JP2001157438A - 昇圧回路およびそれを用いた半導体装置 - Google Patents

昇圧回路およびそれを用いた半導体装置

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JP2001157438A
JP2001157438A JP33485899A JP33485899A JP2001157438A JP 2001157438 A JP2001157438 A JP 2001157438A JP 33485899 A JP33485899 A JP 33485899A JP 33485899 A JP33485899 A JP 33485899A JP 2001157438 A JP2001157438 A JP 2001157438A
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power supply
supply voltage
voltage
pump
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Manabu Komiya
学 小宮
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一つの回路構成及びレイアウトで、高い電源
電圧では低消費電力と高信頼性を実現し、低い電源電圧
でも所望の昇圧電圧を発生可能な昇圧回路を提供する。 【解決手段】 供給される電源電圧をそれ以上の電圧に
まで昇圧するポンプ回路11と、ポンプ回路に供給され
る電源電圧を検知する電源電圧検知回路15と、電源電
圧検知回路による検知結果に応じて、ポンプ回路の段数
を切り替える段数切替回路16とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置に適用
すると有効な昇圧回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図5(a)は、従来の昇圧回路の構成を
示す回路図である。図5(a)において、51はポンプ
(PUMP)回路、52は電圧をポンプアップするのに
必要な複数のクロックを発生するクロック発生回路、5
3は容量、54は昇圧した電圧を所望の電圧レベルにク
ランプするクランプダイオード、561、562、56
3、564はNチャンネルトランジスタを示している。
図5(b)は、クロック発生回路52から出力されるク
ロックF1、F2、F3、F4のタイミングチャートで
ある。
【0003】次に、上記構成を有する昇圧回路におい
て、昇圧電圧を生成する動作について説明する。
【0004】クロック発生回路52から出力されるクロ
ックF4を立ち下げることで、Nチャンネルトランジス
タ561をオフ状態にする。次に、クロックF1を立ち
上げることで、Nチャンネルトランジスタ564のゲー
ト電圧を立ち上げて、Nチャンネルトランジスタ561
のゲートに電荷を供給する。次に、クロックF3を立ち
下げることで、Nチャンネルトランジスタ562をオフ
状態にし、その後クロックF2を立ち上げることで、N
チャンネルトランジスタ563のゲート電圧を立ち上げ
る。
【0005】この時、クロックF3が立ち下がっている
ため、Nチャンネルトランジスタ562からの電荷の逆
流はない。次に、クロックF2を立ち下げ、Nチャンネ
ルトランジスタ563をオフ状態にした後、クロックF
3を立ち上げると電源電圧VDDが昇圧される。
【0006】更に、クロックF1を立ち下げてNチャン
ネルトランジスタ564をオフ状態にした後にクロック
F4を立ち上げると、Nチャンネルトランジスタ561
が前記昇圧電圧によってオン状態になり、この昇圧電圧
が次段へ伝えられる。
【0007】以上の動作が繰り返されることで、最終段
において所望の昇圧電圧が生成される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記昇圧電圧の大きさ
は、PUMP回路51の段数に比例することになる。例
えば、n段から構成されるPUMP回路51の昇圧電圧
は、電源電圧をVDD、Nチャンネルトランジスタの閾
値電圧をVtとすると、(VDD−Vt)×nで表され
る。従って、電源電圧が低い場合は、所望の昇圧電圧を
得るために、PUMP回路51の段数を多くする必要が
ある。また、PUMP回路51の昇圧効率をアップする
には、クロック発生回路52のクロック周波数を高くす
る必要がある。
【0009】しかしながら、電源電圧が高い場合は、P
UMP回路51の段数が多いと、所望の電圧レベル以上
にまで昇圧され、無駄な電圧が発生してしまう。
【0010】また、電源電圧が高く、クロック発生回路
52の周波数が高いと、PUMP回路51は無駄な電流
供給能力を持ってしまう。こうなると、消費電力の浪費
も多くなってしまう。
【0011】更に、PUMP回路51が無駄な高電圧や
電流供給能力を持つと、昇圧電圧を所望の電圧レベルに
クランプするためにPUMP回路51の最終段に設けら
れるクランプダイオードに流す電流が増大し、クランプ
ダイオードの信頼性にも悪影響を及ぼしてしまう。
【0012】よって、本発明の目的は、一つの回路構成
及びレイアウトで、高い電源電圧では低消費電力を実現
し低い電源電圧でも所望の昇圧電圧を発生可能な、つま
り広範囲の電源電圧で使用できると共に、低消費電力と
高信頼性を実現した昇圧回路を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本発明の第1の昇圧回路は、供給される電源電圧を
それ以上の電圧にまで昇圧するポンプ回路と、前記ポン
プ回路に供給される電源電圧を検知する電源電圧検知回
路と、前記電源電圧検知回路による検知結果に応じて、
前記ポンプ回路の段数を切り替える段数切替回路とを備
えたことを特徴とする。
【0014】前記第1の昇圧回路は、クロック信号を発
生して前記ポンプ回路に供給するクロック発生回路を備
え、前記クロック発生回路は、前記電源電圧検知回路に
よる検知結果に応じて、前記ポンプ回路の所定段へのク
ロック信号の供給を停止することが好ましい。
【0015】前記第1の昇圧回路によれば、電源電圧が
高い場合には、段数切替回路によりポンプ回路の有効な
段数が少なくなるように切替えると共に、クロック発生
回路によりポンプ回路に供給するクロック信号数が少な
くなるように切替えて、所定の段数分だけポンプ回路の
動作を停止することで、ポンプ回路が無駄な昇圧電圧を
発生するのを防止することができ、これにより消費電力
を低減することが可能になる。
【0016】また、電源電圧が低い場合には、段数切替
回路によりポンプ回路の有効な段数が多くなるように切
替えると共に、クロック発生回路によりポンプ回路に供
給するクロック信号数が多くなるように切替えて、ポン
プ回路の動作段数を増大させることで、一つの回路構成
及びレイアウトで所望の昇圧電圧を生成することができ
る。
【0017】前記の目的を達成するため、本発明の第2
の昇圧回路は、供給される電源電圧をそれ以上の電圧に
まで昇圧するポンプ回路と、前記ポンプ回路に供給され
る電源電圧を検知する電源電圧検知回路と、クロック信
号を発生して前記ポンプ回路に供給するクロック発生回
路と、前記電源電圧検知回路による検知結果に応じて、
前記クロック信号の周波数を切り替える周波数切替回路
とを備えたことを特徴とする。
【0018】前記第2の昇圧回路によれば、電源電圧が
高い場合には、クロック発生回路によりポンプ回路に供
給するクロック信号の周波数が低くなるように切替える
ことで、ポンプ回路が無駄な電流を供給するのを防止す
ることができ、これにより消費電力を低減することが可
能になる。
【0019】また、電源電圧が低い場合には、クロック
発生回路によりポンプ回路に供給するクロック信号の周
波数が高くなるように切替えることで、一つの回路構成
及びレイアウトで所望の電流供給能力を確保することが
できる。
【0020】前記の目的を達成するため、本発明の第3
の昇圧回路は、供給される電源電圧をそれ以上の電圧に
まで昇圧するポンプ回路と、前記ポンプ回路の出力電圧
を一定の電圧レベルにクランプするクランプダイオード
と、前記クランプダイオードに流れる電流を検知する電
流検知回路と、前記電流検知回路による検知結果に応じ
て、前記ポンプ回路の段数を切り替える段数切替回路と
を備えたことを特徴とする。
【0021】前記第3の昇圧回路は、クロック信号を発
生して前記ポンプ回路に供給するクロック発生回路を備
え、前記クロック発生回路は、前記電流検知回路による
検知結果に応じて、前記ポンプ回路の所定段へのクロッ
ク信号の供給を停止することが好ましい。
【0022】前記第3の昇圧回路によれば、必要以上の
電流がクランプダイオードに流れた場合には、段数切替
回路によりポンプ回路の有効な段数が少なくなるように
切替えると共に、クロック発生回路によりポンプ回路に
供給するクロック信号数が少なくなるように切替えて、
所定の段数分だけポンプ回路の動作を停止することで、
ポンプ回路が無駄な昇圧電圧を発生するのを防止すると
共に、ポンプ回路が無駄な電流を供給するのを防止する
ことができ、これにより消費電力を低減することが可能
になると共に、クランプダイオードに流す電流も抑える
ことができるため、信頼性が向上する。
【0023】前記の目的を達成するため、本発明の第4
の昇圧回路は、供給される電源電圧をそれ以上の電圧に
まで昇圧するポンプ回路と、クロック信号を発生して前
記ポンプ回路に供給するクロック発生回路と、前記ポン
プ回路の出力電圧を一定の電圧レベルにクランプするク
ランプダイオードと、前記クランプダイオードに流れる
電流を検知する電流検知回路と、前記電流検知回路によ
る検知結果に応じて、前記クロック信号の周波数を切り
替える周波数切替回路とを備えたことを特徴とする。
【0024】前記第4の昇圧回路によれば、必要以上の
電流がクランプダイオードに流れた場合には、クロック
発生回路によりポンプ回路に供給するクロック信号の周
波数が低くなるように切替えることで、ポンプ回路が無
駄な電流を供給するのを防止することができ、これによ
り消費電力を低減することが可能になると共に、クラン
プダイオードに流す電流も抑えることができるため、信
頼性が向上する。
【0025】前記の目的を達成するため、本発明の半導
体装置は、前記第1から第4の昇圧回路を備えたことを
特徴とする。
【0026】この半導体装置によれば、前記第1から第
4の昇圧回路の作用効果に加えて、特に第3および第4
の昇圧回路を備えた半導体メモリ装置において、例え
ば、スタンバイモード時や消去禁止(Erase Inhibit)
モード時といったようなポンプ回路を動作させながらポ
ンプ回路の出力電圧を他の回路に供給しない場合に、従
来のように、ポンプ回路によって生成された電流が全て
クランプダイオードに流れてしまうのではなく、電流検
知回路を備えることで、クランプダイオードに流れる電
流を削減することができるため、半導体装置の信頼性を
向上させることが可能になる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。
【0028】[実施の形態1]図1は、本発明の実施の
形態1による昇圧回路の構成を示す回路図である。図1
において、11はポンプ(PUMP)回路、121、1
22は電源電圧VDDをポンプアップするためのクロッ
ク信号を発生するクロック発生回路、13は容量、14
は昇圧した電圧を所望の電圧レベルにクランプするクラ
ンプダイオード、15は電源電圧を検知する電源電圧検
知回路、16はPUMP回路の段数を切り替えるNチャ
ンネルトランジスタ(段数切替回路)である。
【0029】使用する電源電圧VDDが、例えば、5V
といったような高い電圧である場合、電源電圧検知回路
15が電源電圧を検知することによって、電源電圧検知
回路15のNチャンネルトランジスタ16のゲートへの
出力は論理「H」となり、Nチャンネルトランジスタ1
6はオン状態になって、電源電圧がNチャンネルトラン
ジスタ16を介してNチャンネルトランジスタ171に
供給される。これにより、PUMP回路11のNチャン
ネルトランジスタ171以降の後段のみがポンプアップ
動作を行い、Nチャンネルトランジスタ16が接続され
たPUMP回路11の前段はポンプアップ動作から切り
離される。
【0030】それと同時に、電源電圧検知回路15がク
ロック発生回路A121への出力を論理「L」にするこ
とで、クロック発生回路A121から、切り離したPU
MP回路11の前段へのクロック信号F1、F2、F
3、F4の供給が停止される。ここで、電源電圧検知回
路15はクロック発生回路B122への出力を論理
「H」状態に保ち、クロック発生回路B122からは、
従来例のように、クロック信号F1A、F2A、F3
A、F4AがPUMP回路11に供給される。
【0031】このように、電源電圧が5Vと高い場合、
PUMP回路11の有効な段数を減少させることがで
き、無駄な昇圧電圧が発生するのを防止すると共に、ク
ランプダイオード14に無駄な電流が流れるのを防止す
ることが出来る。
【0032】一方、使用する電源電圧VDDが、例え
ば、2.5Vといったような低い電圧である場合は、電
源電圧検知回路15のNチャンネルトランジスタ16の
ゲートへの出力は論理「L」となり、Nチャンネルトラ
ンジスタ16はオフ状態になる。これにより、PUMP
回路11の段数は従来例のようになり、Nチャンネルト
ランジスタ16が接続されたPUMP回路11の前段と
後段の両方がポンプアップ動作を行い、PUMP回路1
1は所望の昇圧電圧を生成することになる。
【0033】このように、本実施の形態によれば、電源
電圧が高い場合にはPUMP回路11の有効な段数を減
らすことができるため、低消費電力を実現すると共にク
ランプダイオード14の高信頼性も確保することができ
る。また、電源電圧が低い場合には、従来例のような昇
圧電圧を確保することができる。つまり、一つの回路構
成及びレイアウトで、高い電源電圧では低消費電力及び
高信頼性を確保しつつ、低い電源電圧でも使用できる昇
圧回路を提供することができる。
【0034】[実施の形態2]図2は、本発明の実施の
形態2による昇圧回路の構成を示す回路図である。図2
において、21はPUMP回路、22は電源電圧VDD
をポンプアップするためのクロック信号を発生すると共
に、クロック信号の周波数を切替えるクロック発生回路
(周波数切替回路)、23は容量、24は昇圧した電圧
を所望の電圧レベルにクランプするクランプダイオー
ド、25は電源電圧を検知する電源電圧検知回路であ
る。
【0035】使用する電源電圧VDDが、例えば、5V
といったような高い電圧である場合、電源電圧検知回路
25が電源電圧を検知することによって、電源電圧検知
回路25のクロック発生回路22への出力が論理「H」
となり、クロック発生回路22の周波数を、例えば1/
2に落とすことで、クランプダイオード24に流れる無
駄な電流を抑えることができる。
【0036】一方、使用する電源電圧VDDが、例え
ば、2.5Vといったような低い電圧である場合は、電
源電圧検知回路25のクロック発生回路22への出力が
論理「L」になるため、クロック発生回路22の周波数
は元に戻り、PUMP回路21は必要な電流供給能力を
確保することができる。
【0037】このように、本実施の形態によれば、電源
電圧が高い場合には、クロック発生回路22の周波数を
低くすることができるため、低消費電力を実現すると共
にクランプダイオード24の高信頼性も確保できる。ま
た、電源電圧が低い場合には、従来例のような昇圧電圧
及び電流供給能力を確保することができる。つまり、一
つの回路構成及びレイアウトで、高い電源電圧では低消
費電力及び高信頼性を確保しつつ、低い電源電圧でも使
用できる昇圧回路を提供することができる。
【0038】[実施の形態3]図3は、本発明の実施の
形態3による昇圧回路の構成を示す回路図である。図3
において、31はPUMP回路、321、322は電源
電圧VDDをポンプアップするためのクロック信号を発
生するクロック発生回路、33は容量、34は昇圧した
電圧を所望の電圧レベルにクランプするクランプダイオ
ード、35はクランプダイオード34に流れる電流を検
知する電流検知回路、36はPUMP回路31の段数を
切り替えるNチャンネルトランジスタ(段数切替回路)
である。
【0039】使用する電源電圧VDDが、例えば、5V
といったような高い電圧である場合、クランプダイオー
ド34に流れる電流量は必要な電流能力以上になってし
まう。そこで、必要な電流量以上にクランプダイオード
34に電流が流れるのを電流検知回路35が検知して、
論理「H」をNチャンネルトランジスタ36のゲートに
供給することにより、Nチャンネルトランジスタ36が
オン状態になって、電源電圧VDDがNチャンネルトラ
ンジスタ36を介してNチャンネルトランジスタ371
に供給される。これにより、PUMP回路31のNチャ
ンネルトランジスタ371以降の後段のみがポンプアッ
プ動作を行い、Nチャンネルトランジスタ36が接続さ
れたPUMP回路31の前段はポンプアップ動作から切
り離される。
【0040】それと同時に、電流検知回路35がクロッ
ク発生回路A321への出力を論理「L」にすること
で、クロック発生回路A321から、切り離したPUM
P回路31の前段へのクロック信号F1、F2、F3、
F4の供給が停止される。ここで、電流検知回路35は
クロック発生回路B322への出力を論理「H」状態に
保ち、クロック発生回路B322からは、従来例のよう
に、クロック信号F1A、F2A、F3A、F4AがP
UMP回路31に供給される。
【0041】一方、使用する電源電圧VDDが、例え
ば、2.5Vといったような低い電圧である場合は、電
流検知回路35のNチャンネルトランジスタ16のゲー
トへの出力は論理「L」となり、Nチャンネルトランジ
スタ36はオフ状態になる。これにより、PUMP回路
31の段数は従来例のようになり、Nチャンネルトラン
ジスタ36が接続されたPUMP回路31の前段と後段
の両方がポンプアップ動作を行い、PUMP回路31は
所望の昇圧電圧を生成することになる。
【0042】このように、本実施の形態によれば、電源
電圧が高い場合にはPUMP回路31の有効な段数を減
らすことができるため、低消費電力を実現すると共にク
ランプダイオード34の高信頼性も確保することができ
る。また、電源電圧が低い場合には、従来例のような昇
圧電圧を確保することができる。つまり、一つの回路構
成及びレイアウトで、高い電源電圧では低消費電力及び
高信頼性を確保しつつ、低い電源電圧でも使用できる昇
圧回路を提供することができる。
【0043】更に、本実施の形態による昇圧回路を備え
た半導体メモリ装置において、例えば、スタンバイモー
ド時や消去禁止(Erase Inhibit)モード時といったよ
うなPUMP回路31を動作させながらPUMP回路3
1の出力電圧を他の回路に供給しない場合に、従来のよ
うに、PUMP回路31によって生成された電流が全て
クランプダイオードに流れてしまうのではなく、電流検
知回路35によりクランプダイオード34に流れる電流
を検知することで、クランプダイオード34に流れる電
流を削減することができるため、半導体メモリ装置の信
頼性を向上させることが可能になる。
【0044】[実施の形態4]図4は、本発明の実施の
形態4による昇圧回路の構成を示す回路図である。図4
において、41はPUMP回路、42は、電源電圧VD
Dをポンプアップするためのクロック信号を発生すると
共に、クロック信号の周波数を切替えるクロック発生回
路(周波数切替回路)、43は容量、44は昇圧した電
圧を所望の電圧レベルにクランプするクランプダイオー
ド、45はクランプダイオードに流れる電流を検知する
電流検知回路である。
【0045】使用する電源電圧VDDが、例えば、5V
といったような高い電圧である場合、クランプダイオー
ド44に流れる電流量は必要な電流能力以上になってし
まう。そこで、必要な電流量以上にクランプダイオード
44に電流が流れるのを電流検知回路45が検知するこ
とにより、電流検知回路45のクロック発生回路42へ
の出力が論理「H」となり、クロック発生回路42の周
波数を、例えば1/2に落とすことで、クランプダイオ
ード44に流れる無駄な電流を抑えることができる。
【0046】一方、使用する電源電圧VDDが、例え
ば、2.5Vといったような低い電圧である場合は、電
流検知回路45のクロック発生回路42への出力が論理
「L」になるため、クロック発生回路42の周波数は元
に戻り、PUMP回路41は必要な電流供給能力を確保
することができる。
【0047】このように、本実施の形態によれば、電源
電圧が高い場合には、クロック発生回路42の周波数を
低くすることができるため、低消費電力を実現すると共
にクランプダイオード44の高信頼性も確保できる。ま
た、電源電圧が低い場合には、従来例のような昇圧電圧
及び電流供給能力を確保することができる。つまり、一
つの回路構成及びレイアウトで、高い電源電圧では低消
費電力及び高信頼性を確保しつつ、低い電源電圧でも使
用できる昇圧回路を提供することができる。
【0048】更に、本実施の形態による昇圧回路を備え
た半導体メモリ装置において、例えば、スタンバイモー
ド時や消去禁止(Erase Inhibit)モード時といったよ
うなPUMP回路41を動作させながらPUMP回路4
1の出力電圧を他の回路に供給しない場合に、従来のよ
うに、PUMP回路41によって生成された電流が全て
クランプダイオードに流れてしまうのではなく、電流検
知回路45によりクランプダイオード44に流れる電流
を検知することで、クランプダイオード44に流れる電
流を削減することができるため、半導体メモリ装置の信
頼性を向上させることが可能になる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
電源電圧が高い場合には、段数切替回路によりポンプ回
路の有効な段数が少なくなるように切替えると共に、ク
ロック発生回路によりポンプ回路に供給するクロック信
号数が少なくなるように切替えて、所定の段数分だけポ
ンプ回路の動作を停止することで、ポンプ回路が無駄な
昇圧電圧を発生するのを防止することができ、これによ
り消費電力を低減することが可能になる。一方、電源電
圧が低い場合には、段数切替回路によりポンプ回路の有
効な段数が多くなるように切替えると共に、クロック発
生回路によりポンプ回路に供給するクロック信号数が多
くなるように切替えて、ポンプ回路の動作段数を増大さ
せることで、一つの回路構成及びレイアウトで所望の昇
圧電圧を生成することができる。
【0050】また、電源電圧が高い場合には、クロック
発生回路によりポンプ回路に供給するクロック信号の周
波数が低くなるように切替えることで、ポンプ回路が無
駄な電流を供給するのを防止することができ、これによ
り消費電力を低減することが可能になる。一方、電源電
圧が低い場合には、クロック発生回路によりポンプ回路
に供給するクロック信号の周波数が高くなるように切替
えることで、一つの回路構成及びレイアウトで所望の電
流供給能力を確保することができる。
【0051】また、必要以上の電流がクランプダイオー
ドに流れた場合には、段数切替回路によりポンプ回路の
有効な段数が少なくなるように切替えると共に、クロッ
ク発生回路によりポンプ回路に供給するクロック信号数
が少なくなるように切替えて、所定の段数分だけポンプ
回路の動作を停止することで、ポンプ回路が無駄な昇圧
電圧を発生するのを防止すると共に、ポンプ回路が無駄
な電流を供給するのを防止することができ、これにより
消費電力を低減することが可能になると共に、クランプ
ダイオードに流す電流も抑えることができるため、信頼
性が向上する。
【0052】また、必要以上の電流がクランプダイオー
ドに流れた場合には、クロック発生回路によりポンプ回
路に供給するクロック信号の周波数が低くなるように切
替えることで、ポンプ回路が無駄な電流を供給するのを
防止することができ、これにより消費電力を低減するこ
とが可能になると共に、クランプダイオードに流す電流
も抑えることができるため、信頼性が向上する。
【0053】さらに、本発明による昇圧回路を備えた半
導体メモリ装置において、例えば、スタンバイモード時
や消去禁止(Erase Inhibit)モード時といったような
ポンプ回路を動作させながらポンプ回路の出力電圧を他
の回路に供給しない場合に、従来のように、ポンプ回路
によって生成された電流が全てクランプダイオードに流
れてしまうのではなく、電流検知回路によりクランプダ
イオードに流れる電流を検知することで、クランプダイ
オードに流れる電流を削減することができるため、半導
体装置の信頼性を向上させることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1による昇圧回路の構成
を示す回路図
【図2】 本発明の実施の形態2による昇圧回路の構成
を示す回路図
【図3】 本発明の実施の形態3による昇圧回路の構成
を示す回路図
【図4】 本発明の実施の形態4による昇圧回路の構成
を示す回路図
【図5】 従来の昇圧回路の構成を示す回路図
【符号の説明】
11、21、31、41、51 ポンプ(PUMP)回
路 121、122、321、322、52 クロック発生
回路 13、23、33、43、53 容量 14、24、34、44、54 クランプダイオード 15、25 電源電圧検知回路 16、36 Nチャンネルトランジスタ(段数切替回
路) 171、371 Nチャンネルトランジスタ 22、42 クロック発生回路(周波数切替回路) 35、45 電流検知回路 561、562、563、564 nチャンネルトラン
ジスタ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 供給される電源電圧をそれ以上の電圧に
    まで昇圧するポンプ回路と、前記ポンプ回路に供給され
    る電源電圧を検知する電源電圧検知回路と、前記電源電
    圧検知回路による検知結果に応じて、前記ポンプ回路の
    段数を切り替える段数切替回路とを備えたことを特徴と
    する昇圧回路。
  2. 【請求項2】 前記昇圧回路は、クロック信号を発生し
    て前記ポンプ回路に供給するクロック発生回路を備え、
    前記クロック発生回路は、前記電源電圧検知回路による
    検知結果に応じて、前記ポンプ回路の所定段へのクロッ
    ク信号の供給を停止する請求項1記載の昇圧回路。
  3. 【請求項3】 供給される電源電圧をそれ以上の電圧に
    まで昇圧するポンプ回路と、前記ポンプ回路に供給され
    る電源電圧を検知する電源電圧検知回路と、クロック信
    号を発生して前記ポンプ回路に供給するクロック発生回
    路と、前記電源電圧検知回路による検知結果に応じて、
    前記クロック信号の周波数を切り替える周波数切替回路
    とを備えたことを特徴とする昇圧回路。
  4. 【請求項4】 供給される電源電圧をそれ以上の電圧に
    まで昇圧するポンプ回路と、前記ポンプ回路の出力電圧
    を一定の電圧レベルにクランプするクランプダイオード
    と、前記クランプダイオードに流れる電流を検知する電
    流検知回路と、 前記電流検知回路による検知結果に応じて、前記ポンプ
    回路の段数を切り替える段数切替回路とを備えたことを
    特徴とする昇圧回路。
  5. 【請求項5】 前記昇圧回路は、クロック信号を発生し
    て前記ポンプ回路に供給するクロック発生回路を備え、
    前記クロック発生回路は、前記電流検知回路による検知
    結果に応じて、前記ポンプ回路の所定段へのクロック信
    号の供給を停止する請求項4記載の昇圧回路。
  6. 【請求項6】 供給される電源電圧をそれ以上の電圧に
    まで昇圧するポンプ回路と、クロック信号を発生して前
    記ポンプ回路に供給するクロック発生回路と、前記ポン
    プ回路の出力電圧を一定の電圧レベルにクランプするク
    ランプダイオードと、前記クランプダイオードに流れる
    電流を検知する電流検知回路と、 前記電流検知回路による検知結果に応じて、前記クロッ
    ク信号の周波数を切り替える周波数切替回路とを備えた
    ことを特徴とする昇圧回路。
  7. 【請求項7】 請求項1から4のいずれか一項記載の昇
    圧回路を備えたことを特徴とする半導体装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009278737A (ja) * 2008-05-13 2009-11-26 Renesas Technology Corp チャージポンプ
US7847488B2 (en) 2005-02-08 2010-12-07 Rohm Co., Ltd. Power supply circuit and portable device
JP2017514444A (ja) * 2014-04-24 2017-06-01 クゥアルコム・インコーポレイテッドQualcomm Incorporated 可変利得と可変周波数とを有する電荷ポンプ

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