JP2001155501A - 電球形蛍光ランプ - Google Patents

電球形蛍光ランプ

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JP2001155501A JP34072399A JP34072399A JP2001155501A JP 2001155501 A JP2001155501 A JP 2001155501A JP 34072399 A JP34072399 A JP 34072399A JP 34072399 A JP34072399 A JP 34072399A JP 2001155501 A JP2001155501 A JP 2001155501A
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敏也 田中
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努 荒木
Hajime Osaki
肇 大崎
Fuminori Nakaya
文則 仲矢
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Abstract

(57)【要約】 【課題】発光管と点灯回路との接続構造の省スペース化
を図るとともに、リードワイヤーの腐食による接続不良
を防止する。 【解決手段】口金を有するカバー14と;リードワイヤ
ー20を外部に引き出し屈曲形成されたバルブ36を有
する発光管18と;カバー14に収納され、電子部品2
5が実装されるとともにリードワイヤー20が固着して
電気的に接続される接続ランド33が設けられた回路基
板24を有する点灯回路16と;発光管18と回路基板
24とを固定する一方、カバー14に固定される仕切板
40と;を具備している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電球形蛍光ランプ
に係り、特に発光管と点灯回路との接続構造を省スペー
ス化した電球形蛍光ランプに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば白熱電球のソケットに装着
可能な口金を有するカバーを備え、このカバーの内側に
点灯回路を収納するとともに、発光管を屈曲などしてグ
ローブに収納した電球形蛍光ランプが知られている。
【0003】この電球形蛍光ランプは、白熱電球との互
換性のために可及的に小形化されているものの、従来の
電球形蛍光ランプは白熱電球に比べやや大きい外形寸法
を有しているため、白熱電球から完全に置き換えるまで
には至っていない。したがって、電球形蛍光ランプは、
一層の小形化が望まれており、発光管、グローブおよび
カバーの小形化が検討されている。
【0004】一方、電球形蛍光ランプの発光管と点灯回
路との接続方法としては、例えば特開平8−27361
5号公報(従来技術1)に開示されているように、回路
基板にラッピング用のピンを植設し、発光管から導出さ
れたリードワイヤーをそのピンに巻き付ける方法が採用
されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術による発光管と点灯回路との接続方法では、信
頼性および作業性において問題がないものの、回路基板
上にラッピング用のピンを植設するためのスペースを回
路基板に確保しなければならない。また、リードワイヤ
ーをピンに巻き付けるためにピンの周りにも4mm程度
のスペースを確保しなければならないので、回路基板の
小形化を妨げる要因として影響を及ぼしていた。
【0006】さらに、電球形蛍光ランプの小形・高出力
に伴いランプ内部の温度が上昇するため、プラスチック
から成形された仕切板に含まれる難燃材が高温に晒され
ることで臭素ガスが発生し、この臭素ガスによりリード
ワイヤーを腐食させてしまう。その結果、リードワイヤ
ーとピンとの接触抵抗が大きくなり、最悪の場合には両
者が電気的に非接触な状態になる可能性があった。
【0007】また、ラッピング用のピンを回路基板に設
けない構成が特開平11−250730号公報(従来技
術2)に記載されている。しかし、従来技術2の回路基
板は、周縁面に電気接続端子を設け、この電気接続端子
とカバーとの間でリード線を挟持するものであるため、
接続の信頼性を一層向上させる必要があった。
【0008】本発明は上述した事情を考慮してなされた
もので、発光管と点灯回路との接続構造の省スペース化
を図るとともに、リードワイヤーの腐食による接続不良
を防止した電球形蛍光ランプを提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の電球形蛍光ラ
ンプは、口金を有するカバーと;リードワイヤーを外部
に引き出し屈曲形成されたバルブを有する発光管と;カ
バーに収納され、電子部品が実装されるとともにリード
ワイヤーが固着して電気的に接続される接続ランドが設
けられた回路基板を有する点灯回路と;発光管と回路基
板とを固定する一方、カバーに固定される仕切板と;を
具備していることを特徴とする。
【0010】請求項1および以下の請求項における用語
の定義は以下の説明による。
【0011】発光管は、屈曲部を有していればよく、し
たがってダブルU、トリプルUなどの種々の形状を備え
た発光管であることを許容する。また、発光管は細長い
ガラスバルブの両端内に一対のフィラメント電極を封着
し、内面に直接または間接的に蛍光体層を被着して、内
部に希ガスおよび水銀などの放電媒体を封入しているも
のが好適である。蛍光体としては、3波長発光形の希土
類蛍光体やハロ燐酸カルシウム蛍光体などを用いること
ができる。なお、発光管は、水銀を封入しない希ガス放
電を利用したものや電極を外部に有するものであっても
よい。
【0012】点灯回路は、インバータタイプが好ましい
が、回路基板を有していれば、本発明の性質上これに限
定されない。点灯回路は、カバーに対して直接的または
間接的に取り付けられて収納されている。
【0013】口金は、E形と称されるねじ込みタイプが
通常使用されるが、これに限定されない。また、口金
は、カバーに直接装着される必要はなく、間接的にケー
スに装着されるものや、カバーの一部が口金を構成する
ものであってもよい。
【0014】カバーは、発光管を直接または間接的に支
持するのである。間接的に支持する手段としては、カバ
ーの口金が取り付けられた方向と逆の部位に発光管の両
端部が挿入可能な形状を有する仕切板を取り付けるのが
好ましい。
【0015】カバーには、発光管を覆うグローブが取り
付けられていてもよい。このグローブは光透過性を有し
ていれば、光拡散性、透明性のいずれであってもよく、
模様または着色が施してあるものでもよい。グローブの
材質はガラス、プラスチックのいずれでもよい。グロー
ブの形状は任意であるが、一般に普及している球類似の
いわゆるG形と称される形状、先端球形で円筒状のいわ
ゆるT形称される形状などを採用することができる。
【0016】回路基板としては、円形、楕円あるいは半
円などの各種切欠き円形を含むものとする。
【0017】接続ランドは、回路基板に印刷などにより
設けられ、その材質は銅、銅合金およびアルミニウムな
どの導電性金属、あるいは導電性塗料などを用いること
ができる。また、接続ランドは、回路基板の下面に形成
された印刷回路パターンを介して電子部品のリード線と
電気的に接続されていればよく、また回路基板に実装さ
れた電子部品のリード線と直接接続されていても構わな
い。
【0018】請求項1の電球形蛍光ランプによれば、発
光管のリードワイヤーを回路基板に設けられた接続ラン
ドに固着して電気的に接続したことにより、回路基板上
にラッピング用のピンを植設するためのスペースが不要
になるとともに、リードワイヤーをピンに巻き付けるた
めのスペースも不要になり、回路基板の小形化を図るこ
とができる。また、仮にリードワイヤーが発生した臭素
ガスに晒されて腐食しても、リードワイヤーと接続ラン
ドとは固着されているので、電気的な接触状態を常に維
持することができる。
【0019】請求項2の電球形蛍光ランプでは、接続ラ
ンドは、回路基板の周縁面に形成され、かつリードワイ
ヤーが挿入される挿入溝の開口縁に配設されていること
を特徴とする。
【0020】請求項2の電球形蛍光ランプによれば、接
続ランドは、回路基板の周縁面に形成され、かつリード
ワイヤーが挿入される挿入溝の開口縁に配設されている
ので、接続ランドへのリードワイヤーの固着作業の作業
性を高めることができる。
【0021】請求項3の電球形蛍光ランプでは、リード
ワイヤーは、挿入溝に挿入されて接続ランドに半田付け
で固着されていることを特徴とする。
【0022】請求項3の電球形蛍光ランプによれば、リ
ードワイヤーは、挿入溝に挿入されて接続ランドに半田
付けで固着されているので、リードワイヤーを接続ラン
ドに強固に固着することができる。また、リードワイヤ
ーが発生した臭素ガスに晒されて腐食しても、リードワ
イヤーと接続ランドとは半田付けで固着されているの
で、電気的な接続状態を常に維持することができる。
【0023】請求項4の電球形蛍光ランプでは、半田付
け部は、回路基板の周縁面に対して面一に形成されてい
ることを特徴とする。
【0024】請求項4の電球形蛍光ランプによれば、半
田付け部は、回路基板の周縁面に対して面一に形成され
ているので、仕切板に回路基板を固定する場合、半田付
け部が仕切板に干渉することなく、回路基板を仕切板に
確実かつ容易に嵌め込むことが可能となる。
【0025】請求項5の電球形蛍光ランプでは、接続ラ
ンドは、回路基板の電子部品側に配設されるとともに、
リードワイヤーが半田付けで固着されていることを特徴
とする。
【0026】請求項5の電球形蛍光ランプによれば、接
続ランドは、回路基板の電子部品側に配設されるととも
に、リードワイヤーが半田付けで固着されているので、
半田付け作業が容易になり、組立作業性を向上させるこ
とができる。
【0027】請求項6の電球形蛍光ランプは、口金を有
するカバーと;リードワイヤーを外部に引き出し屈曲形
成されたバルブを有する発光管と;カバーに収納され、
電子部品が実装されるとともにリードワイヤーを電子部
品のリード線に固着して電気的に接続された回路基板を
有する点灯回路と;発光管と回路基板とを固定する一
方、カバーに固定される仕切板と;を具備していること
を特徴とする。
【0028】請求項6の電球形蛍光ランプによれば、発
光管のリードワイヤーを電子部品のリード線に固着した
ことにより、回路基板においてリードワイヤーを接続す
るための穴明けや半田付けなどの加工スペースが一切不
要になるため、回路基板を著しく小形化することができ
る。また、回路基板への穴明けなどの加工がなくなるた
め、加工作業を削減させることができる。
【0029】請求項7の電球形蛍光ランプでは、リード
ワイヤーと電子部品のリード線とは、かしめ、半田付け
および溶着のいずれかの接続手段により固着されたこと
を特徴とする。
【0030】請求項7の電球形蛍光ランプによれば、リ
ードワイヤーと電子部品のリード線とは、かしめ、半田
付けおよび溶着のいずれかの接続手段により固着したの
で、リードワイヤーと電子部品のリード線とが強固に固
着されるとともに、組立作業性を高めることができる。
【0031】請求項8の電球形蛍光ランプでは、固着さ
れたリードワイヤーおよび電子部品のリード線には、絶
縁性のチューブが被着されていることを特徴とする。
【0032】請求項8の電球形蛍光ランプによれば、固
着されたリードワイヤーおよび電子部品のリード線に絶
縁性のチューブを被着したので、隣り合うリードワイヤ
ーやリード線が電気的に接触することなく、確実に絶縁
することができる。
【0033】請求項9の電球形蛍光ランプは、口金を有
するカバーと;リードワイヤーを外部に引き出し屈曲形
成されたバルブを有する発光管と;カバーに収納され、
電子部品が実装されるとともにリードワイヤーと電子部
品のリード線のいずれか一方をラッピングして互いに電
気的に接続された回路基板を有する点灯回路と;発光管
と回路基板とを固定する一方、カバーに固定される仕切
板と;を具備していることを特徴とする。
【0034】請求項9の電球形蛍光ランプによれば、リ
ードワイヤーと電子部品のリード線のいずれか一方をラ
ッピングして互いに電気的に接続するようにしたので、
回路基板においてリードワイヤーを接続するための穴明
けや半田付けなどの加工スペースが一切不要になるた
め、回路基板を著しく小形化することができる。また、
回路基板への穴明けなどの加工がなくなるため、加工作
業を削減させることができる。
【0035】請求項10の電球形蛍光ランプは、口金を
有するカバーと;リードワイヤーを外部に引き出し屈曲
形成されたバルブを有する発光管と;カバーに収納さ
れ、電子部品が実装されるとともにリードワイヤーおよ
び電子部品のリード線を挿入孔から挿入して互いに電気
的に接続する接続ランドが設けられた回路基板を有する
点灯回路と;発光管と回路基板とを固定する一方、カバ
ーに固定される仕切板と;を具備していることを特徴と
する。
【0036】請求項10の電球形蛍光ランプによれば、
回路基板にリードワイヤーおよび電子部品のリード線を
挿入孔から挿入して互いに電気的に接続する接続ランド
を設けたので、リード線とリードワイヤーとの接続作業
が容易になるとともに、リード線およびリードワイヤー
を強固に固着することができる。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0038】図1は本発明に係る電球形蛍光ランプの第
1の実施形態を示す部分断面図、図2は図1の電球形蛍
光ランプのグローブを透視した側面図、図3は図1の電
球形蛍光ランプの一部を示す分解斜視図である。
【0039】図1〜図3において、電球形蛍光ランプ1
0は、口金12を有するカバー14と、このカバー14
内に収納された点灯回路16と、透光性を有するグロー
ブ17と、このグローブ17に収納された発光管18と
を備えている。この発光管18は2つの電極からそれぞ
れ2本づつ導出された4本のリードワイヤー20を有し
ている。そして、カバー14とグローブ17とから構成
される外囲器は、定格電力60Wの白熱電球の規格寸法
に近似する外形に形成されている。なお、以下、口金1
2側を上側、グローブ17側を下側として説明する。
【0040】カバー14は、ポリブチレンテレフタレー
ト(PBT)などの耐熱性合成樹脂などにて成形された
カバー本体21を備えている。このカバー本体21は、
下方に拡開する略円筒状をなし、上端部にエジソンタイ
プのE26型などの口金12が被せられ、接着剤または
かしめなどにより固定される。
【0041】グローブ17は、透明あるいは光拡散性を
有する乳白色などで、ガラスあるいは合成樹脂により、
白熱電球のガラス球と略同一形状の滑らかな曲面状に形
成されているととともに、開口部の縁部には、図1に示
すようにカバー14の下端の開口部の内側に嵌合する嵌
合縁部17aが形成されている。なお、このグローブ1
7は、拡散膜などの別部材を組み合わせ、輝度の均一性
を向上させることもでき、あるいは省略することもでき
る。
【0042】カバー14に収納される点灯回路16は、
水平状、すなわち発光管18の長手方向と垂直に配置さ
れる回路基板(PC板)24を備え、この回路基板24
の両面すなわち口金12側である上面および発光管18
側である下面に、複数の電子部品25,26が実装され
て高周波点灯を行うインバータ回路(高周波点灯回路)
が構成されている。また、回路基板24の上面には、比
較的熱に弱い電解コンデンサ、フィルムコンデンサなど
の電子部品25が配置されているとともに、下面には、
比較的熱に強く、また高さ寸法の小さいチップ状の電子
部品26が配置されている。さらに、回路基板24は、
略円板状に形成され、図示しないワイヤーが導出され、
このワイヤーがカバー14の口金12に接続されてい
る。
【0043】複数の電子部品25,26が実装された点
灯回路16は、図4に示すように商用交流電源eにヒュ
ーズF1を介してフィルタを構成するコンデンサC1が
接続され、このコンデンサC1にはフィルタを構成する
インダクタL1を介して全波整流器27の入力端子が接
続されている。また、この全波整流器27の出力端子に
は抵抗R1を介して平滑用の電解コンデンサC2が接続
され、この電解コンデンサC2にはインスタントスター
ト方式のハーフブリッジ型のインバータ回路28が接続
されている。
【0044】このインバータ回路28は、電解コンデン
サC2に対して並列に、スイッチング素子であるMOS
型のNチャンネルの電界効果トランジスタQ1およびM
OS型のPチャンネルの電界効果トランジスタQ2が直
列に接続されている。
【0045】電界効果トランジスタQ2のドレイン、ソ
ース間には、バラストチョークL2および直流カット用
のコンデンサC3を介して発光管18のそれぞれのフィ
ラメントFL1,FL2の一端が接続され、フィラメン
トFL1,FL2の他端間には共振コンデンサC4が接
続されている。
【0046】また、抵抗R1および電解コンデンサC2
の接続点と電界効果トランジスタQ1のゲートおよび電
界効果トランジスタQ2のゲートとの間には、起動回路
29を構成する起動用の抵抗R2が接続され、これら電
界効果トランジスタQ1のゲートおよび電界効果トラン
ジスタQ2のゲートと電界効果トランジスタQ1および
電界効果トランジスタQ2の接続点との間に、コンデン
サC5およびコンデンサC6の直列回路が接続され、こ
れらコンデンサC5および制御回路30のコンデンサC
6の直列回路に対して並列に電界効果トランジスタQ1
および電界効果トランジスタQ2のゲート保護のための
ツェナダイオードZD1およびツェナダイオードZD2
の直列回路が接続されている。
【0047】また、バラストチョークL2には、二次巻
線L3が磁気的に接続され、この二次巻線L3にはイン
ダクタL4およびコンデンサC6の共振回路31が接続
されている。そして、コンデンサC5およびインダクタ
L4の直列回路に対して並列に、起動回路29の抵抗R
3が接続されている。さらに、電界効果トランジスタQ
2のドレイン、ソース間には、起動回路29の抵抗R4
およびスイッチング改善用のコンデンサC7の並列回路
が接続されている。
【0048】ところで、点灯回路16の回路基板24に
は、図3および図5(A)に示すようにその周縁面に発
光管18のリードワイヤー20が挿入される半円状の挿
入溝32が一定間隔をおいて4箇所に形成され、これら
の挿入溝32の開口縁には、回路基板24の下面に形成
された印刷回路パターンとそれぞれ電気的に接続される
接続ランド33が配設されている。ここで、上記印刷回
路パターンは、実装された複数の電子部品25,26の
端子と電気的に接続されている。
【0049】そして、図5(A)に示すように各挿入溝
32には、リードワイヤー20が挿入され、このリード
ワイヤー20は図5(B)に示すように半田付けにより
接続ランド33に固着される。そして、リードワイヤー
20には、半田と接合し易くするために錫メッキが施さ
れている。ここで、リードワイヤー20は、0.5〜
0.6mmの線径を有する一方、挿入溝32の開口径は
1〜2mmに設定されている。
【0050】なお、図5(B)において、34は半田付
け部であり、この半田付け部34は、リードワイヤー2
0と挿入溝32との空隙部を埋めるとともに、回路基板
24の周縁面に対してはみ出すことなく、面一に形成さ
れている。また、回路基板24の周縁面には、後述する
仕切板の係合リブと係合する係合凹部35が形成されて
いる。
【0051】発光管18は、図1〜図3に示すように略
同形状の3本の管体(バルブ)36が所定位置に配置さ
れ、連通管37で順次接続して1本の放電路が形成され
ているととともに、この放電路の端部に上記フィラメン
トFL1,FL2などを備えた電極が設けられ、この電
極は上述したように発光管18から外部に導出された4
本のリードワイヤー20に接続されている。
【0052】また、各管体36は、内面に蛍光体膜を形
成するとともに、内部にアルゴンなどの希ガスおよび水
銀が封入されている。各管体36は、例えば外径10m
m、内径8mm、すなわち肉厚1mmのガラス製の円筒
状のバルブであり、長さ寸法110mmのバルブを中間
部で滑らかに湾曲させ頂部Pを備えた略U字状に形成さ
れている。つまり、各管体36は、滑らかに反転する屈
曲部36aと、この屈曲部36aに連続する互いに平行
な一対の直管部36bとを備えている。
【0053】そして、管体36は、マウントを用いたラ
インシールあるいはマウントを用いないピンチシールな
どにより、一端部が封止されているとともに、他端部に
は排気管と呼ばれる細管38が溶着され、排気を行い、
あるいは必要に応じてアマルガムを備えるようになって
いる。
【0054】さらに、発光管18は、蛍光ランプ固定部
材であって点灯回路固定部材である仕切板40に取り付
けられ、この仕切板40がカバー14に固定されてい
る。そして、仕切板40は、円板状をなす基板部41を
備え、この基板部41に形成された取付孔41aに、各
管体36の端部を挿入した上、シリコン系などの熱硬化
性接着剤にて接着などして発光管18が仕切板40に固
定される。
【0055】また、基板部41の外周部からは、上側に
向かいさらに外側に向かう嵌合段部42が形成されてい
る。図1に示すように、この嵌合段部42をカバー14
の内側に嵌合し、さらにこの嵌合段部42とカバー14
との間に接着剤43を充填することにより、これらの部
材が互いに固定される。
【0056】そして、嵌合段部42の上側には、図3に
示すように円筒状などをなす環状側壁44が突設され、
この環状側壁44に嵌合または接着などにより点灯回路
16の回路基板24が取り付けられている。この環状側
壁44には、回路基板24に形成された係合凹部35に
係合する係合リブ45が内方に突出するように形成さ
れ、この係合リブ45には回路基板24の周縁部を支持
する支持段部45aが形成されている。また、この環状
側壁44の内周面には、その内方に突出する所定高さの
角柱状の複数の支持リブ46が周方向に所定間隔をおい
て一体に突設されている。
【0057】さらに、環状側壁44には、上方に向けて
V字状に拡開するV溝47が回路基板24の4つの挿入
溝32に対応して一定間隔をおいて4箇所に形成され、
これらのV溝47は、発光管18のリードワイヤー20
をV字状先端部内で径方向に弾性的に挟持して仮保持す
るように構成されているとともに、上方に向けて拡開し
ているので、リードワイヤー20を挿入し易くしてい
る。
【0058】電球形蛍光ランプ10は、上記のように構
成されているので、これを組み立てる場合、まず発光管
18の細管38を仕切板40の取付孔41a内に下方か
ら差し込み、これら細管38近傍の管体36と取付孔4
1aとの間に充填されたシリコン系などの熱硬化性接着
剤により仕切板40に固定する。このとき、発光管18
のリードワイヤー20を緊張させて発光管18を持ち上
げる程度の張力を付与しつつ仕切板40の最寄りのV溝
47内に挿入して保持させ、位置決めを行っておく。
【0059】これにより、発光管18は、各リードワイ
ヤー20が各V溝47に保持されているために、各リー
ドワイヤー20により吊り下げられている状態になるの
で、発光管18を熱硬化性接着剤により仕切板40に固
着する前の仮止めを行うことができる。
【0060】次いで、仕切板40に点灯回路16の回路
基板24を固定する場合は、仕切板40の環状側壁44
の内側に点灯回路16の回路基板24を嵌め込むと、こ
の回路基板24が係合リブ45の支持段部45aおよび
複数の支持リブ46に載置されて支持される。このと
き、係合リブ45が回路基板24の係合凹部35に嵌入
することで、回路基板24のがたつきと軸心回りの回転
が阻止される。その結果、その後の組立作業の作業性お
よび精度を高めることができる。
【0061】このように仕切板40に回路基板24を固
定したとき、仕切板40の各V溝47が回路基板24の
各挿入溝32の近傍に配置されることとなり、各V溝4
7に保持された各リードワイヤー20を各V溝47から
取り外した後、各リードワイヤー20を各挿入溝32に
挿入する。そして、各リードワイヤー20を図5(B)
に示すように半田付けにより各挿入溝32の開口縁に設
けた接続ランド33に固着する。
【0062】そして、回路基板24から導出された図示
しない一対のワイヤーがカバー14の口金12に接続さ
れ、仕切板40がカバー14に装着され、このカバー1
4に上述した方法によりグローブ17が固着される。
【0063】このように本実施形態によれば、各リード
ワイヤー20を各挿入溝32に挿入し、これらの各挿入
溝32の開口縁に設けた接続ランド33に半田付けで各
リードワイヤー20を固着するようにしたので、回路基
板24上にラッピング用のピンを植設するためのスペー
スが不要になるとともに、リードワイヤー20をピンに
巻き付けるためのスペースも不要になり、回路基板24
の小形化を図ることができる。
【0064】また、仮にリードワイヤー20が発生した
臭素ガスに晒されて腐食しても、リードワイヤー20と
接続ランド33とは半田付け部34を介して固着されて
いるので、電気的な接続状態を常に維持することができ
るとともに、リードワイヤー20を接続ランド33に強
固に固着することができる。
【0065】さらに、接続ランド33は、回路基板24
の周縁面に形成され、かつリードワイヤー20が挿入さ
れる挿入溝32の開口縁に配設されているので、接続ラ
ンド33へのリードワイヤー20の固着作業の作業性を
高めることができる。
【0066】図6は本発明に係る電球形蛍光ランプの第
2の実施形態の回路基板を示す要部斜視図である。
【0067】なお、図6において前記第1の実施形態と
同一または対応する部分には同一の符号を付して説明す
る。また、以下の各実施形態では、電球形蛍光ランプの
全体構成は前記第1の実施形態と同様であるのでその説
明を省略し、特徴部分のみを説明する。
【0068】本実施形態は、前記第1の実施形態と同様
に図6に示すように回路基板24にリードワイヤー20
が挿入される半円状の挿入溝32が形成され、これらの
挿入溝32の開口縁に印刷回路パターンと電気的に接続
される接続ランド33が配設されている。そして、挿入
溝32には発光管18のリードワイヤー20が挿入さ
れ、このリードワイヤー20が半田付けにより接続ラン
ド33に固着されている。
【0069】この場合、半田付け部34は、リードワイ
ヤー20と挿入溝32との空隙部を埋め、回路基板24
の電子部品25側に盛り上がるように形成されるととも
に、回路基板24の周縁面に対してはみ出すことなく、
面一に形成されている。
【0070】このように本実施形態によれば、半田付け
部34は、リードワイヤー20と挿入溝32との空隙部
を埋め、かつ回路基板24の電子部品25側に盛り上が
るように形成されているので、リードワイヤー20を半
田付け部34を介して接続ランド33に強固に固着する
ことができる。
【0071】また、半田付け部34は、回路基板24の
周縁面に対してはみ出すことなく、面一に形成されてい
るので、仕切板40に回路基板24を固定する場合、半
田付け部34が仕切板40の環状側壁44に干渉するこ
となく、回路基板24を仕切板40に確実かつ容易に嵌
め込むことが可能となる。
【0072】図7(A),(B)は本発明に係る電球形
蛍光ランプの第3の実施形態の回路基板を示す要部斜視
図,要部断面図である。
【0073】本実施形態は、図7(A),(B)に示す
ように回路基板24の周縁面近傍に取付孔50が一定間
隔をおいて4箇所に穿設され、これらの取付孔50の開
口部には、それぞれ平面矩形状に形成された接続ランド
51が設けられ、これら接続ランド51は、回路基板2
4の下面に形成された印刷回路パターンとそれぞれ電気
的に接続されている。
【0074】これらの接続ランド51上には、それぞれ
リードワイヤー20が半田付けにより固着されている。
この場合、リードワイヤー20の接続ランド51への半
田付けは、回路基板24における電子部品25側で行わ
れ、半田付け部52が電子部品25側の接続ランド51
上に形成される。
【0075】なお、本実施形態において、リードワイヤ
ー20は半田付けする前は位置決めされていないので、
半田付け作業がやや困難であるが、この場合接続ランド
51にリードワイヤー20を仮固定する手段を設けれ
ば、半田付け作業が容易になる。また、取付孔50は、
従来のラッピングピンの取付孔が穿設されている場合に
は、この取付孔を流用すれば新たに形成することがなく
なる。
【0076】このように本実施形態によれば、接続ラン
ド51が回路基板24の電子部品25側に配設されると
ともに、この接続ランド51にリードワイヤー20が半
田付けで固着されているので、半田付け作業が容易にな
り、組立作業性を向上させることができる。
【0077】図8は本発明に係る電球形蛍光ランプの第
4の実施形態におけるリードワイヤーの接続構造を示す
正面図である。
【0078】本実施形態では、図8に示すように発光管
18から導出されたリードワイヤー20と接続される回
路基板24の上面に実装された電子部品25のリード線
25aが予め回路基板24の下面から前記第1の実施形
態より長く、具体的には3.5mm程度下方に延ばして
配置されている。そして、このリード線25aおよび発
光管18から導出されたリードワイヤー20をそれぞれ
銅板、アルミニウム板などの金属板55間に挟み込み、
この状態で金属板55をかしめることにより、リード線
25aとリードワイヤー20とが固着される。
【0079】ここで、リードワイヤー20が固着される
電子部品25において、図4の共振コンデンサC4のよ
うに末端部品の場合は、回路基板24への取付部分を半
田などにより回路基板24の下面に形成された印刷回路
パターンと電気的に接続する必要はないが、電解コンデ
ンサC2のように末端部品でない場合は、リード線25
aの回路基板24への取付部分を半田付けにより半田付
け部56を設けて印刷回路パターンと電気的に接続する
必要が生じる。
【0080】また、本実施形態では、接続手段として金
属板55をかしめることにより、リード線25aにリー
ドワイヤー20を固着したが、これに限らずリード線2
5aとリードワイヤー20とを半田付けやアーク溶接な
どの溶着による接続手段にて両者を固着するようにして
もよい。
【0081】このように本実施形態によれば、電子部品
25のリード線25aを回路基板24の下面から長く下
方に延ばし、リード線25aおよびリードワイヤー20
を金属板55間に挟み込み、この状態で金属板55をか
しめてリード線25aにリードワイヤー20を固着した
ことにより、回路基板24においてリードワイヤー20
を接続するための穴明けや半田付けなどの加工スペース
が一切不要になるため、前記第1〜第3の実施形態と比
較して回路基板24を著しく小形化することができる。
【0082】また、本実施形態によれば、電子部品25
のリード線25aにリードワイヤー20を上記接続手段
により直接固着するだけであるので、組立作業性を高め
ることができる。そして、回路基板24への穴明けなど
の加工がなくなるため、加工作業を削減させることがで
きる。
【0083】図9は本発明に係る電球形蛍光ランプの第
5の実施形態におけるリードワイヤーの接続構造を示す
正面図である。
【0084】本実施形態では、図9に示すように前記第
4の実施形態によって固着されたリードワイヤー20お
よび電子部品25のリード線25aに、筒状に形成され
た絶縁性のチューブ57が被着されている。このチュー
ブ57は、シリコン系の合成樹脂、ガラス繊維、ゴム、
PTFEなどの絶縁性材料からいずれか一つが選択さ
れ、かつ弾性を有している。
【0085】そして、この絶縁性のチューブ57を、金
属板55により固着されたリードワイヤー20およびリ
ード線25aに被着するには、例えば絶縁性のチューブ
57に予め縦割り部分を形成しておき、この部分からチ
ューブ57を展開してリードワイヤー20およびリード
線25aを包み込んだ後、弾性により筒状に復帰させる
ことで被着する。
【0086】なお、本実施形態では、絶縁性のチューブ
57に代えて、絶縁性のテープをリードワイヤー20お
よびリード線25aに巻き付けることも考えられるが、
作業性の面から上記チューブ57を用いた方が望まし
い。
【0087】このように本実施形態によれば、固着され
たリードワイヤー20および電子部品25のリード線2
5aに絶縁性のチューブ57が被着されているので、隣
り合うリードワイヤー20やリード線25aが電気的に
接触することなく、確実に絶縁することができ、電球形
蛍光ランプ10としての信頼性を向上させることができ
る。
【0088】図10は本発明に係る電球形蛍光ランプの
第6の実施形態におけるリードワイヤーの接続構造を示
す正面図である。
【0089】本実施形態では、図10に示すように回路
基板24の上面に実装された電子部品25のリード線2
5aが予め回路基板24の下面から前記各第4の実施形
態より長く、具体的には7.5mm程度下方に延ばして
配置されている。そして、このリード線25aに発光管
18から導出されたリードワイヤー20をラッピングす
ることにより、リード線25aにリードワイヤー20が
接続される。
【0090】ここで、リード線25aの径は0.5mm
であって、リードワイヤー20の径が0.5mm未満で
ある。また、リード線25aには、回路基板24の下面
に対して1mm下方からリードワイヤー20が5mm程
度ラッピングされる。
【0091】さらに、リードワイヤー20がラッピング
されるリード線25aは、断面が角形に形成されたり、
周面が粗面に形成されている。これにより、リードワイ
ヤー20を固く巻き付けることができるとともに、緩み
を低減させることができる。そして、リード線25aの
先端を折曲することにより、ラッピングしたリードワイ
ヤー20の下方への脱落を防止することができる。
【0092】なお、本実施形態では、リード線25aに
リードワイヤー20をラッピングするようにしたが、リ
ード線25aの線径よりリードワイヤー20の線径が大
きい場合には、リードワイヤー20にリード線25aを
ラッピングする。つまり、強度の相対的関係から線径の
大きい方をラッピングされる側とし、線径の小さい方を
ラッピングする側とする。この場合、ラッピングされる
側は、上記のように断面を角形に形成したり、周面を粗
面に形成することが望ましい。
【0093】また、本実施形態では、隣り合うリードワ
イヤー20が接触しないように、リードワイヤー20間
に絶縁性部材を介在させることが望ましい。
【0094】このように本実施形態によれば、リードワ
イヤー20と電子部品25のリード線25aのいずれか
一方をラッピングして互いに電気的に接続したことによ
り、前記第4の実施形態と同様の効果が得られる。
【0095】図11(A),(B),(C),(D)は
本発明に係る電球形蛍光ランプの第7の実施形態におけ
る電子部品の接続構造を示す拡大正面図,接続ランドの
底面図,電子部品のリード線とリードワイヤーとの接続
構造を示す拡大正面図,電子部品のリード線とリードワ
イヤーとの他の接続構造を示す拡大正面図である。
【0096】本実施形態では、図11(A),(B)に
示すように回路基板24に円形の挿入孔60が一定間隔
をおいて4箇所(図11では1箇所のみを示す)に穿設
され、これらの挿入孔60の開口端には、それぞれ円環
状に形成された接続ランド61が設けられ、これら接続
ランド61は、回路基板24の下面に形成された印刷回
路パターンとそれぞれ電気的に接続されている。
【0097】これらの接続ランド61が設けられた挿入
孔60には、図11(C)に示すように上方から電子部
品25のリード線25aが挿入されるとともに、下方か
らリードワイヤー20が挿入され、これらリード線25
aとリードワイヤー20とが半田付けによる半田付け部
62を介して同時に接続ランド61に固着される。この
場合、リード線25aおよびリードワイヤー20の接続
ランド51への半田付けは、回路基板24の下面側で行
われ、半田付け部62が電子部品25と反対面の電子部
品26側の接続ランド61に形成される。
【0098】また、この場合、リード線25aおよびリ
ードワイヤー20の接続ランド61への半田付けは、図
11(D)に示すように回路基板24における電子部品
25側で行い、半田付け部62を電子部品25側の接続
ランド61上に形成するようにしてもよい。
【0099】なお、図11(C),(D)において、リ
ード線25aおよびリードワイヤー20は半田付けする
前は位置決めされていないので、半田付け作業がやや困
難であるが、この場合接続ランド61にリード線25a
およびリードワイヤー20を仮固定する手段を設けれ
ば、半田付け作業が容易になる。
【0100】このように本実施形態によれば、接続ラン
ド61が設けられた挿入孔60に電子部品25のリード
線25aおよびリードワイヤー20を挿入し、これらリ
ード線25aおよびリードワイヤー20を半田付けによ
り同時に接続ランド61に固着するようにしたので、前
記第4の実施形態と効果に加え、リード線25aとリー
ドワイヤー20との接続作業が容易になるとともに、リ
ード線25aおよびリードワイヤー20を強固に固着す
ることができる。
【0101】図12(A),(B)は本発明に係る電球
形蛍光ランプの第8の実施形態における電子部品の接続
構造を示す拡大正面図,接続ランドの底面図である。
【0102】本実施形態では、図12(A),(B)に
示すように回路基板24に矩形状のスルーホール65が
一定間隔をおいて4箇所(図12では1箇所のみを示
す)に穿設され、これらのスルーホール65の開口部に
接続ランド66が設けられ、これらの接続ランド66に
は、それぞれリード線挿入孔67とリードワイヤー挿入
孔68が互いに離間して穿設され、これらの接続ランド
66は、回路基板24の下面に形成された印刷回路パタ
ーンとそれぞれ電気的に接続されている。
【0103】これらの接続ランド66のリード線挿入孔
67には、図11(C)に示すように上方から電子部品
25のリード線25aが挿入される一方、リードワイヤ
ー挿入孔68には下方からリードワイヤー20が挿入さ
れ、これらリード線25aとリードワイヤー20をそれ
ぞれ半田付けすることにより、リード線25aとリード
ワイヤー20とが接続ランド66に固着される。
【0104】このように本実施形態によれば、回路基板
24にスルーホール65を穿設し、このスルーホール6
5の開口部に接続ランド66を設け、この接続ランド6
6にリード線挿入孔67およびリードワイヤー挿入孔6
8を互いに離間して穿設し、これらリード線挿入孔67
およびリードワイヤー挿入孔68にリード線25aとリ
ードワイヤー20を半田付けすることにより接続ランド
66に固着したので、前記第7の実施形態と同様の効果
が得られる。
【0105】なお、上記各実施形態では、U字状の管体
36を3本接続して発光管18を構成したが、発光管1
8の形状はこれに限らず、例えばU字状あるいはH字状
の管体を2本、3本あるいは4本など並列させて、すな
わち長手方向に沿って4軸、6軸あるいは8軸の放電路
を形成し、ランプ長の短縮を図ることもできる。
【0106】また、点灯回路16は、1枚の回路基板2
4を水平に配置したが、複数枚の回路基板を設けること
もできる。
【0107】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の電球形
蛍光ランプによれば、発光管のリードワイヤーを回路基
板に設けられた接続ランドに固着して電気的に接続した
ことにより、回路基板上にラッピング用のピンを植設す
るためのスペースが不要になるとともに、リードワイヤ
ーをピンに巻き付けるためのスペースも不要になり、回
路基板の小形化を図ることができる。その結果、電球形
蛍光ランプを小形化することが可能となる。また、仮に
リードワイヤーが発生した臭素ガスに晒されて腐食して
も、リードワイヤーと接続ランドとは固着されているの
で、電気的な接続状態を常に維持することができ、電球
形蛍光ランプとしての信頼性を向上させることができ
る。
【0108】請求項2の電球形蛍光ランプによれば、接
続ランドは、回路基板の周縁面に形成され、かつリード
ワイヤーが挿入される挿入溝の開口縁に配設されている
ので、接続ランドへのリードワイヤーの固着作業の作業
性を高めることができる。
【0109】請求項3の電球形蛍光ランプによれば、リ
ードワイヤーは、挿入溝に挿入されて接続ランドに半田
付けで固着されているので、リードワイヤーを接続ラン
ドに強固に固着することができる。また、リードワイヤ
ーが発生した臭素ガスに晒されて腐食しても、リードワ
イヤーと接続ランドとは半田付けで固着されているの
で、電気的な接続状態を常に維持することができる。
【0110】請求項4の電球形蛍光ランプによれば、半
田付け部は、回路基板の周縁面に対して面一に形成され
ているので、仕切板に回路基板を固定する場合、半田付
け部が仕切板に干渉することなく、回路基板を仕切板に
確実かつ容易に嵌め込むことが可能となる。
【0111】請求項5の電球形蛍光ランプによれば、接
続ランドは、回路基板の電子部品側に配設されるととも
に、リードワイヤーが半田付けで固着されているので、
半田付け作業が容易になり、組立作業性を向上させるこ
とができる。
【0112】請求項6の電球形蛍光ランプによれば、発
光管のリードワイヤーを電子部品のリード線に固着した
ことにより、回路基板においてリードワイヤーを接続す
るための穴明けや半田付けなどの加工スペースが一切不
要になるため、回路基板を著しく小形化することができ
る。また、回路基板への穴明けなどの加工がなくなるた
め、加工作業を削減させることができる。
【0113】請求項7の電球形蛍光ランプによれば、リ
ードワイヤーと電子部品のリード線とは、かしめ、半田
付けおよび溶着のいずれかの接続手段により固着したの
で、リードワイヤーと電子部品のリード線とが強固に固
着されるとともに、組立作業性を高めることができる。
【0114】請求項8の電球形蛍光ランプによれば、固
着されたリードワイヤーおよび電子部品のリード線に絶
縁性のチューブを被着したので、隣り合うリードワイヤ
ーやリード線が電気的に接触することなく、確実に絶縁
することができる。
【0115】請求項9の電球形蛍光ランプによれば、リ
ードワイヤーと電子部品のリード線のいずれか一方をラ
ッピングして互いに電気的に接続するようにしたので、
回路基板においてリードワイヤーを接続するための穴明
けや半田付けなどの加工スペースが一切不要になるた
め、回路基板を著しく小形化することができる。また、
回路基板への穴明けなどの加工がなくなるため、加工作
業を削減させることができる。
【0116】請求項10の電球形蛍光ランプによれば、
回路基板にリードワイヤーおよび電子部品のリード線を
挿入孔から挿入して互いに電気的に接続する接続ランド
を設けたので、リード線とリードワイヤーとの接続作業
が容易になるとともに、リード線およびリードワイヤー
を強固に固着することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電球形蛍光ランプの第1の実施形
態を示す部分断面図。
【図2】図1の電球形蛍光ランプのグローブを透視した
側面図。
【図3】図1の電球形蛍光ランプの一部を示す分解斜視
図。
【図4】図1の電球形蛍光ランプの点灯回路を示す回路
図。
【図5】(A),(B)は図1の電球形蛍光ランプの点
灯回路の回路基板を示す要部斜視図,要部断面図。
【図6】本発明に係る電球形蛍光ランプの第2の実施形
態の回路基板を示す要部斜視図。
【図7】(A),(B)は本発明に係る電球形蛍光ラン
プの第3の実施形態の回路基板を示す要部斜視図,要部
断面図。
【図8】本発明に係る電球形蛍光ランプの第4の実施形
態におけるリードワイヤーの接続構造を示す正面図。
【図9】本発明に係る電球形蛍光ランプの第5の実施形
態におけるリードワイヤーの接続構造を示す正面図。
【図10】本発明に係る電球形蛍光ランプの第6の実施
形態におけるリードワイヤーの接続構造を示す正面図。
【図11】(A),(B),(C),(D)は本発明に
係る電球形蛍光ランプの第7の実施形態における電子部
品の接続構造を示す拡大正面図,接続ランドの底面図,
電子部品のリード線とリードワイヤーとの接続構造を示
す拡大正面図,電子部品のリード線とリードワイヤーと
の他の接続構造を示す拡大正面図。
【図12】(A),(B)は本発明に係る電球形蛍光ラ
ンプの第8の実施形態における電子部品の接続構造を示
す拡大正面図,接続ランドの底面図。
【符号の説明】
10 電球形蛍光ランプ 12 口金 14 カバー 16 点灯回路 17 グローブ 18 発光管 20 リードワイヤー 24 回路基板 25 電子部品 26 電子部品 32 挿入溝 33 接続ランド 34 半田付け部 36 管体(バルブ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 荒木 努 東京都品川区東品川四丁目3番1号 東芝 ライテック株式会社内 (72)発明者 大崎 肇 東京都品川区東品川四丁目3番1号 東芝 ライテック株式会社内 (72)発明者 仲矢 文則 東京都品川区東品川四丁目3番1号 東芝 ライテック株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 口金を有するカバーと;リードワイヤー
    を外部に引き出し屈曲形成されたバルブを有する発光管
    と;カバーに収納され、電子部品が実装されるとともに
    リードワイヤーが固着して電気的に接続される接続ラン
    ドが設けられた回路基板を有する点灯回路と;発光管と
    回路基板とを固定する一方、カバーに固定される仕切板
    と;を具備していることを特徴とする電球形蛍光ラン
    プ。
  2. 【請求項2】 接続ランドは、回路基板の周縁面に形成
    され、かつリードワイヤーが挿入される挿入溝の開口縁
    に配設されていることを特徴とする請求項1記載の電球
    形蛍光ランプ。
  3. 【請求項3】 リードワイヤーは、挿入溝に挿入されて
    接続ランドに半田付けで固着されていることを特徴とす
    る請求項1または2記載の電球形蛍光ランプ。
  4. 【請求項4】 半田付け部は、回路基板の周縁面に対し
    て面一に形成されていることを特徴とする請求項2また
    は3記載の電球形蛍光ランプ。
  5. 【請求項5】 接続ランドは、回路基板の電子部品側に
    配設されるとともに、リードワイヤーが半田付けで固着
    されていることを特徴とする請求項1記載の電球形蛍光
    ランプ。
  6. 【請求項6】 口金を有するカバーと;リードワイヤー
    を外部に引き出し屈曲形成されたバルブを有する発光管
    と;カバーに収納され、電子部品が実装されるとともに
    リードワイヤーを電子部品のリード線に固着して電気的
    に接続された回路基板を有する点灯回路と;発光管と回
    路基板とを固定する一方、カバーに固定される仕切板
    と;を具備していることを特徴とする電球形蛍光ラン
    プ。
  7. 【請求項7】 リードワイヤーと電子部品のリード線と
    は、かしめ、半田付けおよび溶着のいずれかの接続手段
    により固着されたことを特徴とする請求項6記載の電球
    形蛍光ランプ。
  8. 【請求項8】 固着されたリードワイヤーおよび電子部
    品のリード線には、絶縁性のチューブが被着されている
    ことを特徴とする請求項6または7記載の電球形蛍光ラ
    ンプ。
  9. 【請求項9】 口金を有するカバーと;リードワイヤー
    を外部に引き出し屈曲形成されたバルブを有する発光管
    と;カバーに収納され、電子部品が実装されるとともに
    リードワイヤーと電子部品のリード線のいずれか一方を
    ラッピングして互いに電気的に接続された回路基板を有
    する点灯回路と;発光管と回路基板とを固定する一方、
    カバーに固定される仕切板と;を具備していることを特
    徴とする電球形蛍光ランプ。
  10. 【請求項10】 口金を有するカバーと;リードワイヤ
    ーを外部に引き出し屈曲形成されたバルブを有する発光
    管と;カバーに収納され、電子部品が実装されるととも
    にリードワイヤーおよび電子部品のリード線を挿入孔か
    ら挿入して互いに電気的に接続する接続ランドが設けら
    れた回路基板を有する点灯回路と;発光管と回路基板と
    を固定する一方、カバーに固定される仕切板と;を具備
    していることを特徴とする電球形蛍光ランプ。
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JP2011192602A (ja) * 2010-03-16 2011-09-29 Toshiba Lighting & Technology Corp 固体発光装置および照明装置

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