JP2001152661A - 木チップによる再生型枠 - Google Patents
木チップによる再生型枠Info
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Abstract
板によって新規の再生型枠を提供することで、廃棄木材
の有効利用先を創出すると共に、南洋材利用の低減を図
る。 【解決手段】 本発明による木チップによる再生型枠1
は、中心層31を粗い木チップで構成し、中心層の両側
に積層してコンクリート側32と外側33を形成する表
層部は細かい木チップで構成しており、表層部の木チッ
プにガラス短繊維34を混合し、外表面を被覆材35で
一体化することで、木口の割れ、吸水等による膨れもし
くは反りを防止して構造上の問題解決を図ると共に、コ
スト、重量面の改善も図っている。
Description
防止され、軽量で安価な堰板から構成される木チップに
よる再生型枠に関する。
の利便性から、型枠に塗装ラワン合板を使用しているこ
とが多い。そのため、建築現場から膨大な量の廃棄木材
が発生しており、建築産業廃棄物としてその処理が問題
視されている。そこで、廃棄木材の再利用を図るため
に、一般的には廃棄木材をチップ化してパーティクルボ
ードに加工されることが多い。しかしながら、パーティ
クルボードの需要量は、廃棄木材量よりもかなり少ない
のが現状であり、廃棄木材の需要を喚起して産廃問題の
解決を図るためには、パーティクルボードの使用量を増
大させて行く必要がある。
ワン材の需要を制限して行く傾向にあり、鋼板型枠や合
成樹脂型枠のように、ラワン合板に変わる多くの代替型
枠が考案されてきた。その代替型枠の一つとして、パー
ティクルボードを母材とし引張り域を曲げ補強したボー
ドも需要喚起を兼ねて開発されてきたが、以下のような
問題点が指摘されており、大量の需要に至っていないの
が実情である。 型枠の木口が割れ易い。 吸水等によって膨れや反りを生ずることがある。 コストが高い。 重量が嵩む。
に鑑みてその問題点を改善しようするものであり、木チ
ップとガラス短繊維等から構成される堰板から成る新規
の再生型枠を提供することで、廃棄木材の有効利用先を
創出すると共に、南洋材利用の低減を図るものである。
明である木チップによる再生型枠は、中心層を粗い木チ
ップで構成し、中心層の両側に積層してコンクリート側
と外側を形成する表層部は細かい木チップで構成して成
る木チップによる再生型枠において、表層部の木チップ
にガラス短繊維を混合し、外表面を被覆材で一体化する
ことを特徴としており、木口の割れ、吸水等による膨れ
もしくは反りを防止して構造上の問題解決を図ると共
に、コスト、重量面の改善も図っている。
による再生型枠は、請求項1に記載された木チップによ
る再生型枠において、ガラス短繊維を、上記外側表層部
の木チップのみに混合することを特徴としており、上記
機能に加えて、型枠としての面版の力学的特性を改善し
ている。
による再生型枠は、請求項1又は2に記載された木チッ
プによる再生型枠において、ガラス短繊維を、中心層に
も混合することを特徴としており、上記機能に加えて、
型枠全体の力学的特性を改善している。
による再生型枠は、請求項1又は2に記載された木チッ
プによる再生型枠において、中心層を細かい木チップで
構成し、中心層にガラス短繊維を混合することを特徴と
しており、上記機能に加えて、型枠全体の力学的特性を
合理的に改善している。
による再生型枠は、請求項1乃至4のいずれかに記載さ
れた木チップによる再生型枠において、被覆材を、コン
クリート側表層部の外表面のみに施すことを特徴として
おり、上記機能に加えて、型枠表面の剥離性等の物理的
特性をはじめとする力学的特性を合理的に改善してい
る。
型枠は、基本的に、中心層を粗い木チップで構成し、中
心層の両側に積層してコンクリート側と外側を形成する
表層部は細かい木チップで構成して成る木チップによる
再生型枠において、表層部の木チップにガラス短繊維を
混合し、外表面を被覆材で一体化することで構成されて
いる。これによって、型枠における木口の割れ、吸水等
による膨れもしくは反りを防止すると共に、コスト、重
量面の改善を図っている。以下に、本発明の実施の形態
を図面に基づいて説明する。
型枠の斜視図と部分断面図を示している。図において、
1は、パネル状に形成した木チップによる再生型枠であ
り、桟木2に貼設されて面版を形成する堰板3から構成
されている。堰板3は、パーティクルボードと同様に木
チップから構成されており、その構造は、部分断面図で
示すように、中心層31とその両側に積層された表層部
32、33から形成されている。コンクリート側表層部
32は、型枠施工時に打設コンクリートを受ける側に当
てられ、外側表層部33は型枠の外側を形成しており、
桟木で支持されて型枠としての強度を保っている。
て構成されており、表層部に対して疎な構造を選択し
て、強度が許される範囲において重量の軽減を図ってい
る。これに対して、表層部は細かい木チップで構成され
ており、密な構造を形成している。
げヤング係数や曲げ強度等の力学的特性の改善と、型枠
木口の補強及び板厚の低減を図るために行われている。
本実施の形態に使用されるガラス短繊維は、ヤング係数
が70000N/mm 2であり、繊維直径に相当する質
量は、50〜2400g/1000mの範囲の太さに限
定している。又、ガラス短繊維の長さは、2〜50mm
の範囲のものを使用し、その混入量は300〜2000
g/m2である。
再生型枠の力学的特性の改善であることから、ガラス短
繊維を混入する範囲は、型枠強度との兼ね合いにおい
て、積層された両表層部32、33、あるいは型枠の外
側を形成する外側表層部33のみ、もしくは積層された
堰板3の全体に混入する場合もある。そして、堰板3の
全体に混入する場合には、中心層31を構成している木
チップを粗いものから細かいものに変更することで密度
の増大を図ることで、ガラス短繊維34の混入量を制限
しながら強度を高めることもコスト面から考慮されてい
る。
ており、被覆材35は、型枠木口の補強と型枠の塗装を
兼ねている。本実施の形態では、被覆材35として、型
枠を構成する際に木チップを一体に接着させるのに用い
た接着剤と同様のものが使用されている。従って、被覆
材35は熱硬化性樹脂又は熱可塑性樹脂を使用してお
り、型枠の木口を補強すると同時に外表面を塗装する機
能も果たしている。
コストと性能を考慮して行われるものであり、型枠の両
外表面あるいはコンクリート側表層部32の外表面36
のみに選択して施すことができる。そして、本実施の形
態では、被覆材35としてポリプロピレンを採用してい
るが、熱硬化性樹脂もしくは熱可塑性樹脂としては、こ
の他にウレタン塗装のように種々のものが適用可能であ
る。又、被覆材の選択は、リサイクル性、離型性、経済
性等を考慮して行われるものであるから、被覆材は液体
性状の塗布と含浸に制限されるものでなく、樹脂フイル
ムを表面に貼り付ける等の他の手段であっても適用可能
である。
る再生型枠は、基本的に、再生型枠の中心層は粗い木チ
ップで構成し、中心層の両側に積層してコンクリート側
と外側を形成する表層部は細かい木チップで構成してお
り、表層部の木チップにガラス短繊維を混合し、外表面
を被覆材で一体化しているので、型枠における木口の割
れ、吸水等による膨れもしくは反りを防止すると共に、
コスト、重量面の改善を図ることができる。
に説明してきたが、本発明による木チップによる再生型
枠は、上記実施の形態に何ら限定されるものでなく、例
えば堰板を支保工で押さえる型枠の場合のように、本発
明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の対応や変更が
可能であることは当然である。
プによる再生型枠は、中心層を粗い木チップで構成し、
中心層の両側に積層してコンクリート側と外側を形成す
る表層部は細かい木チップで構成して成る木チップによ
る再生型枠において、表層部の木チップにガラス短繊維
を混合し、外表面を被覆材で一体化することを特徴とし
ているので、木口の割れ、吸水等による膨れもしくは反
りを防止して構造上の問題解決を図ると共に、コスト、
重量面の改善を図る効果を発揮している。
による再生型枠は、請求項1に記載された木チップによ
る再生型枠において、ガラス短繊維を、外側表層部の木
チップのみに混合することを特徴としているので、上記
効果に加えて、型枠の非コンクリート側版面における曲
げヤング係数や曲げ強度等の力学的特性を改善する効果
を発揮している。
による再生型枠は、請求項1又は2に記載された木チッ
プによる再生型枠において、ガラス短繊維を、中心層に
も混合することを特徴としているので、上記効果に加え
て、再生型枠全体の力学的特性を改善する効果を発揮し
ている。
による再生型枠は、請求項1又は2に記載された木チッ
プによる再生型枠において、中心層を細かい木チップで
構成し、中心層にガラス短繊維を混合することを特徴と
しているので、上記効果に加えて、再生型枠全体の力学
的特性を合理的に改善している。
による再生型枠は、請求項1乃至4のいずれかに記載さ
れた木チップによる再生型枠において、被覆材を、コン
クリート側表層部の外表面のみに施すことを特徴として
いるので、上記効果に加えて、型枠表面の剥離性等の物
理的特性をはじめとする力学的特性を合理的に改善する
効果を発揮している。
と部分断面図
板、31 中心層、 32 コンクリート側表層部、
33 外側表層部、34 ガラス短繊維、 35 被覆
材、 36 コンクリート側外表面、
Claims (5)
- 【請求項1】 中心層を粗い木チップで構成し、中心層
の両側に積層してコンクリート側と外側を形成する表層
部は細かい木チップで構成して成る木チップによる再生
型枠であって、該表層部の木チップにガラス短繊維を混
合し、外表面を被覆材で一体化することを特徴とする木
チップによる再生型枠。 - 【請求項2】 ガラス短繊維を、上記外側表層部の木チ
ップのみに混合することを特徴とする請求項1に記載の
木チップによる再生型枠。 - 【請求項3】 ガラス短繊維を、中心層にも混合するこ
とを特徴とする請求項1又は2に記載の木チップによる
再生型枠。 - 【請求項4】 中心層を細かい木チップで構成し、該中
心層にガラス短繊維を混合することを特徴とする請求項
1又は2に記載の木チップによる再生型枠。 - 【請求項5】 被覆材を、上記コンクリート側表層部の
外表面のみに施すことを特徴とする請求項1乃至4のい
ずれかに記載の木チップによる再生型枠。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33829999A JP2001152661A (ja) | 1999-11-29 | 1999-11-29 | 木チップによる再生型枠 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33829999A JP2001152661A (ja) | 1999-11-29 | 1999-11-29 | 木チップによる再生型枠 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001152661A true JP2001152661A (ja) | 2001-06-05 |
Family
ID=18316839
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33829999A Pending JP2001152661A (ja) | 1999-11-29 | 1999-11-29 | 木チップによる再生型枠 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001152661A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2319671A1 (de) | 2009-11-05 | 2011-05-11 | Kronotec AG | Holzwerkstoffplatte |
-
1999
- 1999-11-29 JP JP33829999A patent/JP2001152661A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2319671A1 (de) | 2009-11-05 | 2011-05-11 | Kronotec AG | Holzwerkstoffplatte |
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