JP2001152704A - 屋根状空気膜体 - Google Patents

屋根状空気膜体

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JP2001152704A
JP2001152704A JP33971599A JP33971599A JP2001152704A JP 2001152704 A JP2001152704 A JP 2001152704A JP 33971599 A JP33971599 A JP 33971599A JP 33971599 A JP33971599 A JP 33971599A JP 2001152704 A JP2001152704 A JP 2001152704A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 運搬、設営、解体等の作業性に優れ、雨天や
積雪時においても漏水のない活動空間を確保し、且つ、
大きな風圧や突風にも耐える、緊急に収納及び/又は折
畳み可能である空気膜体を提供する。 【解決手段】 空気給排気口(7)からの加圧空気の注入
時に、上面膜材(2)と下面膜材(3)との間で空気室を形成
する二重膜材と、該上下面膜(2),(3)を決められた間隔
で上下に連結すると共に、所定のピッチ間隔で並行して
配設された、通気孔(6)を有するリブ状連結膜材(4)とか
らなる膜体(1)であって、該膜体(1)は、その一側端は片
持ち固定され、該片持ち固定端(1a)に対向する他側端は
自由端(1b)とされると共に、一方で前記空気室に加圧注
入された空気によって展張して活動空間の少なくとも上
方を覆って立体屋根を形成し、他方で加圧空気の排出に
よって折畳み収納可能な展張・折畳自在構造を有するこ
とを特徴とする屋根状空気膜体である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築土木工事現
場、船舶の修理・塗装等の工事現場、倉庫等の軒出し
部、仮設展示場、球技場等の作業空間及び/又は居住空
間の一部及び/又は全体を覆って、雨天・降雪時でも作
業等が可能にするための構造が単純且つ軽量であって、
且つ大きな風圧に耐え、台風などの強風時には緊急に格
納することが可能な空気膜体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、屋外作業は、雨天や降雪の際に
作業を中止し、降雨、降雪が止むのを待って作業を続行
している。このような場合に、雨天時や降雪時において
も作業の続行が可能なように、作業空間を確保する従来
の方法として、パイプ材などからなる骨組みを建築物な
どの壁面から軒出し、シートで覆う方法がある。しかし
ながら、このような従来の方法では、広範囲の作業空間
を覆う必要がある場合に、空間を被覆する部材が大型化
し、パイプや角材などの骨組み重量が増大するため、運
搬、設営、解体には専用の足場や工事用機械が必要とな
るという問題がある。
【0003】また、このような構造物は、通常、半恒久
的に設置することが多いため、台風などの強風時に、大
きな風圧に耐える頑強な構造とする必要があり、非常に
重量が重くなったり、構造が複雑になったり、形状が大
きくなったパイプや角材を使用する必要がある。
【0004】しかしながら、前記のような半恒久的な屋
根ではなく、一定期間だけ所定の作業空間及び/又は居
住空間(以下この空間を「活動空間」と称する)を確保
すればよいという要求も多い。
【0005】この一定期間のみ活動空間を確保すればよ
いという要求に対して、特開平9-144382号公報
において、軽量且つ簡便な空気膜体が提案されている。
しかしながら、この空気膜体において、10m/sを越
えるような強風、大量の積雪に対しては当該空気膜体は
座屈を生じ、押しつぶされ、活動空間を確保できないと
いった問題を有している。
【0006】そこで、風や積雪の外部荷重に耐える構造
とするために、膜構造体の内圧を高くすることが考えら
れる。しかし、要求される環境での使用に耐えるための
内圧を確保するためには、高圧の空気を送り込むための
送風機が大型化することや、空気膜自体が付与された高
い内圧に耐えるための膜材強度を要求され、必然的に膜
材重量が大きくなる。このため、運搬、設営、解体時な
どにおいて取扱性が悪くなるという問題を有している。
【0007】他方では、当該空気膜体において、設営及
び撤去作業を行う時に、平坦且つ広範囲な場所が必要で
ある。更に、設営及び撤去作業が円滑に行われるのを妨
げるような障害物を予め撤去しておく必要が有る。しか
しながら、実際の活動空間においては、覆いたい活動空
間に工事用資材や道具、或いは机や椅子などの障害物が
存在する場合が多く、当該空気膜体の設営及び撤去作業
時に、このような作業の妨げとなる資材等をすべて別の
場所に移動することで、必要とされる、平坦且つ広範囲
な場所を確保する必要がある。
【0008】しかしながら、活動空間の上方を空気膜体
で覆う際に、活動に必要な資材等を移動させずに、設営
及び撤去作業を実施したいという要求も有る。したがっ
て、このような要求を満足させるためには、クレーン車
等の大きな工事用車両を利用して、上部から大きな空気
膜体を吊り上げながら、当該空気膜体に加圧気体を注入
したり、抜いたりするという作業方法が必要となる。
【0009】ところが、設営現場には大型の車両を頻繁
に入り込ませることが困難である場合も多く、前記のよ
うな方法で自由に大型の空気膜体からなる屋根を設営及
び撤去ができないという問題がある。
【0010】しかも、前記の空気膜体からなる屋根構造
では、空気膜体に加圧気体を注入し、屋根の形に立ち上
げる際に、急に強風などが吹き付けるといった事態が発
生した場合には、応急の対応が難しいという問題も内包
している。
【0011】このような問題に対処する方法として、空
気膜体へ空気を注入するのを中断するために、加圧空気
を注入するための送風機等の電源を切り、当該空気膜体
から速やかに気体を抜いていしまうという緊急避難的な
方法も考えられる。しかしながら、このような方法で
は、当然の事ながら、当該空気膜体で覆っていた活動空
間に存在する資材等などを即刻撤去するということは不
可能である。つまり、大型の空気膜体を屋根の形状とし
て立ち上げる際に、急に強風が吹くなどの異常事態が惹
起したとしても、これに迅速且つ容易に対処するための
緊急避難的な対応をとるのが困難である。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述のよう
な大型空気膜体の設営又は撤去時の問題に鑑み、広範囲
の活動空間を大型の空気膜体で確保する際に、運搬、設
営、そして解体等の作業性に優れ、雨天時や少量の積雪
時においても漏水のない活動空間を確保し、且つ風速1
0m/s以上の大きな風圧にも耐え、また、このような
大きな風速を有する突風が発生しても、空気膜体を緊急
に収納及び/又は折畳み可能である空気膜体を提供する
ことにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】ここに、本発明の請求項
1によれば、「上面膜と下面膜との間で加圧空気の注入
時に空気室を形成する二重膜材と、該上下面膜材を決め
られた間隔で上下に連結すると共に、所定のピッチ間隔
で並行して配設された、通気孔を有するリブ状連結膜材
とからなる膜体であって、その際、該膜体は、その一側
端は片持ち固定され、該片持ち固定端に対向する他側端
は自由端とされると共に、一方で前記空気室に加圧注入
された空気によって展張して活動空間の少なくとも上方
を覆って立体屋根を形成し、他方で加圧空気の排出によ
って折畳み収納可能な展張・折畳自在構造を有すること
を特徴とする屋根状空気膜体」が提供される。
【0014】また、本発明の請求項2によれば、「前記
上面膜及び/又は下面膜が、ポリエステル繊維、ポリア
ミド繊維、アラミド繊維、炭素繊維、ポリオレフィン繊
維、及びポリアリレート繊維の群より選ばれた少なくと
も1種の繊維で織成又は編成されてなる基材の片面また
は両面にポリウレタン、アクリルゴム、フッ素ゴム、塩
化ビニル系樹脂等からなるエラストマーをコーティング
加工した膜体であることを特徴とする請求項1記載の屋
根状空気膜体」であることが好ましい。
【0015】また、本発明の請求項3によれば、「前記
上面膜及び/又は下面膜が、目付け0.03〜0.2kg
/m2、引張強力10〜60kN/m、引裂強力15〜
50N、及び通気度0.001m3/sec/m2以下で
あることを特徴とする請求項1又は2記載の屋根状空気
膜体」が提供される。このような機械物性を有する膜体
を採用することで、強風や積雪に耐えることができ、更
には、膜体の設営と撤去が、より簡単且つ迅速にできる
軽量な構造物を提供できる。
【0016】また、本発明の請求項4によれば、「前記
膜体の展張時には、前記片持ち固定端に収納された折畳
み状態から活動空間の上方を覆うように自由端方向へ伸
長させ、該膜体の折畳み時には、展張した自由端から固
定端方向へと収縮させて、活動空間の上方で該空気膜体
の展張と折畳み収納とを可能とする展張・収納手段を備
えたことを特徴とする請求項1記載の屋根状空気膜体」
が提供される。このような構造を採用することによっ
て、活動空間の下に膜体を展張する際に障害物となるも
のが存在しても、活動空間の上方で膜体の展張と収納と
が可能になる。
【0017】また、本発明の請求項5によれば、「請求
項4記載の展張・収納手段が、前記空気膜体を吊り上げ
自在の補強用及び/又は収納用支持材と、該線状材の繰
出巻取装置とを少なくとも備えた展張・収納手段である
ことを特徴とする屋根状空気膜体」が提供される。この
ような展張・収納手段を採用することによって、膜体を
展張したり、収納することが、より簡易且つ迅速にでき
るようになる。
【0018】また、本発明の請求項6によれば、「請求
項1記載の空気室に加圧空気を注入して展張した当該自
由端同士を着脱自在に互いに結合し、2以上の空気膜体
を合体可能としたことを特徴とする請求項1〜5の何れ
か一項に記載の屋根状空気膜体」が提供される。このよ
うな構造とすることで、広い活動空間を覆うことができ
る膜体同士を合体させ、さらに大規模な活動空間を覆う
ことができる。
【0019】そして、本発明の請求項7によれば、「請
求項1記載の片持ち固定端側に空気膜体を折畳み収納可
能な収納手段を設けたことを特徴とした請求項1〜6の
何れか一項に記載の屋根状空気膜体」が提供される。こ
のようにして、折畳み収納可能な収納手段を設けたこと
で、必要の無い場合には、膜体を収納手段に収納してお
き、風雨などから護ることができる。
【0020】なお、通気度の試験方法はJIS L10
96一般織物試験方法に準拠し、124.5Paの圧力を
織物に負荷して、織物を通過する空気量を求めた。
【0021】
【発明の実施の形態】以上に述べた本発明の実施の形態
について、以下に図面を参照にしながら、その作用とと
もに詳細に説明する。
【0022】図1は、本発明の空気膜体を例示した一部
に断面を含む斜視図である。該図において、符号1は本
発明の空気膜体(以下、単に「膜体」とも称することが
ある)であり、該膜体1は、符号2で示す上面膜材、符
号3で示す下面膜材、そして、符号4で示すリブ状連結
膜材で実質的に構成されている。なお、該膜体1におい
ては、一方で、その一側端は片持ち固定端1aとされ、
他方で、該片持ち固定端1aに対向する他側端は自由端
1bとされている。
【0023】更に、前記上面膜材2と下面膜材3とによ
って、この膜体1は、二重膜材とされ、この二重膜材の
間に形成された空気室に加圧空気を注入することによ
り、建築物等の壁面又は架台等から該膜体1を空間に張
り出させ、屋根状の立体形状を形成させる。
【0024】なお、前記リブ状連結膜材4は、上面膜材
2と下面膜材3とを一定の間隔で上下に連結して、強風
や積雪などの外部環境の変化に際しても、屋根状膜体形
状を安定に維持させる役割も果たす。その際、前記の二
重膜材の空気室は、前記のリブ状連結膜材4によって多
数の小空気室に仕切られるため、該小空気室間に加圧空
気が流通するように、リブ状連結膜材4には連通孔6が
設けられている。このため、前記の空気室に加圧気体が
注入されると、膜体1の空気室内部全域に空気が行き渡
り、所定の屋根状立体形状を有する空気膜体1が形成さ
れる。
【0025】更に、該図1において、符号5は外側リブ
を示し、該外側リブ5は、上面膜材2及び/又は下面膜
材3で構成されている。また、符号7は空気給排気口を
示し、該空気給排気口7を介して、膜体1の空気室内へ
加圧した空気を注入したり、該空気室から注入した空気
を排気したりするためのものである。
【0026】したがって、該空気給排気口7は、膜体1
を設営するために加圧空気を短時間で注入したり、膜体
1を折畳んで収納する際に、空気膜体1中の空気の排気
を迅速に行うために、複数個取付けられていることが好
ましい。なお、その形状や数は、膜体1の形状、大き
さ、構造、設営状況などの条件によって、適宜決定され
ることは言うまでもない。
【0027】また、該図1において、符号8と9とは、
それぞれ膜体1の片持ち固定端1aを固定するための壁
面と架台である。なお、該壁面8の例としては、例え
ば、膜体1の根元(片持ち固定端1a)を地表面より上
空に設置するために取り付けられる、建築物等の壁面が
あり、或いは、前記架台9としては、例えば、前記の壁
面8に膜体1を固定するために取り付けられている架台
を挙げることができる。
【0028】次に、図2は、前記図1に示した空気膜体
1の一部を省略して表わした正面図である。なお、該図
2において、符号10は加圧空気注入手段を示し、この
ような加圧空気注入手段10としては、例えば送風機、
或いはコンプレッサーなどの公知の装置を挙げることが
できる。
【0029】ここで、本発明の膜体1に使用する膜材と
しては、例えば、ポリエステル繊維、ポリアミド繊維、
アラミド繊維、炭素繊維、ポリオレフィン繊維、及びポ
リアリレート繊維の群より選ばれた少なくとも1種の繊
維からなる織編物の片面または両面にポリウレタン、ア
クリルゴム、フッ素ゴム、塩化ビニル系樹脂等をコーテ
ィング加工したものを好適に使用できる。このような膜
材を使用することで、容易に空気膜体としての機能が発
揮できる、軽量、展張と収納を自在とする折畳み容易性
が得られる。
【0030】この時、上面膜材2と下面膜材3の通気度
は、0.001m3/sec/m2以下としておくことが
好ましく、実質的に通気度をゼロ、即ち、0m3/se
c/m2としておくことが好ましい。何故ならば、これ
ら膜材の通気度が0.001m 3/sec/m2を越える
と、膜体1を正常な屋根状形状に維持するための空気室
圧力が低下し、その形態保持性がなくなり好ましくない
からである。
【0031】更に、前記の上面膜材2、下面膜材3、及
びリブ状連結膜材4のそれぞれの重量(目付)として
は、0.03〜0.2kg/m2とすることが望ましい。
何故ならば、重量(目付)が上記の範囲内にあれば、膜
体1自体の重量を軽量化でき、膜体1の設営及び撤去を
迅速且つ簡便に行えるという作業上の要請を十分に満足
させることができるからである。また、強風或いは積雪
時において、膜体1の引き裂き強度、引張強度等の機械
的物性をも同時に満足させることができるからである。
【0032】これに対して、膜体1の重量(目付)が
0.2kg/m2を越えると、設営及び撤去作業が面倒で
あり、設営に時間を要するとともに、持ち運び性にも問
題がある。他方、0.03kg/m2未満であると、ある
程度の過酷な外部条件下において、屋根状の立体形状を
維持する空気膜体としての機械的物性が低下し、安定し
た使用が難しい。
【0033】このように、空気膜体1の重量(目付)が
前記の範囲内にあれば、膜体1自体の重量を軽量化で
き、膜体1の設営及び撤去を迅速且つ簡便に行えるとい
う作業上の要請を満足させることができるのみならず、
強風時やある程度の積雪などの過酷な外部条件に対して
も耐え得る、膜体1の引き裂き強度、引張強度等の機械
的物性をも同時に満足させることができる。
【0034】次に、図3について説明すると、図3(a)
は、本発明の空気膜体1を建築物等の壁面8に固定する
方法を例示した正面図、図3(b)は、当該空気膜体1を
建築物等の壁面8に固定された架台9等に固定する方法
を例示した正面図をそれぞれ示す。
【0035】なお、該架台9に関しては、前記のように
建築物等の壁面8を利用することが好ましいが、このよ
うな壁面8が利用できない場合には、活動空間内におけ
る所定の作業に障害とならない部分に、架台9を地表か
ら独立して立設するようにしても良い。
【0036】ここで、前記の図3(a)及び(b)を参照
しながら、膜体1を前記壁面8又は架台9に固定する方
法について、簡単に説明する。該図3において、符号1
1は建築物等の壁面8側に取付けられた壁面固定具、そ
して、符号12は膜体1側に取り付けれらた膜体固定具
をそれぞれ示す。
【0037】また、符号13は連結部材を示し、該連結
部材13は、前記膜体固定具11と壁面固定具12とを
互いに連結する役割を果たす。なお、前記の壁面固定具
11としては、例えば、鉄製等のアイボルトまたは壁面
のアンカーに取付けられた鉄製等のアイナット等を挙げ
ることができる。
【0038】更に、前記の膜体固定具12及び連結部材
13については、4つの実施態様に関し、図4(a)、
(b)、(c)、及び(d)にそれぞれ例示しており、これら
の図を援用しながら以下に詳細に説明する。
【0039】先ず、図4(a)に例示した実施態様では、
前記の膜体固定具12に対応する構成として、膜体1の
片持ち固定端1aの根元部分(明示的には図示せず)に
図示のように縫製、接着などの固定手段によって取付け
られた固定用ベルト12'を使用した態様を例示してい
る。なお、連結部材13に対応する構成としては、棒状
部材13'を使用した態様を例示している。
【0040】ここで、該棒状部材13'は、該図4
(a)においては、壁面固定具11としての機能を果た
すアイボルト11'と、膜体固定具12としての機能を
果たす固定用ベルト12'とを互いに係合させて連結す
る役割を果たす。この実施態様の場合、連結部材13
は、棒状部材13'のみの単一部材で構成されている
が、後述する(図4(b)の実施態様)ように複数の部
材を組み合わせて使用しても良い。
【0041】なお、前記のアイボルト11'と固定用ベ
ルト12'とを該棒状部材13で固定するに際しては、
先ず、アイボルト11'と固定用ベルト12'とが係合す
る位置にまで膜体1の片持ち固定端1aを持ち上げ、該
片持ち固定端1aを持ち上げた状態で両者を互いに係合
させ、棒状部材13'をそれぞれの係合中心位置(図で
は、係合の中心位置を一点鎖線で示した)を合せて挿通
させることによって、互いに連結させることができる。
【0042】次に、図4(b)に例示する第2の実施態様
では、図4(a)の実施態様と同様に、壁面固定具11
としては、アイボルト11'を使用し、膜体固定具12
としては、膜体1の根元部分(片持ち固定端1a)に取
付けられた固定用ベルト12"を使用した例を示し、更
には、連結部材13として、棒状部材13'と緊結用ベ
ルト13"とを組み合わせて使用した例を示している。
【0043】該図において、前記のアイボルト11'と
固定用ベルト12'とを連結するための取付方法として
は、棒状部材13'をアイボルト11'に挿通し、次い
で、膜体1の片持ち固定端1aを壁面取付部まで持ち上
げ、固定用ベルト12"と棒状部材13'とを緊結用ベル
ト13"またはロープ(図示せず)で固定していく。
【0044】更に、図4(c)に例示する第3の実施態様
では、図4(a)及び(b)の実施態様と同様に、壁面
固定具11としては、アイボルト11'を使用し、膜体
固定具12としては、膜体1の根元部分(片持ち固定端
1a)に取付けられた固定用ベルト12"を使用するこ
とで共通する。しかし、連結部材13としては、緊結用
ベルト13"だけを使用する点において異なる。
【0045】この第3実施態様の場合、アイボルト1
1'と固定用ベルト12"とを連結する緊結用ベルト1
3"の取扱い方法としては、前述の各実子態様と同様
に。先ず、膜体1の片持ち固定端1aを壁面取付部にま
で持ち上げ、固定用ベルト12'と所定の位置に設置さ
れたアイボルト11'とを直接緊結用ベルト13"又はロ
ープ(図示せず)で固定していく方法がある。
【0046】最後に、図4(d)例示する第4の実施態様
では、壁面固定具11としては、図4(a)〜(c)に
示した実施態様と同様にアイボルト11'を使用し、膜
体固定具12としては、膜体1の根元部分(片持ち固定
端1a)に取付けられた固定用膜材12""に設けられた
ハトメ孔12'''を使用した例を示している。更に、連
結部材13としては、緊結用ボルト・ナット13'"を使
用した例を示している。
【0047】該図において、緊結用ボルト・ナット1
3"によって、アイボルト11'とハトメ孔12"を連結
するための方法としては、これまでの各実施態様と同様
に、先ず、膜体1を壁面取付部まで持ち上げ、ハトメ孔
12''とアイボルト11'とを直接係合させ、一点鎖線
によって図示した中心軸に沿って緊結用ボルト・ナット
13"を挿通して緊結することにより、これらの部材を
互いに連結固定する。
【0048】図5は、膜体1へ加圧気体を注入したり、
膜体1から注入した空気を抜くことで、膜体1を展張し
たり、収納したりする様子を例示した正面図である。該
図5において、符号14は補強用及び/又は収納用支持
材(以下、単に「支持材」と称する)を示し、該支持材
14としては、樹脂線や鋼線を撚り合せたロープなどの
線状体、或いは布製あるいは鋼製のテープやベルトなど
からなる長尺の面状体などを例示することができる。
【0049】また、符号15は支持材14を繰り出した
り、巻き取るための繰出巻取装置を示し、符号16は該
膜体1を収納するための収納手段であって、例えば収納
箱、収納袋などを例示することができる。なお、該繰出
巻取装置15として、例えば公知のウィンチ等を好適に
使用することができる。
【0050】次に、膜体1を展張して活動空間上に設営
する時には、加圧気体を前記の空気給排気口7から空気
室へ注入することによって、破線で示した1の屋根形状
とし、膜体1の収納時または緊急対応時には、気体を膜
体1から抜き、実線で示す形状のように折畳み収納す
る。なお、本発明で言う「折畳み収納」とは、図5に示
したように、膜体1を蛇腹構造とし、伸縮自在とした場
合も含むことは言うまでもない。
【0051】したがって、膜体1の収納時または緊急対
応時には、膜体1を上空に持ち上げながら、繰出巻取装
置15を用いて、膜体1に予め取り付けられた支持材1
4を建築物等に引き寄せることで、収納手段16に膜体
1を収納が可能である。このため、活動空間の下方に障
害物が存在しても、これらの障害物に影響されること無
く、膜体1の設営及び/又は収納を可能とする。なお、
膜体1の設営時においては、膜体1を複数本の支持材1
4で支持するようにしているため、強風時にも安定して
膜体1の使用が可能である。
【0052】このように折畳んで収納することで、本発
明の空気膜体1においては、風圧を受ける部分の面積を
小さくでき、膜体1を展張したままに放置した場合のよ
うに、大面積で風圧を受けることがなくなる。したがっ
て、膜体1の支持部(片持ち固定端1a)に大きな負担
がかからないという利点を有する。
【0053】なお、図5では、収納手段16は箱状の架
台で構成されており、この例に示すように完全な収納箱
でなくても、膜体1を収納する機能が有れば良い。ただ
し、該収納手段16としては、膜体1自体は十分に耐候
性を考慮して設計することが好ましいが、それでもな
お、降雨や直射日光などによる外部環境の影響を防護で
きるような構造とすることが好ましい。
【0054】更に、加圧空気注入手段10については、
熱風送風機等の加熱した空気をも供給できるものとする
ことが好ましい。つまり、膜材からの熱伝導、或いは膜
材からの加熱空気の漏出によって、膜体1上の積雪を有
効に融雪できるようにすれば、積雪時にも対応できる。
【0055】また、膜体1の上面膜材2に、その先端か
ら膜体根元部(片持ち固定端1a)に向けて、図6(a)
及び(b)に示すように傾斜を設けることで、該上面膜材
2上に雨滴、融雪水など溜まらないように、有効に排水
することもできる。また、このような傾斜を設けること
は、膜体1上の積雪を滑落させる上でも有効である。
【0056】なお、該図6(a)及び(b)において、符号
θは膜体1の上面膜材2に形成させた傾斜角を示してお
り、符号17は、膜体1上の降雨を有効に排水するため
の、軽量で適当な傾斜角を有した樋を示している。その
際、傾斜角θは、5°≦θ≦25°程度とすることが好
ましく、このような傾斜角θを持たせることにより、雨
滴は、膜体1の自由端部1b或いは固定端部1aに予め
取り付けられた軽量な樋17に流れて、該樋17を介し
て排水される。なお、該樋17は、例えばプラスチック
等で形成される。
【0057】最後に、本発明の空気膜体を複数個組み合
わせ使用して、更に広範囲に活動空間を覆うための方法
について、以下に図7を参照しながら詳細に説明する。
なお、図7(a)、(b)、及び(c)は、本発明の空気膜体
1を複数個組み合わせて、広範囲の活動空間の上方を覆
うための方法について、3つの実施態様を例示した説明
図である。即ち、該図は、対向する建築物の壁面9ある
いは該壁面9に取り付けられた架台8等から活動空間全
体を覆うように展張させた2つの膜体の自由端1b部分
を拡大して例示した説明図である。
【0058】先ず、図7(a)の第1の実施態様におい
て、符号1'と1"は、2つの膜体をそれぞれ示し、膜体
17'と膜体1"とは、その片持ち固定端1aが対向する
形で前記の壁面8又は架台9に固定されている。このよ
うな状態から、膜体1'又は膜体1"に加圧気体を注入す
ることで、膜体1'又は膜体1"のどちらか一方を展張し
て、活動空間の上方に張り出させる。そして、次に他の
膜体1"又は1'を同様にして活動空間の上方でその一部
が重ね合わさるように張り出す。このように、複数の膜
体1"と1'とを組み合わせることで、より広範囲の活動
空間を完全に覆うことが可能となる。
【0059】その際、膜体1'と膜体1"の各自由端1b
からそれぞれの片持ち固定端1aへ向かって図6(b)
に示すような傾斜角θを形成させることによって、膜体
1'と1"との重ね合せ部から雨滴等が活動空間に漏れる
ことがないようにすることができる。
【0060】また、図7(b)の実施態様においては、図
7(a)の実施態様と同様に、膜体1'又は膜体1"に加圧
気体を注入することで展張させて、膜体1'又は膜体1"
を活動空間の上方にに張り出させ、次に膜体1"又は膜
体1'を支持材14を調節しながら張り出すことで、膜
体1'と膜体1"とを図のように組みあわせることがで
き、活動空間の上方を完全に覆うことが可能となる。
【0061】その際、膜体1'と膜体1"とが互いに係合
する自由端縁に沿って、図のように互いに係合する段を
設け、更に、図7(a)の実施態様で述べたように、膜
体1'と膜体1"の各自由端1bからそれぞれの片持ち固
定端1aへ向かって図6(b)に示すような傾斜角θを
形成させることによって、膜体1'と1"との重ね合せ部
から雨滴等が活動空間に漏れることがないようにするこ
とができる。
【0062】最後の図7(c)に例示した第3の実施態様
は、膜体1'と膜体1"とが互いに係合する自由端縁に沿
って、互いに噛み合う凹凸部を形成したものである。こ
のように自由端1bに形成された膜体1'と膜体1"の凹
凸部同士が互いに噛み合って係合することによって、活
動空間への漏水を完全に止めることはできないが、大き
な風圧に対しても自由端1bが横ぶれせず、活動空間を
安定して覆うことが可能となる。
【0063】なお、膜体1'の自由端1bと膜体1"の自
由端1bとを機械的な結合手段、例えば連結具などを利
用して結合したり、自由端1bの端部にマジックテー
プ、ロープ、紐などの係合手段を縫合しておいて、互い
に結合自在とするなど、先端部分を自由に製作すること
もできる。
【0064】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明の空気膜体
によれば、降雨時はもちろん、少々の風圧や積雪等の外
力が作用しても空気膜体としての屋根形状が崩壊するこ
とがない。また、大きな風圧や積雪が発生しても、使用
中の資材等に膜体1が干渉することなく設営と収納が可
能であり、更には、覆いたい活動空間の部分に資材等が
存在している状態でも設営及び撤去が可能である。しか
も、活動空間内への漏水がなく、軽量でもあるため、設
営、撤去解体、運搬等の作業が容易である、という格別
顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の空気膜体を例示した一部に断面を含む
斜視図である。
【図2】本発明の空気膜体を模式的に例示した正面略線
図である。
【図3】図(a)は、当該空気膜体を建築物等の壁面に膜
体を固定する方法を例示した腰部拡大正面図である。図
(b)は、当該空気膜体を建築物等の壁面に固定された架
台等に膜体を固定する方法を例示した腰部拡大正面図で
ある。
【図4】建築物等の壁面又は架台に、膜体の片持ち固定
端を固定する4つの実施態様をを模式的に例示した取付
け説明図図である。
【図5】本発明の空気膜体の全体構成を模式的に例示し
た正面略線図であって、膜体の展張と収納とを説明する
ための説明図である。
【図6】本発明の空気膜体の上面に降った雨水の排水方
法を模式的に説明するための正面略線図である。
【図7】広範囲の活動空間を覆うため、本発明の空気膜
体を複数個使用した、3つの実施態様をそれぞれ例示し
た説明図である。
【符号の説明】
1 膜体 1a 片持ち固定端 1b 自由端 2 上面膜材 3 下面膜材 4 リブ状連結膜材 5 外側リブ 6 連通孔 7 空気給排気口 8 架台 9 建築物等の壁面 10 加圧空気注入手段 11 壁面固定具 12 膜体固定具 13 連結部材 14 線状支持材(支持ワイヤー) 15 線状支持材の繰出巻取装置 16 収納手段(収納箱)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面膜材と下面膜材との間で加圧空気の
    注入時に空気室を形成する二重膜材と、該上下面膜材を
    決められた間隔で上下に連結すると共に、所定のピッチ
    間隔で並行して配設された、通気孔を有するリブ状連結
    膜材とからなる膜体であって、その際、該膜体は、その
    一側端は片持ち固定され、該片持ち固定端に対向する他
    側端は自由端とされると共に、一方で前記空気室に加圧
    注入された空気によって展張して活動空間の少なくとも
    上方を覆って立体屋根を形成し、他方で加圧空気の排出
    によって折畳み収納可能な展張・折畳自在構造を有する
    ことを特徴とする屋根状空気膜体。
  2. 【請求項2】 前記上面膜材及び/又は下面膜材が、ポ
    リエステル繊維、ポリアミド繊維、アラミド繊維、炭素
    繊維、ポリオレフィン繊維、及びポリアリレート繊維の
    群より選ばれた少なくとも1種の繊維で織成又は編成さ
    れてなる基材の片面または両面にポリウレタン、アクリ
    ルゴム、フッ素ゴム、塩化ビニル系樹脂等からなるエラ
    ストマーをコーティング加工した膜体であることを特徴
    とする請求項1記載の屋根状空気膜体。
  3. 【請求項3】 前記上面膜及び/又は下面膜が、目付け
    0.03〜0.2kg/m2、引張強力10〜60kN/
    m、引裂強力15〜50N、及び通気度0.001m3
    sec/m2以下であることを特徴とする請求項1又は
    2記載の屋根状空気膜体。
  4. 【請求項4】 前記膜体の展張時には、前記片持ち固定
    端に収納された折畳み状態から活動空間の上方を覆うよ
    うに自由端方向へ伸長させ、該膜体の折畳み時には、展
    張した自由端から固定端方向へと収縮させて、活動空間
    の上方で該空気膜体の展張と折畳み収納とを可能とする
    展張・収納手段を備えたことを特徴とする請求項1記載
    の屋根状空気膜体。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の展張・収納手段が、前記
    空気膜体を吊り上げ自在の補強用及び/又は収納用支持
    材と、該線状材の繰出巻取装置とを少なくとも備えた展
    張・収納手段であることを特徴とする屋根状空気膜体。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の空気室に加圧空気を注入
    して展張した当該自由端同士を着脱自在に互いに結合
    し、2以上の空気膜体を合体可能としたことを特徴とす
    る請求項1〜5の何れか一項に記載の屋根状空気膜体。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の片持ち固定端側に空気膜
    体を折畳み収納可能な収納手段を設けたことを特徴とし
    た請求項1〜6の何れか一項に記載の屋根状空気膜体。
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JP2008075323A (ja) * 2006-09-21 2008-04-03 Kamimura Tekko Kk 上向き伸縮屋根装置
CN117403739A (zh) * 2023-12-06 2024-01-16 常德市嘉融园林景观工程有限责任公司 一种绿色建筑阳台雨水处理装置

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