JP2001161335A - 無刺激ワサビ液 - Google Patents
無刺激ワサビ液Info
- Publication number
- JP2001161335A JP2001161335A JP37641699A JP37641699A JP2001161335A JP 2001161335 A JP2001161335 A JP 2001161335A JP 37641699 A JP37641699 A JP 37641699A JP 37641699 A JP37641699 A JP 37641699A JP 2001161335 A JP2001161335 A JP 2001161335A
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- JP
- Japan
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- oil
- horseradish
- dissolved
- liquid
- lemongrass
- Prior art date
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- Pending
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- Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ワサビ成分の刺激臭を抑える。
【構成】 柑橘系油、ミント系油、ティトリー油、レ
モングラス油、シトロネラ油のいずれかをイソチオシア
ン酸アリルに対し、0.5〜5倍添加する。又は、各々
包接体として水に溶解する。
モングラス油、シトロネラ油のいずれかをイソチオシア
ン酸アリルに対し、0.5〜5倍添加する。又は、各々
包接体として水に溶解する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、イソチオシアン酸アリ
ルを用いた殺菌、消臭、鮮度保持剤に関する。
ルを用いた殺菌、消臭、鮮度保持剤に関する。
【0002】
【従来の技術】イソチオシアン酸アリルは、ワサビ抽出
成分であって、殺菌、消臭、鮮度保持剤の効力成分とし
て用いられているが、刺激臭があって、広く用いられる
に至っていない。
成分であって、殺菌、消臭、鮮度保持剤の効力成分とし
て用いられているが、刺激臭があって、広く用いられる
に至っていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】イソチオシアン酸アリ
ルの刺激臭を消し去る方法を提供する。
ルの刺激臭を消し去る方法を提供する。
【0004】
【課題を解決するための手段】イソチオシアン酸アリル
を溶解した液に柑橘系油、ミント系油、レモングラス
油、シトロネラ油、ティトリー油のいずれか一つ、又は
混合物を共存させることにより、イソチオシアン酸アリ
ルの刺激臭を消し去ることに成功した。
を溶解した液に柑橘系油、ミント系油、レモングラス
油、シトロネラ油、ティトリー油のいずれか一つ、又は
混合物を共存させることにより、イソチオシアン酸アリ
ルの刺激臭を消し去ることに成功した。
【0005】イソチオシアン酸アリル液は、水又はアル
コールに溶解したものをいう。シクロデキストリン等に
包接したものを溶解したものでもよい。柑橘系油には、
オレンジ油、マンダリン油、ベルガモット油等がある。
これらの主成分はリモネンであり、したがってリモネン
油でもよい。
コールに溶解したものをいう。シクロデキストリン等に
包接したものを溶解したものでもよい。柑橘系油には、
オレンジ油、マンダリン油、ベルガモット油等がある。
これらの主成分はリモネンであり、したがってリモネン
油でもよい。
【0006】ミント系油には、スペアミント油及びペパ
ーミント油がある。レモングラス油、シトロネラ油、テ
ィトリー油は各々単品である。
ーミント油がある。レモングラス油、シトロネラ油、テ
ィトリー油は各々単品である。
【0007】イソチオシアン酸アリル液中のイソチオシ
アン酸アリルに対し、通常オイルを0.5倍〜10倍量
を添加する。オイルは水に溶けにくいが、少量であれば
水中に溶解又は分散する。しかし、多量を添加した場合
は油滴になってしまう。水に分散する濃度はせいぜい
0.5%までである。オイルは包接体として添加しても
よい。包接体とすれば、オイル濃度をさらに高くするこ
とができる。包接体とした場合は、オイルはイソチアチ
アン酸アリルの数%でよい。
アン酸アリルに対し、通常オイルを0.5倍〜10倍量
を添加する。オイルは水に溶けにくいが、少量であれば
水中に溶解又は分散する。しかし、多量を添加した場合
は油滴になってしまう。水に分散する濃度はせいぜい
0.5%までである。オイルは包接体として添加しても
よい。包接体とすれば、オイル濃度をさらに高くするこ
とができる。包接体とした場合は、オイルはイソチアチ
アン酸アリルの数%でよい。
【0008】シトロネラ油及びオレンジ油の2つは、他
と異なり刺激臭をよく抑える効果とともに、混合液の臭
いもさわやかであるという特徴を有していた。
と異なり刺激臭をよく抑える効果とともに、混合液の臭
いもさわやかであるという特徴を有していた。
【0009】
【作用】レモン系油であるレモン油、レモングラス油で
は、ワサビ成分の刺激臭と消す効力は全く異なり、レモ
ン油には効力はない。オレンジ油とシトロネラ油とがワ
サビ成分と最も良い組み合せとなる。しかし、ペパーミ
ントやスペアミントとワサビ成分との組み合せは長時間
吸引する場合、良い組み合せとは言えなかった。組み合
せとなると、その機構について理論は不明である。ラベ
ンダー油は、悪い組み合せとなる。ティトリー油、シト
ロネラ油、又はレモングラス油と、ワサビ成分の組み合
せは、ワサビの刺激臭を消し、且つ殺菌、消臭作用が高
める。
は、ワサビ成分の刺激臭と消す効力は全く異なり、レモ
ン油には効力はない。オレンジ油とシトロネラ油とがワ
サビ成分と最も良い組み合せとなる。しかし、ペパーミ
ントやスペアミントとワサビ成分との組み合せは長時間
吸引する場合、良い組み合せとは言えなかった。組み合
せとなると、その機構について理論は不明である。ラベ
ンダー油は、悪い組み合せとなる。ティトリー油、シト
ロネラ油、又はレモングラス油と、ワサビ成分の組み合
せは、ワサビの刺激臭を消し、且つ殺菌、消臭作用が高
める。
【0010】
【実施例1】0.05mlイソチアシアン酸アリル(和
光純薬工業製特級)を溶かした水溶液1Lにオレンジ油
(和光純薬工業製一級)0.2mlを加え、激しく混合
して調製した。
光純薬工業製特級)を溶かした水溶液1Lにオレンジ油
(和光純薬工業製一級)0.2mlを加え、激しく混合
して調製した。
【0011】
【実施例2】ワサビパウダー(ヤマサン製、9%シクロ
デキストリン包接体)75mgを蒸留水50mlに溶解
する。次にオレンジ油(和光純薬工業製一級)0.01
mlを加え、混合した。
デキストリン包接体)75mgを蒸留水50mlに溶解
する。次にオレンジ油(和光純薬工業製一級)0.01
mlを加え、混合した。
【0012】
【実施例3】ワサビパウダー(ヤマサン製)250mg
を蒸留水50mlに溶解する。次にエッセンシャルオイ
ル(レモングラス 生活の木M製)0.06mlを加
え、混合した。
を蒸留水50mlに溶解する。次にエッセンシャルオイ
ル(レモングラス 生活の木M製)0.06mlを加
え、混合した。
【0013】
【実施例4】ワサビパウダー(ヤマサン製)150mg
を蒸留水50mlに溶解する。次にエッセンシャルオイ
ル(レモングラス 生活の木M製)0.06mlを加
え、混合した。
を蒸留水50mlに溶解する。次にエッセンシャルオイ
ル(レモングラス 生活の木M製)0.06mlを加
え、混合した。
【0014】
【実施例5】ワサビパウダー(ヤマサン製)150mg
を蒸留水50mlに溶解する。次にエッセンシャルオイ
ル(スペアミント クロスCK製)0.02mlを加
え、混合した。
を蒸留水50mlに溶解する。次にエッセンシャルオイ
ル(スペアミント クロスCK製)0.02mlを加
え、混合した。
【0015】
【実施例6】ワサビパウダー(ヤマサン製)200mg
を蒸留水50mlに溶解する。次にエッセンシャルオイ
ル(シトロネラ GAIA製)0.03mlを加え、混
合した。
を蒸留水50mlに溶解する。次にエッセンシャルオイ
ル(シトロネラ GAIA製)0.03mlを加え、混
合した。
【0016】
【実施例7】ワサビパウダー(ヤマサン製)75mgを
蒸留水50mlに溶解する。次にエッセンシャルオイル
(ペパーミント GAIA製)0.03mlを加え、混
合した。
蒸留水50mlに溶解する。次にエッセンシャルオイル
(ペパーミント GAIA製)0.03mlを加え、混
合した。
【0017】
【実施例8】ワサビパウダー(ヤマサン製)1.5gと
オレンジ油のシクロデキストリン包接体(オレンジ油
0.15%)1.3gを水1Lに溶かした液を得た。
オレンジ油のシクロデキストリン包接体(オレンジ油
0.15%)1.3gを水1Lに溶かした液を得た。
Claims (3)
- 【請求項1】 イソチオシアン酸アリル液に柑橘系油、
ミント系油、ティトリー油、レモングラス油、シトロネ
ラ油のいずれか一種、又は混合を共存させた殺菌、消
臭、鮮度保持液。 - 【請求項2】 共存油がオレンジ油である請求項1記載
の殺菌、消臭、鮮度保持液。 - 【請求項3】 共存油がシトロネラ油、ティトリー油又
は、レモングラス油である請求項1記載の殺菌、消臭、
鮮度保持液。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP37641699A JP2001161335A (ja) | 1999-12-08 | 1999-12-08 | 無刺激ワサビ液 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP37641699A JP2001161335A (ja) | 1999-12-08 | 1999-12-08 | 無刺激ワサビ液 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001161335A true JP2001161335A (ja) | 2001-06-19 |
Family
ID=18507106
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP37641699A Pending JP2001161335A (ja) | 1999-12-08 | 1999-12-08 | 無刺激ワサビ液 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001161335A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008139699A1 (ja) * | 2007-04-27 | 2008-11-20 | Mitsubishi Chemical Corporation | 劣化臭防止剤および抗菌剤 |
-
1999
- 1999-12-08 JP JP37641699A patent/JP2001161335A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008139699A1 (ja) * | 2007-04-27 | 2008-11-20 | Mitsubishi Chemical Corporation | 劣化臭防止剤および抗菌剤 |
JP2008291016A (ja) * | 2007-04-27 | 2008-12-04 | Mitsubishi Chemicals Corp | 劣化臭防止剤および抗菌剤 |
US8389029B2 (en) | 2007-04-27 | 2013-03-05 | Mitsubishi Chemical Corporation | Deterioration smell inhibitor and antimicrobial |
TWI413499B (zh) * | 2007-04-27 | 2013-11-01 | Mitsubishi Chem Corp | Bad odor prevention agent and antibacterial agent |
KR101454696B1 (ko) * | 2007-04-27 | 2014-10-27 | 미쓰비시 가가꾸 가부시키가이샤 | 열화취 방지제 및 항균제 |
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