JP2001155102A - ワークフロー支援システムおよびその方法 - Google Patents

ワークフロー支援システムおよびその方法

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JP2001155102A
JP2001155102A JP34080999A JP34080999A JP2001155102A JP 2001155102 A JP2001155102 A JP 2001155102A JP 34080999 A JP34080999 A JP 34080999A JP 34080999 A JP34080999 A JP 34080999A JP 2001155102 A JP2001155102 A JP 2001155102A
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Minoru Koike
実 小池
Tomiaki Tanaka
富明 田中
Masaki Someya
正樹 染谷
Noritoshi Fukuda
典利 福田
Toshiji Tsukada
敏次 塚田
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 非開発部門が行った発明の知財管理を行う
際、最適な知財部門のグループに発明届出書を送付で
き、この発明届出書に対する評価を準開発部門や非開発
部門であっても容易かつ人事管理上適切に行うことがで
き、また、ネットワーク上のいずれのクライアント装置
からであっても、ユーザの所属部署に対応するサーバに
発明届出書を格納すること。 【解決手段】 各サーバA11〜A14は、技術キーワ
ードとこの技術キーワードに対応するサーバB11〜B
13との関係を記述したテーブルT1を有し、クライア
ント群A1〜A4内における発明届出書D1〜D4のワ
ークフローが終了した該発明届出書D1〜D4内の技術
キーワードを取得し、テーブルT1を参照して該技術キ
ーワードに対応するサーバB11〜B13を決定し、こ
の決定したサーバB11〜B13に該発明届出書D1〜
D4を送付する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、予め設定された
ワークフローに従って複数の担当者間における電子文書
の受け渡しを制御し、任意のグループにおける業務の連
携を自動化するワークフロー支援システムおよびその方
法に関し、特に、複数の第1のグループに対応する複数
の第1のクライアント装置および複数の第2のグループ
に対応する複数の第2のクライアント装置によって少な
くとも構成される複数のクライアント装置と、前記複数
の第1のグループにそれぞれ対応する複数の第1のサー
バおよび前記複数の第2のグループにそれぞれ対応する
複数の第2のサーバとがネットワークに接続され、各第
1のグループ内における一連の第1のワークフローを行
わせるとともに該第1のワークフローが終了した電子文
書を適切な前記第2のグループに対応する第2のサーバ
に送付して該第2のグループ内における一連の第2のワ
ークフローを行わせる制御を行うワークフロー支援シス
テムおよびその方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近時、コンピュータ技術の進歩、OS・
アプリケーションソフト等のソフトウェア技術の発展、
装置価格の低下、通信・ネットワーク等のインフラの整
備、さらには情報処理産業の発達等に伴い、個人の多く
は、パーソナルコンピュータを所有するようになり、パ
ーソナルコンピュータの普及は飛躍的に向上している。
【0003】特に、企業においては、ホワイトカラーの
生産性の向上のための道具としてパーソナルコンピュー
タの導入が急速に進んでいる。具体的には、パーソナル
コンピュータの導入によって、文書作成ソフトや表計算
ソフト等の利用を可能にするとともに、社内文書を特定
のソフトウェアに統一したり、紙文書を電子文書化する
ことで、ファイルを統一したりして、社内の業務効率の
大幅な改善を図っている。
【0004】さらに、パーソナルコンピュータをスタン
ドアローンとして使用しているだけでは、情報の共有化
が進展し難いため、つぎの段階としてパーソナルコンピ
ュータをネットワークを介して接続することによって、
一層、業務の生産性が飛躍的に向上することになる。こ
の飛躍的な生産性の向上は、ネットワークを通じて情報
を共有することになり、自分以外の他の人達からも情報
提供を受け、上司の判断も直ぐに得られることから、コ
ミュニケーションの高速化によって意思決定を迅速に行
うことができる。
【0005】この個人だけでなく複数の構成員からなる
グループ全体の生産性を向上させるツールは、グループ
ウェアと呼ばれ、つぎのように定義することができる。
すなわち、「複数のメンバからなるグループで使われる
ことを前提としてデザインされた、グループの生産性を
高めることを目的としたコンピュータシステム」であ
る。このグループウェアの代表的なものとしては、たと
えば、ロータス社が開発したNOTES(米国ロータス
社の登録商標)ソフトがある。
【0006】さらに、最近では、情報を単に共有するだ
けでなく、電子的に作成した文書について審査・承認を
もらい、配布先に送るということをネットワークを利用
して電子的に行う、いわゆる、ワークフロー支援システ
ムが徐々に使われるようになっている。作成した文書を
特定の人達に同時に送信するのは、電子メールで達成で
きる。しかし、作成した電子文書を予め決定された複数
の人に順次送信し、処理が完了すると、つぎの人に自動
的に送信し、全体として文書がどこに到達しているかを
モニタでき、各工程の所要時間を測定できたり、ダイナ
ミックにワークフローを変更することは電子メールソフ
トでは難しい。
【0007】このため、上述したダイナミックなワーク
フローを実現するためのワークフローソフトがつぎつぎ
と登場している。たとえば、起案書システムのワークフ
ローソフトでは、予め決定された各企業独自の起案書フ
ォームに、パーソナルコンピュータを用いて所定の事項
を記入し、作成完了後に上司の審査・承認を順次受けて
決済してもらい、この決済後は、再び作成者に戻ってく
るというシステムにしている。この場合、途中に不備が
あった場合、否認ということで作成者に戻され、修正
後、再び元の承認ルートに乗せることができるようにな
っている。
【0008】ここで、上述したワークフロー支援システ
ムを知的財産(知財)管理に適用する場合、発明などの
内容を記載した発明届出書をまず、複数の開発部門内で
審査・承認等の処理を行い、その後、各開発部門に対応
する知財部門の複数のグループのいずれかに、発明届出
書を送付し、送付された知財部門の各グループがさらに
審査・承認等の処理を行うようにしている。この場合、
複数の開発部門のそれぞれは、複数のクライアント装置
とこれに対応するサーバとが関連づけられており、ま
た、知財部門の各グループも、複数のクライアント装置
とこれに対応するサーバとが関連づけられている。
【0009】また、上述したワークフロー支援システム
を知財管理に適用する場合、一般に開発部門が行った発
明や考案などは、各開発部門と知財部門の各グループと
が一対一に対応しており、各開発部門が完成した発明や
考案などの電子文書は、開発部門内の審査・承認等が終
了すると、その後、この開発部門に対応する知財部門の
グループに送付され、知財部門の各グループによってさ
らに審査・承認等の一連の処理が行われる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、発明や
考案などは、開発部門のグループのみによって行われる
ものではなく、品質管理部門、営業部門、会計部門、人
事部門などの準開発部門あるいは非開発部門によって行
われ、このような準開発部門あるいは非開発部門が行っ
た発明や考案などは、開発部門に比較して多岐の技術分
野に広がっており、発明や考案などの内容を記載した発
明届出書を知財部門のどのグループに提出すべきかを判
断するのが困難であり、無駄な時間と労力とがかかると
ともに、準開発部門あるいは非開発部門の発明や考案な
どの意欲を減退させる結果にもなるという問題点があっ
た。
【0011】一方、準開発部門や非開発部門内で行われ
た発明や考案を開発部門と同様に準開発部門や非開発部
門内で評価するのは困難である。すなわち、一般に、準
開発部門や非開発部門の担当者は、発明や考案に対する
知識あるいは発明や考案に関する用語を熟知していると
は限らず、発明や考案を評価することが困難であるとと
もに、準開発部門あるいは非開発部門に対応した人事管
理に適切な評価を行うことができないという問題点があ
った。
【0012】また、準開発部門あるいは非開発部門に限
らず、開発部門が発明や考案を完成したときであって、
プロジェクトチームを組んで製品開発を行っていたり、
他の事業部に出向している場合、人事管理上、本来の事
業部に対応するサーバから発明届出書を提出する必要が
あるが、プロジェクトチームを組んで製品開発等を行っ
ている場合に、本来のサーバすなわち発明届出書の作成
先を容易に見出すことができず、無駄な労力と時間とを
かけてしまうという問題点があった。
【0013】この発明は上記に鑑みてなされたものであ
って、準開発部門や非開発部門が行った発明や考案など
の知財管理を行う際、最適な知財部門のグループに発明
届出書を送付することができ、この発明届出書に対する
評価を準開発部門や非開発部門であっても容易かつ人事
管理上適切に行うことができ、また、ネットワーク上の
いずれのクライアント装置からであっても、ユーザの所
属部署に対応するサーバに発明届出書を格納することが
できるワークフロー支援システムおよびその方法を提供
することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明にかかるワークフロー支援システム
は、複数の第1のグループに対応する複数の第1のクラ
イアント装置および複数の第2のグループに対応する複
数の第2のクライアント装置によって少なくとも構成さ
れる複数のクライアント装置と、前記複数の第1のグル
ープにそれぞれ対応する複数の第1のサーバおよび前記
複数の第2のグループにそれぞれ対応する複数の第2の
サーバとがネットワークに接続され、各第1のグループ
内における一連の第1のワークフローを行わせるととも
に該第1のワークフローが終了した電子文書を適切な前
記第2のグループに対応する第2のサーバに送付して該
第2のグループ内における一連の第2のワークフローを
行わせる制御を行うワークフロー支援システムにおい
て、各前記第1のクライアント装置は、電子文書にキー
ワードを設定する設定手段を備え、各前記第1のサーバ
は、キーワードと該キーワードに対応する第2のサーバ
との関係を記述した関係テーブルと、前記第1のワーク
フローが終了した電子文書内のキーワードを取得し、前
記関係テーブルを参照して該キーワードに対応する前記
第2のサーバを決定し、該決定した第2のサーバに該電
子文書を送付する処理を行う処理手段と、を備えたこと
を特徴とする。
【0015】この発明によれば、たとえば開発部門等に
対応する第1のサーバの処理手段が、第1のグループに
おける発明届出書等の電子文書に対する審査・承認等の
一連の第1のワークフローを終了したときに、この終了
した電子文書内のキーワード、たとえば技術キーワード
を取得し、関係テーブルを参照して該キーワードに対応
する第2のサーバ、たとえば知財部門の各グループに対
応するサーバを決定し、この決定した第2のサーバに該
電子文書を送付するようにしている。
【0016】また、請求項2の発明にかかるワークフロ
ー支援システムは、上記の発明において、各前記第1の
サーバは、前記電子文書を作成する第1のグループのカ
テゴリに対応した複数の評価電子文書の文書フォーマッ
トを保持する保持手段と、前記電子文書を作成した第1
のグループのカテゴリに対応して、該電子文書を評価す
る評価電子文書の最適な文書フォーマットを前記保持手
段から取得する取得手段と、前記第1のワークフローが
終了した電子文書を前記第2のサーバに送付する際、該
電子文書に前記評価電子文書を添付して送付する処理を
行う添付処理手段と、をさらに備えたことを特徴とす
る。
【0017】この発明によれば、取得手段が、発明届出
書等の電子文書を作成した第1のグループのカテゴリ、
たとえば開発部門、準開発部門、非開発部門等のカテゴ
リに対応して、該電子文書を評価する評価電子文書の最
適な文書フォーマットを取得し、添付処理手段が、第1
のグループ内における一連の第1のワークフローが終了
した電子文書を知財部門のグループ等の第2のサーバに
送付する際、該電子文書に前記評価電子文書を添付して
送付するようにしている。
【0018】また、請求項3の発明にかかるワークフロ
ー支援システムは、複数のグループによって少なくとも
構成される複数のクライアント装置と、前記複数のグル
ープにそれぞれ対応する複数のサーバとがネットワーク
に接続され、各グループ内における一連のワークフロー
を行わせる制御を行うワークフロー支援システムにおい
て、各前記サーバは、ユーザ識別情報と該ユーザ識別情
報に対応するサーバとの関係を記述した関係テーブル
と、ユーザから入力された前記ユーザ識別情報を取得
し、前記関係テーブルを参照して該ユーザ識別情報に対
応する前記サーバを決定し、完成された電子文書を該決
定したサーバに送付する処理を行う処理手段と、を備え
たことを特徴とする。
【0019】この発明によれば、処理手段が、ユーザか
ら入力されたユーザ識別情報を取得し、関係テーブルを
参照して該ユーザ識別情報に対応するサーバを決定し、
完成された電子文書を該決定したサーバに送付するよう
にしている。
【0020】また、請求項4の発明にかかるワークフロ
ー支援方法は、複数の第1のグループに対応する複数の
第1のクライアント装置および複数の第2のグループに
対応する複数の第2のクライアント装置によって少なく
とも構成される複数のクライアント装置と、前記複数の
第1のグループにそれぞれ対応する複数の第1のサーバ
および前記複数の第2のグループにそれぞれ対応する複
数の第2のサーバとがネットワークに接続され、各第1
のグループ内における一連の第1のワークフローを行わ
せるとともに該第1のワークフローが終了した電子文書
を適切な前記第2のグループに対応する第2のサーバに
送付して該第2のグループ内における一連の第2のワー
クフローを行わせる制御を行うワークフロー支援方法に
おいて、各前記第1のクライアント装置が電子文書作成
時にキーワードを設定する設定工程と、各前記第1のサ
ーバが前記第1のワークフローが終了した電子文書内の
キーワードを取得し、該キーワードに対応する第2のサ
ーバとの関係を記述した関係テーブルを参照して該キー
ワードに対応する第2のサーバを決定する決定工程と、
各前記第1のサーバが前記決定工程によって決定された
第2のサーバに前記電子文書を送付する送付工程と、を
含むことを特徴とする。
【0021】この発明によれば、設定工程によって、各
第1のクライアント装置が発明届出書等の電子文書作成
時に技術キーワード等のキーワードを設定し、決定工程
によって、各第1のサーバが発明届出書等に対する審査
・承認等の第1のワークフローが終了した電子文書内の
キーワードを取得し、該キーワードに対応する第2のサ
ーバ、たとえば知財部門の各グループのサーバとの関係
を記述した関係テーブルを参照して該キーワードに対応
する第2のサーバを決定し、送付工程によって、各第1
のサーバが前記決定工程によって決定された第2のサー
バに前記電子文書を送付するようにしている。
【0022】また、請求項5の発明にかかるワークフロ
ー支援方法は、上記の発明において、各前記電子文書を
作成した第1のグループのカテゴリに対応して、該電子
文書を評価する評価電子文書の最適な文書フォーマット
を取得する取得工程と、前記第1のワークフローが終了
した電子文書を前記第2のサーバに送付する際、該電子
文書に前記評価電子文書を添付して送付する処理を行う
添付処理工程と、をさらに含むことを特徴とする。
【0023】この発明によれば、取得工程によって、各
前記電子文書を作成した第1のグループのカテゴリ、た
とえば、開発部門、準開発部門、非開発部門等のカテゴ
リに対応して、該電子文書を評価する評価電子文書の最
適な文書フォーマットを取得し、添付処理工程によっ
て、各前記第1のサーバが、第1のワークフローが終了
した電子文書を第2のサーバに送付する際、該電子文書
に前記評価電子文書を添付して送付する処理を行うよう
にしている。
【0024】また、請求項6の発明にかかるワークフロ
ー支援方法は、複数のグループによって少なくとも構成
される複数のクライアント装置と、前記複数のグループ
にそれぞれ対応する複数のサーバとがネットワークに接
続され、各グループ内における一連のワークフローを行
わせる制御を行うワークフロー支援方法において、電子
文書作成時にユーザ識別情報を入力する入力工程と、ユ
ーザから入力されたユーザ識別情報を取得し、ユーザ識
別情報と該ユーザ識別情報に対応するサーバとの関係を
記述した関係テーブルを参照して該取得したユーザ識別
情報に対応するサーバを決定し、作成した電子文書を該
決定したサーバに送付する送付工程と、を含むことを特
徴とする。
【0025】この発明によれば、入力工程によって、電
子文書作成時にユーザ識別情報を入力し、取得工程によ
って、ユーザから入力されたユーザ識別情報を取得し、
ユーザ識別情報と該ユーザ識別情報に対応するサーバと
の関係を記述した関係テーブルを参照して該取得したユ
ーザ識別情報に対応するサーバを決定し、作成した電子
文書を該決定したサーバに送付するようにしている。
【0026】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して、この
発明にかかるワークフロー支援システムおよびその方法
の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0027】図1は、この発明の第1の実施の形態であ
るワークフロー支援システムの構成を示す図である。図
1において、このワークフロー支援システムは、知財管
理のワークフローを支援するシステムを抽出して記載し
ている。このワークフロー支援システムは、開発部門の
クライアント群A1〜A3と、営業部門のクライアント
群A4と、知財部門のクライアント群B1〜B3とがネ
ットワークNに接続される。またサーバA11〜A14
は、クライアント群A1〜A4にそれぞれ対応するサー
バであり、サーバB11〜B13は、クライアント群B
1〜B3にそれぞれ対応するサーバであり、各サーバA
11〜A14,B11〜B13は、ネットワークNに接
続される。
【0028】外部接続サーバC11は、ネットワークN
およびISDN等の外部ネットワークに接続され、ネッ
トワークN上のワークフロー支援システムと外部ネット
ワークNNとの接続処理を行う。外部ネットワークNN
には、たとえば外部の特許事務所等が接続される。この
外部接続サーバC11を介することによって、ワークフ
ロー支援システムと外部ネットワークNNとの間に壁を
つくることができ、秘密保持管理を確実に行うことがで
きる。
【0029】各クライアント群A1〜A4,B1〜B3
は、各開発部門、営業部門、知財部門のユーザが取り扱
うクライアント11a〜11c,12a〜12c,13
a〜13c,14a〜14c,21a〜21c,22a
〜22c,23a〜23cを有する。ただし、これらの
クライアントは、各クライアント群毎に三つとは限ら
ず、複数のクライアントを有する。上述したようにクラ
イアント群とサーバとは対応した関係を有する。たとえ
ば、開発部門A1のクライアント群A1は、サーバA1
1と対応し、クライアント群A1内の各クライアント1
1a〜11cは、サーバA11と対応し、処理を行う。
【0030】サーバA11〜A14は、発明届出書作成
データベースDB1〜DB4を有し、各クライアント群
A1〜A4は、それぞれ発明届出書作成データベースD
B1〜DB4を用いて発明届出書を作成し、各クライア
ント群A1〜A4内で一連の第1のワークフロー処理を
行う。なお、発明届出書作成データベースDB1〜DB
4には、発明届出書の表示、発明の内容、および発明の
評価表からなる発明届出書D1〜D4が保持されるとと
もに、後述する技術キーワードとこれに対応するサーバ
との対応関係が記述されたテーブルT1を保持する。
【0031】各サーバA11〜A13は、各クライアン
ト群A1〜A4内における一連の第1のワークフロー処
理が終了すると、発明届出書D1〜D3を、それぞれ対
応する知財部門のクライアント群B1〜B3のサーバB
11〜B13に送出し、各サーバB11〜B13は、送
付された発明届出書を、対応するクライアント群B1〜
B3に処理させる一連の第2のワークフロー処理を行わ
せる。一方、サーバA14は、営業部門のクライアント
群A4内における一連の第1のワークフロー処理を行っ
た後、後述するように、テーブルT1を参照して、発明
届出書D4内に記載された技術キーワードに対応する送
付先のサーバB11〜B13を決定し、この決定したサ
ーバB11〜B13に対して発明届出書D4を送付し、
送付先のサーバB11〜B13によって一連の第2のワ
ークフロー処理を行わせる。
【0032】ここで、図2を参照して、一連の第1のワ
ークフロー処理について説明する。図2において、たと
えば、開発部門のクライアント群A1内のクライアント
を取り扱う発明者A(110)は、サーバA11内の発
明届出書作成データベースDB1を用いて発明届出書を
作成し、格納する。その後、サーバA11は、発明届出
書作成データベースDB1に格納された発明届出書を一
連の第1のワークフロー処理に従って、発明者B(11
1)に届け、処理を依頼し、発明者Bは、処理した発明
届出書を発明届出書作成データベースDB1に格納す
る。
【0033】その後、同様にして、サーバA11は、発
明届出書を発明者C(112)に届け、発明者Cは、処
理後の発明届出書を発明届出書作成データベースDB1
に格納する。これによって完成した発明届出書は、その
後サーバA11によって審査官113に審査を依頼し、
審査後に再び発明届出書作成データベースDB1に格納
される。その後、サーバA11は、最終的な承認者11
4に発明届出書の承認を依頼し、この承認を受けると、
この承認を受けた発明届出書を知財部門受付115に送
付する。この知財部門受付は、サーバA11に対応した
サーバB11である。
【0034】したがって、サーバB11内の出願知財デ
ータベースDB11内に、開発部門によって承認を受け
た発明届出書が格納されることになる。その後、サーバ
B11によって、出願知財データベースDB11内に格
納された発明届出書に対する審査・承認等の処理である
一連の第2のワークフロー処理が実行されることにな
る。
【0035】図3に示すように、発明届出書の表紙に
は、技術キーワード項目205が設けられ、プリンタ、
カメラ、パソコン等の技術キーワードが記入される。発
明届出書の表紙には、記入者である発明者A(110)
の氏名・ID等を表示する記入者表示項目201を有
し、この記入者表示項目201は、発明届出書の作成時
にシステムで予め設定される。文書形態設定項目202
には、選択項目202aまたは選択項目202bを選択
して、発明届出書が100%電子文書であるか、または
紙文書を一部含むものであるかが設定される。
【0036】届出書番号設定項目203は、届出書番号
を設定する項目であり、届出書番号取得ボタン203a
をクリックすると、システム側で自動的にユニークな届
出書番号が採番されて設定される。届出書部課名項目2
04には、届出者、すなわち発明者Aの部課名が記入さ
れる。発明者設定項目206は、発明者に関する情報を
設定する項目であり、発明者の人数を表示する発明者数
表示欄206aおよび発明者の氏名・ID等を設定する
発明者設定欄206bを含んでいる。
【0037】なお、発明者設定欄206bに発明者の氏
名等を設定する場合、ボタン206cをクリックするこ
とによって、所定のデータベースから発明者の図示しな
いアドレス帳が表示され、このアドレス帳から該当する
発明者を選択すると、発明者設定欄206bに発明者の
情報が設定されるとともに、設定した発明者の人数に応
じた数が計算され、発明者数表示欄206aに表示され
る。
【0038】また、発明者設定欄206bに発明者の情
報を設定した後、漢字氏名変換ボタン206dをクリッ
クすると、発明者設定欄206bの発明者の情報が漢字
氏名に変換されて図示しない発明者譲渡欄に表示され
る。
【0039】さらに、社外発表予定設定項目207は、
この発明届出書で届け出る発明の内容について、たとえ
ば学会や刊行物等、社外で発表する予定があるか否かを
設定する項目であり、選択項目207aの一方を選択し
て社外発表の予定があるか否かを設定する。社外発表の
予定がある場合には、その予定日を入力するとともに、
理由項目207bのいずれかを選択し、どのような理由
で社外発表を行うのかを設定する。
【0040】この社外発表予定設定項目207で設定し
た事項は、発明届出書に基づく発明を出願するまでの処
理期限日を設定する際に用いられる。なお、発明届出書
には、さらに、図示しない発明内容を記述する発明記述
欄、発明者が自己の発明を会社に譲渡することに関して
承認・非承認を設定する発明譲渡欄、出願人を設定する
出願人設定欄等が設けられる。
【0041】ところで、上述したサーバA14によって
営業部門のクライアント群A4に対する一連の第1のワ
ークフロー処理が行われた発明届出書D4は、発明の内
容、すなわち技術分野、製品分野等が多岐にわたり、こ
れらの分野に対応する知財部門のサーバB11〜B13
を直ちに決定することができない。このため、図4に示
すように、サーバA14は、クライアント群A4内にお
ける一連の第1のワークフロー処理、すなわち発明届出
書D4の承認処理が終了した場合、発明届出書D4内の
技術キーワード項目205内容である技術キーワードD
4aを取り出し、テーブルT1を参照して、この技術キ
ーワードD4aに対応する送付先のサーバB11〜B1
3を決定し、この決定したサーバB11〜B13に対し
て発明届出書D4を送付する。
【0042】図4に示すように、テーブルT1は、技術
キーワードと知財担当者のIDとの対応関係を記述した
テーブルT1aと、知財担当者のIDとこの知財担当者
に対応するサーバとの対応関係を記述したテーブルT1
bとを有し、結果として、技術キーワードと、技術キー
ワードに対応する技術分野を取り扱う知財担当者のサー
バとの関係を対応づけている。図4に示したテーブルT
1には、技術キーワードとして製品分野の技術キーワー
ドとして、たとえば、プリンタ、カメラ、パソコン等が
記述されている。
【0043】ここで、営業部門のクライアント群A14
によって承認された発明届出書D4の技術キーワードD
4aが「プリンタ」である場合、この「プリンタ」に対
応する知財担当者「A」がまず対応づけられ、さらにテ
ーブルT1bによって、知財担当者「A」に対応するサ
ーバがサーバB11であることが決定される。この決定
されたサーバB11に対して発明届出書D4が送付され
ることになる。なお、技術キーワードは、製品分野に限
らず、たとえば、「TFT」や「ATM」等の詳細な技
術分野であってもよい。
【0044】また、発明届出書D1〜D4では、クライ
アントが技術キーワード項目205の内容として技術キ
ーワードを記述するようにしていたが、サーバA11〜
A14が発明届出書D1〜D4内に添付された発明の内
容を記述した文書から自動的に技術キーワードを選択
し、この選択した技術キーワードを設定するようにして
もよい。たとえば、発明の名称や発明の属する技術分野
等から技術キーワードを自動抽出するようにする。
【0045】ここで、図5に示すフローチャートを参照
して、各サーバA11〜A14による発明届出書の送付
処理手順について説明する。図5において、各サーバA
11〜A14は、発明届出書D1〜D4の届出書部課名
項目203から所属部署を取得する(ステップS1
1)。その後、この所属部署が開発部門の所属部署であ
るか否かを判断する(ステップS12)。開発部門の所
属部署でない場合(ステップS12,NO)、すなわち
営業部門の所属部署である場合には、発明届出書D1〜
D4の技術キーワード項目205から技術キーワードを
取得し(ステップS13)、テーブルT1を用いて、送
出先のサーバB11〜B13を決定する(ステップS1
4)。
【0046】一方、所属部署が開発部門である場合(ス
テップS12,YES)には、この所属部署に対応する
サーバB11〜B13を選択決定する(ステップS1
5)。この選択決定は、たとえば、サーバA11である
場合にサーバB11が選択決定され、この対応関係は予
め設定されている。その後、各サーバA11〜A14
は、ステップS14,S15で決定された送付先のサー
バB11〜B13に対して発明届出書D1〜D4を送付
し(ステップS16)、本処理を終了する。
【0047】なお、開発部門に対応するサーバA11〜
A13は、所属部署が開発部門であるため、テーブルT
1を用いて、技術キーワードに対応する送付先のサーバ
B11〜B13を決定する処理を行わないが、サーバA
11〜A13であっても、技術キーワードを用いて送付
先のサーバB11〜B13をその都度決定するようにし
てもよい。
【0048】また、上述したワークフロー支援システム
では、開発部門と営業部門のクライアント群A1〜A4
がネットワークに接続されるものとして説明したが、こ
れに限らず、たとえば、品質管理部門、会計部門、人事
部門等のクライアント群がネットワークに接続された場
合も同様に適用することができる。すなわち、開発部門
以外の準開発部門あるいは非開発部門が混在するシステ
ムであっても、巡回発部門あるいは非開発部門のクライ
アント群に対応するサーバがテーブルT1を用いて、適
切な知財部門のサーバB11〜B13に発明届出書を送
付することができる。
【0049】この第1の実施の形態によれば、技術キー
ワードとこの技術キーワードに対応する適切なサーバと
の対応関係を記述したテーブルT1を用いることによっ
て、準開発部門や非開発部門のクライアントが作成した
発明届出書であっても、発明の内容に対応した知財部門
のサーバB11〜B13に送付することができ、全体的
なワークフロー処理を効率的に行うことができるととも
に、準開発部門や非開発部門のクライアントにかかる無
駄な労力と時間とを削減することができる。
【0050】つぎに、第2の実施の形態について説明す
る。上述した第1の実施の形態では、第1の実施の形態
において知財部門のサーバB11〜B13に送付される
発明届出書D1〜D4に添付される評価表が全て同じフ
ォーマットであることを前提としていたが、この第2の
実施の形態では、人事管理上から、開発部門、準開発部
門、非開発部門に対応した評価表のフォーマットを用い
て評価表を作成し、この作成した評価表を発明届出書D
1〜D4に添付するようにしている。
【0051】図6は、この発明の第2の実施の形態であ
るワークフロー支援システムの構成を示す図である。図
6において、このワークフロー支援システムは、一連の
第1のワークフロー処理を行う各サーバA11からA1
4内に異なるフォーマットの評価表D11〜D14が発
明届出書D1〜D4に添付される以外は、図1に示した
ワークフロー支援システムと同じ構成であり、同一構成
部分には同一符号を付している。すなわち、開発部門の
発明届出書D1〜D3には、同一のフォーマットを有す
る開発部門用の評価表D11〜D13が、発明届出書D
1〜D3に添付されるが、営業部門の発明届出書D4に
は、営業部門用の評価表D14が、発明届出書D4に添
付され、それぞれ第1の実施の形態によるワークフロー
処理によって、対応するサーバB11〜B13に送付さ
れる。
【0052】図7は、この第2の実施の形態による評価
表の選択決定を説明する図である。図7において、各ク
ライアント群A1〜A4が発明届出書D1〜D4を一連
の第1のワークフロー処理によって審査・承認を行う場
合、各クライアントの図示しない表示部に評価表選択画
面E1が表示出力され、発明届出書D1〜D4を審査・
承認した結果として評価表を作成する際に、自クライア
ントの部門に対応する部門を選択することによって、選
択した部門に対応した評価表のフォーマットD21〜D
23が表示出力される。この評価表のフォーマットD2
1〜D23を用いて評価表D11〜D14を作成する。
たとえば、評価表選択画面E1には、開発部門、準開発
部門、営業部門にそれぞれ対応する排他的な選択ボタン
301〜303が設けられる。図7に示した評価表選択
画面E1では、営業部門が選択されているため、これに
対応する営業部門用の評価表D23が表示出力される。
【0053】図8および図9は、開発部門用の評価表の
一例を示す図である。図10は、準開発部門用の評価表
の一例を示す図である。図11は、非開発部門用の評価
表の一例を示す図である。図8〜図11において、各評
価表には、それぞれ開発部門、準開発部門、非開発部門
のクライアントが評価しやすい項目が設定されていると
ともに、各部門に対応する人事管理上の観点を加味した
項目が設定されている。開発部門では、発明等を頻繁に
行うことが多いため、比較的に専門的な言葉を用い、評
価項目も多い。たとえば、「達成手段は独創的か」や
「本発明の技術の寿命」などの技術的な項目が設けられ
ている。これに対して、準開発部門や非開発部門では、
全体的な項目および技術的な項目が減っている。また、
開発部門では、技術的効果を比較的高い点数で評価する
のに対し、営業部門では、製品販売上の効果を高い点数
で評価するようにしている。すなわち、評価項目に対す
る重み付けを部門に対応して行うようにしている。
【0054】なお、上述した第2の実施の形態では、ク
ライアントが評価表の選択決定を行うようにしている
が、たとえば発明届出書における所属部署を自動検索
し、この所属部署に対応する評価表を自動選択するよう
にしてもよい。また。評価表は、上述したように複数の
フォーマットが設けられているが、この複数のフォーマ
ットは、各サーバA11〜A14内に予め格納されてい
る。
【0055】この第2の実施の形態によれば、各部門に
対応した評価表を設け、クライアントが自部門に対応す
る評価表を選択あるいは自動選択するようにしているの
で、知財関連における人事管理を適切に行うことができ
とともに、各発明届出書の評価にかかる時間と労力とを
軽減することができる。
【0056】つぎに、第3の実施の形態について説明す
る。上述した第1および第2の実施の形態では、いずれ
も各クライアント群A1〜A14内の各クライアントを
取り扱う担当者が他のクライアント群に移動しないこと
を前提としたシステムであったが、この第3の実施の形
態では、複数のクライアント群に所属する担当者が集合
してプロジェクトチームを結成し、このプロジェクトチ
ームが任意の一つのクライアント群に属するようになっ
た場合に発明等を行った場合であっても、各担当者が所
属している元のクライアント群のサーバによって一連の
ワークフロー処理が実行できるようにしている。
【0057】図12は、この発明の第3の実施の形態で
あるワークフロー支援システムの構成を示す図である。
図12において、このワークフロー支援システムは、一
連の第1のワークフロー処理を行う各サーバA11から
A14内にテーブルT11を有する以外は、図1に示し
たワークフロー支援システムと同じ構成であり、同一構
成部分には同一符号を付している。なお、第1の実施の
形態におけるテーブルT1を含めるようにしてもよい。
【0058】テーブルT11は、図13に示すように、
テーブルT11aとテーブルT11bとを有する。テー
ブルT11aには、社員IDとこの社員が所属する所属
部署との対応関係が記述される。テーブルT11bに
は、所属部署とこの所属部署に対応する対象サーバとの
対応関係が記述される。この所属部署とは、クライアン
ト群A1〜A4にに対応する。すなわち、所属部署に対
応する対象サーバは、各クライアント群A1〜A4に対
応するサーバA11〜A14を意味する。
【0059】図12および図13において、たとえばク
ライアント群A2に属するクライアント12bを取り扱
っていた担当者が、クライアント群A3のプロジェクト
チームに移動した場合であって、この担当者が発明届出
書を提出する場合、この担当者は、クライアント群A3
のクライアント13bを用いて発明届出書を作成する。
この際、クライアント13bは、サーバA13に対応し
ているため、作成した発明届出書は、サーバA13によ
るワークフロー処理がなされる。しかし、この担当者の
本来の所属部署は、クライアント群A2であるため、作
成した発明届出書はサーバA12に格納され、このサー
バA12によって人事管理上、あるいは知財管理上、一
連の第1のワークフロー処理が行われる必要がある。
【0060】このため、クライアント13bは、この担
当者が発明届出書を作成する場合に、図示しない表示部
には発明届出書決定メニュー画面E2を表示する。この
発明届出書決定メニュー画面E2には、社員IDを記入
する欄が設けられ、この担当者は、自己の社員ID「0
002」を記入すると、サーバA13は、この社員ID
「0002」を取得し、テーブルT11を参照して、対
象サーバであるサーバA12を決定し、この担当者が作
成した発明届出書をサーバA12に送付する。
【0061】具体的に、サーバA13は、社員ID「0
002」を取得すると、この社員ID「0002」に対
応する所属部署「A2」をテーブルT11aを参照して
決定し、この所属部署「A2」に対応する対象サーバ
「A12」をテーブルT11bを参照して決定する。な
お、同様にして、営業部門のクライアント群A4に所属
する担当者がクライアント群A3のプロジェクトチーム
に移動した場合であっても、発明届出書は、サーバA1
4に送付され、このサーバA14によって一連の第1の
ワークフロー処理が実行される。
【0062】ここで、図14に示すフローチャートを参
照して、この第3の実施の形態におけるサーバの処理手
順について説明する。図14において、各サーバA11
〜A14は、自サーバに対応するクライアントが発明届
出書の作成を行う場合、発明届出書決定メニュー画面E
2から社員IDを取得する(ステップS21)。その
後、テーブルT11を用いて、保存先の対象サーバを決
定する(ステップS22)。その後、この決定した対象
サーバに、作成した発明届出書を送付し(ステップS2
3)、本処理を終了する。その後、各サーバA11〜A
14は、送付された発明届出書に対する一連の第1のワ
ークフロー処理を実行する。
【0063】なお、社員IDと所属部署との対応関係を
示すテーブルT11aは、各サーバA11〜A14に保
持されるが、一般に社員IDと所属部署との関係は、図
示しない人事関係のサーバに保持されているため、各サ
ーバA11〜A14は、この人事関係のサーバにアクセ
スして所属部署を求めるようにしてもよい。この場合、
各サーバA11〜A14は、テーブルT11としてテー
ブルT11bのみを保持すればよい。
【0064】この第3の実施の形態によれば、担当者個
人を識別する識別情報としての社員IDとこの担当者の
本来の所属部署に対応する対象サーバとの対応関係を記
述したテーブルT11を用いることによって、他の開発
部門等のクライアント群内のクライアントを用いて発明
届出書を作成する場合であっても、発明届出書を本体の
サーバに送付することができるので、本来のクライアン
ト群内において行われる一連の第1のワークフロー処理
を確実に行うことができ、人事管理上あるいは知財管理
上におけるワークフロー処理を混乱なく、かつ効率的に
行うことができるとともに、柔軟なワークフロー処理を
行うことができるワークフロー支援システムを実現でき
る。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1にかかる
発明によれば、たとえば開発部門等に対応する第1のサ
ーバの処理手段が、第1のグループにおける発明届出書
等の電子文書に対する審査・承認等の一連の第1のワー
クフローを終了したときに、この終了した電子文書内の
キーワード、たとえば技術キーワードを取得し、関係テ
ーブルを参照して該キーワードに対応する第2のサー
バ、たとえば知財部門の各グループに対応するサーバを
決定し、この決定した第2のサーバに該電子文書を送付
するようにしているので、たとえば営業部門等に対応す
る第1のグループが発明届出書等の電子文書を知財部門
の関連するグループに送付するワークフロー処理を行う
場合に、適切な知財部門のグループを決定し、この電子
文書を送付することができるので、無駄な労力と時間を
かけずに知財管理上における電子文書の送付処理を行う
ことができるという効果を奏する。
【0066】また、請求項2にかかる発明によれば、取
得手段が、発明届出書等の電子文書を作成した第1のグ
ループのカテゴリ、たとえば開発部門、準開発部門、非
開発部門等のカテゴリに対応して、該電子文書を評価す
る評価電子文書の最適な文書フォーマットを取得し、添
付処理手段が、第1のグループ内における一連の第1の
ワークフローが終了した電子文書を知財部門のグループ
等の第2のサーバに送付する際、該電子文書に前記評価
電子文書を添付して送付するようにしているので、人事
管理上あるいは知財管理上、適切な管理を柔軟かつ効率
的に行うことができるとともに、評価電子文書作成にか
かる時間と労力とを軽減することができるという効果を
奏する。
【0067】また、請求項3にかかる発明によれば、処
理手段が、ユーザから入力されたユーザ識別情報を取得
し、関係テーブルを参照して該ユーザ識別情報に対応す
るサーバを決定し、完成された電子文書を該決定したサ
ーバに送付するようにしているので、ユーザはいずれの
クライアント装置を用いることができるのでシステムの
柔軟な利用が可能になるとともに、ユーザがいずれのク
ライアント装置を用いた場合であっても人事管理上ある
いは知財管理上におけるワークフロー処理を確実かつ効
率的に行うことができるという効果を奏する。
【0068】また、請求項4にかかる発明によれば、設
定工程によって、各第1のクライアント装置が発明届出
書等の電子文書作成時に技術キーワード等のキーワード
を設定し、決定工程によって、各第1のサーバが発明届
出書等に対する審査・承認等の第1のワークフローが終
了した電子文書内のキーワードを取得し、該キーワード
に対応する第2のサーバ、たとえば知財部門の各グルー
プのサーバとの関係を記述した関係テーブルを参照して
該キーワードに対応する第2のサーバを決定し、送付工
程によって、各第1のサーバが前記決定工程によって決
定された第2のサーバに前記電子文書を送付するように
しているので、たとえば営業部門等に対応する第1のグ
ループが発明届出書等の電子文書を知財部門の関連する
グループに送付するワークフロー処理を行う場合に、適
切な知財部門のグループを決定し、この電子文書を送付
することができるので、無駄な労力と時間をかけずに知
財管理上における電子文書の送付処理を行うことができ
るという効果を奏する。
【0069】また、請求項5にかかる発明によれば、取
得工程によって、各前記電子文書を作成した第1のグル
ープのカテゴリ、たとえば、開発部門、準開発部門、非
開発部門等のカテゴリに対応して、該電子文書を評価す
る評価電子文書の最適な文書フォーマットを取得し、添
付処理工程によって、各前記第1のサーバが、第1のワ
ークフローが終了した電子文書を第2のサーバに送付す
る際、該電子文書に前記評価電子文書を添付して送付す
る処理を行うようにしているので、人事管理上あるいは
知財管理上、適切な管理を柔軟かつ効率的に行うことが
できるとともに、評価電子文書作成にかかる時間と労力
とを軽減することができるという効果を奏する。
【0070】また、請求項6にかかる発明によれば、入
力工程によって、電子文書作成時にユーザ識別情報を入
力し、取得工程によって、ユーザから入力されたユーザ
識別情報を取得し、ユーザ識別情報と該ユーザ識別情報
に対応するサーバとの関係を記述した関係テーブルを参
照して該取得したユーザ識別情報に対応するサーバを決
定し、作成した電子文書を該決定したサーバに送付する
ようにしているので、ユーザはいずれのクライアント装
置を用いることができるのでシステムの柔軟な利用が可
能になるとともに、ユーザがいずれのクライアント装置
を用いた場合であっても人事管理上あるいは知財管理上
におけるワークフロー処理を確実かつ効率的に行うこと
ができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態によるワークフロ
ー支援システムの構成を示す図である。
【図2】知財管理上における一連の第1のワークフロー
処理を説明する図である。
【図3】発明届出書の表示を示す図である。
【図4】技術キーワードとサーバとの対応関係を記述し
たテーブルの内容を示す図である。
【図5】図1に示したサーバA11〜A14による発明
届出書の送付処理手順を示すフローチャートである。
【図6】この発明の第2の実施の形態によるワークフロ
ー支援システムの構成を示す図である。
【図7】評価表選択画面とこれによって選択された各部
門用の評価表との関係を示す図である。
【図8】開発部門用の評価表の一例を示す図である(そ
の1)。
【図9】開発部門用の評価表の一例を示す図である(そ
の2)。
【図10】準開発部門用の評価表の一例を示す図であ
る。
【図11】営業部門用の評価表の一例を示す図である。
【図12】この発明の第3の実施の形態であるワークフ
ロー支援システムの構成を示す図である。
【図13】発明届出書決定メニュー画面と図6に示した
テーブルT11の内容を示す図である。
【図14】図6に示したサーバA11〜A14による発
明届出書の送付処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
A1〜A4,B1〜B3 クライアント群 11a〜11c,12a〜12c,13a〜13c,1
4a〜14c,21a〜21c,22a〜22c,23
a〜23c クライアント A11〜A14,B11〜B13 サーバ DB1〜DB4 発明届出書作成データベース DB11〜DB13 出願知財データベース T1,T11 テーブル D1〜D4 発明届出書 D4a 技術キーワード D21 開発部門用の評価表のフォーマット D22 準開発部門用の評価表フォーマット D23 営業部門用の評価表フォーマット C11 外部接続サーバ N ネットワーク NN 外部ネットワーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 染谷 正樹 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 福田 典利 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 塚田 敏次 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 Fターム(参考) 5B049 AA06 BB00 CC00 DD05 EE05 FF09 GG02 GG04 GG07 5B075 KK13 KK34 ND03 NK02 NK54 NR03 NR12 PQ05 UU06 UU40

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の第1のグループに対応する複数の
    第1のクライアント装置および複数の第2のグループに
    対応する複数の第2のクライアント装置によって少なく
    とも構成される複数のクライアント装置と、前記複数の
    第1のグループにそれぞれ対応する複数の第1のサーバ
    および前記複数の第2のグループにそれぞれ対応する複
    数の第2のサーバとがネットワークに接続され、各第1
    のグループ内における一連の第1のワークフローを行わ
    せるとともに該第1のワークフローが終了した電子文書
    を適切な前記第2のグループに対応する第2のサーバに
    送付して該第2のグループ内における一連の第2のワー
    クフローを行わせる制御を行うワークフロー支援システ
    ムにおいて、 各前記第1のクライアント装置は、 電子文書にキーワードを設定する設定手段を備え、 各前記第1のサーバは、 キーワードと該キーワードに対応する第2のサーバとの
    関係を記述した関係テーブルと、 前記第1のワークフローが終了した電子文書内のキーワ
    ードを取得し、前記関係テーブルを参照して該キーワー
    ドに対応する前記第2のサーバを決定し、該決定した第
    2のサーバに該電子文書を送付する処理を行う処理手段
    と、 を備えたことを特徴とするワークフロー支援システム。
  2. 【請求項2】 各前記第1のサーバは、 前記電子文書を作成する第1のグループのカテゴリに対
    応した複数の評価電子文書の文書フォーマットを保持す
    る保持手段と、 前記電子文書を作成した第1のグループのカテゴリに対
    応して、該電子文書を評価する評価電子文書の最適な文
    書フォーマットを前記保持手段から取得する取得手段
    と、 前記第1のワークフローが終了した電子文書を前記第2
    のサーバに送付する際、該電子文書に前記評価電子文書
    を添付して送付する処理を行う添付処理手段と、 をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載のワー
    クフロー支援システム。
  3. 【請求項3】 複数のグループによって少なくとも構成
    される複数のクライアント装置と、前記複数のグループ
    にそれぞれ対応する複数のサーバとがネットワークに接
    続され、各グループ内における一連のワークフローを行
    わせる制御を行うワークフロー支援システムにおいて、 各前記サーバは、 ユーザ識別情報と該ユーザ識別情報に対応するサーバと
    の関係を記述した関係テーブルと、 ユーザから入力された前記ユーザ識別情報を取得し、前
    記関係テーブルを参照して該ユーザ識別情報に対応する
    前記サーバを決定し、完成された電子文書を該決定した
    サーバに送付する処理を行う処理手段と、 を備えたことを特徴とするワークフロー支援システム。
  4. 【請求項4】 複数の第1のグループに対応する複数の
    第1のクライアント装置および複数の第2のグループに
    対応する複数の第2のクライアント装置によって少なく
    とも構成される複数のクライアント装置と、前記複数の
    第1のグループにそれぞれ対応する複数の第1のサーバ
    および前記複数の第2のグループにそれぞれ対応する複
    数の第2のサーバとがネットワークに接続され、各第1
    のグループ内における一連の第1のワークフローを行わ
    せるとともに該第1のワークフローが終了した電子文書
    を適切な前記第2のグループに対応する第2のサーバに
    送付して該第2のグループ内における一連の第2のワー
    クフローを行わせる制御を行うワークフロー支援方法に
    おいて、 各前記第1のクライアント装置が電子文書作成時にキー
    ワードを設定する設定工程と、 各前記第1のサーバが前記第1のワークフローが終了し
    た電子文書内のキーワードを取得し、該キーワードに対
    応する第2のサーバとの関係を記述した関係テーブルを
    参照して該キーワードに対応する第2のサーバを決定す
    る決定工程と、 各前記第1のサーバが前記決定工程によって決定された
    第2のサーバに前記電子文書を送付する送付工程と、 を含むことを特徴とするワークフロー支援方法。
  5. 【請求項5】 各前記電子文書を作成した第1のグルー
    プのカテゴリに対応して、該電子文書を評価する評価電
    子文書の最適な文書フォーマットを取得する取得工程
    と、 前記第1のワークフローが終了した電子文書を前記第2
    のサーバに送付する際、該電子文書に前記評価電子文書
    を添付して送付する処理を行う添付処理工程と、 をさらに含むことを特徴とする請求項4に記載のワーク
    フロー支援システム。
  6. 【請求項6】 複数のグループによって少なくとも構成
    される複数のクライアント装置と、前記複数のグループ
    にそれぞれ対応する複数のサーバとがネットワークに接
    続され、各グループ内における一連のワークフローを行
    わせる制御を行うワークフロー支援方法において、 電子文書作成時にユーザ識別情報を入力する入力工程
    と、 ユーザから入力されたユーザ識別情報を取得し、ユーザ
    識別情報と該ユーザ識別情報に対応するサーバとの関係
    を記述した関係テーブルを参照して該取得したユーザ識
    別情報に対応するサーバを決定し、作成した電子文書を
    該決定したサーバに送付する送付工程と、 を含むことを特徴とするワークフロー支援方法。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007080300A (ja) * 2006-12-26 2007-03-29 Hitachi Chem Co Ltd 知的財産情報管理装置、知的財産情報管理プログラム及び知的財産情報管理プログラム記録媒体
JP2010102707A (ja) * 2008-10-21 2010-05-06 Sharp Corp 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、プログラムおよび記録媒体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007080300A (ja) * 2006-12-26 2007-03-29 Hitachi Chem Co Ltd 知的財産情報管理装置、知的財産情報管理プログラム及び知的財産情報管理プログラム記録媒体
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