JP2001153109A - 油圧シリンダ - Google Patents

油圧シリンダ

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JP2001153109A
JP2001153109A JP33678099A JP33678099A JP2001153109A JP 2001153109 A JP2001153109 A JP 2001153109A JP 33678099 A JP33678099 A JP 33678099A JP 33678099 A JP33678099 A JP 33678099A JP 2001153109 A JP2001153109 A JP 2001153109A
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piston
rod
bolt
hydraulic cylinder
piston rod
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JP33678099A
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English (en)
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Mitsuhiro Yoshimoto
光宏 吉本
Tomohiko Yasuoka
友彦 安岡
Akinori Ro
明徳 盧
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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  • Actuator (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】油圧シリンダにおいて、ピストンロッドに特別
な高強度材を用いたり熱処理をすることなく、簡単な構
造でピストン締結部分の強度を向上できるようにする。 【解決手段】ピストン4のピストンロッド3側の端面2
0に軸方向の嵌め合い部として凹所21を形成し、ピス
トン4の凹所21にピストンロッド3の先端を嵌入して
同軸性を確保する。また、ピストンロッド3の先端の端
面23に軸方向のボルトネジ穴24を開け、ピストン4
に軸方向のボルト貫通穴25を開け、ピストンロッド3
の先端の端面23にピストン4の端面20を対面接触し
た状態で、ボルト貫通穴25からボルトネジ穴24にボ
ルト22を差し込んで締め込むことでピストン4を固定
し、ピストンロッド3に締結されている。また、下穴先
端27を球状とし、境界部分28への応力集中を軽減す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は油圧シリンダに係わ
り、特に油圧建設機械等の油圧作業機械に使用される油
圧シリンダに関する。
【0002】
【従来の技術】油圧建設機械の代表例である油圧ショベ
ル等の油圧作業機械においては、作業部材を駆動するた
めのアクチュエータとして油圧シリンダが使用されてい
る。この油圧シリンダは、図19に示すように、シリン
ダ本体102と、シリンダ本体102内を移動するピス
トンロッド103と、ピストンロッド103の先端に設
けられ、シリンダ本体102内をロッド側のチャンバ1
07aとボトム側のチャンバ107bに区切るピストン
104とからなっている。このような油圧シリンダのピ
ストン締結構造は、一般に、例えば実公平7−1688
号公報、実開平6−62207号公報等に記載のように
なっている。即ち、ピストンロッド103の先端部分に
段差部103mを介して小径のピストン挿入部103j
を設け、ピストン挿入部103jの先端部分に雄ネジ部
103gを形成し、ピストン104をピストン挿入部1
03jに挿入し、ピストン104が段差部103mに当
接するようナット112を雄ネジ部103gに締め込む
ことでピストン104を固定し、ピストンロッド103
に締結している。また、図20に示すようなピストン締
結構造が提案されている。この例は実開昭57−203
103法公報に示されるものであり、小径のピストン挿
入部103jに更に環状溝103kを設け、ピストン1
04を段差部103mに当接するまで嵌合した状態で、
環状溝103kに円形リングを半径方向に2分割した半
リング形状のフランジ160を嵌合し、このフランジ1
60をピストン104にボルト170で固着することで
ピストン104を固定し、ピストンロッド103に締結
している。この場合、ピストン104によって区切られ
るシリンダ本体102内のチャンバ107a,107b
間を封止するためピストン挿入部103jとピストン1
04間にはOリング180を設けている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図19に示した油圧シ
リンダにおいては、ボトム側のチャンバ107bに圧油
が供給されるとピストンロッド103が図示左方に移動
して油圧シリンダが伸長し、ロッド側のチャンバ107
aに圧油を供給すると、ピストンロッド103が図示右
方に移動して油圧シリンダは収縮する。油圧ショベル等
の油圧作業機械ではこのような油圧シリンダの伸縮が頻
繁に行われ、その都度ピストン104にチャンバ107
a又は107bの圧力が作用する。
【0004】ところで、図19に示した従来のピストン
締結構造では、チャンバ107a又は107bの圧力が
ピストン104に作用するとき、ピストン104はピス
トン挿入部103jに設けた雄ネジ部103gにナット
112を閉め込むことにより締結されているため、チャ
ンバ107a又は107bの圧力はピストン挿入部10
3jの雄ネジ部103gの断面にかかることとなり、ピ
ストンロッド103はこの雄ネジ部103gより破損し
やすかった。
【0005】図21にピストン挿入部103jの雄ネジ
部103gに作用する最大主応力とネジ山数との関係を
示す。ここで、ネジ山数はナット112締め付け時の荷
重点、即ちピストン104とナット112の接触面から
数えたものである。この図から分かるように雄ネジ部1
03gには第1ネジ山部に最大の引張応力がかかりかつ
その引張張力はロッド側加圧時とボトム側加圧時とで繰
り返し増減し、雄ネジ部103gの破損は第1ネジ山部
で起こる。このため、ピストンロッド103の材質を高
強度材としたり、雄ネジ部103gに熱処理を施したり
して雄ネジ部103gの第1ネジ山部の強度をアップす
る必要があった。
【0006】また、図20に示した従来のピストン締結
構造では、ピストン104にかかる圧力はピストン挿入
部103jの環状溝103k部の断面で受けることにな
り、この部分から破損しやすく図13のものと同様にピ
ストンロッド103の強度アップが必要である。また、
この構造では、2個の半リング形状のフランジ160が
必要となり、更にピストン104によって分けられた2
つのチャンバ107a,107b間を封止するのにピス
トン挿入部103jとピストン104間にOリング18
0が必要となり、部品点数が多くなるという問題もあっ
た。
【0007】本発明の目的は、ピストンロッドに特別な
高強度材を用いたり熱処理をすることなく、簡単な構造
でピストン締結部分の強度を向上できるピストン締結構
造を備えた油圧シリンダを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】(1)上記目的を達成す
るために、本発明は、ピストンロッドの先端にピストン
を締結し、シリンダ本体内をロッド側のチャンバとボト
ム側のチャンバに区分した油圧シリンダにおいて、前記
ピストンロッドの先端の端面にピストンのロッド側の端
面を少なくとも部分的に対面接触させた状態で、ピスト
ンに開けられたボルト貫通穴からピストンロッドに設け
られたボルトネジ穴にボルトを差し込んで締め込み、こ
のボルトでピストンをピストンロッドに直接固定すると
共に、前記ボルトネジ穴の下穴の先端部分の軸方向形状
を応力集中している剪断力を軽減する形状としたものと
する。
【0009】このようにピストンをピストンロッドにボ
ルトで直接固定することにより、油圧シリンダの動作
時、ピストンにかかる力はボルトで受けることとなり、
ボルトに引張応力が作用するが、ボルトには通常の高強
度のボルトが使用でき、かつその材質をより強いものに
することは容易であるため、引張応力に対して十分な強
度が得られる。また、ピストンロッドのボルトネジ穴側
は、ネジ部が雌ネジでありかつこのネジ部に圧縮応力が
作用するため、通常のピストンロッドの材質で十分な強
度が得られる。このため、ピストンロッドに高強度材を
用いる必要が無く、熱処理による強度アップも必要無く
なるので、低コストな材料で安価にピストンロッドを作
れる。また、ボルトで直接固定するので、外力に対する
疲労強度も向上し、簡単な構造でピストン締結部分の強
度を向上し、ピストンロッドの寿命を向上できる。
【0010】また、ボルトで直接固定するので、最少部
品点数で構成できる。
【0011】更に、従来の小径のピストン挿入部が不要
となるため、ピストンロッドに余分の段差を付ける必要
がなく、段差部での破損の問題も低減する。
【0012】以上は特願平10−149467号の提案
による先願発明の構成に基づく作用である。本発明は、
この先願発明を改良し、ピストン締結構造の強度向上の
効果を確実なものとするものである。
【0013】つまり、上記のようにピストンロッドにボ
ルトネジ穴を開けてピストンをボルトで締結する場合、
ボルトネジ穴の下穴の先端形状を通常の円錐面形状のま
まにすると、頻繁に行われる油圧シリンダの伸縮でピス
トンロッドにかかる圧縮荷重と引張荷重の繰り返し荷重
が下穴先端の円錐面と下穴本体の円筒面との境界(エッ
ジ部)に集中し、そこに応力集中によるクラックが発生
し、ピストンロッドの破損に至る恐れがある。これに対
し、上記のようにボルトネジ穴の下穴の先端部分の軸方
向形状を応力集中を軽減する形状とすることにより、そ
のようなクラックが起こりにくくなり、ピストン締結部
分の強度の向上を確実なものにできる。
【0014】(2)上記(1)において、好ましくは、
前記ボルトネジ穴の下穴先端の形状を球状とする。
【0015】これにより、ボルトネジ穴の下穴先端の軸
方向形状は応力集中を軽減する形状となる。
【0016】(3)上記(1)において、前記ボルトネ
ジ穴の下穴先端の円錐面と下穴本体の円筒面の交差部分
をR形状としても良い。
【0017】これによっても、ボルトネジ穴の下穴先端
の軸方向形状は応力集中を軽減する形状となる。
【0018】(4)また、上記目的を達成するために、
本発明は、ピストンロッドの先端にピストンを締結し、
シリンダ本体内をロッド側のチャンバとボトム側のチャ
ンバに区分した油圧シリンダにおいて、前記ピストンロ
ッドの先端の端面にピストンのロッド側の端面を少なく
とも部分的に対面接触させた状態で、ピストンに開けら
れた複数のボルト貫通穴からピストンロッドに設けられ
た複数のボルトネジ穴に複数のボルトを差し込んで締め
込み、この複数のボルトでピストンをピストンロッドに
直接固定すると共に、前記複数のボルトネジ穴のうちの
少なくとも一部のものの深さを他のものと異ならせたも
のである。これにより、上記(1)で述べたように、ピ
ストンロッドに特別な高強度材を用いたり熱処理をする
ことなく、簡単な構造でピストン締結部分の強度を向上
でき、特願平10−149467号の発明と同様の作用
が得られる。
【0019】また、ピストンロッドに複数のボルトネジ
穴を開けてピストンを複数のボルトで固定する場合は、
ボルトネジ穴の下穴先端の円錐面と下穴円筒面の交差部
分への応力集中によりクラックが発生するばかりでな
く、そのクラックが進展し、隣接する下穴で発生したク
ラックとつながることにより、ピストンロッドの破損に
至る恐れがある。これに対し、上記のように複数のボル
トネジ穴のうちの少なくとも一部のものの深さを他のも
のと異ならせることにより、下穴先端部分に発生したク
ラック同士がつながらなくなるか、つながったとしても
部分的に制限され、ピストンロッドの破損を回避でき、
ピストン締結部分の強度の向上を確実なものにできる。
【0020】(5)上記(4)において、好ましくは、
前記複数のボルトネジ穴の深さを全て異ならせる。
【0021】これにより、クラック同士のつながりを全
て制限できる。
【0022】(6)上記(4)において、複数のボルト
ネジ穴の深さを少なくとも1つおきに異ならせても良
い。
【0023】これにより、クラック同士が全てつながる
ことが制限される。また、ボルトネジ穴の下穴加工の複
雑さを少なくできる。
【0024】(7)上記(4)において、好ましくは、
前記複数のボルトネジ穴の下穴先端の形状を球状とす
る。
【0025】これにより、上記(1)で述べた作用と上
記(4)で述べた作用の組合せで、クラックによるピス
トンロッドの破損を更に効果的に防止できる。
【0026】(8)上記(4)において、前記複数のボ
ルトネジ穴の下穴先端の円錐面と下穴本体の円筒面の交
線部分をR形状としても良い。
【0027】これによっても、上記(1)で述べた作用
と上記(4)で述べた作用の組合せで、クラックによる
ピストンロッドの破損を更に効果的に防止できる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
用いて説明する。
【0029】図1は本発明の第1の実施形態による油圧
シリンダを示しており、油圧シリンダ1は、シリンダ本
体2、ピストンロッド3、ピストン4を有し、シリンダ
本体2は、一端5a側が閉塞し他端5b側が開口した円
筒形のチューブ5と、このチューブ5の開口端部5bに
固着して設けられたロッド側シリンダヘッド6とで構成
されている。ピストンロッド3はロッド側シリンダヘッ
ド6を貫通してチューブ5の内外に伸びており、シリン
ダ本体2内に位置するピストンロッド3の先端に、チュ
ーブ5内を摺動可能でありかつシリンダ本体2内をロッ
ド側のチャンバ7aとボトム側のチャンバ7bとに区分
するピストン4が締結されている。ピストン4の外周に
はシールリング13、ウエアリング14a,14b、コ
ンタミシール15a,15bが設けられている。ロッド
側シリンダヘッド6にはチャンバ7aに対する作動油の
給排ポート8が設けられ、チューブ5の閉塞端部5aに
はチャンバ7bに対する作動油の給排ポート9が設けら
れている。
【0030】給排ポート9よりボトム側のチャンバ7b
に圧油を供給し、ロッド側のチャンバ7aに通じる給排
ポート8をタンクに接続すると、ピストン4が図示左方
のロッド側シリンダヘッド6側に摺動変位してピストン
ロッド3をシリンダ本体3から突出するよう移動し、油
圧シリンダ1が伸長する。また、給排ポート8を介して
ロッド側のチャンバ7aに圧油を供給し、ボトム側のチ
ャンバ7bに通じる給排ポート9をタンクに接続する
と、ピストン4が図示右方のチューブ5の閉塞端部5a
側に摺動変位してピストンロッド3をシリンダ本体2内
に引き込むよう移動し、油圧シリンダ1が収縮する。シ
リンダ本体2のチューブ閉塞端部5aに設けた取付部1
0とピストンロッド3の外側の先端に設けた取付部11
の一方を固定側部材に枢着し、他方を可動側部材に枢着
することにより当該動側部材を駆動することができる。
【0031】次に、本発明の特徴であるピストン締結構
造を説明する。
【0032】ピストン4のピストンロッド3側の端面2
0には軸方向の嵌め合い部として凹所21が形成され、
ピストン端面20が凹所21の底面21aとロッド側の
チャンバ7aに面する端面部分20aに分割されると共
に、凹所21にピストンロッド3の先端を嵌入すること
によりピストン4は装着されかつピストンロッド3との
同軸性を確保している。また、ピストンロッド3の先端
の端面23に軸方向のボルトネジ穴24が開けられ、ピ
ストン4に軸方向のボルト貫通穴25が開けられ、ピス
トンロッド3の先端の端面23にピストン4の端面20
を対面接触した状態で、ボルト貫通穴25からボルトネ
ジ穴24にボルト22を差し込んで締め込むことでピス
トン4を固定し、ピストンロッド3に締結されている。
ボルト22の数は適当数で良いが、本実施形態では図2
に示すように6本のボルト22を使用している。これら
6本のボルト22はピッチ円P上に等間隔に配列されて
いる。また、ボルト22は丸頭ボルトの例を示したが、
六角頭ボルトであっても良い。
【0033】本実施形態のピストン締結構造では、ボル
ト22で直接ピストン4をピストンロッド3に締結する
ことにより、ピストン4にかかる力は複数のボルト22
で受けることとなる。このとき、ボルト22には引張応
力が作用するが、ボルト22は通常の材質で十分な強度
が得られる。また、ピストンロッド3のボルトネジ穴2
4のネジ部は雌ネジであるので、通常のロッド材質でも
強度的に問題とならない。
【0034】図3にピストンロッド3に開けられたボル
トネジ穴24部分の拡大図を示す。図中、符号26はボ
ルトネジ穴の下穴であり、この下穴26は先端形状が球
状のドリルを使用して加工することにより、下穴先端2
7の形状を球状とし、この下穴先端27と下穴本体29
の境界部分28に応力が集中しないようになっている。
【0035】本実施形態によれば次の効果が得られる。
【0036】1)図19に示した従来の一般的なピスト
ン締結構造では、ピストンロッドに雄ネジ部103g
(図19参照)を設ける必要があり、この雄ネジ部10
3gに引張応力が作用するためピストンロッドに高強度
材を用いなければならなかった。これに対し、本発明の
ピストン締結構造では、ピストンロッド3に雄ネジ部を
設ける必要が無いので、ピストンロッド3に高強度材を
用いる必要が無く、熱処理による強度アップも必要無く
なるので、低コストな材料で安価にピストンロッド3を
作れる。
【0037】2)従来は引張応力はピストンロッドの雄
ネジ部に作用したが、本発明ではボルト22にかかる。
ボルト22には通常の高強度のボルトを使用でき、かつ
その材質をより強いものにすることは容易であるので、
簡単な構造でピストン締結部分の強度を向上でき、ピス
トンロッドの寿命を格段に向上できる。
【0038】3)ボルト22を用いて固定することで、
外力に対する疲労強度も向上する。
【0039】4)図20に示した従来のピストン締結構
造では、2個のフランジ160やOリング180が必要
となり、部品点数が多かったが、本発明ではそのような
部品は不要であり、最少部品点数で構成できる。
【0040】5)従来の小径のピストン挿入部が不要と
なるため、ピストンロッドは段差の無い丸棒で良くな
り、段差部での破損の問題もなくなる。
【0041】6)ロッド全体の長さはボルト22の頭ま
での長さで決まり、従来のように大きなナット112を
用いる場合に比べて油圧シリンダ1の有効ストロークを
長くできる。
【0042】7)複数のボルト22を用いるので、一つ
一つのボルトの締付トルクを小さくでき、組立、分解が
容易である。
【0043】8)従来、サービス時にピストンロッド・
ピストンのアセンブリを分解し、メンテナンスを行うこ
とが多いが、例えば、ロッド側シリンダヘッドの交換
や、このシリンダヘッドに装着されているロッドシール
を交換する場合は、ナット112(図19参照)を外さ
なければならず、その度にナットを緩めるのに専用の機
械に載せ、この専用の機械を使用してナットを緩めねば
ならなかった。ナット112の締付トルクは約1000
kgf・mである。本発明では、1本のボルト22の締
付トルクは約70kgf・m程度と小さい。このため、
人力でボルト22を緩めることができ、大掛かりな専用
の機械も必要なくボルトを緩められ、サービス性が高
い。
【0044】以上のように本実施形態によれば、ピスト
ンロッド3に特別な高強度材を用いたり熱処理をするこ
となく、簡単な構造でピストン締結部分の強度を向上で
きる(上記1)〜5))。また、有効ストローク長の確
保、分解・組立性及びサービス性の向上の効果が得られ
る(上記6)〜8))。
【0045】ところで、上記のようにピストン4をピス
トンロッド3にボルト22で直接固定したピストン締結
構造においては、ピストンロッド3にボルトネジ穴24
を開ける場合、ドリル等で適当な径の下穴26を開けて
からタップ等の工具によりネジ切り加工を行う。この場
合、従来一般的には標準の先端角度118度のドリルに
よって加工する。図4にそのような標準ドリルを用いた
場合のボルトネジ穴部の拡大図を示す。図中、符号12
6はボルトネジ穴24の下穴であり、下穴先端127は
円錐面をなし、下穴先端127と下穴本体129との境
界部分128にエッジ部が形成されている。このように
下穴126にエッジ部が存在すると、そこに油圧シリン
ダ1の伸縮による圧縮荷重と引張荷重が繰り返し集中し
てクラックが発生し、所期の強度向上の効果が得られな
い可能性がある。
【0046】また、ボルトネジ穴24を形成する場合、
その下穴126は図5に示すように全て同じ深さにする
のが一般的である。ここで、油圧シリンダ1の仕様上の
制約によりピストンロッド3の外径を大きく取ることが
できない場合、複数のボルトネジ穴24を開けると、ボ
ルトネジ穴24とピストンロッド3の外径面との間及び
複数のボルトネジ穴24間の距離(マージン)を大きく
取ることができず、図5に示すように下穴26の深さが
全て同じであると、上述のように応力集中により下穴の
境界部分(エッジ部)28で発生したクラックが進展
し、クラックがロッド外周へ露出したり、他のクラック
とつながったりして、ピストンロッド3の破損に至る可
能性もある。本実施形態では、図3に示すように下穴先
端27の形状を球状にすることにより、境界部分28に
エッジ部をなくして応力集中を軽減し、これによりクラ
ックの発生を抑制し、ピストン締結部分の強度向上の効
果が確実なものにできる。
【0047】以上のように本実施形態によれば、ピスト
ンロッド3に特別な高強度材を用いたり熱処理をするこ
となく、簡単な構造でピストン締結部分の強度を向上で
きる(上記1)〜5))と共に、有効ストローク長の確
保、分解・組立性及びサービス性の向上の効果が得られ
(上記6)〜8))、更に、境界部分28への応力集中
を軽減し、ピストン締結部分の強度向上の効果が確実な
ものにできる。
【0048】本発明の他の実施形態を図6〜図14によ
り説明する。図中、図1、図4に示す部分と同等の部分
には同じ符号を付している。
【0049】図6は本発明の第2の実施形態を示すもの
であり、図7はピストンロッド3に開けられたボルトネ
ジ穴24部分の拡大図である。図中、符号26Aはボル
トネジ穴24の下穴であり、この下穴26Aは下穴先端
27Aと下穴本体29Aの境界部分28Aに対応する部
分にR面取りを施したドリルを使用して加工したもので
ある。このように下穴26Aを加工することにより、境
界部分28Aにエッジ部がなくなり、境界部分28Aへ
の応力集中を軽減できる。
【0050】図8は本発明の第3の実施形態を示すもの
であり、図9はピストンロッド3に開けられたボルトネ
ジ穴24部分の拡大図である。ボルトネジ穴の下穴を加
工する場合、それに用いるドリルの先端角は前述したよ
うに、通常、118度であり、この場合、図4に示した
下穴先端127と下穴本体129の境界部分(エッジ
部)128は約121度の角をなすことになる。本実施
形態では、下穴26Bは下穴先端27Bと下穴本体29
Bの境界部分28Bのなす角が通常よりも大きくなるよ
うなドリルを使用して加工したものであり、これにより
境界部分28Bのなす角が121度より大きなり、境界
部分28Bへの応力集中を軽減できる。この場合、更
に、第2の実施形態と同様に境界部分28BをR形状と
すれば、境界部分28Bでの応力集中を軽減する効果が
向上する。
【0051】図10は本発明の第4の実施形態を示すも
のであり、図11はロッド端のピッチ円に沿った断面図
である。図中、符号26Cはボルトネジ穴24の下穴で
あり、この下穴26Cは先端形状は図4に示したような
通常の形状のままとし、下穴26Cの深さを図11に示
すように1つおきに異ならせたものである。下穴26C
の先端形状は図4に示した通常の形状のままであるた
め、下穴エッジ部28Cへの応力集中により第1〜第3
の実施形態よりクラックが発生する可能性が大きいが、
下穴26Cの深さを1つおきに異ならせているため、ク
ラックが発生しても他のクラックとつながりにくく、ま
たつながったとしても部分的に制限される。このため、
クラックの発生によるピストンロッド3の破損の可能性
を低減できる。
【0052】なお、本実施形態では下穴26の深さを1
つおきに異ならせてたが、図12に示すように全ての下
穴26Dの深さを異ならせても良いし、図13、図14
に示すように下穴先端27E、27Fの形状を変え、か
つ下穴26E、26Fの深さを異ならせても良い。
【0053】図6〜図9に示した各実施形態によって
も、第1の実施形態と同様、境界部分28への応力集中
を軽減し、ピストン締結部分の強度向上の効果が確実な
ものにできる。また、図10〜図12に示した各実施形
態によれば、従来の下穴形状でも発生したクラック同士
がつながりにくくなっており、これによってもピストン
ロッド3の破損を防止し、ピストン締結部分の強度向上
の効果を確実なものにできる。また、図13、図14に
示した各実施形態によれば、上記図6〜図9に示した各
実施形態で得られる効果と上記図10〜図12に示した
各実施形態で得られる効果の組合せで、ピストン締結部
分の強度向上の効果を更に確実なものにできる。
【0054】本発明の更に他の実施形態を図15〜図1
8により説明する。図中、図1に示す部分と同等の部分
には同じ符号を付している。
【0055】図15は本発明の第5の実施形態を示すも
のであり、ピストンロッド3Bの端面23の中心部に軸
方向の嵌め合い部の穴30を開け、ピストン4Bの端面
20側の中心部に軸方向の嵌め合い部の突出部31を設
け、この突出部31を穴30に嵌入することでピストン
ロッド3Bとピストン4Bの同軸性を確保したものであ
る。また、ピストン4Bのボルト貫通穴25のチャンバ
7b側開口部にボルト22の頭を収納するざぐり穴32
を形成し、ボルト22の頭がピストン4Bの端面から突
出しないようにしている。
【0056】また、第1の実施形態と同様、下穴先端2
27の形状を球状とし、油圧シリンダ作動時、境界部分
228に応力が集中しない構成としている。
【0057】図16は本発明の第6の実施形態を示すも
のであり、図15に示した嵌め合い部の穴30及び突出
部31を拡大してそれぞれ穴30C及び突出部31Cと
し、ボルト22のボルトネジ穴24及び貫通穴25をそ
の穴30C及び突出部31Cに形成したものである。
【0058】また、第1の実施形態と同様、下穴先端2
27の形状を球状とし、境界部分228に応力が集中し
ないようにしている。
【0059】図17は本発明の第7の実施形態を示すも
のであり、ピストンロッド3Dとピストン4Dとの同軸
性を確保するための位置決めを嵌め合い部に代えピン3
5により行うものである。ここで、ピン35は図18に
示すように直径線上に対称に2本使用する。また、組立
に際しては、ピストンロッド3Dとピストン4Dの同軸
性を確保した状態でそれぞれの端面20,23にピン穴
36,37を予め開けておき、ピン穴36,37の一方
にピン35を圧入した後、そのピン35に他方のピン穴
を圧入して位置決めし、この状態でボルト22により固
定する。
【0060】また、第1の実施形態と同様、下穴先端2
27の形状を球状とし、境界部分228に応力が集中し
ないようにしている。
【0061】ここで、図15〜図18に示した各実施形
態では、下穴先端227の形状を第1の実施形態と同様
に球状としたが、図6〜図14に示した各実施形態の下
穴26A〜26Fの構成を適用しても良い。
【0062】図15〜図18の各実施形態によっても、
上記1)〜8)の効果が得られると共に、上記6)の効
果に関しては、ロッド全体の長さはピストン4Bの端面
までとなるので、油圧シリンダ1の有効ストロークを更
に長くできる。
【0063】また、図15〜図18に示した各実施形態
によれば、下穴先端227の形状を境界部分228への
応力集中を軽減する形状としたので、第1の実施形態と
同様、クラックの発生を抑制し、ピストン締結部分の強
度向上の効果が確実なものにできる。
【0064】なお、油圧シリンダとしてはピストンロッ
ドのストロークエンドでの衝撃を緩和するクッション装
置を備えたものがあり、以上の実施形態はそのようなク
ッション装置を備えない油圧シリンダのピストン締結構
造に本発明を適用したものであるが、特願平10−14
9467号の図8〜図12にはクッションリング(ロッ
ド側のクッション装置)を備えた油圧シリンダのピスト
ンをピストンロッドにボルトで直接固定した実施形態が
示され、特願平11−515号にはピストンロッドにピ
ストンをボルトで直接固定したものにクッションプラン
ジャ(ボトム側のクッション装置)を設けた油圧シリン
ダが示され、このようなクッション装置を備えたものに
本発明を適用しても良いことは勿論であり、この場合
も、上記実施形態と同様の効果が得られる。
【0065】
【発明の効果】本発明によれば、ピストンロッドに特別
な高強度材を用いたり熱処理をすることなく、簡単な構
造でピストン締結部分の強度を向上できると共に、有効
ストローク長の確保、分解・組立性及びサービス性の向
上の効果が得られ、更に、ボルトネジ穴の下穴の先端部
分への応力集中が軽減され、ピストン締結部分の強度の
向上を確実なものにできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態による油圧シリンダの
要部の断面図である。
【図2】図1に示したピストン締結部分の正面図であ
る。
【図3】図1に示した下穴部分の拡大図である。
【図4】通常の下穴の断面図である。
【図5】ロッド端のピッチ円に沿った通常の下穴の断面
図である。
【図6】本発明の第2の実施形態による油圧シリンダの
要部の断面図である。
【図7】図6に示した下穴部分の拡大図である。
【図8】本発明の第3の実施形態による油圧シリンダの
要部の断面図である。
【図9】図8に示した下穴部分の拡大図である。
【図10】本発明の第4の実施形態による油圧シリンダ
の要部の断面図である。
【図11】ロッド端のピッチ円に沿った図10の下穴の
断面図である。
【図12】ロッド端のピッチ円に沿った他の下穴の断面
図である。
【図13】ロッド端のピッチ円に沿った他の下穴の断面
図である。
【図14】ロッド端のピッチ円に沿った他の下穴の断面
図である。
【図15】本発明の第5の実施形態による油圧シリンダ
の要部の断面図である。
【図16】本発明の第6の実施形態による油圧シリンダ
の要部の断面図である。
【図17】本発明の第7の実施形態による油圧シリンダ
の要部の断面図である。
【図18】図17に示したピストン締結部分の正面図で
ある。
【図19】従来技術による油圧シリンダのピストン締結
構造の断面図である。
【図20】他の従来技術による油圧シリンダのピストン
締結構造の断面図である。
【図21】ピストンロッドの雄ネジ部に作用する応力状
態を示す図である。
【符号の説明】
1 油圧シリンダ 2 シリンダ本体 3 ピストンロッド 4 ピストン 5 チューブ 6 ロッド側シリンダヘッド 7a,7b チャンバ 8,9 給排ポート 20 ピストンのロッド側の端面 21 凹所 22 ボルト 23 ピストンロッドの端面 24 ボルトネジ穴 25 ボルト貫通穴 26 下穴 27 下穴先端 28 境界部分 29 下穴本体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 盧 明徳 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 Fターム(参考) 3H081 AA02 AA03 BB02 DD13 DD16 EE27 HH01 3J023 AA01 BA01 BB01 CA11

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ピストンロッドの先端にピストンを締結
    し、シリンダ本体内をロッド側のチャンバとボトム側の
    チャンバに区分した油圧シリンダにおいて、 前記ピストンロッドの先端の端面にピストンのロッド側
    の端面を少なくとも部分的に対面接触させた状態で、ピ
    ストンに開けられたボルト貫通穴からピストンロッドに
    設けられたボルトネジ穴にボルトを差し込んで締め込
    み、このボルトでピストンをピストンロッドに直接固定
    すると共に、 前記ボルトネジ穴の下穴の先端部分の軸方向形状を応力
    集中を軽減する形状としたことを特徴とする油圧シリン
    ダ。
  2. 【請求項2】請求項1記載の油圧シリンダにおいて、前
    記ボルトネジ穴の下穴先端の形状を球状としたことを特
    徴とする油圧シリンダ。
  3. 【請求項3】請求項1記載の油圧シリンダにおいて、前
    記ボルトネジ穴の下穴先端の円錐面と下穴本体の円筒面
    の交差部分をR形状としたことを特徴とする油圧シリン
    ダ。
  4. 【請求項4】ピストンロッドの先端にピストンを締結
    し、シリンダ本体内をロッド側のチャンバとボトム側の
    チャンバに区分した油圧シリンダにおいて、 前記ピストンロッドの先端の端面にピストンのロッド側
    の端面を少なくとも部分的に対面接触させた状態で、ピ
    ストンに開けられた複数のボルト貫通穴からピストンロ
    ッドに設けられた複数のボルトネジ穴に複数のボルトを
    差し込んで締め込み、この複数のボルトでピストンをピ
    ストンロッドに直接固定すると共に、 前記複数のボルトネジ穴のうちの少なくとも一部のもの
    の深さを他のものと異ならせたことを特徴とする油圧シ
    リンダ。
  5. 【請求項5】請求項4記載の油圧シリンダにおいて、前
    記複数のボルトネジ穴の深さを全て異ならせたことを特
    徴とする油圧シリンダ。
  6. 【請求項6】請求項4記載の油圧シリンダにおいて、前
    記複数のボルトネジ穴の深さを少なくとも1つおきに異
    ならせたことを特徴とする油圧シリンダ。
  7. 【請求項7】請求項4記載の油圧シリンダにおいて、前
    記複数のボルトネジ穴の下穴先端の形状を球状としたこ
    とを特徴とする油圧シリンダ。
  8. 【請求項8】請求項4記載の油圧シリンダにおいて、前
    記複数のボルトネジ穴の下穴先端の円錐面と下穴本体の
    円筒面の交差部分をR形状としたことを特徴とする油圧
    シリンダ。
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