JP2001158729A - 皮膚外用組成物 - Google Patents

皮膚外用組成物

Info

Publication number
JP2001158729A
JP2001158729A JP34404099A JP34404099A JP2001158729A JP 2001158729 A JP2001158729 A JP 2001158729A JP 34404099 A JP34404099 A JP 34404099A JP 34404099 A JP34404099 A JP 34404099A JP 2001158729 A JP2001158729 A JP 2001158729A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
skin
weight
external preparation
parts
acid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP34404099A
Other languages
English (en)
Inventor
Itaru Yamamoto
格 山本
Masato Seto
匡人 瀬戸
Mitsuo Kawai
充夫 河合
Tokio Yamashita
登喜雄 山下
Seiji Sugiyama
清治 杉山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pola Chemical Industries Inc
Original Assignee
Pola Chemical Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pola Chemical Industries Inc filed Critical Pola Chemical Industries Inc
Priority to JP34404099A priority Critical patent/JP2001158729A/ja
Publication of JP2001158729A publication Critical patent/JP2001158729A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cosmetics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、敏感肌の人たちが使用しうる可能
性の高い皮膚外用の組成物を提供することを課題とす
る。 【解決手段】 6−アシルアスコルビン酸−2−グルコ
シドと不飽和油脂とを皮膚外用剤に含有させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アトピー性皮膚炎
の人や高ストレス下クラス人に有用な、化粧料などの皮
膚外用剤に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の皮膚外用剤の世界に於ける最大の
課題は、アトピー性皮膚炎などの外部刺激などに過敏に
反応する、所謂、敏感肌の人にどの様に対応するかと言
うことである。これは、近年において、この様な敏感肌
の人が激増している状況がバックグランドに存在する。
この様な敏感肌の人の急増の原因は、過密な住環境によ
るストレスであるとか、欧米化した食生活であるとか種
々の原因が挙げられているが、よくわからないのが現状
である。従って、この様な敏感肌の人は外的刺激をなる
べく受けないようにする以外には対応策が無く、化粧料
などは使えないのが現状であり、この様な敏感肌の人た
ちでも使用できる化粧料の開発が望まれていた。他方、
肌上で不飽和脂質が酸化を受けて過酸化物を生成するこ
とは知られていることであるが、前記敏感肌とかかる不
飽和脂質の酸化反応の間の因果関係については全く知ら
れていないし、この様な不飽和脂質の酸化に対して、6
−アシルアスコルビン酸ー2−グルコシドが優れた抑制
効果を発揮することも全く知られていない。従って、6
−アシルアスコルビン酸ー2−グルコシドを不飽和油脂
とともに用いることにより、不飽和油脂の酸化を抑え、
刺激発現を軽減できることも知られていなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、この様な状
況下為されたものであり、敏感肌の人でも炎症を起こす
可能性が少なく、使用しうる皮膚外用剤を提供すること
を課題とする。
【0004】
【課題の解決手段】この様な状況に鑑みて、本発明者ら
は敏感肌の人でも炎症を起こす可能性が少なく、使用し
うる皮膚外用剤を提供すべく、この様な人たちの刺激発
現の原因を鋭意追求した結果、不飽和油脂が皮膚上で酸
化される過程にあることを見出した。更に、この様な酸
化反応を抑制する物質を追い求めた結果、6−アシルア
スコルビン酸ー2−グルコシドがその様な作用に優れる
ことを見出し、不飽和油脂を含有する化粧料等の皮膚外
用剤に於いて、このものが存在することにより前記不飽
和油脂の酸化が抑制され、敏感肌の人において刺激発現
が抑制されることを見出し、発明を完成させるに至っ
た。即ち、本発明は、6−アシルアスコルビン酸ー2−
グルコシドと不飽和油脂とを含有する、皮膚外用剤を提
供するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】(1) 本発明の皮膚外用剤の必
須の成分である6−アシルアスコルビン酸ー2−グルコ
シド 本発明の皮膚外用の組成物は、アスコルビン酸−2−グ
ルコシドの6位アシル化物を含有することを特徴とす
る。ここで、アシル基としては炭素数6〜18のものが
好ましく、中でも炭素数8のものが特に好ましい。これ
は、この様なアシル基を有するアスコルビン酸ー2−グ
ルコシドに安全性を損なうこと無い、親水性の界面活性
作用が有るためである。かかるアシル基としては、直
鎖、分岐構造を有するもの、環状構造を有するものの何
れもが可能であるが、これらの内では直鎖のものが好ま
しく、例えば、オクタノイル基、デカノイル基、ドデカ
ノイル基などが好ましく例示できる。この様なアシル化
されたアスコルビン酸−2−グルコシドの製法は既に知
られており、それに従って製造することができる。例え
ば、酸と塩化チオニル等のハロゲン化剤を反応させて作
成できる酸ハライドや酸ハライドと酸を反応させて得ら
れる酸無水物等を原料に、大過剰の溶媒と大過剰のアス
コルビン酸ー2−グルコシドをピリジンやトリエチルア
ミン等のアルカリ存在下、緩和な条件で徐々に反応させ
ることによりかかる6−アシル化物を製造することがで
きる。アルカリとしてピリジンやトリエチルアミンなど
を用いると溶媒も兼ねられるので特に好ましい。その
他、使用できる溶媒としては、アシルハライドや酸無水
物に反応しないものであれば良く、例えば、アセトニト
リルやエーテル類、ハロゲン化炭化水素などが好適に例
示できる。この時、グルコースの6位にアシル基が導入
されたアシル化物も副精製物として得られるが、このも
のはシリカゲル、ODSなどを担体に用いたカラムクロ
マトグラフィーによって除去することができる。この時
の溶媒系としては、特段の限定はないが、担体がシリカ
ゲルであれば、クロロホルム−メタノール−水系や石油
エーテル−ジエチルエーテル−メタノール−水系が例示
できるし、担体がODSであれば、アセトニトリル−水
系やメタノール−水系などが例示でき、担体がダイアイ
オンHP−20等のイオン交換樹脂であれば、水−エタ
ノール系などが例示できる。これらアスコルビン酸−2
−グルコシドのアシル化物は唯一種を用いることもでき
るし、2種以上を組み合わせて用いることもできる。本
発明の皮膚外用の組成物に於ける、アスコルビン酸−2
−グルコシドの6位アシル化物の好ましい含有量は、
0.01〜10重量%であり、更に好ましくは0.05
〜5重量%である。これは、この量範囲にある場合、ア
スコルビン酸−2−グルコシドの6位アシル化物は皮膚
外用の組成物に於いて、皮膚上で不飽和油脂が酸化され
るのを防ぎ、刺激感等の発現を抑える作用を発揮できる
ためである。
【0006】(2)本発明の皮膚外用剤の必須の成分で
ある不飽和油脂 不飽和油脂は、酸化を受けて過酸化物を生成しやすい以
外は、優れた肌なじみ作用と水分散逸抑制作用、使用上
でのなめらかさなどの皮膚外用剤において好ましい作用
を数多く有している。この為、この酸化を上記6−アシ
ルアスコルビン酸ー2−グルコシドにより抑制すること
により、優れた皮膚外用剤構成成分としての有用性を発
揮できる。本発明の皮膚外用剤で使用できる不飽和油脂
としては、脂肪族の化合物であって、少なくとも1個の
不飽和結合を有する親油性のものであれば特段の限定無
く使用でき、例えば、不飽和結合含む脂肪族炭化水素、
アシル基乃至はアルコール基に少なくとも1個の不飽和
結合を含む、脂肪族のエステル類、不飽和脂肪酸、不飽
和高級アルコール、不飽和結合を有するH.L.B.が
10以下の非イオン界面活性剤等が好ましく例示でき
る。この様な不飽和油脂の具体的な好ましい例として
は、ホホバ油、オリーブ油、ラノリン、コレステロー
ル、ソルビタンオレイン酸エステル、オレイン酸モノグ
リセリド、ひまし油、オレイルアルコール、オレイン
酸、ジグリセリルモノオレート、トリグリセリルジオレ
ート、モノオレイン酸ポリオキシエチレンエステル等が
好ましく例示でき、この中では、ホホバ油、オリーブ
油、ラノリン、コレステロール、ソルビタンオレイン酸
エステル及びオレイン酸モノグリセリドが例示できる。
本発明の皮膚外用剤では、これらから選ばれる1種乃至
は2種以上を含有することができる。本発明の皮膚外用
剤に於けるこれら不飽和油脂の好ましい含有量は、その
分類される種類により異なるが、大凡0.1〜10重量
%である。更に詳細には、ホホバ油、オリーブ油、ひま
し油、ラノリン或いはコレステロールであれば1〜10
重量%が好ましく、ソルビタンオレイン酸エステル、オ
レイン酸モノグリセリド、ジグリセリルモノオレート、
トリグリセリルジオレートであれば、0.1〜5重量%
が好ましく、オレイルアルコール或いはオレイン酸であ
れば、0.1〜3重量%が好ましい。更に、これらを全
て合わせた総量も10重量%以内であることが好まし
い。これは、この様な範囲にある場合に於いて、上記6
−アシルアスコルビン酸グリコシドによって酸化が抑制
されるし、肌の手入れに好ましい効果を発揮するからで
ある。
【0007】(3)本発明の皮膚外用剤 本発明の皮膚外用剤は、上記に示す6−アシルアスコル
ビン酸ー2−グルコシドと不飽和油脂を含有することを
特徴とする。ここで、本発明において、皮膚外用剤と
は、皮膚上に外用で用いる組成物の総称を意味し、具体
的には、化粧料、皮膚外用医薬、皮膚外用殺菌剤、皮膚
外用消毒剤などを好ましく例示できる。これらの内、特
に好ましいものは、化粧料と皮膚外用医薬である。これ
は、本発明の効果である、安全に肌の手入れができる特
性が生かせるからである。特にこの様な特性を有するこ
とから、アトピー性皮膚炎の人や化学物質に過敏な人等
の敏感肌の人に適用することが好ましい。本発明の皮膚
外用剤では、これらの成分以外に、通常皮膚外用剤で使
用されている任意の成分を含有することができる。かか
る任意成分としては、例えば、スクワラン、ワセリン、
マイクロクリスタリンワックス等の炭化水素類、カルナ
ウバワックスやモクロウ、ステアリン酸セチル等のエス
テル類、牛脂、グリセリルトリイソステアレート、グリ
セリルイソオクタネート等のトリグリセライド類、ステ
アリン酸、パリミチン酸、ラウリン酸等の脂肪酸、ステ
アリルアルコール、オクチルドデカノール等の高級アル
コール、スルホコハク酸エステルやポリオキシエチレン
アルキル硫酸ナトリウム等のアニオン界面活性剤類、ア
ルキルベタイン塩等の両性界面活性剤類、ジアルキルア
ンモニウム塩等のカチオン界面活性剤類、ソルビタン脂
肪酸エステル、脂肪酸モノグリセライド、これらのポリ
オキシエチレン付加物、ポリオキシエチレンアルキルエ
ーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル等の非イオ
ン界面活性剤類、1,3−ブタンジオール、1,2−ペ
ンタンジオール、イソペンチルグリコール、ジグリセリ
ン、ジプロピレングリコール等の多価アルコール類、ベ
ンゾフェノン類やパラアミノ安息香酸誘導体、桂皮酸誘
導体などの紫外線吸収剤、パラベン類、クロロへキシジ
ン誘導体、ベンザルコニウム塩等の防腐剤、二酸化チタ
ン、微粒子二酸化チタン、鉄、アルミニウム、珪素など
をドープした二酸化チタン、酸化亜鉛等の粉体類等を例
示することができる。本発明の皮膚外用剤の内、化粧料
としては、通常知られている形態のものであれば、特段
の限定無く適用でき、例えば、化粧水、乳液、クリー
ム、パックなどの基礎化粧料、アンダーメークアップ、
ファンデーション、白粉、口紅、頬紅等のメークアップ
化粧料、トニック、シャンプー、リンス等の頭髪用化粧
料、石鹸、ボディーシャンプー、ボディーローション等
のボディー用化粧料等が例示できる。本発明の化粧料
は、これらの必須成分、好ましい成分及び任意成分を常
法に従って処理することにより得ることができる。かく
して得られた、本発明の皮膚外用剤は肌の手入れ効果と
その使用感に優れる上、不飽和油脂が酸化されにくいの
で、その酸化に起因する刺激発現の可能性が極めて低い
効果を有する。従って、アトピー性皮膚炎の人や化学物
質などの刺激に過敏になっている人に極めて好適であ
る。
【0008】
【実施例】以下に、実施例を挙げて本発明について更に
詳細に説明を加えるが、本発明がかかる実施例にのみ限
定を受けないことは言うまでもない。
【0009】<実施例1〜6>以下に示す処方に従っ
て、本発明の皮膚外用剤である乳液(化粧料)を作成し
た。即ち、イ、ロ、ハの成分を70℃に加熱し、イの成
分にロの成分を加え中和し、これにハの成分の成分を攪
拌しながら徐々に加え乳化し、ホモミキサーにて粒子を
そろえ、攪拌冷却し乳液を得た。これらの乳液につい
て、紫外線照射(80mW/秒/cm2で2時間)を行
い、TBA法により過酸化物価を測定した。この結果を
表1に示す。尚、実施例1の6−オクタノイルアスコル
ビン酸ー2−グルコシドを水に置換した比較例1はこの
価が32であった。これより、本発明の皮膚外用剤であ
る乳液は光酸化に対して安定であることがわかる。 イ) アクリル酸・メタクリル酸(c10〜30)アルキルコポリマー (ペムレンTR−1;グッドリッチ社製) 0.3重量部 水 30 重量部 1,2−ペンタンジオール 5 重量部 6−オクタノイルアスコルビン酸ー2−グルコシド 1 重量部 ロ) 水酸化カリウム 0.2重量部 水 43.5重量部 ハ) 不飽和油脂* 10 重量部 *表1に詳細を記す。
【0010】
【表1】
【0011】<実施例7>実施例1〜6の乳液、比較例
1の乳液及び比較例1の乳液中のホホバ油を流動パラフ
ィンに置換した比較例2の乳液について、光照射下での
刺激発現を試験した。試験方法は、ハートレー系白色種
モルモット1群5匹(雄性、300〜350g)の背部
を剃毛し、ガムテープで2回ストリッピングしてバリア
ー機能を低下させ、ここに1.5cm×1.5cmの部
位を8個作成し、それぞれのサンプルを0.02ml塗
布した。塗布後30分に80mW/秒/cm2の強さの
紫外線を5分照射し、その24時間後に皮膚反応をドレ
ーズの基準(++:浮腫を伴う反応、+:明らかな紅斑
を伴う反応、±:微弱な反応、−:無反応)に従って判
定した。結果を出現例数として、表2に示す。これよ
り、本発明の皮膚外用剤である乳液は、光照射下刺激を
発現していないことがわかる。これは、本発明の皮膚外
用剤では、不飽和油脂が光により酸化されにくいためで
ある。
【0012】
【表2】
【0013】<実施例8>実施例1、比較例1、比較例
2のサンプルについて、専門パネラーを用いてその使用
性(のびの良さとしっとり感)と使用後の肌のすべすべ
感を調べた。即ち、これら3種のサンプルを上腕内側部
に塗布し、触感により、良い:○、普通:▲、悪い:×
で評価した。結果を表3に示す。これより、本発明の皮
膚外用剤は優れた使用性と使用後感を有していること及
びこれが不飽和油脂に起因していることがわかる。
【0014】
【表3】
【0015】<実施例9>実施例1の乳液をアトピー性
皮膚炎の人5名を対象に、2週間の使用テストを行っ
た。使用テストは朝・晩1日2回連日使用してもらっ
た。パネラー全員において、肌の改善効果が認められ、
皮膚炎等のトラブルは全く認められなかった。これよ
り、本発明の皮膚外用剤はアトピー性皮膚炎の人や化学
物質に対して過敏な人などの敏感肌の人が使用してもト
ラブルを発現する可能性が極めて少ないし、この様な人
に於いても肌の手入れ効果が認められることがわかる。
【0016】<実施例10>以下に示す処方に従って、
本発明の皮膚外用剤である乳液(化粧料)を作成した。
即ち、イ、ロ、ハの成分を70℃に加熱し、イの成分に
ロの成分を加え中和し、これにハの成分の成分を攪拌し
ながら徐々に加え乳化し、ホモミキサーにて粒子をそろ
え、攪拌冷却し乳液を得た。このものは、上記の試験法
において、過酸化物価が4であり、モルモットに於ける
刺激試験が5匹とも−であり、のびの良さ、使用時のし
っとり感及び使用後のすべすべ感も○であった。 イ) アクリル酸・メタクリル酸(c10〜30)アルキルコポリマー (ペムレンTR−1;グッドリッチ社製) 0.3重量部 水 30 重量部 1,2−ペンタンジオール 5 重量部 6−デカノイルアスコルビン酸ー2−グルコシド 1 重量部 ロ) 水酸化カリウム 0.2重量部 水 43.5重量部 ハ) ホホバ油 10 重量部
【0017】<実施例11>以下に示す処方に従って、
本発明の皮膚外用剤である乳液(化粧料)を作成した。
即ち、イ、ロ、ハの成分を70℃に加熱し、イの成分に
ロの成分を加え中和し、これにハの成分の成分を攪拌し
ながら徐々に加え乳化し、ホモミキサーにて粒子をそろ
え、攪拌冷却し乳液を得た。このものは、上記の試験法
において、過酸化物価が4であり、モルモットに於ける
刺激試験が5匹とも−であり、のびの良さ、使用時のし
っとり感及び使用後のすべすべ感も○であった。 イ) アクリル酸・メタクリル酸(c10〜30)アルキルコポリマー (ペムレンTR−1;グッドリッチ社製) 0.3重量部 水 30 重量部 1,2−ペンタンジオール 5 重量部 6−オクタデカノイルアスコルビン酸ー2−グルコシド1 重量部 ロ) 水酸化カリウム 0.2重量部 水 43.5重量部 ハ) ホホバ油 10 重量部
【0018】<実施例12>以下に示す処方に従って、
本発明の皮膚外用剤である、クリーム(化粧料)を作成
した。即ち、イ、ロ、ハ、ニの成分を80℃に加熱溶解
し、イとロを混練りし、これにハを加えて希釈した後、
ニを徐々に加えて乳化し、攪拌冷却してクリームを得
た。このものは酸化安定性に優れていた。 イ) ジグリセリンモノオレート 5 重量部 ロ) 1,3−ブタンジオール 5 重量部 70%マルチトース水溶液 5 重量部 ブチルパラベン 0.1重量部 プロピルパラベン 0.1重量部 6−デカノイルアスコルビン酸ー2−グルコシド 0.1重量部 ハ) 軽質イソパラフィン 10 重量部 固形パラフィン 5 重量部 流動パラフィン 5 重量部 ジメチルポリシロキサン 10 重量部 ニ) 水 54.7重量部
【0019】<実施例13>以下に示す処方に従って、
本発明の皮膚外用剤である、クリーム(ステロイド剤:
医薬)を作成した。即ち、イ、ロ、ハ、ニの成分を80
℃に加熱溶解し、イとロを混練りし、これにハを加えて
希釈した後、ニを徐々に加えて乳化し、攪拌冷却してク
リームを得た。このものは酸化安定性に優れていた。従
って、刺激発現も低く、アトピー性皮膚炎の治療に好適
であった。 イ) ジグリセリンモノオレート 5 重量部 プレドニゾロン 1 重量部 ロ) 1,3−ブタンジオール 5 重量部 70%マルチトース水溶液 5 重量部 ブチルパラベン 0.1重量部 プロピルパラベン 0.1重量部 6−デカノイルアスコルビン酸ー2−グルコシド 0.1重量部 ハ) 軽質イソパラフィン 10 重量部 固形パラフィン 5 重量部 流動パラフィン 5 重量部 ジメチルポリシロキサン 10 重量部 ニ) 水 53.7重量部
【0020】<実施例14>以下に示す処方に従って、
本発明の皮膚外用剤である、クリーム(抗炎症剤:医
薬)を作成した。即ち、イ、ロ、ハ、ニの成分を80℃
に加熱溶解し、イとロを混練りし、これにハを加えて希
釈した後、ニを徐々に加えて乳化し、攪拌冷却してクリ
ームを得た。このものは酸化安定性に優れていた。従っ
て、刺激発現も低く、アトピー性皮膚炎の治療に好適で
あった。 イ) ジグリセリンモノオレート 5 重量部 スプロフェン 1 重量部 ロ) 1,3−ブタンジオール 5 重量部 70%マルチトース水溶液 5 重量部 ブチルパラベン 0.1重量部 プロピルパラベン 0.1重量部 6−デカノイルアスコルビン酸ー2−グルコシド 0.1重量部 ハ) 軽質イソパラフィン 10 重量部 固形パラフィン 5 重量部 流動パラフィン 5 重量部 ジメチルポリシロキサン 10 重量部 ニ) 水 53.7重量部
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、敏感肌の人でも炎症を
起こす可能性が少なく、使用しうる皮膚外用剤を提供す
ることができる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 7/00 A61K 7/00 W (72)発明者 河合 充夫 神奈川県横浜市戸塚区柏尾町560 ポーラ 化成工業株式会社ポーラ戸塚研究所内 (72)発明者 山下 登喜雄 神奈川県横浜市神奈川区高島台27番地1 ポーラ化成工業株式会社ポーラ横浜研究所 内 (72)発明者 杉山 清治 神奈川県横浜市神奈川区高島台27番地1 ポーラ化成工業株式会社ポーラ横浜研究所 内 Fターム(参考) 4C083 AA121 AA122 AB032 AC012 AC022 AC112 AC122 AC132 AC392 AC421 AC422 AC441 AC442 AC482 AC862 AD092 AD152 AD391 AD491 AD492 AD511 CC02 CC05 DD31 EE12 EE13

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 6−アシルアスコルビン酸ー2−グルコ
    シドと不飽和油脂とを含有することを特徴とする、皮膚
    外用剤。
  2. 【請求項2】 不飽和油脂が、ホホバ油であることを特
    徴とする、請求項1に記載の皮膚外用剤。
  3. 【請求項3】 不飽和油脂が、オリーブ油であることを
    特徴とする、請求項1に記載の皮膚外用剤。
  4. 【請求項4】 不飽和油脂が、ラノリン及び/又はコレ
    ステロールであることを特徴とする、請求項1に記載の
    皮膚外用剤。
  5. 【請求項5】 不飽和油脂が、ソルビタンオレイン酸エ
    ステルであることを特徴とする、請求項1に記載の皮膚
    外用剤。
  6. 【請求項6】 不飽和油脂がオレイン酸モノグリセライ
    ドであることを特徴とする、請求項1に記載の皮膚外用
    剤。
  7. 【請求項7】 敏感肌用であることを特徴とする、請求
    項1〜6何れか1項に記載の皮膚外用剤。
  8. 【請求項8】 化粧料であることを特徴とする、請求項
    1〜7何れか1項に記載の皮膚外用剤。
JP34404099A 1999-12-03 1999-12-03 皮膚外用組成物 Pending JP2001158729A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34404099A JP2001158729A (ja) 1999-12-03 1999-12-03 皮膚外用組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34404099A JP2001158729A (ja) 1999-12-03 1999-12-03 皮膚外用組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001158729A true JP2001158729A (ja) 2001-06-12

Family

ID=18366204

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34404099A Pending JP2001158729A (ja) 1999-12-03 1999-12-03 皮膚外用組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001158729A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TW508246B (en) Stabilization of an unstable retinoid in oil-in-water emulsions for skin care compositions
ES2199470T3 (es) Composiciones topicas para regular el aspecto grasiento/brillante de la piel.
EP0967958B1 (de) Körperreinigungsmittel
JP2928187B2 (ja) 超微細な泡立性の水中油形エマルションを含有する加圧装置
EP0930866B1 (de) Kosmetische oder dermatologische gele auf der basis von mikroemulsionen
EP1339413B1 (en) Compositions comprising complexes of phosphate derivatives of tocopherol
JP3024102B2 (ja) 光保護性化粧品組成物およびそれを用いた美容処理方法
JP2595483B2 (ja) 化粧品用組成物、皮膚用組成物及び抗老化美容方法
JPH0834708A (ja) サリチル酸誘導体の可溶化方法及びその誘導体を含む美容及び/または薬科学的組成物
JP2000063263A (ja) サリチル酸又はサリチル酸誘導体を含む化粧品及び/又は皮膚科学的組成物及びその使用
JPH04193814A (ja) 透明ないし半透明の化粧料
RU2123322C1 (ru) Косметическая композиция, вызывающая искусственный загар и/или искусственное потемнение кожи, способ ее получения, а также способ косметической обработки
JP3020278B2 (ja) ヒドロキシアルカノエート誘導体を含有する化粧品用組成物
JP3144892B2 (ja) 紫外線遮断性粉体
JP2919973B2 (ja) アルカノアートをコンディショナーとして含有するクレンジング組成物
DE19826118C2 (de) Wasserhaltige kosmetische oder pharmazeutische Stifte
JP2001158730A (ja) くすみ改善用の化粧料
JP2001158730A5 (ja)
US20060148907A1 (en) Topical antinflammatory preparations of y-terpinene
DE19642090A1 (de) Kosmetische oder dermatologische Gele auf der Basis von Mikroemulsionen
JP2001158729A (ja) 皮膚外用組成物
JPH07138125A (ja) 皮膚外用剤
JP3004707B2 (ja) 皮膚外用剤
JP2720247B2 (ja) 皮膚外用剤
JPH0692833A (ja) 皮膚外用剤

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061108

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20061108

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080428

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080507

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080620

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090407