JP2001153425A - 車両用空調装置 - Google Patents

車両用空調装置

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JP2001153425A
JP2001153425A JP34086999A JP34086999A JP2001153425A JP 2001153425 A JP2001153425 A JP 2001153425A JP 34086999 A JP34086999 A JP 34086999A JP 34086999 A JP34086999 A JP 34086999A JP 2001153425 A JP2001153425 A JP 2001153425A
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和仁 宮川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 吐出冷媒流量が所定流量となるように吐出容
量を可変制御する容量型圧縮機を有する車両用空調装置
において、空調フィーリングの悪化を防止する。 【解決手段】 PID制御式により決定されたPID制
御値とエンジン回転数基づいて決定されたマップ制御値
とを比較し、両制御値のうち小さい方の制御値にて圧縮
機100の吐出容量を制御する制御バルブ110(励磁
コイル133)を駆動するので、熱負荷の変化に対して
直ぐに追従して圧縮機100の吐出容量を変化させるこ
とができ、空調フィーリングの悪化を防止することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、可変容量型の圧縮
機を有する車両用空調装置に関するもので、走行用エン
ジン(内燃機関)から駆動力を得て稼働する圧縮機を有
するものに適用して有効である。
【0002】
【従来の技術】可変容量型の圧縮機を有する車両用空調
装置として、例えば7−9843号公報に記載の発明で
は、圧縮機の吸入圧が所定値となるように圧縮機の吐出
容量を可変制御している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記公報に記
載の発明では、圧縮機の吸入圧に基づいて吐出容量を制
御しているので、例えば車両加速時等のエンジン負荷が
大きくなるときに、吐出容量を減少させて圧縮機の駆動
力を軽減し、エンジン負荷を軽減するといった制御をす
ることが難しい。
【0004】そこで、発明者等は、圧縮機から吐出され
る吐出冷媒流量が所定流量となるように圧縮機の吐出容
量を機械的に制御する車両用空調装置を検討したが、こ
の車両用空調装置では、以下に述べる課題が新たに発生
した。
【0005】すなわち、車両用空調装置では、蒸発器を
通過した空気の温度が所定温度(例えば3℃)となるよ
うに蒸発器の冷凍能力を制御することが望ましい。そこ
で、通常、蒸発器通過後の空気温度(サーミスタ等の温
度検出手段の検出温度)、並びに予め設定された比例ゲ
イン、積分時間及び微分時間等の定数値に基づいて圧縮
機の吐出容量をPID制御式により演算し、その演算結
果に基づいて圧縮機の吐出容量を実際に可変制御する
が、PID制御式により制御目標吐出容量を決定する
と、例えばエンジンの回転数(圧縮機の回転数)や送風
量等の蒸発器の熱負荷を決定する要因が急激に変化して
も、PID制御式により決定された制御目標吐出容量
は、熱負荷の変化に追従して直ぐに変化しないので、空
調フィーリング(空調感)の悪化を招く。
【0006】一方、熱負荷の変化に対して直ぐに追従し
て制御目標吐出容量が変化するように比例ゲイン、積分
時間及び微分時間等の定数値を設定すると、僅かな熱負
荷の変化に対して制御目標吐出容量が変化してしまうの
で、却って、空調フィーリングの悪化を招く可能性があ
る。
【0007】本発明は、上記点に鑑み、可変容量型の圧
縮機を有する車両用空調装置において、空調フィーリン
グの悪化を防止することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、請求項1に記載の発明では、冷媒を吸入
圧縮するとともに、吐出冷媒流量が目標吐出冷媒流量と
なるように機械的に吐出容量を変化させることができる
可変容量型の圧縮機(100)、及び冷媒と室内に吹き
出す空気とを熱交換する熱交換器(9)を有する蒸気圧
縮式冷凍サイクル(Rc)と、圧縮機(100)及び圧
縮機(100)以外の車両機器に動力を供給する駆動源
(E/G)と、熱交換器(9)を通過した空気の温度を
検出する温度検出手段(26)と、目標吐出冷媒流量を
決定する吐出容量決定手段(S140)と、温度検出手
段(26)の検出温度(Te)、並びに予め設定された
比例ゲイン、積分時間及び微分時間からなる定数値に基
づいて圧縮機(100)の吐出容量をPID制御式によ
り決定するPID制御式演算手段(S120)と、熱交
換器(9)を通過した空気の温度と相関関係を有する測
定可能な物理量に基づいて一義的に圧縮機(100)の
吐出容量を決定するマップ演算手段(S130)とを備
え、吐出容量決定手段(S140)は、PID制御式演
算手段(S120)により決定されたPID制御値とマ
ップ演算手段(S130)により決定されたマップ制御
値とを比較して圧縮機(100)の吐出容量を制御する
ことを特徴とする。
【0009】これにより、熱負荷が変化したときにマッ
プ制御値を選択して圧縮機(100)の吐出容量を制御
すれば、熱負荷の変化に対して直ぐに追従して圧縮機1
00の吐出容量を変化させることが可能となるので、空
調フィーリングの悪化を防止することが可能となる。
【0010】ところで、PID制御値が熱負荷の変化に
直ぐに追従変化しない場合の多くは、後述するように、
熱負荷が急激に減少するように変化した場合である。
【0011】そこで、請求項2に記載の発明では、吐出
容量決定手段(S140)は、PID制御値及びマップ
制御値のうち小さい方の値に基づいて圧縮機(100)
の吐出容量を制御することを特徴としているので、熱負
荷の変化に対して直ぐに追従して圧縮機(100)の吐
出容量を変化させることができ、空調フィーリングの悪
化を防止することができる。
【0012】請求項3に記載の発明では、吐出容量決定
手段(S140)は、圧縮機(100)の起動後、所定
時間が経過するまでの間は、圧縮機(100)の吐出容
量を最大とし、圧縮機(100)の起動後、所定時間が
経過した後は、PID制御値及びマップ制御値のうち小
さい方の値に基づいて圧縮機(100)の吐出容量を制
御することを特徴とする。
【0013】これにより、空調装置起動直後のクールダ
ウン時においては最大冷凍(冷房))能力を発揮するこ
とができ、クールダウン終了後においては、熱負荷の変
化に対して直ぐに追従して圧縮機(100)の吐出容量
を変化させることができるので、空調フィーリングの悪
化を防止することができる。
【0014】なお、請求項4に記載の発明のごとく、測
定可能な物理量として駆動源(E/G)の回転数を用い
てもよい。
【0015】また、請求項5に記載の発明のごとく、測
定可能な物理量として温度検出手段(26)の検出温度
(Te)を用いてもよい。
【0016】因みに、上記各手段の括弧内の符号は、後
述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す
一例である。
【0017】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)図1は本実施形
態に係る車両用空調装置1の模式図であり、空気流路を
なす空調ケーシング2の空気上流側部位には、車室内気
を吸入するための内気吸入口3と外気を吸入するための
外気吸入口4とが形成されるとともに、これらの吸入口
3、4の開口割合を調節する吸入口切換ドア(内外気調
節手段)5が設けられている。
【0018】この吸入口切換ドア5の下流側部位には、
空気中の塵埃を取り除くフィルタF及び遠心式の送風機
7が配設されており、この送風機7により両吸入口3、
4から吸入された空気が、後述する各吹出口14、1
5、17に向けて送風されている。送風機7の空気下流
側には、空気冷却手段をなす蒸発器9が配設されてお
り、送風機7により送風された空気は全てこの蒸発器9
を通過する。
【0019】蒸発器9の空気下流側には、空気加熱手段
をなすヒータコア10が配設されており、このヒータコ
ア10は、エンジン11の冷却水を熱源として空気を加
熱している。なお、蒸発器9は、冷媒を蒸発させること
により冷凍能力(冷房能力)を発揮する蒸気圧縮式冷凍
サイクル(以下、冷凍サイクルと略す。)の低圧側の熱
交換器であり、冷凍サイクルについては後述する。
【0020】また、空調ケーシング2には、ヒータコア
10をバイパスするバイパス通路12が形成されてお
り、ヒータコア10の空気上流側には、ヒータコア10
を通る風量とバイパス通路12を通る風量との風量割合
を調節するエアミックスドア13が配設されている。こ
の風量割合の調節は、このエアミックスドア13の開度
を調節することにより調節される。
【0021】また、空調ケーシング2の最下流側部位に
は、車室内乗員の上半身に空調空気を吹き出すためのフ
ェイス吹出口14と、車室内乗員の足元に空気を吹き出
すためのフット吹出口15と、フロントガラス16の内
面に向かって空気を吹き出すためのデフロスタ吹出口1
7とが形成されている。
【0022】そして、上記各吹出口14、15、17の
空気上流側部位には、各吹出口14、15、17の開口
度合いを調節して吹出モードを切り換える吹出モード切
換ドア18、19、20が配設されている。なお、これ
らの吹出モード切換ドア18、19、20、吸入口切換
ドア5及びエアミックスドア13は、サーボモータ等の
駆動手段M1〜M2により開閉制御され、駆動手段M1
〜M2並びに送風機7(のモータM3)は、図2に示す
ように、電子制御装置(ECU)21により制御され
る。
【0023】次に、冷凍サイクルについて述べる。
【0024】図3は冷凍サイクルRcの模式図を示して
おり、100は走行用エンジンE/Gから駆動力を得て
冷媒を吸入圧縮する圧縮機であり、この圧縮機100
は、図4に示すように、駆動力を断続可能に伝達する電
磁クラッチ等のクラッチ手段101を介して駆動力を得
ている。なお、圧縮機100の構造は、後述する。
【0025】また、図3中、200は圧縮機100から
吐出した高温高圧の冷媒と室外空気との間で熱交換して
冷媒を冷却凝縮させる凝縮器(放熱器)であり、300
は凝縮器200から流出した冷媒を減圧する減圧器であ
る。なお、減圧器300は蒸発器9の冷媒出口側におけ
る冷媒加熱度が所定値となるように開度を調節する、い
わゆる温度式膨張弁である。
【0026】なお、ECU21には、乗員が希望する室
内温度を乗員が設定入力する温度設定手段22の設定温
度Tset、室内空気の温度を検出する内気温センサ
(内気温度検出手段)23の検出温度Tin、室外空気
の温度を検出する外気温センサ(外気温度検出手段)2
4の検出温度Tout、室内に降り注がれる日射量を検
出する日射センサ25の検出値、及び蒸発器9を通過し
た直後の空気温度を検出する温度センサ(温度検出手
段)26の検出温度Te等の空調センサ信号が入力され
ている。なお、温度センサ23、24、26はサーミス
タ等の温度により電気抵抗値が変化するものを採用して
いる。
【0027】次に、圧縮機100の構造について述べ
る。
【0028】圧縮機100は、図4に示すように、周知
の可変容量式の斜板型圧縮機であり、回転するシャフト
102に対して傾いた斜板103をシャフト102と一
体的に回転させることによりシュー104を介して斜板
103に連結された複数本(本実施形態では、6本)の
ピストン105を往復運動させて作動室Vcの体積を拡
大縮小させて冷媒を吸入圧縮するものである。そして、
圧縮機100の吐出容量を変化させる場合には、斜板1
03が収納された斜板室(制御圧室)106内の圧力を
変化させて斜板103の傾斜角度を変化させてピストン
105のストローク(行程)を変化させる。なお、斜板
室106は、オリフィス等の絞り手段を有する通路手段
を介して圧縮機の吸入側と連通している。
【0029】また、107は各作動室Vcから吐出され
た冷媒を集合回収するとともに、脈動を平滑化する第1
吐出室であり、108は第1吐出室107内の冷媒を吐
出口109に導く第2吐出室であり、両吐出室107、
108は所定の穴径を有する連通路(図示せず。)を介
して連通している。このため、冷媒が連通路を流通する
際に圧力損失が発生し、第2吐出室108内の圧力は第
1圧力室107内の圧力より低くなる。
【0030】また、図5は、斜板室(制御圧室)106
内の圧力を制御する制御バルブ(吐出容量制御手段)1
10の断面図である。この制御バルブ110は、圧縮機
100内に形成された第1吐出室107と第2吐出室1
08との差圧が所定の圧力差(以下、この圧力差を制御
目標圧力差と呼ぶ。)Δpとなるように稼働する第1制
御部120と、第1制御部120の作動を規制して制御
目標圧力差Δpを制御する第2制御部130とからなる
ものである。
【0031】先ず、第1制御部120について述べる。
121は第1吐出室107内の圧力が導かれる第1制御
室であり、122は第2吐出室108内の圧力が導かれ
る第2制御室である。そして、両制御室121、122
は、摺動可能な仕切り部材123により仕切られてお
り、第1制御室121内には、第1制御室121の体積
を拡大する向きに仕切り部材123を押圧する力(弾性
力)を発揮するコイルスプリング(弾性手段)124が
配設されている。このため、仕切り部材123に形成さ
れたプッシュロッド125には、両制御室121、12
2の圧力差による力及びコイルスプリング124の弾性
力が作用しているとともに、その力(以下、この力を開
弁力)の向きは、第1制御室121内の圧力が第2制御
室122より大きいことから第1制御室121の体積が
増大する向き(紙面左向き)である。なお、プッシュロ
ッド125の移動量は微少であるので、コイルスプリン
グ124が仕切り部材123(プッシュロッド)125
に及ぼす力は略一定値と見なすことができる。
【0032】一方、第2制御部130は、開弁力に対向
する力(以下、この力を閉弁力と呼ぶ。)を弁体131
に作用させるもので、弁体131は圧縮機100の吐出
圧(第2吐出室108の圧力)を斜板室106に導く制
御圧通路140の連通状態を制御するものである。
【0033】また、132は励磁コイル133により誘
起された磁界によって発生した電磁吸引力により可動す
るプランジャ(可動鉄心)であり、134はプランジャ
132と引き合うストッパ(固定鉄心)であり、135
は電磁吸引力と対向する力を発生するコイルスプリング
(弾性手段)である。なお、プランジャ132の移動量
は微少であるので、コイルスプリング135がプランジ
ャ132に及ぼす力は略一定値と見なすことができる。
【0034】そして、プランジャ132と弁体131と
は一体化されており、励磁コイル133に通電する通電
比率(デューティ比)を制御することにより、デューテ
ィ比に略比例した閉弁力(電磁吸引力)を得ることがで
きる。なお、励磁コイル133に通電するデューティ比
はECU(空調制御手段)21により制御される。
【0035】したがって、デューティ比を大きくして閉
弁力を増大させると、弁体131を紙面右側に移動して
制御圧通路140を絞るので、斜板室106内の圧力が
低下して圧縮機100の吐出容量が増大する。逆に、デ
ューティ比を小さくして閉弁力を減少させると、弁体1
31を紙面左側に移動して制御圧通路140を開くの
で、斜板室106内の圧力が上昇して圧縮機100の吐
出容量が減少する。
【0036】一方、エンジンの回転数が上昇して圧縮機
100の回転数が上昇すると、これに連動して圧縮機1
00から吐出される吐出冷媒流量が上昇するが、吐出冷
媒流量が増大すると、第1、2制御室121、122間
の圧力差が大きくなるので、開弁力が大きくなり、プッ
シュロッド125及び弁体131が紙面左側に移動して
制御圧通路140が開き、圧縮機100の吐出容量が減
少していく。
【0037】逆に、エンジンの回転数が低下して圧縮機
100の回転数が低下すると、これに連動して圧縮機1
00から吐出される吐出冷媒流量が低下するが、吐出冷
媒流量が低下すると、第1、2制御室121、122間
の圧力差が小さくなるので、開弁力が小さくなり、プッ
シュロッド125及び弁体131が紙面右側に移動して
制御圧通路140が絞られ、圧縮機100の吐出容量が
増加していく。
【0038】このとき、プッシュロッド125及び弁体
131は閉弁力と開弁力とが釣り合う位置まで移動する
が、コイルスプリング124、135による力は一定値
であるので、プッシュロッド125及び弁体131は閉
弁力と開弁力とが釣り合う位置まで移動するとは、第
1、2制御室121、122間の圧力差が閉弁力(電磁
吸引力)によって一義的に決まる所定圧力差、つまり制
御目標圧力差Δpとなるまで圧縮機100の吐出容量が
機械的に変化することである。
【0039】したがって、デューティ比を制御すること
により、エンジンE/G(圧縮機100)の回転数によ
らず、圧縮機100から実際に吐出される吐出冷媒流量
を制御することができる。したがって、本実施形態で
は、デューティ比から決定される吐出冷媒流量を目標吐
出冷媒流量と呼び、デューティ比を決定することは目標
吐出流量を決定することを意味する。
【0040】次に、本実施形態の作動(ECU21の制
御作動)を図6に示すフローチャートに基づいて述べ
る。
【0041】車両空調装置の始動スイッチ(図示せ
ず。)が投入されると、各センサ23〜26の検出値及
び設定温度Tsetが読み込まれ(S100)、その読
込値から目標とする蒸発器9を通過した直後の空気温度
(目標温度Teo)、送風量、導入する室内空気と室外
空気との風量割合、及び吹出モードを決定する(S11
0)。
【0042】次に、温度センサ26の検出温度Teを基
に予め設定された比例ゲイン、積分時間及び微分時間等
の定数値に従って圧縮機100の吐出容量をPID制御
式により演算決定するとともに(S120)、図7に示
すマップに従ってエンジンE/Gの回転数(圧縮機10
0の回転数)に対して一義的に圧縮機100の吐出容量
を演算決定する(S130)。
【0043】なお、以下、S120(PID制御式演算
手段)により決定された圧縮機100の吐出容量に対応
する制御バルブ110(励磁コイル133)のデューテ
ィ比をPID制御値と呼び、S130(マップ演算手
段)により決定された圧縮機100の吐出容量に対応す
る制御バルブ110(励磁コイル133)のデューティ
比をマップ制御値と呼ぶ。
【0044】そして、PID制御値とマップ制御値とを
比較し(S140)、両制御値のうち小さい方の値で制
御バルブ110(励磁コイル133)を駆動する(S1
50)。
【0045】次に、本実施形態の特徴を述べる。
【0046】ところで、エンジンE/Gの回転数が変化
すると、圧縮機100の回転数が変化して蒸発器9(冷
凍サイクルRc)の冷凍能力が変化するため、冷凍能力
と蒸発器9での熱負荷との関係で蒸発器9から見ると、
エンジン回転数の変化は、熱負荷が変化したことに等し
い。
【0047】これに対して、本実施形態によれば、PI
D制御値とマップ制御値とを比較していずれかの制御値
を採用しているので、熱負荷が変化したときにマップ制
御値を選択して制御バルブ110(励磁コイル133)
を駆動すれば、熱負荷の変化に対して直ぐに追従して圧
縮機100の吐出容量を変化させることができ、空調フ
ィーリングの悪化を防止することができる。
【0048】ところで、比例ゲイン、積分時間及び微分
時間等の定数値は、空調装置の起動直後のクールダウン
(急速冷房)時等のように、大きな冷房能力(冷凍能
力)を必要とするときにおいて、的確なPID制御値を
決定することができるように設定されているので、熱負
荷が急激に減少するように変化した場合には、必ずしも
熱負荷の変化に追従して直ぐに変化しない。
【0049】これに対して、本実施形態によれば、PI
D制御値とマップ制御値とを比較し、両制御値のうち小
さい方の値で制御バルブ110(励磁コイル133)を
駆動するので、熱負荷の変化に対して直ぐに追従して圧
縮機100の吐出容量を変化させることができ、空調フ
ィーリングの悪化を防止することができる。
【0050】なお、両制御値のうち小さい方の値で制御
バルブ110(励磁コイル133)を駆動するので、熱
負荷が減少するように変化したときには、実質的に、制
御バルブ110(励磁コイル133)のデューティ比に
エンジン回転数によって一義的に決定される上限値を設
けたことに等しくなる。
【0051】なお、図7に示すマップは一例であり、こ
のマップは実車試験又は数値シミレーション等の実験的
手法により決定されるものである。また、本実施形態で
は、車速換算で約40km/h(図7のA点)でマップ
制御値が約100%となるように設定されている。
【0052】(第2実施形態)第1実施形態では、エン
ジン回転数によってマップ制御値を決定したが、本実施
形態は、図8に示すように、エンジン回転数及び送風機
7の送風量に基づいて一義的にマップ制御値を決定する
ようにしたものである。
【0053】これにより、より正確に蒸発器9の熱負荷
に応じてマップ制御値を決定することができるので、空
調フィーリングをさらに向上させることができる。
【0054】(第3実施形態)第1実施形態では、エン
ジン回転数によってマップ制御値を決定したが、本実施
形態は、図9に示すように、温度センサ26の検出温度
Teと蒸発器9を通過した直後の目標温度Teoとの温
度差(Te−Teo)に基づいて一義的にマップ制御値
を決定するようにしたものである。
【0055】これにより、より正確に蒸発器9の熱負荷
に応じてマップ制御値を決定することができるので、空
調フィーリングをさらに向上させることができる。
【0056】なお、本実施形態は、図9に示すように、
温度差(Te−Teo)に対して連続的にマップ制御値
を決定したが、図10に示すように、温度差(Te−T
eo)に対して段階的(階段状)にマップ制御値を決定
してもよい。
【0057】(第4実施形態)第1実施形態では、エン
ジン回転数によってマップ制御値を決定したが、本実施
形態は、図11(a)に示すように、圧縮機100(エ
ンジンE/G)の起動後、第1所定時間t1(本実施形
態では、約5分)が経過するまでの間は、圧縮機100
の吐出容量を最大(100%)とし、圧縮機100(エ
ンジンE/G)の起動後、第1所定時間t1が経過した
後第2所定時間t2(本実施形態では、起動後約15
分)までは、経過時間に応じてマップ制御値を小さくす
るようにしたものである。なお、図11(b)はエンジ
ンE/G(イグニッションスイッチ)のON−OFFを
示すチャートである。
【0058】これにより、圧縮機100の吐出容量は、
圧縮機100の起動後、第1所定時間t1が経過するま
での間は、圧縮機100の吐出容量を最大とし、圧縮機
100の起動後、第1所定時間t1が経過した後は、P
ID制御値及びマップ制御値のうち小さい方の値に基づ
いて制御されることとなる。
【0059】したがって、起動直後のクールダウン時に
おいては最大冷凍能力を発揮することができ、クールダ
ウン終了後においては、熱負荷の変化に対して直ぐに追
従して圧縮機100の吐出容量を変化させることができ
るので、空調フィーリングの悪化を防止することができ
る。
【0060】(その他の実施形態)上述の実施形態で
は、各センサ23〜26の検出値及び設定温度Tset
から蒸発器9を通過した直後の目標温度Teoを決定し
たが、目標温度Teoを固定値(例えば3℃)としても
よい。
【0061】また、上述の実施形態では、斜板型の圧縮
機を採用したが、本発明はこれに限定されるものではな
く、その他形式の圧縮機であってもよい。
【0062】また、第1、2実施形態では、エンジン回
転数との関係でマップ制御値を決定したが、エンジン回
転数に代えて車両速度としてもよい。
【0063】また、上述の実施形態では、エンジン回転
数や温度センサ26の検出温度Teと蒸発器9を通過し
た直後の目標温度Teoとの温度差(Te−Teo)等
の測定可能な物理量に基づいて一義的にマップ制御値を
決定したが、本発明はこれに限定されるものではなく、
蒸発器9に流入する空気温度や送風機7への印加電圧等
の蒸発器9を通過した空気の温度と相関関係を有する測
定可能な物理量であればよい。
【0064】また、上述の実施形態では、冷房運転を例
に本発明を説明したが、本発明はヒートポンプ式の暖房
運転にも適用することができる。なお、この場合は、特
許請求の範囲に記載された熱交換器は凝縮器200に対
応する。
【0065】さらに、上述の実施形態では、高圧側(吐
出圧)が冷媒の臨界圧力未満となる冷凍サイクルであっ
たが、本発明は、高圧側(吐出圧)が冷媒の臨界圧力以
上となる超臨界冷凍サイクルにも適用することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る車両用空調装置の
模式図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係る車両用空調装置の
制御系の模式図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係る車両用空調装置の
冷凍サイクルの模式図である。
【図4】本発明の第1実施形態に係る車両用空調装置に
適用される圧縮機の断面図である。
【図5】本発明の第1実施形態に係る車両用空調装置に
適用される圧縮機の制御バルブを示す断面図である。
【図6】本発明の第1実施形態に係る車両用空調装置の
作動を示すフローチャートである。
【図7】本発明の第1実施形態に係る車両用空調装置に
おけるマップ制御値を決定するマップである。
【図8】本発明の第2実施形態に係る車両用空調装置に
おけるマップ制御値を決定するマップである。
【図9】本発明の第3実施形態に係る車両用空調装置に
おけるマップ制御値を決定するマップである。
【図10】本発明の第3実施形態に係る車両用空調装置
におけるマップ制御値を決定するマップである。
【図11】(a)は本発明の第4実施形態に係る車両用
空調装置におけるマップ制御値を決定するマップであ
り、(b)はエンジンE/G(イグニッションスイッ
チ)のON−OFFを示すチャートである。
【符号の説明】 9…蒸発器、100…圧縮機、110…制御バルブ、2
00…凝縮器、300…減圧器。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷媒を吸入圧縮するとともに、吐出冷媒
    流量が目標吐出冷媒流量となるように機械的に吐出容量
    を変化させることができる可変容量型の圧縮機(10
    0)、及び冷媒と室内に吹き出す空気とを熱交換する熱
    交換器(9)を有する蒸気圧縮式冷凍サイクル(Rc)
    と、 前記圧縮機(100)及び前記圧縮機(100)以外の
    車両機器に動力を供給する駆動源(E/G)と、 前記熱交換器(9)を通過した空気の温度を検出する温
    度検出手段(26)と、 前記目標吐出冷媒流量を決定する吐出容量決定手段(S
    140)と、 前記温度検出手段(26)の検出温度(Te)、並びに
    予め設定された比例ゲイン、積分時間及び微分時間から
    なる定数値に基づいて前記圧縮機(100)の吐出容量
    をPID制御式により決定するPID制御式演算手段
    (S120)と、 前記熱交換器(9)を通過した空気の温度と相関関係を
    有する測定可能な物理量に基づいて一義的に前記圧縮機
    (100)の吐出容量を決定するマップ演算手段(S1
    30)とを備え、 前記吐出容量決定手段(S140)は、前記PID制御
    式演算手段(S120)により決定されたPID制御値
    と前記マップ演算手段(S130)により決定されたマ
    ップ制御値とを比較して前記圧縮機(100)の吐出容
    量を制御することを特徴とする車両用空調装置。
  2. 【請求項2】 前記吐出容量決定手段(S140)は、
    前記PID制御値及び前記マップ制御値のうち小さい方
    の値に基づいて前記圧縮機(100)の吐出容量を制御
    することを特徴とする請求項1に車両用空調装置。
  3. 【請求項3】 前記吐出容量決定手段(S140)は、
    前記圧縮機(100)の起動後、所定時間が経過するま
    での間は、前記圧縮機(100)の吐出容量を最大と
    し、前記圧縮機(100)の起動後、所定時間が経過し
    た後は、前記PID制御値及び前記マップ制御値のうち
    小さい方の値に基づいて前記圧縮機(100)の吐出容
    量を制御することを特徴とする請求項1に車両用空調装
    置。
  4. 【請求項4】 前記マップ演算手段(S130)は、前
    記測定可能な物理量として前記駆動源(E/G)の回転
    数を用いることを特徴とする請求項1ないし3のいすれ
    か1つに記載の車両用空調装置。
  5. 【請求項5】 前記マップ演算手段(S130)は、前
    記測定可能な物理量として前記温度検出手段(26)の
    検出温度(Te)を用いることを特徴とする請求項1な
    いし3のいすれか1つに記載の車両用空調装置。
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