JP2001158049A - 表皮一体成形品の製造装置 - Google Patents

表皮一体成形品の製造装置

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JP2001158049A
JP2001158049A JP34428799A JP34428799A JP2001158049A JP 2001158049 A JP2001158049 A JP 2001158049A JP 34428799 A JP34428799 A JP 34428799A JP 34428799 A JP34428799 A JP 34428799A JP 2001158049 A JP2001158049 A JP 2001158049A
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JP
Japan
Prior art keywords
cushion pad
skin material
skin
upper mold
mold
Prior art date
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Pending
Application number
JP34428799A
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English (en)
Inventor
Motoo Tanaka
基夫 田中
Toshiyuki Nakagawa
利幸 中川
Yasuyuki Tanizawa
康行 谷澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takanichi Co Ltd
Original Assignee
Takanichi Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表皮材の接着不良や毛倒れ等がなく外観品質
に優れた表皮一体成形品を効率よく生産することができ
る表皮一体成形品の製造装置を提供すること。 【解決手段】 表皮材を配置する下型1とクッションパ
ッドを保持する昇降動自在な上型2からなり、表皮材と
クッションパッドとの間に接着剤を介在させて押圧・加
熱することによりクッションパッドに表皮材が一体化さ
れた表皮一体成形品とする表皮一体成形品の製造装置に
おいて、前記上型2がクッションパッドと表皮材とを接
着するに必要な圧力を付与する第1の下降点と、更に下
降して圧締成形するのに必要な圧力を付与する第2の下
降点の少なくとも2点以上で停止するよう制御されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表皮材の接着不良
や毛倒れ等がなく外観品質に優れた表皮一体成形品を効
率よく生産するための表皮一体成形品の製造装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、自動車用シートのような表皮
一体成形品を生産する方法として、表皮材を配置した下
型とクッションパッドを保持した上型との間に接着剤を
介して押圧・加熱してクッションパッドに表皮材が一体
成形された成形品を製造する方法が公知である(例え
ば、特開昭61−176387号公報参照)。そして従
来法では、成形時における上型のプレス下降量を型締め
時の寸法管理で行っており、該上型の下降停止位置をメ
カニカルストッパで調整するのが普通であった。
【0003】ところが、被成形品の構成部品であるクッ
ションパッドや表皮材には寸法や密度等のバラツキがあ
るため、上型のプレス下降量を型締め時の寸法管理によ
り一律に行うのでは、例えば寸法的に小さい場合には成
形圧力不足に伴う接着不良等の問題が発生し、また寸法
的に大きい場合には成形圧力過多による表皮材の毛倒れ
やクッションパッドの潰れ等の問題が発生して、不良品
が多数生じ生産効率を低下させるという問題点があっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のような
従来の問題点を解決して、表皮材の接着不良がなく、ま
た製品潰れや表皮材の毛倒れ等もなく外観品質に優れた
表皮一体成形品を効率よく生産することができる表皮一
体成形品の製造装置を提供することを目的として完成さ
れたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本発明の表皮一体成形品の製造装置は、表
皮材を配置する下型とクッションパッドを保持する昇降
動自在な上型からなり、表皮材とクッションパッドとの
間に接着剤を介在させて押圧・加熱することによりクッ
ションパッドに表皮材が一体化された表皮一体成形品と
する表皮一体成形品の製造装置において、前記上型がク
ッションパッドと表皮材とを接着するに必要な圧力を付
与する第1の下降点と、更に下降して圧締成形するのに
必要な圧力を付与する第2の下降点の少なくとも2点以
上で停止するよう制御されていることを特徴とするもの
である。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照しつつ本発明
の好ましい実施の形態を示す。図面は、ポリウレタンよ
りなるクッションパッドの表面にファブリックよりなる
表皮材が一体成形された自動車用シートを製造する場合
を示すものであって、図中1は表皮材20を載置するた
めの下型、2はクッションパッド21を保持するための
上型、22は表皮材20をクッションパッド21に接着
する目的で両者間に介在されるホットメルトシートより
なる接着剤であり、以上の構成は従来のこの種の表皮一
体成形品の製造装置と基本的に同じである。また、接着
剤はクッションパッドまたは表皮材に塗布された感熱性
のものでもよい。なお、1a、2aは上下型をそれぞれ
保持するための下定盤と上定盤、3は前記上型2を昇降
動するためのエアシリンダ、4は下型1に加熱用蒸気を
供給するための蒸気供給ノズル、5は下型1を冷却する
ようエアを吸引するエア吸引ノズルである。
【0007】そして本発明では、前記上型2がクッショ
ンパッド21と表皮材20とを接着するのに必要な圧力
を付与する第1の下降点と、更に下降して圧締成形する
のに必要な圧力を付与する第2の下降点の少なくとも2
点以上で停止するよう制御されている点に特徴的構成を
有する。即ち、本発明者は表皮一体成形品を製造する場
合、クッションパッドと表皮材間にホットメルトシート
を介在させて単純に上下型間で押圧・加熱するのみで
は、表皮材の毛倒れやクッションパッドの潰れ等が生じ
るため、クッションパッド表面が必要以上に潰れない状
態で、かつ成形に必要な圧力が発生する任意の位置(第
1の下降点という)で下型より加熱して接着剤を溶融さ
せた後、更に上型を下降して型締めし(第2の下降点と
いう)、クッションパッドに溶融した接着剤を介して表
皮材を押圧・接着させ、次いで、クッションパッド表面
が潰れない位置(前記第1の下降点と同じ)まで上型を
上昇して下型より吸引・冷却処理することで優れた品質
の製品が得られるという知見に基づくものである。
【0008】上記第1の下降点は、上型2と上定盤2a
の合計重量とクッションパッド21が反発して上型2に
伝達する反力とがバランスする点であり、また第2の下
降点は、接着剤がクッションパッド21および表皮材2
0の地糸に含浸するのに十分な力を付与する点である。
なお、例えばポリウレタン系接着剤のように自己架橋タ
イプの接着剤22を使用した場合には、前記第1の下降
点を経ることなく第2の下降点から成形をスタートさせ
る。
【0009】図示のものにおいては、上型2が制御バル
ブ10の作動により任意の位置にピストン3aの位置が
制御されるエアシリンダ3により昇降動される構造とな
っており、第1の下降点および第2の下降点がエアシリ
ンダ3の移動量で位置規制されるものとなっている。即
ち、上型2が第1の下降点に下降する時は、制御バルブ
10に制御されてバルブ10aより制御エアが流れ成形
圧力のコントロールが行われ、プレス圧力とクッション
パッド21の反力とがバランスする点で上型2が停止
し、この状態を保持することとなる。次いで、上型2が
第2の下降点に下降する時は、バルブ10aが開放(エ
ア圧開放)されバルブ10bが開かれて更に下降し、所
定圧力でプレスすることとなる。なお、第2の下降点は
制御バルブ10による制御の他、メカニカルストッパに
よる下降位置の制御も行うことができる。更に、上型2
を上昇して吸引・冷却処理する時は、バルブ10bを閉
じバルブ10aを開くことで再び前記第1の下降点まで
上型2を上昇させることとなる。
【0010】このように構成されたものでは、上型2が
クッションパッド21と表皮材20とを接着成形するの
に必要な圧力を付与する第1の下降点と、更に下降して
圧締成形するのに必要な圧力を付与する第2の下降点の
少なくとも2点以上で停止するよう制御されているの
で、先ず上型2が第1の下降点まで下がり、クッション
パッド表面が必要以上に潰れない状態で、かつ成形に必
要な圧力が発生する状態で下型1より加熱(蒸気供給ノ
ズル4からの蒸気吐出)して接着剤22を溶融させるこ
ととなる。この結果、接着剤22は短時間で十分に流動
化し次工程の型締めに備えることとなる。次に、上型2
を第2の下降点まで下降して型締めし、クッションパッ
ド21に溶融した接着剤22を介して表皮材20を押圧
・接着させるが、前記工程で接着剤22が流動状態とさ
れているので、表皮材20の地糸に含浸が容易で全面に
わたり均一に分散しムラなく強固な接着力を発揮するこ
ととなる。なお、この時は加熱用蒸気の供給は終了して
いるため表皮材20が余分に加熱されることがなく、従
来のように加熱による毛倒れの発生がなくなる。次い
で、上型2を前記第1の下降点と同じ位置まで上昇さ
せ、クッションパッド表面が潰れない位置まで上型2を
上昇して、下型1より吸引・冷却処理するが、上型2に
よる押圧がないためクッションパッド21の潰れや毛倒
れの発生がなくなり、優れた品質の製品が得られること
となる。
【0011】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明は表皮材の接着不良がなく、また製品潰れや表皮材の
毛倒れ等もなく外観品質に優れた表皮一体成形品を効率
よく生産することができるものである。よって本発明は
従来の問題点を一掃した表皮一体成形品の製造装置とし
て、産業の発展に寄与するところは極めて大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す正面図である。
【図2】エアシリンダの作動を示す説明図である。
【符号の説明】
1 下型 2 上型 3 エアシリンダ 3a ピストン 10 制御バルブ 20 表皮材 21 クッションパッド 22 接着剤
フロントページの続き Fターム(参考) 4F211 AC03 AD21 AG03 AG21 AH26 TA03 TC06 TD11 TN42 TQ01 TQ13

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表皮材を配置する下型(1) とクッション
    パッドを保持する昇降動自在な上型(2) からなり、表皮
    材とクッションパッドとの間に接着剤を介在させて押圧
    ・加熱することによりクッションパッドに表皮材が一体
    化された表皮一体成形品とする表皮一体成形品の製造装
    置において、前記上型(2) がクッションパッドと表皮材
    とを接着するに必要な圧力を付与する第1の下降点と、
    更に下降して圧締成形するのに必要な圧力を付与する第
    2の下降点の少なくとも2点以上で停止するよう制御さ
    れていることを特徴とする表皮一体成形品の製造装置。
  2. 【請求項2】 上型(2) は、制御バルブ(10)の作動によ
    り任意の位置にピストン(3a)の位置が制御されるエアシ
    リンダ(3) により昇降動されるものである請求項1に記
    載の表皮一体成形品の製造装置。
JP34428799A 1999-12-03 1999-12-03 表皮一体成形品の製造装置 Pending JP2001158049A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012501254A (ja) * 2008-09-01 2012-01-19 シー−ジェクス システムズ 可撓性表皮材を支持体に熱接着する装置及び方法
KR101134513B1 (ko) 2009-12-21 2012-04-13 주식회사 폴리언스 시트 제조방법

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