JP2001157120A - 映像信号処理装置及び方法、並びに記録媒体 - Google Patents

映像信号処理装置及び方法、並びに記録媒体

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JP2001157120A
JP2001157120A JP34078199A JP34078199A JP2001157120A JP 2001157120 A JP2001157120 A JP 2001157120A JP 34078199 A JP34078199 A JP 34078199A JP 34078199 A JP34078199 A JP 34078199A JP 2001157120 A JP2001157120 A JP 2001157120A
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Yasuo Suzuki
康雄 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィールド蓄積撮像モードとフレーム蓄積撮
像モードの両撮像モードにおいて、撮像画像に対して映
像出力信号のリニアリティが常に保たれ得る映像信号処
理装置及び方法、並びに記録媒体を提供すること。 【解決手段】 画像処理DSP120に供給される撮像
信号のOBレベルが、フィールド蓄積モードまたはフレ
ーム蓄積モードのいずれのモードであっても、画像処理
DSP120の入力レベルの許容範囲内に入るように、
OBクランプ電圧Vclp を決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映像信号処理装置
(カメラシステム)に係り、例えば、フィールド蓄積モ
ードで動画を撮像し、フレーム蓄積モードで画素ずらし
を用いて高精細静止画を撮像する映像信号処理装置及び
方法、並びにコンピュータ読みとり可能な記録媒体に関
する。
【0002】
【従来の技術】図5は、フィールド蓄積モードとフレー
ム蓄積モードの両撮像モードにて撮像可能なカメラシス
テム(映像信号処理装置)の基本構成を示したブロック
図である。
【0003】図5において、10はレンズ等の光学系、
11は画素ずらし光学ユニット、12はCCD(撮像素
子)、13はCDS/AGC(相関二重サンプリング/
自動利得制御)部、14はクランプ部、15はAD変換
器、16はAD変換されたCCD信号を処理するDS
P、17はTG(CCD駆動用IC)、18はライン加
算器およびメモリ制御装置、19は画像メモリ、20は
MPUである。
【0004】画素ずらし光学ユニット11は画素ずらし
実行時にのみ駆動される。CCDがフレーム蓄積モード
にて駆動されるときに、画素ずらし光学ユニット11が
駆動され、CCDがフィールド蓄積モードで駆動される
ときには、画素ずらし光学ユニット11は駆動されな
い。
【0005】TG(タイミングジェネレータ)17によ
って、各モードで駆動され、CCD12より出力される
CCD信号は、CDS/AGC部13及びクランプ回路
を経て、AD変換器15に供給される。AD変換器15
にて、アナログからディジタルに変換されたCCD信号
は、画像処理DSP16に供給される。画像処理DSP
16は、一般的にCCD信号を、Video信号に変換
するための信号処理を行う。具体的には色変換マトリク
ス、γ補正、ホワイトバランス等の機能を含むDSPも
しくはASICにて構成される。
【0006】以上の一連のCCD信号の流れにおいて、
CCD信号の光学的黒レベルはAD変換器15の直前に
おいて、ある一定のレベルに固定されることにより(=
OBクランプ)、映像信号の「黒」は輝度の大小に関わ
らず常に一定値となるようになっている。
【0007】図6は、CCD信号のOB(Optical Blac
k)クランプを説明するための図である。
【0008】図6(a)は、輝度が小さい場合のCCD
信号を、図6(b)は、輝度が大きい場合のCCD信号
を表したものであって、双方とも、OBクランプ後にお
いては、CCD信号の光学的黒レベルが、クランプ電圧
Vclp に固定されていることがわかる。
【0009】次に、フィールド蓄積モードおよびフレー
ム蓄積モードのCCDの動作について図7を参照して説
明する。図7は、フィールド蓄積モード時およびフレー
ム蓄積モード時におけるCCD信号の輝度レベルの相違
について説明するための図である。
【0010】図7において、フィールド蓄積モードで
は、図4(a)に示す如くに、奇数フィールドおよび偶
数フィールドにおいて、上下2ラインにおける蓄積電荷
をCCDの内部で加算し、CCD信号として読み出す。
これに対し、フレーム蓄積モードでは、図4(b)に示
す如くに、奇数フィールドおよび偶数フィールドにおい
て、それぞれ奇数ライン、偶数ラインそれぞれにおける
蓄積電荷をそのままCCD信号として読み出す。
【0011】このように、フィールド蓄積モードでは、
上下2ラインの蓄積電荷が加算された信号が出力される
のに対し、フレーム蓄積モードでは、上下2ラインの蓄
積電荷はそのまま(加算されずに)信号として出力され
る。このため、図4に示す如くに、フレーム蓄積モード
では、フィールド蓄積モードに比べてCCD信号の輝度
が1/2のレベルにて出力されることになる。
【0012】次に、図8および図9を参照しながら、フ
ィールド蓄積モードおよびフレーム蓄積モードにおける
各信号の処理の流れについて説明を行う。尚、図8はフ
ィールド蓄積モード時およびフレーム蓄積モード時にお
ける各信号の流れについて説明するための図であり、図
9はフィールド蓄積モード時およびフレーム蓄積モード
時それぞれにおけるDCレベルの違いを説明するための
図である。
【0013】図8(a)に示す如くに、フィールド蓄積
モードにてCCD12より読み出されたCCD信号は、
CDS/AGC部13及びクランプ回路を経てAD変換
器15に供給される。AD変換器15にて、アナログか
らディジタルに変換されたCCD信号は、画像処理DS
P16に直接供給される。ここで、CCDの奇数ライン
の輝度をYodd 、偶数ラインの輝度をYevenとすると、
フィールド蓄積モードでは、CCD内部でライン加算さ
れるため、図8及び図9に示す如くのCCD信号1およ
びCCD信号2の輝度は、共に、(Yodd +Yeven)と
なる。
【0014】一方、図8(b)に示す如くに、フレーム
蓄積モードにてCCD12より読み出されたCCD信号
は、CDS/AGC部13及びクランプ回路を経てAD
変換器15に供給される。AD変換器15にて、アナロ
グからディジタルに変換されたCCD信号は、ライン加
算器及びメモリ制御装置18により、1度画像メモリ1
9に格納される。その後、画像メモリ19からデータが
読み出され、ライン加算器及びメモリ制御装置18によ
り上下のラインが加算された後、画像処理DSP16に
供給される。この場合、図8及び図9に示す如くのCC
D信号1の輝度は、Yodd またはYevenとなり、CCD
信号2の輝度は(Yodd +Yeven)となる。
【0015】このように、画像処理DSP16に供給さ
れる信号の交流成分はフィールド蓄積モードおよびフレ
ーム蓄積モードの双方において等しくなる。しかしなが
ら、図9に示す如くに、フィールド蓄積モードとフレー
ム蓄積モードでは、画像処理DSP16に供給される信
号の直流成分(黒レベルクランプ電圧)が異なったもの
となってしまう。
【0016】図8及び図9に示す如くに、AD変換器1
5に供給される直前におけるCCD信号1の黒レベルク
ランプ電圧をVclp とすると、画像処理DSP16に供
給される信号(AD変換器15の出力信号であるCCD
信号2)の黒レベルは、フィールド蓄積モードではVO
Bであるのに対し、フレーム蓄積モードでは、2×VO
Bとなる。ここで、VOB=Vclp −Vb(Vb:AD
変換器0レベル)である。
【0017】これはフィールド蓄積モードでは(CCD
内部で)ライン加算をした後でクランプを実施している
のに対し、フレーム蓄積モードではクランプを行った後
でライン加算を実施していることに起因するものであ
る。このように、フィールド蓄積モードとフレーム蓄積
モードによって、画像処理DSP16に供給されるCC
D信号における光学的黒レベル(黒レベルクランプ電
圧)が異なることにより、以下のような不具合が生じ
る。
【0018】画像処理DSP16は光学的黒レベルを正
確に固定するため、内部でディジタルクランプを行って
いる。このため、画像処理DSP16は入力信号の黒レ
ベルの積分を行っているが、積分器のハード規模を小さ
くするため、入力信号の黒レベルに対して適当なビット
幅にてリミッタをかけている。これが原因で、リミッタ
以上の黒レベルが入力されると、正確な黒レベル積分値
が算出されずに、黒が浮き上がった映像出力信号が生成
されてしまう。またこれとは逆に、入力信号の黒レベル
が小さすぎると、ブラッククリップの影響が生じ、映像
出力信号に黒つぶれが生じてしまう。
【0019】図10は、画像処理DSP16に供給され
るCCD信号の黒レベルクランプ電圧の入力許容範囲を
示した図である。
【0020】図10(i) は、画像処理DSP16に供
給されるCCD信号の黒レベルクランプ電圧Vclp が、
Vmin <Vclp <Vmax である場合を示しており、この
場合、画像処理DSP16において、黒レベルの積分が
正常に行われ、正常な映像出力信号が出力される。
【0021】図7(ii)は、画像処理DSP16に供給
されるCCD信号の黒レベルクランプ電圧Vclp が、V
max <Vclp である場合を示しており、この場合、画像
処理DSP16において黒レベルの積分が正常に行われ
ず、黒が浮き上がった映像出力信号が出力されてしま
う。
【0022】同様に、図7(iii) は、画像処理DSP
16に供給されるCCD信号の黒レベルクランプ電圧V
clp が、Vclp <Vmin である場合を示しており、この
場合も、画像処理DSP16において黒レベルの積分が
正常に行われず、黒つぶれの発生した映像出力信号が出
力されてしまう。
【0023】このように、画像処理DSP16に供給さ
れる黒レベルクランプ電圧Vclp がある許容範囲内でな
いと、生成される映像出力信号において黒がつぶれた
り、あるいは黒が浮き上がったりする現象が生じてしま
い、撮像画像に対して出力信号のリニアリティが保たれ
なくなってしまう。
【0024】しかし、実際に撮像モードによって画像処
理DSP16に供給される黒レベルクランプ電圧Vclp
に変化があったとしても、画像処理DSP16によって
生成される映像出力信号の輝度レベルは等しくなければ
ならず、撮像画像に対して出力信号のリニアリティが保
たれていなけれぱならない。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、従
来の映像信号処理装置では、ディジタル画像信号処理器
(画像処理DSP16)に供給される黒レベルクランプ
電圧(Vclp )がある許容範囲内でないと、画像信号処
理器によって生成される映像出力信号において、黒がつ
ぶれたり、あるいは黒が浮き上がったりする現象が生
じ、撮像画像に対して出力信号のリニアリティが保たれ
なくなってしまうといった問題があった。
【0026】本発明は、上記問題に鑑みてなされたもの
であり、撮像画像に対して映像出力信号のリニアリティ
が常に保たれ得る映像信号処理装置及び方法、並びにコ
ンピュータ読みとり可能な記録媒体を提示することを目
的とするものである。
【0027】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明である請求項1に記載の映像信号処理装置
は、撮像素子より供給された撮像信号から映像出力信号
を生成する映像信号処理装置であって、撮像信号のOB
レベルが、ディジタル画像信号処理器の有する所定の許
容入力レベル範囲内となるようにクランプされて、前記
ディジタル画像信号処理器に供給されるように構成され
たことを特徴とする。
【0028】本発明である請求項2に記載の映像信号処
理装置は、前記撮像信号が、前記撮像素子をフィールド
蓄積モードで駆動することにより得られた第1の撮像信
号と、前記撮像素子をフレーム蓄積モードで駆動するこ
とにより得られた第2の撮像信号とにより構成されたこ
とを特徴とする。
【0029】本発明である請求項3に記載の映像信号処
理装置は、前記第1の撮像信号のOBレベルである第1
のOBレベルと前記第2の撮像信号のOBレベルを2倍
したレベルである第2のOBレベルとが等しく、且つ前
記ディジタル画像信号処理器の有する所定の許容入力レ
ベル範囲内の所定のレベルと、前記第1または第2のO
Bレベルとが等しいことを特徴とする。
【0030】本発明である請求項4に記載の映像信号処
理装置は、撮像素子をフィールド蓄積モードで駆動する
第1の撮像モードと、前記撮像素子をフレーム蓄積モー
ドで駆動する第2の撮像モードの2つの撮像モードを有
し、前記第1または第2の撮像モードにて撮像され、前
記撮像素子より供給された撮像信号から映像出力信号を
生成する映像信号処理装置であって、前記撮像素子を前
記第1または第2の撮像モードにて駆動する撮像素子駆
動回路と、前記第1または第2の撮像モードにて撮像さ
れ、前記撮像素子より供給された撮像信号の光学的黒信
号をクランプするクランプ制御部と、前記撮像信号をデ
ィジタル信号に変換するAD変換器と、前記AD変換器
によりディジタル信号に変換された撮像信号から映像出
力信号を生成するディジタル画像信号処理器とを備え、
前記クランプ制御部が、前記撮像素子の光学的黒信号レ
ベルを、前記ディジタル画像信号処理器の有する所定の
許容入力レベルの範囲内となるように、前記光学的黒信
号をクランプすることを特徴とする。
【0031】本発明である請求項5に記載の映像信号処
理装置は、撮像素子より供給される撮像信号の光学的黒
信号をクランプするクランプ制御部と、映像出力信号を
生成するためのディジタル画像信号処理器と、前記クラ
ンプ制御部から出力された後であって、前記ディジタル
画像信号処理器に入力される前に撮像信号の加算を行わ
ない第1のモードと、前記ディジタル画像信号処理器に
入力される前に撮像信号の加算を行う第2のモードとを
制御する制御手段とを備え、前記クランプ制御部は、前
記第1のモード及び前記第2のモードにおける前記ディ
ジタル画像信号処理器に入力される撮像信号の光学的黒
レベルが、前記ディジタル画像信号処理器の有する所定
の許容入力レベルの範囲内となるように、前記光学的黒
信号をクランプすることを特徴とする。
【0032】本発明である請求項6に記載の映像信号処
理装置は、前記クランプ制御部が、前記第1の撮像モー
ドにて撮像され前記撮像素子より供給された第1の撮像
信号における第1の光学的黒信号レベルと、前記第2の
撮像モードにて撮像され前記撮像素子より供給された第
2の撮像信号における第2の光学的黒信号レベルそれぞ
れが、前記ディジタル画像信号処理器の有する所定の許
容入力レベルの範囲内となるように、前記第1および第
2の光学的黒信号それぞれに対して、同一な、所定のク
ランプ電圧を印加することで、前記第1および第2の光
学的黒信号のレベル制御を行うことを特徴とする。
【0033】本発明である請求項7に記載の映像信号処
理装置は、画素ずらし手段を更に備え、前記画素ずらし
手段は、前記撮像素子がフレーム蓄積モードにて前記撮
像素子駆動回路により駆動される際に使用され、前記撮
像素子がフィールド蓄積モードにて前記撮像素子駆動回
路により駆動される際には使用されないことを特徴とす
る。
【0034】本発明である請求項8に記載の映像信号処
理装置は、前記クランプ制御部が、前記AD変換器の直
前で、前記撮像信号の光学的黒信号を一定電圧にクラン
プすることを特徴とする。
【0035】本発明である請求項9に記載の映像信号処
理装置は、前記クランプ制御部は、Vrbが前記AD変換
器の基準0レベルであり、Vmin が前記AD変換器の入
力信号のOBレベルに対する許容範囲の最低値であり、
Vmax がAD変換器の入力信号のOBレベルに対する許
容範囲の最高値であるとき、式(1)、 Vmin < Vrb+VOB < Vrb+2×VOB < Vmax ……(1) 但し、VOB:Vclp −Vrb の関係を満たすように、クランプ電圧Vclp を設定する
ことを特徴とする。
【0036】本発明である請求項10に記載の映像信号
処理装置は、撮像素子をフィールド蓄積モードで駆動す
る第1の撮像モードと、前記撮像素子をフレーム蓄積モ
ードで駆動する第2の撮像モードの2つの撮像モードを
有し、前記第1または第2の撮像モードにて撮像され、
前記撮像素子より供給された撮像信号から映像出力信号
を生成する映像信号処理装置であって、前記撮像素子を
前記第1または第2の撮像モードにて駆動する撮像素子
駆動回路と、前記第1または第2の撮像モードにて撮像
され、前記撮像素子より供給された撮像信号の光学的黒
信号をクランプするクランプ制御部と、前記撮像信号を
ディジタル信号に変換するAD変換器と、前記AD変換
器によりディジタル信号に変換された撮像信号から映像
出力信号を生成するディジタル画像信号処理器とを備
え、前記クランプ制御部が、前記第1の撮像モード時お
よび前記第2の撮像モード時の両撮像モード時におい
て、前記撮像信号の光学的黒信号のレベルを、前記ディ
ジタル画像信号処理器の有する所定の許容入力レベルの
範囲内となるように、クランプ電圧を制御することを特
徴とする
【0037】本発明である請求項11に記載の映像信号
処理装置は、前記クランプ制御部が、前記第1の撮像モ
ードにて撮像され前記撮像素子より供給された第1の撮
像信号における第1の光学的黒信号レベルと、前記第2
の撮像モードにて撮像され前記撮像素子より供給された
第2の撮像信号における第2の光学的黒信号レベルを2
倍したレベルである第3の光学的黒信号レベルとが等し
く、且つ前記ディジタル画像信号処理器の有する所定の
許容入力レベルの範囲内の所定のレベルと、前記第1ま
たは第3の光学的黒信号レベルとが等しくなるようにク
ランプ制御を行うことを特徴とする。
【0038】本発明である請求項12に記載の映像信号
処理装置は、画素ずらし手段を更に備え、前記画素ずら
し手段は、前記撮像素子がフレーム蓄積モードにて前記
撮像素子駆動回路により駆動される際に駆動され、前記
撮像素子がフィールド蓄積モードにて前記撮像素子駆動
回路により駆動される際には駆動されないことを特徴と
する。
【0039】本発明である請求項13に記載の映像信号
処理装置は、前記クランプ制御部が、前記AD変換器の
直前で、前記撮像信号の光学的黒信号を一定電圧にクラ
ンプすることを特徴とする。
【0040】本発明である請求項14に記載の映像信号
処理装置は、前記クランプ制御部が、Vrbは前記AD変
換器の基準0レベルであり、Vmin は前記AD変換器の
入力信号のOBレベルに対する許容範囲の最低値であ
り、Vmax はAD変換器の入力信号のOBレベルに対す
る許容範囲の最高値であり、また、(fld )はフィール
ド蓄積モード時、(frm )はフレーム蓄積モード時を意
味するとき、式(6)及び式(7)、 Vclp (fld) ≒ (Vmax − Vmin)/2 ……(6) VOB(fld) = 2 × VOB(frm) ……(7) 但し、VOB(fld)=Vclp(fld)−Vrb VOB(frm)=Vclp(frm)−Vrb の関係を満たすように、クランプ電圧Vclp をモードに
より切り替えて設定することを特徴とする。
【0041】本発明である請求項15に記載の映像信号
処理方法は、撮像素子より供給された撮像信号から映像
出力信号を生成する映像信号処理装置であって、撮像信
号のOBレベルが、ディジタル画像信号処理器の有する
所定の許容入力レベル範囲内となるようにクランプし
て、前記ディジタル画像信号処理器に供給するようにし
たことを特徴とする。
【0042】本発明である請求項16に記載の映像信号
処理方法は、前記撮像信号が、前記撮像素子をフィール
ド蓄積モードで駆動することにより得られた第1の撮像
信号と、前記撮像素子をフレーム蓄積モードで駆動する
ことにより得られた第2の撮像信号とにより構成される
ことを特徴とする。
【0043】本発明である請求項17に記載の映像信号
処理方法は、前記第1の撮像信号のOBレベルである第
1のOBレベルと前記第2の撮像信号のOBレベルを2
倍したレベルである第2のOBレベルとが等しく、且つ
前記ディジタル画像信号処理器の有する所定の許容入力
レベル範囲内の所定のレベルと、前記第1または第2の
OBレベルとが等しいことを特徴とする。
【0044】本発明である請求項18に記載の映像信号
処理方法は、撮像素子をフィールド蓄積モードで駆動す
る第1の撮像モードと、前記撮像素子をフレーム蓄積モ
ードで駆動する第2の撮像モードの2つの撮像モードを
有し、前記第1または第2の撮像モードにて撮像され、
前記撮像素子より供給された撮像信号から映像出力信号
を生成する映像信号処理方法であって、前記撮像素子を
前記第1または第2の撮像モードにて駆動する撮像素子
駆動手順と、前記第1または第2の撮像モードにて撮像
され、前記撮像素子より供給された撮像信号の光学的黒
信号をクランプするクランプ制御手順と、前記撮像信号
をディジタル信号に変換するAD変換手順と、前記AD
変換手順によりディジタル信号に変換された撮像信号か
ら映像出力信号を生成するディジタル画像信号処理手順
とを含み、前記クランプ制御手順が、前記撮像素子の光
学的黒信号レベルを、前記ディジタル画像信号処理手順
が正常に処理動作を行うための条件となる所定の許容入
力レベルの範囲内となるように、前記光学的黒信号をク
ランプすることを特徴とする。
【0045】本発明である請求項19に記載の映像信号
処理方法は、撮像素子から供給される撮像信号の映像信
号を生成する映像信号処理方法であって、撮像素子より
供給される撮像信号の光学的黒信号をクランプするクラ
ンプ制御手順と、映像出力信号を生成するためのディジ
タル画像信号処理手順と、前記クランプ制御手順後であ
って、前記ディジタル画像信号処理手順がされる前に撮
像信号の加算を行わない第1のモードと、前記ディジタ
ル画像信号処理手順がされる前に撮像信号の加算を行う
第2のモードとを制御する制御手順とを有し、前記クラ
ンプ制御手順は、前記第1のモード及び前記第2のモー
ドにおける前記ディジタル画像信号処理手順が行われる
撮像信号の光学的黒レベルが、前記ディジタル画像信号
処理手順での所定の許容入力レベルの範囲内となるよう
に、前記光学的黒信号をクランプすることを特徴とす
る。
【0046】本発明である請求項20に記載の映像信号
処理方法は、前記クランプ制御手順は、前記第1の撮像
モードにて撮像され前記撮像素子より供給された第1の
撮像信号における第1の光学的黒信号レベルと、前記第
2の撮像モードにて撮像され前記撮像素子より供給され
た第2の撮像信号における第2の光学的黒信号レベルそ
れぞれを、前記ディジタル画像信号処理手順が正常に処
理動作を行うための条件となる所定の許容入力レベルの
範囲内となるように、前記第1および第2の光学的黒信
号それぞれに対して、同一な、所定のクランプ電圧を印
加することで、前記第1および第2の光学的黒信号のレ
ベル制御を行う手順を更に含むことを特徴とする。
【0047】本発明である請求項21に記載の映像信号
処理方法は、前記撮像素子駆動手順は、画素ずらし手段
を駆動する手順を更に含み、前記画素ずらし手段は、前
記撮像素子がフレーム蓄積モードにて前記撮像素子駆動
手順にしたがって駆動される際に駆動され、前記撮像素
子がフィールド蓄積モードにて前記撮像素子駆動手順に
したがって駆動される際には使用されないことを特徴と
する。
【0048】本発明である請求項22に記載の映像信号
処理方法は、前記クランプ制御手順が、前記AD変換手
順の直前にて、前記撮像信号の光学的黒信号を一定電圧
にクランプすることを特徴とする。
【0049】本発明である請求項23に記載の映像信号
処理方法は、前記クランプ制御手順が、Vrbは前記AD
変換器の基準0レベルであり、Vmin は前記AD変換器
の入力信号のOBレベルに対する許容範囲の最低値であ
り、Vmax はAD変換器の入力信号のOBレベルに対す
る許容範囲の最高値であるとき、式(1)、 Vmin < Vrb+VOB < Vrb+2×VOB < Vmax ……(1) 但し、VOB:Vclp −Vrb の関係を満たすように、クランプ電圧Vclp を設定する
ことを特徴とする。
【0050】本発明である請求項24に記載の映像信号
処理方法は、撮像素子をフィールド蓄積モードで駆動す
る第1の撮像モードと、前記撮像素子をフレーム蓄積モ
ードで駆動する第2の撮像モードの2つの撮像モードを
有し、前記第1または第2の撮像モードにて撮像され、
前記撮像素子より供給された撮像信号から映像出力信号
を生成する映像信号処理方法であって、前記撮像素子を
前記第1または第2の撮像モードにて駆動する撮像素子
駆動手順と、前記第1または第2の撮像モードにて撮像
され、前記撮像素子より供給された撮像信号の光学的黒
信号をクランプするクランプ制御手順と、前記撮像信号
をディジタル信号に変換するAD変換手順と、前記AD
変換器によりディジタル信号に変換された撮像信号から
映像出力信号を生成するディジタル画像信号処理手段と
を含み、前記クランプ制御手順は、前記第1の撮像モー
ド時および前記第2の撮像モード時の両撮像モード時に
おいて、前記撮像信号の光学的黒信号のレベルを、前記
ディジタル画像信号処理手順が正常に処理動作を行うた
めの条件となる所定の許容入力レベルの範囲内となるよ
うに、クランプ電圧を制御する手順を更に含むことを特
徴とする。
【0051】本発明である請求項25に記載の映像信号
処理方法は、前記クランプ制御手順が、前記第1の撮像
モードにて撮像され前記撮像素子より供給された第1の
撮像信号における第1の光学的黒信号レベルと、前記第
2の撮像モードにて撮像され前記撮像素子より供給され
た第2の撮像信号における第2の光学的黒信号レベルを
2倍したレベルである第3の光学的黒信号レベルとが等
しく、且つ前記ディジタル画像信号処理器の有する所定
の許容入力レベルの範囲内の所定のレベルと、前記第1
または第3の光学的黒信号レベルとが等しくなるように
クランプ制御を行う手順を更に含むことを特徴とする。
【0052】本発明である請求項26に記載の映像信号
処理方法は、前記撮像素子駆動手順が、画素ずらし手段
を駆動する手順を更に含み、前記画素ずらし手段は、前
記撮像素子がフレーム蓄積モードにて前記撮像素子駆動
手順にしたがって駆動される際に駆動され、前記撮像素
子がフィールド蓄積モードにて前記撮像素子駆動手順に
したがって駆動される際には使用されないことを特徴と
する。
【0053】本発明である請求項27に記載の映像信号
処理方法は、前記クランプ制御手順が、前記AD変換手
順の直前にて、前記撮像信号の光学的黒信号を一定電圧
にクランプすることを特徴とする。
【0054】本発明である請求項28に記載の映像信号
処理方法は、前記クランプ制御手順が、Vrbは前記AD
変換器の基準0レベルであり、Vmin は前記AD変換器
の入力信号のOBレベルに対する許容範囲の最低値であ
り、Vmax はAD変換器の入力信号のOBレベルに対す
る許容範囲の最高値であり、また、(fld )はフィール
ド蓄積モード時、(frm )はフレーム蓄積モード時を意
味するとき、式(6)及び式(7)、 Vclp (fld) ≒ (Vmax − Vmin)/2 ……(6) VOB(fld) = 2 × VOB(frm) ……(7) 但し、VOB(fld)=Vclp(fld)−Vrb VOB(frm)=Vclp(frm)−Vrb の関係を満たすように、クランプ電圧Vclp をモードに
より切り替えて設定することを特徴とする。
【0055】本発明である請求項29に記載のコンピュ
ータ読みとり可能な記録媒体は、コンピュータを、前記
請求項4乃至14のいずれか1に記載の映像信号処理装
置に含まれる各手段として機能させるためのプログラム
を、記憶したことを特徴とする。
【0056】本発明である請求項28に記載のコンピュ
ータ読みとり可能な記録媒体は、コンピュータに前記請
求項18乃至28のいずれか1に記載の映像信号処理方
法に含まれる各手順を実行させるためのプログラムを記
憶したことを特徴とする。
【0057】上記本発明によれば、撮像素子より出力さ
れた撮像信号のOBレベルを、ディジタル画像信号処理
器の有する所定の許容入力レベル範囲内となるようにク
ランプして、前記ディジタル画像信号処理器に供給する
ようにしたので、映像出力信号の黒レベルを一定にで
き、且つ撮像画像に対して映像出力信号のリニアリティ
を保つことが可能となる。
【0058】また、撮像素子をフィールド蓄積モードで
駆動することにより得られた第1の撮像信号のOBレベ
ルである第1のOBレベルと、撮像素子をフレーム蓄積
モードで駆動することにより得られた第2の撮像信号の
OBレベルを2倍したレベルである第2のOBレベルと
が等しく、且つ前記ディジタル画像信号処理器の有する
所定の許容入力レベル範囲内の所定のレベルと、前記第
1または第2のOBレベルとが等しくなるようにしたの
で、映像出力信号の黒レベルを一定にでき、且つ撮像画
像に対して映像出力信号のリニアリティを保つことが可
能となる。
【0059】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)以下、本発
明の第1の実施の形態について図面を参照して詳細に説
明する。
【0060】図1は、本発明の第1の実施の形態におけ
る映像信号処理装置のCCD信号の光学的黒信号クラン
プ制御部における構成を示した図である。
【0061】図1において、110はAD変換器、12
0はAD変換されたCCD信号(撮像信号)をVide
o信号等に変換処理する画像処理DSP(以降、ディジ
タル画像信号処理器ともいう)、C1はカップリングコ
ンデンサ、Tr1はクランプのOn/Off切り替えの
役割を果たすトランジスタ、R3とR4はクフンプ電圧
を決定する分割抵抗である。
【0062】クランプパルスはCCD(撮像信号)信号
の光学的黒の部分( Optical Black:OB)のみH(ハ
イレベル)となるパルスであり、この時トランジスタT
r1がONすることにより、A点はクランプ電圧Vclp
に固定される。以上は一般的な同期クランプの動作原理
である。
【0063】本発明では、 Vmin < Vrb+VOB < Vrb+2×VOB < Vmax ……(1) 但し、VOB:Vclp −Vrb の関係を満たすように、クランプ電圧Vclp を設定する
ことを特徴とする。尚、VrbはAD変換の基準0レベル
であり、Vmin はAD変換器110の入力信号のOBレ
ベルに対する許容範囲の最低値であり、Vmax はAD変
換器110の入力信号のOBレベルに対する許容範囲の
最高値である。
【0064】上記式(1)は、画像処理DSP(ディジ
タル画像信号処理器)120に供給されるOBレベル
が、フィールド蓄積モードまたはフレーム蓄積モードの
いずれのモードであっても、画像処理DSP120の入
力レベルの許容範囲内に入るように、クランプ電圧Vcl
p を決定することを示している。すなわち、フィールド
蓄積モード時の画像信号処理DSP120への入力OB
レベルはVOBであるのに対し、フレーム蓄積モード時
の画像信号処理DSP120への入力0Bレベルは2×
VOB(ライン加算のため)であって双方共に異なる
が、双方が、それぞれ入力許容範囲内に入ることによ
り、双方の出力映像信号の黒レベルが一定に保たれ、撮
像画像に対して映像出力信号のリニアリティが保たれる
ことになる。
【0065】次に、クランプ電圧Vclp の具体的な設定
方法の一例について図2を参照して説明を行う。図2は
OBクランプ電圧の具体的な設定方法について説明する
ための図である。
【0066】図2において、100はAD変換器、11
0は画像処理DSP、111は0B積分処理ブロック、
112はリミッタ、113は積分器である。なお、以降
の説明においては、画像処理DSP110のCCD信号
入力bit 幅をNbit とし、画像処理DSP110は、内
部の0B積分回路の規模を考慮してOB入力値に対して
Mbit でリミットをかけるように設計されているものと
する。またAD変換器100の分解能はNbit であり、
基準電圧はVrt(最大)、Vrb(最小)であるものとす
る。
【0067】(1)Vmax の決定 画像処理DSP110の入力信号のOBレベルの最大値
は、リミッタ112の関係上、2M LSBである(これ
以上大きくなると、黒が浮き上がる)。また、AD変換
器は 1LSB = (Wrt−Vrb)/2N である。よって、画像処理DSP110の入力信号の0
Bレベルが最大になるときのアナログCCD信号のOB
レベルVmax は、 Vmax = Vrb + (Vrt−Vrb)×2M /2N (V) ……(2) である。
【0068】(2)Vmin の決定 アナログCCD信号のOBレベルが、 VOB=Vrb と
になるようにクランプしたとき、画像処理DSP110
の入力信号のOBレベルは、理想的には0になる。しか
し実際は、クランプ時の影響やCCDの感度のばらつき
が原因で、VOB= Vrb のときは、黒つぶれなどを発
生する場合がある。このため、実際にOBレベルをクラ
ンプする場合は、OBレベルの目標値を0ではなく、あ
る程度のオフセット(Voboffset)を持たせることが望
ましい。よって、Vminは、 Vmin = Vrb + Voboffset (V) ……(3) である。
【0069】(3)Vclp およびR3,R4の決定上記
式(1),式(2),及び式(3)より、 Vrb + Voboffset < Vclp ……(4) 2Vclp − Vrb < Vrb +(Vrt−Vrb)× 2M /2(N+1) ……(5) である。
【0070】つまり、式(4)且つ式(5)を満たすよ
うなVclp を設定することにより、フィールド蓄積モー
ド時とフレーム蓄積モード時の両モードにおいて、映像
出力信号の黒レベルを一定にでき、且つリニアリティを
保つことが可能となる。
【0071】(第2の実施の形態)以下、本発明の第2
の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0072】図3は、本発明の第2の実施の形態におけ
る映像信号処理装置のCCD信号の光学的黒信号クラン
プ制御部における構成を示した図である。
【0073】図3において、200はAD変換器、21
0はAD変換されたCCD信号をVideo信号等に変
換処理する画像処理DSP、C1はカップリングコンデ
ンサ、Tr1はクランプのOn/Off切り替えの役割
を果たすトランジスタ、220はクランプ電圧を決定す
るクランプ電圧制御部である。また、Mode信号は、
フィールド蓄積モードの時Vcc、フレーム蓄積モードの
時0になるField/Frame 切り替え信号である。
【0074】本発明では、 Vclp (fld) ≒ (Vmax − Vmin)/2 ……(6) VOB(fld) = 2 × VOB(frm) ……(7) 但し、VOB(fld)=Vclp(fld)−Vrb VOB(frm)=Vclp(frm)−Vrb の関係を満たすように、クランプ電圧Vclp をモードに
より切り替えて設定することを特徴とする。ここで、V
rbはAD変換の基準0レベルであり、Vmin はAD変換
器200の入力信号のOBレベルに対する許容範囲の最
低値であり、Vmax はAD変換器200の入力信号のO
Bレベルに対する許容範囲の最高値である。また、(fl
d )はフィールド蓄積モード時、(frm )はフレーム蓄
積モード時を意味する。
【0075】上記式(6)は、画像処理DSP210に
供給されるOBレベルが、フィールド蓄積モードまたは
フレーム蓄積モードの両モードにおいて等しくなるよう
に、Vclp を変化させるという意味である。ことを示し
ている。すなわち、図3に示す如くに、フィールド/フ
レーム蓄積モードの切り替え信号を用いて、クランプ電
圧に抵抗加算することにより、各モードにおいて式
(6)を満たすVclp を生成する。
【0076】次に、クランプ電圧Vclp を変化させる具
体的な方法および抵抗値の設定方法の一例について図4
を参照して説明を行う。図4はOBクランプ電圧を変化
させる具体的な方法および抵抗値の設定方法について説
明するための図である。
【0077】図4において、200はAD変換器、R
5,R6はクランプ電圧基準分割抵抗、R7は加算用抵
抗である。ここで、Field/Frame 切り替え信号は、 フィールド蓄積モード時 = Vcc フレーム蓄積モード時 = 0 である。
【0078】図4(1)はフィールド蓄積モード時の動
作を示した図である。この時、Field/Frame 切り替え信
号=Vccであり、この時のVclp は、 Vclp (fld) = R6×(R5+R7)×Vcc /(R5×R6+R6×R7+R7×R5) ……(8) よって、 VOB(fld) = Vclp (fld)−Vrb = R6×(R5+R7)×Vcc /(R5×R6+R6×R7+R7×R5)−Vrb ……(9)
【0079】また、図4(2)はフレーム蓄積モード時
の動作を示した図である。この時、Field/Frame 切り替
え信号=0であり、この時のVclp は、 Vclp (frm) = R6×R7×Vcc /(R5×R6+R6×R7+R7×R5) ……(10) よって、 VOB(frm) = Vclp (frm)−Vrb = R6×R7×Vcc /(R5×R6+R6×R7+R7×R5)−Vrb ……(11) となる。
【0080】ここで、第1の条件である式(6)より、 R6×(R5+R7)×Vcc/(R5×R6+R6×R7+R7×R5) = (Vmax−Vmin)/2 ……(12) 第2の条件である式(7)より、 R6×(R7−R5) = Vrb ……(13) となり、上記式(12)及び式(13)を満たすような
R5,R6,R7を設定すれば、フィールド蓄積モード
時とフレーム蓄積モード時の両モードにおいて、映像出
力信号の黒レベルを一定にでき、且つ撮像画像に対しす
る出力信号のリニアリティを保つことができる。
【0081】尚、上記の本発明は、複数の機器から構成
されるシステムに適用しても1つの機器からなる装置に
適用しても良い。また、上述した実施形態の機能を実現
するべく各種のデバイスを動作させるように、該各種デ
バイスと接続された装置あるいはシステム内のコンピュ
ータに対し、上記実施形態の機能を実現するためのソフ
トウェアのプログラムコードを供給し、そのシステムあ
るいは装置のコンピュータ(CPUあるいはMPU)に
格納されたプログラムに従って上記各種デバイスを動作
させることによって実施したものも、本発明の範疇に含
まれる。
【0082】また、この場合、上記ソフトウェアのプロ
グラムコード自体が上述した実施形態の機能を実現する
ことになり、そのプログラムコード自体、およびそのプ
ログラムコードをコンピュータに供給するための手段、
例えばかかるプログラムコードを格納した記録媒体は本
発明を構成する。かかるプログラムコードを記憶する記
録媒体としては、例えばフロッピーディスク、ハードデ
ィスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、
磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用い
ることができる。
【0083】また、コンピュータが供給されたプログラ
ムコードを実行することにより、上述の実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードがコン
ピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティング
システム)あるいは他のアプリケーションソフト等と共
同して上述の実施形態の機能が実現される場合にもかか
るプログラムコードは本発明の実施形態に含まれること
は言うまでもない。
【0084】さらに、供給されたプログラムコードがコ
ンピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接続され
た機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された後、そ
のプログラムコードの指示に基づいてその機能拡張ボー
ドや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の
一部または全部を行い、その処理によって上述した実施
形態の機能が実現される場合にも本発明に含まれること
は言うまでもない。
【0085】尚、上記実施形態において示した各部の形
状および構造は、何れも本発明を実施するにあたっての
具体化のほんの一例を示したものに過ぎず、これらによ
って本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならな
いものである。すなわち、本発明はその精神、またはそ
の主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施す
ることができる。
【0086】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、撮
像画像に対する映像出力信号のリニアリティを保つこと
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における映像信号処
理装置のCCD信号の光学的黒信号クランプ制御部にお
ける構成を示した図である。
【図2】OBクランプ電圧の具体的な設定方法について
説明するための図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態における映像信号処
理装置のCCD信号の光学的黒信号クランプ制御部にお
ける構成を示した図である。
【図4】OBクランプ電圧を変化させる具体的な方法お
よび抵抗値の設定方法について説明するための図であ
る。
【図5】フィールド蓄積モードとフレーム蓄積モードの
両撮像モードにて撮像可能なカメラシステム(映像信号
処理装置)の基本構成を示したブロック図である。
【図6】CCD信号のOB(Optical Black)クランプ
を説明するための図である。
【図7】フィールド蓄積モード時およびフレーム蓄積モ
ード時におけるCCD信号の輝度レベルの相違について
説明するための図である。
【図8】フィールド蓄積モード時およびフレーム蓄積モ
ード時における各信号の流れについて説明するための図
である。
【図9】フィールド蓄積モード時およびフレーム蓄積モ
ード時それぞれにおけるDCレベルの違いを説明するた
めの図である。
【図10】画像処理DSPに供給されるCCD信号の黒
レベルクランプ電圧の入力許容範囲を示した図である。
【符号の説明】
10 レンズ 11 画素ずらしユニット(画素ずらし手段) 12 CCD(撮像素子) 13 CDS/AGC部 14 クランプ制御部(クランプ制御手段) 15 AD変換器(AD変換手段) 16 画像処理DSP(ディジタル画像信号処理器) 17 TG(CCD駆動回路)(撮像素子駆動回路) 18 加算器およびメモリ制御装置 19 画像メモリ(記憶媒体) 20 MPU 110,200 AD変換器(AD変換手段) 120,210 画像処理DSP(ディジタル画像信号
処理器) 220 クランプ電圧制御部 C1 カップリングコンデンサ Tr1 クランプOn/Off切り替えトランジスタ R3,R4,R5,R6,R7 クランプ電圧制御用抵

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像素子より供給された撮像信号から映
    像出力信号を生成する映像信号処理装置であって、 撮像信号のOBレベルが、ディジタル画像信号処理器の
    有する所定の許容入力レベル範囲内となるようにクラン
    プされて、前記ディジタル画像信号処理器に供給される
    ように構成されたことを特徴とする映像信号処理装置。
  2. 【請求項2】 前記撮像信号は、 前記撮像素子をフィールド蓄積モードで駆動することに
    より得られた第1の撮像信号と、 前記撮像素子をフレーム蓄積モードで駆動することによ
    り得られた第2の撮像信号とにより構成されたことを特
    徴とする請求項1に記載の映像信号処理装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の撮像信号のOBレベルである
    第1のOBレベルと前記第2の撮像信号のOBレベルを
    2倍したレベルである第2のOBレベルとが等しく、且
    つ前記ディジタル画像信号処理器の有する所定の許容入
    力レベル範囲内の所定のレベルと、前記第1または第2
    のOBレベルとが等しいことを特徴とする請求項2に記
    載の映像信号処理装置。
  4. 【請求項4】 撮像素子をフィールド蓄積モードで駆動
    する第1の撮像モードと、前記撮像素子をフレーム蓄積
    モードで駆動する第2の撮像モードの2つの撮像モード
    を有し、前記第1または第2の撮像モードにて撮像さ
    れ、前記撮像素子より供給された撮像信号から映像出力
    信号を生成する映像信号処理装置であって、 前記撮像素子を前記第1または第2の撮像モードにて駆
    動する撮像素子駆動回路と、 前記第1または第2の撮像モードにて撮像され、前記撮
    像素子より供給された撮像信号の光学的黒信号をクラン
    プするクランプ制御部と、 前記撮像信号をディジタル信号に変換するAD変換器
    と、 前記AD変換器によりディジタル信号に変換された撮像
    信号から映像出力信号を生成するディジタル画像信号処
    理器とを備え、 前記クランプ制御部は、前記撮像素子の光学的黒信号レ
    ベルが、前記ディジタル画像信号処理器の有する所定の
    許容入力レベルの範囲内となるように、前記光学的黒信
    号をクランプすることを特徴とする映像信号処理装置。
  5. 【請求項5】 撮像素子より供給される撮像信号の光学
    的黒信号をクランプするクランプ制御部と、 映像出力信号を生成するためのディジタル画像信号処理
    器と、 前記クランプ制御部から出力された後であって、前記デ
    ィジタル画像信号処理器に入力される前に撮像信号の加
    算を行わない第1のモードと、前記ディジタル画像信号
    処理器に入力される前に撮像信号の加算を行う第2のモ
    ードとを制御する制御手段とを備え、 前記クランプ制御部は、前記第1のモード及び前記第2
    のモードにおける前記ディジタル画像信号処理器に入力
    される撮像信号の光学的黒レベルが、前記ディジタル画
    像信号処理器の有する所定の許容入力レベルの範囲内と
    なるように、前記光学的黒信号をクランプすることを特
    徴とする映像信号処理装置。
  6. 【請求項6】 前記クランプ制御部は、前記第1の撮像
    モードにて撮像され前記撮像素子より供給された第1の
    撮像信号における第1の光学的黒信号レベルと、前記第
    2の撮像モードにて撮像され前記撮像素子より供給され
    た第2の撮像信号における第2の光学的黒信号レベルそ
    れぞれが、前記ディジタル画像信号処理器の有する所定
    の許容入力レベルの範囲内となるように、前記第1およ
    び第2の光学的黒信号それぞれに対して、同一な、所定
    のクランプ電圧を印加することで、前記第1および第2
    の光学的黒信号のレベル制御を行うことを特徴とする請
    求項4または5に記載の映像信号処理装置。
  7. 【請求項7】 画素ずらし手段を更に備え、前記画素ず
    らし手段は、前記撮像素子がフレーム蓄積モードにて前
    記撮像素子駆動回路により駆動される際に使用され、前
    記撮像素子がフィールド蓄積モードにて前記撮像素子駆
    動回路により駆動される際には使用されないことを特徴
    とする請求項4または6に記載の映像信号処理装置。
  8. 【請求項8】 前記クランプ制御部は、前記AD変換器
    の直前で、前記撮像信号の光学的黒信号を一定電圧にク
    ランプすることを特徴とする請求項4,6,または7に
    記載の映像信号処理装置。
  9. 【請求項9】 前記クランプ制御部は、Vrbが前記AD
    変換器の基準0レベルであり、Vmin が前記AD変換器
    の入力信号のOBレベルに対する許容範囲の最低値であ
    り、Vmax がAD変換器の入力信号のOBレベルに対す
    る許容範囲の最高値であるとき、式(1)、 Vmin < Vrb+VOB < Vrb+2×VOB < Vmax ……(1) 但し、VOB:Vclp −Vrb の関係を満たすように、クランプ電圧Vclp を設定する
    ことを特徴とする請求項8に記載の映像信号処理装置。
  10. 【請求項10】 撮像素子をフィールド蓄積モードで駆
    動する第1の撮像モードと、前記撮像素子をフレーム蓄
    積モードで駆動する第2の撮像モードの2つの撮像モー
    ドを有し、前記第1または第2の撮像モードにて撮像さ
    れ、前記撮像素子より供給された撮像信号から映像出力
    信号を生成する映像信号処理装置であって、 前記撮像素子を前記第1または第2の撮像モードにて駆
    動する撮像素子駆動回路と、 前記第1または第2の撮像モードにて撮像され、前記撮
    像素子より供給された撮像信号の光学的黒信号をクラン
    プするクランプ制御部と、 前記撮像信号をディジタル信号に変換するAD変換器
    と、 前記AD変換器によりディジタル信号に変換された撮像
    信号から映像出力信号を生成するディジタル画像信号処
    理器とを備え、 前記クランプ制御部は、前記第1の撮像モード時および
    前記第2の撮像モード時の両撮像モード時において、前
    記撮像信号の光学的黒信号のレベルが前記ディジタル画
    像信号処理器の有する所定の許容入力レベルの範囲内と
    なるように、クランプ電圧を制御することを特徴とする
    映像信号処理装置
  11. 【請求項11】 前記クランプ制御部は、前記第1の撮
    像モードにて撮像され前記撮像素子より供給された第1
    の撮像信号における第1の光学的黒信号レベルと、前記
    第2の撮像モードにて撮像され前記撮像素子より供給さ
    れた第2の撮像信号における第2の光学的黒信号レベル
    を2倍したレベルである第3の光学的黒信号レベルとが
    等しく、且つ前記ディジタル画像信号処理器の有する所
    定の許容入力レベルの範囲内の所定のレベルと、前記第
    1または第3の光学的黒信号レベルとが等しくなるよう
    にクランプ制御を行うことを特徴とする請求項10に記
    載の映像信号処理装置。
  12. 【請求項12】 画素ずらし手段を更に備え、前記画素
    ずらし手段は、前記撮像素子がフレーム蓄積モードにて
    前記撮像素子駆動回路により駆動される際に駆動され、
    前記撮像素子がフィールド蓄積モードにて前記撮像素子
    駆動回路により駆動される際には駆動されないことを特
    徴とする請求項10または11に記載の映像信号処理装
    置。
  13. 【請求項13】 前記クランプ制御部は、前記AD変換
    器の直前で、前記撮像信号の光学的黒信号を一定電圧に
    クランプすることを特徴とする請求項10,11,また
    は12に記載の映像信号処理装置。
  14. 【請求項14】 前記クランプ制御部は、Vrbが前記A
    D変換器の基準0レベルであり、Vmin が前記AD変換
    器の入力信号のOBレベルに対する許容範囲の最低値で
    あり、Vmax がAD変換器の入力信号のOBレベルに対
    する許容範囲の最高値であり、また、(fld )はフィー
    ルド蓄積モード時、(frm )はフレーム蓄積モード時を
    意味するとき、式(6)及び式(7)、 Vclp (fld) ≒ (Vmax − Vmin)/2 ……(6) VOB(fld) = 2 × VOB(frm) ……(7) 但し、VOB(fld)=Vclp(fld)−Vrb VOB(frm)=Vclp(frm)−Vrb の関係を満たすように、クランプ電圧Vclp をモードに
    より切り替えて設定することを特徴とする請求項13に
    記載の映像信号処理装置。
  15. 【請求項15】 撮像素子より供給された撮像信号から
    映像出力信号を生成する映像信号処理方法であって、 撮像信号のOBレベルが、ディジタル画像信号処理器の
    有する所定の許容入力レベル範囲内となるようにクラン
    プして、前記ディジタル画像信号処理器に供給するよう
    にしたことを特徴とする映像信号処理方法。
  16. 【請求項16】 前記撮像信号は、 前記撮像素子をフィールド蓄積モードで駆動することに
    より得られた第1の撮像信号と、 前記撮像素子をフレーム蓄積モードで駆動することによ
    り得られた第2の撮像信号と、 により構成されることを特徴とする請求項15に記載の
    映像信号処理方法。
  17. 【請求項17】 前記第1の撮像信号のOBレベルであ
    る第1のOBレベルと前記第2の撮像信号のOBレベル
    を2倍したレベルである第2のOBレベルとが等しく、
    且つ前記ディジタル画像信号処理器の有する所定の許容
    入力レベル範囲内の所定のレベルと、前記第1または第
    2のOBレベルとが等しいことを特徴とする請求項16
    に記載の映像信号処理方法。
  18. 【請求項18】 撮像素子をフィールド蓄積モードで駆
    動する第1の撮像モードと、前記撮像素子をフレーム蓄
    積モードで駆動する第2の撮像モードの2つの撮像モー
    ドを有し、前記第1または第2の撮像モードにて撮像さ
    れ、前記撮像素子より供給された撮像信号から映像出力
    信号を生成する映像信号処理方法であって、 前記撮像素子を前記第1または第2の撮像モードにて駆
    動する撮像素子駆動手順と、 前記第1または第2の撮像モードにて撮像され、前記撮
    像素子より供給された撮像信号の光学的黒信号をクラン
    プするクランプ制御手順と、 前記撮像信号をディジタル信号に変換するAD変換手順
    と、 前記AD変換手順によりディジタル信号に変換された撮
    像信号から映像出力信号を生成するディジタル画像信号
    処理手順とを含み、 前記クランプ制御手順は、前記撮像素子の光学的黒信号
    レベルを、前記ディジタル画像信号処理手順が正常に処
    理動作を行うための条件となる所定の許容入力レベルの
    範囲内となるように、前記光学的黒信号をクランプする
    ことを特徴とする映像信号処理方法。
  19. 【請求項19】 撮像素子から供給される撮像信号の映
    像信号を生成する映像信号処理方法であって、 撮像素子より供給される撮像信号の光学的黒信号をクラ
    ンプするクランプ制御手順と、 映像出力信号を生成するためのディジタル画像信号処理
    手順と、 前記クランプ制御手順後であって、前記ディジタル画像
    信号処理手順がされる前に撮像信号の加算を行わない第
    1のモードと、前記ディジタル画像信号処理手順がされ
    る前に撮像信号の加算を行う第2のモードとを制御する
    制御手順とを有し、 前記クランプ制御手順は、前記第1のモード及び前記第
    2のモードにおける前記ディジタル画像信号処理手順が
    行われる撮像信号の光学的黒レベルが、前記ディジタル
    画像信号処理手順での所定の許容入力レベルの範囲内と
    なるように、前記光学的黒信号をクランプすることを特
    徴とする映像信号処理方法。
  20. 【請求項20】 前記クランプ制御手順は、前記第1の
    撮像モードにて撮像され前記撮像素子より供給された第
    1の撮像信号における第1の光学的黒信号レベルと、前
    記第2の撮像モードにて撮像され前記撮像素子より供給
    された第2の撮像信号における第2の光学的黒信号レベ
    ルそれぞれを、前記ディジタル画像信号処理手順が正常
    に処理動作を行うための条件となる所定の許容入力レベ
    ルの範囲内となるように、前記第1および第2の光学的
    黒信号それぞれに対して、同一な、所定のクランプ電圧
    を印加することで、前記第1および第2の光学的黒信号
    のレベル制御を行う手順を更に含むことを特徴とする請
    求項18または19に記載の映像信号処理方法。
  21. 【請求項21】 前記撮像素子駆動手順は、画素ずらし
    手段を駆動する手順を更に含み、前記画素ずらし手段
    は、前記撮像素子がフレーム蓄積モードにて前記撮像素
    子駆動手順にしたがって駆動される際に駆動され、前記
    撮像素子がフィールド蓄積モードにて前記撮像素子駆動
    手順にしたがって駆動される際には使用されないことを
    特徴とする請求項18または20に記載の映像信号処理
    方法。
  22. 【請求項22】 前記クランプ制御手順は、前記AD変
    換手順の直前にて、前記撮像信号の光学的黒信号を一定
    電圧にクランプすることを特徴とする請求項18,2
    0,または21に記載の映像信号処理方法。
  23. 【請求項23】 前記クランプ制御手順は、Vrbが前記
    AD変換器の基準0レベルであり、Vmin が前記AD変
    換器の入力信号のOBレベルに対する許容範囲の最低値
    であり、Vmax がAD変換器の入力信号のOBレベルに
    対する許容範囲の最高値であるとき、式(1)、 Vmin < Vrb+VOB < Vrb+2×VOB < Vmax ……(1) 但し、VOB:Vclp −Vrb の関係を満たすように、クランプ電圧Vclp を設定する
    ことを特徴とする請求項22に記載の映像信号処理方
    法。
  24. 【請求項24】 撮像素子をフィールド蓄積モードで駆
    動する第1の撮像モードと、前記撮像素子をフレーム蓄
    積モードで駆動する第2の撮像モードの2つの撮像モー
    ドを有し、前記第1または第2の撮像モードにて撮像さ
    れ、前記撮像素子より供給された撮像信号から映像出力
    信号を生成する映像信号処理方法であって、 前記撮像素子を前記第1または第2の撮像モードにて駆
    動する撮像素子駆動手順と、 前記第1または第2の撮像モードにて撮像され、前記撮
    像素子より供給された撮像信号の光学的黒信号をクラン
    プするクランプ制御手順と、 前記撮像信号をディジタル信号に変換するAD変換手順
    と、 前記AD変換器によりディジタル信号に変換された撮像
    信号から映像出力信号を生成するディジタル画像信号処
    理手順とを含み、 前記クランプ制御手順は、前記第1の撮像モード時およ
    び前記第2の撮像モード時の両撮像モード時において、
    前記撮像信号の光学的黒信号のレベルを、前記ディジタ
    ル画像信号処理手順が正常に処理動作を行うための条件
    となる所定の許容入力レベルの範囲内となるように、ク
    ランプ電圧を制御する手順を更に含むことを特徴とする
    映像信号処理方法。
  25. 【請求項25】 前記クランプ制御手順は、前記第1の
    撮像モードにて撮像され前記撮像素子より供給された第
    1の撮像信号における第1の光学的黒信号レベルと、前
    記第2の撮像モードにて撮像され前記撮像素子より供給
    された第2の撮像信号における第2の光学的黒信号レベ
    ルを2倍したレベルである第3の光学的黒信号レベルと
    が等しく、且つ前記ディジタル画像信号処理器の有する
    所定の許容入力レベルの範囲内の所定のレベルと、前記
    第1または第3の光学的黒信号レベルとが等しくなるよ
    うにクランプ制御を行う手順を更に含むことを特徴とす
    る請求項24に記載の映像信号処理方法。
  26. 【請求項26】 前記撮像素子駆動手順は、画素ずらし
    手段を駆動する手順を更に含み、前記画素ずらし手段
    は、前記撮像素子がフレーム蓄積モードにて前記撮像素
    子駆動手順にしたがって駆動される際に駆動され、前記
    撮像素子がフィールド蓄積モードにて前記撮像素子駆動
    手順にしたがって駆動される際には使用されないことを
    特徴とする請求項24または25に記載の映像信号処理
    方法。
  27. 【請求項27】 前記クランプ制御手順は、前記AD変
    換手順の直前にて、前記撮像信号の光学的黒信号を一定
    電圧にクランプすることを特徴とする請求項24,2
    5,または26に記載の映像信号処理方法。
  28. 【請求項28】 前記クランプ制御手順は、Vrbが前記
    AD変換器の基準0レベルであり、Vmin が前記AD変
    換器の入力信号のOBレベルに対する許容範囲の最低値
    であり、Vmax がAD変換器の入力信号のOBレベルに
    対する許容範囲の最高値であり、また、(fld )はフィ
    ールド蓄積モード時、(frm )はフレーム蓄積モード時
    を意味するとき、式(6)及び式(7)、 Vclp (fld) ≒ (Vmax − Vmin)/2 ……(6) VOB(fld) = 2 × VOB(frm) ……(7) 但し、VOB(fld)=Vclp(fld)−Vrb VOB(frm)=Vclp(frm)−Vrb の関係を満たすように、クランプ電圧Vclp をモードに
    より切り替えて設定することを特徴とする請求項27に
    記載の映像信号処理方法。
  29. 【請求項29】 コンピュータを前記請求項4乃至14
    のいずれか1に記載の映像信号処理装置に含まれる各手
    段として機能させるためのプログラムを記憶したコンピ
    ュータ読みとり可能な記録媒体。
  30. 【請求項30】 コンピュータに前記請求項18乃至2
    8のいずれか1に記載の映像信号処理方法に含まれる各
    手順を実行させるためのプログラムを記憶したコンピュ
    ータ読みとり可能な記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008060779A (ja) * 2006-08-30 2008-03-13 Sanyo Electric Co Ltd 映像信号処理装置及び映像信号処理方法

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