JP2001161564A - 電磁誘導加熱式蒸し器 - Google Patents

電磁誘導加熱式蒸し器

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JP2001161564A
JP2001161564A JP37277599A JP37277599A JP2001161564A JP 2001161564 A JP2001161564 A JP 2001161564A JP 37277599 A JP37277599 A JP 37277599A JP 37277599 A JP37277599 A JP 37277599A JP 2001161564 A JP2001161564 A JP 2001161564A
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induction heating
electromagnetic induction
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water supply
temperature
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JP37277599A
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Kaoru Suzuki
薫 鈴木
Naoto Otani
直人 大谷
Rumiko Yanagisawa
留美子 柳澤
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Chubu Corp
Original Assignee
Chubu Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 効率的に蒸すとともにショーケース内の温度
及び湿度を最適に維持できる蒸し器を提供する。 【解決手段】 電磁誘導加熱式蒸し器1は、電磁誘導加
熱装置Hにより加熱された蒸発皿53に、給水ポンプ2
8で汲み上げた給水タンク23の水を給水管45から供
給して瞬間的に蒸気を発生させて、筐体2の上面板47
に形成した蒸気噴出孔48からショーケース3内へ噴出
させるもので、急速に加熱でき効率的に蒸すことができ
る。また、温度センサTと湿度センサSの検出信号がフ
ィードバックされる制御ユニットCによる電磁誘導加熱
装置Hと給水ポンプ28に対する加熱及び加湿制御を、
加熱制御時間と加湿制御時間の比を可変できるデューテ
ィ制御により行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食品を蒸すための
電磁誘導加熱式蒸し器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】コンビニエンスストア、ファストフード
店、飲食店等では、あんまんや肉まん等の食品を蒸すた
め蒸し器が使用されている。該蒸し器は図6及び図7に
示すように、ショーケースkの基台となる筐体内に配設
したポットpの水を、ヒータhにより加熱して高温の蒸
気を発生させ、該蒸気をショーケースk内に噴出して蒸
すようにしている。ヒータhはシーズヒータ等の抵抗式
電熱ヒータが用いられ、制御器cによりオン・オフ制御
される。制御器cには、ショーケースK内に設置した温
度センサtの検出する温度がフィードバックされる。温
度センサtが設定された食品の蒸し上がり温度を検出す
ると、ヒータhがオフされる。そして、ショーケースk
内の温度が、設定された保温温度以下に下がるとヒータ
hが再びオンされ、保温温度範囲以上になるとオフされ
る。これにより、ショーケースk内は、保温温度に維持
されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ヒータ
hとして用いられるシーズヒータ等は、制御信号に対す
る応答速度が遅くタイムラグを生じて食品を最適温度に
蒸すことが困難であるばかりでなく、効率的でなくラン
ニングコストも高い。また、保温時においても同一のヒ
ータhをオンするため、ポットpの水が加熱されて蒸気
が発生し、ショーケースk内の蒸気が過飽和状態とな
り、食品が過度の水分を吸収して風味が落ちるととも
に、賞味期間が短くなる。さらに、蒸す食品の種類も限
定される等の問題点がある。本発明は上記問題点を解決
するためになされたもので、効率的に蒸すとともにショ
ーケース内の温度及び湿度を最適に維持できる蒸し器を
提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の請求項1に記載された電磁誘導加熱式蒸し器は、上面
に蒸気噴出孔を形成した筐体と、該筐体上に形成された
ショーケースと、前記筐体内に配設された給水タンク
と、電磁誘導加熱装置と、該電磁誘導加熱装置により加
熱される蒸発皿と、前記給水タンクの水を汲み上げる給
水ポンプと、汲み上げられた水を前記蒸発皿に供給する
給水管とから構成して、前記蒸発皿から発生する蒸気を
前記筐体の蒸気噴出孔から前記ショーケース内へ噴出す
るようにしたことを特徴とする。
【0005】また、請求項2に記載された電磁誘導加熱
式蒸し器は、請求項1に記載の構成において、前記ショ
ーケース内に温度センサと湿度センサを設置するととも
に、該温度センサと湿度センサの検出信号に基づいて、
前記電磁誘導加熱装置と給水ポンプをオン・オフ制御し
て、前記ショーケース内を設定温度及び設定湿度に制御
する制御ユニットを、前記筐体内に配設したことを特徴
とする。
【0006】請求項3に記載された電磁誘導加熱式蒸し
器は、請求項2に記載の構成において、前記電磁誘導加
熱装置に対する制御時間と給水ポンプに対する制御時間
の比を、前記温度センサ及び湿度センサのサンプリング
周期内で可変できるデューティ制御を行うことを特徴と
する。
【0007】請求項4に記載された電磁誘導加熱式蒸し
器は、請求項2又は請求項3に記載の構成において、前
記温度センサ及び湿度センサのサンプリング周期を可変
できるようにしたことを特徴とする。
【0008】請求項5に記載された電磁誘導加熱式蒸し
器は、請求項2〜請求項3の何れかに記載の構成におい
て、追い炊き時の温度設定に基づいて行う追い炊き機能
を付加したことを特徴とする。
【0009】請求項6に記載された電磁誘導加熱式蒸し
器は、請求項2〜請求項5の何れかに記載の構成におい
て、前記ショーケース内に攪拌用のファンを設置したこ
とを特徴とする。
【0010】請求項7に記載された電磁誘導加熱式蒸し
器は、請求項1〜請求項6の何れかに記載の構成におい
て、前記蒸発皿の内面にセラミックス皮膜をコーティン
グしたことを特徴とする。
【0011】請求項8に記載された電磁誘導加熱式蒸し
器は、請求項1〜請求項7の何れかに記載の構成におい
て 前記筐体の上面の蒸気噴出孔は、前記ショーケース
の前部及び両側部に沿わせて形成したことを特徴とす
る。
【0012】
【発明の作用及び効果】請求項1に記載された電磁誘導
加熱式蒸し器は、電磁誘導加熱装置により加熱された蒸
発皿に、給水ポンプで汲み上げた給水タンクの水を給水
管から供給して蒸気を発生させる。そして、発生した蒸
気を筐体の上面に形成した蒸気噴出孔からショーケース
内へ噴出させる。電磁誘導加熱装置により蒸発皿を加熱
して蒸気を発生させるものであるから、急速に加熱でき
効率的に蒸すことができる。
【0013】請求項2に記載された電磁誘導加熱式蒸し
器は、温度センサと湿度センサの検出信号に基づいて、
制御ユニットにより電磁誘導加熱装置と給水ポンプをオ
ン・オフ制御して、ショーケース内を設定温度及び設定
湿度に制御する。従って、ショーケース内を自動的に設
定された温度及び湿度に制御でき、蒸した食品の風味を
保つことができる。
【0014】請求項3に記載された電磁誘導加熱式蒸し
器は、電磁誘導加熱装置に対する制御時間と給水ポンプ
に対する制御時間の比を、温度センサ及び湿度センサの
サンプリング周期内で可変できるデューティ制御を行う
から、設定温度及び設定湿度に対応した効率的な制御が
容易になる。電磁誘導加熱装置により蒸発皿を加熱し、
加熱された蒸発皿上に給水することをデューティ比に基
づいて交互に繰り返すにより、蒸気が瞬間的かつ間欠的
に発生するから湿度の制御が容易となる。また、蒸発皿
を加熱及び加湿の両方に使用できる。
【0015】請求項4に記載された電磁誘導加熱式蒸し
器は、温度センサ及び湿度センサのサンプリング周期を
可変できるようにしたから、設定温度及び設定湿度に対
応した微妙な制御が容易になる。
【0016】請求項5に記載された電磁誘導加熱式蒸し
器は、追い炊き時の温度設定に基づいて行う追い炊き機
能を付加したから、途中で冷凍食品等を補充してショー
ケース内の温度が急激に低下した場合でも、短時間で温
度復帰することができる。
【0017】請求項6に記載された電磁誘導加熱式蒸し
器は、ショーケース内に攪拌用のファンを設置したか
ら、ショーケース内の温度及び湿度が均一となり、的確
な制御が可能となる。
【0018】請求項7に記載された電磁誘導加熱式蒸し
器は、蒸発皿の内面にセラミックス皮膜をコーティング
したから、掃除の際水垢やゴミ等を容易に除去すること
ができる。
【0019】請求項8に記載された電磁誘導加熱式蒸し
器は、筐体の上面の蒸気噴出孔を、ショーケースの前部
及び両側部に沿わせて形成したから、直接食品に蒸気が
当たることがなく余分な水分を含む虞れがないととも
に、ショーケースの後側に開閉扉を設けることにより、
食品を出し入れする際に作業者が高温の蒸気を浴びるこ
とがない。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を添付図面を参
照して説明する。図1は電磁誘導加熱式蒸し器1の斜視
図、図2は同、分解斜視図である。図1に示すように電
磁誘導加熱式蒸し器1は、基台を構成する平面視の形状
が方形の筐体2の上面にショーケース3が形成されてい
る。ショーケース3は、筐体2の上面に設けた門形の収
納枠体4の手前側にガラス製のケース本体5を嵌着し、
後ろ側に図示しない蝶番により開閉する扉6を取り付け
たものである。ケース本体5は、収納枠体4の前面に連
続する両側の側壁部7,7と、該側壁部7,7間を塞ぐ
前面部8とから形成されている。そして、前面部8は上
面から前面にかけて円弧状に形成されている。
【0021】上記収納枠体4の対向内面には、図2に示
すように上下3段の棚受け片9が設けられている。上段
の棚受け片9には凝縮水を案内するガラス製の案内板1
0が載置されている。中段及び下段の棚受け片9にはあ
んまんや肉まん等を載せる格子状の棚11が載置されて
いる。案内板10及び棚11は、何れも前方が斜め下方
に下がる姿勢で載置されている。また、収納枠体4の対
向内面の所定個所には、温度センサTと湿度センサSが
配設されている。さらに、収納枠体4の所定個所に攪拌
用のファン12が設置されている。
【0022】前記筐体2の底板21上には、前方から順
に送風ファン22、制御ユニットC、給水タンク23及
び排水タンク24が配設されている。制御ユニットCと
給水タンク23及び排水タンク24の間には、仕切り板
25が立設されている。また、底板21には、制御ユニ
ットCの周囲に通風孔26が穿設されている。給水タン
ク23には、吐出口27を上向きにした給水ポンプ28
が付設されている。そして、底板21の下面には、四隅
にゴム製の脚Gが取り付けられている。
【0023】筐体2の左右方向の側壁29,29には、
それぞれ通風孔30,31が穿設されている。また、筐
体2の前面壁32には、送風ファン22に対応させて送
風孔33が穿設されている。後面壁34には、操作パネ
ルCPと水量計35が取り付けられている。水量計35
は、ABSクリアー樹脂等の透明な合成樹脂で形成さ
れ、その底部と給水タンク23とは給水管36により連
通している。そして、水量計35の上部には、上蓋37
を開けて前記給水タンク23に給水できる給水口38が
形成されている。また、後面壁34には操作パネルCP
の下方に、排水タンク24を出し入れする開口39が形
成されている。さらに、側壁29,29の対向内面に
は、L字形の棚片40が取り付けられている。該棚片4
0には、水受槽41が載置されている。
【0024】水受槽41は、側壁29,29、前面壁3
2及び後面壁34で囲まれる平面形状と略同一の平面形
状に形成され、筐体2に略緊密に嵌め込むようになって
いる。また、水受槽41には、磁力発生コイル51、断
熱板52及び蒸発皿53等から構成される電磁誘導加熱
装置Hが組み込まれている。磁力発生コイル51は、水
受槽41の底面に穿設した四角形の開口42内に配置さ
れ、該水受槽41の裏面に取り付けられている。そし
て、該開口42は、セラミック板、耐熱ガラス板等の断
熱板52を接着して塞がれ防水処理が施されている。
【0025】断熱板52上には、蒸発皿53が載置され
る。蒸発皿53の内面はセラミックス皮膜54がコーテ
ィングされている。そして、蒸発皿53の裏面には、ス
ペーサを兼ねたセラミックス製の脚55が取り付けられ
ている。さらに、水受槽41の底面には、挿通孔43及
び排水孔44が穿設されている。挿通孔43には、給水
ポンプ28に連結され蒸発皿53に給水するL字形の給
水管45が挿通されている。また、排水孔44にはフェ
ルト、不織布等の含水性のフィルタを充填した排水管4
6が取り付けられている。そして、筐体2の上面を着脱
可能に塞ぐ上面板47には、後方を除く前方及び両側の
外周縁部に蒸気噴出孔48が穿設され、中央部に出没自
在のコ字形の取っ手49が取り付けられている。尚、磁
力発生コイル51と制御ユニットCとの間に適当な冷却
用の空間が構成されるように、水受槽41の深さが設定
されている。冷却用の空間には、磁力発生コイル51を
冷却する冷却フィンを設置することもできる。
【0026】上記構成の電磁誘導加熱式蒸し器1は、図
3に示すように制御ユニットCを構成するマイクロコン
ピュータ(図示せず)により、温度センサT及び湿度セ
ンサSが検出するショーケース3内の温度及び湿度をフ
ィードバックして、所定の制御プログラムにより電磁誘
導加熱装置Hと給水ポンプ28をオン・オフ制御して、
ショーケース3の棚11に載置された食品を蒸しあげる
とともに保温する。筐体2内の送風ファン22は、常時
制御ユニットC、磁力発生コイル51及び断熱板52を
冷却する。また、攪拌用のファン12も常時ショーケー
ス3内を攪拌する。
【0027】保温時の温度及び湿度及び追い炊きの際の
温度及び湿度は、操作パネルCP上で設定する。食品に
より異なるが例えば保温時の温度は70度、湿度は70
%、追い炊きの際の温度は90度、湿度は99%であ
る。
【0028】上記制御ユニットCによる電磁誘導加熱装
置Hと給水ポンプ28に対する制御の概略を図4のフロ
ーチャートを参照して説明する。保温温度及び湿度と追
い炊き用の温度は、操作パネルCPで設定する。制御が
スタートすると、先ずステップS10でショーケース3
内の温度及び湿度が、設定されたサンプリング周期で温
度センサT及び湿度センサSにより検出されてフィード
バックされる。続いてステップS15で、設定温度Ts
と検出された温度tsを比較する。Ts>tsであれ
ば、ステップS20へ進み(Ts−ts)に比例したパ
ワーを出力し、電磁誘導加熱装置Hを駆動して加熱制御
を行ってステップS30へ進む。ステップS15でTs
≦tsと判定されると、ステップS25で上記パワー出
力を停止してステップS30へ進む。
【0029】ステップS30では、設定された湿度Ss
と検出された温度ssを比較する。Ss>ssであれ
ば、ステップS35へ進み(Ss−ss)に比例したポ
ンプ回転時間で給水ポンプ28を駆動して加湿制御を行
ってステップS45へ進む。また、ステップS30でS
s≦ssと判定されると、ステップS45で上記ポンプ
回転時間を零とし、給水ポンプ28を停止してステップ
S45へ進む。ステップS45では、手動の追い炊きス
イッチ(図示せず)がオンされたかを判定する。オンさ
れない場合は、ステップS10に戻り上記加熱制御と加
湿制御を繰り返す。
【0030】ステップS10〜25の加熱制御及びステ
ップS30〜40の加湿制御は、図5に示すように温度
センサT及び湿度センサSのサンプリング周期内で、加
熱制御時間と加湿制御時間の比(デューティ比)を1:
1から1:10の間で可変できるデューティ制御を行
う。デューティ比は操作パネルCPて設定する。加熱制
御では、電磁誘導加熱装置Hにより蒸発皿53が加熱さ
れる。加熱された蒸発皿53上に給水管45から給水す
ることにより瞬間的に蒸気が発生し、発生した蒸気は、
筐体2の上面に形成した蒸気噴出孔48からショーケー
ス3内へ噴出する。この場合、加湿制御に必要な量を給
水できるように、給水ポンプ28の回転時間が制御され
る。温度センサTと湿度センサSのサンプリング周期
は、1秒から54秒まで6秒刻みで可変できる。
【0031】上記ステップS45で手動の追い炊きスイ
ッチがオンされた場合は、ステップS50で、ショーケ
ース3内の温度tsが温度センサTにより検出されてフ
ィードバックされる。続いてステップS55で、追い炊
き時の設定温度Ts1と検出された温度tsを比較す
る。Ts1>tsであれば、ステップS60へ進み(T
s1−ts)に比例したパワーを出力し、電磁誘導加熱
装置Hを駆動して加熱制御を行う。そして、ステップS
65へ進み給水ポンプ28を駆動して加湿するととも
に、上記ステップS50に戻って追い炊き制御を繰り返
し行う。ステップS55でTs1≦tsと判定される
と、上記ステップS10に戻る。この追い炊き制御に於
いても、上記したデューティ制御が行われる。
【0032】追い炊き制御は、途中で冷凍食品等を補充
してショーケース3内の温度や湿度が急激に低下した場
合に、追い炊き時の設定温度に基づいて加熱制御すると
ともに、加湿を行うことにより、補充した食品を短時間
で蒸しあげるとともに、温度復帰を短時間で行うことが
できるもので、電磁誘導加熱式蒸し器1の起動時の処理
と同一であり、食品を蒸しあげるため湿度制御に対する
制限を設定せずに蒸気が略過飽和の状態で加熱する。
【0033】上記実施形態で説明した電磁誘導加熱式蒸
し器1は、電磁誘導加熱装置Hにより加熱された蒸発皿
53に、給水ポンプ28で汲み上げた給水タンク23の
水を給水管45から供給して瞬間的に蒸気を発生させ
て、筐体2の上面板47に形成した蒸気噴出孔48から
ショーケース3内へ噴出させるもので、急激な加熱が可
能になり効率的に蒸すことができる。また、温度センサ
Tと湿度センサSの検出信号がフィードバックされる制
御ユニットCによる電磁誘導加熱装置Hと給水ポンプ2
8に対する加熱及び加湿制御を、加熱制御時間と加湿制
御時間の比を可変できるデューティ制御により行うもの
で、蒸気が瞬間的かつ間欠的に発生するから、湿度の制
御が容易設定温度及び設定湿度に対応した効率的な制御
が容易になり、蒸した食品の風味を保つことができる。
そして、温度センサTと湿度センサSのサンプリング周
期を可変できるようにしたから、設定温度及び設定湿度
に対応した微妙な制御が容易になる。
【0034】その他、蒸発皿53を加熱制御及び加湿制
御の両方に使用できるから構成を簡易化できる。また、
途中からの追い炊き機能を付加したから、途中で冷凍食
品等を補充してショーケース3内の温度が急激に低下し
た場合でも、追い炊きを行って短時間で設定温度及び設
定湿度に復帰することができる。そして、ショーケース
3内に攪拌用のファン12を設置したから、ショーケー
ス3内の温度及び湿度が均一となり的確な制御が可能と
なる。
【0035】さらに、蒸発皿53の内面にセラミックス
皮膜54をコーティングしたから、掃除の際水垢やゴミ
等を容易に除去することができる。筐体2形成した蒸気
噴出孔48は、ショーケース3の前部及び両側部に沿わ
せて形成したから、直接食品に蒸気が当たることがなく
余分な水分を含む虞れがないとともに、ショーケース3
の後側の扉6を開閉して食品を出し入れする場合に、作
業者が高温の蒸気を浴びることがない。
【0036】さらに、筐体2の上面板47に取っ手49
を設けて着脱可能としたから、電磁誘導加熱装置Hの清
掃等維持管理が容易となる。水受槽41の排水管46に
は、フェルト、不織布等の含水性のフィルタを充填した
から、蒸気が筐体2の下方に侵入して制御ユニットCの
回路の短絡を生じたり、錆が発生したりするのを防止で
きる。また、排水タンク24は、筐体2の後面壁34に
形成した開口39から出し入れできるから、排水を簡単
に処理できる。そして、ショーケース3の天井部に付着
した凝縮水が、ケース本体5の上面から前面にかけて形
成した円弧形部分を伝わって流れ落ち、案内板10上に
直接落下することがない等の利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】電磁誘導加熱式蒸し器の斜視図である。
【図2】同、分解斜視図である。
【図3】制御回路の概略ブロック図である。
【図4】制御の概略を示したフローチャートである。
【図5】デューティ制御を示した説明図である。
【図6】従来の蒸し器の下部横断面図である。
【図7】図6に於ける概略正面図である。
【符号の説明】
1...電磁誘導加熱式蒸し器 2...筐体 3...ショーケース 4...収納枠体 12...攪拌用のファン 23...給水タンク 28...給水ポンプ 45...給水管 48...蒸気噴出孔 53...蒸発皿 54...セラミックス皮膜 T...温度センサ S...湿度センサ C...制御ユニット H...電磁誘導加熱装置
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年2月18日(2000.2.1
8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】ステップS30では、設定された湿度Ss
と検出された湿度ssを比較する。Ss>ssであれ
ば、ステップS35へ進み(Ss−ss)に比例したポ
ンプ回転時間で給水ポンプ28を駆動して加湿制御を行
ってステップS45へ進む。また、ステップS30でS
s≦ssと判定されると、ステップS4で上記ポンプ
回転時間を零とし、給水ポンプ28を停止してステップ
S45へ進む。ステップS45では、手動の追い炊きス
イッチ(図示せず)がオンされたかを判定する。オンさ
れない場合は、ステップS10に戻り上記加熱制御と加
湿制御を繰り返す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柳澤 留美子 桑名市大字森忠463番地 株式会社中部コ ーポレーション内 Fターム(参考) 3K051 AC33 AD04 AD15 CD05 CD44 4B054 AA06 AB03 AC14 BA03 BA08 BB03 BB07 CH02 CH04 CH12

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面に蒸気噴出孔を形成した筐体と、該
    筐体上に形成されたショーケースと、前記筐体内に配設
    された給水タンクと、電磁誘導加熱装置と、該電磁誘導
    加熱装置により加熱される蒸発皿と、前記給水タンクの
    水を汲み上げる給水ポンプと、汲み上げられた水を前記
    蒸発皿に供給する給水管とから構成して、前記蒸発皿か
    ら発生する蒸気を前記筐体の蒸気噴出孔から前記ショー
    ケース内へ噴出するようにしたことを特徴とする電磁誘
    導加熱式蒸し器。
  2. 【請求項2】 前記ショーケース内に温度センサと湿度
    センサを設置するとともに、該温度センサと湿度センサ
    の検出信号に基づいて、前記電磁誘導加熱装置と給水ポ
    ンプをオン・オフ制御して、前記ショーケース内を設定
    温度及び設定湿度に制御する制御ユニットを、前記筐体
    内に配設したことを特徴とする請求項1に記載の電磁誘
    導加熱式蒸し器。
  3. 【請求項3】 前記電磁誘導加熱装置に対する制御時間
    と給水ポンプに対する制御時間の比を、前記温度センサ
    及び湿度センサのサンプリング周期内で可変できるデュ
    ーティ制御を行うことを特徴とする請求項2に記載の電
    磁誘導加熱式蒸し器。
  4. 【請求項4】 前記温度センサ及び湿度センサのサンプ
    リング周期を可変できるようにしたことを特徴とする請
    求項2〜請求項3の何れかに記載の電磁誘導加熱式蒸し
    器。
  5. 【請求項5】 追い炊き時の温度設定に基づいて行う追
    い炊き機能を付加したことを特徴とする請求項2〜請求
    項4の何れかに記載の電磁誘導加熱式蒸し器。
  6. 【請求項6】 前記ショーケース内に攪拌用のファンを
    設置したことを特徴とする請求項1〜請求項5の何れか
    に記載の電磁誘導加熱式蒸し器。
  7. 【請求項7】 前記蒸発皿の内面にセラミックス皮膜を
    コーティングしたことを特徴とする請求項1〜請求項6
    の何れかに記載の電磁誘導加熱式蒸し器。
  8. 【請求項8】 前記筐体の上面の蒸気噴出孔は、前記シ
    ョーケースの前部及び両側部に沿わせて形成したことを
    特徴とする請求項1〜請求項7の何れかに記載の電磁誘
    導加熱式蒸し器。
JP37277599A 1999-09-30 1999-12-28 電磁誘導加熱式蒸し器 Withdrawn JP2001161564A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8476562B2 (en) 2010-06-04 2013-07-02 Watlow Electric Manufacturing Company Inductive heater humidifier
CN110613309A (zh) * 2018-06-20 2019-12-27 佛山市顺德区美的电热电器制造有限公司 烹饪设备的控制方法及控制装置、存储介质及烹饪设备

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