JP2001153551A - 平型乾燥機 - Google Patents

平型乾燥機

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JP2001153551A
JP2001153551A JP33792599A JP33792599A JP2001153551A JP 2001153551 A JP2001153551 A JP 2001153551A JP 33792599 A JP33792599 A JP 33792599A JP 33792599 A JP33792599 A JP 33792599A JP 2001153551 A JP2001153551 A JP 2001153551A
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Soichi Yamamoto
惣一 山本
Kenji Yuki
賢二 結城
Kazuo Nakamura
一雄 中村
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Yamamoto and Co Ltd
Yamamoto Co Ltd
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Yamamoto and Co Ltd
Yamamoto Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作物の斑乾燥を防止できると共に複数農家で
耕作された作物を同時に乾燥室に収容しても作物を各農
家毎に個別に管理できる平型乾燥機を得る。 【解決手段】 バーナ22が生成した乾燥風をファン2
4が吸引して筒状のダクト26内に送風し、ダクト26
に形成した複数の吐風口28から導風室18へ排出す
る。導風室18へ排出された乾燥風が通気性の底壁16
を介して乾燥室14に供給されることで、乾燥室14内
の穀物等の作物が乾燥される。収穫量が少ない複数の農
家の作物を同時に乾燥室14に収容すると、作物の層厚
が厚くなって導風室18に所定の圧力をかけることがで
き、乾燥室14内の作物に乾燥風を均等に供給して作物
が斑乾燥になることを防止できる。仕切板32によって
仕切られた乾燥室14の各個室14Aに各農家が作物を
別々に収容することで、作物を各農家毎に個別に管理で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乾燥風によって作
物を乾燥する平型乾燥機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の平型乾燥機においては、例えば上
部が開放した箱状の機枠を備えており、機枠内の上側に
は乾燥室が形成されている。乾燥室は通気性の底壁を有
しており、乾燥室内には穀物等の作物が収容される。機
枠内の下側には導風室が形成されており、導風室は乾燥
室の底壁によって乾燥室と隔てられている。導風室には
バーナが連通して設けられており、バーナによって乾燥
風(熱風)が生成される。バーナと導風室との間にはフ
ァンが設けられており、ファンはバーナによって生成さ
れた乾燥風を吸引して導風室に送風する。
【0003】このような平型乾燥機では、バーナによっ
て生成された乾燥風をファンによって導風室に送風し、
この乾燥風を底壁を介して乾燥室に供給することで乾燥
室内の作物を乾燥させる構成とされている。
【0004】しかしながら、転作等により大豆等の作物
を耕作する農家では、作物の収穫量が少なく、この少量
の作物を上記平型乾燥機の乾燥室に収容すると、作物の
層厚が薄くなる。このように乾燥室内の作物の層厚が薄
いと、導風室からの乾燥風が乾燥室上方へ簡単に吹き抜
けてしまって導風室に所定の圧力がかからないため、乾
燥風が送風されやすい場所ほど乾燥風の風量が多くなっ
て乾燥風が偏流する。このため、乾燥風が乾燥室内の作
物に均等に供給されないことになり、作物が斑乾燥にな
るという問題がある。
【0005】ここで、この問題を解決するために、1台
の上記平型乾燥機を複数の異なる農家で共同使用して複
数農家で耕作された作物を同時に乾燥室に収容すること
で作物の層厚を厚くし、これにより、導風室に所定の圧
力をかけて作物が斑乾燥になることを防止していた。
【0006】ところが、このように複数農家の作物を同
時に乾燥室に収容すると、乾燥室内で複数農家の作物が
混合されてしまい、このため、作物を各農家毎に個別に
管理することができないという問題があった。
【0007】また、上記平型乾燥機で大豆、小豆及びニ
ンニク等の複数種類の作物を乾燥させる際には、複数種
類の作物が混合されることを防止しなければならないた
め、複数種類の作物を同時に乾燥室に収容することはで
きない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は事実を考慮
し、作物の斑乾燥を防止することができ、かつ、複数農
家で耕作された作物を同時に乾燥室に収容しても作物の
各農家毎の個別管理ができると共に複数種類の作物を同
時に乾燥室に収容しても複数種類の作物が混合されるこ
とを防止できる平型乾燥機を得ることが目的である。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の平型乾
燥機は、通気性の底壁を有し上部が開放した箱状に形成
され、作物が収容される乾燥室と、前記乾燥室の直下に
設けられ、前記底壁によって前記乾燥室と隔てられた導
風室と、前記導風室に連通して設けられ、乾燥風を生成
する乾燥風生成手段と、前記導風室と前記乾燥風生成手
段との間に設けられ、前記乾燥風生成手段によって生成
された乾燥風を吸引して前記導風室に送風する吸引送風
手段と、を備え、前記吸引送風手段から前記導風室に送
風された乾燥風を前記底壁を介して前記乾燥室に供給す
ることで前記乾燥室内の作物を乾燥させる平型乾燥機に
おいて、前記乾燥室にこの乾燥室を仕切る仕切部材を設
けた、ことを特徴としている。
【0010】請求項1に記載の平型乾燥機では、乾燥風
生成手段によって生成された乾燥風が吸引送風手段によ
って吸引されて導風室に送風され、この乾燥風が通気性
を有する底壁を介して乾燥室に供給されることで、乾燥
室内の作物が乾燥される。
【0011】ところで、転作等により大豆等の作物を耕
作するために作物の収穫量が少ない農家の場合には、複
数のこのような農家が1台の平型乾燥機を共同使用して
複数農家で耕作された作物を同時に乾燥室に収容する
と、作物の層厚が厚くなり、これにより、導風室からの
乾燥風が乾燥室上方へ簡単に吹き抜けてしまうことを防
止して導風室に所定の圧力をかけることができる。この
ため、乾燥風が偏流することを防止でき、これにより、
乾燥室内の作物に乾燥風を均等に供給して作物が斑乾燥
になることを防止することができる。
【0012】ここで、請求項1に記載の平型乾燥機で
は、乾燥室には仕切部材が設けられており、仕切部材に
よって乾燥室が仕切られている。このため、上述の如く
複数農家で耕作された作物を同時に乾燥室に収容する際
に、仕切部材によって仕切られた乾燥室の各個室に各農
家が作物を別々に収容することで、乾燥室内で複数農家
の作物が混合されることを防止でき、これにより、作物
を各農家毎に個別に管理することができる。
【0013】また、大豆、小豆及びニンニク等の複数種
類の作物を乾燥させる際で各作物の量が少ない場合に
は、1台の平型乾燥機の乾燥室にこの複数種類の作物を
同時に収容することで作物の層厚を厚くすることによ
り、上記と同様に作物が斑乾燥になることを防止するこ
とができる。
【0014】ここで、上述の如く仕切部材によって乾燥
室が仕切られているため、複数種類の作物を同時に乾燥
室に収容する際に、仕切部材によって仕切られた乾燥室
の各個室に作物を種類別に収容することで、乾燥室内で
複数種類の作物が混合されることを防止できる。
【0015】請求項2に記載の平型乾燥機は、請求項1
に記載の平型乾燥機において、前記仕切部材による前記
乾燥室の仕切位置を調整可能とした、ことを特徴として
いる。
【0016】請求項2に記載の平型乾燥機では、仕切部
材による乾燥室の仕切位置を調整可能とされているた
め、上記乾燥室の個室の容積を変動させることができ
る。このため、各個室に収容する作物の量(複数農家の
作物を乾燥室に同時に収容する場合は各農家の作物の
量、複数種類の作物を乾燥室に同時に収容する場合は各
種の作物の量)に応じて個室の容積を調整することでこ
の作物の量に応じた容積を有する個室に作物を収容する
ことができ、これにより、全ての個室における作物の層
厚を最適な厚さにすることができる。したがって、導風
室からの乾燥風が乾燥室上方へ簡単に吹き抜けてしまう
ことを確実に防止して確実に導風室に所定の圧力をかけ
ることができ、作物が斑乾燥になることを確実に防止す
ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1には、本発明の実施の形態に
係る平型乾燥機10が縦断正面図にて示されており、図
2には、平型乾燥機10が平面図にて示されている。ま
た、図3には、平型乾燥機10が縦断左側面図にて示さ
れており、図4には、平型乾燥機10が斜視図にて示さ
れている。
【0018】本発明の実施の形態に係る平型乾燥機10
は、機枠12を備えており、機枠12は上部が開放した
箱状とされている。
【0019】機枠12内の上側には乾燥室14が形成さ
れており、乾燥室14は上部が開放した箱状に形成され
ている。乾燥室14の底壁16には多数の通気孔16A
が形成されており、底壁16は通気性を有している。ま
た、乾燥室14内には、穀物等の作物が収容される。
【0020】乾燥室14の前壁及び後壁には、それぞれ
対とされたレール30A、30Bが上下方向に平行に複
数対(本実施の形態では10対)固定されている。レー
ル30A、30Bは全て横断面がコ字状とされており、
各対のレール30A、30Bの開口部は互いに対向して
いる。
【0021】複数対(本実施の形態では4対)のレール
30A、30Bのそれぞれには、仕切部材としての仕切
板32が装着されている。このため、乾燥室14は仕切
板32によって複数(本実施の形態では5つ)の個室1
4Aに仕切られている。これにより、各個室14Aに収
容される作物が他の個室14Aに収容される作物と混合
されることが防止されている。
【0022】図5に詳細に示す如く、各レール30A、
30Bに対し、仕切板32の着脱が可能とされている。
これにより、仕切板32による乾燥室14の仕切位置が
調整可能とされて乾燥室14の個室14Aの容積が変動
可能とされると共に、個室14Aの数が変動可能とされ
ている。
【0023】機枠12内の下側には、導風室18が形成
されている。導風室18は乾燥室14の直下に位置して
おり、導風室18は底壁16によって乾燥室14と隔て
られている。
【0024】機枠12の外壁(左側面後方側)には、箱
状の乾燥風生成部20が導風室18に連通して設けられ
ており、乾燥風生成部20の側壁にはスリット状の吸気
孔20Aが複数形成されている。乾燥風生成部20の内
部には乾燥風生成手段としてのバーナ22が設けられて
おり、吸気孔20Aから空気が吸気されてバーナ22に
供給されることにより、バーナ22によって乾燥風(熱
風)が生成される。
【0025】乾燥風生成部20(バーナ22)と導風室
18との間(機枠12内の左側面後方側)には、吸引送
風手段としてのファン24が設けられている。ファン2
4は、バーナ22によって生成された乾燥風を吸引して
導風室18側に送風する。
【0026】ファン24の導風室18側(乾燥風が送風
される側)にはダクト26の一端が連結されており、こ
れにより、ダクト26がファン24に連通されている。
ダクト26は、導風室18内であって導風室18の後壁
近傍に配置されている。また、ダクト26は、鋼管また
はビニールホース等であり円筒状とされている。ダクト
26の外周面には複数の吐風口28が形成されており、
ファン24により送風された乾燥風が複数の吐風口28
から導風室18へ排出される。これにより、導風室18
へ排出された乾燥風が底壁16を介して乾燥室14に供
給されることで、乾燥室14内の作物を乾燥させる構成
である。
【0027】複数の吐風口28は全て同一直線上(導風
室18の左右方向に平行な直線上)に略等間隔で形成さ
れており、このため、複数の吐風口28から導風室18
の左右方向に略均等に乾燥風が排出される。さらに、複
数の吐風口28は全て導風室18前方へ向って開口され
て複数の吐風口28が導風室18の後方から前方へ向っ
て乾燥風を排出するが、ダクト26の他端26Aは閉端
とされて吐風口28から排出する乾燥風の風圧が高くさ
れることにより、導風室18後方から排出された乾燥風
が導風室18前方まで充分に到達する。このため、複数
の吐風口28から導風室18の前後方向にも略均等に乾
燥風が排出される。このように、複数の吐風口28から
導風室18の左右方向及び前後方向に略均等に乾燥風が
排出されるため、乾燥風は導風室18に略均等に排出さ
れる。
【0028】なお、上記の底壁16は機枠12の後方か
ら前方へ向けて斜め下方へ傾斜しており、このため、作
物の乾燥後に乾燥室14から作物を収集する(取り出
す)際に乾燥室14内の作物が乾燥室14の前方側に移
動し易くなり、これにより、乾燥室14からの作物の収
集作業を容易にすることができる構成とされている。
【0029】次に、本実施の形態の作用を説明する。
【0030】以上の構成の平型乾燥機10では、バーナ
22によって生成された乾燥風(熱風)がファン24に
よって吸引されて筒状のダクト26内に送風され、ダク
ト26に形成された複数の吐風口28から導風室18へ
排出される。導風室18へ排出された乾燥風は通気性を
有する底壁16を介して乾燥室14に供給され、この乾
燥風によって乾燥室14内の穀物等の作物が乾燥され
る。
【0031】ところで、転作等により大豆等の作物を耕
作するために作物の収穫量が少ない農家の場合には、複
数(本実施の形態では5件)のこのような農家が1台の
平型乾燥機10を共同使用して複数農家で耕作された作
物を同時に乾燥室14に収容すると、作物の層厚が厚く
なり、これにより、導風室18からの乾燥風が乾燥室1
4上方へ簡単に吹き抜けてしまうことを防止して導風室
18に所定の圧力をかけることができる。このため、乾
燥風が偏流することを防止でき、これにより、乾燥室1
4内の作物に乾燥風を均等に供給して作物が斑乾燥にな
ることを防止することができる。
【0032】ここで、本実施の形態に係る平型乾燥機1
0では、乾燥室14には仕切板32が設けられており、
仕切板32によって乾燥室14が複数の個室14Aに仕
切られている。このため、上述の如く複数農家で耕作さ
れた作物を同時に乾燥室14に収容する際に、各農家が
乾燥室14の各個室14Aに作物を別々に収容すること
で、乾燥室14内で複数農家の作物が混合されることを
防止でき、これにより、作物を各農家毎に個別に管理す
ることができる。
【0033】また、大豆、小豆及びニンニク等の複数種
類の作物を乾燥させる際で各作物の量が少ない場合に
は、1台の平型乾燥機10の乾燥室14にこの複数種類
の作物を同時に収容することで作物の層厚を厚くするこ
とにより、上記と同様に作物が斑乾燥になることを防止
することができる。
【0034】ここで、仕切板32によって乾燥室14が
複数の個室14Aに仕切られているため、上述の如く複
数種類の作物を同時に乾燥室14に収容する際に、乾燥
室14の各個室14Aに作物を種類別に収容すること
で、乾燥室14内で複数種類の作物が混合されることを
防止できる。
【0035】さらに、図5に詳細に示す如く、各レール
30A、30Bに対し、仕切板32の着脱が可能とされ
ている。これにより、仕切板32による乾燥室14の仕
切位置が調整可能とされており、したがって、乾燥室1
4の個室14Aの容積を変動させることができる。この
ため、各個室14Aに収容する作物の量(複数農家の作
物を乾燥室14に同時に収容する場合は各農家の作物の
量、複数種類の作物を乾燥室14に同時に収容する場合
は各種の作物の量)に応じて個室14Aの容積を調整す
ることでこの作物の量に応じた容積を有する個室14A
に作物を収容することができ、これにより、全ての個室
14Aにおける作物の層厚を最適な厚さにすることがで
きる。したがって、導風室18からの乾燥風が乾燥室1
4上方へ簡単に吹き抜けてしまうことを確実に防止して
確実に導風室18に所定の圧力をかけることができ、作
物が斑乾燥になることを確実に防止することができる。
【0036】また、仕切板32が着脱可能とされている
ため、乾燥室14の個室14Aの数を変動させることが
できる。このため、乾燥室14に同時に作物を収容する
農家数または乾燥室14に同時に収容する作物の種類数
に乾燥室14の個室14Aの数を合致させることがで
き、これにより、乾燥風が作物を収容していない個室1
4Aを介して乾燥室14上方へ簡単に吹き抜けてしまう
ことを防止できる。したがって、確実に導風室18に所
定の圧力をかけることができ、作物が斑乾燥になること
を確実に防止することができる。
【0037】さらにここで、本実施の形態に係る平型乾
燥機10では、ダクト26の複数の吐風口28は全て同
一直線上(導風室18の左右方向に平行な直線上)に略
等間隔で形成されているため、複数の吐風口28から導
風室18の左右方向に略均等に乾燥風が排出される。さ
らに、複数の吐風口28は全て導風室18前方へ向って
開口されることで複数の吐風口28が導風室18の後方
から前方へ向って乾燥風を排出するが、ダクト26の他
端26Aは閉端とされて吐風口28から排出する乾燥風
の風圧が高くされることにより、導風室18後方から排
出された乾燥風が導風室18前方まで充分に到達する。
このため、複数の吐風口28から導風室18の前後方向
にも略均等に乾燥風が排出される。このように、複数の
吐風口28から導風室18の左右方向及び前後方向に略
均等に乾燥風が排出されるため、乾燥風は導風室18に
略均等に排出される。これにより、仮に乾燥室14の個
室14Aにおける作物の層厚が薄いことや個室14A内
の作物の間に大きな隙間ができること等が原因で導風室
18に所定の圧力がかからない場合でも、乾燥室14の
各個室14Aに略均等に乾燥風を供給でき、したがっ
て、全ての個室14Aの作物が斑乾燥となることを防止
することができる。
【0038】また、上述の如く複数の吐風口28から乾
燥風が導風室18に略均等(略平均的)に排出されるた
め、乾燥室14の各個室14Aにおける作物(複数農家
の作物を乾燥室14に同時に収容する場合は各農家の作
物、複数種類の作物を乾燥室14に同時に収容する場合
は各種の作物)の層厚が多少異なっても(図1参照)、
乾燥室14に略均等(略平均的)に乾燥風を供給でき、
したがって、各個室14Aとも略平均的に作物を乾燥さ
せることができる。
【0039】なお、本実施の形態では、乾燥室14に複
数対のレール30A、30Bを設けた構成としたが、乾
燥室に一対のレールのみを設けた構成としてもよい。
【0040】
【発明の効果】請求項1に記載の平型乾燥機では、複数
農家で耕作された作物を同時に乾燥室に収容すると、作
物の層厚が厚くなるため、導風室に所定の圧力をかける
ことができて作物が斑乾燥になることを防止することが
できる。さらに、仕切部材によって仕切られた乾燥室の
各個室に各農家が作物を別々に収容することで、作物を
各農家毎に個別に管理することができる。
【0041】また、複数種類の作物を同時に乾燥室に収
容すると作物の層厚が厚くなるため、上記と同様に作物
が斑乾燥になることを防止することができる。さらに、
仕切部材によって仕切られた乾燥室の各個室に作物を種
類別に収容することで、複数種類の作物が混合されるこ
とを防止できる。
【0042】請求項2に記載の平型乾燥機では、仕切部
材による乾燥室の仕切位置が調整可能とされているた
め、上記各個室に収容する作物の量に応じて個室の容積
を調整することでこの作物の量に応じた容積を有する個
室に作物を収容することができる。このため、全ての個
室における作物の層厚を最適な厚さにすることができ、
したがって、作物が斑乾燥になることを確実に防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る平型乾燥機の縦断正
面図(図2の1−1線に沿った断面図)である。
【図2】本発明の実施の形態に係る平型乾燥機の平面図
である。
【図3】本発明の実施の形態に係る平型乾燥機の縦断左
側面図(図2の3−3線に沿った断面図)である。
【図4】本発明の実施の形態に係る平型乾燥機の斜視図
である。
【図5】本発明の実施の形態に係る平型乾燥機の仕切板
及びレールの斜視図である。
【符号の説明】
10 平型乾燥機 14 乾燥室 16 底壁 18 導風室 22 バーナ(乾燥風生成手段) 24 ファン(吸引送風手段) 32 仕切板(仕切部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 一雄 山形県天童市大字老野森404番地 株式会 社山本製作所内 Fターム(参考) 2B100 AA02 AA07 BB01 BB05 3L113 AA01 AB02 AC04 AC52 AC72 AC73 BA18 DA04

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通気性の底壁を有し上部が開放した箱状
    に形成され、作物が収容される乾燥室と、 前記乾燥室の直下に設けられ、前記底壁によって前記乾
    燥室と隔てられた導風室と、 前記導風室に連通して設けられ、乾燥風を生成する乾燥
    風生成手段と、 前記導風室と前記乾燥風生成手段との間に設けられ、前
    記乾燥風生成手段によって生成された乾燥風を吸引して
    前記導風室に送風する吸引送風手段と、 を備え、前記吸引送風手段から前記導風室に送風された
    乾燥風を前記底壁を介して前記乾燥室に供給することで
    前記乾燥室内の作物を乾燥させる平型乾燥機において、 前記乾燥室にこの乾燥室を仕切る仕切部材を設けた、 ことを特徴とする平型乾燥機。
  2. 【請求項2】 前記仕切部材による前記乾燥室の仕切位
    置を調整可能とした、ことを特徴とする請求項1記載の
    平型乾燥機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108387076A (zh) * 2018-03-09 2018-08-10 安徽弋尚纺织科技有限公司 一种基于针织品烘干用可调节装置
KR20220090034A (ko) * 2020-12-22 2022-06-29 한국에너지기술연구원 입자의 건조 및 열분해 장치 및 이를 이용한 입자의 건조 및 열분해 방법

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