JP2001161649A - 脈波伝播速度情報測定装置および動脈分岐部検出装置 - Google Patents

脈波伝播速度情報測定装置および動脈分岐部検出装置

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JP2001161649A JP34837099A JP34837099A JP2001161649A JP 2001161649 A JP2001161649 A JP 2001161649A JP 34837099 A JP34837099 A JP 34837099A JP 34837099 A JP34837099 A JP 34837099A JP 2001161649 A JP2001161649 A JP 2001161649A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 正確な脈波伝播速度情報を測定できるように
する脈波伝播速度情報測定装置および動脈分岐部検出装
置を提供する。 【構成】 脈波検出位置決定手段66により、分岐部決
定手段64(分岐部検出装置)により決定された頸動脈
22の分岐点22D に基づいて動脈の脈波検出位置SP
が決定されると、圧脈波基準点決定手段68によりその
脈波検出位置SPから得られた圧脈波の基準点が決定さ
れ、脈波伝播速度情報算出手段70によりその圧脈波の
基準点から脈波伝播速度情報が算出される。従って、頸
動脈22自体の分岐部位に基づいて脈波検出位置SPが
決定され、その脈波検出位置SPから得られた圧脈波の
基準点に基づいて脈波伝播速度情報が算出されることか
ら、生体の姿勢変化によって動脈上の脈波検出位置が影
響されず一定の位置となるので、脈波伝播速度情報が正
確に算出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、皮膚下に存在する動脈
の分岐部を検出し、その分岐部に基づいて定められた一
定の脈波検出位置から脈波を検出することにより、正確
な脈波伝播速度情報を得るようにした動脈分岐部検出装
置および脈波伝播速度情報測定装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】生体の循環器情報の1つに、動脈内にお
いて予め定められた一定の伝播距離間を伝播する脈波の
伝播時間、或いはその脈波伝播時間および伝播距離から
算出される脈波伝播速度がある。それら脈波伝播速度情
報は、血圧値を反映するものであることから、その変化
により自動血圧測定を開始させたり、或いは1拍毎に血
圧値を推定したりするために用いられる。また、上記脈
波伝播速度情報は、血管の柔軟性を反映するものである
ことから、動脈硬化度や末梢抵抗の測定にも利用され
る。
【0003】ところで、上記脈波伝播速度情報、すなわ
ち脈波伝播時間或いは脈波伝播速度は、生体上の2部位
から心拍同期信号を検出し、一方の心拍同期信号が検出
された時間と、他方の心拍同期信号が検出された時間と
の時間差を測定することにより脈波伝播時間が求めら
れ、上記2部位間の距離を上記時間差で割ることにより
脈波伝播速度が求められる。ここで、上記生体上の2部
位に装着される2つのセンサのうちの少なくとも一方
は、動脈を押圧してそれから心拍に同期して発生する圧
脈波を検出する圧脈波センサが用いられる。この場合、
通常、皮膚下の動脈の所定部位を圧脈波センサで押圧す
ることにより得られた圧脈波の波形特徴点たとえば立上
がり点、最大傾斜点、最大値点、ノッチ発生点が、上記
脈波伝播速度情報の計測基準点の一方として用いられ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記圧
脈波センサで押圧される動脈上の圧脈波検出部位は再現
性が乏しく、伝播距離がばらつき易いために必ずしも十
分な精度が得られず、特に異なる時期に測定された脈波
伝播速度情報同士を比較して経時変化を測定することが
困難であった。
【0005】これに対し、動脈近傍の骨を基準とし、そ
れから一定の距離隔てた位置を測定点とすることが考え
られる。たとえば、肋骨の基部を基準点として生体毎に
その基準点から頸動脈上の測定点までの一定の距離を記
憶し、測定毎に上記基準点から一定の距離離隔した頸動
脈上の測定点で圧脈波検出を行うようにするのである。
しかしながら、生体は機械的に軟弱であって関節を固定
できず頭部や頸部を測定毎に一定の姿勢に再現できない
ため、必ずしも肋骨の基部から一定の距離にある頸動脈
上の測定点が、動脈上の位置において一定とはならない
という欠点があった。
【0006】本発明は以上の事情を背景として為された
ものであって、その目的とするところは、正確な脈波伝
播速度情報を測定できるようにする脈波伝播速度情報測
定装置および動脈分岐部検出装置を提供することにあ
る。
【0007】本発明者は、上記目的を達成するために種
々検討を重ねた結果、動脈自体に形成されている分岐部
或いはそれから一定の距離の部位を圧脈波の測定点とし
て用いると、生体の機械的な軟弱性や関節により測定毎
に一定の姿勢に再現できないことに起因する脈波伝播速
度情報のばらつきが解消されるという事実を見いだし
た。本発明はこのような知見に基づいて為されたもので
ある。
【0008】
【課題を解決するための第1の手段】すなわち、本発明
の要旨とするところは、皮膚下に存在し且つ分岐部を有
する動脈から得られた圧脈波の基準点を用いてその動脈
の脈波伝播速度情報を測定する脈波伝播速度情報測定装
置であって、(a) 前記動脈の分岐部を検出する分岐部検
出装置と、(b) その分岐部検出装置により決定された動
脈の分岐部に基づいて、その動脈の脈波検出位置を決定
する脈波検出位置決定手段と、(c) その脈波検出位置決
定手段により決定された前記動脈の脈波検出位置から得
られた脈波の基準点を決定する基準点決定手段と、(d)
その基準点決定手段により決定された脈波の基準点から
前記脈波伝播速度情報を算出する脈波伝播速度情報算出
手段とを、含むことにある。
【0009】
【第1発明の効果】このようにすれば、脈波検出位置決
定手段により、分岐部検出装置により決定された動脈の
分岐部に基づいて動脈の脈波検出位置が決定されると、
基準点決定手段によりその脈波検出位置から得られた脈
波の基準点が決定され、脈波伝播速度情報算出手段によ
りその脈波の基準点から脈波伝播速度情報が算出され
る。従って、動脈自体の分岐部位に基づいて脈波検出位
置が決定され、その脈波検出位置から得られた圧脈波の
基準点に基づいて脈波伝播速度情報が算出されることか
ら、生体の姿勢変化によって動脈上の脈波検出位置が影
響されず一定の位置となるので、脈波伝播速度情報が正
確に算出される利点がある。特に、心音波形或いは心電
誘導波形の基準点と頸動脈から得られた圧脈波の基準点
との間で脈波伝播速度情報を測定する場合のように、伝
播距離或いは伝播時間が短い測定条件下では、上記の効
果が顕著となる。
【0010】
【第1発明の他の態様】ここで、好適には、前記分岐部
検出装置は、一配列方向に沿って所定間隔で配置された
複数の圧力検出素子を有する圧脈波センサを用いて、皮
膚下に存在する動脈の分岐部を検出するものであって、
(e) 前記動脈を横断するように位置させられた前記圧脈
波センサの複数の圧力検出素子から前記動脈の長手方向
の所定範囲内において所定の間隔を隔てた複数の位置毎
に得られる脈波信号に基づいて、その各圧力検出素子の
配列方向とその脈波信号の振幅または最小圧力値との関
係を表す曲線である分布図をそれぞれ算出する分布図算
出手段と、(f) その分布図算出手段により前記複数の位
置毎にそれぞれ算出された分布図に基づいて前記動脈の
長手方向の所定範囲内に位置する分岐部を決定する分岐
部決定手段とを、含むものである。このようにすれば、
動脈を横断するように位置させられた各圧力検出素子の
配列方向とそれらから得られる圧脈波信号の振幅または
最小圧力値との関係を表す曲線である分布図が、動脈の
分岐部を含む長手方向の所定範囲内において所定の間隔
を隔てた複数の位置毎に求められ、その複数の位置毎に
それぞれ算出された分布図に基づいて動脈の分岐部が決
定されるので、その動脈の分岐部に関連した一定の動脈
の分岐部が正確に決定され、一層脈波伝播速度情報が正
確に算出される。
【0011】また、好適には、前記分岐部決定手段は、
前記動脈の長手方向において、複数の位置毎に算出され
た分布図のうち1つのピークを有する分布図から2つの
ピークを有する分布図へ変化する区間に基づいて上記動
脈の分岐部を決定するものである。このようにすれば、
1つのピークを有する分布図から2つのピークを有する
分布図へ変化する区間に基づいて、さらに好適には、そ
の区間内で動脈の分岐部が決定されるので、動脈の分岐
部が正確に決定され、一層脈波伝播速度情報が正確に算
出される。
【0012】また、好適には、前記脈波検出位置決定手
段は、前記動脈の分岐部から予め設定された一定の距離
だけ下流側へ離隔した位置を脈波検出位置として決定す
るものである。このようにすれば、分岐部に発生し易い
乱流の影響のない圧脈波の形状が得られて圧脈波の基準
点が正確に決定されるとともに、圧脈波伝播距離が長く
なるので、時間差から算出される脈波伝播速度の精度が
一層高められる。
【0013】また、好適には、前記動脈は頸動脈であ
り、前記脈波伝播速度情報算出手段は、心電波形の基準
点または心音波形の基準点からその頸動脈の脈波検出位
置から得られた圧脈波の基準点までの時間差に基づいて
脈波伝播速度情報を算出するものである。このようにす
れば、大動脈内の圧波形と殆ど同様の圧波形が頸動脈か
ら得られるとともに、頸動脈の分岐部に基づいて決定さ
れた脈波検出位置から得られた圧脈波の基準点を用いて
時間差が求められるので、心臓からの距離が比較的短い
頸動脈を利用した場合でも脈波伝播速度情報が正確に得
られる。
【0014】また、好適には、前記圧脈波センサは、所
定間隔を隔て且つ互いに平行な複数本の配列線に沿って
所定間隔で設けられることにより全体としてマトリック
ス状に配置された複数の圧力検出素子を有するものであ
る。このようにすれば、動脈を横断する一方向に配列さ
れた圧力検出素子だけを有する圧脈波センサを用いる場
合に比較して、その圧脈波センサを動脈に沿った方向へ
移動させるための駆動機構が不要となる利点がある。
【0015】
【課題を解決するための第2の手段】また、前記課題を
解決するための第2発明の要旨とするところは、一配列
方向に沿い且つ動脈の径寸法よりも長い寸法範囲にわた
って所定間隔で配置された複数の圧力検出素子を有する
圧脈波センサを用いて、皮膚下に存在する動脈の分岐部
を検出するための動脈分岐部検出装置であって、(a) 前
記動脈を横断するように位置させられた前記圧脈波セン
サの複数の圧力検出素子から前記動脈の長手方向の所定
範囲内において所定の間隔を隔てた複数の位置毎に得ら
れる脈波信号に基づいて、その各圧力検出素子の配列方
向とその脈波信号の振幅または最小圧力値との関係を表
す曲線である分布図をそれぞれ算出する分布図算出手段
と、(b)その分布図算出手段により前記複数の位置毎に
それぞれ算出された分布図に基づいて前記動脈の長手方
向の所定範囲内に位置する分岐部を決定する分岐部決定
手段とを、含むことにある。
【0016】
【第2発明の効果】このようにすれば、動脈を横断する
ように位置させられた各圧力検出素子の配列方向とその
各圧力検出素子から出力された脈波信号の振幅または最
小圧力値との関係を表す曲線である分布図が、動脈の分
岐部を含む長手方向の所定範囲内において所定の間隔を
隔てた複数の位置毎に求められ、その複数の位置毎にそ
れぞれ算出された分布図に基づいて動脈の長手方向の所
定範囲内に位置する分岐部が決定されるので、動脈の分
岐部が正確に決定される。また、その動脈の分岐部に基
づいてその分岐部に関連した一定の動脈の脈波検出位置
が決定されることにより、脈波伝播速度情報が正確に算
出される。
【0017】
【第2発明の他の態様】ここで、好適には、前記分岐部
決定手段は、前記動脈の長手方向において、複数の位置
毎に算出された分布図が1つのピークを有する分布図か
ら2つのピークを有する分布図へ変化する区間に基づい
て分岐部を決定するものである。このようにすれば、1
つのピークを有する分布図から2つのピークを有する分
布図へ変化する区間に基づいて、たとえばその区間内で
動脈の分岐部が決定されるので、動脈の分岐部が正確に
決定されるとともに、その動脈の分岐部に基づいてその
分岐部に関連した一定の動脈の脈波検出位置が決定され
ることにより、脈波伝播速度情報が一層正確に算出され
る。
【0018】
【発明の好適な実施の形態】以下、本発明の一実施例を
図面に基づいて詳細に説明する。
【0019】図1は、本発明の一実施例の動脈分岐部検
出装置を含む脈波伝播速度情報測定装置12の構成を説
明するブロック図である。図において、心音マイク14
は、たとえば特開平10−309272号公報に記載さ
れたものと同様に構成されており、生体の胸部上に載置
或いは装着されて心臓から発生する心音を検出し、その
心音を表す心音信号SHを出力するものである。この心
音信号SHはA/D変換器16を介して演算制御装置1
8へ供給される。上記心音信号SHが表す心音は、生体
の心拍に同期して発生する心拍同期信号であることか
ら、本実施例では、心音信号SHを出力する心音マイク
14が心拍同期波センサとして機能している。
【0020】頸動脈波検出装置20は、頸動脈22内の
圧力変化に対応する頸動脈波を検出する圧脈波検出セン
サであって、たとえば図2に詳しく示すように、生体の
頸部24に装着バンド26を用いて頸動脈22上に装着
される。この頸動脈22は、総頸動脈22A とそれから
分岐する1対の内頸動脈22B および外頸動脈22C
から成り、総頸動脈22A から1対の内頸動脈22B
よび外頸動脈22C が分岐する分岐部すなわち分岐点2
D 上に押圧面34が押圧されるように、頸動脈波検出
装置20が装着される。
【0021】上記頸動脈波検出装置20は、一端に開口
28を備えて長方形容器状を成しその開口28が体表面
に対向する状態で装着バンド26によって頸部24に装
着されるセンサハウジング30と、このセンサハウジン
グ30内に収容され、多数の感圧素子すなわち圧力検出
素子Exyが一面に配列された押圧面34を有する圧脈波
センサ36と、その圧脈波センサ36をセンサハウジン
グ30内において開口28から突き出す方向に移動可能
に支持し、且つそのセンサハウジング30内において圧
脈波センサ36の裏面に位置する気密な圧力室38を形
成する膜状弾性体製のダイヤフラム40とを備えてい
る。
【0022】上記圧脈波センサ36の押圧面34には、
たとえば図3に示すように多数の圧力検出素子(感圧素
子)Exy(x=1〜m、y=1〜n)がマトリックス状
に配置されている。すなわち、圧力検出素子Exyは、頸
動脈22の長手方向であるy方向において一定の間隔d
y を隔てた状態で、そのy方向に直交する方向すなわち
押圧時において頸動脈22を略直交して横断するx方向
において互いに平行な複数本の配列線LY1乃至LYnに沿
って一定の間隔dx で設けられることにより全体として
マトリックス状に配置されている。本実施例では、上記
間隔dx すなわち圧力検出素子Exyの配列間隔はたとえ
ば0.6mm程度とされるとともに、通常8mmφの頸動
脈22の径(幅)寸法よりも大きい範囲内でx方向にお
いて圧力が検出されるようにたとえば15個或いはそれ
以上の個数の圧力検出素子Exyが配列される。
【0023】上記圧脈波センサ36の押圧面34はたと
えば半導体基板から構成されており、上記圧力検出素子
xyは、その半導体基板が局部的に薄くされたダイヤフ
ラム部においてホトリソグラフィ技術を利用して形成さ
れた4つの歪み抵抗素子から構成されるブリッジにより
それぞれ構成され、そのダイヤフラム部の歪みすなわち
そのダイヤフラム部に加えられた局部的圧力に対応した
大きさの圧力信号すなわち脈波信号SMを後述の図6に
示すようにそれぞれ出力するものである。すなわち、押
圧面34が受けた局部的な圧力は圧力検出素子Exyによ
り検出され、検出された圧力を表す圧力信号すなわち脈
波信号SMはマルチプレクサ42およびA/D変換器4
4を介して演算制御装置18へ供給される。
【0024】前記センサハウジング30内の圧力室38
には、空気ポンプ46から供給される圧縮空気を元圧と
してその圧力室38内の圧力を演算制御装置18からの
信号に従って調圧することにより、前記圧脈波センサ3
6の体表面或いは頸動脈22に対する押圧力を調節する
調圧弁48が設けられている。
【0025】演算制御装置18はCPU、ROM、RA
M、インターフェースなどを含む所謂マイクロコンピュ
ータであって、CPUはRAMの一時記憶機能を利用し
つつ、予めROMに記憶されたプログラムに従って入力
信号を処理することにより、頸動脈22の分岐部を決定
するとともに、その分岐部から所定距離離れた下流側位
置を脈波検出位置SPとして決定し、心音マイク14に
より検出された心音信号SHの第2音を基準点として決
定し、上記脈波検出位置SPに位置する圧力検出素子E
xyから得られた脈波信号SMの基準点を決定し、心音の
基準点とその圧脈波信号の基準点との間の時間差を脈波
伝播時間DTとして算出し、その脈波伝播時間DTから
脈波伝播速度PWV(=L/DT)を算出し、予め求め
られた関係(ESYS=α・PWV+β)から推定血圧
値を算出し、それら算出結果を表示器50に表示させ
る。
【0026】図4は、上記脈波伝播速度情報測定装置1
2における演算制御装置18の制御機能の要部を説明す
る機能ブロック線図である。図4において、心音基準点
決定手段58は、心音マイク14から出力された心音信
号SHのうち、たとえば大動脈弁の閉鎖音であるII音の
発生時刻を判定し、そのII音の発生時刻を心音基準点と
して決定する。
【0027】最適押圧力制御手段60は、たとえば、図
5に示すように、脈圧PM のx方向すなわち頸動脈22
を略直交して横断する圧力検出素子Exyの配列方向にお
ける分布図(脈圧トノグラム)において押圧面34に配
列された複数の圧力検出素子Exyのうちの最大の脈圧P
M を検出するものの位置が押圧面34の幅方向すなわち
配列線LY 方向の略中央に位置し、且つその脈圧PM
予め設定された判断基準値PX を越えるか、或いは脈波
の最小点aの分布図(最小圧トノグラム)において上記
押圧面34の幅方向の中央部が略平坦な領域を形成する
ように、調圧弁48により圧力室38内の圧力を調圧し
て圧脈波センサ36を最適押圧力とし、その最適押圧力
を保持する。なお、上記脈圧PM とは、図6の脈波形状
に示すように、一拍毎の圧脈波のピークbにおける最大
圧力値と立ち上がり点a(または最小点)における最小
圧力値との差すなわち振幅である。
【0028】分布図算出手段62は、上記最適押圧力で
押圧された圧脈波センサ36の各圧力検出素子Exyから
出力される脈波信号SMから、各配列線LY1乃至LYn
の脈圧PM の分布図(脈圧トノグラム)をたとえば図7
に示すようにそれぞれ算出する。すなわち、各圧力検出
素子Exyから出力される脈波信号SMの脈圧PM を算出
し、各配列線LY1乃至LYn毎にその配列線に沿ってその
脈圧PM の大きさを結ぶ曲線をたとえば直線補間法或い
は曲線補間法を用いて算出するのである。
【0029】分岐部決定手段64は、頸動脈22の長手
方向において、各配列線LY1乃至L Yn毎の複数の位置毎
に算出された分布図のうち1つのピークを有する分布図
から2つのピークを有する分布図へ変化する区間に基づ
いてたとえば図7ではLY5列の分布図とLY3列の分布図
との間で1つのピークを有する分布図から2つのピーク
を有する分布図へ変化しているので、LY5列とLY3列と
の間の区間内から頸動脈22の分岐部を決定する。たと
えば、分岐部決定手段64は、上記各配列線L Y1乃至L
Yn毎の脈圧PM の分布図の曲線を頸動脈22の長手方向
に順番に配列したときにその曲線の最大値およびそれら
最大値を結ぶ線を図7の1点鎖線に示すようにたとえば
直線補間法或いは曲線補間法を用いて抽出し、各配列線
Y1乃至LYnの範囲内において1点鎖線がY字状を示す
ときはその分岐部分を頸動脈22の分岐点22D として
決定する。圧力検出素子Exyにより検出される圧脈波は
頸動脈22から離れるほど減衰して振幅が小さくなるこ
とから、上記脈圧PM の分布図において脈圧PM が最大
となる位置は頸動脈22の中心線に対応しているので、
図7の1点鎖線がY字状を示すときには、その1点鎖線
の分岐部が頸動脈22の分岐点22D の位置に対応し、
その分岐点22D から上流側が総頸動脈22 A の位置に
対応し、その分岐点22D から下流側が1対の内頸動脈
22B および外頸動脈22C の位置に対応していると考
えられるのである。本実施例では、頸動脈波検出装置2
0、演算制御装置18のうち上記分布図算出手段62お
よび分岐部決定手段64を備えた部分などが、動脈分岐
部検出装置に対応している。
【0030】脈波検出位置決定手段66は、脈波伝播時
間DTを測定するための圧脈波を検出する頸動脈22上
の位置を、上記分岐部決定手段64により決定された分
岐点22D に基づいて決定する。たとえば、脈波検出位
置決定手段66は、上記頸動脈22の分岐点22D から
予め設定された一定の距離Dだけ下流側へ離隔した内頸
動脈22B または外頸動脈22C 上の位置を脈波検出位
置SPとして決定する。この一定の距離Dは、頸動脈2
2内の分岐点22D に発生し易い乱流の影響が十分に低
下する値に予め実験的に求められたものである。図7の
脈波検出位置SPは、内頸動脈22B 上の位置に定めら
れた例を示している。
【0031】圧脈波基準点決定手段68は、押圧面34
に配置された複数の圧力検出素子E xyのうち上記脈波検
出位置決定手段66により決定された脈波検出位置SP
に最も近い圧力検出素子たとえば図7の例では圧力検出
素子E53を選択し、その圧力検出素子E53から出力され
た脈波信号SMの基準点としてたとえば図6に示すよう
に大動脈弁の閉鎖に対応するノッチNを検出し、そのノ
ッチNの発生時刻を圧脈波基準点とする。
【0032】脈波伝播速度情報算出手段70は、前記心
音基準点と上記圧脈波基準点との間の時間差をたとえば
一拍毎に逐次算出し、その時間差を脈波伝播時間DTと
する脈波伝播時間算出手段72と、その脈波伝播時間D
Tと予め設定された伝播距離Lとから脈波伝播速度PW
V(=L/DT)をたとえば一拍毎に逐次算出する脈波
伝播速度算出手段74とを備えている。血圧推定手段7
6は、予め求められた関係(ESYS=α・PWV+β
或いはESYS=α・L/DT+β)から実際の脈波伝
播時間DT或いは脈波伝播速度PWVに基づいて推定血
圧値ESYSをたとえば一拍毎に逐次算出する。表示制
御手段78は、上記脈波伝播時間算出手段72により算
出された脈波伝播時間DT、脈波伝播速度算出手段74
により算出された脈波伝播速度PWV、血圧推定手段7
6により推定された推定血圧値ESYSを、デジタル
値、アナログ値、或いはトレンドグラフの形態で表示器
50に逐次表示させる。
【0033】図8は、前記脈波伝播速度情報測定装置1
2における演算制御装置18の制御差動の要部を説明す
るフローチャートである。このフローチャートは図示し
ない操作釦により脈波伝播速度情報の測定開始操作が行
われたことに応答して実行される。図8のステップ(以
下、ステップを省略する)SA1では、調圧弁48が作
動させられて圧力室38内の圧力が高められることによ
り、当初は押圧力が付与されていない圧脈波センサ36
の押圧力が所定値だけ増加側に変更される。次いで、S
A2では、圧脈波センサ36の押圧力が最適押圧力とな
ったか否かが、たとえば図5に示すような脈圧トノグラ
ムに基づいて判断される。当初はこのSA2の判断が否
定されるので、SA1以下が繰り返し実行されることに
より圧脈波センサ36の押圧力が高められる。この圧脈
波センサ36の押圧力が最適押圧力に到達すると、SA
2の判断が肯定され、圧脈波センサ36の押圧力が最適
押圧力に維持された状態でSA3以下が実行される。上
記SA1およびSA2は、前記最適押圧力制御手段60
に対応している。
【0034】前記分布図算出手段62に対応するSA3
では、最適押圧力で押圧された圧脈波センサ36の各圧
力検出素子Exyからそれぞれ出力される脈波信号SMに
基づいて、各配列線LY1乃至LYn毎の脈圧PM の分布図
(脈圧トノグラム)がたとえば図7に示すようにそれぞ
れ算出される。次いで、前記分岐部決定手段64に対応
するSA4では、上記各配列線LY1乃至LYn毎の脈圧P
M の分布図の曲線を頸動脈22の長手方向に順番に配列
したときにその曲線の最大値およびそれら最大値を結ぶ
線が、図7の1点鎖線に示すようにたとえば直線補間法
或いは曲線補間法を用いて抽出され、各配列線LY1乃至
Ynの範囲内において1点鎖線がY字状を示すときはそ
の分岐部分が頸動脈22の分岐点22D として決定され
る。
【0035】前記脈波検出位置決定手段66に対応する
SA5では、上記頸動脈22の分岐点22D から予め設
定された一定の距離Dだけ下流側へ離隔した内頸動脈2
Bまたは外頸動脈22C 上の位置が脈波検出位置SP
として決定される。
【0036】続くSA6では1拍に対応する心音信号S
Hおよび圧脈波信号が読み込まれる。次いで、前記心音
基準点決定手段58および圧脈波基準点決定手段68に
対応するSA7では、心音マイク14から出力された心
音信号SHのうち大動脈弁の閉鎖音であるII音の発生時
刻が心音基準点として決定され、圧力検出素子E53から
出力された脈波信号SMの基準点として大動脈弁の閉鎖
に対応するノッチNが圧脈波基準点として決定される。
【0037】次に、前記脈波伝播速度情報算出手段70
に対応するSA8では、前記心音基準点と上記圧脈波基
準点との間の時間差が一拍毎に逐次算出され、その時間
差が脈波伝播時間DTとして決定されるとともに、その
脈波伝播時間DTと予め設定された伝播距離Lとから脈
波伝播速度PWV(=L/DT)が一拍毎に逐次算出さ
れる。続いて、前記血圧推定手段76に対応するSA9
では、予め求められた関係(ESYS=α・PWV+β
或いはESYS=α・L/DT+β)から上記実際の脈
波伝播時間DT或いは脈波伝播速度PWVに基づいて推
定血圧値ESYSが一拍毎に逐次算出される。さらに、
前記表示制御手段78に対応するSA10では、上記S
A8により算出された脈波伝播時間DTおよび脈波伝播
速度PWV、上記SA9において算出された推定血圧値
ESYSが、デジタル値、アナログ値、或いはトレンド
グラフの形態で表示器50に逐次表示される。
【0038】そして、SA11では、脈波伝播速度情報
の測定を停止させる操作が図示しない操作釦により行わ
れたか否かが判断される。このSA11の判断が否定さ
れる場合は、前記SA6以下が繰り返し実行され、頸動
脈22の分岐点22D の検出、その分岐点22D に基づ
いて決定された脈波検出位置SPの決定、脈波検出位置
SPから得られた圧脈波を用いた脈波伝播時間DT、脈
波伝播速度PWV、および推定血圧値ESYSの算出が
1拍毎に実行される。しかし、SA11の判断が肯定さ
れる場合は、図示しないステップにおいて押圧力の解除
などが行われた後に本測定ルーチンが終了させられる。
【0039】上述のように、本実施例によれば、脈波検
出位置決定手段66(SA5)により、分岐部検出装置
を構成する分岐部決定手段64(SA4)により決定さ
れた頸動脈22の分岐点22D に基づいて動脈の脈波検
出位置SPが決定されると、圧脈波基準点決定手段68
(SA7)によりその脈波検出位置SPから得られた圧
脈波の基準点が決定され、脈波伝播速度情報算出手段7
0(SA8)によりその圧脈波の基準点から脈波伝播速
度情報が算出される。従って、頸動脈22自体の分岐部
位に基づいて脈波検出位置SPが決定され、その脈波検
出位置SPから得られた圧脈波の基準点に基づいて脈波
伝播速度情報が算出されることから、生体の姿勢変化に
よって動脈上の脈波検出位置が影響されず一定の位置と
なるので、脈波伝播速度情報が正確に算出される利点が
ある。特に、心音波形の基準点と頸動脈22から得られ
た圧脈波の基準点との間で脈波伝播速度情報を測定する
場合は伝播距離或いは伝播時間が短いので、上記の効果
が顕著となる。
【0040】また、本実施例によれば、前記分岐部検出
装置は、少なくとも一配列方向に沿って所定間隔で配置
された複数の圧力検出素子Exyを有する圧脈波センサ3
6を用いて、皮膚下に存在する頸動脈22の分岐部すな
わち分岐点22D を検出するものであって、頸動脈22
を横断するように位置させられた圧脈波センサ36の複
数の圧力検出素子Exyから頸動脈22の長手方向の所定
範囲内において所定の間隔を隔てた複数の位置毎に得ら
れる脈波信号に基づいて、その各圧力検出素子Exyの配
列方向とその脈波信号の振幅との関係を表す曲線である
分布図をそれぞれ算出する分布図算出手段62(SA
3)と、その分布図算出手段62により上記複数の位置
毎にそれぞれ算出された分布図に基づいて頸動脈22の
長手方向の所定範囲内に位置する分岐部すなわち分岐点
22D を決定する分岐部決定手段64(SA4)とを、
含むものであることから、動脈を横断するように位置さ
せられた各圧力検出素子Exyの配列方向とそれから得ら
れる圧脈波信号の振幅との関係を表す曲線である分布図
が動脈の分岐部を含む長手方向の所定範囲内において所
定の間隔を隔てた複数の位置毎に求められ、その複数の
位置毎にそれぞれ算出された分布図に基づいて頸動脈2
2の分岐部が決定されるので、その頸動脈22の分岐部
に関連した一定の動脈の分岐部が正確に決定され、一層
脈波伝播速度情報が正確に算出される。
【0041】また、本実施例によれば、上記分岐部決定
手段64(SA4)は、頸動脈22の長手方向におい
て、複数の位置毎に算出された分布図のうち1つのピー
クを有する分布図から2つのピークを有する分布図へ変
化する区間に基づいて上記頸動脈22の分岐部を決定す
るものであることから、1つのピークを有する分布図か
ら2つのピークを有する分布図へ変化する区間内で頸動
脈22の分岐部が正確に決定され、一層脈波伝播速度情
報が正確に算出される。
【0042】また、本実施例によれば、脈波検出位置決
定手段66(SA5)は、頸動脈22の分岐点22D
ら予め設定された一定の距離だけ下流側へ離隔した位置
を脈波検出位置SPとして決定するものであることか
ら、分岐部に発生し易い乱流の影響のない圧脈波の形状
が得られて圧脈波の基準点が正確に決定されるととも
に、圧脈波伝播距離が長くなるので、時間差DTやそれ
から算出される脈波伝播速度の精度が一層高められる。
【0043】また、本実施例によれば、脈波伝播速度情
報算出手段70(SA8)は、心音波形の基準点からそ
の頸動脈22の脈波検出位置SPから得られた圧脈波の
基準点までの時間差DTに基づいて脈波伝播速度情報を
算出するものであることから、大動脈内の圧波形と殆ど
同様の圧波形が得られるとともに、頸動脈22の分岐部
に基づいて決定された脈波検出位置SPから得られた圧
脈波の基準点を用いて時間差DTが求められるので、心
臓からの距離が比較的短い頸動脈22を利用した場合で
も脈波伝播速度情報が正確に得られる。
【0044】また、本実施例によれば、圧脈波センサ3
6は、所定間隔を隔て且つ互いに平行な複数本の配列線
に沿って所定間隔で設けられることにより全体としてマ
トリックス状に押圧面34に配置された複数の圧力検出
素子Exyを有するものであるので頸動脈22を横断する
一方向に配列された圧力検出素子だけを有する圧脈波セ
ンサを用いる場合に比較して、その圧脈波センサを動脈
に沿った方向へ移動させるための駆動機構が不要となる
利点がある。
【0045】以上、本発明の一実施例を図面に基づいて
説明したが、本発明はその他の態様においても適用され
る。
【0046】たとえば、前述の実施例において、脈波伝
播速度情報測定装置12の分岐部決定手段64は頸動脈
22の分岐部を検出するものであったが、たとえば足背
動脈などの他の動脈の分岐部を検出するものであっても
よい。
【0047】また、前述の実施例において、動脈分岐部
検出装置は、生体の頸動脈22上を押圧したときに得ら
れる圧脈波振幅の圧分布図に基づいてその頸動脈22の
分岐部を検出するものであったが、超音波図、MRI図
などを用いて非接触で頸動脈22の分岐部を検出するも
のであってもよい。
【0048】また、前述の実施例の頸動脈波検出装置2
0において、圧力センサ36はその押圧面34において
マトリックス状に配列された圧力検出素子Exyを備えた
ものであったが、頸動脈22を横断する1つの配列線に
沿って所定間隔で1列に配値された圧力検出素子Ex
備えたものであってもよい。このような圧力センサは、
頸動脈22の長手方向であってその分岐部を含む所定範
囲において、電動モータで駆動されることにより或いは
手動により移動させられる。
【0049】また、前述の実施例の頸動脈波検出装置2
0において、圧力センサ36を押圧するための圧力室3
8、ダイヤフラム40、調圧弁48、空気ポンプ46が
設けられていたが、それらに換えて、圧力センサ36を
押圧するためのスプリングが設けられたものであっても
よい。この場合は、最適押圧力制御手段60は不要とな
る。
【0050】また、前述の実施例の脈波伝播速度情報測
定装置12では、心音信号SHの基準点と頸動脈22上
の脈波検出位置SPから得られる圧脈波の基準点との間
の時間差DTから脈波伝播速度情報が得られていたが、
たとえば心電図すなわちECGのR波と上記頸動脈22
上の脈波検出位置SPから得られる圧脈波の基準点との
間の時間差DTが用いられてもよい。また、圧脈波の基
準点は必ずしもノッチNでなくてもよく、立上がり点、
最大傾斜点、最大点などが用いられ得る。また、上記頸
動脈22上の脈波検出位置SPから得られる圧脈波の基
準点とそれより遅れて発生する基準点たとえば撓骨動脈
を押圧する圧脈波センサから得られる圧脈波の基準点、
上腕や下肢に巻回されたカフから得られる容積脈波の基
準点、或いは指先などに装着される光電脈波センサから
得られる光電脈波の基準点との間で時間差DTが測定さ
れてもよい。
【0051】また、前述の実施例の脈波伝播速度情報測
定装置12において、脈波検出位置決定手段66は、頸
動脈22の分岐点22D から所定距離Dだけ下流側の位
置を脈波検出位置SPとして決定したが、その分岐点2
D から所定距離上流側の位置が脈波検出位置SPとし
て決定されてもよい。分岐点22D から得られる圧脈波
は他の部分よりも比較的大きいので、強い脈波信号SM
を得ることが優先される場合には上記分岐点22D その
ものが脈波検出位置SPとして決定されてもよい。
【0052】また、前述の実施例の脈波伝播速度情報測
定装置12では、1拍毎にSA6以下が実行されて脈波
伝播速度情報が算出されていたが、数拍毎などの所定の
周期で算出されるようにしてもよい。
【0053】また、前述の実施例の分布図算出手段62
では、押圧状態の圧脈波センサ36の各圧力検出素子E
xyからそれぞれ出力される脈波信号SMに基づいて、各
配列線LY1乃至LYn毎の脈圧PM の頸動脈22の横断方
向における分布図すなわち脈圧トノグラムがそれぞれ算
出されていたが、その脈圧トノグラムに換えて、各配列
線LY1乃至LYn毎の圧脈波の最小圧力値の頸動脈22の
横断方向における分布図すなわち最小圧力値トノグラム
が用いられてもよい。
【0054】その他、一々列挙はしないが、本発明はそ
の趣旨を逸脱しない範囲において種々変更が加えられ得
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である脈波伝播速度情報測定
装置の構成を説明するブロック図である。
【図2】図1の脈波検出装置が生体の頸部に装着された
状態を示す図である。
【図3】図1の脈波検出装置の圧脈波センサの押圧面に
設けられた複数の圧力検出素子の配置状態を説明する図
である。
【図4】図1の脈波伝播速度情報測定装置に設けられた
演算制御装置の制御機能の要部を説明する機能ブロック
線図である。
【図5】図1の圧脈波センサの複数の圧力検出素子から
得られた圧脈波信号から算出された脈圧の頸動脈横断方
向における分布図すなわち脈圧トノグラムを示す図であ
る。
【図6】図1の圧脈波センサの複数の圧力検出素子から
得られた圧脈波信号の一例を示す図である。
【図7】図4の分布図算出手段62により算出された、
頸動脈の分岐部を含む頸動脈長手方向の所定範囲におけ
る脈圧トノグラムを示す図である。
【図8】図1の脈波伝播速度情報測定装置に設けられた
演算制御装置の制御作動の要部を説明するフローチャー
トである。
【符号の説明】
12:脈波伝播速度情報測定装置 22:頸動脈 34:押圧面 36:圧脈波センサ 62:分布図算出手段 64:分岐部決定手段 66:脈波検出位置決定手段 68:圧脈波基準点決定手段(基準点決定手段) 70:脈波伝播速度情報算出手段 SP:脈波検出位置 Exy:圧力検出素子
フロントページの続き (72)発明者 本田 孝 愛知県小牧市林2007番1 日本コーリン株 式会社内 (72)発明者 成松 清幸 愛知県小牧市林2007番1 日本コーリン株 式会社内 Fターム(参考) 4C017 AA08 AA10 AA19 AB10 AC03 AC16 BC11 BD01 CC01

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 皮膚下に存在し且つ分岐部を有する動脈
    から得られた圧脈波の基準点を用いて該動脈の脈波伝播
    速度情報を測定する脈波伝播速度情報測定装置であっ
    て、 前記動脈の分岐部を検出する分岐部検出装置と、 該分岐部検出装置により決定された動脈の分岐部に基づ
    いて、該動脈の脈波検出位置を決定する脈波検出位置決
    定手段と、 該脈波検出位置決定手段により決定された前記動脈の脈
    波検出位置から得られた脈波の基準点を決定する基準点
    決定手段と、 該基準点決定手段により決定された脈波の基準点から前
    記脈波伝播速度情報を算出する脈波伝播速度情報算出手
    段とを、含むことを特徴とする脈波伝播速度情報測定装
    置。
  2. 【請求項2】 前記分岐部検出装置は、一配列方向に沿
    い且つ動脈の径寸法よりも長い寸法範囲にわたって所定
    間隔で配置された複数の圧力検出素子を有する圧脈波セ
    ンサを用いて、皮膚下に存在する動脈の分岐部を検出す
    るものであって、 前記動脈を横断するように位置させられた前記圧脈波セ
    ンサの複数の圧力検出素子から前記動脈の長手方向の所
    定範囲内において所定の間隔を隔てた複数の位置毎に得
    られる脈波信号に基づいて、該各圧力検出素子の配列方
    向と該脈波信号の振幅または最小圧力値との関係を表す
    曲線である分布図をそれぞれ算出する分布図算出手段
    と、 該分布図算出手段により前記複数の位置毎にそれぞれ算
    出された分布図に基づいて前記動脈の長手方向の所定範
    囲内に位置する分岐部を決定する分岐部決定手段とを、
    含むものである請求項1の脈波伝播速度情報測定装置。
  3. 【請求項3】 前記分岐部決定手段は、前記動脈の長手
    方向において、複数の位置毎に算出された分布図のうち
    1つのピークを有する分布図から2つのピークを有する
    分布図へ変化する区間に基づいて該動脈の分岐部を決定
    するものである請求項2の脈波伝播速度情報測定装置。
  4. 【請求項4】 前記脈波検出位置決定手段は、前記動脈
    の分岐部から予め設定された一定の距離だけ下流側へ離
    隔した位置を脈波検出位置として決定するものである請
    求項1乃至3の何れかの脈波伝播速度情報測定装置。
  5. 【請求項5】 前記動脈は頸動脈であり、前記脈波伝播
    速度情報算出手段は、心電波形の基準点または心音波形
    の基準点から該頸動脈の脈波検出位置から得られた圧脈
    波の基準点までの時間差に基づいて脈波伝播速度情報を
    算出するものである請求項1乃至4のいずれかの脈波伝
    播速度情報測定装置。
  6. 【請求項6】 前記圧脈波センサは、所定間隔を隔てた
    状態で互いに平行な複数本の配列線に沿って所定間隔で
    設けられることにより全体としてマトリックス状に配置
    された複数の圧力検出素子を有するものである請求項2
    の脈波伝播速度情報測定装置。
  7. 【請求項7】 一配列方向に沿い且つ動脈の径寸法より
    も長い寸法範囲にわたって所定間隔で配置された複数の
    圧力検出素子を有する圧脈波センサを用いて、皮膚下に
    存在する前記動脈の分岐部を検出するための動脈分岐部
    検出装置であって、 前記動脈を横断するように位置させられた前記圧脈波セ
    ンサの複数の圧力検出素子から前記動脈の長手方向の所
    定範囲内において所定の間隔を隔てた複数の位置毎に得
    られる脈波信号に基づいて、該各圧力検出素子の配列方
    向と該脈波信号の振幅または最小圧力値との関係を表す
    曲線である分布図をそれぞれ算出する分布図算出手段
    と、 該分布図算出手段により前記複数の位置毎にそれぞれ算
    出された分布図に基づいて前記動脈の長手方向の所定範
    囲内に位置する分岐部を決定する分岐部決定手段とを、
    含むことを特徴とする動脈分岐部検出装置。
  8. 【請求項8】 前記分岐部決定手段は、前記動脈の長手
    方向において、複数の位置毎に算出された分布図が1つ
    のピークを有する分布図から2つのピークを有する分布
    図へ変化する区間に基づいて分岐部を決定するものであ
    る請求項7の動脈分岐部検出装置。
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