JP2001153493A - 電動式切換弁および冷凍サイクル装置 - Google Patents

電動式切換弁および冷凍サイクル装置

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JP2001153493A
JP2001153493A JP34096999A JP34096999A JP2001153493A JP 2001153493 A JP2001153493 A JP 2001153493A JP 34096999 A JP34096999 A JP 34096999A JP 34096999 A JP34096999 A JP 34096999A JP 2001153493 A JP2001153493 A JP 2001153493A
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inlet port
valve
condenser
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Morio Kaneko
守男 金子
Noburu Kasai
宣 笠井
Kei Suzuki
圭 鈴木
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Saginomiya Seisakusho Inc
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    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B41/00Fluid-circulation arrangements
    • F25B41/20Disposition of valves, e.g. of on-off valves or flow control valves
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷蔵庫の高性能化と省エネルギを両立するた
めに、冷凍サイクル装置等で使用される電動式切換弁を
提供することを目的としている。 【解決手段】 弁室21の底部22に第1の入口ポート
B及び第2の入口ポートCと一つの出口ポートAとを有
する弁ハウジング20と、弁室21内に回転変位可能に
設けられ、弁室21の底面22に当接する端面に出口ポ
ートAと常時連通している連通領域27と連通していな
い非連通領域28とに区分する隔壁部29を有する弁体
26と、弁体26を段階的に回転駆動するステッピング
モータ30とを設け、弁体26を3位置又は4位置に切
り換える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電動式切換弁お
よび冷蔵庫等で使用される冷凍サイクル装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来の冷蔵庫用の冷凍サイクル装置は、
圧縮機→凝縮器→キャピラリチューブ→蒸発器→圧縮機
による冷媒循環通路を構成され、圧縮機のオン・オフ制
御、インバータ制御により冷却制御を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】年間を通して使用され
る家庭用冷蔵庫の多彩、緻密な作動・制御を可能にし、
家庭用冷蔵庫の高性能化と省エネルギを両立する要求
は、近年、高まっている。
【0004】しかしながら、上述の冷凍サイクル装置で
は、圧縮機のオン・オフ制御、インバータ制御だけで冷
却制御を行っているから、起動時の冷媒遅れ、運転停止
時の蒸発器に対する冷媒の流入を避けることができず、
熱損失により運転停止時間が短縮され、家庭用冷蔵庫の
高性能化と省エネルギ化を図ることに限度がある。
【0005】この発明は、上述の如き問題点を解消する
ためになされたもので、冷蔵庫の高性能化と省エネルギ
化を図るために冷凍サイクル装置で使用される電動式切
換弁、および冷蔵庫の高性能化と省エネルギを両立する
ことができる冷凍サイクル装置を提供することを目的と
している。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明による電動式切換弁は、弁
室の底面に開口した第1の入口ポート及び第2の入口ポ
ートと一つの出口ポートとを有する弁ハウジングと、前
記弁室内に回転変位可能に設けられ、前記弁室の底面に
当接する端面に、前記出口ポートと常時連通している連
通領域と連通していない非連通領域とに区分する隔壁部
を有する弁体と、前記弁室内に回転変位可能に設けら
れ、前記弁室の底面に当接する端面を前記出口ポートと
常時連通している連通領域と連通していない非連通領域
とに区分する隔壁部を前記端面に有する弁体と、前記弁
体を段階的に回転駆動可能な電動式アクチュエータとを
具備し、前記弁体は、前記電動式アクチュエータによる
段階的な回転駆動により、前記第1の入口ポートが前記
連通領域に対応し前記第2の入口ポートが前記非連通領
域に対応する第1の切換位置と、前記第1の入口ポート
と前記第2の入口ポートの双方が前記非連通領域に対応
する第2の切換位置と、前記第2の入口ポートが前記連
通領域に対応し前記第1の入口ポートが前記非連通領域
に対応する第3の切換位置との間に切換動作するもので
ある。
【0007】また、上述の目的を達成するために、請求
項2に記載の発明による電動式切換弁は、弁室の底面に
開口した第1の入口ポート及び第2の入口ポートと一つ
の出口ポートとを有する弁ハウジングと、前記弁室内に
回転変位可能に設けられ、前記弁室の底面に当接する端
面に、前記出口ポートと常時連通している連通領域と連
通していない非連通領域とに区分する隔壁部を有する弁
体と、前記弁室内に回転変位可能に設けられ、前記弁室
の底面に当接する端面を前記出口ポートと常時連通して
いる連通領域と連通していない非連通領域とに区分する
隔壁部を前記端面に有する弁体と、前記弁体を段階的に
回転駆動可能な電動式アクチュエータとを具備し、前記
弁体は、前記電動式アクチュエータによる段階的な回転
駆動により、前記第1の入口ポートが前記連通領域に対
応し前記第2の入口ポートが前記非連通領域に対応する
第1の切換位置と、前記第1の入口ポートと前記第2の
入口ポートの双方が前記非連通領域に対応する第2の切
換位置と、前記第2の入口ポートが前記連通領域に対応
し前記第1の入口ポートが前記非連通領域に対応する第
3の切換位置と、前記第1の入口ポートと前記第2の入
口ポートの双方が前記連通領域に対応する第4の切換位
置との間に切換動作するものである。
【0008】また、上述の目的を達成するために、請求
項3に記載の発明による冷凍サイクル装置は、圧縮機の
吐出側からの冷媒を主凝縮器と副凝縮器とに選択的に供
給し、これら主凝縮器及び副凝縮器から蒸発器を経て前
記圧縮機の吸入側に環流させる冷凍サイクル装置におい
て、前記主凝縮器及び前記副凝縮器と前記蒸発器との間
に請求項1に記載の電動式切換弁が介設されており、前
記第1の入口ポートに前記主凝縮器の下流側が接続され
ており、前記第2の入口ポートに前記副凝縮器の下流側
が接続されており、前記出口ポートに前記蒸発器の上流
側が接続されているものである。
【0009】また、上述の目的を達成するために、請求
項4に記載の発明による冷凍サイクル装置は、圧縮機の
吐出側からの冷媒を主凝縮器と副凝縮器とに選択的に供
給し、これら主凝縮器及び副凝縮器から蒸発器を経て前
記圧縮機の吸入側に環流させる冷凍サイクル装置におい
て、前記主凝縮器及び前記副凝縮器と前記蒸発器との間
に請求項2に記載の電動式切換弁が介設されており、前
記第1の入口ポートに前記主凝縮器の下流側が接続され
ており、前記第2の入口ポートに前記副凝縮器の下流側
が接続されており、前記出口ポートに前記蒸発器の上流
側が接続されているものである。
【0010】また、請求項5に記載の発明による冷凍サ
イクル装置は、前記副凝縮器が前記主凝縮器の下流側よ
り分岐した冷媒通路に接続され、前記第2の入口ポート
と前記蒸発器の上流側との間にキャピラリチューブが接
続されているものである。
【0011】請求項1に記載の発明による電動式切換弁
では、弁体が電動式アクチュエータによって段階的に回
転駆動されることにより、第1の切換位置〜第3の切換
位置の3位置が得られ、第1の切換位置では第1の入口
ポートのみが出口ポートに連通接続され、第2の切換位
置では第1の入口ポートと第2の入口ポートの双方が出
口ポートに連通接続されない全閉状態になり、第3の切
換位置では第2の入口ポートのみが出口ポートに連通接
続される。
【0012】請求項2に記載の発明による電動式切換弁
では、弁体が電動式アクチュエータによって段階的に回
転駆動されることにより、第1の切換位置〜第4の切換
位置の4位置が得られ、第1の切換位置では第1の入口
ポートのみが出口ポートに連通接続され、第2の切換位
置では第1の入口ポートと第2の入口ポートの双方が出
口ポートに連通接続されない全閉状態になり、第3の切
換位置では第2の入口ポートのみが出口ポートに連通接
続され、第4の切換位置では第1の入口ポートと第2の
入口ポートの双方が出口ポートに連通接続される全開状
態になる。
【0013】請求項3に記載の発明による冷凍サイクル
装置では、電動式切換弁の弁体が電動式アクチュエータ
によって段階的に回転駆動されることにより、第1の切
換位置〜第3の切換位置による3個の運転モードが得ら
れ、第1の切換位置では主凝縮器が有効になる第1の運
転モードが、第2の切換位置では主、副凝縮器と蒸発器
との間で冷媒通路が閉じられた第2の運転モード(停止
モード)が、第3の切換位置では主凝縮器と副凝縮器と
が直列に接続されて完全に有効になる第3の運転モード
が得られ、運転条件に応じて運転モードを切換設定する
ことができる。
【0014】請求項4に記載の発明による冷凍サイクル
装置では、電動式切換弁の弁体が電動式アクチュエータ
によって段階的に回転駆動されることにより、第1の切
換位置〜第4の切換位置による4個の運転モードが得ら
れ、第1の切換位置では主凝縮器が有効になる第1の運
転モードが、第2の切換位置では主、副凝縮器と蒸発器
との間で冷媒通路が閉じられた第2の運転モード(停止
モード)が、第3の切換位置では主凝縮器と副凝縮器と
が直列に接続されて完全に有効になる第3の運転モード
が得られ、第4の切換位置では主凝縮器と副凝縮器とが
共に有効になる第4の運転モードが得られ、運転条件に
応じて運転モードを切換設定することができる。
【0015】請求項5に記載の発明による冷凍サイクル
装置では、副凝縮器が主凝縮器の下流側より分岐した冷
媒通路に接続され、電動式切換弁の第2の入口ポートと
前記蒸発器との間にキャピラリチューブが接続され、簡
易型の冷蔵庫用の冷凍サイクル装置が構成される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に添付の図を参照してこの発
明の実施の形態を詳細に説明する。図1はこの発明によ
る冷蔵庫用の冷凍サイクル装置の一つの実施の形態を示
している。冷蔵庫用の冷凍サイクル装置は、圧縮機1
と、主凝縮器(放熱器)2と、副凝縮器(放熱器)3
と、キャピラリチューブ(CT)4と、蒸発器5と、電
動式切換弁6とを有している。
【0017】圧縮機1の吐出側には冷媒通路7によって
主凝縮器2の上流側(入口側)が接続され、主凝縮器2
の下流側(出口側)より分岐した冷媒通路8に副凝縮器
3の上流側(入口側)が接続され、主凝縮器2の下流側
(出口側)は冷媒通路9によって電動式切換弁6の第1
の入口ポートBに接続され、副凝縮器3の下流側(出口
側)は冷媒通路10によって電動式切換弁6の第2の入
口ポートCに接続されている。電動式切換弁6の出口ポ
ートAにはキャピラリチューブ4、蒸発器5が順に接続
され、蒸発器5の出口側が冷媒通路11によって圧縮機
1の吸入側に接続されている。
【0018】つぎに、図2〜図5を参照してこの発明に
よる電動式切換弁6について説明する。電動式切換弁6
は弁ハウジング20に横断面形状が円形の弁室21を有
している。弁ハウジング20には、弁室21の底面(弁
座面)22の中心部に開口し弁室21の軸線方向に弁ハ
ウジング20を貫通する一つの出口ポートAと、弁室2
1の底面22の外周側領域に設けられ、互いに180度
回転変位した位置において弁室21の径方向に弁ハウジ
ング20を貫通する第1の入口ポートBと第2の入口ポ
ートCとが形成されている。
【0019】出口ポートAにはA継手23によってキャ
ピラリチューブ4の入口側が接続され、第1の入口ポー
トBにはB継手24によって主凝縮器2の出口側が接続
され、第2の入口ポートCにはC継手25によって副凝
縮器3の出口側が接続される。
【0020】弁室21内には円盤状の弁体26が回転変
位可能に設けられている。弁室21の底面22に対向す
る弁体26の端面には、出口ポートAと常時連通してい
る連通領域27と連通していない非連通領域28とに端
面を区分する長円形輪郭の隔壁部29が突出形成されて
おり、弁体26は隔壁部29の先端面にて弁室21の底
面22に摺接可能に当接している。
【0021】弁ハウジング20には、弁体26を段階的
に回転駆動する電動式アクチュエータとして、ステッピ
ングモータ30が取り付けられている。
【0022】ステッピングモータ30は、弁ハウジング
20に気密にろう付け固定された下蓋31と、下蓋31
上に気密に固着されたキャップ状のロータケース32
と、ロータケース32内に回転可能に設けられたマグネ
ット33およびロータ34と、ロータケース32の外側
に固定された円筒状のステータコイル35とを有してい
る。
【0023】弁体26は弁体ホルダ36に固定されてお
り、弁体ホルダ36は、ロータ34に回転方向には固定
(不動)状態で、軸線方向には変位可能に接続され、ロ
ータ34の回転を弁体26に伝える。また、ロータ34
と弁体ホルダ36との間には、弁体26を弁室21の底
面22に押し付ける圧縮コイルばね37が設けられてい
る。
【0024】弁体26は、ステッピングモータ30によ
る段階的な回転駆動により、第1の入口ポートBが連通
領域27に対応し、第2の入口ポートCが非連通領域2
8に対応する第1の切換位置(図5(a)参照)と、第
1の入口ポートBと第2の入口ポートCの双方が非連通
領域28に対応する第2の切換位置(図5(b)参照)
と、第2の入口ポートCが連通領域27に対応し、第1
の入口ポートBが非連通領域28に対応する第3の切換
位置(図5(c)参照)との間に切換動作し、3位置が
得られる。
【0025】つぎに、上述の構成による電動式切換弁6
を含む冷凍サイクル装置の動作について説明する。電動
式切換弁6の弁体26が電動式アクチュエータであるス
テッピングモータ30によって段階的に回転駆動される
ことにより、上述の第1の切換位置〜第3の切換位置の
3位置が得られ、図5(a)に示されている第1の切換
位置では、第1の出口ポートBだけが出口ポートAに連
通接続され、図5(b)に示されている第2の切換位置
では、第1の出口ポートBと第2の入口ポートCの双方
が出口ポートAに連通接続されず、図5(c)に示され
ている第3の切換位置では、第2の出口ポートCだけが
出口ポートAに連通接続される。
【0026】従って、第1の切換位置では主凝縮器2だ
けが有効に動作する第1の運転モードが、第2の切換位
置では主、副凝縮器2、3と蒸発器5との間で冷媒通路
が閉じられた第2の運転モード(停止モード)が、第3
の切換位置では主凝縮器2に加えて副凝縮器3も有効に
動作する第3の運転モードが得られる。
【0027】第1の運転モードと第3の運転モードは、
凝縮圧力、運転条件に応じて選択設定でき、圧縮機仕事
量(吐出圧低減、冷媒循環量の適正化、低減)により、
圧縮機電力を低減できる。第2の運転モード(停止モー
ド)では、主、副凝縮器2、3と蒸発器5との間で冷媒
通路が閉じらるから、運転停止時に、高温、高圧の冷媒
が蒸発器5に流入することを防止でき、運転停止時間の
延長、換言すれば、運転率の低減を図ることができる。
【0028】上述のような多彩、緻密な作動・制御によ
り、冷蔵庫の高性能化と省エネルギを両立することがで
きる。
【0029】図6〜図8はこの発明による電動式切換弁
の他の実施の形態を示している。なお、図6〜図8にお
いて、図1〜図5に対応する部分は、図1〜図5に付し
た符号と同一の符号を付けて、その説明を省略する。
【0030】この実施の形態では、第1の入口ポートB
と第2の入口ポートCが、弁室21の底面22の外周側
領域に設けられ、互いに90度回転変位した位置におい
て弁室21の径方向に弁ハウジング20を貫通している
こと、隔壁部29が90度の開き角による扇形輪郭に形
成され、連通領域27に第1の入口ポートBと第2の入
口ポートCとを同時に対応させることができる構造にな
っている。その他の構造、構成は上述の実施の形態のも
のと同一である。
【0031】したがって、弁体26は、ステッピングモ
ータ30による段階的な回転駆動により、第1の入口ポ
ートBが連通領域27に対応し、第2の入口ポートCが
非連通領域28に対応する第1の切換位置(図8(a)
参照)と、第1の入口ポートBと第2の入口ポートCの
双方が非連通領域28に対応する第2の切換位置(図8
(b)参照)と、第2の入口ポートCが連通領域27に
対応し、第1の入口ポートBが非連通領域28に対応す
る第3の切換位置(図8(c)参照)と、第1の入口ポ
ートBと第2の入口ポートCの双方が連通領域27に対
応する第4の切換位置(図8(d)参照との間に切換動
作し、4位置が得られる。
【0032】つぎに、上述の構成による電動式切換弁6
を含む冷凍サイクル装置の動作について説明する。電動
式切換弁6の弁体26が電動式アクチュエータであるス
テッピングモータ30によって段階的に回転駆動される
ことにより、上述の第1の切換位置〜第4の切換位置の
3位置が得られ、図8(a)に示されている第1の切換
位置では、第1の出口ポートBだけが出口ポートAに連
通接続され、図8(b)に示されている第2の切換位置
では、第1の出口ポートBと第2の入口ポートCの双方
が出口ポートAに連通接続されず、図8(c)に示され
ている第3の切換位置では、第2の出口ポートCだけが
出口ポートAに連通接続され、図8(d)に示されてい
る第4の切換位置では、第1の出口ポートBと第2の入
口ポートCの双方が出口ポートAに連通接続される。
【0033】従って、第1の切換位置では主凝縮器2だ
けが有効に動作する第1の運転モードが、第2の切換位
置では主、副凝縮器2、3と蒸発器5との間で冷媒通路
が閉じられた第2の運転モード(停止モード)が、第3
の切換位置では主凝縮器2と副凝縮器3とが直列に接続
されて双方が有効に動作する第3の運転モードが、第4
の切換位置では主凝縮器2と副凝縮器3とが直列且つ並
列に接続されて双方が有効に動作する第4の運転モード
が得られる。
【0034】第1の運転モードと第3の運転モードは、
凝縮圧力、運転条件に応じて選択設定でき、圧縮機仕事
量(吐出圧低減、冷媒循環量の適正化、低減)により、
圧縮機電力を低減できる。第2の運転モード(停止モー
ド)では、主、副凝縮器2、3と蒸発器5との間で冷媒
通路が閉じらるから、運転停止時に、高温、高圧の冷媒
が蒸発器5に流入することを防止でき、運転停止時間の
延長、換言すれば、運転時間の短縮を図ることができ
る。また、第4の運転モードでは、全凝縮運転状態が得
られ、起動時等、冷媒の状態が不安定である時に、必要
冷媒流量を確保でき、冷却効果優先の冷媒遅れがない起
動が行われるようになる。
【0035】従って、この場合も、多彩、緻密な作動・
制御により、冷蔵庫の高性能化と省エネルギを両立する
ことができる。
【0036】
【発明の効果】以上の説明から理解される如く、請求項
1に記載の発明による電動式切換弁によれば、弁体が電
動式アクチュエータによって段階的に回転駆動されるこ
とにより、第1の切換位置〜第3の切換位置の3位置が
得られ、第1の切換位置では第1の入口ポートのみが出
口ポートに連通接続され、第2の切換位置では第1の入
口ポートと第2の入口ポートの双方が出口ポートに連通
接続されない全閉状態になり、第3の切換位置では第2
の入口ポートのみが出口ポートに連通接続されるから、
冷蔵庫用等の冷凍サイクル装置での使用で、多彩、緻密
な作動・制御を行え、冷蔵庫等の高性能化と省エネルギ
を両立することが可能になる。
【0037】また、請求項2に記載の発明による電動式
切換弁によれば、弁体が電動式アクチュエータによって
段階的に回転駆動されることにより、第1の切換位置〜
第4の切換位置の4位置が得られ、第1の切換位置では
第1の入口ポートのみが出口ポートに連通接続され、第
2の切換位置では第1の入口ポートと第2の入口ポート
の双方が出口ポートに連通接続されない全閉状態にな
り、第3の切換位置では第2の入口ポートのみが出口ポ
ートに連通接続され、第4の切換位置では第1の入口ポ
ートと第2の入口ポートの双方が出口ポートに連通接続
される全開状態になるから、冷蔵庫用等の冷凍サイクル
装置での使用で、多彩、緻密な作動・制御を行え、冷蔵
庫等の高性能化と省エネルギを両立することが可能にな
る。
【0038】請求項3に記載の発明による冷凍サイクル
装置によれば、電動式切換弁の弁体が電動式アクチュエ
ータによって段階的に回転駆動されることにより、第1
の切換位置〜第3の切換位置による3個の運転モードが
得られ、第1の切換位置では主凝縮器が有効になる第1
の運転モードが、第2の切換位置では主、副凝縮器と蒸
発器との間で冷媒通路が閉じられた第2の運転モード
(停止モード)が、第3の切換位置では副凝縮器が有効
になる第3の運転モードが得られ、運転条件に応じて運
転モードを切換設定することができるから、多彩、緻密
な作動・制御が行われ、冷蔵庫等の高性能化と省エネル
ギを両立することが可能になる。
【0039】請求項4に記載の発明による冷凍サイクル
装置によれば、電動式切換弁の弁体が電動式アクチュエ
ータによって段階的に回転駆動されることにより、第1
の切換位置〜第4の切換位置による4個の運転モードが
得られ、第1の切換位置では主凝縮器が有効になる第1
の運転モードが、第2の切換位置では主、副凝縮器と蒸
発器との間で冷媒通路が閉じられた第2の運転モード
(停止モード)が、第3の切換位置では主凝縮器と副凝
縮器とが直列に接続されて完全に有効になる第3の運転
モードが得られ、第4の切換位置では主凝縮器と副凝縮
器とが共に有効になる第4の運転モードが得られ、運転
条件に応じて運転モードを切換設定することができるか
ら、多彩、緻密な作動・制御が行われ、冷蔵庫等の高性
能化と省エネルギを両立することが可能になる。
【0040】請求項5に記載の発明による冷凍サイクル
装置では、副凝縮器が主凝縮器の下流側より分岐した冷
媒通路に接続され、電動式切換弁の第2の入口ポートと
前記蒸発器との間にキャピラリチューブが接続され、簡
易型の冷蔵庫用の冷凍サイクル装置が構成され、冷蔵庫
用の冷凍サイクル装置において、多彩、緻密な作動・制
御が行われ、冷蔵庫の高性能化と省エネルギを両立する
ことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による冷凍サイクル装置の一つの実施
の形態を示す構成図である。
【図2】この発明による電動式切換弁の一つの実施の形
態を示す断面図である。
【図3】この発明による電動式切換弁の一つの実施の形
態の弁座面部分の斜視図である。
【図4】この発明による電動式切換弁の一つの実施の形
態の弁体の斜視図である。
【図5】(a)〜(c)はこの発明による電動式切換弁
の一つの実施の形態の各切換位置状態を示す図である。
【図6】この発明による電動式切換弁の他の実施の形態
の弁座面部分の斜視図である。
【図7】この発明による電動式切換弁の他の実施の形態
の弁体の斜視図である。
【図8】(a)〜(d)はこの発明による電動式切換弁
の他の実施の形態の各切換位置状態を示す図であるる。
【符号の説明】
1 圧縮機 2 主凝縮器 3 副凝縮器 4 キャピラリチューブ 5 蒸発器 6 電動式切換弁 20 弁ハウジング 21 弁室 26 弁体 27 連通領域 28 非連通領域 29 隔壁部 30 ステッピングモータ A 出口ポート B 第1の入口ポート C 第2の入口ポート

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁室の底面に開口した第1の入口ポート
    及び第2の入口ポートと一つの出口ポートとを有する弁
    ハウジングと、 前記弁室内に回転変位可能に設けられ、前記弁室の底面
    に当接する端面に、前記出口ポートと常時連通している
    連通領域と連通していない非連通領域とに区分する隔壁
    部を有する弁体と、 前記弁室内に回転変位可能に設けられ、前記弁室の底面
    に当接する端面を前記出口ポートと常時連通している連
    通領域と連通していない非連通領域とに区分する隔壁部
    を前記端面に有する弁体と、 前記弁体を段階的に回転駆動可能な電動式アクチュエー
    タと、 を具備し、 前記弁体は、前記電動式アクチュエータによる段階的な
    回転駆動により、前記第1の入口ポートが前記連通領域
    に対応し前記第2の入口ポートが前記非連通領域に対応
    する第1の切換位置と、前記第1の入口ポートと前記第
    2の入口ポートの双方が前記非連通領域に対応する第2
    の切換位置と、前記第2の入口ポートが前記連通領域に
    対応し前記第1の入口ポートが前記非連通領域に対応す
    る第3の切換位置との間に切換動作することを特徴とす
    る電動式切換弁。
  2. 【請求項2】 弁室の底面に開口した第1の入口ポート
    及び第2の入口ポートと一つの出口ポートとを有する弁
    ハウジングと、 前記弁室内に回転変位可能に設けられ、前記弁室の底面
    に当接する端面に、前記出口ポートと常時連通している
    連通領域と連通していない非連通領域とに区分する隔壁
    部を有する弁体と、 前記弁室内に回転変位可能に設けられ、前記弁室の底面
    に当接する端面を前記出口ポートと常時連通している連
    通領域と連通していない非連通領域とに区分する隔壁部
    を前記端面に有する弁体と、 前記弁体を段階的に回転駆動可能な電動式アクチュエー
    タと、 を具備し、 前記弁体は、前記電動式アクチュエータによる段階的な
    回転駆動により、前記第1の入口ポートが前記連通領域
    に対応し前記第2の入口ポートが前記非連通領域に対応
    する第1の切換位置と、前記第1の入口ポートと前記第
    2の入口ポートの双方が前記非連通領域に対応する第2
    の切換位置と、前記第2の入口ポートが前記連通領域に
    対応し前記第1の入口ポートが前記非連通領域に対応す
    る第3の切換位置と、前記第1の入口ポートと前記第2
    の入口ポートの双方が前記連通領域に対応する第4の切
    換位置との間に切換動作することを特徴とする電動式切
    換弁。
  3. 【請求項3】 圧縮機の吐出側からの冷媒を主凝縮器と
    副凝縮器とに選択的に供給し、これら主凝縮器及び副凝
    縮器から蒸発器を経て前記圧縮機の吸入側に環流させる
    冷凍サイクル装置において、 前記主凝縮器及び前記副凝縮器と前記蒸発器との間に請
    求項1に記載の電動式切換弁が介設されており、 前記第1の入口ポートに前記主凝縮器の下流側が接続さ
    れており、 前記第2の入口ポートに前記副凝縮器の下流側が接続さ
    れており、 前記出口ポートに前記蒸発器の上流側が接続されている
    ことを特徴とする冷凍サイクル装置。
  4. 【請求項4】 圧縮機の吐出側からの冷媒を主凝縮器と
    副凝縮器とに選択的に供給し、これら主凝縮器及び副凝
    縮器から蒸発器を経て前記圧縮機の吸入側に環流させる
    冷凍サイクル装置において、 前記主凝縮器及び前記副凝縮器と前記蒸発器との間に請
    求項2に記載の電動式切換弁が介設されており、 前記第1の入口ポートに前記主凝縮器の下流側が接続さ
    れており、 前記第2の入口ポートに前記副凝縮器の下流側が接続さ
    れており、 前記出口ポートに前記蒸発器の上流側が接続されている
    ことを特徴とする冷凍サイクル装置。
  5. 【請求項5】 前記副凝縮器は前記主凝縮器の下流側よ
    り分岐した冷媒通路に接続され、前記第2の入口ポート
    と前記蒸発器の上流側との間にキャピラリチューブが接
    続されていることを特徴とする請求項3または4に記載
    の冷凍サイクル装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114352768A (zh) * 2020-09-28 2022-04-15 青岛海尔电冰箱有限公司 电动切换阀、制冷系统及冰箱

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN114352768A (zh) * 2020-09-28 2022-04-15 青岛海尔电冰箱有限公司 电动切换阀、制冷系统及冰箱
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