JP2001161477A - 掛止装置および掛止棚 - Google Patents

掛止装置および掛止棚

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JP2001161477A
JP2001161477A JP35164099A JP35164099A JP2001161477A JP 2001161477 A JP2001161477 A JP 2001161477A JP 35164099 A JP35164099 A JP 35164099A JP 35164099 A JP35164099 A JP 35164099A JP 2001161477 A JP2001161477 A JP 2001161477A
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link
frame
shelf
rod
hanging
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JP35164099A
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Susumu Nakajima
島 進 中
Kenji Naito
藤 建 二 内
Masakatsu Senda
田 正 勝 千
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Nagasawa Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Nagasawa Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 例えば壁や家具等の突当面に圧接して取り
付ける掛止杆や掛止ラックに好適で、簡単な構成で段差
のある突当面の取り付けに対応でき、これを簡便かつ円
滑に取り付けられるとともに、堅牢で均一な圧接力を維
持して突当面の変形を防止し、しかも過負荷状態を視覚
的に確認可能にして、事前に所要の措置を促し、その落
下を未然に防止するとともに、収容物を安全かつ秘匿状
態で保管でき、更に使用上の利便性と美観を図れるよう
にした掛止装置および掛止棚を提供すること。 【解決手段】 互いに伸縮かつ回動可能に嵌合した連結
枠8,9とスライド杆19,20とを備える。これら連
結枠8,9とスライド杆19,20の端部に、突当面
2,3に係合可能な当接片16,33,34を設ける。
前記当接片16,33,34を相対する突当面2,3方
向に付勢可能にする。前記連結枠8,9とスライド杆1
9,20の端部若しくはその外側にリンク13,30の
一端部を回動可能に連結する。前記リンク13,30の
他端部を前記当接片16,33,34に回動可能に連結
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば壁や家具等
の突当面に圧接して取り付ける掛止杆や掛止ラックに好
適で、簡単な構成で段差のある突当面の取り付けに対応
でき、これを簡便かつ円滑に取り付けられるとともに、
堅牢で均一な圧接力を維持して突当面の変形を防止し、
しかも過負荷状態を視覚的に確認可能にして、事前に所
要の措置を促し、その落下を未然に防止するとともに、
収容物を安全かつ秘匿状態で保管でき、更に使用上の利
便性と美観を図れるようにした掛止装置および掛止棚に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のものとして例えば特許第
2838487号公報に、外筒と棒体とを伸縮可能に嵌
合し、これらを伸長方向に付勢するとともに、外筒と棒
体の外側端部に保持部材を取り付け、該保持部材にテー
パ状の接触面を設け、該接触面にラチェット機構を介し
て当接部材を摺動自在に取り付け、該当接部材を壁面に
当接可能にしていて、掛止装置に過度の荷重が作用した
場合、当接部材を接触面に沿って下方へ移動し、当接部
材と壁面との摩擦抵抗を増大させて、当接部材の落下を
未然に防止するとともに、ラチェット機構によって棒体
の縮小方向の移動を防止し、当接部材の落下を未然に防
止するようにしている。
【0003】しかし、この従来の装置は、左右の当接部
材をそれぞれ一体かつ同動可能に構成しているため、平
坦な壁面に取り付けが限られ、段差のある壁面に取り付
けることができなかった。また、当接部材を壁面間に取
り付ける際、壁面間に圧着棒を位置付ける前後に、これ
を回動して長さを微調節する面倒があり、しかもその回
動量によって壁面に対する圧接力が区々になり、圧接力
が過大の場合は壁面を強圧して変形させ、また圧接力が
過小の場合は使用時にずれ落ち易く、ラチェット機構が
有効に機能しなくなる等の問題があった。また、前記ラ
チェット機構は棒体側のギヤと、保持部材側のギヤとを
噛合させて構成しているため、構造が複雑な上に、使用
時の荷重によって圧着棒が撓むと、前記ギヤの噛合状態
が不全になって、ラチェット機構が故障してしまう等の
問題があった。
【0004】殊に、従来の装置は、過大荷重が負荷さ
れ、圧着棒が最下位置へ移動後は、圧着棒の負担を視覚
的に確認できないため、その後の荷重負荷を阻止でき
ず、結果的にラチェット機構の故障や圧着棒の落下を招
いてしまう不具合があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような問
題を解決し、例えば壁や家具等の突当面に圧接して取り
付ける掛止杆や掛止ラックに好適で、簡単な構成で段差
のある突当面の取り付けに対応でき、これを簡便かつ円
滑に取り付けられるとともに、堅牢で均一な圧接力を維
持して突当面の変形を防止し、しかも過負荷状態を視覚
的に確認可能にして、事前に所要の措置を促し、その落
下を未然に防止するとともに、収容物を安全かつ秘匿状
態で保管でき、更に使用上の利便性と美観を図れるよう
にした掛止装置および掛止棚を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1の発
明は、互いに伸縮かつ回動可能に嵌合した連結枠とスラ
イド杆とを備え、これら連結枠とスライド杆の端部に突
当面に係合可能な当接片を設け、該当接片を相対する突
当面方向に付勢可能にした掛止装置において、前記連結
枠とスライド杆の端部若しくはその外側にリンクの一端
部を回動可能に連結し、前記リンクの他端部を前記当接
片に回動可能に連結し、簡単な構成で堅牢であり、しか
もリンクの長さ分当接片の相対変位を得られ、従来のも
のに比べて当接片の圧接力を増強し、過剰負荷時の脱落
を強力に阻止するようにしている
【0007】請求項2の発明は、前記リンクの一端部を
リンク枠内に連結し、該リンク枠と前記当接片とを、リ
ンクの変位に応じて密着離反可能にし、掛止装置の取り
付け時にはリンク枠と当接片とを密着させ、それらの圧
接力でリンク枠側の下降を阻止するとともに、過剰負荷
時にはリンクの変位に応じてリンク枠と当接片とを離間
させ、それらの空隙とその大きさによって過剰負荷およ
びその程度を視覚的に認識させ、所定の措置を促すこと
で、連結枠およびスライド杆の脱落を未然に防止するよ
うにしている。
【0008】請求項3の発明は、前記当接片を突当面に
取り付ける際、前記リンク枠と前記当接片の少なくとも
一部周面を略同一面上に配置し、それらの位置ずれおよ
びその程度を視覚的に確認することで、過剰負荷とその
程度を認識させるようにしている。請求項4の発明は、
前記当接片を突当面に取り付け後、前記当接片とリンク
枠の離反時に前記リンクの他端部を略水平に保持可能に
し、該リンクの一端部を前記リンク枠に係合可能にし、
リンク自体の下降変位を阻止するとともに、リンクに作
用する最大支持力でリンク枠を支持し、リンク枠の下降
を阻止するようにしている。
【0009】請求項5の発明は、前記連結枠内に配置す
るスライド杆の端部にストッパの一端を回動自在に連結
し、該ストッパの他端部をスライド杆の回動変位によっ
て連結枠内面に係脱可能に配置し、該ストッパと連結枠
内面との係合時、前記スライド杆を伸長方向へ付勢可能
にし、スライド杆の回動変位によってストッパの制動作
用を機能させ、連結枠とスライド杆の壁面に対する仮止
めを可能にさせている請求項6の発明は、前記連結枠よ
り離間するスライド杆に操作レバーを出没可能に設け、
該スライド杆に操作レバーを連係する可動ブロックを摺
動可能に収容し、操作レバーの突張り操作時、スライド
杆の端部に設けたリンク枠を外側へ移動若しくは外側へ
付勢可能にし、操作レバーの突張り操作によって当接片
に一様な圧接力を与え、過剰な圧接力による突当面の変
形を未然に防止するようにしている。
【0010】請求項7の発明は、互いに伸縮かつ回動可
能に嵌合した連結枠とスライド杆とを複数備え、これら
連結枠とスライド杆の端部に突当面に係合可能な当接片
を設け、該当接片を相対する突当面方向に付勢可能にし
た掛止棚において、少なくとも一側の複数の当接片を独
自に変位可能にし、段差のある壁面や家具周面への取り
付けを実現させている。請求項8の発明は、前記棚の少
なくとも一側に複数の目隠パネルを設け、これらの目隠
パネルを連結枠とスライド杆とに連係し、前記目隠パネ
ルの全長を前記スライド杆の変位に応じて調整可能に
し、棚に収容した収容物を目隠パネルで隠蔽し、その秘
匿状態を維持するとともに棚の体裁を向上し、更に目隠
パネルの長さを自動的に調整し得るようにしている。
【0011】請求項9の発明は、前記目隠パネルを前記
棚の上下位置に移動可能に設け、その上昇時に前記棚の
一側を隠蔽し、その下降時に前記棚の一側を開放可能に
し、棚上への収容物の出し入れとその隠蔽を実現させて
いる。請求項10の発明は、前記目隠パネルの下方に互
いに伸縮可能に嵌合した掛止杆を設け、その一部の掛止
杆を移動可能な目隠パネルに連係し、前記掛止杆の全長
を前記目隠パネルの変位に応じて調整可能にし、掛止杆
の合理的な利用を図れるようにしている。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を伸縮式の棚(以
下、ラックと呼ぶ)に適用した図示の実施形態について
説明すると、図1乃至図9において1は相対する突当面
として、壁面2,3の間に取り付けた伸縮式ラックで、
これは一定の載架面積を備えた固定側ラック4と、該ラ
ック4に伸縮可能に取り付けた載架面積可変の可動側ラ
ック5とで構成されている。
【0013】前記固定側ラック4は、リンク枠6と端部
枠7との両端部と、その中央部とを管状の連結枠8,
9,10で連結して横長矩形に形成され、該連結枠8,
9の上側周面に合成樹脂製のネット11,11を取り付
けている。前記リンク枠6の両端部外面に凹溝12が形
成され、該溝12に肉厚のリンク13の一端がピン14
を介して上下方向へ回動可能に連結され、該リンク13
の他端にピン15を介して、合成樹脂製の当接片16が
回動可能に連結されている
【0014】前記当接片16は、端部枠6の縦幅よりも
長尺な縦長の箱形に形成され、その内側端部に前記リン
ク13を受け入れ可能な凹溝17が形成され、その外側
端部を壁面2,3に当接可能にしている。図中、18は
当接片16の外側端部に取り付けたゴム板等の緩衝板で
ある。
【0015】前記当接片16は、リンク枠6に対しリン
ク13を介して揺動可能に連結され、ラック1の取付け
時は端部枠6を当接片16に密着させ、その過剰負荷時
はリンク枠6が当接片16からずれ落ちて離間するよう
にされている。したがって、リンク枠6と当接片16と
の離間の程度から負荷荷重の適否を確認し得る。
【0016】前記可動側ラック5は、連結枠8,9に摺
動かつ回動可能に嵌合したスライド杆19,20と、該
杆20,20の中間部に掛け渡した中間枠21と、該枠
21に一端を固定した複数のスライド枠22,23,2
4とで構成されている。このうち、スライド枠22,2
3は前記端部枠7を貫通して摺動可能に支持され、その
他端部に抜け止め用のキャップ25,26が取り付けら
れ、スライド枠24は連結枠10に摺動可能に嵌合して
いる。
【0017】前記スライド杆19,20の外端部に、リ
ンク枠である箱形の係合片27,28が取り付けられ、
該片27,28の外端面に凹溝29が形成されている。
前記溝29に肉厚のリンク30の一端がピン31を介し
て上下方向へ回動可能に連結され、該リンク31の他端
にピン32を介して、合成樹脂製の当接片33,34が
回動可能に連結されている。
【0018】前記当接片33,34は、対応する係合片
27,28よりも若干大形の箱形に形成され、その内側
端部に前記リンク30を受け入れ可能な凹溝35が形成
され、その外側端部を壁面2,3に当接可能にしてい
る。図中、36は当接片33,34の外側端部に取り付
けたゴム板等の緩衝板である。
【0019】前記当接片33,34は、対応する係合片
27,28に対しリンク30を介して揺動可能に連結さ
れ、ラック1の取付け時は係合片27,28を対応する
当接片27,28に密着させ、その過剰負荷時は係合片
27,28が当接片33,34からずれ落ちて離間する
ようにされている。したがって、係合片27,28と当
接片33,34との離間の程度から負荷荷重の適否を確
認し得る。
【0020】前記連結枠8,9とスライド杆19,20
の構造は実質的に同一に構成され、これを連結枠8と対
応するスライド杆19とで説明すると、スライド杆19
の先端部に金属製のブロック35が固定され、該ブロッ
ク35に押圧ロッド36の基端部が固定されている。前
記押圧ロッド36はリンク枠6側へ伸び、その先端部に
可動ブロック37が固定されている。
【0021】前記可動ブロック37は連結枠8,9の内
部に摺動可能に嵌合し、該ブロック37と前記ブロック
35との間にブレーキスプリング38が介挿され、該ス
プリング38の弾性を介して、可動ブロック37をリン
ク枠6側へ付勢している。
【0022】前記可動ブロック37の先端部にブラケッ
ト39が固定され、該ブラケット39にストッパ40が
回動自在に連結されている。前記ストッパ40は、スラ
イド杆19の回動変位に連動して起倒可能にされ、後述
の固定レバーが上側に位置するラック1の取り付け前ま
たはその取り外しの際は、図6のようにブラケット39
が下側に位置し、ストッパ40が自重によって連結枠8
の内面に転倒している。
【0023】また、後述の固定レバーが下側に位置する
ラック1の取り付け時には、図5のようにブラケット3
9が上側に位置し、前記ストッパ40が斜状に起立し
て、その先端部に取り付けた制動片41を連結枠8の内
面に係合し、その制動作用を機能させている。前記制動
片41はゴム等の高摩擦係数を有する部材によって、連
結枠8の内面に密接可能な略弓形に形成されている。
【0024】前記スライド杆19の中間部に開口窓42
が形成され、該窓42に臨ませて金属製のブロック43
が固定され、該ブロック42の端部に操作レバー44の
一端が回動可能に連結されている。前記操作レバー44
の他端は、ラック1の取り付け前は開口窓42の外側に
突出し、この突出部にリンク45の一端が回動可能に連
結され、この他端がブラケット46に回動可能に連結さ
れている。
【0025】前記操作レバー44は、ラック1の取り付
け時に後述のセットスプリングに抗してスライド杆19
内に押し倒され、前記セットスプリングの弾性を係合片
27を介して、当接片33に付与させている。
【0026】前記ブラケット46は可動ブロック47の
端部に固定され、該ブロック47はスライド杆19の内
部に摺動可能に嵌合している。また、前記スライド杆1
9の端部に、係合片27と一体の軸部48が摺動可能に
嵌合され、該軸部48と可動ブロック47との間にセッ
トスプリング49が介挿され、該スプリング49の弾性
を介し、前記可動ブロック47と軸部48と互いに離反
可能に付勢している。
【0027】図中、50はスライド杆19の端部に軸方
向に形成したガイド溝で、該溝50から軸部48へビス
51がねじ込まれ、軸部48の移動変位を規制するとと
もに、その抜け止めを図っている。52は端部枠6の内
側に突設したボスで、前記連結枠8の前端部に差し込ま
れ、これらをビス53で固定している。54は連結枠8
の端部周面にねじ込んだ調整ネジで、その螺軸端をスラ
イド杆19の周面に圧接可能にしている。
【0028】前記リンク枠6と中間枠21に仕切板5
5,56が立設され、それらの内側に一対の作動シリン
ダ(図示略)が上下方向へ揺動可能に連結されている。
前記作動シリンダは実施形態の場合、内部に窒素ガス等
の高圧の非圧縮流体を封入しており、その内部にピスト
ンロッド57が摺動可能に収容されている。
【0029】前記ピストンロッド57の先端部に、目隠
パネル58,59の側板58a,59aが揺動自在に連
結され、これらをラック1の一側に昇降可能にしてい
る。前記目隠パネル58,59は横長矩形に形成され、
これらは前後に重合して配置され、その直下に支持腕6
0,61を介して、大小異径の掛止杆62,63の外端
部を保持している。このうち、小径側の掛止杆63は大
径側の掛止杆62に収納可能に構成され、掛止杆63の
伸縮変位に目隠パネル59を同動させている。
【0030】前記目隠パネル58,59は、ラック1の
取り付け後、常時はラック1の前部に位置してラック1
上の収容物(図示略)を隠蔽し、一方、前記収容物を取
り出す際は、掛止杆62または63を保持し、これを下
方に引いて目隠パネル58,59を同動させ、ラック1
の前部を開放することで行われる。この他、図中64は
掛止杆62または63に吊り下げ可能なハンガーで、衣
服65が掛け止められている。
【0031】なお、この実施形態では連結枠8,9とリ
ンク枠6、スライド杆19,20と係合片27,28を
それぞれ別々に構成しているが、これらを一体に構成す
ることも可能であり、そのようにすることで部品点数が
低減し、その組み付けの手間も軽減される。また、この
実施形態ではラック1を壁面2,3間に取り付ける例を
示したが、突当面として壁面2または3と家具(図示
略)の側端面を選択し、これらの間若しくは相対する家
具の側端面間に取り付けることも可能である。
【0032】更に、ラック1を構成する何れか一方の連
結枠8およびスライド杆19と、これらに対応するリン
ク枠6,27と当接片16,33、若しくは連結枠9お
よびスライド杆209と、これらに対応するリンク枠
6,28と当接片16,34を用い、これを天井側壁面
若しくは設備と家具の上端面との間に上下方向に取り付
けても良く、そのようにすることで家具の転倒を防止で
き、耐震装置としての使用を図れる。
【0033】このように構成したラック1を組み立てる
場合は、リンク枠6と当接片16とをリンク13で連結
し、端部枠6と一体のボス51を連結枠8,9の端部に
差し込み、これをビス53で固定する。また、一対の係
合片27,28と当接片33,34とをリンク30で連
結し、その軸部48をスライド杆19,20の端部に差
し込み、これらをガイド溝50を介してビス51で抜け
止める。
【0034】また、スライド杆19,20の内部にセッ
トスプリング49を挿入し、該スプリング49を軸部4
8に隣接して配置するとともに、開口窓42の両側にブ
ロック43と可動ブロック47とを挿入し、前記ブロッ
ク43をビス止めする一方、前記ブロック43,46を
操作レバー44とリンク45とを介して連結し、操作レ
バー44を開口窓42に位置付ける。
【0035】更に、スライド杆19,20の先端部にブ
ロック35を固定し、該ブロック35に押圧ロッド36
を固定し、該ロッド36の先端部に可動ブロック37を
固定し、これらのブロック35,37の間にブレーキス
プリング38を介挿するとともに、可動ブロック37の
先端部に制動片41と一体のストッパ40を回動可能に
連結する。
【0036】そして、前記スライド杆19,20のアセ
ンブリを連結枠8,9に適宜位置で挿入し、スライド枠
22,23を端部枠7に差し込み、かつそれらの先端部
にキャップ25,26を取り付けるとともに、スライド
枠24を連結枠10に差し込む。
【0037】この後、リンク枠6と中間枠21に仕切板
55,56を立設し、これらの内側に作動シリンダ(図
示略)を揺動自在に連結し、該シリンダのピストンロッ
ド57の先端部を目隠パネル58,59の側板58a,
59aに枢着する。そして、目隠パネル58,59の下
端部に支持腕60,61を取り付け、これらに伸縮自在
に嵌合した掛止杆62,63の外端部を取り付ければ良
い。
【0038】このようにラック1は、リンク枠6と当接
片16とをリンク13で連結し、また一対の係合片2
7,28と当接片33,34とをリンク13,30で連
結したから、従来のギヤを駆使したラチェット機構に比
べて、構造が簡単かつ堅牢で載架時の故障の惧れがな
い。
【0039】こうして組み立てたラック1は図1,3の
ようで、スライド杆19,20が連結枠8,9内に適宜
差し込まれ、またスライド枠22,23が端部枠7に適
宜差し込まれ、スライド枠24が連結枠10に適宜差し
込まれて、適宜縮小されている。この場合、スライド杆
19,20は前述のように、連結枠8,9に対し適宜角
度で差し込まれているから、ストッパ40が起立してお
らず、仮に起立していても当接片33,34側の一端が
負荷から解放されているから、セットスプリング38が
略自由長を維持し、安定した縮小状態を得られる。
【0040】また、操作レバー44が開口窓42から突
出し、当接片33,34側の一端が負荷から解放されて
いるから、セットスプリング49が略自由長を維持して
いる更に、リンク枠6と当接片16,16、対応する係
合片27,28と当接片33,34とは、リンク13,
30で揺動自在に連結されている。
【0041】次に前記ラック1を壁面2,3間に取り付
ける場合は、調整ネジ54を緩め、スライド杆19,2
0の軸方向変位と軸回りを可能にさせ、スライド杆1
9,20を軸回りに回動して、操作レバー44を下向き
の垂直状態に位置付ける。このようにすると、ストッパ
40が操作レバー44と同相の垂直状態に置かれ、ブラ
ケット39が上側に位置し、制動片41が下側に位置す
る。
【0042】この後、ストッパ40が自重によって、枢
着部を支点に可動ブロック37側へ移動し、制動片41
が連結枠8,9の内面に密着して制動作用を呈する。こ
の状況は図5のようで、ストッパ40が斜状に起立す
る。
【0043】このような状況の下でラック1を保持し、
これを壁面2,3の所定位置に位置付け、スライド杆1
9,20を壁面2,3間距離に合わせて引き出し、当接
片16,16,33,34を壁面2,3に密着させる。
この場合、実施形態では少なくともラック1の片側の当
接片33,34を独自に移動調整できるから、スライド
杆19,20を適宜長さ調整することで、当接片33,
34を段差のある壁面に設置でき、ラック1の広範な使
用を図れる。
【0044】前記スライド杆19,20の引き出しに伴
って、スライド杆19,20と一体に中間枠21と仕切
板56が移動し、該仕切板56にピストンロッド57で
連結された側板59aと、目隠パネル59とが仕切板5
6と一体に移動し、更に目隠パネル59の支持腕61に
取り付けた掛止杆63が掛止杆62から引き出されるこ
のようにして、目隠パネル59はラック1の取り付け長
さに応じて自動的に長さ調整され、目隠パネル58と共
にラック1の収納物収容スペース前方を隠蔽する。
【0045】こうして、スライド杆19,20が引き出
されると、これに可動ブロック37とストッパ40が同
動し、その停止位置で制動片41が再び連結枠8,9の
内面に密着し、その制動作用によって前記引き出し位置
の後退を阻止する。
【0046】この場合、壁面2,3間距離が前記組み立
て当初の当接片16,16,33,34間距離より狭い
ときは、スライド杆19,20が連結枠8,9の奥部に
押し込まれ、その分ブレーキスプリング38が押し縮め
られる。このため、ブレーキスプリング38の弾性が可
動ブロック37に作用し、これに制動片41の摩擦力が
対抗して、スライド杆19,20の押し込み変位を阻止
し、その調整長さを保持する。また、前記ブレーキスプ
リング38の弾性によって、当接片16,16,33,
34が壁面2,3を押圧し、その接触面圧力によってラ
ック1が仮止めされる。
【0047】この場合、前記接触面圧力不足等で前記仮
止めをやり直す場合は、調整ネジ54を緩め、スライド
杆19,20の軸方向変位と軸回りを可能にさせ、スラ
イド杆19,20を軸回りに略180°回動して、操作
レバー44を上向きに位置付ける。この場合、仮止め時
の接触面圧力はもともと小さいので、前記スライド杆1
9,20の軸回り操作が可能になる。
【0048】このようにすると、ストッパ40が操作レ
バー44と同相の垂直状態に置かれ、ブラケット39が
下側に位置しストッパ40が転倒して、連結枠8の内面
に対する制動片41の制動機能が消失する。この状況は
図6のようである。
【0049】そこで、スライド杆19,20を引き出
し、当接片16,36の端面距離を拡大する。このよう
にすることで、再度仮止め操作する際、スライド杆1
9,20の収縮変位が前回よりも大きくなり、その分ブ
レーキスプリング38が押し縮められて、その弾性が増
大し、前記接触面圧力が増大して良好な仮止め状態を形
成する。
【0050】このようにしてラック1の仮止め後、操作
レバー44を保持し、これをセットスプリング49の弾
性に抗して枢着部を支点に上向きに押し回し、スライド
杆19,20内部に押し込む。このようにすると、可動
ブロック47がセットスプリング49の弾性に抗して当
接片33,34側へ移動し、前記スプリング49を押し
縮めて、その弾性を軸部48に作用する。
【0051】この結果、軸部48による押圧力が増大
し、若しくは軸部48が軸方向へ変位して、壁面2,3
に対する当接片16,33,34の圧接力が増大する。
この状況は図7のようで、可動ブロック47とブロック
43とが離間し、それらの間に操作レバー44とリンク
45が略水平に位置して、前記状態を維持する
【0052】また、リンク枠6と当接片16および係合
片27,28と当接片33,34とが密着し、かつそれ
らの上面が同高に位置し、リンク13,30の上下側周
面がリンク枠6、係合片27の内面と、当接片16,3
3,34の下部内面にそれぞれ係合し、前記状態を維持
する。
【0053】この状態でラック1上に収容物(図示略)
の載置が可能になり、その場合は掛止杆62または63
を保持し、これを手前に引き下げる。このようにする
と、ピストンロッド57が緩やかに伸長かつ下方へ回動
し、その先端に連結した側板58a,59aが、目隠パ
ネル58,59および掛止杆62,63と一緒に移動
し、ラック1の前方および上方が開放される。この状況
は図2のようで、この後、ラック1の前方から収容物を
載置することができる。
【0054】収容物載置後、掛止杆62または63に手
を掛け、これを押し上げれば、ピストンロッド57が緩
やかに収縮かつ上方へ回動し、その先端に連結した側板
58a,59aが、目隠パネル58,59および掛止杆
62,63と一緒に移動して、ラック1の前方に位置
し、前記収容物を隠蔽する。したがって、収容物の秘匿
状態が維持され、またラック1の体裁が整えられる。こ
の場合、目隠パネル58,59等の上げ下げを作動シリ
ンダによって行なっているから、労力の負担が軽減さ
れ、これを簡便に行なえる。
【0055】こうして、ラック1上に収容物を載置後、
壁面2,3に対する当接片16,33,34の圧接力な
いし摩擦力によって、それらの脱落が阻止され、収容物
が安全に収容される。
【0056】このような使用状況の下で収容物が過剰に
載置されると、連結枠8〜10とスライド杆19,2
0、およびスライド枠22,23が自身の弾性に抗して
下方へ撓み、リンク枠6と係合片27,28が同様に変
位して、当接片16,33,34との接触面積が低下
し、それらの間の圧接力ないし摩擦力が低下する。この
ため、リンク枠6と係合片27,28が当接片16,3
3,34から滑落し始め、かつそれらの間に空隙eが形
成される。
【0057】したがって、使用者は相対するリンク枠6
と当接片16,16および係合片27,28と当接片3
3,34との上面の位置ずれや、それらの間の空隙eに
よって過剰負荷を認識し、かつそれらの程度によって過
剰負荷の程度を認識する。この結果、前記事態を認識
後、所定の措置を講ずることができ、ラック1の脱落を
未然に防止できる。
【0058】一方、リンク枠6と当接片16または係合
片27,28と当接片33,34との滑落状況は例えば
図9のようで、リンク枠6がリンク13の回動軌跡によ
って滑落し、それらの間に空隙eが形成される。前記空
隙eは、軸部48が僅かに後退したとしても、その控除
分スライド杆19が伸長したことと等価になり、その実
質伸長分相当の支持力ないし圧接力がリンク13および
当接片16に付加され、これによってリンク枠6が保持
され、その脱落が阻止される。
【0059】この場合、スライド杆19,20は調整ネ
ジ54によって伸縮変位を阻止されているから、前記滑
落によって収縮することはない。一方、前記過剰負荷状
態が看過されると、リンク枠6は経時的または振動等に
よって下降し、図9のようにリンク13が水平になった
状態で当接片16から最も離間し、かつその最大空隙e
相当分の支持力で強力に支持される。係合片27,28
と当接片33,34においても同様である。
【0060】このように本発明は、リンク枠6および係
合片33,34の下降時、リンク13,30の長さ相当
分、係合片16,33,34の圧接力を増大できるか
ら、従来のテーパ面を駆使したものに比べて、圧接力の
増大と構造の簡潔化を図れる。
【0061】こうして、ラック1を取り付け後は、ラッ
ク1の所定の利用が可能になり、ラック上に収容物を収
容し、これを目隠パネル58,59で隠蔽し、その秘匿
状態と体裁を整えられる。また、ラック1から収容物を
出し入れする場合は、掛止杆62,63の一方を保持
し、これを上下動させ、ラック1の一側を開放すること
で行なわれる。更に、掛止杆62,63はラック1の取
り付け長さに略調整され、これらにハンガー64を掛け
止め、これに衣服65が掛け止められて使用される。
【0062】なお、ラック1を壁面2,3から撤去する
場合は、収容物を撤去後、開口窓42に手指を差し込ん
で操作レバー44を引き下げ、セットスプリング49の
圧縮を解いて仮止め状態に設定する。この後、調整ビス
54を緩め、スライド杆19,20を軸回りに回動し
て、操作レバー44を上側に位置付け、制動片41の制
動作用を解除すれば、スライド杆19,20が一気に収
縮し、ラック1の撤去が可能になる。
【0063】図10は本発明の他の実施形態を示し、前
述の構成と対応する部分に同一の符号を用いている。こ
の実施形態は、リンク13,30を当接片16,33,
34内の下面に略水平に係合可能にし、該リンク13,
30の下方への回動角度を規制している。このようにす
ることで、過剰負荷の際のリンク枠6および係合片2
7,28の滑落時、リンク13,30の下方への回動角
度を規制し、その上端部を端部枠6および係合片27,
28の上部内面に係合して、それらを最大の支持力で保
持し、かつ端部枠6および係合片27,28の以後の下
降を阻止して、ラック1の脱落を阻止するようにしてい
る。
【0064】
【発明の効果】請求項1の発明は、連結枠とスライド杆
の端部若しくはその外側にリンクの一端部を回動可能に
連結し、前記リンクの他端部を前記当接片に回動可能に
連結したから、簡単な構成で堅牢であり、しかもリンク
の長さ分当接片の相対変位を得られ、従来のこの種のも
のに比べて当接片の圧接力を増強し、過剰負荷時の脱落
を強力に阻止することができる。請求項2の発明は、前
記リンクの一端部をリンク枠内に連結し、該リンク枠と
前記当接片とを、リンクの変位に応じて密着離反可能に
したから、掛止装置の取り付け時にはリンク枠と当接片
とを密着させ、それらの圧接力でリンク枠側の下降を阻
止するとともに、過剰負荷時にはリンクの変位に応じて
リンク枠と当接片とを離間させ、それらの空隙とその大
きさによって過剰負荷およびその程度を視覚的に認識さ
せ、所定の措置を促せるとともに、連結枠およびスライ
ド杆の脱落を未然に防止することができる。
【0065】請求項3の発明は、前記当接片を突当面に
取り付ける際、前記リンク枠と前記当接片の少なくとも
一部周面を略同一面上に配置したから、それらの位置ず
れおよびその程度を視覚的に確認することで、過剰負荷
とその程度を認識することができ、事前に所定の措置を
講ずることができる。請求項4の発明は、前記当接片を
突当面に取り付け後、前記当接片とリンク枠の離反時に
前記リンクの他端部を略水平に保持可能にし、該リンク
の一端部を前記リンク枠に係合可能にしたから、リンク
自体の下降変位を阻止するとともに、リンクに作用する
最大支持力でリンク枠を支持し、リンク枠の下降を阻止
することができる。請求項5の発明は、前記連結枠内に
配置するスライド杆の端部にストッパの一端を回動自在
に連結し、該ストッパの他端部をスライド杆の回動変位
によって連結枠内面に係脱可能に配置し、該ストッパと
連結枠内面との係合時、前記スライド杆を伸長方向へ付
勢可能にしたから、スライド杆の回動変位によってスト
ッパの制動作用を機能させ、連結枠とスライド杆の突当
面に対する仮止めを実現することができる。
【0066】請求項6の発明は、前記連結枠より離間す
るスライド杆に操作レバーを出没可能に設け、該スライ
ド杆に操作レバーを連係する可動ブロックを摺動可能に
収容し、操作レバーの突張り操作時、スライド杆の端部
に設けたリンク枠を外側へ移動若しくは外側へ付勢可能
にしたから、操作レバーの突張り操作によって当接片に
一様な圧接力を与え、過剰な圧接力による突当面の変形
を未然に防止することができる。請求項7の発明は、少
なくとも一側の複数の当接片を独自に変位可能にしたか
ら、この種の棚を段差のある壁面や家具等の周面へ取り
付けることができ、その広範な利用態様を得られる効果
がある。請求項8の発明は、前記棚の少なくとも一側に
複数の目隠パネルを設け、これらの目隠パネルを連結枠
とスライド杆とに連係し、前記目隠パネルの全長を前記
スライド杆の変位に応じて調整可能にしたから、棚に収
容した収容物を目隠パネルで隠蔽し、その秘匿状態を維
持するとともに棚の体裁を向上し、更に目隠パネルの長
さを自動的に調整し得る効果がある。
【0067】請求項9の発明は、前記目隠パネルを前記
棚の上下位置に移動可能に設け、その上昇時に前記棚の
一側を隠蔽し、その下降時に前記棚の一側を開放可能に
したから、棚上への収容物の出し入れとその隠蔽を容易
に実現することができる。請求項10の発明は、前記目
隠パネルの下方に互いに伸縮可能に嵌合した掛止杆を設
け、その一部の掛止杆を移動可能な目隠パネルに連係
し、前記掛止杆の全長を前記目隠パネルの変位に応じて
調整可能にしたから、掛止杆の合理的な利用を図れる実
用的な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す斜視図で、目隠パネ
ルでラック(棚)前部を隠蔽し、掛止杆にハンガーを取
り付けた使用状態を示している。
【図2】図1の一部拡大図で、目隠パネルをラックの直
下に移動し、ラックの前部を開放した状況を示してい
る。
【図3】本発明に適用したラックを示す斜視図で、目隠
パネルと掛止杆の図示を省略している。
【図4】本発明に適用したラックの取り付け状況を示す
正面図で、目隠パネルと掛止杆の図示を省略している。
【図5】本発明に適用したラックの連結枠とスライド杆
の取り付け状況を示す断面図で、ストッパの制動作用を
機能させラックを仮止めしている状態を示している。
【図6】本発明に適用したラックの連結枠とスライド杆
の取り付け状況を示す断面図で、ストッパの制動作用を
消失させラックの仮止めを解除している状態を示してい
る。
【図7】本発明に適用したラックの要部を若干拡大して
示す断面図で、操作レバーを突張り操作し、当接片を壁
面に圧接している状態を示している。
【図8】本発明の使用状態を拡大して示す断面図で、当
接片とリンク枠(端部枠)とリンクとの取り付け直後の
状況を示している。
【図9】本発明の使用状態を拡大して示す断面図で、過
剰負荷時の当接片とリンク枠(端部枠)とリンクとの作
動状態を示している。
【図10】本発明の他の実施形態の要部を拡大して示す
断面図である。
【符号の説明】
1 棚(ラック) 2,3 突当面(壁面) 6 リンク枠 8,9 連結枠 13,30 リンク 16,33,34 当接片 19,20 スライド杆 27,28 リンク枠 40 ストッパ 44 操作レバー 47 可動ブロック 58,59 目隠パネル 62,63 掛止杆
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A47G 25/02 A47G 25/02 D (72)発明者 千 田 正 勝 埼玉県比企郡嵐山町花見台11番地3 株式 会社長澤製作所内 Fターム(参考) 3B054 HA03 3K099 BA03 CA10 CB18 CB38 EA06

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに伸縮かつ回動可能に嵌合した連結
    枠とスライド杆とを備え、これら連結枠とスライド杆の
    端部に突当面に係合可能な当接片を設け、該当接片を相
    対する突当面方向に付勢可能にした掛止装置において、
    前記連結枠とスライド杆の端部若しくはその外側にリン
    クの一端部を回動可能に連結し、前記リンクの他端部を
    前記当接片に回動可能に連結したことを特徴とする掛止
    装置。
  2. 【請求項2】 前記リンクの一端部をリンク枠内に連結
    し、該リンク枠と前記当接片とを、リンクの変位に応じ
    て密着離反可能にした請求項1記載の掛止装置。
  3. 【請求項3】 前記当接片を突当面に取り付ける際、前
    記リンク枠と前記当接片の少なくとも一部周面を略同一
    面上に配置する請求項1記載の掛止装置。
  4. 【請求項4】 前記当接片を突当面に取り付け後、前記
    当接片とリンク枠の離反時に前記リンクの他端部を略水
    平に保持可能にし、該リンクの一端部を前記リンク枠に
    係合可能にした請求項1記載の掛止装置。
  5. 【請求項5】 前記連結枠内に配置するスライド杆の端
    部にストッパの一端を回動自在に連結し、該ストッパの
    他端部をスライド杆の回動変位によって連結枠内面に係
    脱可能に配置し、該ストッパと連結枠内面との係合時、
    前記スライド杆を伸長方向へ付勢可能にした請求項1記
    載の掛止装置。
  6. 【請求項6】 前記連結枠より離間するスライド杆に操
    作レバーを出没可能に設け、該スライド杆に操作レバー
    を連係する可動ブロックを摺動可能に収容し、操作レバ
    ーの突張り操作時、スライド杆の端部に設けたリンク枠
    を外側へ移動若しくは外側へ付勢可能にした請求項1記
    載の掛止装置。
  7. 【請求項7】 互いに伸縮かつ回動可能に嵌合した連結
    枠とスライド杆とを複数備え、これら連結枠とスライド
    杆の端部に突当面に係合可能な当接片を設け、該当接片
    を相対する突当面方向に付勢可能にした掛止棚におい
    て、少なくとも一側の複数の当接片を独自に変位可能に
    したことを特徴とする掛止棚。
  8. 【請求項8】 前記棚の少なくとも一側に複数の目隠パ
    ネルを設け、これらの目隠パネルを連結枠とスライド杆
    とに連係し、前記目隠パネルの全長を前記スライド杆の
    変位に応じて調整可能にした請求項7記載の掛止棚。
  9. 【請求項9】 前記目隠パネルを前記棚の上下位置に移
    動可能に設け、その上昇時に前記棚の一側を隠蔽し、そ
    の下降時に前記棚の一側を開放可能にした請求項7記載
    の掛止棚。
  10. 【請求項10】 前記目隠パネルの下方に互いに伸縮可
    能に嵌合した掛止杆を設け、その一部の掛止杆を移動可
    能な目隠パネルに連係し、前記掛止杆の全長を前記目隠
    パネルの変位に応じて調整可能にした請求項7記載の掛
    止棚。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006136670A (ja) * 2004-11-15 2006-06-01 Iris Ohyama Inc 台座並びに該台座を用いた圧着棒及び圧着棚
JP2020023208A (ja) * 2018-08-06 2020-02-13 大日本印刷株式会社 運搬用台車

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006136670A (ja) * 2004-11-15 2006-06-01 Iris Ohyama Inc 台座並びに該台座を用いた圧着棒及び圧着棚
JP2020023208A (ja) * 2018-08-06 2020-02-13 大日本印刷株式会社 運搬用台車
JP7131187B2 (ja) 2018-08-06 2022-09-06 大日本印刷株式会社 運搬用台車

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