JP2001162839A - プリントヘッドの駆動条件取得方法、該方法を用いたプリント方法およびプリント装置 - Google Patents

プリントヘッドの駆動条件取得方法、該方法を用いたプリント方法およびプリント装置

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JP2001162839A
JP2001162839A JP35238399A JP35238399A JP2001162839A JP 2001162839 A JP2001162839 A JP 2001162839A JP 35238399 A JP35238399 A JP 35238399A JP 35238399 A JP35238399 A JP 35238399A JP 2001162839 A JP2001162839 A JP 2001162839A
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print head
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JP35238399A
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Minoru Teshigahara
稔 勅使川原
Naoji Otsuka
尚次 大塚
Kiichiro Takahashi
喜一郎 高橋
Osamu Iwasaki
督 岩崎
Hitoshi Nishigori
均 錦織
Satoyuki Chikuma
聡行 筑間
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザが指定するプリント媒体に対し、所定
領域を所定ドット数で埋めるのに必要最小限のインク吐
出量を高精度に推定し、インクの消費を抑制しつつ良好
な画像形成行えるようにする。 【解決手段】 インクの吐出量を変調可能なプリントヘ
ッド1を用い、吐出量を異ならせた複数のパターンをプ
リント媒体に形成し(S1)、当該形成された複数のパ
ターンのそれぞれの光学特性を測定し(S2)、複数の
パターンのそれぞれの光学特性に基づいて、指定のプリ
ント媒体に対し所定領域を所定数のインクドットで埋め
るのに必要十分な吐出量を得るためのプリントヘッド駆
動条件を取得し(S3)、これに基づいてプリントヘッ
ド1が駆動されるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリントヘッドの
駆動条件取得方法、該方法を用いたプリント方法および
プリント装置に関し、詳しくはインクジェットプリント
技術において、指定したプリント媒体に対し所定エリア
を所定数のドットで満たすために必要十分な吐出量を推
定し、その吐出量を得るためのヘッド駆動条件の算出を
行って、その制御を実行するための制御方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】インクジェットプリント方式、例えばプ
リントヘッドにおいて電気信号を発熱体により熱エネル
ギに変換し、インクを核沸騰または膜沸騰させ、その沸
騰による圧力を利用してインクをプリント媒体に吐出さ
せるインクジェットプリント方式では、プリント媒体に
付着したインク滴はプリント媒体上で広がりドットを形
成する。一つのドットの面積はインク滴の大きさ、すな
わちインク吐出量に大きく依存する。吐出量はインクの
温度ないしインクジェットヘッドの温度との相関が強く
温度の増加に伴って吐出量も増加する。このためヘッド
ないしインク温度を管理することが高品質のプリントを
行うことが重要であり、インクジェットヘッドの昇温を
推定し、インクジェットヘッドの温度を取得し吐出量を
変調する方式が特開平5−208505号、特開平7−
125216号、および特開平10−286964号に
おいて開示されている。
【0003】また、1つの吐出口に対し複数の発熱素子
を有するプリントヘッドにおいて、それぞれの発熱素子
を独立して駆動できるようになし、それらを同時に、ま
たはタイミングをずらして駆動することにより吐出量を
変調する方式が特開平10−286964において開示
されている。
【0004】一方、今日市場にはインクジェット記録装
置で使用されるプリント媒体(記録メディア)が多数存
在し、ユーザはその目的に合ったものでプリントを行
う。
【0005】その際、一般的にユーザはインクジェット
記録装置に画像データを供給するためのホストコンピュ
ータで作動するプリンタ制御プログラム(プリンタドラ
イバ)から、使用するプリント媒体のタイプやプリント
方法を選択しプリントを実行させる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】プリンタドライバ上で
プリント媒体のタイプは選択可能であるが、同じタイプ
とされるプリント媒体でも市場には様々な種類のものが
存在し、その材質や構造は多岐にわたる。上記提案(温
度制御等による吐出量変調)により、同じ吐出量でイン
クを吐出し、これらのプリント媒体に着弾させてもドッ
トの広がり方は様々である。従って、吐出量が不適切で
あれば、例えば吐出量が多ければ、所定の領域を所定の
ドット数で埋めるにあたってインクを浪費したり、また
これに伴ってプリント媒体の被プリント面上でのインク
の定着時間が長くなり連続印刷時に次頁の先端と接触す
るタイミングを管理する処理を要するなどの不都合が生
じ得る。逆に、吐出量が少なければ、所定の領域を埋め
ることができずに濃度が低下するおそれがある。また、
吐出量の多寡に応じて、画像に黒い筋もしくは白い筋が
入るといった問題も生じうる。ここに、理想的な吐出量
とは、所定領域において所定ドット数でエリアファクタ
が100%を満たし、かつ量としては最小であることが
望ましい。
【0007】そこで本発明は、ユーザが指定するプリン
ト媒体に対し、所定領域を所定ドット数で埋めるのに必
要最小限の吐出量を高精度に推定し、インクジェットヘ
ッドに適切な制御を施すことができるようにすることを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明ヘッ
ド駆動条件取得方法では、インクの吐出量を変調可能な
プリントヘッドを用い、吐出量を異ならせた複数のパタ
ーンをプリント媒体に形成するパターン形成工程と、当
該形成された複数のパターンに基づき、前記プリント媒
体に対し所定領域を所定数のインクドットで埋めるのに
必要十分な吐出量を得るためのプリントヘッド駆動条件
を取得する工程と、を具えたことを特徴とする。
【0009】また、本発明は、インクの吐出量を変調可
能なプリントヘッドを用いて画像のプリントを行うプリ
ント装置であって、前記プリントヘッドにより吐出量を
異ならせた複数のパターンをプリント媒体に形成するパ
ターン形成手段と、当該形成された複数のパターンに基
づき、前記プリント媒体に対し所定領域を所定数のイン
クドットで埋めるのに必要十分な吐出量を得るためのプ
リントヘッド駆動条件を取得する手段と、を具えたこと
を特徴とする。
【0010】さらに、本発明は、インクの吐出量を変調
可能なプリントヘッドを用いて画像のプリントを行うプ
リント装置と、該プリント装置に対してプリント媒体を
指定するとともに前記画像のデータを供給するホスト装
置とを具備したプリントシステムであって、前記プリン
トヘッドにより吐出量を異ならせた複数のパターンを前
記指定されたプリント媒体に形成するパターン形成手段
と、当該形成された複数のパターンに基づき、前記指定
されたプリント媒体に対し所定領域を所定数のインクド
ットで埋めるのに必要十分な吐出量を得るためのプリン
トヘッド駆動条件を取得する手段と、を具えたことを特
徴とする。
【0011】以上において、前記ヘッド駆動条件取得工
程または手段は、前記パターン形成工程または手段によ
り形成された前記複数のパターンのそれぞれの光学特性
を測定する工程または手段と、当該測定された前記複数
のパターンのそれぞれの光学特性に基づいて前記必要十
分な吐出量を得るための駆動条件を算出する工程または
手段とを有するものとすることができる。
【0012】ここで、前記駆動条件算出工程または手段
は、前記測定により得られた光学特性データより、直線
近似または多項式近似を用いて連続値を用いた計算によ
り前記駆動条件を算出することができる。
【0013】これらにおいて、前記パターン形成および
前記駆動条件取得を、異なるドットサイズ毎に実行させ
る工程または手段を具えることができる。
【0014】ここで、前記プリントヘッドは、少なくと
も大小2段階のドットを形成可能であり、各段階におい
て前記インクの吐出量を変調可能なものとすることがで
きる。
【0015】以上において、前記プリントヘッドは、イ
ンクを吐出するために利用されるエネルギとしてインク
に膜沸騰を生じさせる熱エネルギを発生する発熱素子を
有するものとすることができる。
【0016】また、本発明は、インクの吐出量を変調可
能なプリントヘッドを用い、上記のいずれかのヘッド駆
動条件取得方法によって取得された駆動条件を前記プリ
ントヘッドに適用して駆動することによりプリントを行
うプリント方法に存する。
【0017】さらに、本発明は、コンピュータに接続さ
れ、格納しているプログラムを前記コンピュータによっ
て読み取り可能な記憶媒体であって、上記のいずれかの
ヘッド駆動条件取得方法をプリントシステムに実行させ
るためのためのプログラムを記憶した記憶媒体に存す
る。
【0018】以上の如き本発明によれば、ユーザが指定
したプリント媒体において所定領域を所定のドット数で
埋めるために必要十分な吐出量でプリントを行うことが
可能となる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明を詳細
に説明する。
【0020】1.実施形態の第1例 (1.1)プリント装置の機械的構成例 図1は、本発明が実施もしくは適用されて好適なカラー
インクジェットプリント装置の構成例を示す斜視図であ
り、図においてはそのフロントカバーを取り外して装置
内部を露出させた状態を示している。
【0021】図において、1000は交換式のヘッドカ
ートリッジ、2はそのヘッドカートリッジを着脱自在に
保持するキャリッジユニットである。3はヘッドカート
リッジ1000をキャリッジユニット2に固定するため
のホルダであり、ヘッドカートリッジ1000をキャリ
ッジユニット2内に装着してからカートリッジ固定レバ
ー4を操作すると、これに連動してヘッドカートリッジ
1000をキャリッジユニット2に圧接する。また、当
該圧接によってヘッドカートリッジ1000の位置決め
が行われると同時に、キャリッジユニット2に設けられ
た所要の信号伝達用の電気接点とヘッドカートリッジ1
000側の電気接点とのコンタクトが行われる。5は電
気信号をキャリッジユニット2に伝えるためのフレキシ
ブルケーブルである。また、図1には示されていない
が、反射型光学センサ30がキャリッジに設けられてい
る。
【0022】6はキャリッジユニット2を主走査方向に
往復移動させるための駆動源をなすキャリッジモータ、
7は当該駆動力をキャリッジユニット2に伝達するキャ
リッジベルトである。8’は主走査方向に延在してキャ
リッジユニット2の支持を行うとともにその移動を案内
するガイドシャフトである。9はキャリッジユニット2
に取り付けられた透過型のフォトカプラ、10はキャリ
ッジホームポジション付近に設けられた遮光板であり、
キャリッジユニット2がホームポジションに至ったとき
に遮光板10がフォトカプラ9の光軸を遮ることによ
り、キャリッジホームポジションの検出が行われる。1
2はインクジェットヘッドの前面をキャップするキャッ
プ部材やこのキャップ内を吸引する吸引手段、さらには
ヘッド前面のワイピングを行う部材などの回復系を含む
ホームポジションユニットである。
【0023】13はプリント媒体を排出するための排出
ローラであり、不図示の拍車状ローラと協動してプリン
ト媒体を挟み込み、これをプリント装置外へと排出す
る。14はラインフィードユニットであり、プリント媒
体を副走査方向へ所定量搬送する。
【0024】図2(A)は本例で用いたヘッドカートリ
ッジ1000の詳細を示す斜視図である。ここで、15
はブラックのインクを収納したインクタンク、16はシ
アン、マゼンタおよびイエローのインクを収納したイン
クタンクであり、これらはヘッドカートリッジ本体に対
して着脱できるようになっている。17はインクタンク
16が収納する各色インクのヘッドカートリッジ本体側
のインク供給管20に対する連結口、18は同じくイン
クタンク15が収納するブラックインクの連結口であ
り、当該連結によってヘッドカートリッジ本体に保持さ
れているプリントヘッド1に対してインクの供給が可能
となる。19は電気接点部であり、キャリッジユニット
2に設けられた電気接点部とのコンタクトに伴ってフレ
キシブルケーブルを介しプリント装置本体制御部から電
気信号の受容が可能となる。
【0025】本例にあっては、Bkのインクを吐出する
ノズルを配列したBkインク吐出部と、それぞれY、M
およびCのインクを吐出するノズル群を一体かつインラ
インにBkの吐出口配列範囲に対応して配列してなるカ
ラーインク吐出部とが並置されたヘッドを用いている。
【0026】図2(B)は、ヘッドカートリッジ100
0のプリントヘッド部1の主要部構造を部分的に示す模
式的斜視図である。
【0027】図2(B)において、プリント媒体8と所
定の隙間(例えば約0.5〜2.0mm程度)をおいて
対面する吐出口面21には、所定のピッチで複数の吐出
口22が形成され、共通液室23と各吐出口22とを連
通する各液路24の壁面に沿ってインク吐出の利用され
るエネルギを発生するための電気熱変換素子(発熱抵抗
素子など)25が配設されている。本例においては、ヘ
ッドカートリッジ1000は、吐出口22がキャリッジ
2の走査方向と交差する方向に並ぶような位置関係でキ
ャリッジ2に搭載されている。こうして、画像信号また
は吐出信号に基づいて対応する電気熱変換素子(以下に
おいては、「吐出ヒータ」ともいう)25を駆動(通
電)して、液路24内のインクを膜沸騰させ、そのとき
に発生する気泡の圧力によって吐出口22からインクを
吐出させるプリントヘッド1が構成される。
【0028】本例では1つのプリントヘッド内にBkイ
ンクを吐出するノズル群とY、M、Cのインクを吐出す
るノズル群が並置されている構成について述べたが、こ
の形態に限定されるものではなく、Bkインクを吐出す
るノズル群のあるプリントヘッドとY、M、Cのインク
を吐出するノズル群のあるプリントヘッドとが独立して
いても良いし、さらにはヘッドカートリッジが独立して
いても良い。また、各色のノズル群が独立している構成
のヘッドカートリッジでも良いのである。プリントヘッ
ド、ヘッドカートリッジの組み合わせに特に限定される
ものではない。
【0029】図3は本例で使用しているヘッドのヒータ
ボードHBの模式図を示している。ヘッドの温度を制御
するための温調用(サブ)ヒータ80d、インクを吐出
させるための吐出用(メイン)ヒータ80cが配された
吐出部列80g、駆動素子80hが同図で示されるよう
な位置関係で同一基板上に形成されている。ヒータボー
ド基体は通常Siウェハのチップであり、この上に同一
の半導体成膜プロセスにて各ヒータや所要の駆動部が形
成される。このように各素子を同一基板上に配すること
でヘッド温度の検出、制御が効率よく行え、さらにヘッ
ドのコンパクト化、製造工程の簡略化を図ることができ
る。
【0030】また同図には、特にBkインク用吐出部の
ヒータボードがインクで満たされる領域と、そうでない
領域とに分離する天板の外周壁断面80fの位置関係を
示している。この天板の外周壁断面80fの吐出用ヒー
タ80d側が共通液室として機能する。なお、天板の外
周壁断面80fの吐出部列80g上に形成された複数の
溝部によって複数の液路が形成される。Y,M,Cのカ
ラーインク吐出部についてもほぼ同様の構成であるが、
各インク用の供給液室ないし天板を適切に構成すること
により、異なる色のインクの混合が生じないよう分離も
しくは区画が行われる。
【0031】図4は、図1の装置に用いられる反射型光
学センサ30を説明するための模式図である。
【0032】図4に示すように、反射型光学センサ30
は上述したようにキャリッジ2に取り付けられ、発光部
31と受光部32を有するものである。発光部31から
発した光Iin35はプリント媒体8で反射し、その反
射光Iref37を受光部32で検出することができ
る。そしてその検出信号はフレキシブルケーブル(不図
示)を介してプリント装置の電気基板上に形成される制
御回路に伝えられ、そのA/D変換器によりディジタル
信号に変換される。光学センサ30がキャリッジ2に取
付けられる位置は、インク等の飛沫の付着を防ぐため、
プリント走査時にプリントヘッド1の吐出口部が通過す
る部分を通らない位置としてある。このセンサ30は比
較的低解像度のものを用いることができるため、低コス
トのもので済む。
【0033】(1.2)制御系の構成例 次に、上述した装置のプリント制御を実行するための制
御系の構成について説明する。
【0034】図5は当該制御系の構成の一例を示すブロ
ック図である。同図において、コントローラ100は主
制御部であり、例えばマイクロコンピュータ形態のMP
U101、プログラムや所要のテーブルその他の固定デ
ータを格納したROM103、後述の吐出ヒータ駆動条
件設定処理によって得られ、実際のプリント時において
吐出ヒータの駆動に用いられる調整データを格納するた
めのEEPROMなどの不揮発性メモリ107、各種デ
ータ(上記プリント信号やヘッドに供給されるプリント
データ等)を保存しておくダイナミック型のRAM10
5等を有する。このRAM105にはプリントドット数
や、インクプリントヘッドの交換回数等も記憶させてお
くことができる。104はプリントヘッド1に対するプ
リントデータの供給制御を行うゲートアレイであり、イ
ンタフェース112、MPU101、RAM1105間
のデータの転送制御も行う。ホスト装置110は、画像
データの供給源(プリントに係る画像等のデータの作
成、処理等を行うコンピュータとする他、画像読み取り
用のリーダ部やディジタルカメラ等の形態であってもよ
い)である。画像データ、その他のコマンド、ステータ
ス信号等は、インタフェース(I/F)112を介して
コントローラ100と送受信される。
【0035】操作部820は操作者による指示入力を受
容するスイッチ群であり、電源スイッチ122、プリン
ト開始を指示するためのスイッチ124、吸引回復の起
動を指示するための回復スイッチ126、吐出ヒータ駆
動条件設定処理を起動するための起動スイッチ127等
を有する。
【0036】130は装置の状態を検出するためのセン
サ群であり、上述の反射型光学センサ30、ホームポジ
ションを検出するためのフォトカプラ132および環境
温度を検出するために適宜の部位に設けられた温度セン
サ134等を有する。
【0037】ヘッドドライバ150は、プリントデータ
等に応じてプリントヘッド1の吐出ヒータ25を駆動す
るドライバであり、ドット形成位置合わせのために駆動
タイミング(吐出タイミング)を適切に設定するタイミ
ング設定部等を有する。151は主走査モータ4を駆動
するドライバ、162はプリント媒体8を搬送(副走
査)するために用いられるモータ、160はそのドライ
バである。
【0038】(1.3)吐出ヒータ駆動条件の設定処理 図6は、所定の領域を所定のドット数で埋めるのに必要
十分な吐出量を推定し、これに基づいて吐出ヒータ25
の駆動条件を算出ないし設定するための処理手順の一例
を示す。
【0039】図6に示すように、まず所定のプリントパ
ターンをプリントする(ステップS1)。次に光学セン
サ30でこのプリントパターンの光学特性を測定する
(ステップS2)。そして測定したデータから得た光学
特性に基づいて、上記吐出量を得るべくプリントヘッド
1の吐出ヒータ25の駆動条件を求める(ステップS
3)。例えば図10(後述)のように、測定したデータ
から近似式を最小二乗法等を用いて求め、その近似式か
ら出力の飽和するポイントPを求める。この点Pに対す
る吐出量を得るための駆動条件を図11から設定する。
【0040】(1.4)ドット径推定のためのプリント
パターン 図7はプリント媒体上に形成されるドットの大きさ
(径)を推定するために用いられるパターンの例をその
一部を拡大して示す。図は1インチ(参考値。約25.
4mm)当たり360ドット(以下、この1インチ当た
りのドット数を便宜的にdpi(ドット/インチ)と表
記する)間隔の格子に対応してドットが配置された、所
謂「べた」パターンである。各ドットは本実施形態では
同一のプリントヘッドから吐出されるインクで形成した
ドットであり、ドットの色ないし濃さに対応したもので
はない。
【0041】図8は、ある種のプリント媒体(以下、メ
ディアAと言う)に対して所定の領域に所定のドット数
でエリアを埋めるために必要十分な吐出量を推測するた
めのパターンをプリントしたものである。本実施の形態
では、吐出量の異なる5通りのパターン61〜65プリ
ントする。プリントされた各パターンを以下パッチとも
いい、その大きさ(パッチサイズ)は光学センサ30の
発光部31で投光しているスポット径よりも十分に大き
くなっている。
【0042】図8(A)〜(E)は吐出ヒータ25に印
加する駆動信号のエネルギ(例えば駆動パルスの幅)を
変調することにより吐出量を可変とした場合であり、そ
の吐出量(パルス幅)は、それぞれ、Vd1(T1),
Vd2(T2),Vd3(T3),Vd4(T4),V
d5(T5)である。また、その大きさはVd1(T
1)<Vd2(T2)<Vd3(T3)<Vd4(T
4)<Vd5(T5)となっている。
【0043】このプリントパターンは、吐出量Vdが所
定の領域を所定のドット数で埋める最少の吐出量Vdth
より小さくなるに従い濃度が低下するように設計されて
いる。すなわち図8(C)、(D)および(E)のパタ
ーンのパッチの範囲内ではエリアファクタは100%で
ある。これに対し、図8(A)および(B)に示すよう
に、所定の領域を所定のドット数で埋める最少の吐出量
Vdthより吐出量Vdが小さくなるに従って、プリント
されていない領域、すなわちドットによって覆われてい
ない領域が広がる。この結果エリアファクタが低下する
ので、平均すれば全体的な濃度は減少する。
【0044】図9は、メディアAと同様のタイプである
が、材質,構造の異なるプリント媒体(以下、メディア
Bと言う)に対して上記パターンを上記吐出量でプリン
トした場合を示す。すなわち図9(A)〜(E)は、そ
れぞれの吐出量が図8(A)〜(E)における吐出量
(パルス幅)と同様で、Vd1(T1),Vd2(T
2),Vd3(T3),Vd4(T4),Vd5(T
5)である。
【0045】このメディアBでは、エリアファクタが1
00%となるのは図9(D)および(E)の場合であ
り、図9(A)〜(C)においてはエリアが埋まらず、
ドットに覆われていない領域が広がる。
【0046】図10は本実施の形態の図8および図9に
示す吐出量と反射光学濃度の関係を示す。図の縦軸は反
射光学濃度(OD値)、横軸は吐出量Vdである。
【0047】図4の入射光Iin35、反射光Iref
37を用いると、反射率R=Iref/Iinであり、
透過率T=1−Rである。光学濃度には反射率Rを用い
た反射光学濃度と透過率Tを用いた透過光学濃度がある
が、本明細書には反射光学濃度をも用い、特に混乱のな
い限り光学濃度または単に濃度と略称する。
【0048】図10に示すように、メディアAでの反射
光学濃度は、吐出量がVd3以上になると次第に飽和し
始めVd5までほぼ横ばいで推移する。また、吐出量が
Vd3以下では、反射光学濃度は急激に減少していく。
一方メディアBでは、吐出量がVd4以上の領域で次第
に飽和し始めVd5までほぼ横ばいで推移する。また、
吐出量がVd4以下では、反射光学濃度は急激に減少し
ていく。
【0049】これらの場合、吐出量を可変として上記パ
ターンをプリントした場合のエリアファクタと反射光学
濃度との関係は、線形領域から飽和領域へと推移してい
く傾向にある。そして吐出量が所定領域を所定ドット数
で満たすことのできる最少の吐出量Vdthより小さい方
向にずれれば反射光学濃度dは減少し、逆に大きな方向
にずれた場合はエリアファクタは変わらないので反射光
学濃度は変化しない。
【0050】従って、反射光学濃度が飽和し始めるポイ
ントを知ることにより、所定領域を所定ドット数で埋め
るのに必要十分な吐出量を推測できる。また、それを得
るための駆動条件を算出することができる。
【0051】つまり、メディアAではP点、メディアB
ではQ点が所定領域を所定ドット数で埋めるために必要
十分な吐出量Vdthとなる。つまり、このそれぞれの飽
和点P,Qで特定のメディアにおける所定領域のエリア
ファクタは100%となる。この点を算出することによ
り、特定したメディアに対して、推定領域を指定ドット
数で埋めるために必要十分な吐出量を得るための駆動条
件が算出可能となる。
【0052】飽和点の算出は、測定した各パッチの光学
特性から最小二乗法等により近似曲線を求め、その近似
曲線のピークが得られる最少の吐出量に、もしくはこれ
に多少のマージンを考慮した上で、定数を乗ずることに
よって決定できる。
【0053】吐出量の変調は、発熱素子(吐出ヒータ2
5)を用いた本例のプリントヘッドの場合、電気的エネ
ルギを投入するために使用する電気的パルス信号の幅を
適切に選択したPWM制御により行う。ここでPWM制
御による吐出量変調としては、吐出ヒータ25の駆動パ
ルス(ヒートパルス)をシングルパルスとしてそのパル
ス幅を適切に変調することにより行うこともできるが、
ダブルパルス(分割パルス)を適切に変調することによ
り行うことも有効である。
【0054】図11を用いてかかる駆動方式について簡
単に説明する。同図において、Vopは吐出ヒータ25
に印加される駆動電圧、P1は複数(2つ)に分割され
たヒートパルスの第1番目のパルス(以下、プレパルス
と称す)のパルス幅、P2はインターバルタイム、P3
は第2番目のパルス(以下、メインパルスと称す)のパ
ルス幅である。T1,T2,T3は、それぞれ、P1,
P2,P3を規定するための時点を示している。PWM
による吐出量制御には、大きく分けて2方法ある。ひと
つはT2,T3を固定してT1に変調するプレパルス幅
変調駆動法であり、他はT1および(T3−T2)を一
定にして(T2−T1)を変調するインターバル幅変調
駆動法である。
【0055】ここでは前者による吐出量変調を例として
説明する。
【0056】図12は前者の制御による吐出量の変化を
示す。T1の増加に伴って吐出量は増加し、一つのピー
クを越えると減少して、P1のパルスによって発泡を起
こす領域に入る。この駆動法の場合、T1の設定領域を
最適化することでT1の変調に対する吐出量の変化に線
形性を持たせることが可能であり、制御が容易となる。
【0057】これにより、上記吐出量Vdthを算出し、
これを得るべきパルス幅を図12の線形性をもつ部分で
算出することによりヘッド駆動条件を設定することが可
能となる。
【0058】2.実施形態の第2例 以上の例では、発熱素子(吐出ヒータ25)のパルス幅
を変化させることにより吐出量を可変にする方式につい
て説明した。しかし発熱素子が1つの吐出口に対して複
数設けられたプリントヘッドにおいては、それぞれの発
熱素子を独立して駆動できるようになし、それらを同時
に、またはタイミングをずらして、または選択的に駆動
することにより吐出量を変調することが可能であり、こ
こではこれを用いた実施の形態について説明する。
【0059】図13はインク吐出量を変化させることの
できる吐出ヒータ部の構成例を示す拡大図である。ここ
で、5000は図3について述べたヒータボードHBの
エッジであり、吐出用ヒータに対してこの側面がインク
吐出口側となる。図示の例においては吐出用ヒータ部5
013は2つの吐出用ヒータ5002および5004を
有している。ここでは、吐出口方向前側にある吐出用ヒ
ータ5002のサイズは、長さLf=131μm、幅W
f=22μmであり、後側にある吐出用ヒータ5003
のサイズは、長さLb=131μm、幅Wb=20μm
である。5001は各ヒータへの共通配線を示し、グラ
ンドラインに接続される。5003および5005は、
それぞれ、ヒータ5002および5004を選択的に駆
動するための個別配線であり、ヒータへの通電をオン/
オフするヒータドライバに接続される。
【0060】2つの吐出用ヒータ5002,5004を
1つの吐出口に対して設けることで、細密なプリントが
要求される場合にはいずれかの吐出用ヒータを駆動して
対応した部位にのみバブルを発生させることにより、吐
出量を比較的小としたインクドットでプリントを行って
高解像度を実現することができる。一方いわゆる「ベ
タ」プリントを行うような場合には、双方のヒータを駆
動してそれらの上方を覆う比較的大きなバブルを発生さ
せることにより、吐出量を比較的大としたインクドット
でプリントを行ってプリント効率を向上することができ
る。
【0061】このように吐出されるインク量が異なる場
合には、指定したプリント媒体に対して、それぞれ吐出
量の調整を行うのが強く望ましい。上記のような比較的
大のドット(例えば40ng程度)と比較的小のドット
(例えば15ng程度)とを形成可能であり、実際のプ
リントモードでは比較的大のドットが360dpi、比
較的小のドットが720dpiに対応したものであれ
ば、実施形態の第1例で述べたパターンの解像度を、比
較的大のドットについては360dpi、比較的小のド
ットについては720dpiで形成し、上述と同様な推
定、演算ないし設定を行えば各ドットサイズに対して問
題無く所定領域を所定ドット数で埋めるために必要十分
な吐出量を得ることができる。
【0062】3.実施形態の第3例 実施形態の第2例に記載のヒータ構成の場合、前後のヒ
ータを同時に駆動し比較的大なドットを吐出することが
できる。この場合の吐出量変調は、第1例に記載したよ
うなPWM制御を行うことによっても可能であるが、前
後ヒータの駆動開始時間をずらすことによっても吐出量
変調を行うことができる。
【0063】図14を用いて本例での駆動方式について
説明する。図14(A)は前ヒータ5002の駆動パル
スであり、第1例と同様のダブルパルス駆動方式による
ものである。同図(B)は同図(A)と同じ波形である
が後ヒータ5003に対するものである。この同図
(B)のパルスを同図(A)に対して所定時間Pw(1
μsec)だけタイミングを遅らせたものが同図(C)
のパルスである。
【0064】図15は横軸に前後ヒータの駆動開始ずら
し時間、縦軸はこの場合における比較的大とする吐出量
に対応している。前後ヒータの寸法比にもよるが、後ヒ
ータの寸法が前ヒータの寸法より大であれば概ね図示の
関係となる。すなわちこの場合、前後ヒータをほぼ同時
に駆動する領域で吐出量は最大となり、駆動開始時間を
ずらしていくと吐出量は減少していく傾向にある。
【0065】図16は、前後ヒータの駆動開始時間を変
化させ吐出量を変調した場合において、駆動開始ずらし
時間と反射光学濃度との関係を示す。なお、ここでは前
後ヒータを同時駆動する領域から前ヒータを先行駆動す
る領域、すなわち図15における斜線部の領域について
示している。
【0066】この図に示すように、前ヒータ5002の
駆動を先行させていくに連れて、メディアAを用いる場
合でもメディアBを用いる場合でも、反射光学濃度が減
少していく傾向にある。そこで、実施形態の第1例と同
様に、反射光学濃度がピークから減少していくポイント
を算出することにより、所定領域を所定ドット数で埋め
るために必要十分な吐出量が得られる駆動条件が算出さ
れる。
【0067】4.実施形態の第4例 ところで、プリント媒体上に形成されるドットの面積は
主走査速度によっても変化する。一般に、吐出ヒータの
駆動に伴って主たるインク滴(主滴)と副次的なインク
滴(副滴)とが吐出されるが、これらの吐出速度は異な
っているので、主走査速度成分の影響で主滴と副滴との
着弾位置がずれる。この着弾位置のずれ量が大きければ
ドットの面積は大きくなるが、ドットの形が不均一であ
り、中間調等の画像を印刷した場合にざらついた印象を
与える結果になる。
【0068】例えば、上記第2例の場合において、大ド
ットに関し主滴吐出速度が21m/sec、副滴吐出速
度が10m/sec、プリントヘッドとプリント媒体と
の間隔が1.4mmである場合、解像度が360×36
0dpiで主走査速度を約706mm/sec(27.
8inch/sec;参考値)としてプリント動作を行
うと、主滴と副滴との間の着弾位置のずれ量は約50μ
m、主走査速度を約508mm/sec(20.0in
ch/sec;参考値)でプリント動作を行うと着弾位
置のずれ量は約35μmである。
【0069】実施形態の第2例で用いた図12に示すヒ
ータ構成の場合、前後ヒータの駆動開始時点をずらすこ
とにより主滴の吐出速度を変調することが可能である。
【0070】図17は、図12に示した構成のヒータに
おいて、横軸に前後ヒータの駆動開始ずらし時間、縦軸
に吐出速度をとったものである。前ヒータ5002を
1.0μsec先に駆動すると、主滴吐出速度が同時駆
動開始の場合の21m/secから15m/secに減
少し、副滴の吐出速度は10m/secと変化しない。
この場合の主滴と副滴との着弾位置のずれ量は主走査速
度が約706mm/secであれば28μm程度、約5
08mm/secであれば20μm程度であり、ずれ量
を大幅に低減することができる。
【0071】しかし、一般に前後ヒータが同時駆動され
る近傍において、吐出量、および主滴と副滴との吐出速
度差が最大となり、駆動開始時間をずらすとともこれら
は減少する。その減少割合が前後ヒータの駆動順序によ
り異なるのであれば、予め変化量が大となる順序を採用
した上で、所定の領域を所定のドット数で満たすために
必要十分な吐出量が得られ、かつ主滴と副滴との速度差
が少ないものを算出することができる。
【0072】5.他の実施形態 本発明は、ユーザが指定するプリント媒体に対し、所定
領域を所定ドット数で埋めるのに必要最小限の吐出量を
高精度に推定し、インクジェットヘッドに適切な制御を
施すことでインクの消費を抑制しつつ良好な画像形成行
えるようにするものである。
【0073】従って、ユーザは自らが使用しているプリ
ント媒体を適時装置にセットし、例図6のような処理を
起動することで、そのプリント媒体に応じた適切な吐出
ヒータ駆動条件を設定することができる。そのような処
理をユーザ自身が所持しかつ使用し得るプリント媒体の
それぞれについて行っておき、各プリント媒体と吐出ヒ
ータ駆動条件との対応をプリント装置もしくはホスト装
置に設定し、プリント動作の開始にあたってプリント媒
体のサイズとともに種類ないしは駆動条件に関する情報
をプリント装置に与えることができるようにしてもよ
い。あるいは、プリント媒体を変更する都度、処理を行
うようにしてもよい。
【0074】また、吐出量を大きく変更可能な図12の
如き構成のヘッドを採用する場合には、すべての解像度
のモードについて一括して処理を行ってもよく、ユーザ
等の選択に応じて指定されたモードについてのみその都
度処理を起動してもよい。また、使用するインクの色に
より、ドットの広がりが異なる場合はその色毎に処理を
実施して、色毎に最適な調整を行ってもよい。
【0075】また、上記処理で形成される複数のパター
ン(パッチ)は図8および図9の例では分散的に形成さ
れているが、これらは連結または連続して形成されてい
てもよい。すなわち、吐出ヒータ駆動条件とパターン形
成位置との対応づけが確実であれば、複数のパターンを
連続した1つのものとしてもよい。
【0076】また、調整処理の起動についても、プリン
タ本体に設けた起動スイッチ等の操作や、ホスト装置の
アプリケーションないしプリンタドライバを通じた指示
によるものとするほか、例えばプリント装置各部やヘッ
ドの経時変化を考慮し、タイマ等の管理手段を用いて、
長期間調整が行われていなかった場合に調整処理を起動
もしくはこれを促すものとすることもできる。また、ヘ
ッドカートリッジ1000が交換された場合にも調整処
理を起動もしくはこれを促すようにすることができる。
【0077】6.その他なお、本発明は、インクジェッ
トプリント方式の中でも、インク吐出を行わせるために
利用されるエネルギとして熱エネルギを発生する手段
(例えば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エ
ネルギによりインクの状態変化を生起させる方式のプリ
ントヘッド、プリント装置において優れた効果をもたら
すものである。かかる方式によればプリントの高密度
化,高精細化が達成できるからである。
【0078】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書,同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型,
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、プリント情報に対応していて核沸騰を越え
る急速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を
印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギを発
生せしめ、プリントヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさ
せて、結果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体
(インク)内の気泡を形成できるので有効である。この
気泡の成長,収縮により吐出用開口を介して液体(イン
ク)を吐出させて、少なくとも1つの滴を形成する。こ
の駆動信号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成
長収縮が行われるので、特に応答性に優れた液体(イン
ク)の吐出が達成でき、より好ましい。このパルス形状
の駆動信号としては、米国特許第4463359号明細
書,同第4345262号明細書に記載されているよう
なものが適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率
に関する発明の米国特許第4313124号明細書に記
載されている条件を採用すると、さらに優れたプリント
を行うことができる。
【0079】プリントヘッドの構成としては、上述の各
明細書に開示されているような吐出口,液路,電気熱変
換体の組合わせ構成(直線状液流路または直角液流路)
の他に熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を
開示する米国特許第4558333号明細書,米国特許
第4459600号明細書を用いた構成も本発明に含ま
れるものである。加えて、複数の電気熱変換体に対し
て、共通するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構
成を開示する特開昭59−123670号公報や熱エネ
ルギの圧力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成
を開示する特開昭59−138461号公報に基いた構
成としても本発明の効果は有効である。すなわち、プリ
ントヘッドの形態がどのようなものであっても、本発明
によればプリントを確実に効率よく行うことができるよ
うになるからである。
【0080】さらに、プリント装置がプリントできるプ
リント媒体の最大幅に対応した長さを有するフルライン
タイプのプリントヘッドに対しても本発明は有効に適用
できる。そのようなプリントヘッドとしては、複数プリ
ントヘッドの組合わせによってその長さを満たす構成
や、一体的に形成された1個のプリントヘッドとしての
構成のいずれでもよい。
【0081】加えて、上例のようなシリアルタイプのも
のでも、装置本体に固定されたプリントヘッド、あるい
は装置本体に装着されることで装置本体との電気的な接
続や装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在
のチップタイプのプリントヘッド、あるいはプリントヘ
ッド自体に一体的にインクタンクが設けられたカートリ
ッジタイプのプリントヘッドを用いた場合にも本発明は
有効である。
【0082】また、本発明のプリント装置の構成とし
て、プリントヘッドの吐出回復手段、予備的な補助手段
等を付加することは本発明の効果を一層安定できるの
で、好ましいものである。これらを具体的に挙げれば、
プリントヘッドに対してのキャッピング手段、クリーニ
ング手段、加圧或は吸引手段、電気熱変換体或はこれと
は別の加熱素子或はこれらの組み合わせを用いて加熱を
行う予備加熱手段、プリントとは別の吐出を行なう予備
吐出手段を挙げることができる。
【0083】また、搭載されるプリントヘッドの種類な
いし個数についても、例えば単色のインクに対応して1
個のみが設けられたものの他、プリント色や濃度を異に
する複数のインクに対応して複数個数設けられるもので
あってもよい。すなわち、例えばプリント装置のプリン
トモードとしては黒色等の主流色のみのプリントモード
だけではなく、プリントヘッドを一体的に構成するか複
数個の組み合わせによるかいずれでもよいが、異なる色
の複色カラー、または混色によるフルカラーの各プリン
トモードの少なくとも一つを備えた装置にも本発明は極
めて有効である。
【0084】さらに加えて、以上説明した本発明実施の
形態においては、インクを液体として説明しているが、
室温やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化
もしくは液化するものを用いてもよく、あるいはインク
ジェット方式ではインク自体を30℃以上70℃以下の
範囲内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲
にあるように温度制御するものが一般的であるから、使
用プリント信号付与時にインクが液状をなすものを用い
てもよい。加えて、熱エネルギによる昇温を、インクの
固形状態から液体状態への状態変化のエネルギとして使
用せしめることで積極的に防止するため、またはインク
の蒸発を防止するため、放置状態で固化し加熱によって
液化するインクを用いてもよい。いずれにしても熱エネ
ルギのプリント信号に応じた付与によってインクが液化
し、液状インクが吐出されるものや、プリント媒体に到
達する時点ではすでに固化し始めるもの等のような、熱
エネルギの付与によって初めて液化する性質のインクを
使用する場合も本発明は適用可能である。このような場
合のインクは、特開昭54−56847号公報あるいは
特開昭60−71260号公報に記載されるような、多
孔質シート凹部または貫通孔に液状又は固形物として保
持された状態で、電気熱変換体に対して対向するような
形態としてもよい。本発明においては、上述した各イン
クに対して最も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実
行するものである。
【0085】さらに加えて、本発明インクジェットプリ
ント装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機
器の画像出力端末として用いられるものの他、リーダ等
と組合わせた複写装置、さらには送受信機能を有するフ
ァクシミリ装置の形態を採るもの等であってもよい。
【0086】また、上述の実施例においては、ヒータの
最適な駆動条件設定処理のすべてをプリント装置側で行
なったが、適宜ホスト装置110(図5)で行なっても
よい。すなわち、上述の実施例ではホスト装置110側
のプリンタドライバは作成された画像データをプリント
装置に供給するものであるが、これに加えて、パッチ
(プリントパターン)を作成してプリント装置に供給
し、プリントされたテストパターンをプリント装置の読
み取りセンサが読み取った値を受信し、駆動条件の調整
値を求めてもよい。
【0087】上述実施例の機能を実現するソフトウェア
またはプリンタドライバのプログラムコードを、プリン
ト装置を含む様々なデバイスが接続された機械またはシ
ステム内のコンピュータに供給し、機械またはシステム
のコンピュータに格納されたプログラムコードによって
様々なデバイスを作動させることにより上述実施例の機
能を実現するようにしたプリントシステムも、本発明の
範囲に含まれる。
【0088】この場合、プログラムコード自体が本発明
の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコ
ード自体、および記憶媒体などプログラムコードをコン
ピュータに供給する手段も、本発明の範囲に含まれる。
【0089】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピーディスク、ハードディ
スク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、C
D−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM
などを用いることができる。
【0090】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが
実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって
本実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
【0091】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行
い、その処理によって本実施形態の機能が実現される場
合も含まれる。
【0092】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ユーザが指定するプリント媒体に対し、所定領域を所定
ドット数で埋めるのに必要最小限の吐出量を高精度に推
定し、インクジェットヘッドに適切な制御を施すことで
インクの消費を抑制しつつ良好な画像形成行えるように
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るインクジェットプリ
ント装置の概略構成例を示す斜視図である。
【図2】(A)および(B)は、それぞれ図1に示すヘ
ッドカートリッジの構成例およびその吐出部の構成例を
示す斜視図である。
【図3】図2の吐出部において採用されているヒータボ
ードの構成例を示す斜視図である。
【図4】図1の装置において採用されている光学センサ
を説明するための模式図である。
【図5】本発明の一実施の形態に係るインクジェットプ
リント装置における制御回路の概略構成を示すブロック
図である。
【図6】本発明の一実施の形態における吐出ヒータ駆動
条件を算出ないし設定するための処理手順の一例を示す
フローチャートである。
【図7】本発明の一実施の形態において所定領域を所定
のドット数で埋めるために必要十分な吐出量を得る駆動
条件を算出するためのパターンを説明する説明図であ
る。
【図8】(A)〜(E)は、吐出量を増減させながら、
図7に示したプリントパターンをある種のプリント媒体
に形成したときのドットの状態を示す模式図である。
【図9】(A)〜(E)は、吐出量を増減させながら、
図7に示したプリントパターンを他の種のプリント媒体
に形成したときのドットの状態を示す模式図である。
【図10】プリントパターンにおいて変調した吐出量と
反射光学濃度との関係を示す線図である。
【図11】本発明の一実施の形態において採用した吐出
量変調のための吐出ヒータ駆動方式(PWM方式)の例
を説明するための波形図である。
【図12】図11に示した駆動方式(PWM方式)にお
けるパルス幅と吐出量との関係を示す線図である。
【図13】本発明の実施形態の第2例に係り、異なるイ
ンク吐出量を得るために採用できるプリントヘッドのイ
ンク吐出部の構成例を示す模式的平面図である。
【図14】(A)〜(C)は、本発明の実施形態の第2
例における前後ヒータの駆動方式の例を説明するための
波形図である。
【図15】本発明の実施形態の第3例に係り、前後ヒー
タの駆動開始時間をずらしたときのずらし時間と吐出量
との関係を示す線図である。
【図16】本発明の実施形態の第3例に係り、前後ヒー
タの駆動開始時間をずらしたときのずらし時間と反射光
学濃度との関係を、種類の異なるプリント媒体について
示す線図である。
【図17】本発明の実施形態の第4例に係り、前後ヒー
タの駆動開始時間をずらしたときのずらし時間と吐出速
度との関係を示す線図である。
【符号の説明】 1 プリントヘッド 2 キャリッジユニット 6 キャリッジモータ 8 プリント媒体 9 フォトカプラ 19 電気接点部 21 吐出口面 22 吐出口 25 電気熱変換体 30 反射型光学センサ 100 コントローラ 101 MPU 103 ROM 104 ゲートアレイ 105 RAM 107 不揮発性メモリ 110 ホスト装置 112 インタフェース 127 起動スイッチ 150 ヘッドドライバ 820 操作部 1000 ヘッドカートリッジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 喜一郎 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 岩崎 督 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 錦織 均 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 筑間 聡行 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2C056 EA09 EA25 EB04 EB27 EB42 EC07 EC37 EC42 EC72 EC78 ED01 ED09 FA03 FA10 FA13 FD02 HA09 HA52 HA58 KC22 KD06 2C057 AF26 AF99 AG14 AG39 AG40 AG83 AH15 AK01 AL05 AL06 AL36 AL37 AM03 AM15 AM18 AM21 AN01 AN05 AQ02 AR18 CA01

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクの吐出量を変調可能なプリントヘ
    ッドを用い、吐出量を異ならせた複数のパターンをプリ
    ント媒体に形成するパターン形成工程と、 当該形成された複数のパターンに基づき、前記プリント
    媒体に対し所定領域を所定数のインクドットで埋めるの
    に必要十分な吐出量を得るためのプリントヘッド駆動条
    件を取得する工程と、を具えたことを特徴とするプリン
    トヘッドの駆動条件取得方法。
  2. 【請求項2】 前記ヘッド駆動条件取得工程は、前記パ
    ターン形成工程により形成された前記複数のパターンの
    それぞれの光学特性を測定する工程と、当該測定された
    前記複数のパターンのそれぞれの光学特性に基づいて前
    記必要十分な吐出量を得るための駆動条件を算出する工
    程とを有することを特徴とする請求項1に記載のプリン
    トヘッドの駆動条件取得方法。
  3. 【請求項3】 前記駆動条件算出工程は、前記測定によ
    り得られた光学特性データより、直線近似または多項式
    近似を用いて連続値を用いた計算により前記駆動条件を
    算出することを特徴とする請求項2に記載のプリントヘ
    ッドの駆動条件取得方法。
  4. 【請求項4】 前記パターン形成工程および前記駆動条
    件取得工程を、異なるドットサイズ毎に実行させる工程
    を具えたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか
    に記載のプリントヘッドの駆動条件取得方法。
  5. 【請求項5】 前記プリントヘッドは、少なくとも大小
    2段階のドットを形成可能であり、各段階において前記
    インクの吐出量を変調可能であることを特徴とする請求
    項4に記載のプリントヘッドの駆動条件取得方法。
  6. 【請求項6】 前記プリントヘッドは、インクを吐出す
    るために利用されるエネルギとしてインクに膜沸騰を生
    じさせる熱エネルギを発生する発熱素子を有することを
    特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載のプリン
    トヘッドの駆動条件取得方法。
  7. 【請求項7】 インクの吐出量を変調可能なプリントヘ
    ッドを用い、請求項1ないし6のいずれかに記載のヘッ
    ド駆動条件取得方法によって取得された駆動条件を前記
    プリントヘッドに適用して駆動することによりプリント
    を行うことを特徴とするプリント方法。
  8. 【請求項8】 インクの吐出量を変調可能なプリントヘ
    ッドを用いて画像のプリントを行うプリント装置であっ
    て、 前記プリントヘッドにより吐出量を異ならせた複数のパ
    ターンをプリント媒体に形成するパターン形成手段と、 当該形成された複数のパターンに基づき、前記プリント
    媒体に対し所定領域を所定数のインクドットで埋めるの
    に必要十分な吐出量を得るためのプリントヘッド駆動条
    件を取得する手段と、を具えたことを特徴とするプリン
    ト装置。
  9. 【請求項9】 前記ヘッド駆動条件取得手段は、前記パ
    ターン形成手段により形成された前記複数のパターンの
    それぞれの光学特性を測定する手段と、当該測定された
    前記複数のパターンのそれぞれの光学特性に基づいて前
    記必要十分な吐出量を得るための駆動条件を算出する手
    段とを有することを特徴とする請求項8に記載のプリン
    ト装置。
  10. 【請求項10】 前記駆動条件算出手段は、前記測定に
    より得られた光学特性データより、直線近似または多項
    式近似を用いて連続値を用いた計算により前記駆動条件
    を算出することを特徴とする請求項9に記載のプリント
    装置。
  11. 【請求項11】 前記パターン形成および前記駆動条件
    取得を、異なるドットサイズ毎に実行させる手段を具え
    たことを特徴とする請求項8ないし10のいずれかに記
    載のプリント装置。
  12. 【請求項12】 前記プリントヘッドは、少なくとも大
    小2段階のドットを形成可能であり、各段階において前
    記インクの吐出量を変調可能であることを特徴とする請
    求項11に記載のプリント装置。
  13. 【請求項13】 前記プリントヘッドは、インクを吐出
    するために利用されるエネルギとしてインクに膜沸騰を
    生じさせる熱エネルギを発生する発熱素子を有すること
    を特徴とする請求項8ないし12のいずれかに記載のプ
    リント装置。
  14. 【請求項14】 インクの吐出量を変調可能なプリント
    ヘッドを用いて画像のプリントを行うプリント装置と、
    該プリント装置に対してプリント媒体を指定するととも
    に前記画像のデータを供給するホスト装置とを具備した
    プリントシステムであって、 前記プリントヘッドにより吐出量を異ならせた複数のパ
    ターンを前記指定されたプリント媒体に形成するパター
    ン形成手段と、 当該形成された複数のパターンに基づき、前記指定され
    たプリント媒体に対し所定領域を所定数のインクドット
    で埋めるのに必要十分な吐出量を得るためのプリントヘ
    ッド駆動条件を取得する手段と、を具えたことを特徴と
    するプリントシステム。
  15. 【請求項15】 コンピュータに接続され、格納してい
    るプログラムを前記コンピュータによって読み取り可能
    な記憶媒体であって、請求項1ないし6のいずれかに記
    載のヘッド駆動条件取得方法をプリントシステムに実行
    させるためのためのプログラムを記憶したことを特徴と
    する記憶媒体。
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