JP2001153622A - 成形品の内径寸法測定装置および内径寸法測定方法 - Google Patents

成形品の内径寸法測定装置および内径寸法測定方法

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JP2001153622A
JP2001153622A JP33482199A JP33482199A JP2001153622A JP 2001153622 A JP2001153622 A JP 2001153622A JP 33482199 A JP33482199 A JP 33482199A JP 33482199 A JP33482199 A JP 33482199A JP 2001153622 A JP2001153622 A JP 2001153622A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】弾性体からなる環状の成形品の内径寸法の測定
を自動化でき、かつ、測定精度の高い成形品の内径寸法
測定装置および内径寸法測定方法を提供する。 【解決手段】Oリング51の内周が装着される円錐面か
らなる装着面2aをもつテーパゲージ2と、テーパゲー
ジ2に振動を付与して、テーパゲージ2の小径側端部か
ら挿入されたOリング51の姿勢を水平状態にさせる振
動発生器41と、テーパゲージ2に装着された水平状態
にあるOリング51の装着面2aの基準位置MK1,M
K2からの相対位置を検出する位置検出器30と、位置
検出器30によって検出されたOリング51の相対位置
情報に基づいて、Oリング51の内径寸法を算出するコ
ンピュータ60とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば、Oリン
グ等の環状の成形品の内径寸法を測定する成形品の内径
寸法測定装置および内径寸法測定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、ゴムに代表される弾性体から
なるOリング等の環状のシール製品は、そのシール機能
を十分に発揮させるために、寸法精度が重要である。従
来においては、たとえば、Oリングの内径寸法の測定
は、図7に示すような方法で行っていた。すなわち、母
線が規定された角度で正確に傾斜した円錐面101aを
もつテーパゲージ101の小径側端部からOリングOR
を人手によって挿入し、OリングORの内周の全域を円
錐面101aに接触させ、かつ、OリングORを水平状
態にした状態で、OリングORの円錐面101aの基準
位置からの相対位置を目視によって測定する。そして、
この相対位置に基づいて、OリングORの内径寸法を測
定していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記方法に
よりOリングORの内径寸法を測定すると、テーパゲー
ジ101への装着を、人手によって行うため、Oリング
ORの装着毎にOリングORの弾性変形量も微妙に変化
してしまい、測定毎にOリングORの内径寸法の測定値
がばらつくという不利益が存在した。また、OリングO
Rは、ゴム材料で形成されているため、テーパゲージ1
01の円錐面101aとの間との摩擦も大きく、テーパ
ゲージ101への装着作業に時間を要し、また、上述に
ように、OリングORの弾性変形量も微妙に変化し易
い。さらに、OリングORのテーパゲージ101への装
着およびテーパゲージ101へ装着したOリングORの
テーパゲージ101からの抜き取り作業も、人手で行う
必要があるため、時間を要し、測定効率が悪いという不
利益も存在した。このため、従来からOリングORの内
径寸法の測定の自動化への要請が強かったが、Oリング
ORは弾性体であることから変形し易く、OリングOR
を真円状態にして内径寸法を測定することが困難であっ
た。
【0004】本発明は、上述した問題に鑑みてなされた
ものであって、弾性体からなる環状の成形品の内径寸法
の測定を自動化でき、かつ、測定精度の高い成形品の内
径寸法測定装置および内径寸法測定方法を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の成形品の内径寸
法測定装置は、環状の成形品の内径寸法を測定する成形
品の内径寸法測定装置であって、略鉛直方向に沿って設
けられ、前記成形品の内周が挿入される円錐面からなる
装着面をもつテーパゲージと、前記テーパゲージに振動
を付与して、前記テーパゲージの小径側端部から挿入さ
れた成形品の姿勢を水平状態にさせる振動付与手段と、
前記テーパゲージに装着された水平状態にある前記成形
品の前記テーパゲージの装着面の基準位置からの相対位
置を検出する位置検出手段と、前記位置検出手段によっ
て検出された前記成形品の相対位置情報に基づいて、前
記成形品の内径寸法を算出する内径寸法算出手段とを有
する。
【0006】前記振動付与手段は、前記テーパゲージに
超音波振動を付与する。
【0007】前記振動付与手段は、圧電素子を備える。
【0008】好適には、前記圧電素子は、前記テーパゲ
ージの大径側端部に設けられている。
【0009】前記位置検出手段は、前記成形品に非接触
で当該成形品の相対位置を検出する。
【0010】前記位置検出手段は、光学的検出手段から
なる。
【0011】前記位置検出手段は、前記テーパゲージの
母線に沿って対向配置され、前記テーパゲージの装着面
に向けて光を照射する発光部と、前記テーパゲージの装
着面からの反射光を受光する受光部とを有し、前記テー
パゲージの装着面は、当該装着面の母線に沿って形成さ
れた前記発光部からの光を反射する反射面を有し、前記
反射面の母線方向の第1および第2の基準位置には、光
を反射させない基準マークが形成されており、前記位置
検出手段は、前記第1および第2の基準位置、および、
当該第1および第2の基準位置の間の装着面に装着され
た前記成形品の位置を前記受光部の受光量から検出す
る。
【0012】また、本発明の成形品の内径寸法測定装置
は、鉛直方向に起立した前記テーパゲージの装着面に挿
入された前記成形品が当該テーパゲージの小径側端部か
ら自由落下可能な姿勢に前記テーパゲージを傾動させる
傾動手段をさらに有する。
【0013】前記振動付与手段は、前記テーパゲージの
装着面に装着された前記成形品が当該テーパゲージの小
径側端部から自由落下可能な姿勢に傾動した状態で、前
記成形品の前記テーパゲージからの落下を促進させる振
動を前記テーパゲージに付与する。
【0014】前記成形品は、弾性体からなる。
【0015】また、本発明の成形品の内径寸法測定装置
は、前記テーパゲージを当該テーパゲージの中心軸の回
りに所定の角度毎に回転させる回転手段をさらに有し、
前記位置検出手段は、前記所定の角度毎に回転した前記
テーパゲージの装着面に装着された成形品の各相対位置
を検出し、前記内径寸法算出手段は、前記テーパゲージ
の各回転位置で取得した前記成形品の複数の相対位置に
それぞれに基づいて当該成形品の内径寸法を算出し、算
出された複数の内径寸法の平均値を当該成形品の内径寸
法とする。
【0016】本発明の成形品の内径寸法測定方法は、環
状の成形品の内径寸法を測定する成形品の内径寸法測定
方法であって、小径側端部を上方にして略鉛直方向に立
設する、円錐面からなる装着面をもつテーパゲージの前
記小径側端部の上方から環状の成形品を自由落下させて
内周を当該テーパゲージの装着面に挿入するステップ
と、前記成形品が挿入されたテーパゲージに振動を付与
して、前記成形品の姿勢を水平状態にするステップと、
前記姿勢が水平状態になった成形品の前記装着面の基準
位置に対する相対位置を検出するステップと、前記検出
された成形品の相対位置に基づいて、当該成形品の内径
寸法を算出するステップとを有する。
【0017】また、本発明の成形品の内径寸法測定方法
は、前記テーパゲージに装着された成形品が前記テーパ
ゲージの小径側端部から自由落下可能に前記テーパゲー
ジを傾動させるステップと、前記傾動させた状態のテー
パゲージに、当該テーパゲージからの前記成形品の自由
落下を促進させる振動を付与して成形品を排出するステ
ップと、をさらに有する。
【0018】前記テーパゲージへは、超音波振動を付与
する。
【0019】本発明では、環状の成形品のテーパゲージ
への装着面への装着を、まず、テーパゲージの小径側端
部の上方から環状の成形品を自由落下させて内周をテー
パゲージに挿入する。この状態で、テーパゲージには、
振動、好ましくは、超音波振動が付与され、これによっ
て、たとえば、傾いた姿勢にある成形品は水平状態にな
り、成形品の内周はテーパゲージの装着面に均等に接触
する。テーパゲージの装着面に装着された状態の成形品
は、位置検出手段によって、好適には、非接触で装着面
の基準位置に対する相対位置が検出される。内径寸法算
出手段は、検出された成形品の相対位置に基づいて、成
形品の内径寸法を算出する。好適には、テーパゲージを
所定の角度毎に回転させて、成形品の周方向の複数点の
相対位置を検出し、内径寸法算出手段は、これら複数の
相対位置に基づいて算出した成形品の内径寸法を最終的
な内径寸法の測定値とする。 成形品の内径寸法の測定
が完了したら、傾動手段は、テーパゲージを成形品が自
由落下可能な姿勢に傾動させる。このとき、振動付与手
段はテーパゲージに振動を付与して成形品の自由落下を
促進させる。これにより、成形品は確実にテーパゲージ
から排出される。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。第1実施形態 図1は、本発明の一実施形態に係る成形品の内径寸法測
定装置の構成を示す正面図であり、図2は図1に示す内
径寸法測定装置の側面図である。なお、本実施形態に係
る成形品の内径寸法測定装置および内径寸法測定方法を
適用する成形品としては、Oリングを対象として説明す
る。Oリングは、たとえば、ゴム材料から成形され、中
心軸を通る平面に沿った断面が略円形状である環状体で
ある。
【0021】図1および図2に示す成形品の内径寸法測
定装置1は、ベース面BS上に設けられた回転テーブル
11と、回転テーブル11のテーブル12上に傾動自在
に設けられ、Oリング51の内周が装着されるテーパゲ
ージ2と、テーパゲージ2の側方に設置された位置検出
器30と、位置検出器30の検出信号32sが入力され
るコンピュータ60と、テーパゲージ2の支軸3を中心
に傾動させる傾動機構21と、テーパゲージ2の大径側
端面に設けられた振動発生器41とを備える。ここで、
回転テーブル11は本発明の回転手段の一具体例に対応
し、位置検出器30は本発明の位置検出手段の一具体例
に対応し、傾動機構21は本発明の傾動手段の一具体例
に対応しており、コンピュータ60は本発明の内径寸法
算出手段の一具体例に対応しており、振動発生器41は
本発明の振動付与手段の一具体例に対応している。
【0022】回転テーブル11は、中心軸O’を中心に
そのテーブル12を所定の角度毎に回転させる。テーブ
ル12の上面は水平方向Hに平行な水平面である。この
回転テーブル11は、たとえば、モータと、モータの駆
動力をテーブル12の回転軸に伝達する伝達機構等を内
蔵している。
【0023】テーパゲージ2は、成形品としてのOリン
グ1の内周が装着される円錐面からなる装着面2aをも
つ円錐体からなり、小径側端部に円形の端面を有する。
このテーパゲージ2は、大径側の外周にテーパゲージ2
の直径方向の2ヶ所に支軸3が設けられており、この支
軸3は回転テーブル11のテーブル12上に設けられた
支持部材13によって回転自在に支持されており、テー
パゲージ2はこの支軸3を中心に図1に示す矢印A1お
よびA2方向に傾動自在になっている。また、テーパゲ
ージ2は、鉛直方向Vに起立した状態で、その中心軸O
が回転テーブル11の中心軸O’に一致するように設け
られている。
【0024】図2に示すように、テーパゲージ2の一方
の支軸3は、支持部材13に対して固定された傾動機構
21と連結されている。この傾動機構21は、たとえ
ば、モータおよび歯車列を備えており、このモータから
の回転駆動力を支軸3に伝達してテーパゲージ2を矢印
A1およびA2方向に回転させ、任意の傾動位置で停止
させることができる。
【0025】テーパゲージ2の円錐面である装着面2a
には、その母線に沿って光を反射する所定の幅の反射面
がテーパゲージ2の小径側端部付近から大径側端部付近
まで形成されている。この反射面5は、装着面2aの周
方向に沿って等間隔位置に複数形成されており、具体的
には、90度間隔に4ヶ所形成されている。反射面5
は、たとえば、蒸着法によって金属薄膜をテーパゲージ
2の装着面2aに蒸着させることによって形成すること
ができる。
【0026】テーパゲージ2の装着面2aの小径側およ
び大径側の端部付近には、それぞれ装着面2aの基準位
置となる所定の幅の上限基準マークMK1および下限基
準マークMK2が装着面2aの周方向に沿って形成され
ている。この上限基準マークMK1および下限基準マー
クMK2は、上記の反射面5上にも形成されており、反
射面5の上限基準マークMK1および下限基準マークM
K2の形成領域は、光を反射しない。
【0027】テーパゲージ2の大径側の端面に設けられ
た振動発生器41は、テーパゲージ2に超音波振動を付
与可能になっており、この振動発生器41は、たとえ
ば、所定電圧を印加することにより超音波振動を発生す
る圧電素子からなる。この振動発生器41は、鉛直方向
に起立したテーパゲージ2の小径側端部の上方からOリ
ング51を自由落下させてOリング51の内周がテーパ
ゲージ2に挿入された際に、テーパゲージ2に超音波振
動を付与することにより、Oリング51の自重と超音波
振動の作用でOリング51の姿勢を水平状態にさせ、O
リング51の内周とテーパゲージ2の装着面2aとを均
等に接触させる。さらに、振動発生器41は、装着面2
aにOリング51が装着されたテーパゲージ2をOリン
グ51がテーパゲージ2の小径端部側から自由落下可能
に傾動機構21によってテーパゲージ2を所定の角度ま
で傾動させた際に、テーパゲージ2に超音波振動を付与
してOリング51のテーパゲージ2からの自由落下(脱
落)を促進させる。
【0028】位置検出装置30は、ベース面BS上に支
柱15によって支持されている。この位置検出装置30
は、テーパゲージ2の装着面2aに向けて光を照射する
発光部31と、発光部31から出力された光のテーパゲ
ージ2の装着面2aに形成された反射面5からの反射光
を受光する受光部32とを備えている。位置検出装置3
0の発光部31および受光部32は、テーパゲージ2の
装着面2aから所定距離離隔した位置に装着面2aの母
線に沿ってテーパゲージ2の小径側端部から大径側端部
にかけて配設されている。位置検出装置30の発光部3
1は、たとえば、線状に多数配列されたレーザダイオー
ドから構成され、テーパゲージ2の装着面2aの母線に
沿って線状のレーザ光を出力する。また、位置検出装置
30の受光部32は、たとえば、テーパゲージ2の装着
面2aの母線に沿って複数に分割されたフォトダイオー
ドから構成され、これらの分割されたフォトダイオード
は、テーパゲージ2のそれぞれ対向する装着面2aから
の反射光の光量を検出する。
【0029】位置検出装置30の発光部31のレーザダ
イオードは、レーザ光を出力し、この出力されたレーザ
光は、発光部31に対向する装着面2aに反射面5によ
って受光部32に向けて反射される。上限基準マークM
K1、下限基準マークMK2や装着面2aに装着された
Oリング51によって反射面5が遮られている位置で
は、発光部31から照射されたレーザ光は反射せず、こ
れらの位置に対向する受光部32は、反射光を受光しな
いか、あるいは、受光しても他の領域より受光量が減少
する。したがって、位置検出装置30の受光部32を構
成する分割された複数のフォトディテクタのうち、受光
量が相対的に少ないフォトディテクタの位置から上限基
準マークMK1、下限基準マークMK2やOリング51
の位置を検出することができる。この検出された信号
は、検出信号32sとして、コンピュータ60に出力さ
れる。
【0030】内径寸法算出手段としてのコンピュータ6
0は、位置検出装置30によって検出されたOリング5
1の上限基準マークMK1、下限基準マークMK2に対
する相対位置情報に基づいて、Oリング51の内径寸法
を算出する。具体的には、たとえば、図5に示すよう
に、上限基準マークMK1位置でのテーパゲージ2の直
径をR1、下限基準マークMK2位置でのテーパゲージ
2の直径をR2、上限基準マークMK1位置と下限基準
マークMK2位置との距離をL1、上限基準マークMK
1位置からのOリング51までの相対距離をLとする
と、Oリング51の内径Rを次式(1)によって算出す
る。なお、上限基準マークMK1位置からのOリング5
1までの相対距離Lは、上限基準マークMK1位置から
のOリング51の上端までの相対距離L2と、上限基準
マークMK1位置からのOリング51の下端までの相対
距離L3との中点とする。
【0031】 R=(R2−R1)×(L/L1)+R1 …(1)
【0032】また、コンピュータ60には、回転テーブ
ル11によってテーパゲージ2を中心軸Oの回りに所定
の角度毎に回転させ、所定の角度毎に回転したテーパゲ
ージ2の装着面2aに装着されたOリング51の相対位
置を検出した際に、得られた複数のOリング51の相対
位置情報が入力される。コンピュータ60は、各Oリン
グ51の相対位置情報に基づいて、Oリング51の内径
寸法を算出し、算出された複数の内径寸法の平均値をO
リング51の最終的な内径寸法とする。さらに、コンピ
ュータ60は、算出したOリング51の内径寸法を、た
とえば、表示装置61に表示させたり、算出したOリン
グ51の内径寸法が基準値の範囲に収まっているか否か
等の判断を行う。
【0033】次に、上記構成の成形品の内径寸法測定装
置1を用いたOリングの内径寸法測定方法の一例につい
て図3のフローチャートを参照して説明する。図3に示
すように、Oリングの内径寸法測定の手順は、大きく分
けてOリング51のテーパゲージ2への装着ステップ
(ステップS100)と、テーパゲージ2に装着された
Oリング51の内径寸法を測定するステップ(ステップ
S200)と、内径寸法の測定が完了したOリング51
をテーパゲージ2から排出するステップ(ステップS3
00)とからなる。以下、ステップS100〜S300
における各手順を順に説明する。
【0034】Oリングのテーパゲージへの装着(ステッ
プS100) まず、図4に示すように、鉛直方向に起立した状態にあ
るテーパゲージ2の小径側端部2bの上方からOリング
51を自由落下させて、Oリング51の内周をテーパゲ
ージ2に挿入する(ステップS1)。このとき、テーパ
ゲージ2に対して自由落下したOリング51は、図4に
示すように、テーパゲージ2の装着面2aに対して、水
平状態となるとは限らず、水平面に対して傾斜した状態
となることもあり、Oリング51の内周はテーパゲージ
2の装着面2aに均等に接触するとは限らない。
【0035】次いで、上記のように、自由落下によりO
リング51が挿入された状態のテーパゲージ2に対し
て、振動発生器41に所定の電圧を印加して超音波振動
を発生させ、テーパゲージ2に超音波振動を与える(ス
テップS2)。テーパゲージ2に超音波振動が付与され
ると、Oリング51にも超音波振動が伝わり、Oリング
51は自重と超音波振動の作用によって、Oリング51
の内周がテーパゲージ2の装着面2aに均等に接触する
ように姿勢が変化し、Oリング51の内周がテーパゲー
ジ2の装着面2aに均等に接触するとOリング51の姿
勢は水平状態になる(ステップS3)。この状態となっ
たら、テーパゲージ2への超音波振動の付与を停止す
る。
【0036】Oリングの内径寸法測定(ステップS20
0) テーパゲージ2の装着面2aへのOリング51の装着が
完了したら、位置検出器30の発光部31からレーザ光
を照射する(ステップS4)。なお、テーパゲージ2の
装着面2aに設けられた4つの反射面5のいずれかが位
置検出器30の発光部31に対向するように、回転テー
ブル11の回転位置を位置決めしておく。
【0037】図5に示すように、位置検出器30の発光
部31からテーパゲージ2の装着面2aに設けられた反
射面5に照射されたレーザ光は、反射面5で反射して対
向する受光部32に入射する。このとき、上限基準マー
クMK1および下限基準マークMK2、Oリング51に
照射されたレーザ光は、反射しない、あるいは、反射し
ても反射光の光量が相対的に少なく、受光部32の上限
基準マークMK1および下限基準マークMK2、Oリン
グ51に対向する位置にあるフォトディテクタの受光量
は他のフォトディテクタの受光量よりも小さい。このこ
とから、図5に示す、上限基準マークMK1と下限基準
マークMK2との距離L1、上限基準マークMK1から
のOリング51の上端までの距離L2、および上限基準
マークMK1からのOリング51の下端までの距離L3
が検出される。位置検出器30は、これら距離L1、L
2およびL3の情報を含む検出信号32sをコンピュー
タ60に出力する(ステップS5)。
【0038】コンピュータ60では、距離L1、L2お
よびL3の情報に基づいて、上記(1)式に従って、O
リング51の内径寸法Rを算出する(ステップS6)。
なお、上限基準マークMK1および下限基準マークMK
2でのテーパゲージ2の直径R1,R2は、あらかじめ
測定されており、測定値がコンピュータ60に保持され
ている。
【0039】位置検出器30によるOリング51の相対
位置の検出が完了したら、テーパゲージ2を中心軸Oの
回りに90度回転させる(ステップS7)。これによ
り、テーパゲージ2に形成された他の反射面5が位置検
出器30に対向する位置に移動する。
【0040】全ての反射面5によって、Oリング51の
内径寸法Rの測定が完了するまで、すなわち、Oリング
51の4点についての内径寸法Rの測定が完了するま
で、ステップS4〜S7の動作を繰り返し行い(ステッ
プS8)、Oリング51の4点についての内径寸法Rの
測定が完了したら、これらOリング51の4点の内径寸
法Rの平均値を算出し、この平均値を最終的なOリング
51の測定した内径寸法とする(ステップS9)。
【0041】Oリングのテーパゲージからの排出(ステ
ップS300) Oリング51の内径寸法Rの測定が完了したら、図6に
示すように、傾動機構21を駆動して、テーパゲージ2
をその支軸3を中心に傾動させ、テーパゲージ2を鉛直
方向Vの下方側に向かせる(ステップS10)。このよ
うに、テーパゲージ2を傾けることで、テーパゲージ2
に装着されたOリング51は、テーパゲージ2の小径側
端部から自由落下可能な状態となる。しかしながら、O
リング51の内周はテーパゲージ2に接触しており、テ
ーパゲージ2を傾けても自重によって自由落下しない場
合もあり、また、自由落下を開始しても摩擦等によりテ
ーパゲージ2の装着面2aにOリング51が引っ掛かっ
てOリング51がテーパゲージ2から確実に排出されな
い場合もある。
【0042】このため、振動発生器41に所定の電圧を
印加して超音波振動を発生させ(ステップS11)、テ
ーパゲージ2に超音波振動を付与する。これにより、O
リング51は、自重と超音波振動の作用によって、テー
パゲージ2からの自由落下が促進され、Oリング51は
テーパゲージ2から確実に排出される(ステップS1
2)。
【0043】Oリング51のテーパゲージ2からの排出
が完了したら、傾動機構21を駆動して、テーパゲージ
2を鉛直方向に起立させる(ステップS13)。以上の
動作によって、Oリング51の内径寸法Rの測定作業が
完了する。
【0044】以上のように、本実施形態によれば、内径
寸法Rを測定すべきOリング51をテーパゲージ2の装
着面2aに装着する際に、テーパゲージ2に超音波振動
を与えることにより、Oリング51は適切な状態でテー
パゲージ2の装着面2aに装着される。Oリング51は
弾性体であり、真円状態にして内径寸法を測定するのが
難しいという特質を持っているが、上記のようにしてO
リング51の内周をテーパゲージ2の装着面2aに装着
することで、Oリング51を最適な真円状態にすること
ができる。この結果、算出されたOリング51の内径寸
法Rは、精度の高いものとなり、また、Oリング51の
テーパゲージ2の装着面2aへの装着を人手を介さない
でおこなうため、測定された内径寸法Rに人手による不
確定要素が含まれず、測定毎のばらつきを抑制すること
ができる。
【0045】さらに、本実施形態によれば、Oリング5
1のテーパゲージ2の装着面2aへの装着およびOリン
グ51のテーパゲージ2からの排出を全て自動化できる
ため、Oリング51の内径寸法Rの測定効率を向上させ
ることができ、省人化も可能である。
【0046】
【発明の効果】本発明によれば、弾性体からなる環状の
成形品の内径寸法の測定を完全に自動化できる。また、
成形品はテーパゲージを90°づつ回転させて4方向か
らの4点について測定を行うため、内径寸法の測定毎の
測定値のバラツキを抑制でき、かつ測定した内径寸法の
精度を高いものにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る成形品の内径寸法測
定装置の構成を示す正面図である。
【図2】図1に示す成形品の内径寸法測定装置の側面図
である。
【図3】本発明の成形品の内径寸法測定方法によるOリ
ングの内径寸法の測定手順の一例を示すフローチャート
である。
【図4】テーパゲージにOリングを挿入方法を説明する
ための図である。
【図5】テーパゲージに挿入されたOリングの内径寸法
の測定方法を説明するための図である。
【図6】テーパゲージに挿入されたOリングをテーパゲ
ージから排出する方法を説明するための図である。
【図7】従来のOリングの内径寸法の測定方法の一例を
説明するための図である。
【符号の説明】
1…成形品の内径寸法測定装置 2…テーパゲージ 2a…装着面 3…支軸 5…反射面 11…回転テーブル 13…支持部材 15…支柱 21…傾動機構 30…位置検出器 31…レーザ光発光部 32…レーザ光受光部 41…振動発生器 51…Oリング 60…コンピュータ MK1…上限基準マーク MK2…下限基準マーク

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】環状の成形品の内径寸法を測定する成形品
    の内径寸法測定装置であって、 略鉛直方向に沿って設けられ、前記成形品の内周が装着
    される円錐面からなる装着面をもつテーパゲージと、 前記テーパゲージに振動を付与して、前記テーパゲージ
    の小径側端部から挿入された成形品の姿勢を水平状態に
    させる振動付与手段と、 前記テーパゲージに装着された水平状態にある前記成形
    品の前記テーパゲージの装着面の基準位置からの相対位
    置を検出する位置検出手段と、 前記位置検出手段によって検出された前記成形品の相対
    位置情報に基づいて、前記成形品の内径寸法を算出する
    内径寸法算出手段とを有する成形品の内径寸法測定装
    置。
  2. 【請求項2】前記振動付与手段は、前記テーパゲージに
    超音波振動を付与する請求項1に記載の成形品の内径寸
    法測定装置。
  3. 【請求項3】前記振動付与手段は、圧電素子を備える請
    求項1または2に記載の成形品の内径寸法測定装置。
  4. 【請求項4】前記圧電素子は、前記テーパゲージの大径
    側端部に設けられている請求項3に記載の成形品の内径
    寸法測定装置。
  5. 【請求項5】前記位置検出手段は、前記成形品に非接触
    で当該成形品の相対位置を検出する請求項1〜4のいず
    れかに記載の内径寸法測定装置。
  6. 【請求項6】前記位置検出手段は、光学的検出手段から
    なる請求項5に記載の成形品の内径寸法測定装置。
  7. 【請求項7】前記位置検出手段は、前記テーパゲージの
    母線に沿って対向配置され、前記テーパゲージの装着面
    に向けて光を照射する発光部と、 前記テーパゲージの装着面からの反射光を受光する受光
    部とを有し、 前記テーパゲージの装着面は、当該装着面の母線に沿っ
    て形成された前記発光部からの光を反射する反射面を有
    し、前記反射面の母線方向の第1および第2の基準位置
    には、光を反射させない第1および第2の基準マークが
    形成されており、 前記位置検出手段は、前記第1および第2の基準位置、
    および、当該第1および第2の基準位置の間の装着面に
    装着された前記成形品の位置を前記受光部の受光量から
    検出する請求項6に記載の成形品の内径寸法測定装置。
  8. 【請求項8】鉛直方向に起立した前記テーパゲージの装
    着面に装着された前記成形品が当該テーパゲージの小径
    側端部から自由落下可能な姿勢に前記テーパゲージを傾
    動させる傾動手段をさらに有する請求項1〜7のいずれ
    かに記載の成形品の内径寸法測定装置。
  9. 【請求項9】前記振動付与手段は、前記テーパゲージの
    装着面に装着された前記成形品が当該テーパゲージの小
    径側端部から自由落下可能な姿勢に傾動した状態で、前
    記成形品の前記テーパゲージからの落下を促進させる振
    動を前記テーパゲージに付与する請求項8に記載の成形
    品の内径寸法測定装置。
  10. 【請求項10】前記成形品は、弾性体からなる請求項1
    〜9のいずれかに記載の成形品の内径寸法測定装置。
  11. 【請求項11】前記テーパゲージを当該テーパゲージの
    中心軸の回りに所定の角度毎に回転させる回転手段をさ
    らに有し、 前記位置検出手段は、前記所定の角度毎に回転した前記
    テーパゲージの装着面に装着された成形品の各相対位置
    を検出し、 前記内径寸法算出手段は、前記テーパゲージの各回転位
    置で取得した前記成形品の複数の相対位置にそれぞれに
    基づいて当該成形品の内径寸法を算出し、算出された複
    数の内径寸法の平均値を当該成形品の内径寸法とする請
    求項1〜10のいずれかに記載の成形品の内径寸法測定
    装置。
  12. 【請求項12】環状の成形品の内径寸法を測定する成形
    品の内径寸法測定方法であって、 小径側端部を上方にして略鉛直方向に立設する、円錐面
    からなる装着面をもつテーパゲージの前記小径側端部の
    上方から環状の成形品を自由落下させて内周を当該テー
    パゲージの装着面に挿入するステップと、 前記成形品が挿入されたテーパゲージに振動を付与し
    て、前記成形品の姿勢を水平状態にするステップと、 前記姿勢が水平状態になった成形品の前記装着面の基準
    位置に対する相対位置を検出するステップと、 前記検出された成形品の相対位置に基づいて、当該成形
    品の内径寸法を算出するステップとを有する成形品の内
    径寸法測定方法。
  13. 【請求項13】前記テーパゲージに装着された成形品が
    前記テーパゲージの小径側端部から自由落下可能に前記
    テーパゲージを傾動させるステップと、 前記傾動させた状態のテーパゲージに、当該テーパゲー
    ジからの前記成形品の自由落下を促進させる振動を付与
    して成形品を排出するステップと、をさらに有する請求
    項12に記載の成形品の内径寸法測定方法。
  14. 【請求項14】前記テーパゲージへは、超音波振動を付
    与する請求項12または13に記載の成形品の内径寸法
    測定方法。
  15. 【請求項15】前記成形品の相対位置を検出するステッ
    プでは、前記成形品の周方向の複数点の相対位置を検出
    し、これら複数の相対位置を当該成形品の内径寸法の算
    出に用いる請求項12〜14のいずれかに記載の成形品
    の内径寸法測定方法。
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