JP2008075323A - 上向き伸縮屋根装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の店舗等が、一体感ある商店街を形成することと、構成部材の点数を少なくして施工性を良好とし、天候等に即応して、随時電動モータを駆動し、クローズドモール又はオープンモールを形成可能な上向き屋根装置Rを提供する。
【解決手段】屋根装置Rは、建築物Bの外壁に支持部材3、30を介して固定され、それぞれの電動モータ4、40に回動可能に連結された、ドラムシャフト4b、40bと、梁材2、20の歩道D側に装着された固定部材5、50に固定された左右一対からなる伸縮アーム6、7、60、70と、当該伸縮アーム6、7、60、70に配設されたコイルスプリング6a、7a、60a、70aと、伸縮アーム6、7、60、70の先端に固定された横梁8、80と、ドラムシャフト4b、40bと横梁8、80に固定されたテントシート9、90からなる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、上向き伸縮屋根装置に係り、より詳しくは、並設された建築物、例えば複数の店舗が、一体感のある商店街となり、またその構成部材の点数を少なくして施工性を良好とし、かつ天候等に即応し、随時電動モータを駆動して、必要時は、テントシートを上向きに張設してクローズドモールを形成し、不要時には、テントシートは収納されてオープンモールが形成可能な上向き伸縮屋根装置に関する。
近年来、建築基準法、消防法等により、防災上の見地から商店街等に新規なアーケードの設置は、原則として全面的に禁止されている。したがって、一般的に商店等は、各店舗毎に顧客又は通行人等に対する日除け、雨除け対策として各種の庇、屋根装置等を施工している。従来から、庇、屋根装置等に関する改良案が多数提案され、特に庇又はシート体等が伸縮するものとして以下の発明が開示されている。例えば、特開2003−301577の「庇」は、日除け用シートを無端のベルト状にし内側には開口を形成することで、日光照射位置を支持腕杆の内外側方のいずれか所望方向から照射可能にし、また日除け面積の広狭を調節可能にすることを課題とし、その解決手段として、建築物の外壁から歩道方向へ突き出して並設された支持腕杆と、この隣り合う支持腕杆間に軸架された回転ローラーと、駆動ローラーと、無端のベルト状シートからなり、このベルト状シートは前記駆動ローラーの駆動により前記支持腕杆に沿って前後方向に移動可能に前記回転ローラー及び前記駆動ローラーに懸回され、かつこの懸回可能部分を有して前記ベルト状シートの内側には開口を設けてなることを特徴としている。また、特開平11−100965の「簡易屋根」は、強風によるあおり等に対しても十分に強固で、かつすっきりとした意匠を構成する簡易屋根を提供することを課題とし、その解決手段として、建物の外壁に固定され、上下方向に延在する縦枠と、基端部を前記縦枠の上端部に固定され前方に延びる垂木と、前記垂木の前端部に固定され左右方向に延在する前枠と、基端部を前記縦枠の下端部に固定されると共に前端部に前記前枠が固定され、前方に延びる妻梁材とを備え、前記妻梁材が斜め前上がりに配設され、且つ前記縦枠、前記垂木、前記前枠および前記妻梁材が、当該前枠を頂部として側面視三角形を為していることを特徴としている。さらに、特開平10−317624の「庇」は、開口部から室内に入る日射しの量を適正にできる庇の提供を課題とし、その解決手段として、開口部の上部に設けられる庇を庇本体と可動体とを有するものとし、庇本体に対し可動体を前後進自在にして可動体の庇本体からの突出により庇張り出し量を大きくできるようにし、また、可動体の先端から日除け部材を垂下自在としたことを特徴としている。
特開2003−301577号公報 特開平11−100965号公報 特開平10−317624号公報
上記特許文献1〜3は、具備している庇又はシート等を伸縮自在とした構造であるが、いずれも庇又はシート等の先端部は、歩道側に前下がり状態で展開されるため、悪天候時には、風雨の吹き込みや雨滴等により、顧客や通行人に不快感を与えている。またアーケードと異なり、顧客や通行人の頭上の空間が狭くなっているので、それらの庇、シート又は屋根等の下を通行する顧客や通行人には、重苦しい雰囲気となり、圧迫感ないし抑圧感を与えている。したがって、上記の特許文献1〜3は、いずれもショッピングモール、コミュニティ広場等には不適切な庇装置、屋根装置であると言わざるを得ない。
本発明が解決しようとする第1の課題は、並設された建築物、例えば複数の店舗が、一体感ある商店街が容易に形成可能な上向き伸縮屋根装置の提供で、第2の課題は、その構成部材の点数を少なくして施工性を良好とすると共に、天候等に即応して、随時電動モータを駆動し、必要時はテントシートを上向きに張設してクローズドモールを形成し、不要時には、テントシートを収納してオープンモールが形成可能な上向き伸縮屋根装置を提供することにある。
本発明者は、上記従来技術が有する各種の問題点に鑑み、鋭意検討を重ね、特に、建築基準法、消防法等による規制のために、商店街等にアーチ状の屋根構造は構築されていなかったことに着目して本発明を完成したもので、その最大の特徴は、歩道の両側に並設された商店街等の建造物の左右に配設されたテントシートは、それぞれ、付与力手段を具備した伸縮アームによって、常時上向きに展張されてアーチを形成してクローズドモールとなり、また当該テントシートは、電動モータにより付与力手段に逆らって上向き状態のまま巻取られ、オープンモールを形成することにある。
従来技術としては、下向きの伸縮屋根装置があったが、これは伸長時には屋根の自重によりテントシートの巻取りを緩めることにより屋根が伸長する構造となっていたため、上向きの伸縮屋根装置には、上記技術はそのまま適用できず、本発明着想の阻害要因となっていた。発明者は、上記に鑑み重力の代替に、付与力手段による付与力を導入することにより、当業者が予期し得ない本発明を想到した。
課題を解決するための手段は、本願、特許請求の範囲の各請求項に記載の発明であり、その具体的な解決手段は、以下の通りである。
課題を解決するための第1の発明は、請求項1に記載の発明であり、歩道の両側に並設された建築物の入口に立設された柱の梁材上に設置される、上向き伸縮屋根装置において、
前記建築物の外壁に支持部材を介して固定され、それぞれの電動モータに回動可能に連結された、テントシート巻取りドラムシャフトと、前記梁材の歩道側に装着された固定部材に固定された左右一対からなる伸縮アームと、前記伸縮アームに配設された付与力手段と、前記伸縮アームの先端に固定された横梁と、基端部は、前記巻取りドラムシャフトに固定され、他端部は、前記横梁に固定されたテントシートと、からなることを特徴としている。
課題を解決するための第2の発明は、請求項2に記載の発明であり、前記立設された両側の柱には高低差を設けていることを特徴としている。
課題を解決するための第3の発明は、請求項3に記載の発明であり、前記高位の柱に装着された伸縮アームを作動させる電動モータと、低位の柱に装着された伸縮アームを作動させる電動モータの始動に、時間差を設定していることを特徴としている。
課題を解決するための第4の発明は、請求項4に記載の発明であり、前記伸縮アームを固定する各固定部材には、約20°〜35°の上向き傾斜角度が形成されていることを特徴としている。
課題を解決するための第5の発明は、請求項5に記載の発明であり、前記歩道両側に配設された伸縮アームは、最大伸長時、少なくとも略歩道中心線上に到達すると共に、両伸縮アームの横梁は、互いに接触しないように設定されていることを特徴としている。
課題を解決するための第6の発明は、請求項6に記載の発明であり、前記左右伸縮アームの基端、中間、先端にはヒンジが取り付けられていることを特徴としている。
課題を解決するための第7の発明は、請求項7に記載の発明であり、前記付与力手段は、2本の交差するコイルスプリングであり、それぞれ前記左右伸縮アームの基端ヒンジから中間ヒンジに張設され、その付与力は、共に中間ヒンジから基端ヒンジに向けて作用していることを特徴としている。
課題を解決するための第8の発明は、請求項8に記載の発明であり、前記高位の柱に装着された横梁の先端には、風雨吹き込み防止片を垂設すると共に、低位の柱に装着された横梁の先端には、水返しが延設されていることを特徴としている。
上記の課題を解決するための第9の発明は、請求項9に記載の発明であり、前記テントシートは、防水、防炎、耐熱加工されていることを特徴としている。
本発明に係る、上向き伸縮屋根装置は、上記の特徴的構成により、以下の効果を奏する。
第1の発明によれば、上向き伸縮屋根装置を構成する部材は、テントシート巻取りドラムシャフト、左右一対からなる伸縮アーム、付与力手段、横梁及びテントシートからなるので、並設された複数の店舗が、施工態様等を同じにすれば、一体感のあるショッピングモール等が形成されるので、顧客や通行人を増加させることになり、商店街はもちろん、周辺地域の活性化につながる。またその構成部材の点数も少ないので、既存の建築物への施工性が良好となると共に、天候等に即応して、随時電動モータを駆動し、必要時はテントシートを上向きに張設してクローズドモールを形成し、不要時には、テントシートを収納してオープンモールが容易に形成できる。
第2及び第3の発明によれば、立設された両側の柱には高低差が設けられ、高位の柱に装着された伸縮アームを作動させる電動モータと、低位の柱に装着された伸縮アームを作動させる電動モータの始動に、時間差を設定しているので、テントシートの張設と収納は円滑に行われ、クローズドモール又はオープンモールが早急に形成でき、また既存のアーケードのように、その中央部には鉄骨部材等が残ることがないので、見映えが良好で、ショッピングモール等には好適であり、当該ショッピングモール内の各店舗における販売商品の品質は、安全に確保できる。
第4及び第5の発明によれば、伸縮アームを固定する各固定部材には、約20°〜45°の上向き傾斜角度が形成され、歩道両側に配設された伸縮アームは、最大伸長時、少なくとも略歩道中心線上に到達すると共に、両伸縮アームの横梁は、互いに接触しないように設定されているので、テントシートが張設されているとき、歩道の上方空間は、あたかもアーケードのように高くかつゆったりと形成されているので、歩道の顧客や通行人には圧迫感や抑圧感のない快適な商業環境、コミュニティ広場等を提供することができる。
第6及び第7の発明によれば、左右伸縮アームの基端、中間、先端にはヒンジが取り付けられ、前記付与力手段は、2本の交差するコイルスプリングであり、それぞれ前記左右伸縮アームの基端ヒンジから中間ヒンジに張設され、その付与力は、共に中間ヒンジから基端ヒンジに向けて作用しているので、巻取りドラムシャフトと横梁に固定されたテントシートの張設と収納は円滑に行われる。
第8及び第9の発明によれば、高位の柱に装着された横梁の先端には、風雨吹き込み防止片を垂設すると共に、低位の柱に装着された横梁の先端には、水返しが延設され、テントシートは、防水、防炎、耐熱加工されているので、雨天時に雨滴が歩道上に滴り落ちることがなく、また、強い日射しを遮蔽することができるので、顧客や通行人はショッピング等を快適に楽しむことができる。
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以下、本願特許請求の範囲、本願明細書において用いる用語の解釈上の疑義を解消するべく、用語の定義又は説明をすることとする。
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○上向き伸縮屋根装置とは、複数の店舗等が、一体感ある商店街を形成することと、構成部材の点数を少なくして施工性を良好とし、天候等に即応して、随時電動モータを駆動し、クローズドモール又はオープンモールを形成可能にするように、上向きに屋根(テントシート)を伸縮する装置をいう。
○テントシート巻取りドラムシャフトとは、電テントシートをドラムに巻取り、屋根を縮めるためのものをいう。
○伸縮アームとは、上向きに屋根(テントシート)を伸張するための機構をいう。
具体的には、伸縮アームは、前記梁材の歩道側に装着された固定部材に固定された左右一対の伸縮アーム6,7,60,70からなる。
さらに、具体的には、伸縮アームは、中間ヒンジ、先端ヒンジ、基端ヒンジから構成される。
○付与力手段とは、スプリング等に蓄えられた付与力を伸縮アームに付与して、上向きに屋根(テントシート)を伸張する手段をいう。
○付与力とは、スプリング等に蓄えられた力をいう。
○横梁とは、建築物の外壁と平行な梁であって、伸縮アームの先端部に設けられ、テントシートを伸縮するための梁をいう。
以下、本発明に係る、上向き伸縮屋根装置に関する最良の実施形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、上向き伸縮屋根装置(以下、屋根装置Rという)におけるテントシートを最大に展張した状態を示す正面図、図2は、同一部を切欠した平面図、図3は、テントシートを展開又は収納している中途時の正面図、図4は、同一部を切欠した平面図、図5は、テントシートを最小に収納した状態を示す正面図、図6は、同一部を切欠した平面図である。
図において、1及び10は柱で、2及び20は梁材、3及び30は支持部材、4及び40は電動モータで、4a及び40aは回転軸で、4b及び40bはテントシート巻取りドラムシャフト(以下、ドラムシャフトという)、4c及び40cは、ドラムシャフト4b及び40bの軸受、5及び50は、梁材2及び20に固着された固定部材、6、7及び60、70は、固定部材5及び50に固定された伸縮アーム、6a、7a及び60a、70aは、コイルスプリング、8及び80は横梁、9及び90はテントシートである。Bは商店等が並設された建築物で、Dは歩道、Cは歩道Dの中心線である。
柱1及び10は、歩道Dの両側に並設された建築物Bの入口に立設され、柱1の高さ寸法H1は、約3m〜3.5mで、対面する低寸法H10の柱10より約60cm〜90cm高位に設定されている。梁材2及び20は、それぞれ柱1及び10の頂部に取り付けられている。支持部材3及び30は、建築物Bの外壁に固定され、電動モータ4及び40は、支持部材3及び30に設置されている。電動モータ4及び40は、テントシート9及び90を巻き取るときにのみ駆動され、その回転軸4a及び40aは、それぞれドラムシャフト4b及び40bに回動可能に連結され、電動モータ4及び40を停止させると、内蔵された制御装置で回転軸4a及び40aはその位置で停止する。また高位の柱1と梁材2上の支持部材3に固定された電動モータ4と低位の柱10と梁材20上の支持部材30に固定された電動モータ40とは、テントシート9及び90を作動するのに際し、その始動時間に時間差が設定されている。その理由は、図1で明らかなように、高位の柱1等に装着された伸縮アーム6、7の先端部に設けられた横梁8は、低位の柱10等に装着された伸縮アーム60、70の先端部に設けられた横梁80と中心線C上で交差し、かつ両横梁8と80を衝突することなく可動させ、所定の位置に保持するためである。
伸縮アーム6、7及び60、70は、図2等に示すように、建築物Bに向かって、固定部材5及び50に、それぞれ左右に配設され、伸縮アーム6の固定部材5側には基端ヒンジ6b、横梁8側には、先端ヒンジ6d及びその中間部には中間ヒンジ6cが取り付けられている。また伸縮アーム7の固定部材5側には基端ヒンジ7b、横梁8側には、先端ヒンジ8d及びその中間部には中間ヒンジ8cが取り付けられている。同様に伸縮アーム60の固定部材50側には、基端ヒンジ60b、横梁80側には、先端ヒンジ60d及びその中間部には中間ヒンジ60cが取り付けられている。また伸縮アーム70の固定部材50側には、基端ヒンジ70b、横梁80側には、先端ヒンジ70d及びその中間部には中間ヒンジ70cが取り付けられている。コイルスプリング6a、7a及び60a、70aは、伸縮アーム6、7及び60、70の付与力手段として装着されるもので、コイルスプリング6aの一端は伸縮アーム6の中間ヒンジ6cに取り付けられ、その他端は伸縮アーム7の基端ヒンジ7bに取り付けられ、またコイルスプリング7aの一端は伸縮アーム7の中間ヒンジ7cに取り付けられ、その他端は伸縮アーム6の基端ヒンジ6bに取り付けられ、その付与力は矢印P1、P2に示す方向に作用し、常に伸縮アーム6、7でテントシート9を上向きかつ最大に展張するように、中心線C方向に作用している。同様にコイルスプリング60aの一端は伸縮アーム60の中間ヒンジ60cに取り付けられ、その他端は伸縮アーム70の基端ヒンジ70bに取り付けられ、またコイルスプリング70aの一端は伸縮アーム70の中間ヒンジ70cに取り付けられ、その他端は伸縮アーム60の基端ヒンジ60bに取り付けられ、その付与力は矢印P10、P20に示す方向に作用し、常に伸縮アーム60、70でテントシート90を上向きかつ最大に展張するように、中心線C方向に作用している。図1におけるθは、伸縮アーム6、7及び60、70の歩道Dの水平面に対する上向き傾斜角度で、約20°〜35°に設定されている。
高位の柱1に装着された横梁8の先端には、風雨吹き込み防止片8aが垂設され、また低位の柱10に装着された横梁80の先端には、水返し80aが延設されている。なお11、12は梁材2及び20上に配設された排水用の樋である。
テントシート9及び90は、防炎性及び耐候性を有する素材例えば、ポリエステル繊維からなる不織布に、防炎性、撥水性、遮熱性等を付与するための有機フッ素化ポリマーで撥水加工した後、アクリル酸エステル樹脂とアルミニウム又は顔料との混合樹脂のコーティング加工等が施されている。
つぎに本発明に係る、屋根装置Rの可動態様について説明する。図1及び図2は、テントシート9及び90を最大に展張して、クローズドモールとした状態で、図3及び図4は、テントシート9及び90を展開又は収納している中途時の状態を示し、図5及び図6は、テントシート9及び90を収納してオープンモールとした状態を示している。クローズドモールからオープンモールとするには、まず電動モータ40を駆動させるとその回転軸40aは正回転(又は逆回転)し、その回転力はドラムシャフト40bに連動するので、図3及び図4に示す状態を経て、テントシート90は、伸縮アーム60、70のコイルスプリング60a、70aの付与力P10、P20に逆らって中間ヒンジ60c、70c部位でそれぞれ外方に中折れすることに伴いながら徐々にドラムシャフト40bに巻き取られる。つぎに電動モータ4を駆動させるとその回転軸4aは正回転(又は逆回転)し、その回転力はドラムシャフト4bに連動するので、図3及び図4に示す状態を経て、テントシート9は、伸縮アーム6、7のコイルスプリング6a、7aの付与力P1、P2に逆らって中間ヒンジ6c、7c部位でそれぞれ外方に中折れすることに伴いながら徐々にドラムシャフト4bに巻き取られ、オープンモールとなる(図5及び図6参照)。
オープンモールからクローズドモールとするには、まず高位の柱1側の電動モータ4の
制御装置を解除すると、ドラムシャフト4bは、伸縮アーム6、7のコイルスプリング6a、7aの付与力P1、P2で逆回転し、図3及び図4に示す状態を経て、軒桟8を急速で上向きに押し上げ、テントシート9は展張される。つぎに低位の柱10側の電動モータ40の制御装置を解除すると、ドラムシャフト40bは、伸縮アーム60、70のコイルスプリング60a、70aの付与力P10、P20で逆回転し、図3及び図4に示す状態を経て、軒桟80を急速で上向きに押し上げ、テントシート9は展張され、クローズドモールが完成される(図1及び図2参照)。
オープンモールは、主として例えば、四季における春秋の快適な気候の昼間時又は各店舗の夜間における非営業時等に適し、またクローズドモールは、雨天又は日射しや紫外線等が強烈なときに形成される。
は、本発明に係る、屋根装置Rにおけるテントシートを最大に展張した状態を示す正面図である。 は、同一部を切欠した平面図である。 は、テントシートを展開又は収納している中途時の正面図である。 は、同一部を切欠した平面図である。 は、テントシートを最小に収納した状態を示す正面図である。 は、同一部を切欠した平面図である。
符号の説明
R 屋根装置
B 建築物
D 歩道
C 歩道の中心線
θ 上向き傾斜角度
1、10 柱
2、20 梁材
3、30 支持部材
4、40 電動モータ
4a、40a 回転軸
4b、40b ドラムシャフト
4c、40c 軸受
5、50 固定部材
6、7、60、70 伸縮アーム
6a、7a、60a、70a コイルスプリング
6b、7b 基端ヒンジ
6c、7c 中間ヒンジ
6d、7d 先端ヒンジ
60b、70b 基端ヒンジ
60c、70c 中間ヒンジ
60d、70d 先端ヒンジ
8、80 横梁
9、90 テントシート
P1、P2、P10、P20 付与力
8a 風雨吹き込み防止片
80a 水返し

Claims (9)

  1. 歩道の両側に並設された建築物の入口に立設された柱の梁材上に設置される、上向き伸縮屋根装置において、
    前記建築物の外壁に支持部材を介して固定され、それぞれの電動モータに回動可能に連結された、テントシート巻取りドラムシャフトと、
    前記梁材の歩道側に装着された固定部材に固定された左右一対からなる伸縮アームと、
    前記伸縮アームに配設された付与力手段と、
    前記伸縮アームの先端に固定された横梁と、
    基端部は、前記巻取りドラムシャフトに固定され、他端部は、前記横梁に固定されたテントシートと、
    からなることを特徴とする、上向き伸縮屋根装置。
  2. 前記立設された両側の柱には高低差を設けていることを特徴とする、請求項1に記載の上向き伸縮屋根装置。
  3. 前記高位の柱に装着された伸縮アームを作動させる電動モータと、低位の柱に装着された伸縮アームを作動させる電動モータの始動に、時間差を設定していることを特徴とする、請求項1〜2の何れかに記載の上向き伸縮屋根装置。
  4. 前記伸縮アームを固定する各固定部材には、約20°〜35°の上向き傾斜角度が形成されていることを特徴とする、請求項1〜3の何れかに記載の上向き伸縮屋根装置。
  5. 前記歩道両側に配設された伸縮アームは、最大伸長時、少なくとも略歩道中心線上に到達すると共に、両伸縮アームの横梁は、互いに接触しないように設定されていることを特徴とする、請求項1〜4の何れかに記載の上向き伸縮屋根装置。
  6. 前記左右伸縮アームの基端、中間、先端にはヒンジが取り付けられていることを特徴とする、請求項1〜5の何れかに記載の上向き伸縮屋根装置。
  7. 前記付与力手段は、2本の交差するコイルスプリングであり、それぞれ前記左右伸縮アームの基端ヒンジから中間ヒンジに張設され、その付与力は、共に中間ヒンジから基端ヒンジに向けて作用していることを特徴とする、請求項1〜6の何れかに記載の上向き伸縮屋根装置。
  8. 前記高位の柱に装着された横梁の先端には、風雨吹き込み防止片を垂設すると共に、低位の柱に装着された横梁の先端には、水返しが延設されていることを特徴とする、請求項1〜7の何れかに記載の上向き伸縮屋根装置。
  9. 前記テントシートは、防水、防炎、耐熱加工されていることを特徴とする、請求項1〜8の何れかに記載の上向き伸縮屋根装置。
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