JP2001154439A - カラー画像形成装置 - Google Patents
カラー画像形成装置Info
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Abstract
ーリサイクル機構を搭載したカラー画像形成装置を提供
する。 【解決手段】 イエロートナーを用いる画像形成部YG
を第1画像形成部G1、マゼンタトナーを用いる画像形
成部MGを第2画像形成部G2、シアントナーを用いる
画像形成部CGを第3画像形成部G3、ブラックトナー
を用いる画像形成部BGを最終段の第4画像形成部G4
としてそれぞれ配備し、第1画像形成部G1、第2画像
形成部G2、第3画像形成部G3および第4画像形成部
G4の各感光体から除去した未転写トナーTrを第4画
像形成部G4の現像器D4に回収し、該回収トナーを、
現像器D4に供給された未使用のブラックトナーととも
に画像形成に再使用する。こうすることにより、各単色
画像形成部におけるトナー濃度制御の精度が向上する。
Description
マゼンタ、シアン、ブラックの画像に色分解し、これら
の色分解画像に対応する着色トナーを用いて転写紙等の
転写部材へ単色画像を順次転写することで最終カラー画
像を得るカラー複写機、カラープリンタ、カラーファク
シミリに代表されるフルカラー画像形成装置に関し、よ
り詳しくは、未転写トナー(転写残トナー)を再使用す
るためのトナーリサイクルシステムに関するものであ
る。
タでは、廃棄トナー用タンクを必要としないトナーリサ
イクルシステムが搭載されることが多くなってきた。し
かし、フルカラー複写機や、フルカラープリンタでは、
モノクロよりも高画質が要求されていること、混色の問
題等により、トナーリサイクルシステムは殆ど実用化さ
れていない。上記カラー画像形成装置では、高画質が要
求されているため画像面積率の高い原稿が多く、したが
ってベタの追従性が重要である。2成分磁気ブラシ現像
法を使用するフルカラー画像形成装置では、高トナー濃
度で使用することが多く、地肌汚れに対する余裕度が低
い。さらに、トナーリサイクルシステムを搭載した場
合、リサイクルトナーの帯電量低下が原因して、地肌汚
れを防止するうえで不利となる。
的は、長期間使用しても画質変化の生じないトナーリサ
イクル機構を搭載したフルカラーコピー、フルカラープ
リンタ等のカラー画像形成装置を提供することにある。
明は、高画像面積の原稿が少なく、ベタ追従性の必要度
が低い黒現像器(ブラックトナーを用いる現像器)に、
それぞれの単色画像形成部の感光体から未転写トナーを
除去して戻すことにより、単色画像形成部におけるトナ
ー濃度制御の精度を上げるように構成したものである。
図1に示すように、イエロートナーを用いる画像形成部
と、マゼンタトナーを用いる画像形成部と、シアントナ
ーを用いる画像形成部と、ブラックトナーを用いる画像
形成部とを、転写部材の移動方向に沿って直列に4段に
配備し、それぞれの画像形成部において感光体上のトナ
ー像を転写部材Pへ順次転写することにより最終のカラ
ー画像を得るカラー画像形成装置において、前記ブラッ
クトナーを用いる画像形成部BGを最終段の第4画像形
成部G4として配置し、第1画像形成部G1、第2画像
形成部G2、第3画像形成部G3および第4画像形成部
G4の各感光体から除去した未転写トナーTrを前記第
4画像形成部G4の現像器D4に回収し、該回収トナー
を前記現像器D4に供給された未使用のブラックトナー
とともに画像形成に再使用するようにしたことを特徴と
する。
図1に示すように、請求項1においてイエロートナーを
用いる画像形成部YGを第1画像形成部G1、マゼンタ
トナーを用いる画像形成部MGを第2画像形成部G2、
シアントナーを用いる画像形成部CGを第3画像形成部
G3、ブラックトナーを用いる画像形成部BGを第4画
像形成部G4として、それぞれ配備したことを特徴とす
る。
図2に示すように、イエロートナーを用いる画像形成部
と、マゼンタトナーを用いる画像形成部と、シアントナ
ーを用いる画像形成部と、ブラックトナーを用いる画像
形成部とを、転写部材の移動方向に沿って直列に4段に
配備し、それぞれの画像形成部において感光体上のトナ
ー像を転写部材Pへ順次転写することにより最終のカラ
ー画像を得るカラー画像形成装置において、前記ブラッ
クトナーを用いる画像形成部BGを最終段の第4画像形
成部G4として配置し、第2画像形成部G2、第3画像
形成部G3および第4画像形成部G4の各感光体から除
去した未転写トナーTrを前記第4画像形成部G4の現
像器D4に回収し、該回収トナーを前記現像器D4に供
給された未使用のブラックトナーとともに画像形成に再
使用するようにしたことを特徴とする。
図2に示すように、請求項3において、イエロートナー
を用いる画像形成部YGを第1画像形成部G1、マゼン
タトナーを用いる画像形成部MGを第2画像形成部G
2、シアントナーを用いる画像形成部CGを第3画像形
成部G3、ブラックトナーを用いる画像形成部BGを第
4画像形成部G4としてそれぞれ配備したことを特徴と
する。なお、図2の画像形成装置では、第1画像形成部
G1の感光体から除去した未転写トナーTrをこの第1
画像形成部G1の現像器D1に回収し、この回収トナー
を、上記現像器D1に供給された未使用のイエロートナ
ーとともに画像形成に再使用するように構成されてい
る。
図3に示すように、イエロートナーを用いる画像形成部
と、マゼンタトナーを用いる画像形成部と、シアントナ
ーを用いる画像形成部と、ブラックトナーを用いる画像
形成部とを、転写部材Pの移動方向に沿って直列に4段
に配備し、それぞれの画像形成部において感光体上のト
ナー像を転写部材Pへ順次転写することにより最終のカ
ラー画像を得るカラー画像形成装置において、前記ブラ
ックトナーを用いる画像形成部BGを第3画像形成部G
3として配置し、第1画像形成部G1、第2画像形成部
G2、第3画像形成部G3および最終段の第4画像形成
部G4の各感光体から除去した未転写トナーTrを前記
第3画像形成部G3の現像器D3に回収し、該回収トナ
ーを前記現像器D3に供給された未使用のブラックトナ
ーとともに画像形成に再使用するようにしたことを特徴
とする。
図4に示すように、イエロートナーを用いる画像形成部
と、マゼンタトナーを用いる画像形成部と、シアントナ
ーを用いる画像形成部と、ブラックトナーを用いる画像
形成部とを、転写部材Pの移動方向に沿って直列に4段
に配備し、それぞれの画像形成部において感光体上のト
ナー像を転写部材Pへ順次転写することにより最終のカ
ラー画像を得るカラー画像形成装置において、前記ブラ
ックトナーを用いる画像形成部BGを第2画像形成部G
2として配置し、第1画像形成部G1、第2画像形成部
G2、第3画像形成部G3および最終段の第4画像形成
部G4の各感光体から除去した未転写トナーTrを前記
第2画像形成部G2の現像器D2に回収し、該回収トナ
ーを前記現像器D2に供給された未使用のブラックトナ
ーとともに画像形成に再使用するようにしたことを特徴
とする。
請求項1〜6のいずれかにおいて、前記第1、第2、第
3および第4画像形成部G1〜G4のすべてが2成分磁
気ブラシ現像法によるものであり、前記ブラックトナー
を用いる画像形成部BGでは、現像器内のブラックトナ
ーのトナー濃度測定(より正確には、現像剤のトナー濃
度測定)を、透磁率センサーによる透磁率測定によって
行うとともに、該透磁率が所定範囲内にあるように、前
記現像器に適宜色のトナーを適宜量補給することによ
り、前記現像器内のブラックトナーのトナー濃度を所定
範囲内に制御することを特徴とする。
討内容および結果について、図面をもとに説明する。図
9は本発明を完成させるための実験に使用した、トナー
リサイクル機構を搭載したカラー画像形成装置(感光体
フルカラーシステム)の構成説明図である。図10は上
記実験の結果に係るもので、転写器への印加電圧と、逆
転写トナー量との関係を示すグラフである。
異なる複数の単色画像形成部が転写部材Pの移動方向に
沿って直列に4段に設けられている。具体的には、イエ
ロートナーを用いる画像形成部YGを第1画像形成部G
1、マゼンタトナーを用いる画像形成部MGを第2画像
形成部G2、シアントナーを用いる画像形成部CGを第
3画像形成部G3、ブラックトナーを用いる画像形成部
BGを第4画像形成部G4として、転写部材P(転写紙
など)の移動方向に沿って順に配備されている。
の周辺には、それぞれ以下のものが配備されている。す
わなち、色分解された画像データを露光する露光器(書
き込み)2a〜2d、上記感光体の表面を帯電させる帯
電器3a〜3d、上記色分解された画像データに対応す
る着色トナー(現像剤)を有する現像器4a〜4d、感
光体上のトナー像を転写部材Pに転写する転写器5a〜
5d、感光体上の未転写トナー(転写残トナー)を除去
するクリーナ6a〜6d、感光体と上記転写器との間を
循環走行する無端状の搬送ベルト(転写ベルト)7、上
記クリーナにより除去されたトナーを上記現像器に搬送
するリサイクル機構(回収装置)8a〜8dが配置され
ている。これらのリサイクル機構8a〜8dは、トナー
の搬送機構であり、スクリューコンベアがその代表的な
ものである。なお、図1において符号11は駆動ロー
ラ、符号12は従動ローラを示している。
と、搬送ベルト7の走行により転写部材Pが図9におい
て左向きに搬送される。この間において転写部材Pに
は、第1画像形成部〜第4画像形成部でイエロー、マゼ
ンタ、シアンおよびブラックの順にトナー像が転写され
る。例えば、第1画像形成部G1では感光体1a上のイ
エローのトナー像が転写部材Pに転写され、第2画像形
成部G2では感光体1b上のマゼンタのトナー像が転写
部材Pの上記イエロートナー像上に重複した状態で転写
される。このようにして最終段の第4画像形成部G4で
は、転写部材P上にイエロー、マゼンタ、シアンおよび
ブラックのトナー像が重複して形成されることになる。
面から除去されたイエローの未転写トナーは、上記クリ
ーナ6aで除去され、リサイクル機構8aにより現像器
4aに回収され、この回収トナーは、この現像器4aに
供給された未使用のイエロートナーとともに画像形成に
使用される。同様にして、第2画像形成部G2〜第4画
像形成部G4の感光体1b〜1dの表面から除去された
未転写トナーは、クリーナ6b〜6dで除去され、リサ
イクル機構8b〜8dにより現像器4b〜4d回収さ
れ、これらの回収トナーは、これら現像器4b〜4dに
供給された未使用のトナーとともに画像形成に再度使用
される。このように、図9の画像形成装置では、それぞ
れの画像形成部で発生した未転写トナーを、この発生元
の画像形成部にリサイクルするように構成されている。
色トナーを第1色、現像器4bに収容された着色トナー
を第2色、現像器4cに収容された着色トナーを第3
色、現像器4dに収容された着色トナーを第4色とす
る。図9の画像形成装置ではそれぞれの画像形成部が独
立しており、上記のようにクリーナ6a〜6dは、現像
器4a〜4d内の着色トナーの転写残トナーを除去する
ようになっている。
トナー色は一種類のはずである。すなわち、例えば第1
画像形成部G1のクリーナ6aで除去・回収されるトナ
ーは第1色のトナーのはずであり、第4画像形成部G4
のクリーナ6dで除去・回収されるトナーは第4色のト
ナーのはずである。
が存在し、混色が発生している。それぞれのクリーナで
除去されるトナーは以下のとおりである。 (1)クリーナ6aでは第1色トナーのみが除去さ
れ、。 (2)クリーナ6bでは第1色トナーおよび第2色トナ
ーが除去され、 (3)クリーナ6cでは第1色トナー、第2色トナーお
よび第3色トナーが除去され、 (4)クリーナ6dでは第1色トナー、第2トナー、第
3色トナーおよび第4トナーが除去される。つまり、
「N番目の画像形成部のクリーナで除去されるトナーに
は、N番目の色のトナーに、それよりも上流側(転写部
材Pの移動方向での前段側)にあるすべての色の画像形
成部のトナーが少量ずつ混合している。」ことになる。
た結果、あるn番目画像形成部の現像器具内の着色トナ
ー像を転写する工程時に、それより上流側に配置された
画像形成部において既に転写部材に転写されているトナ
ー像の一部が感光体に逆転写し、これが転写残トナーと
共にクリーナにより除去され、上記n番目画像形成部の
現像器に回収されるためであることが判明した。
る転写電界を発生させるために転写器に印加する電圧)
と、上記逆転写現象との対応を調べたところ、図10に
示すように、逆転写トナー量が最小となる条件は存在す
るが、「0」となる条件はないことが判明した。これ
は、逆転写トナーは静電力により感光体側に移動してい
るのではないことを示唆しており、それ以外の力に依存
しているものと考えられる。しかし、これらの力は通
常、制御できないので、逆転写トナーの発生を「0」と
することはできない。これについての混色実験の結果
(混色条件と色差との関係についての検討)を説明す
る。図11、図12、図13はそれぞれ、実験例1,
2,3の結果を示すグラフである。
ブラックの各現像器にイエロートナーを1g,2g,3
g,4gと混入していき、そのときの画像の色差ΔEを
グラフにしたものである。この場合、各現像器にすでに
収容されていた未使用の現像剤(例えば、ブラックの現
像器ではブラックトナー)の重量は380g、TCが7
wt%(TCはトナー濃度)であり、したがって現像剤
中のトナー量は26.6gである(380g×0.07
=26.6gであり、残りの353.4gはキャリアで
ある。)。
マゼンタの現像器にイエロートナーを混入したときに
は、混入量の増大とともに、色差ΔEが大きくなり、ま
たその増大の傾向は、シアンとマゼンタで同等であっ
た。これに対し、ブラックの現像器にイエロートナーを
4g混入しても色差は変わらない。つまり、黒トナーは
イエロー混色率13wt%度では、色差が変わらなかっ
た。この混色率13%は、つぎの式: [4.0g/(26.6g+4.0g)]×100=1
3% から求めたものである。
ー、シアン、ブラックの各現像器にマゼンタトナーを混
入していった場合には、ブラックでは図11と同様、色
差は変化しない。イエローはマゼンタトナー量が増える
に従って色差が大きくなる。シアンはイエローとブラッ
クの中間に位置している。
ゼンタ、ブラックの各現像器にシアントナーを混入した
場合、ブラックでは図11,12と同様に色差は変化し
ない。これに対し、イエローは図12と同等か、または
これよりも色差変化量が大きい。マゼンタはイエローほ
どではないが、かなりシアントナーに影響されている。
また、図12に示すシアン現像器へのマゼンタトナー混
入結果と、図13に示すマゼンタ現像器へのシアントナ
ー混入結果とを比較すると、後者のほうが色差への影響
が大きい。このように、色差に対する余裕度の低いもの
から順に並べるとイエロー、マゼンタ、シアン、ブラッ
クという順序になり、最も混色の影響を受けにくいトナ
ーはブラックであることが判った。
フルカラーリサイクルシステムでの最適なトナーリサイ
クル法に基づく、本発明に係る画像形成装置の構成は以
下の通りであるといえる(請求項2)。 (1)第1画像形成部では他の画像形成部のトナーによ
る混色が発生しないから、第1画像形成部は、色差に対
する余裕度の一番低いイエローとする。 (2)第4画像形成部は、色差に対する余裕度が最も高
いブラックとする。 (3)第2画像形成部はマゼンタとし、第3画像形成部
はシアンとする。
いて図面をもとに説明する。 第1の実施の形態 図5は画像形成装置の構成を示す説明図である。この画
像形成装置は、請求項2に記載のカラー画像形成装置
(図1参照)の一例であって、イエロートナーを用いる
画像形成部YGを第1画像形成部G1、マゼンタトナー
を用いる画像形成部MGを第2画像形成部G2、シアン
トナーを用いる画像形成部CGを第3画像形成部G3、
ブラックトナーを用いる画像形成部BGを第4画像形成
部G4として、それぞれ配備するとともに、第1から第
4画像形成部の各クリーナ6a〜6dによる回収トナー
(未転写トナー)を、回収装置8Aにより、色差の影響
が最も小さい第4画像形成部G4の黒トナー現像器4d
に戻す構成となっている。その他の構成は、図9と同様
であるから、具体的説明は省略する。
像形成装置は、請求項4に記載のカラー画像形成装置
(図2参照)の一例であって、イエロートナーを用いる
画像形成部YGを第1画像形成部G1、マゼンタトナー
を用いる画像形成部MGを第2画像形成部G2、シアン
トナーを用いる画像形成部CGを第3画像形成部G3、
ブラックトナーを用いる画像形成部BGを第4画像形成
部G4として、それぞれ配備するとともに、第2画像形
成部G2、第3画像形成部G3および第4画像形成部G
4の各感光体から除去した未転写トナー(転写残トナ
ー)を、回収装置8Aにより第4画像形成部G4の現像
器4dに戻す構成となっている。その他の構成は、図9
と同様であるから、具体的説明は省略する。
に使用するトナー量に対し、クリーナ回収トナーは約2
0%である(転写残トナー5〜10%+地肌汚れトナー
約10%)。転写部材のトナー付着量0.8mg/cm
2 でA3ベタ1枚をとると、トナー使用量1.00gで
は回収トナー量は約0.2gとなる。したがって、図5
では1枚当たり3色分である0.6gが、図6では2色
分である0.4gがそれぞれ回収されることになる(い
ずれも最大値)。回収トナーの搬送速度がA3紙1枚を
現像する速度の1/6以上または1/7以上であり、現
像剤量が380g以上、TC(トナー濃度)が7wt%
以上であれば、現像剤中のトナー量に対する回収トナー
量の割合は13wt%以下となるから、上記実験結果を
考慮すると上記第1、第2の実施の形態において混色に
起因する色差の問題が発生する心配はない。なお、上記
「トナー濃度」は、現像剤のトナーの濃度である(以下
同じ)。
(トナー)は、一般的に微粉状や粗粉状のものが多く、
またトナー表面の添加剤が剥離したり、現像剤内に埋没
したりするため、NEWトナー(未使用トナー)に比べ
て逆帯電トナーや弱帯電トナーの割合が多くなり、画像
の地汚れの原因になりやすい。
像形成を行った。 (1)装置条件 ・現像スリーブ・感光体ドラム間のギャップ……0.4〜0.6mm、 ・現像スリーブ・ドクターブレード間のギャップ……0.4〜0.6mm、 ・現像スリーブ径……18φ ・感光体線速……60〜250mm/sec ・感光体線速に対する現像ローラの線速比……1.1〜1.5 (2)現像剤 ・キャリア……材料:フェライト、マグネタイト 平均粒径:50μm ・トナー………材料:ポリオール系樹脂、ポリエステル系樹脂 平均粒径:6〜7μm 添加剤の量:0.5〜2.0wt% トナーがキャリアを被覆する率:30〜80% 比電荷:10〜30μC/g
ナー付着量(感光体単位表面積当たりの値)との関係を
示すグラフである。図8は現像剤のトナー濃度(TC)
と、透磁率センサーの出力値(電圧)との関係を示すグ
ラフであって、破線Cは混色前のものを、実線Dは混色
後のものをそれぞれ表している。
%でリサイクル有りの場合を、実線Bは同じくトナー濃
度9wt%でリサイクルなしの場合をそれぞれ示してい
る。これらの結果から、現像ポテンシャルが低いとき
(図7において原点に近い範囲)や逆現像ポテンシャル
のときには、感光体上のトナー付着量は、リサクイクル
なしよりも、有りの方が多い。これは逆帯電トナー、弱
帯電トナーが多いことを示し、地肌汚れを起こす原因で
ある。
解消できる。本実施例ではトナー濃度を7wt%にする
と、トナーがキャリアを被覆する率が減り、補給された
トナーの接触確率が増して帯電しやすくなり、逆帯電・
弱帯電が減ることが判った。しかし、同時に現像ポテン
シャルに対するトナー付着量も減少してしまい、所望の
付着量を得るためには、現像ポテンシャルを高くする必
要がある。また、高面積の画像に対する追従性も低下す
る。黒トナーによる現像は他の色のトナーによる現像よ
りも高面積の画像は少なく、ベタ追従の必要性も低い。
したがって、低トナー濃度で使用するという面で、リサ
イクルトナーを黒トナーの現像器に戻すのが好ましい。
の回収トナー搬送経路などで大きな凝集体をつくる場合
が多く、白抜けを発生させることが多い。大きなトナー
凝集体による白抜けはシアン、マゼンタが目立ちやす
く、黒やイエローは目立たないこともよく知られてい
る。トナー凝集体による白抜けの面からも、クリーナで
回収されたリサイクルトナーは黒トナーの現像器に戻す
のが良い。
部、第3画像形成部および第4画像形成部の感光体から
除去した未転写トナーを第4画像形成部の黒トナー現像
器に回収して再使用する場合、未使用の黒トナーの濃度
は他の色のトナーに比べてより高精度に設定する必要が
あるといえる。また、黒トナーのトナー濃度に関して
は、(1)下限濃度=(回収トナー量)/(現像剤中の
トナー)であり、(2)上限濃度は「リサイクルトナー
の地汚れ」で決まる。
は、現像器内の黒トナーの濃度測定を、透磁率センサー
による透磁率測定で行うのが好ましい(請求項7)。一
般的に2成分磁気ブラシ現像のトナー濃度制御では、正
反射型フォトセンサー、乱反射型フォトセンサー、透磁
率センサーが用いられているが、正反射型フォトセンサ
ー、乱反射型フォトセンサーは混色の場合の測定精度に
劣る。これに対し透磁率センサーによれば、図8に示す
ように、トナー濃度すなわちトナー/キャリア比率(非
磁性粉体/磁性粉体比率)を、混色によらず精度良く測
定することができる。
〜6に記載の発明では、それぞれの単色画像形成部の感
光体上の未転写トナーを除去してブラックトナー現像器
に戻すことにより、単色画像形成部におけるトナー濃度
制御の精度を上げることが可能となり、したがって、長
期間使用しても画質変化の生じないトナーリサイクル機
構を搭載したカラー画像形成装置を提供することができ
る。
ラックトナー現像器内のトナー濃度を、透磁率センサー
を用いて制御するようにしたので、トナー濃度制御の精
度が向上し、リサイクルトナーの影響が確実に軽減され
て、地肌汚れの余裕度が増大する。
ある。
ある。
る。
る。
の構成を示す説明図である。
の構成を示す説明図である。
(感光体単位表面積当たりの値)との関係を示すグラフ
である。
ーの出力値(電圧)との関係を示すグラフである。
ナーリサイクル機構を搭載した画像形成装置の構成を示
す説明図である。
関係を示すグラフである。
結果を示すグラフである。
結果を示すグラフである。
結果を示すグラフである。
Claims (7)
- 【請求項1】 イエロートナーを用いる画像形成部と、
マゼンタトナーを用いる画像形成部と、シアントナーを
用いる画像形成部と、ブラックトナーを用いる画像形成
部とを、転写部材の移動方向に沿って直列に4段に配備
し、それぞれの画像形成部において感光体上のトナー像
を転写部材へ順次転写することにより最終のカラー画像
を得るカラー画像形成装置において、前記ブラックトナ
ーを用いる画像形成部を最終段の第4画像形成部として
配置し、第1画像形成部、第2画像形成部、第3画像形
成部および第4画像形成部の各感光体から除去した未転
写トナーを前記第4画像形成部の現像器に回収し、該回
収トナーを前記現像器に供給された未使用のブラックト
ナーとともに画像形成に再使用するようにしたことを特
徴とするカラー画像形成装置。 - 【請求項2】 イエロートナーを用いる画像形成部を第
1画像形成部、マゼンタトナーを用いる画像形成部を第
2画像形成部、シアントナーを用いる画像形成部を第3
画像形成部、ブラックトナーを用いる画像形成部を第4
画像形成部として、それぞれ配備したことを特徴とする
請求項1に記載のカラー画像形成装置。 - 【請求項3】 イエロートナーを用いる画像形成部と、
マゼンタトナーを用いる画像形成部と、シアントナーを
用いる画像形成部と、ブラックトナーを用いる画像形成
部とを、転写部材の移動方向に沿って直列に4段に配備
し、それぞれの画像形成部において感光体上のトナー像
を転写部材へ順次転写することにより最終のカラー画像
を得るカラー画像形成装置において、前記ブラックトナ
ーを用いる画像形成部を最終段の第4画像形成部として
配置し、第2画像形成部、第3画像形成部および第4画
像形成部の各感光体から除去した未転写トナーを前記第
4画像形成部の現像器に回収し、該回収トナーを前記現
像器に供給された未使用のブラックトナーとともに画像
形成に再使用するようにしたことを特徴とするカラー画
像形成装置。 - 【請求項4】 イエロートナーを用いる画像形成部を第
1画像形成部、マゼンタトナーを用いる画像形成部を第
2画像形成部、シアントナーを用いる画像形成部を第3
画像形成部、ブラックトナーを用いる画像形成部を第4
画像形成部として、それぞれ配備したことを特徴とする
請求項3に記載のカラー画像形成装置。 - 【請求項5】 イエロートナーを用いる画像形成部と、
マゼンタトナーを用いる画像形成部と、シアントナーを
用いる画像形成部と、ブラックトナーを用いる画像形成
部とを、転写部材の移動方向に沿って直列に4段に配備
し、それぞれの画像形成部において感光体上のトナー像
を転写部材へ順次転写することにより最終のカラー画像
を得るカラー画像形成装置において、前記ブラックトナ
ーを用いる画像形成部を第3画像形成部として配置し、
第1画像形成部、第2画像形成部、第3画像形成部およ
び最終段の第4画像形成部の各感光体から除去した未転
写トナーを前記第3画像形成部の現像器に回収し、該回
収トナーを前記現像器に供給された未使用のブラックト
ナーとともに画像形成に再使用するようにしたことを特
徴とするカラー画像形成装置。 - 【請求項6】 イエロートナーを用いる画像形成部と、
マゼンタトナーを用いる画像形成部と、シアントナーを
用いる画像形成部と、ブラックトナーを用いる画像形成
部とを、転写部材の移動方向に沿って直列に4段に配備
し、それぞれの画像形成部において感光体上のトナー像
を転写部材へ順次転写することにより最終のカラー画像
を得るカラー画像形成装置において、前記ブラックトナ
ーを用いる画像形成部を第2画像形成部として配置し、
第1画像形成部、第2画像形成部、第3画像形成部およ
び最終段の第4画像形成部の各感光体から除去した未転
写トナーを前記第2画像形成部の現像器に回収し、該回
収トナーを前記現像器に供給された未使用のブラックト
ナーとともに画像形成に再使用するようにしたことを特
徴とするカラー画像形成装置。 - 【請求項7】 前記第1、第2、第3および第4画像形
成部のすべてが2成分磁気ブラシ現像法によるものであ
り、前記ブラックトナーを用いる画像形成部では、現像
器内のブラックトナーのトナー濃度測定を、透磁率セン
サーによる透磁率測定によって行うとともに、該透磁率
が所定範囲内にあるように、前記現像器に適宜色のトナ
ーを適宜量補給することにより、前記現像器内のブラッ
クトナーのトナー濃度を所定範囲内に制御することを特
徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のカラー画像形
成装置。
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---|---|---|---|
JP33914899A JP4076112B2 (ja) | 1999-11-30 | 1999-11-30 | カラー画像形成装置 |
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JP33914899A JP4076112B2 (ja) | 1999-11-30 | 1999-11-30 | カラー画像形成装置 |
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JP2001154439A true JP2001154439A (ja) | 2001-06-08 |
JP2001154439A5 JP2001154439A5 (ja) | 2005-06-30 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008257024A (ja) * | 2007-04-06 | 2008-10-23 | Ricoh Co Ltd | 現像装置及びフルカラー画像形成装置 |
US7650086B2 (en) | 2006-07-05 | 2010-01-19 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Image forming apparatus, and toner recycle method |
-
1999
- 1999-11-30 JP JP33914899A patent/JP4076112B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2008257024A (ja) * | 2007-04-06 | 2008-10-23 | Ricoh Co Ltd | 現像装置及びフルカラー画像形成装置 |
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