JP2001154296A - 計測システムの管理装置 - Google Patents

計測システムの管理装置

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JP2001154296A
JP2001154296A JP33365799A JP33365799A JP2001154296A JP 2001154296 A JP2001154296 A JP 2001154296A JP 33365799 A JP33365799 A JP 33365799A JP 33365799 A JP33365799 A JP 33365799A JP 2001154296 A JP2001154296 A JP 2001154296A
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JP
Japan
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period
warranty period
warranty
calibration result
measurement system
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JP33365799A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Makino
和浩 牧野
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像情報読取システムの使用者が、その校正
状態について容易に把握できるようにする。 【解決手段】 期間監視手段30による監視の結果、保
証期間記憶手段20に記憶された元の校正保証期間を経
過した後において画像情報読取システム10を使用した
ときは、システム管理手段80が、画像情報読取システ
ム10に警報を表示させるとともに、校正保証期間経過
後に当該画像情報読取システム10により読み取って得
られた画像情報に、校正保証期間の経過後を示す警告情
報を付加する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は計測システムの管理
装置に関し、詳細には、計測システムの定期的な校正の
管理の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】放射線(X線、α線、β線、γ線、電子
線、紫外線等)を照射すると、この放射線エネルギの一
部が蓄積され、その後可視光等の励起光を照射すると蓄
積されたエネルギに応じて輝尽発光を示す蓄積性蛍光体
(輝尽性蛍光体)を利用して、放射線画像情報を一旦シ
ート状の蓄積性蛍光体(蓄積性蛍光体シート)に記録
し、この蓄積性蛍光体シートにレーザ光等の励起光を走
査して輝尽発光光を生じせしめ、得られた輝尽発光光を
光電的に読み取って画像信号(放射線画像情報)を得、
この画像信号に基づき写真感光材料等の記録媒体、CR
T等の表示装置に放射線画像を可視像として出力させる
放射線画像記録再生システムが知られている(特開昭55
-12429号、同56-11395号、同56-11397号、特公平1-6078
4 号等)。
【0003】この放射線画像記録再生システムを利用し
たものとして、放射性標識を付与した物質をラット等の
生物体に投与した後、その生物体あるいはその生物体の
組織の一部を試料とし、この試料を蓄積性蛍光体シート
に設けられた輝尽性蛍光体層と一定時間重ね合わせるこ
とにより、輝尽性蛍光体に放射線エネルギを吸収させ、
しかる後に輝尽性蛍光体層を励起光等で走査して輝尽性
蛍光体を励起し、輝尽性蛍光体から発せられた輝尽光を
光電的に検出してデジタル画像信号を生成し、所定の信
号処理を施してCRTなどの表示手段あるいはフイルム
上に可視画像として再生し、試料中の放射性標識物質の
分布情報を得るようにしたオートラジオグラフィ検出方
法(例えば特公平1-60784 号、同1-60782 、同4-3952号
等)がある。
【0004】また、オートラジオグラフィ検出方法にお
ける放射性標識物質に代えて、蛍光物質を標識物質とし
て使用し、励起光を試料に照射し、発せられた蛍光を検
出する蛍光検出(fluorescence)方法も知られている。
【0005】さらに、蛋白質、核酸配列などの固定され
た高分子を、化学発光物質と接触して化学発光を生じさ
せる標識物質により選択的に標識し、標識物質によって
選択的に標識された高分子と化学発光物質とを接触させ
て、化学発光物質と標識物質との接触によって生ずる可
視光波長域の化学発光を検出することにより、遺伝子情
報などの高分子に関する情報を得るようにした化学発光
検出方法なども提案されている。
【0006】上述したような各種の画像記録再生システ
ム(オートラジオグラフィ検出方法、蛍光検出方法、化
学発光検出方法を含む)においては、画像情報が蓄積記
録された蓄積性蛍光体シートに励起光を照射し、前記蓄
積性蛍光体シートから発光した輝尽発光光を光電的に読
み取ることによって画像情報を得る画像読取システムが
用いられているが、この読取システムは、シートに照射
される励起光の光量、励起光をシートに走査する速度や
位置、検出される輝尽発光光の光量などを定期的に校正
して、少なくとも校正後の一定期間は所望とする精度の
読取りを行うことができるようにメンテナンスされてい
る。
【0007】そしてこのメンテナンスによって校正され
たシステムは、通常システム管理者によって所定の点検
を受け、その結果、所望とする読取精度が確保されてい
る場合には、システム管理者によって、その後の一定期
間(保証期間)、所望とする読取精度が確保されている
システムとして運用に供される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで上述した画像
情報読取システムは、保証期間が経過する前に改めて校
正作業に供される必要があるが、システム管理者の誤解
等により、予期せぬ校正期限の徒過を招く場合がある。
この場合、保証期間外となった読取システムは所望とし
ている読取精度が確保されていないおそれがある。
【0009】しかし一般にシステム管理者を除いて、読
取システムの使用者はシステムが保証期間内か否かを、
システム使用の都度確認することはない。このため読取
精度が確保されていない読取システムによって得られた
画像情報の精度を信頼して、この得られた画像情報に基
づいた定量解析等が行われることも考えられる。
【0010】通常、実験・試験においては、画像情報の
読取結果について後に同一条件下で追試験を行うことが
一般的であるが、保証期間外の読取システムにより得ら
れた画像情報について、そのときと同一の読取条件で、
新たな校正がなされて保証期間内にある読取システムに
より追試を行った場合であっても、新たに校正がなされ
た条件下(保証期間内)における追試の結果が、前回
(保証期間外)の結果と全く異なるものとなり、試験結
果の信憑性について混乱を招くおそれがある。
【0011】このような問題は、上述した画像情報読取
システムに限らず、校正結果に応じた期間だけ精度保証
がなされる計測システムにおいても同様である。
【0012】本発明は上記事情に鑑みなされたものであ
って、計測システムの使用者が特別な意識を払うことな
く、常に計測精度の保証がなされた計測システムを使用
することができる、計測システムの管理装置を提供する
ことを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の計測システムの
管理装置は、新たな校正結果が入力されて新たな保証期
間が発行されたときは、保証期間記憶手段に記憶された
元の保証期間を当該新たな保証期間に更新することによ
って、常に精度の保証がなされた計測システムを使用者
に提供するものである。
【0014】すなわち本発明の第1の計測システムの管
理装置は、校正結果に応じた期間だけ精度保証がなされ
る計測システムに対する管理装置であって、前記精度保
証がなされた保証期間を記憶する保証期間記憶手段と、
前記保証期間記憶手段に記憶された前記保証期間の経過
を監視する期間監視手段と、前記計測システムの校正結
果の入力を受ける校正結果入力手段と、前記校正結果に
応じた新たな保証期間を発行する保証期間発行手段と、
前記保証期間記憶手段に記憶された前記保証期間を、前
記保証期間発行手段により発行された前記新たな保証期
間に置換する保証期間更新手段とを備えたことを特徴と
するものである。
【0015】ここで保証期間発行手段は、校正結果を不
合格と判定したときは、その不合格と判定した日時を期
限とする新たな保証期間を発行するものである。すなわ
ち校正結果が不合格であれば、当然にその後の計測結果
については精度保証がなされないことになる。したがっ
て、たとえ保証期間記憶手段に記憶されている元の保証
期間の期限が到来する前であっても、不合格となった時
点以後については精度保証がなされない。
【0016】一方、校正結果が合格と判定されたとき
は、保証期間記憶手段に記憶されている元の保証期間
は、保証期間更新手段により、その終了期限が時系列的
により未来にある新たな保証期間に更新されるため、期
間監視手段は、元の保証期間の終了期限ではなく、更新
された新たな保証期間の終了期限を監視することとなる
ため、新たな保証期間の終了期限が到来するまで、計測
システムの精度は保証される。
【0017】なお、保証期間発行手段が発行する新たな
保証期間は、一律の期間とするだけでなく、入力された
校正結果の校正精度、保証期間の更新回数等に応じて、
可変の長さとしてもよい。すなわち校正結果に対する判
定結果は合格であるものの、前回の校正結果と照合する
等すると、システムの経年劣化により校正精度が徐々に
低下していることが認められる場合などは、発行する新
たな保証期間を前回発行した保証期間よりも短い期間と
してもよい。
【0018】上述した計測システムとして、画像情報が
蓄積記録された蓄積性蛍光体シートに励起光を照射し、
この蓄積性蛍光体シートから発光した輝尽発光光を光電
的に読み取ることによって、蓄積性蛍光体シートに蓄積
記録された画像情報を計測する画像情報読取システムを
適用することができる。
【0019】この場合、例えば画像情報読取システムの
レーザ光出力が、前回校正時(日時T1)においてはL
w1であったが、今回校正時(日時T2)においてはL
w2であった場合、これらに基づいて保証期間補正係数
A(=(Lw2−Lw1)/(T2−T1))を求め、
この補正係数Aを用いて新たな校正保証期間を設定する
ことができる。
【0020】本発明の第1の計測システムの管理装置
は、期間監視手段による監視の結果、保証期間記憶手段
に記憶されている保証期間が経過したときは、計測シス
テムの機能を制限し、または警報を発するシステム管理
手段をさらに備えた構成とするのが好ましい。計測シス
テムの使用者に対して、システムの精度が保証されてい
ないことを確実に伝達することができるからである。
【0021】この場合、システム管理手段は、前記保証
期間経過後に当該計測システムにより得られた計測結果
情報に、前記保証期間の経過後を示す警告情報を付加す
ることによって、前記計測システムの機能を制限しまた
は前記警報を発するものとするのが、より好ましい。後
に追試験を行う場合等、得られた計測結果情報の履歴管
理を行う上で便利だからである。この警告情報は改ざん
不可能に付加されるのがより適切である。校正保証期間
内に取得された計測結果情報の信頼性を相対的に高める
ことができるからである。
【0022】本発明の第2の計測システムの管理装置
は、本発明の第1の計測システムの管理装置における保
証期間発行手段をそれ自体の構成として備えたものでは
なく、ネットワークを介して設けられた保証期間発行機
関に対して、当該ネットワークを介して送受する送受部
を備えたものである。
【0023】すなわち本発明の第2の計測システムの管
理装置は、校正結果に応じた期間だけ精度保証がなされ
る計測システムに対する管理装置であって、前記精度保
証がなされた保証期間を記憶する保証期間記憶手段と、
前記保証期間記憶手段に記憶された前記保証期間の経過
を監視する期間監視手段と、前記計測システムの校正結
果の入力を受ける校正結果入力手段と、所定のネットワ
ークを介して接続された、前記校正結果に応じた新たな
保証期間を発行する保証期間発行機関に、前記校正結果
を送出するとともに、該保証期間発行機関から発行され
た前記新たな保証期間を受ける送受手段と、前記保証期
間記憶手段に記憶された前記保証期間を、前記送受手段
により受けた前記新たな保証期間に置換する保証期間更
新手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0024】ここで保証期間発行機関は、前述した本発
明の第1の管理装置における保証期間発行手段に相当す
るものであるが、本発明の第2の管理装置自体の構成の
一部をなすものではなく、当該管理装置の外部に存在す
る構成である。
【0025】なお本発明の第2の管理装置においても、
本発明の第1の管理装置と同様に、期間監視手段による
監視の結果、保証期間を経過したときは、計測システム
の機能を制限し、または警報を発するシステム管理手段
をさらに備えた構成を作用することが望ましく、またこ
の場合、システム管理手段が、前記保証期間経過後に前
記計測システムにより得られた計測結果情報に、前記保
証期間の経過後を示す警告情報を付加することによっ
て、前記警報を発するものとするのが、より好ましい。
【0026】また計測システムとして、画像情報が蓄積
記録された蓄積性蛍光体シートに励起光を照射し、前記
蓄積性蛍光体シートから発光した輝尽発光光を光電的に
読み取ることによって、前記蓄積性蛍光体シートに蓄積
記録された前記画像情報を計測する画像情報読取システ
ムを適用することもできる。
【0027】
【発明の効果】本発明の計測システムの管理装置によれ
ば、当該計測システムの使用時が保証期間記憶手段に記
憶されている保証期間内であるか否かを、期間監視手段
が監視し、保証期間内の使用であれば、その計測精度が
保証される。そして、保証期間記憶手段に記憶されてい
る保証期間の終了期限が間近に近づいた場合にも、校正
結果入力手段に、計測システムの新たな校正結果が入力
されることにより、この校正結果に応じて、保証期間発
行手段または外部の保証期間発行機関が新たな保証期間
を発行し、保証期間更新手段が、保証期間記憶手段に記
憶されている元の保証期間をこの発行された新たな保証
期間で置換するため、計測精度の保証が続行される。
【0028】この結果、計測システムの使用者は、特別
な意識を払うことなく、常に計測精度の保証がなされた
計測システムを使用することができる。
【0029】なお、システム管理手段をさらに備えた構
成を作用した管理装置においては、保証期間記憶手段に
記憶されている保証期間の終了期限を徒過した時期にお
ける計測システムの使用に対して、システム管理手段
が、システムの機能制限を行ない、または警報を発する
ため、当該使用者に対して、読取精度が保証されていな
い状態における使用である旨を容易に把握させることが
できる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の計測システムの管
理装置の具体的な実施の形態について図面を用いて説明
する。
【0031】図1は本発明の第1の計測システムの管理
装置の具体的な一実施形態を示す図である。図示の管理
装置は、計測システムとして画像情報が放射線エネルギ
の分布として蓄積記録された蓄積性蛍光体シートに励起
光を照射し、このシートから発光した輝尽発光光を光電
的に読み取ることによって画像情報を得る画像情報読取
システム10を適用した管理装置であって、画像情報シ
ステム10の保証期間を記憶する保証期間記憶手段20
と、保証期間記憶手段20に記憶された保証期間の経過
を監視する期間監視手段30と、画像情報読取システム
10の校正結果の入力を受ける校正結果入力手段40
と、校正結果の合否を判定し、この判定結果に応じた新
たな保証期間および判定結果を発行する保証期間発行手
段50と、保証期間記憶手段20に記憶された元の保証
期間を新たな保証期間に書き換える保証期間更新手段6
0と、校正結果入力手段40に入力された校正結果およ
び保証期間発行手段50により発行された判定結果を記
憶する校正結果記憶手段70と、期間監視手段30によ
る監視の結果、保証期間を経過したときは、画像情報読
取システム10に警報(アラート)を表示させるととも
に、保証期間経過後に当該画像情報読取システム10に
より読み取って得られた画像情報に、保証期間の経過後
を示す警告情報を付加するシステム管理手段80とを備
えた構成である。
【0032】次に本実施形態の読取システムの管理装置
の作用について説明する。
【0033】なお保証期間記憶手段20には、画像情報
読取システム10についての前回の校正によって得られ
た保証期間(期限t1)が予め記憶されているものとす
る。
【0034】まず読取システム10の使用者がこの保証
期間内に当該システム10を用いて画像情報の読取り作
業を行った場合、期間監視手段30が、その使用(日時
t0)が保証期間記憶手段20に記憶されている保証期
間内(期限t1;t0≦t1)の使用であると判定す
る。この判定はシステム管理手段80に入力され、シス
テム管理手段80は、画像情報読取システム10に対し
て何らの警報を表示させることはない。すなわち保証期
間内の使用であるため、当該読取システム10は所望と
する読取精度が確保されており、使用者は如何なる警報
を受けることなく読取システム10を通常通りに使用す
ることができる。
【0035】一方、保証期間記憶手段20に記憶されて
いる保証期間(期限t1)内に新たな校正作業が行われ
ずに保証期間が経過した後(日時t2;t1<t2)
に、読取システムの使用者が当該システム10を用いて
画像情報の読取り作業を行った場合、期間監視手段30
が、その使用(日時t2)が保証期間記憶手段20に記
憶されている保証期間(期限t1)後の使用であると判
定する。この判定はシステム管理手段80に入力され、
システム管理手段80は、画像情報読取システム10に
対して警報を表示させる。すなわち保証期間外の使用で
あるため当該読取システム10は所望とする読取精度を
確保しておらず、使用者は読取システム10に表示され
た警報を視認することにより、所望とする読取精度が確
保されていないことを把握することができる。
【0036】この場合、使用者は読取システム10の使
用を中止すればよいが、敢えて使用を続行することもで
きる。使用を続行した場合には、読取システム10によ
り得られた画像情報に対して、システム管理手段80
が、保証期間の経過後を示す警告情報を付加する。この
作用により、得られた画像情報を取り扱う者(定量解析
や画像処理等を行う者など)が、読取システム10の使
用者とは異なる者であっても、当該画像情報を取り扱う
際に、付加された警告情報の存在を知ることができ、読
取精度において信頼性のない画像情報として取り扱うこ
とが容易になる。
【0037】次に、当該読取システム10について新た
な校正作業が行われ、その校正結果が校正結果入力手段
40に入力された場合の作用について説明する。
【0038】まず、読取システム10の校正作業を行っ
た者(例えばシステム管理者であってもよい)により、
その校正結果が校正結果入力手段40に入力されると、
校正結果入力手段40は入力された校正結果を保証期間
発行手段50に出力する。保証期間発行手段50は入力
された校正結果を予め記憶されている許容校正範囲と比
較して、その校正結果が許容校正範囲内か否かに基づい
て校正結果の合否を判定する。
【0039】校正結果を合格と判定した場合、保証期間
発行手段50は、この判定結果と入力された校正結果と
を対応づけて校正結果記憶手段70に出力し、校正結果
記憶手段70は、対応づけられて入力された判定結果お
よび校正結果を内蔵する記憶媒体に記憶し保管する。保
証期間発行手段50はさらに新たな保証期間(期限t
3;t1<t3)を発行し、この新たな保証期間を保証
期間更新手段60に出力する。保証期間更新手段60
は、入力された新たな保証期間を保証期間記憶手段20
に出力して、保証期間記憶手段20に記憶されている元
の保証期間(期限t1)を、入力された新たな保証期間
(期限t3)に更新させる。この結果、元の保証期間を
超えている場合であっても新たな保証期間内の使用であ
れば、元の保証期間内の使用と同様に、システム管理手
段80は読取システム10に対して警報を表示させるこ
とはなく、使用者は通常通りシステム10を使用するこ
とができる。
【0040】一方、校正結果を不合格と判定した場合
も、保証期間発行手段50は、この判定結果と入力され
た校正結果とを対応づけて校正結果記憶手段70に出力
し、校正結果記憶手段70は、対応づけられた入力され
た判定結果および校正結果を内蔵する記憶媒体に記憶し
保管する。しかし保証期間発行手段50は新たな保証期
間として、校正結果を不合格と判定した日時を期限(期
限t4;t4<t1)とする保証期間を発行する。この
結果、保証期間記憶手段20に記憶されている元の保証
期間(期限t1)は、この元の保証期間満了前の期限
(t4)の保証期間に書き換えられ、以後のシステムの
使用は、保証期間を超えての使用と同様の作用により、
警報が表示されて、使用者に対して読み取り精度が確保
されていない状態における使用であることを容易に把握
させることができる。
【0041】なお校正結果記憶手段70により記憶され
た校正結果およびこの校正結果に対応する判定結果は、
後に校正履歴を管理するうえで活用される。
【0042】このように本実施形態の画像情報読取シス
テムの管理装置によれば、当該読取システムの使用時が
保証期間内であるか否かを、使用者が容易に把握するこ
とができ、また得られた画像情報についても、後の履歴
管理において容易に識別することができるため、得られ
た画像情報の信頼性について混乱を招くのを防止するこ
とができる。
【0043】図2は本発明の第2の画像情報読取システ
ムの管理装置の具体的な一実施形態を示す図である。図
示の管理装置は、図1に示した実施形態の管理装置に対
して、保証期間発行手段50に代えて、ネットワーク2
00に接続された保証期間発行部としてのライセンス発
行機関50′に、校正結果入力手段40から入力された
校正結果を送出するとともに、このライセンス発行機関
50′から発行された判定結果および新たな保証期間を
表すライセンスを受ける送受手段90を備えた点が異な
るとともに、システム管理手段80′の作用が図1に示
したシステム管理手段80とは異なる以外は、図1に示
した管理装置と同一の構成である。
【0044】ここでライセンス発行機関50′は、前述
した保証期間発行手段50と同様の作用効果を奏するも
のであるが、予め数値として設定されている許容校正結
果と入力された校正結果(数値)とを単純に比較して合
否を判定し、一律の新たな保証期間を発行するものに限
らず、送受手段90からネットワーク200を介して送
信された校正結果(数値化不可能な感覚的なもの)を熟
練した感覚(例えば視覚)により検査して合否判定を行
ない、その判定の程度に応じて、発行する新たな保証期
間の長さを決定するようなシステム管理者若しくはシス
テム管理者の組織であってもよい。
【0045】またシステム管理手段80′は、期間監視
手段30による監視の結果、保証期間記憶手段に記憶さ
れている保証期間が経過したときは、画像情報読取シス
テム10による定量解析の機能を制限して使用不可能に
させるとともに、保証期間経過後に当該画像情報読取シ
ステム10により読み取って得られた画像情報に、保証
期間の経過後を示す警告情報を付加する作用をなすもの
である。
【0046】ここで定量解析の機能を制限するのは、読
み取って得られた画像情報が所望とする精度を有しない
ものである以上、そのような精度が確保されていない画
像情報を定量的に解析しても、定量解析の意義を達し得
ないからである。
【0047】次に本実施形態の管理装置の作用について
説明する。
【0048】なお保証期間記憶手段20には、画像情報
読取システム10についての前回の校正によって得られ
たライセンス(保証期間)が予め記憶されているものと
する。
【0049】まず読取システム10の使用者がこのライ
センス有効期間(保証期間)内に当該システム10を用
いて画像情報の読取り作業を行った場合、期間監視手段
30が、その使用が保証期間記憶手段20に記憶されて
いるライセンス有効期間内の使用であると判定する。こ
の判定はシステム管理手段80′に入力され、システム
管理手段80′は、画像情報読取システム10に対して
何ら機能を制約させることはない。すなわち有効なライ
センス期間内の使用であるため、当該読取システム10
は所望とする読取精度を確保しており、使用者は如何な
るシステム10の機能上の制約を受けることなく読取シ
ステム10を普通に使用することができる。
【0050】一方、保証期間記憶手段20に記憶されて
いるライセンス有効期間内に新たな校正作業が行われず
に有効ライセンス期間が経過した後に、読取システムの
使用者が当該システム10を用いて画像情報の読取り作
業を行った場合、期間監視手段30が、その使用が保証
期間記憶手段20に記憶されている有効ライセンス期間
後の使用であると判定する。この判定はシステム管理手
段80′に入力され、システム管理手段80′は、画像
情報読取システム10に対して、その定量解析の機能を
制限して使用不可能とさせる。すなわち有効ライセンス
期間外の使用であるため当該読取システム10は所望と
する読取精度を確保しておらず、使用者は読取システム
10の定量解析機能が使用できないことにより、所望と
する読取精度が確保されていないことを把握することが
できる。
【0051】この場合、使用者は読取システム10の使
用を中止すればよいが、定量解析機能を除いた読取りの
みの使用を続行することもできる。使用を続行した場合
には、読取システム10により得られた画像情報に対し
て、システム管理手段80′が、ライセンス無効を示す
警告情報を付加する。この作用により、得られた画像情
報を取り扱う者が、読取システム10の使用者とは異な
る者であっても、当該画像情報を取り扱う際に、付加さ
れた警告情報の存在を知ることができ、読取精度におい
て信頼性のない画像情報として取り扱うことが容易にな
る。
【0052】次に、当該読取システム10について新た
な校正作業が行われ、その校正結果が校正結果入力手段
40に入力された場合の作用について説明する。
【0053】まず、読取システム10の校正作業を行っ
た者により、その校正結果が校正結果入力手段40に入
力されると、校正結果入力手段40は入力された校正結
果を送受手段90に出力する。送受手段90は入力され
た校正結果をネットワーク200を介してライセンス発
行機関50′に送信する。
【0054】ライセンス発行機関50′は、ネットワー
ク200を介して入力された校正結果の合否を判定し、
合格と判定した場合、この判定結果と入力された校正結
果とを対応づけて、ネットワーク200を介して送受手
段90に出力し、送受手段90はこれらを校正結果記憶
手段70に出力する。校正結果記憶手段70は、対応づ
けられた入力された判定結果および校正結果を内蔵する
記憶媒体に記憶し保管する。ライセンス発行機関50′
はさらに、合格と判定したレベルに応じた長さの新たな
保証期間のライセンスを発行し、この新たなライセンス
を、ネットワーク200を介して送受手段90に出力し
送受手段90はこの新たなライセンスを保証期間更新手
段60に出力する。保証期間更新手段60は、入力され
た新たなライセンスを保証期間記憶手段20に出力し
て、保証期間記憶手段20に記憶されている元のライセ
ンスを、入力された新たなライセンスに更新させる。こ
の結果、元のライセンスが無効となった後であっても新
たなライセンスの有効期間内の使用であれば、元のライ
センス有効期間内の使用と同様に、システム管理手段8
0′は読取システム10に対して定量解析機能の制限を
行うことはなく、使用者は通常通りシステム10を使用
することができる。
【0055】一方、校正結果を不合格と判定した場合
も、ライセンス発行機関50′は、この判定結果と入力
された校正結果とを対応づけて、ネットワーク200を
介して送受手段90に出力し送受手段90はこれらを校
正結果記憶手段70に出力する。保証期間発行手段50
は、この判定結果と入力された校正結果とを対応づけて
校正結果記憶手段70に出力する。校正結果記憶手段7
0は、対応づけられて入力された判定結果および校正結
果を、内蔵する記憶媒体に記憶し保管する。しかしライ
センス発行機関50′は新たなライセンスとして、校正
結果を不合格と判定した日時を期限(期限t4;t4<
t1)とするライセンスを発行する。この結果、保証期
間記憶手段20に記憶されている元のライセンス(期限
t1)は、この元のライセンス期間満了前の期限(t
4)のライセンスに書き換えられ、以後のシステムの使
用は、このライセンスが終了した後の使用と同様の作用
により、警報が表示されて、使用者に対して読み取り精
度が確保されていない状態における使用であることを容
易に把握させることができる。
【0056】なお校正結果記憶手段70により記憶され
た校正結果およびこの校正結果に対応する判定結果は、
後に校正履歴を管理するうえで活用される。
【0057】このように本実施形態の画像情報読取シス
テムの管理装置によれば、当該読取システムの使用時が
ライセンスの有効期間内であるか否かを、使用者が容易
に把握することができ、また得られた画像情報について
も、後の履歴管理において容易に識別することができる
ため、得られた画像情報の信頼性について混乱を招くの
を防止することができる。
【0058】また本実施形態の管理装置によれば、校正
を行うべき画像情報読取システムが多数存在する場合で
あっても、ネットワークに接続された単一のライセンス
発行機関により、これらすべてのシステムの校正状態を
管理することができるため、この校正状態を管理するシ
ステム管理者の負担を大幅に軽減させることができる。
【0059】なお上述した各実施形態における管理装置
は、画像情報読取システムを、計測システムの一例とし
て適用した実施形態であるが、本発明の計測システムの
管理装置は、これらの実施形態の構成に限るものではな
く、校正結果に応じた期間だけ精度保証がなされる種々
の計測装置等を含む計測システムを管理対象とした管理
装置に広く適用することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の計測システム(画像情報読取シ
ステム)の管理装置の一実施形態を示す図
【図2】本発明の第2の計測システム(画像情報読取シ
ステム)の管理装置の一実施形態を示す図
【符号の説明】
10 画像情報読取システム 20 保証期間記憶手段 30 期間監視手段 40 校正結果入力手段 50 保証期間発行手段 60 保証期間更新手段 70 校正結果記憶手段 80 システム管理手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 校正結果に応じた期間だけ精度保証がな
    される計測システムに対する管理装置であって、 前記精度保証がなされた保証期間を記憶する保証期間記
    憶手段と、 前記保証期間記憶手段に記憶された前記保証期間の経過
    を監視する期間監視手段と、 前記計測システムの校正結果の入力を受ける校正結果入
    力手段と、 前記校正結果に応じた新たな保証期間を発行する保証期
    間発行手段と、 前記保証期間記憶手段に記憶された前記保証期間を、前
    記保証期間発行手段により発行された前記新たな保証期
    間に置換する保証期間更新手段とを備えたことを特徴と
    する計測システムの管理装置。
  2. 【請求項2】 校正結果に応じた期間だけ精度保証がな
    される計測システムに対する管理装置であって、 前記精度保証がなされた保証期間を記憶する保証期間記
    憶手段と、 前記保証期間記憶手段に記憶された前記保証期間の経過
    を監視する期間監視手段と、 前記計測システムの校正結果の入力を受ける校正結果入
    力手段と、 所定のネットワークを介して接続された、前記校正結果
    に応じた新たな保証期間を発行する保証期間発行機関
    に、前記校正結果を送出するとともに、該保証期間発行
    機関から発行された前記新たな保証期間を受ける送受手
    段と、 前記保証期間記憶手段に記憶された前記保証期間を、前
    記送受手段により受けた前記新たな保証期間に置換する
    保証期間更新手段とを備えたことを特徴とする計測シス
    テムの管理装置。
  3. 【請求項3】 前記期間監視手段による監視の結果、前
    記保証期間を経過したときは、前記計測システムの機能
    を制限し、または警報を発するシステム管理手段をさら
    に備えたことを特徴とする請求項1または2記載の計測
    システムの管理装置。
  4. 【請求項4】 前記システム管理手段が、前記保証期間
    経過後に前記計測システムにより得られた計測結果情報
    に、前記保証期間の経過後を示す警告情報を付加するこ
    とによって、前記計測システムの機能を制限しまたは前
    記警報を発するものであることを特徴とする請求項3記
    載の計測システムの管理装置。
  5. 【請求項5】 前記計測システムが、画像情報が蓄積記
    録された蓄積性蛍光体シートに励起光を照射し、前記蓄
    積性蛍光体シートから発光した輝尽発光光を光電的に読
    み取ることによって、前記蓄積性蛍光体シートに蓄積記
    録された前記画像情報を計測する画像情報読取システム
    であることを特徴とする請求項1から4のうちいずれか
    1項に記載の計測システムの管理装置。
JP33365799A 1999-11-25 1999-11-25 計測システムの管理装置 Pending JP2001154296A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006350690A (ja) * 2005-06-16 2006-12-28 Yokogawa Electric Corp フィールド機器

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JP2006350690A (ja) * 2005-06-16 2006-12-28 Yokogawa Electric Corp フィールド機器

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