JP2001155392A - 相変化型記録媒体及び記録再生装置 - Google Patents

相変化型記録媒体及び記録再生装置

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JP2001155392A
JP2001155392A JP33416099A JP33416099A JP2001155392A JP 2001155392 A JP2001155392 A JP 2001155392A JP 33416099 A JP33416099 A JP 33416099A JP 33416099 A JP33416099 A JP 33416099A JP 2001155392 A JP2001155392 A JP 2001155392A
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Hiroshi Miura
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光の回折限界以下の微小マークの再生を可能
にし、高記録密度を実現することのできる相変化型記録
媒体及び記録再生装置を提供する。 【解決手段】 結晶相とアモルファス相の間を相変化す
る相変化材料の結晶相の電気抵抗をRc、アモルファス
相の電気抵抗をRaとするとき、電気抵抗比Ra/Rc
が1×104以上である相変化材料を記録層とする相変
化型記録記録媒体。結晶相とアモルファス相の間を相変
化する相変化材料の表面を走査型電子顕微鏡で観察して
得られる電子線像において、結晶相の輝度をLc、アモ
ルファス相の輝度をLaとするとき、Lc>Laである
相変化材料を記録層とする相変化型記録媒体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高密度記録に対応
可能な相変化記録媒体及び記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】レーザー光により情報を記録再生する光
記録媒体において、光照射によりアモルファス相−結晶
相間の可逆的な変化が生じる相変化材料を記録層とした
媒体がある。この相変化記録媒体は、記録・消去ができ
るとともに、既に記録された情報を消去しながら新たな
情報を記録するワンビームオーバーライトが可能であ
る。記録レベルのレーザービームを照射し融点以上に加
熱した後に急冷することでアモルファスマークを形成し
情報を記録し、消去レベルのレーザー光を照射し結晶化
温度まで昇温した後に徐冷することでマークを結晶化し
情報を消去する。記録された情報は、アモルファス相−
結晶相間での反射率差や位相差による反射光量の変化を
検出し再生する。
【0003】レーザービームの発光パルス長を短くする
ことによって、ビーム径より小さなマーク長が記録でき
る。しかし、再生できるマーク長は、レーザー発光波長
と対物レンズのNAによって決まる。また、トラックピ
ッチのスケーリングもビーム径で決定される。これは、
マーク長やトラックピッチがビーム径以下になると、相
互干渉が起こり信号強度が減衰するためである。つま
り、記録・再生を同一レーザービームで行う場合には、
小さいマークが記録できても再生できず、再生限界が媒
体の記録密度を制限している。
【0004】現在、光ディスクにおいては次世代DVD
として短波長レーザーによる高密度化が進行している
が、何れの世代においても記録密度は再生の制限を受け
る。記録密度を大幅に向上するためには、特に再生手段
を改良する必要がある。前述のように、相変化記録では
アモルファス相−結晶相間での反射率差や位相差による
反射光量の変化を検出するが、今後は他の物性値変化を
利用することも必要になってくる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる従来
技術の実状に鑑み、光の回折限界以下の微小マークの再
生を可能にし、高記録密度を実現することのできる相変
化型記録媒体及び記録再生装置を提供することをその課
題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記課
題を解決するため、結晶相とアモルファス相の間を相変
化する相変化材料の結晶相の電気抵抗をRc、アモルフ
ァス相の電気抵抗をRaとするとき、電気抵抗比Ra/
Rcが1×104以上である相変化材料を記録層とする
相変化型記録記録媒体が提供される。また、本発明によ
れば、結晶相とアモルファス相の間を相変化する相変化
材料の表面を走査型電子顕微鏡で観察して得られる電子
線像において、結晶相の輝度をLc、アモルファス相の
輝度をLaとするとき、Lc>Laである相変化材料を
記録層とする相変化型記録媒体が提供される。また、本
発明によれば、上記構成において、記録層には、主成分
であるSbTeと、その主成分の他にGe,Ag,I
n,Ga,Si,B,Sn,Bi,Baの群から選ばれ
る少なくとも一種類の元素が含まれること特徴とする相
変化型記録媒体が提供される。さらに、本発明によれ
ば、上記いずれかに記載の相変化型記録媒体の記録層に
おける結晶相とアモルファス相間での電気抵抗変化、抵
抗変化に起因する電流変化、抵抗変化に起因する電圧変
化、及び抵抗変化に起因する温度変化のうちの少なくと
も一の変化を検出する検出手段を有することを特徴とす
る情報記録再生装置が提供される。
【0007】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を詳述す
る。請求項1に記載の発明は、例えばレーザー光のよう
な光を照射することによりアモルファス相と結晶相との
間を相変化する材料において、アモルファス相である記
録マークの電気抵抗をRa、結晶相である未記録部分の
電気抵抗をRcとしたとき、その電気抵抗比Ra/Rc
が1×104以上、好ましくは1×105以上であること
を特徴とする。ここで、アモルファス相の電気抵抗は、
1〜100(Ω・cm)の範囲にあり、結晶相の電気抵
抗は1×10-5〜1×10-3(Ω・cm)の範囲にある
ことが望ましい。このような相変化材料の表面を走査電
子顕微鏡(SEM;scanning electron microscope)で
観察した場合、請求項2に記載したように、結晶相の輝
度をLc、アモルファス相の輝度Laとした場合、Lc
>La、好ましくは輝度比Lc/Laが1.2以上とな
り、結晶・アモルファスの違いがコントラスト変化とし
て観測できる。
【0008】また、請求項3に記載するように、本発明
の相変化型記録媒体における相変化型記録層の構成元
素、組成を最適化することにより、結晶相−アモルファ
ス相間での電気抵抗比Ra/Rcを大きくできる。即
ち、この場合、相変化型記録層は、SbTeを主成分と
する。特に、SbxTeyとした場合、x/y=1〜4
の組成比とした共晶点付近の組成が記録層材料として好
ましい。また、この場合、主成分であるSbTeの他
に、Ge,Ag,In,Ga,Si,B,Sn,Bi,
Baの群、好ましくはGe,Ag,In,Gaの群から
選ばれる元素を少なくても1種類以上含ませる。以下の
説明では、これらの元素を添加元素と記載する。添加元
素の含有量は、15at%以下とする。特に、添加元素
がAgである場合は3at%以下、In,B,Ga,B
iである場合は10at%以下、Ge,Si,Sn,B
aである場合は5at%以下とすることが好ましい。こ
のような組成では、アモルファス相−結晶相間の電気抵
抗差が特に大きくなる。例えば、AgInSbTe、G
eAgInSbTe、GeGaSbTeなどの組成が記
録層として適する。
【0009】本発明による相変化記録媒体の構成は、基
板/相変化型記録層の記録層単層でもよいし、金属層、
保護層と組み合わせた積層構成としてもよい。例えば、
基板/第1の保護層/相変化型記録層/第2の保護層/
金属層、基板/金属層/第1の保護層/:相変化型記録
層/第2の保護層などの積層構成とすることが好まし
い。
【0010】基板としては、ポリカーボネート、アクリ
ル樹脂、ポリオフィン、エポキシ樹脂、ビニルステル、
紫外線硬化樹脂、ガラス等の透明基板が使用できる。
【0011】保護層としては、SiO2,Al23,T
25,ZrO2,ZnOなどの酸化物、ZnS,Sm
S,SrS,CaS,などの硫化物、CaF2,Mg
2,BaF2,SrF2などのフッ化物、BN,SiN
などのチッ化物、SiC,DLC、i−C等の炭化物材
料を、単体でもしくは混合体として用いることができ
る。さらにこれらの材料は単層で用いてもよく、複数を
積層構造として用いてもよい。
【0012】金属層材料としては、Al−Ti合金、A
l−Cr合金、Al−Hf合金、Al−Si合金などの
Al系合金材料が使用できる。また、Ag,AgPd,
AgCuPd,AgTi,AgTiCuなどのAg系材
料や、Pd,Rh,Ta,W,Au,Pt,Ir,O
s,In,Tiを単元素もしくは他元素との化合物の状
態で用いることもできる。
【0013】本発明の相変化型記録媒体では、記録・未
記録部分の電気抵抗差が大きい。このために、抵抗差を
検出し記録情報を再生することが可能となる。請求項4
に記載するように、記録再生装置には、記録・未記録部
分における抵抗変化、抵抗変化に起因する電流変化、抵
抗変化に起因する電圧変化、抵抗変化に起因する温度変
化のうちの少なくとも一の変化を検知できる検出手段を
設ける。走査トンネル顕微鏡(STM)や、原子間力顕
微鏡(AFM)などを含むSPM技術を検出手段に応用
しても構わない。つまり、導電性探針を相変化型記録媒
体表面に対して近接もしくは接触させて、アモルファス
相−結晶相間での電気抵抗差に伴うトンネリング電流の
変化を検出してもよい。また、電気抵抗差に伴い媒体表
面の帯電状態がアモルファス相−結晶相間で変化するこ
とから、導電性探針で表面電位の変化を検出しても構わ
ない。
【0014】
【実施例】以下に、実施例により詳細に説明する。
【0015】実施例1(請求項1、3) 図1に本実施例による媒体構成を示す。厚さ0.6m
m、直径120mmガラス基板上(101)に、相変化
型記録層(102)を200nmの膜厚で成膜した。相
変化型記録層の成膜はRFスパッタリング法により行っ
た。成膜圧力は1mTorr、投入電力は300W、成
膜雰囲気はArとした。前記相変化記録層材料はAgI
nSbTeとした。スパッタリングターゲットの組成
は、Ag;3.8(at%),In;7(at%),S
b61(at%),Te28.2(at%)であった。
次に、AgInSbTeをレーザー加熱により初期化
(結晶化)し、本実施例による相変化型光ディスクを完
成させた。初期化の際の線速度は3.0m/secと
し、ヘッドの送りは30μm/secとした。レーザー
ビームの波長は780nmとし、パワーは800mWと
した。次に、上記相変化型光ディスクの一部を初期化
し、結晶相部分とアモルファス相部分を形成し、各部分
の電気抵抗値を求めた。電気抵抗値は、4端子抵抗測定
法でシート抵抗を測定し、AgInSbTeの膜厚で換
算し求めた。この方法で求めた電気抵抗は、結晶相部分
Rc=4.6×10-4(Ω・cm)であり、アモルファ
ス相部分Ra=10.5(Ω・cm)であった。電気抵
抗比Ra/Rc=2.3×105であった。
【0016】実施例2(請求項2、3) 例えば、記録層が薄く、実施例1に記載のシート抵抗測
定が行えない場合には、本実施例に記載する方法で電気
抵抗差に起因するSEM象におけアモルファス相−結晶
相間での輝度比Lc/Laを確認する。図2に本実施例
の媒体構成を示す。基板(201)はポリカーボネー
ト、厚さ0.6mm、直径120mmとした。基板表面
には、ピッチ0.74μmのランド・グルーブを設け
た。ポリカーボネート基板(201)上に金属層である
Ag(202)を膜厚120nmで成膜した。その成膜
はDCスパッタ法で行った。成膜圧力は1mTorrと
し、投入電力は750Wとし、成膜雰囲気はArとし
た。金属層上に第1の保護層(203)としてZnS−
SiO2を膜厚20nmで成膜した。その成膜はRFス
パッタリング法で行った。成膜圧力は1mTorrと
し、投入電力は1.5kWとし、成膜雰囲気はArとし
た。引き続き相変化記録層(204)であるAgInS
bTeを膜厚15nmで成膜した。その成膜方法及びス
パッタリングターゲットの組成は実施例1と同じとし
た。次に第2の保護層(205)であるZnS−SiO
2を膜厚20nmで成膜した。その成膜方法は第1の保
護層と同じとした。次に、記録層を初期化した。初期化
の際の線速度は2.0m/secとし、ヘッドの送りは
24μm/secとした。レーザービームの波長は78
0nmであり、パワーは500mWであった。以上の方
法で本発明による相変化型光ディスクを完成させた。上
記相変化型光ディスクに対して、波長635nm、対物
レンズのNA0.6の光学系を用いて、記録線密度0.
27μm/bitのEFM+(eight fourteen modulat
ion+)変調パターンを記録した。記録後に第2の保護
層(205)を除去した。除去は、フッ酸溶液のウェッ
トエッチングで行った。図3は走査型電子顕微鏡(SE
M)で記録層(204)表面を観察した結果である。ア
モルファス状態である記録マークは、結晶状態である未
記録部分に対して高抵抗であることから、2次電子強度
が低く暗いコントラストを示す。図3のSEM像全体に
おける輝度の頻度分布を図4に示す。横軸が輝度、縦軸
は画像ピクセル数である。401はアモルファス部分の
輝度分布、402は結晶相部分の輝度分布を示す。各ピ
ーク位置の輝度をLc及びLaとすると、輝度比Lc/
La=1.7となっている。
【0017】実施例3(請求項4) 図5に本実施例による記録再生装置を示す。本装置は、
大まかに記録手段(501)、電流検出手段(502)
より構成される。レーザービームで記録し、電流検出手
段(502)によって記録情報を再生する。相変化型記
録媒体(503)の構成は実施例2と同じでとした。記
録手段(501)において、レーザーの発光波長は65
0nm,対物レンズのNAは0.65とした。レーザー
ビームの発光パルス長を短くし微小マークを形成した
(筆先記録)。EFM+変調パターンを線密度0.12
μm/bitで記録した。最短マーク長は0.175μ
mであった。検出手段(502)について記載すると、
検出手段(502)は、電源(5021)、ワイヤープ
ローブ(5022)、電流増幅器(5023)、電流検
出回路(5024)で構成される。ここで、ワイヤープ
ローブ(5022)は、半導体製造技術で作成する最小
線幅0.15μmのAlTi配線(50221)とし
た。このワイヤープローブ(5022)は、一定電流を
流した状態で媒体表面に近接させて移動するようにし
た。
【0018】記録マークの再生方法を図6に記載する。
再生の際にレーザービームは媒体表面を加熱するアシス
ト光として用いる。レーザービーム(604)をDC発
光した状態でトラック上を移動させ、それに追従してワ
イヤープローブ(605)を媒体表面を移動させる。本
発明における相変化型記録媒体は、記録マークが高抵
抗、未記録部分が低抵抗である。従って、記録・未記録
部分での熱伝導率が大きく異なり、アシスト光を照射し
た際の熱応答特性が異なってくる。つまり、熱伝導率が
大きい未記録部分では、熱が記録層を介して金属層にた
だちに逃げるが、熱伝導率が低い記録部分(603)で
は第2の保護層(602)に蓄熱(607)される。従
って、アシスト光に遅れて媒体表面を移動するワイヤー
プローブ(605)では、記録・未記録を温度変化で検
知することができる。記録マークが存在する高温部分で
は、ワイヤープローブのAlTi配線が過熱され、配線
抵抗が増加し電流値が低下する。従って、電流値の変化
を検出することによって、光の回折限界にあたる微小な
記録マークが再生できる。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、請求項1、2、3に示
すように、記録・未記録部分の電気抵抗差を大きくする
ことによって、請求項4に示したように反射光以外の物
理量変化が利用できるようになる。この結果、実施例3
に示したような記録再生装置によって、光の回折限界以
下の微小記録マークが再生でき、相変化型記録媒体の高
密度化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の相変化型記録媒体構成を示す模式的
断面図である。 101 ガラス基板 102 AgInSbTe
【図2】実施例2の相変化型記録媒体構成を示す模式的
断面図である。 201 ポリカーボネート基板 202 Ag 203 ZnS−SiO2 204 AgInSbTe 205 ZnS−SiO2
【図3】AgInSbTeの表面SEM像(実施例2の
説明図)を示す図である。
【図4】SEM像の輝度分布(実施例2の説明図)を示
す図である。 401 アモルファス相部分の輝度 La 402 結晶相部分の輝度 Lc
【図5】実施例3の記録再生装置の構成説明図である。 501 記録手段 502 再生手段 5021 電源 5022 ワイヤープローブ 5023 電流増幅器 5024 電流検出回路 50221 AlTi配線 503 相変化記録媒体(実施例2の層構成)
【図6】再生方法(実施例3の説明図)の説明図であ
る。 601 金属層 Ag 602 第2の保護層 ZnS−SiO2 603 記録マーク 604 レーザービーム 605 AlTi配線 606 未記録部分における熱の逃げ 607 記録部分における蓄熱
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年11月26日(1999.11.
26)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記課
題を解決するため、結晶相とアモルファス相の間を相変
化する相変化材料の結晶相の電気抵抗をRc、アモルフ
ァス相の電気抵抗をRaとするとき、電気抵抗比Ra/
Rcが1×104以上である相変化材料を記録層とする
相変化型記録媒体が提供される。また、本発明によれ
ば、結晶相とアモルファス相の間を相変化する相変化材
料の表面を走査型電子顕微鏡で観察して得られる電子線
像において、結晶相の輝度をLc、アモルファス相の輝
度をLaとするとき、Lc>Laである相変化材料を記
録層とする相変化型記録媒体が提供される。また、本発
明によれば、上記構成において、記録層には、主成分で
あるSbTeと、その主成分の他にGe,Ag,In,
Ga,Si,B,Sn,Bi,Baの群から選ばれる少
なくとも一種類の元素が含まれること特徴とする相変化
型記録媒体が提供される。さらに、本発明によれば、上
記いずれかに記載の相変化型記録媒体の記録層における
結晶相とアモルファス相間での電気抵抗変化、抵抗変化
に起因する電流変化、抵抗変化に起因する電圧変化、及
び抵抗変化に起因する温度変化のうちの少なくとも一つ
変化を検出する検出手段を有することを特徴とする情
報記録再生装置が提供される。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】実施例3(請求項4) 図5に本実施例による記録再生装置を示す。本装置は、
大まかに記録手段(501)、電流検出手段(502)
より構成される。レーザービームで記録し、電流検出手
段(502)によって記録情報を再生する。相変化型記
録媒体(503)の構成は実施例2と同じとした。記録
手段(501)において、レーザーの発光波長は650
nm,対物レンズのNAは0.65とした。レーザービ
ームの発光パルス長を短くし微小マークを形成した(筆
先記録)。EFM+変調パターンを線密度0.12μm
/bitで記録した。最短マーク長は0.175μmで
あった。検出手段(502)について記載すると、検出
手段(502)は、電源(5021)、ワイヤープロー
ブ(5022)、電流増幅器(5023)、電流検出回
路(5024)で構成される。ここで、ワイヤープロー
ブ(5022)は、半導体製造技術で作成する最小線幅
0.15μmのAlTi配線(50221)とした。こ
のワイヤープローブ(5022)は、一定電流を流した
状態で媒体表面に近接させて移動するようにした。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 11/08 G11B 11/08

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 結晶相とアモルファス相の間を相変化す
    る相変化材料の結晶相の電気抵抗をRc、アモルファス
    相の電気抵抗をRaとするとき、電気抵抗比Ra/Rc
    が1×104以上である相変化材料を記録層とする相変
    化型記録記録媒体。
  2. 【請求項2】 結晶相とアモルファス相の間を相変化す
    る相変化材料の表面を走査型電子顕微鏡で観察して得ら
    れる電子線像において、結晶相の輝度をLc、アモルフ
    ァス相の輝度をLaとするとき、Lc>Laである相変
    化材料を記録層とする相変化型記録媒体。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の相変化型記録媒
    体において、記録層には、主成分であるSbTeと、そ
    の主成分の他にGe,Ag,In,Ga,Si,B,S
    n,Bi,Baの群から選ばれる少なくとも一種類の元
    素が含まれること特徴とする相変化型記録媒体。
  4. 【請求項4】 請求項1、2又は3のいずれかに記載の
    相変化型記録媒体の記録層における結晶相とアモルファ
    ス相間での電気抵抗変化、抵抗変化に起因する電流変
    化、抵抗変化に起因する電圧変化、及び抵抗変化に起因
    する温度変化のうちの少なくとも一の変化を検出する検
    出手段を有することを特徴とする情報記録再生装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003045097A (ja) * 2001-07-30 2003-02-14 Ricoh Co Ltd 光情報記録媒体の初期化方法及び光情報記録媒体の初期化装置
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