JP2001162828A - プリンタ及びそのヘッドの回復処理方法 - Google Patents

プリンタ及びそのヘッドの回復処理方法

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JP2001162828A
JP2001162828A JP34855699A JP34855699A JP2001162828A JP 2001162828 A JP2001162828 A JP 2001162828A JP 34855699 A JP34855699 A JP 34855699A JP 34855699 A JP34855699 A JP 34855699A JP 2001162828 A JP2001162828 A JP 2001162828A
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recovery
frequency
recording head
printer
recovery processing
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JP34855699A
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Tsuneichi Arai
常一 新井
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Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録ヘッドの状態に応じて最適な回復頻度や
回復程度を自動的に最適化するプリンタを提供する。 【解決手段】 ユーザの記録へッド回復処理の起動を指
定するコマンドをユーザへッド回復指示部3aから発生
し、記録へッドの温度測定部とテスト用のインク吐出プ
ログラム等から構成されているへッドインク落ち検知部
3bで、テスト用のインク吐出後の記録へッドの温度を
測定することによりインク不吐ヘッドを検出する。CP
U2a内の不揮発性RAMに回復処理の種類毎の回復頻
度や回復程度を回復頻度程度記憶部3cに記憶してお
く。ユーザへッド回復指示部3aからの回復指示時、及
びへッドインク落ち検知部3bによるインク落ち検知時
に回復頻度程度記憶部3cに記憶されている頻度情報や
程度情報を回復頻度程度変更部3dで変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタ及びその
ヘッドの回復処理方法に関し、より詳細には、プリント
ヘッドの状態に応じて最適な回復頻度や回復程度を自動
的に最適化するプリンタ及びそのヘッドの回復処理方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にプリンタは、特開平4−9326
0号公報に提案されているように、インクの吐出回数と
放置時間のタイムカウントにより、次回の吸引処理動作
の時期を決定したり、あるいは、インクの吐出回数と放
置時間のタイムカウントと記録へッドの温度とにより、
次回の吸引処理動作の時期を決定するように構成されて
いる。
【0003】また、特開平8−39833号公報に提案
されているように、記録へッドの周囲温度を検出する温
度検出手段と、記録へッドのインク経路、あるいはイン
ク室の近傍の温度を検出する温度検出手段を備え、各測
定温度とインクの吐出回数と放置時間のタイムカウント
に応じて、次回の吸引処理動作の時期を決定するように
構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、記録へ
ッドの各測定温度により、次回の吸引処理動作を決定す
るものでは、記録へッドの調子が微妙に悪い場合等は、
測定温度の違いは誤差程度になってしまい、吸引処理動
作の頻度が通常と何ら変わらないという不都合が生じ
る。そのため、通常の吸引処理動作の動作間隔は、ある
程度悪い条件でも高品位の印字を保証するために短い設
定になっている。吸引処理動作の間隔が短いと、それだ
け、吸引処理に掛かる時間も長くなり、プリンタの印刷
スループットの悪化やインク消費の増大を招くことにな
る。
【0005】また、記録へッドの回復動作の処理後に、
記録へッドの温度測定によりインク落ち検査を行い、イ
ンク落ちをしている場合は、記録へッドの回復処理動作
を繰り返し行っている。しかし、記録へッドの調子が悪
い場合は、毎回インク落ちが発生し、記録へッドの回復
処理、インク落ち測定処理等の時間がよりかかる可能性
が高い。このように記録へッドの調子が悪い場合には、
より吸引量等の多い回復処理をはじめから行った方が効
率は良いが、これまでそのような実行手段が存在してい
なかったというのが現状である。
【0006】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、記録ヘッドの回復
処理頻度情報や回復処理程度情報などを勘案して、記録
ヘッドの状態に応じて最適な回復頻度や回復程度を自動
的に最適化するプリンタ及びそのヘッドの回復処理方法
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような課
題を達成するために、記録ヘッドの回復処理手段を備え
たプリンタにおいて、定期的に前記記録へッドの回復処
理を行う第1の回復処理手段と、ユーザによる前記記録
へッドの回復処理を行う第2の回復処理手段と、前記記
録へッドの状況に応じて、前記第1の回復処理手段の回
復処理頻度を変更する頻度情報変更手段とを設けたこと
を特徴とするものである。
【0008】また、前記頻度情報変更手段は、前記記録
へッドの状態が悪化した場合には、その悪化状態に応じ
て回復処理間隔が短くなるように変更する変更手段と、
前記記録へッドの状態が回復した場合には、その回復状
態に応じて回復処理間隔が長くなるように変更する変更
手段とを設けたことを特徴とするものである。
【0009】また、前記プリンタ内の湿度を測定する湿
度測定手段を設け、該湿度測定手段により測定された湿
度状況に対応した前記記録へッドの状況に応じて、前記
第1の回復処理手段の回復処理頻度を変更することを特
徴とするものである。
【0010】また、前記プリンタ内に前記記録へッドの
回復処理の頻度変更履歴を記憶する記憶手段を設け、同
一特性の記録へッドに対して、記憶頻度変更処理を行う
変更手段を設けたことを特徴とするものである。
【0011】また、記録へッドの回復処理手段を備えた
プリンタにおいて、定期的に前記記録へッドの回復処理
を行う第1の回復処理手段と、ユーザによる前記記録へ
ッドの回復処理を行う第2の回復処理手段と、前記記録
へッドの状況に応じて、前記第1の回復処理手段の回復
処理程度を変更する程度情報変更手段とを設けたことを
特徴とするものである。
【0012】また、前記プリンタ内に前記記録へッドの
回復処理の程度変更履歴を記憶する記憶手段を設け、同
一特性の記録へッドに対して、記憶程度変更処理を行う
変更手段を設けたことを特徴とするものである。
【0013】また、記録ヘッドの回復処理手段を備えた
プリンタにおいて、定期的に前記記録へッドの回復処理
を行う第1の回復処理手段と、ユーザによる前記記録へ
ッドの回復処理を行う第2の回復処理手段と、前記記録
へッドの状況に応じて、前記第1の回復処理手段の回復
処理頻度を変更する頻度情報変更手段と、前記記録へッ
ドの状況に応じて、前記第1の回復処理手段の回復処理
程度を変更する程度情報変更手段とを設けたことを特徴
とするものである。
【0014】また、前記頻度情報変更手段は、前記記録
へッドの状態が悪化した場合には、その悪化状態に応じ
て回復処理間隔が短くなるように変更する変更手段と、
前記記録へッドの状態が回復した場合には、その回復状
態に応じて回復処理間隔が長くなるように変更する変更
手段とを設けたことを特徴とするものである。
【0015】また、前記プリンタ内の湿度を測定する湿
度測定手段を設け、該湿度測定手段により測定された湿
度状況に対応した前記記録へッドの状況に応じて、前記
第1の回復処理手段の回復処理頻度を変更することを特
徴とするものである。
【0016】また、前記プリンタ内に前記記録へッドの
回復処理の頻度変更履歴、及び回復処理の程度変更履歴
を記憶する記憶手段を設け、同一特性の記録へッドに対
して、記憶頻度程度変更処理を行う変更手段を設けたこ
とを特徴とするものである。
【0017】また、現在の印刷モードのチェックを行
い、該印刷モードを記憶するモード記憶ステップと、記
憶された印刷モードを勘案し、記録へッドの回復指示に
基づいて回復頻度情報を変更する頻度情報変更ステップ
と、インク落ちがあった場合に回復程度情報を変更する
程度情報変更ステップとを備えたことを特徴とするもの
である。
【0018】また、前記頻度情報変更ステップは、前記
記録へッドの回復指示があったか、又はインク落ちがあ
った場合に、回復頻度情報の変更時間を設定する変更時
間設定ステップと、該変更時間設定ステップにより設定
された回復頻度変更時間と現在の回復頻度時間との差に
基づいて回復頻度間隔を変更する回復頻度間隔変更ステ
ップとを備えたことを特徴とするものである。
【0019】また、現在の印刷モードのチェックを行
い、該印刷モードを記憶するモード記憶ステップと、該
モード記憶ステップで印刷モードを記憶した後に、現在
のプリンタ内の湿度を測定して、湿度情報を記憶する湿
度記憶ステップと、前記記録へッドの回復指示があった
か、又はインク落ちがあった場合に、現在のプリンタ内
の湿度と同一の回復頻度情報を変更するステップと、前
記モード記憶ステップで記憶した印刷モードに対応する
とともに、前記湿度記憶ステップで記憶した湿度に対応
して回復頻度情報を変更するステップとを備えたことを
特徴とするものである。
【0020】また、プリンタヘッドの回復処理方法をコ
ンピュータに実行させるためのプログラムを記録した記
録媒体であって、現在の印刷モードのチェックを行い、
該印刷モードを記憶するモード記憶ステップと、記憶さ
れた印刷モードを勘案し、記録へッドの回復指示に基づ
いて回復頻度情報を変更する頻度情報変更ステップと、
インク落ちがあった場合に回復程度情報を変更する程度
情報変更ステップとを有し、前記頻度情報変更ステップ
は、前記記録へッドの回復指示があったか、又はインク
落ちがあった場合に、回復頻度情報の変更時間を設定す
る変更時間設定ステップと、該変更時間設定ステップに
より設定された回復頻度変更時間と現在の回復頻度時間
との差に基づいて回復頻度間隔を変更する回復頻度間隔
変更ステップとからなり、前記各ステップを機能させる
ことを特徴とするものである。
【0021】また、プリンタヘッドの回復処理方法をコ
ンピュータに実行させるためのプログラムを記録した記
録媒体であって、現在の印刷モードのチェックを行い、
該印刷モードを記憶するモード記憶ステップと、該モー
ド記憶ステップで印刷モードを記憶した後に、現在のプ
リンタ内の湿度を測定して、湿度情報を記憶する湿度記
憶ステップと、前記記録へッドの回復指示があったか、
又はインク落ちがあった場合に、現在のプリンタ内の湿
度と同一の回復頻度情報を変更するステップと、前記モ
ード記憶ステップで記憶した印刷モードに対応するとと
もに、前記湿度記憶ステップで記憶した湿度に対応して
回復頻度情報を変更するステップを機能させることを特
徴とするものである。
【0022】一般にプリンタは、ユーザの指示による記
録へッドのクリーニングコマンドを備えている。そこ
で、定期的な記録ヘッドの回復処理シ一ケシスにおい
て、回復開始の時期以前にユーザの指示による記録へッ
ドの回復処理が定常的に行われる場合、頻度情報変更手
段を設けることにより、その記録へッドに応じた回復頻
度に変更するプリンタを実現することができる。
【0023】また、定期的に記録へッドの回復処理後の
インク落ち検知により、回復処理が定常的に起こるよう
な場合、程度情報変更手段を設けることにより、その記
録へッドに応じた回復程度に変更するプリンタを実現す
ることができる。
【0024】さらに、記録装置内に湿度センサを設け、
湿度状況に応じ回復頻度及び回復程度を変更するプリン
タを実現することができる。また、記録へッドの状態が
回復した場合に応じて、回復間隔を長くする手段を設け
ることにより、より印刷効率を高め、インク消費量を減
らすプリンタを実現することができる。また、回復頻度
及び回復程度変更履歴記憶手段を設けることにより、次
に交換した記録へッドに対して、前回の同一特性の記録
へッドの変更学習情報を適応した処理を行い、より印刷
効率を高めたプリンタを実現することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施例について説明する。
【0026】図1は、本発明のプリンタの使用形態を示
した図で、図中符号1は、一般的なパーソナルコンピュ
ータであり、ユーザは、このパーソナルコンピュータ1
上のアプリケーションプログラムを使用して、プリンタ
2に対して、記録へッドの回復指示コマンドや印刷デー
タ、印刷コマンドや設定コマンドを与える。プリンタ2
は、本発明が組み込まれているプリンタであり、一般的
な印字制御部と記録(プリンタ)へッドの回復部や制御
プログラム等で構成されている。なお、符号Pはプリン
タ2によって印刷された印刷パターンである。
【0027】図2は、本発明のプリンタの概略構成図
で、図中符号2aはCPUで、このCPU2aには、通
常のプリンタの制御や本発明の制御等のプログラムが記
憶されているROMと、印刷データ等のバッファや本発
明のワークエリアとして使用されるRAM等が内蔵され
ている。
【0028】印刷部2bは、記録へッドの駆動部、記録
へッドの回復機構、紙送りモ一タの制御部等のように、
通常のインクジェットプリンタの構成部品で構成されて
いる。インターフェイス2cは、パーソナルコンピュー
タ1と接続される一般的なインターフェイスで、パーソ
ナルコンピュータ1上のアプリケーションプログラムか
らの印刷データ等を受け取り、データをCPU2aにシ
ステムバスを通して受け渡すように構成されている。シ
ステムバス2dは、CPU2a、印刷部2b、インター
フェイス2c間のデータのやり取りを行うように構成さ
れている。
【0029】図3は、本発明におけるプリンタの第1の
実施例を示す図で、図中符号3aはユーザへッド回復指
示部である。パーソナルコンピュータ1上のプリンタユ
ーティリティプログラム等のアプリケーションにより、
ユーザの記録へッド回復処理の起動を指定するコマンド
を発生するものである。
【0030】へッドインク落ち検知部3bは、記録へッ
ドの温度測定部とテスト用のインク吐出プログラム等か
ら構成され、テスト用のインク吐出後の記録へッドの温
度を測定することによりインク不吐ヘッドを検出するも
のである。回復頻度程度記憶部3cは、CPU2a内の
不揮発性RAMに回復処理の種類毎の回復頻度や回復程
度を記憶しておくものである。
【0031】回復頻度程度変更部3dは、ユーザへッド
回復指示部3aからの回復指示時及び、へッドインク落
ち検知部3bによるインク落ち検知時に回復頻度程度記
憶部3cに記憶されている頻度情報や程度情報を変更す
るものである。へッド回復部3eは、従来のインクジェ
ットプリンタに存在する機構であり、記録へッドを吸引
するための機構や記録へッド面に付着するインクを拭き
取る機構やそれを制御するプログラムで構成されてい
る。
【0032】図4は、回復頻度程度記憶部の記憶情報の
構成図である。
【0033】回復頻度程度記憶部3cは、各回復頻度の
種類に対応する回復頻度の情報や回復程度の情報で構成
されている。工場出荷時、または記録ヘッドの交換後の
新規へッドの時は、最良の記録ヘッドに対応したあらか
じめ決められた値が記憶されている。回復頻度の種類と
しては、A3×3の長尺印刷途中の回復処理と通常の印
刷時の回復処理が存在する。
【0034】長尺回復時の回復頻度は、A3の用紙2枚
相当の画像のインクを吐出後の印刷途中に回復処理を行
う設定になっていて、回復程度は、通常の回復処理を行
う設定になっている。また、通常印刷時の回復頻度は、
A4の用紙4枚相当印刷後の排紙中に回復処理を行う設
定になっていて、回復程度は、通常の回復処理を行う設
定になっている。
【0035】図5は、回復頻度程度変更部の変更処理を
説明するためのフローチャートを示す図で、図6は、へ
ッド交換処理を説明するためのフローチャートを示す図
である。上述した構成を有するプリンタの動作をフロー
チャートに沿って説明する。
【0036】フローチャートで示されたプログラムは、
図2に示したCPU2a内のROMに記憶されている。
図3に示したユーザへッド回復指示部3aから、回復指
示コマンドが送られた場合か、へッドインク落ち検知部
3bでインク落ちを検知した場合に、回復頻度変更処理
が開始される。
【0037】ステップS5−1において、回復頻度変更
処理が開始され、CPU2a内のRAMのワークメモリ
等を初期化する。ステップS5−2において、現在の印
刷モードのチェックが行われる。図4でもわかるよう
に、印刷モードによってへッド回復処理の開始タイミン
グや回復程度が異なるため、印刷モードのチェックを行
う。印刷モード等は、印刷開始時に送られる印刷データ
によって決定される。印刷モードはワークエリアの特定
領域に記憶しておく。
【0038】ステップS5−3において、ユーザへッド
回復指示があったかのチェックを行う。この回復頻度変
更処理が、ユーザへッド回復指示により起動されたので
あれば、ステップS5−4に進んで回復頻度情報を変更
する。インク落ち検知により起動されたのであれば、回
復頻度情報を変更する必要はないのでステップS5−5
へ進む。記録へッドの状態が通常の状態であれば、あら
かじめ設定される頻度のタイミングでへッド回復処理を
行えば、インク落ちがない高品位の印刷を行う。記録へ
ッドの調子が悪い場合、通常の頻度より短い間隔でへッ
ド回復処理を行う必要があり、その場合、通常、ユーザ
はへッド回復指示をパーソナルコンピュータのアプリケ
ーションによって指示し、記録へッドを回復させてい
た。そこで、定期的に行うへッド回復処理が行われる前
にユーザによりへッド回復指示が行われることが定常的
な場合は、回復頻度を変更する必要がある。このため、
このステップS5−3の処理が存在する。
【0039】ステップS5−4において、回復頻度情報
を変更する。ステップS5−2において、記憶した印刷
モード情報に基づき、図3に示した回復頻度程度記憶部
3cに相当する、CPU2a内の不揮発RAMの特定領
域に記憶されている回復頻度情報を変更する。例えば、
A4の用紙4枚を印刷して、4枚目の印字品位が悪い場
合に、次に3枚印字したら、そこで、ユーザはへッド回
復指示を行い、ステップS5−4の処理が行われる。A
4の用紙3枚の印字後であるから、通常印刷モードであ
り、図4からわかるように、通常印刷時の回復頻度は、
A4の用紙4枚であるから、頻度の値をA4の1枚相当
減算し、A4の用紙3枚相当を印字後に回復処理を行う
頻度に変更する。もし、次に通常印刷時にユーザへッド
回復指示が行われれば、A4の用紙3枚相当からA4の
用紙1枚相当減算し、A4の用紙2枚相当とする。最低
は、A4の用紙1枚相当であるから、そこまでは変更が
可能である。
【0040】また、例えば、長尺印刷中に印字品位が悪
くなったり、インク落ちが発生した場合は、印字途中
で、印字中止コマンドをアプリケーションから発生さ
せ、印字を中止させ、次にユーザへッド回復指示をアプ
リケーションから行い、記録へッドの回復処理を実施す
る。その場合、ユーザへッド回復指示により、フローチ
ャートが起動されてステップS5−4が実行される。ス
テップS5−2において、記憶した印刷モードは長尺印
刷モードである。図4からわかるように、長尺印刷時回
復頻度は、最初はA3の用紙2枚相当を印刷後に印字途
中の回復処理を行う程度の回復頻度であった。そこで、
A3の用紙1枚はA4の用紙2枚に相当するので、A3
の用紙2枚相当はA4の用紙4枚で、頻度の値をA4の
用紙1枚相当減算し、A4の用紙3枚相当を印字後に回
復処理を行う頻度に変更する。
【0041】ステップS5−5において、インク落ちが
あったかどうかを検査し、へッド回復処理後のインク落
ち検査において、インク落ちを検出した場合、回復程度
変更処理が行われる。インク落ちから回復程度変更処理
が行われると、ステップS5−6に進み、回復程度情報
を変更する。インク落ちが検知されなかった場合には、
ステップS5−7に進み、回復頻度程度変更処理を終了
する。へッド回復処理後のインク落ち検知において、イ
ンク落ちが検出される場合は、へッド回復処理の吸引量
等がまだ不足していることが考えられる。そこで、ある
特定の回復処理に対するインク落ち検知でインク落ちが
定常化した場合は、その記録へッドの調子が通常状態よ
り悪いので、あらかじめ回復処理内の吸引量を通常の量
より増やす処理を行う。
【0042】ステップS5−6において、回復程度情報
を変更する。図2に示したCPU2a内の不揮発性RA
Mの特定領域に記憶されている回復程度情報を、図4に
示したような各回復種類に応じて変更する。回復程度情
報は、工場出荷時は良品の記録へッドに合わせた回復を
行うように通常の回復処理を行う。通常の回復処理は、
まず、各記録ヘッドから2ccのインクを吸引し、記録
へッドをワイパーで拭き、全ノズルから100発吐出さ
せる処理である。インク落ちの場合は、軽い回復処理を
行う。この処理は、各記録へッドから1ccのインクを
吸引し、記録へッドをワイパーで拭き、全ノズルから5
0発吐出させる処理である。それをインク落ちがなくな
るまで繰り返す。ステップS5−6においては、図4で
示した回復程度情報の各パラメータを変更し、インク吸
引量を1cc加算し、全ノズルからの吐出数を50発加
算する。
【0043】例えば、長尺印刷途中の回復処理のインク
落ち検知で、連続してインク落ちが2回も検知された
ら、図5に示すフローチャートの処理が呼出され、ステ
ップS5−6に進み、初期値の吸引量2ccに1ccを
加算し、全ノズルからの吐出数100発に50発を加算
する。そのようにして、次回の長尺印刷途中の回復処理
を各記録へツドから3ccのインクを吸引し、記録へッ
ドをワイパーで拭き、全ノズルから150発吐出させる
処理に変更する。
【0044】図6は、へッド交換処理のフローチャート
を示す図である。記録へッドの調子が極端に悪くなった
場合やへッド回復処理を何度やってもインク落ちが起こ
る場合には、通常インクジェットプリンタでは、記録へ
ッドを交換する。
【0045】ステップS6−1において、へッド交換処
理を開始する。へッド交換処理が使用するワークエリア
等の初期化を行い、キャリッジをへッド交換位置に移動
し、記録へッドのヒータ電圧等を落し、記録へッドを交
換できる状態にする。次に、ユーザがへッド交換を行
い、プリンタカバー等を閉めると、次のへッド交換後の
回復処理に移行する。
【0046】ステップS6−2において、従来からのへ
ッド交換後の回復処理を行う。へッド交換位置からヘッ
ド回復位置へ移動し、まず、各記録へッドから3ccの
インクを吸引し、記録へッドをワイパーで拭き、全ノズ
ルから1000発吐出させる処理を行う。
【0047】ステップS6−3において、回復頻度情報
や回復程度情報を工場出荷時の既定値に戻す処理を行
う。図2に示したCPU2a内の不揮発性RAMの特定
領域に記憶されている各回復種類の回復頻度情報と回復
程度情報を既定値に変更する。記録へッドを新品に交換
したならば、回復頻度や回復程度は工場出荷時の状態で
良いので、ここで回復頻度や回復程度を変更する。長尺
印刷時回復に関しては、回復頻度情報を、A3の用紙2
枚相当を印刷後に回復処理を行うに変更し、回復程度情
報は通常の回復処理に変更する。通常、印刷時回復に関
しては、回復頻度情報を、A4の用紙4枚相当を印刷後
に回復処理を行うに変更し、回復程度情報は通常の回復
処理に変更する。ステップS6−4において、へッド交
換処理を終了し、通常の印刷等のコマンド待ちになる。
【0048】以上説明した構成で処理を行うことによ
り、良品の記録へッドでは、回復頻度を少くし、記録へ
ッドの状態が悪化した場合は、最適な回復頻度や回復処
理へ自動的に変更するプリンタを提供することができ
る。これにより、記録へッドに対応した適切なプリンタ
のへッド回復処理を実行し、効率よく、無駄な回復処理
内の動作を減らし、画像品位を保つプリンタを実現する
ことができる。
【0049】図7は、本発明におけるプリンタの第2実
施例を示す図で、図3に示した第1実施例の構成に対し
て、プリンタ内に湿度センサを追加した構成を示したも
ので、図3に示した構成と同じ機能を有するものは同一
の符号を付してある。図中符号7は湿度計測部で、一般
的な湿度センサを用い、湿度の値がデジタル的に採れる
ものである。
【0050】図8は、図7に示した回復頻度程度記憶部
の記憶情報の構成図で、図4に示した回復頻度情報や回
復程度情報に機内湿度情報を追加した構成である。追加
した機内湿度とは、プリンタ内部の湿度で、その条件に
よってプリンタへッドの回復条件が異なる。極端な乾燥
状態であれば、インクの乾きも早く、回復条件を変えな
いと、印字品位を通常と同じに保つことができない。そ
こで、標準状態での長尺印刷時の回復、通常印刷時の回
復と、乾燥状態での長尺印刷時の回復、通常印刷時の回
復の4種類で構成される。
【0051】図9は、第2実施例の回復頻度情報変更処
理のフローチャートを示す図である。第1実施例で説明
したインク落ち検査の結果による回復程度情報の変更処
理は、第2実施例では省略するが、第1実施例と同様に
処理すれば可能であるのは言うまでもない。
【0052】まず、印刷条件としては、乾燥している状
態で、A4の用紙を印刷しているとする。プリンタに予
め設定されているタイミングで自動的に行われるプリン
タへッド回復処理で、通常は問題なく印字品位が保てる
が、記録へッドの調子が悪くなった場合は、へッド回復
処理前に記録へッドの吐出がおかしくなり、印字結果に
不具合がでる場合がある。その場合、ユーザはパーソナ
ルコンピュータ上のアプリケーションプログラムからへ
ッド回復指示を行い、プリンタはへッド回復コマンドを
受け取って、へッド回復処理を実施する。へッド回復処
理が実施されると、回復頻度程度変更部3dに対応する
フローチャートの回復頻度変更処理が開始される。
【0053】ステップS5−1において、回復頻度変更
処理の初期化処理を行なう。回復頻度変更処理が使用す
るCPU2a内のRAMワークメモリ等を初期化する。
ステップS5−2において、現在の印刷モードのチェッ
クが行われる。図8でもわかるように、印刷モードによ
ってへッド回復処理の開始タイミングや回復程度が異な
るため、この部分で印刷モードのチェックを行う。印刷
モード等は印刷開始時に送られる印刷データ(印字用紙
サイズ指定等)によって決定される。印刷モードをワー
クエリアの特定領域に記憶しておく。
【0054】ステップS9−1において、現在のプリン
タ内の機内湿度を測定する。湿度計測部7に対応する一
般的な湿度センサから得られる測定値をCPU2a内の
RAMのワークエリアに記憶する。
【0055】ステップS5−3において、ユーザへッド
回復指示があったか、又はインク落ちがあったかのチェ
ックを行なう。この回復頻度変更処理がユーザのへッド
回復指示により起動されたのであれば、ステップS9−
2に進む。又はへッド回復処理後のインク落ち検査にお
いて、インク落ちを検出した場合、回復頻度変更処理が
呼ばれるので、インク落ちから回復頻度変更処理が呼ば
れた場合は、ステップS9−2に進む。ステップS9−
2において、現在の機内湿度と同一の回復頻度情報を変
更する。回復頻度程度記憶部3cの記憶情報に該当す
る、図8に示した情報の変更を実施する。
【0056】ステップS5−2で記憶した印刷モード
(長尺印刷時であるか、通常印刷時であるか)対応し、ス
テップS9−1で記憶した、機内湿度(標準状態である
か、乾燥(湿度10%以下の)状態であるか)によってそ
れぞれ対応した、回復頻度情報の変更を実施する。例え
ば、機内湿度が5%で、通常印刷時の自動回復処理後に
インク落ちが発生すれば、回復頻度変更処理が起動す
る。その場合、ステップS9−2において、図8に示し
た表における一番下の行の「乾燥状態;通常印刷時回復
頻度」の情報を変更することになる。図8に示した様
に、「乾燥状態;通常印刷時回復頻度」の回復程度が念
入りな回復処理であれば、より念入りな回復処理に変更
する。具体的には、念入りな回復処理の中身は、へッド
回復位置へ移動し、まず、各記録へッドから3ccのイ
ンクを吸引し、記録へッドをワイパーで拭き、全ノズル
から1000発吐出させる処理であるので、インク吸引
量を1cc追加し、吐出数を200発追加したものをよ
り念入りな回復処理の中身とする。これにより、次の、
「乾燥状態;通常印刷時回復頻度」時の回復処理は、よ
り念入りな回復処理となり、具体的には各記録へッドか
ら4ccのインクを吸引し、記録へッドをワイパーで拭
き、全ノズルから1200発吐出させる処理になる。そ
して、次回の回復時にインク落ちが発生する確率が減少
し、印字品位を保持し、効率をアップすることが実現で
きる。
【0057】同様に、機内湿度が標準状態で、長尺印刷
時にユーザへッド回復指示が行なわれた場合は、図8に
示された「標準状態;長尺印刷時回復頻度」情報の変更
処理を行なう。「標準状態:長尺印刷回復頻度」がA3
の用紙2枚相当のインクを吐出後に回復処理を行なうよ
うに設定されている場合、それに対して、A4の用紙1
枚相当を減算して、A4の用紙3枚相当のインク吐出後
に回復処理を行なう回復頻度とする。
【0058】この様に、湿度計測部を設けて回復頻度変
更処理を行なうことにより、記録へッド状態に応じて、
より環境に沿ったへッド回復処理を行なう、プリンタを
実現することができる。また、環境が変わろうとも自動
的に状態補正し、印字品位を保ち、より印刷効率を高め
たプリンタを実現することができる。
【0059】図10は、本発明の第3実施例を示すフロ
ーチャートを示す図である。
【0060】上述した各実施例では、プリンタのへッド
の状態が悪化することを想定して説明したが、プリンタ
へッドによっては、一時期調子が悪くても、使用してい
るうちに調子が戻る場合が存在する。その場合を想定し
て、長期間インク落ちの発生がなく、かつ通常の回復頻
度で問題なく印字品位が保てる場合には、回復頻度の間
隔を長くする実施例も考えられる。インク落ちが発生し
ない期間を記憶する領域と、ユーザへッド回復指示が呼
ばれない期間を記憶する領域を設け、それぞれの期間が
ある一定時間を越え、長期間問題ない場合は、回復頻度
の間隔を長くする処理を行なう。
【0061】ステップS10−1において、回復頻度間
隔変更処理を開始する。ワーク領域等を初期化する。ス
テップS10−2において、インク落ち又はユーザへッ
ド回復指示のチェックを行なう。インク落ちが発生した
場合、又はユーザへッド回復指示が行なわれた場合は、
回復頻度が変更される可能性があるので、ステップS1
0−3に進み、回復頻度変更時間をセットする。それ以
外の場合は、ステップS10−4に進む。
【0062】ステップS10−3において、回復頻度変
更時間をセットする。インク落ち又はユーザへッド回復
指示があった場合は、ここでそのプリンタ内に存在する
リアルタイムクロックIC等から得られる現在時間をセ
ットする。ステップS10−4において、長期間回復頻
度が変更されなかったかをチェックする。過去にステッ
プS10−3でセットされた回復頻度変更時間と現在の
時間の差を計算して経過時間を求め、その時間が長期間
であれば、例えば、2週間とかかっていれば、ステップ
S10−5に進み、回復頻度間隔を長くする処理を行な
う。
【0063】ステップS10−5において、回復頻度間
隔を長くする。長時間回復頻度が変更されないほど記録
へッドの状態が良ければ、現在の回復頻度の間隔より長
めでも問題が無い場合があるので、回復頻度の間隔を少
し長めに変更してテストを試みる。例えば、通常印刷時
の回復頻度がA4の用紙4枚相当印刷後に回復処理を行
なう事になっている場合には、A4の用紙5枚相当印刷
後に回復を行なう処理に変更する。次の回復処理までに
インク落ち、又はユーザへッド回復指示が起こらなけれ
ば、そのA4の用紙5枚相当印刷後の回復処理頻度に固
定されるが、インク落ち又はユーザへッド回復指示が発
生された場合は、以前のA4の用紙4枚相当印刷後に回
復処理を行なう頻度に戻す処理を行ない、この記録へッ
ドに関しては、回復頻度間隔延長処理を停止する。
【0064】また、これらの記録へッドの回復頻度情報
の変更履歴情報を記憶する領域を設け、第1実施例及び
第3実施例のへッド回復処理頻度や、回復処理程度を変
えた時期を記憶し、記録へッドが交換された場合に、次
の記録へッドに対して、その記憶しておいた時期での回
復処理頻度、程度の変更処理を適応する構成も考えられ
る。
【0065】図11は、回復頻度及び回復程度変更の履
歴記憶領域の構成表を示した図である。記録へッドの特
性毎にその記録へッドに対する回復頻度回復程度の変更
履歴を記憶しておく。記録へッドの特性は、通常、へッ
ドインターフェイスから取得でき、特性が同じ記録へッ
ドでは同様な性能が予想されるので、その場合は記憶し
てあるへッド頻度情報変更処理を適応させる。例えば、
図11の最初の記録へッドがへッド特性Aで2000枚
印刷後に、記録へッドの調子が悪くなり、記録へッド自
動回復処理の頻度、程度を変更した場合、その変更した
時の印刷枚数及び変更内容の履歴をへッド頻度情報変更
履歴記憶領域に記憶し、次に交換した記録へッドの累積
印刷枚数が2000枚に達した時に、変更履歴記憶領域
に記憶してある変更処理を記録へッドの悪化を検出する
前に事前に適応し、印刷途中での印字品位の低下を防ぐ
ことができる。
【0066】このような処理を追加することにより、設
定されている回復頻度より長くしても印字品位が保てる
場合は、この処理を無くし、より印刷効率を上げインク
消費量を少くするプリンタを提供することができる。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、定
期的に記録へッドの回復処理を行う第1の回復処理手段
と、ユーザによる記録へッドの回復処理を行う第2の回
復処理手段と、記録へッドの状況に応じて、第1の回復
処理手段の回復処理頻度を変更する頻度情報変更手段、
及び/又は程度情報変更手段を設けたので、記録へッド
の状態によって最適な回復頻度、回復程度に自動的に最
適化するプリンタを提供することができる。また、本発
明により、印刷の効率化、インク使用の効率化を実現す
ることができる。
【0068】また、現在の印刷モードのチェックを行
い、印刷モードを記憶するモード記憶ステップと、記憶
された印刷モードを勘案し、記録へッドの回復指示に基
づいて回復頻度情報を変更する頻度情報変更ステップ
と、インク落ちがあった場合に回復程度情報を変更する
程度情報変更ステップとを備えたので、記録へッドの状
態によって最適な回復頻度、回復程度に自動的に最適化
するプリンタヘッドの回復処理方法を提供することがで
きる。
【0069】また、現在の印刷モードのチェックを行
い、印刷モードを記憶するモード記憶ステップと、モー
ド記憶ステップで印刷モードを記憶した後に、現在のプ
リンタ内の湿度を測定して、湿度情報を記憶する湿度記
憶ステップと、記録へッドの回復指示があったか、又は
インク落ちがあった場合に、現在のプリンタ内の湿度と
同一の回復頻度情報を変更するステップと、モード記憶
ステップで記憶した印刷モードに対応するとともに、湿
度記憶ステップで記憶した湿度に対応して回復頻度情報
を変更するステップとを備えたので、湿度状況に応じ回
復頻度及び回復程度を変更するプリンタヘッドの回復処
理方法を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプリンタの使用形態を示す図である。
【図2】本発明のプリンタの構成図である。
【図3】第1実施例のプリンタの基本構成概念図であ
る。
【図4】第1実施例の回復頻度情報の構成表を示す図で
ある。
【図5】第1実施例のフローチャートを示す図である。
【図6】第1実施例のフローチャートを示す図である。
【図7】第2実施例のプリンタの基本構成概念図であ
る。
【図8】第2実施例の回復頻度情報の構成表を示す図で
ある。
【図9】第2実施例のフローチャートを示す図である。
【図10】第3実施例のフローチャートを示す図であ
る。
【図11】第3実施例における記録へッドの回復頻度程
度変更の履歴記憶情報の構成表を示す図である。
【符号の説明】
1 パーソナルコンピュータ 2 プリンタ 2a CPU 2b 印刷部 2c インターフェイス 2d システムバス 3a ユーザへッド回復指示部 3b へッドインク落ち検知部 3c 回復頻度程度記憶部 3d 回復頻度程度変更部 3e へッド回復部 7 湿度計測部

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録ヘッドの回復処理手段を備えたプリ
    ンタにおいて、定期的に前記記録へッドの回復処理を行
    う第1の回復処理手段と、ユーザによる前記記録へッド
    の回復処理を行う第2の回復処理手段と、前記記録へッ
    ドの状況に応じて、前記第1の回復処理手段の回復処理
    頻度を変更する頻度情報変更手段とを設けたことを特徴
    とするプリンタ。
  2. 【請求項2】 前記頻度情報変更手段は、前記記録へッ
    ドの状態が悪化した場合には、その悪化状態に応じて回
    復処理間隔が短くなるように変更する変更手段と、前記
    記録へッドの状態が回復した場合には、その回復状態に
    応じて回復処理間隔が長くなるように変更する変更手段
    とを設けたことを特徴とする請求項1に記載のプリン
    タ。
  3. 【請求項3】 前記プリンタ内の湿度を測定する湿度測
    定手段を設け、該湿度測定手段により測定された湿度状
    況に対応した前記記録へッドの状況に応じて、前記第1
    の回復処理手段の回復処理頻度を変更することを特徴と
    する請求項1に記載のプリンタ。
  4. 【請求項4】 前記プリンタ内に前記記録へッドの回復
    処理の頻度変更履歴を記憶する記憶手段を設け、同一特
    性の記録へッドに対して、記憶頻度変更処理を行う変更
    手段を設けたことを特徴とする請求項1、2又は3に記
    載のプリンタ。
  5. 【請求項5】 記録へッドの回復処理手段を備えたプリ
    ンタにおいて、定期的に前記記録へッドの回復処理を行
    う第1の回復処理手段と、ユーザによる前記記録へッド
    の回復処理を行う第2の回復処理手段と、前記記録へッ
    ドの状況に応じて、前記第1の回復処理手段の回復処理
    程度を変更する程度情報変更手段とを設けたことを特徴
    とするプリンタ。
  6. 【請求項6】 前記プリンタ内に前記記録へッドの回復
    処理の程度変更履歴を記憶する記憶手段を設け、同一特
    性の記録へッドに対して、記憶程度変更処理を行う変更
    手段を設けたことを特徴とする請求項5に記載のプリン
    タ。
  7. 【請求項7】 記録ヘッドの回復処理手段を備えたプリ
    ンタにおいて、定期的に前記記録へッドの回復処理を行
    う第1の回復処理手段と、ユーザによる前記記録へッド
    の回復処理を行う第2の回復処理手段と、前記記録へッ
    ドの状況に応じて、前記第1の回復処理手段の回復処理
    頻度を変更する頻度情報変更手段と、前記記録へッドの
    状況に応じて、前記第1の回復処理手段の回復処理程度
    を変更する程度情報変更手段とを設けたことを特徴とす
    るプリンタ。
  8. 【請求項8】 前記頻度情報変更手段は、前記記録へッ
    ドの状態が悪化した場合には、その悪化状態に応じて回
    復処理間隔が短くなるように変更する変更手段と、前記
    記録へッドの状態が回復した場合には、その回復状態に
    応じて回復処理間隔が長くなるように変更する変更手段
    とを設けたことを特徴とする請求項7に記載のプリン
    タ。
  9. 【請求項9】 前記プリンタ内の湿度を測定する湿度測
    定手段を設け、該湿度測定手段により測定された湿度状
    況に対応した前記記録へッドの状況に応じて、前記第1
    の回復処理手段の回復処理頻度を変更することを特徴と
    する請求項7に記載のプリンタ。
  10. 【請求項10】 前記プリンタ内に前記記録へッドの回
    復処理の頻度変更履歴、及び回復処理の程度変更履歴を
    記憶する記憶手段を設け、同一特性の記録へッドに対し
    て、記憶頻度程度変更処理を行う変更手段を設けたこと
    を特徴とする請求項7、8又9に記載のプリンタ。
  11. 【請求項11】 現在の印刷モードのチェックを行い、
    該印刷モードを記憶するモード記憶ステップと、記憶さ
    れた印刷モードを勘案し、記録へッドの回復指示に基づ
    いて回復頻度情報を変更する頻度情報変更ステップと、
    インク落ちがあった場合に回復程度情報を変更する程度
    情報変更ステップとを備えたことを特徴とするプリンタ
    ヘッドの回復処理方法。
  12. 【請求項12】 前記頻度情報変更ステップは、前記記
    録へッドの回復指示があったか、又はインク落ちがあっ
    た場合に、回復頻度情報の変更時間を設定する変更時間
    設定ステップと、該変更時間設定ステップにより設定さ
    れた回復頻度変更時間と現在の回復頻度時間との差に基
    づいて回復頻度間隔を変更する回復頻度間隔変更ステッ
    プとを備えたことを特徴とする請求項11に記載のプリ
    ンタヘッドの回復処理方法。
  13. 【請求項13】 現在の印刷モードのチェックを行い、
    該印刷モードを記憶するモード記憶ステップと、該モー
    ド記憶ステップで印刷モードを記憶した後に、現在のプ
    リンタ内の湿度を測定して、湿度情報を記憶する湿度記
    憶ステップと、前記記録へッドの回復指示があったか、
    又はインク落ちがあった場合に、現在のプリンタ内の湿
    度と同一の回復頻度情報を変更するステップと、前記モ
    ード記憶ステップで記憶した印刷モードに対応するとと
    もに、前記湿度記憶ステップで記憶した湿度に対応して
    回復頻度情報を変更するステップとを備えたことを特徴
    とするプリンタヘッドの回復処理方法。
  14. 【請求項14】 プリンタヘッドの回復処理方法をコン
    ピュータに実行させるためのプログラムを記録した記録
    媒体であって、 現在の印刷モードのチェックを行い、該印刷モードを記
    憶するモード記憶ステップと、記憶された印刷モードを
    勘案し、記録へッドの回復指示に基づいて回復頻度情報
    を変更する頻度情報変更ステップと、インク落ちがあっ
    た場合に回復程度情報を変更する程度情報変更ステップ
    とを有し、 前記頻度情報変更ステップは、前記記録へッドの回復指
    示があったか、又はインク落ちがあった場合に、回復頻
    度情報の変更時間を設定する変更時間設定ステップと、
    該変更時間設定ステップにより設定された回復頻度変更
    時間と現在の回復頻度時間との差に基づいて回復頻度間
    隔を変更する回復頻度間隔変更ステップとからなり、 前記各ステップを機能させることを特徴とするコンピュ
    ータ読取可能な記録媒体。
  15. 【請求項15】 プリンタヘッドの回復処理方法をコン
    ピュータに実行させるためのプログラムを記録した記録
    媒体であって、 現在の印刷モードのチェックを行い、該印刷モードを記
    憶するモード記憶ステップと、該モード記憶ステップで
    印刷モードを記憶した後に、現在のプリンタ内の湿度を
    測定して、湿度情報を記憶する湿度記憶ステップと、前
    記記録へッドの回復指示があったか、又はインク落ちが
    あった場合に、現在のプリンタ内の湿度と同一の回復頻
    度情報を変更するステップと、前記モード記憶ステップ
    で記憶した印刷モードに対応するとともに、前記湿度記
    憶ステップで記憶した湿度に対応して回復頻度情報を変
    更するステップを機能させることを特徴とするコンピュ
    ータ読取可能な記録媒体。
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