JP2001158478A - 変色防止容器 - Google Patents

変色防止容器

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JP2001158478A
JP2001158478A JP34162599A JP34162599A JP2001158478A JP 2001158478 A JP2001158478 A JP 2001158478A JP 34162599 A JP34162599 A JP 34162599A JP 34162599 A JP34162599 A JP 34162599A JP 2001158478 A JP2001158478 A JP 2001158478A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
discoloration
lid
main body
light
Prior art date
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Pending
Application number
JP34162599A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Sato
篤志 佐藤
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Daicel Corp
Original Assignee
Daicel Chemical Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光による内容物の変色を防止でき、内容物の
視認性も確保できる変色防止容器の提供。 【解決手段】 蓋と本体を有する容器であり、波長20
0〜450nm及び560〜760nmの光線透過率
が、蓋が20%以下で、かつ本体が60〜100%であ
る変色防止容器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主に商品陳列時に
おいて、光により食品等の内容物が変色して商品価値を
低下させることが防止できる変色防止容器に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】一般の
小売り店においては、透明容器に入れた各種食品を冷蔵
ケース内に置き、購買者が商品を確認する際の便宜を図
ると共に商品の陳列効果を高めるため、至近距離から蛍
光灯による照明を当てている。このため、当然のように
照明を当てない場合に比べると食品の変色が促進されて
しまうという問題がある。かかる問題の発生を防止する
には容器全体を遮光性にすればよいが、それでは購買者
が内容物を視認することができず、現実的な方法ではな
い。
【0003】そこで、光による食品等の内容物の変色を
防止でき、かつ購買者の利便性をも確保できる、遮光性
と内容物の視認性を同時に具備した容器が求められてお
り、本発明はかかる変色防止容器を提供することを目的
とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、蓋と本体を有
する容器であり、波長200〜450nm及び560〜
760nmの光線透過率が、蓋が20%以下で、かつ本
体が60〜100%である変色防止容器を提供する。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の変色防止容器は、蓋の波
長200〜450nm及び560〜760nmの光線透
過率が20%以下、好ましくは15%以下、より好まし
くは10%以下であり(以下、かかる光線透過率を具備
することを「遮光性」という)、本体の前記波長領域の
光線透過率が60〜100%、好ましくは80〜100
%、より好ましくは90〜100%(以下、かかる光線
透過率を具備することを「透明性」という)である。
【0006】本発明の変色防止容器は、蓋と本体を有す
るものであり、蓋と本体は着脱自在であっても、一部に
おいて連結されたものであってもよい。また、蓋と本体
は、それらが互いに組合せ可能な形状であれば、平面形
状及び側面形状(又は正面形状)は特に限定されるもの
ではなく、大きさは用途に応じて適宜決定される。
【0007】本発明の変色防止容器は、本体側面全体の
25%以上の波長200〜450nm及び560〜76
0nmにおける光線透過率が、好ましくは20%以下、
より好ましくは15%以下、更に好ましくは10%以下
にすることが望ましい。このように本体側面を遮光性に
する場合の面積割合は、遮光性と透明性を考慮した上
で、本体の形状に応じて適宜決定できる。
【0008】例えば、本体が直方体状であれば、一側面
(25%)、二側面(50%)又は三側面(75%)に
遮光性を付与し、残部の一側面は内容物の確認のため透
明性を付与する。また、例えば、本体が角柱状(平面が
5角形以上のもの)又は円柱状であれば、側面の50%
以下の面積に遮光性を付与し、残部は内容物の確認のた
め透明性を付与する。このように本体の一部面を遮光性
にすると、上方及び側面側からの照明に対する変色防止
効果が高められるので好ましい。なお、本発明の変色防
止容器においては、本体側面に、渦巻き状、格子状、縞
状、水玉状等の所望の模様、文字、絵柄等を付すことに
より、25%以上を遮光性にする形態でもよい。
【0009】本発明の変色防止容器において遮光性を付
与する方法としては、可視光線を遮断するインキで印
刷する、容器材料に顔料や充填剤等を含有させて成形
する、可視光線を遮断する印刷ラベルを貼る、可視
光線を遮断するフィルムを貼る、等の方法を適用でき
る。
【0010】また、本発明の変色防止容器において透明
性を付与する方法としては、容器材料としてガラスを使
用する方法のほか、ポリエステル、ポリスチレン、ポリ
プロピレン、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニル等の樹
脂を使用する方法が適用できる。また、必要に応じて、
容器材料に紫外線吸収剤を配合することができる。
【0011】本発明の変色防止容器は、蓋の平面積sと
容器の厚さtとの比(t/s)を、好ましくは0.00
001〜0.0015、より好ましくは0.00002
〜0.001にすることができる。このような形態にす
ることにより、購買者が容器を手にとって見たり、ひっ
くり返したりした場合でも、内容物が容器内部で移動し
て見栄えを悪くすることが防止される。
【0012】また、本発明の変色防止容器は、蓋が凹部
を有し、凹部の底面が上記の厚さtをなす形態にするこ
とができる。このように蓋が凹部を有する場合、凹部の
底部により内容物が支持されるので、購買者が容器を手
にとって見たり、ひっくり返したりした場合でも、内容
物が容器内部で移動して見栄えを悪くすることが防止さ
れる。
【0013】また、本発明の変色防止容器は、深絞り形
状にすることができ、その場合には、容器の絞り比(直
径又は幅/深さ)を0.1〜2にすることが望ましい。
【0014】本発明の変色防止容器は、蓋と本体を嵌合
方式にすることができ、例えば、本体の内周縁と蓋の外
周縁とが接した状態で嵌合する内嵌合方式、本体の外周
縁と蓋の内周縁とが接した状態で嵌合する外嵌合方式、
本体の周縁を凸状にし、蓋部の周縁を凹状にし、前記凸
状周縁と凹状周縁を嵌合させる内外嵌合方式にすること
もできる。
【0015】本発明の変色防止容器は、内容物の光によ
る変色を防止し、かつ内容物を容器の外側から視認する
必要のある容器として使用することができ、特に総菜等
の食品容器として適している。
【0016】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに詳しく説
明するが、本発明はこれらにより限定されるものではな
い。 実施例1及び比較例1 2軸延伸ポリスチレンシートを熱成形して、蓋と本体を
有する透明の円柱状容器を得た(波長300〜450n
m及び560〜760nmの光線透過率がそれぞれ80
%及び90%)。容器本体の開口部の直径は150m
m、底部の直径は135.7mm、深さは22mmであ
り、蓋と本体は内外嵌合方式とし、蓋の大きさは本体に
関連して決定した。次に、実施例1の容器のみに、蓋の
全面の波長200〜450nm及び560〜760nm
の光線透過率が5%以下となるように印刷ラベルを貼り
付けた。これらの容器に茹でた枝豆を詰め込み、5℃の
温度で、真上10cmの距離から蛍光灯を照射した状態
で保存し、枝豆の変色の程度を目視により観察し、下記
の基準で評価した。結果を表1に示す。 ○:殆ど変色しないで、黄緑色を保持している。 △:若干、褐色を帯びている。 ×:変色が進み、白褐色となっている。表 1 0.5日 1 日 2 日 3 日 4 日 実施例1 ○ ○ △ △ △ 比較例1 △ × − − − 実施例1の枝豆は、4日経過後にも外観上の変色は小さ
く、品質自体にも問題はなかった。比較例1の枝豆は、
1日経過時点で変色の度合いがひどく、商品としての販
売ができない程度であった。
【0017】
【発明の効果】本発明の変色防止容器によれば、商品陳
列時において、照明により早期に変色して商品価値が低
下することが防止でき、一方、内容物が容易に確認でき
るので購買者にも便利であり、安心感も与えることがで
きる。本発明の変色防止容器は、内容物の品質には問題
がないものの、変色により商品価値が下がったために売
れ残っていた総菜等の売れ残りを少なくでき、その結果
として、無駄なゴミの発生量を減少させることができ
る。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蓋と本体を有する容器であり、波長20
    0〜450nm及び560〜760nmの光線透過率
    が、蓋が20%以下で、かつ本体が60〜100%であ
    る変色防止容器。
  2. 【請求項2】 本体側面全体の25%以上の面積が、波
    長200〜450nm及び560〜760nmにおける
    光線透過率が20%以下である請求項1記載の変色防止
    容器。
  3. 【請求項3】 蓋の平面積sと容器の厚さtとの比(t
    /s)が0.00001〜0.0015である請求項1
    又は2記載の変色防止容器。
  4. 【請求項4】 蓋が凹部を有し、凹部の底面が厚さtを
    なすものである請求項3記載の変色防止容器。
  5. 【請求項5】 容器の絞り比が0.1〜2である請求項
    1又は2記載の変色防止容器。
JP34162599A 1999-12-01 1999-12-01 変色防止容器 Pending JP2001158478A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007058350A1 (ja) * 2005-11-21 2007-05-24 Meiji Dairies Corporation 透明容器入り乳性飲食品及びその製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007058350A1 (ja) * 2005-11-21 2007-05-24 Meiji Dairies Corporation 透明容器入り乳性飲食品及びその製造方法
US8318226B2 (en) 2005-11-21 2012-11-27 Meiji Co., Ltd. Milk-type food and drink packed in transparent container and process for producing the same

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