。その結果、印刷スループ
ットを向上させることができる。
【0093】尚、本実施の形態において、プラテンギャ
ップモータ31にステッピングモータを使用するように
したが、これ以外のサーボモータを使用することも可能
である。
【0094】また、本発明の保護範囲は、上記の実施の
形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された発明と
その均等物に及ぶものである。
【0095】
【発明の効果】以上の如く、本発明によれば、記録ヘッ
ドの基準位置をプラテンに装填される記録用紙の厚みに
応じて最適な位置に設定するようにしたので、記録用紙
が薄いことが予測される時、基準位置をプラテン側に設
定することにより、プラテンギャップ調整時における記
録ヘッドの移動距離を短くすることができる。その結
果、プラテンギャップ調整を行った場合の印刷スループ
ットを向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したシリアルドットプリンタ1の
第1の実施の形態の構成を示すブロック図である。
【図2】手動モードの場合における記録ヘッド32の動
きを説明するための図である。
【図3】手動モードの場合におけるシリアルドットプリ
ンタ1の処理動作を説明するためのフローチャートであ
る。
【図4】自動モードの場合における記録ヘッド32の動
きを説明するための図である。
【図5】自動モードの場合におけるシリアルドットプリ
ンタ1の処理動作を説明するためのフローチャートであ
る。
【図6】図5のプラテン面認識処理(ステップS13)
のサブルーチンである。
【図7】図5の脱調検出処理(ステップS14)のサブ
ルーチンである。
【図8】図5の紙面認識処理(ステップS16)のサブ
ルーチンである。
【図9】第2の実施の形態におけるシリアルドットプリ
ンタ1の構成を説明するための図である。
【図10】第3の実施の形態におけるシリアルドットプ
リンタ1の構成を説明するための図である。
【図11】第4の実施の形態におけるシリアルドットプ
リンタ1の構成を説明するための図である。
【図12】従来のプラテンギャップ調整時における記録
ヘッド32の動きを説明するための図である。
【符号の説明】 1 シリアルドットプリンタ 11 操作パネル 12 コントローラ 13 印刷部 14 表示部 15 バス 21 CPU 22 メモリ 23 プラテンギャップモータ駆動回路 24 エンコーダ出力検出部 31 プラテンギャップモータ 32 記録ヘッド 33 キャリッジ 34,38 ホームセンサ 35 プラテン 35a プラテン面 36 エンコーダ 37 記録用紙 37a 記録用紙面

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録ヘッドを基準位置からプラテン面に
    移動させた距離と前記基準位置からプラテン上の記録用
    紙面に移動させた距離とから、前記記録用紙の厚さを検
    出し、当該検出した厚さに応じた印字ポジションに前記
    記録ヘッドを移動させるプラテンギャップ調整工程後
    に、前記記録用紙への印刷を行う印刷装置において、 オペレータからの操作入力に応答して、前記基準位置を
    任意の位置に設定する基準位置選定手段を有することを
    特徴とする印刷装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記印字ポジションをオペレータからの操作入力に応答
    して設定する手動モードと、 前記プラテンギャップ調整工程によって前記印字ポジシ
    ョンを自動で設定する自動モードとを有し、 前記自動モードにおいて、前記オペレータからの操作入
    力に応答して前記基準位置を任意の位置に設定する基準
    位置設定モードを有することを特徴とする印刷装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 前記自動モードにおいて、前記基準位置が使用可能な最
    大紙厚の記録用紙に対応した位置に画一的に設定される
    基準位置固定モードを更に有することを特徴とする印刷
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかにおいて、 更に、前記記録ヘッドが前記プラテンから所定の距離の
    位置にあることを検出するホームセンサが設けられ、ま
    た、前記記録ヘッドを移動させるプラテンギャップモー
    タが設けられ、 前記プラテンギャップ調整工程において、前記プラテン
    ギャップモータを駆動して前記プラテン面から前記ホー
    ムセンサに向かって前記記録ヘッドを移動させた時、前
    記所定の距離に対応する駆動パルス数で前記ホームセン
    サが前記記録ヘッドを検出できない場合に前記プラテン
    ギャップモータの脱調が検出されることを特徴とする印
    刷装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 前記脱調検出に使用されるホームセンサは、前記記録ヘ
    ッドが前記基準位置よりも前記プラテン側の位置にある
    ことを検出することを特徴とする印刷装置。
  6. 【請求項6】 請求項4において、 前記ホームセンサが複数位置に設けられ、前記設定され
    た基準位置が前記プラテンから第1の距離にある時の前
    記脱調検出に使用されるホームセンサは、前記第1の距
    離より遠い第2の距離にある時よりも、前記プラテン側
    に位置することを特徴とする印刷装置。
  7. 【請求項7】 請求項4において、 前記ホームセンサが移動可能に設けられ、前記設定され
    た基準位置が前記プラテンから第1の距離にある時の前
    記脱調検出に使用されるホームセンサの位置は、前記第
    1の距離より遠い第2の距離にある時よりも、前記プラ
    テン側に位置するように移動されることを特徴とする印
    刷装置。
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