JP2001334509A - 竹網補強木チップボード - Google Patents

竹網補強木チップボード

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JP2001334509A
JP2001334509A JP2000158555A JP2000158555A JP2001334509A JP 2001334509 A JP2001334509 A JP 2001334509A JP 2000158555 A JP2000158555 A JP 2000158555A JP 2000158555 A JP2000158555 A JP 2000158555A JP 2001334509 A JP2001334509 A JP 2001334509A
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JP
Japan
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wood chip
bamboo
board
wood
bamboo net
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Pending
Application number
JP2000158555A
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English (en)
Inventor
Daisuke Tachibana
大介 橘
Hiroshi Nachi
博司 名知
Yoshihiro Takegawa
芳広 武川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
Original Assignee
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
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Publication date
Application filed by Shimizu Construction Co Ltd, Shimizu Corp filed Critical Shimizu Construction Co Ltd
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  • Dry Formation Of Fiberboard And The Like (AREA)
  • Panels For Use In Building Construction (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】木チップによる板材の再利用が行なえるなどの
有用性を生かしつつ、その力学特性を高め、型枠として
用いられていた板材などが廃棄木材となった場合でもそ
の再利用を容易にする。 【解決手段】木チップ2,2bからなるボードに竹網3
を一体に設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は建築工事で使用され
る型枠などに用いることのできる竹網補強木チップボー
ドに関するものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来から建築工事にお
ける型枠工事などでは、加工し易い、離型がよい、そし
て、コンクリートの打ち面の仕上がりがよいなどの利便
性から、型枠用の板材として塗装ラワン合板が多く使用
されている。そのため、建設現場からは膨大な量の廃棄
木材が発生していて、この対策としてこれらをチップ化
してパーティクルボードに加工し、建材として再利用が
図られるようになってきており、このパーティクルボー
ドには、廃棄木材となった場合でも再度の利用が可能で
あるという利点がある。ところで、パーティクルボード
は家具などに使用されているが、需給のバランスが取れ
ず供給過多となるのが現状である。また、型枠として用
いようとした場合は力学特性に劣り、このパーティクル
ボードに対する需要量は建設現場から生じる上記廃棄木
材の量よりもかなり少ないのも現状である。
【0003】一方、熱帯雨林の保全という観点から、上
記ラワン合板に代わる多くの代替型枠が提案されてい
て、その一つにパーティクルボードを主材とするととも
に補強材を有した型枠が開発されている。しかし、この
型枠は補強材にガラス繊維からなるメッシュを使用した
板材であるため、型枠自体が廃材となったときの再使用
がきわめて困難であるのが大きな欠点とされていた。そ
こで本発明は上記実情に鑑み、上記木チップによる板材
の再利用が行なえるなどの有用性を生かしつつ、その力
学特性を高めるようにすることを課題とし、型枠として
用いられていた板材などが廃棄木材となった場合でもそ
の再利用を容易にすることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を考慮
してなされたもので、木チップからなるパーティクルボ
ードなどのボードに竹網を一体に設けたことを特徴とす
る竹網補強木チップボードを提供して、上記課題を解消
するものである。そして、本発明において、厚さ方向に
上記木チップの密度の粗い部分と密な部分があって、密
な部分と粗い部分との少なくとも一方に上記竹網が接着
一体化されていることが良好である。
【0005】
【発明の実施の形態】つぎに本発明を図1と図2に示す
実施の形態に基づいて詳細に説明する。図中1は型枠用
の竹網補強木チップボードで、該竹網補強木チップボー
ド1は通常のパーティクルボードに使用される木チップ
2と竹網3とからなるものである。そして、木チップ2
相互の接着一体化及び木チップ2と前記竹網3との接着
一体化はパーティクルボードの作製に用いられる接着剤
などを利用している。
【0006】竹網補強木チップボード1においては上記
木チップ2が主材料として選択されていて、厚さ方向に
チップ配分の粗密があるパーティクルボードと同じよう
に、竹網補強木チップボード1の厚さ方向に木チップ2
の密度の粗密が形成されている。即ち、基本的な粗密の
状態は、竹網補強木チップボード1の中間層が粗い木チ
ップ2aで形成され、両表層が細かい木チップ2bで形
成された構造としており、上記竹網3にあっては、表層
側と中間層側との少なくとも一つの層に位置するように
しているものであり、さらに、片側の表層や中間層に一
枚の竹網3を設ける断面構成だけではなく、ボード表と
ボード裏の表層の木チップの部分それぞれに一枚の竹網
3を位置させる断面構成も採用できるものである。図1
は断面構成の一例を示していて、一枚の竹網3が一方の
表層側における細かい木チップ2bと交じり合うよう
に、またはその木チップ2bの外面側に位置させ、その
外面側に粗い木チップ2a、さらにその外面に細かい木
チップ2bを積層しており、このように積層した状態で
接着剤の充填が行われて、木チップ2相互の接着一体
化、および木チップ2と竹網3との接着一体化が行われ
て、竹網補強木チップボード1が形成されているもので
ある。
【0007】上記竹網3は、竹網補強木チップボード1
における曲げヤング係数や曲げ強度を向上させる機能を
有するものであり、図示されているように複数の竹短冊
4を縦横に編んでメッシュ状としたものが用いられてい
る。この竹網3に用いる竹短冊4の寸法は特に定められ
ているものではなく、例えば、幅は5〜20mm、厚さ
は0.5〜1.5mm程度の範囲とすることができる。
また、竹網3の竹短冊4と竹短冊4との間、即ち、メッ
シュの空隙部分は必ずしも開ける必要はないが、木チッ
プ2との付着を考慮すると5mm×5mm程度以上に開
けることが好ましい。
【0008】なお、竹網補強木チップボードの厚さ方向
における木チップの粗密状態は図示の例に限定されず、
一方の片面側から細かい木チップの部分、粗い木チップ
の部分、細かい木チップの部分の順となる構成であって
もよい。また、竹網の位置は上記実施の例に限定される
ものではなく、その竹網が細かい木チップの部分でなく
粗い木チップの部分に位置するようにしてもよいもので
ある。
【0009】
【発明の効果】以上説明したように本発明の竹網補強木
チップボードによれば、木チップからなるパーティクル
ボードなどのボードに竹網を一体に設けたことを特徴と
するものであり、竹網の存在により曲げヤング係数や曲
げ強度が向上して従来の木チップからなるパーティクル
ボードよりも力学特性に優れた板材となり、使用用途が
拡大するようになる。また、木質系材料の組み合わせで
あるため、廃材となった場合でも木質系廃材としてリサ
イクル利用が非常に簡単になる。さらに、このようにリ
サイクル利用が可能であることから、新規な木材を用い
ずとも板材として再生できるため、自然環境の保全に寄
与できるなど、実用性に優れた効果を奏するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る竹網補強木チップボードの一例を
示す説明図である。
【図2】一例における竹網を平面で示す説明図である。
【符号の説明】
1…竹網補強木チップボード 2…木チップ 2a…粗い木チップ 2b…細かい木チップ 3…竹網 4…竹短冊
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 武川 芳広 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内 Fターム(参考) 2B260 AA20 BA01 BA07 BA18 CB01 CB04 CD22 CD30 EB19 2E162 CC00 CC05 4F100 AP00B AP03A BA02 BA43A CB00 DC16B GB07 JK01 JK01B JK04

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】木チップからなるパーティクルボードなど
    のボードに竹網を一体に設けたことを特徴とする竹網補
    強木チップボード。
  2. 【請求項2】厚さ方向に上記木チップの密度の粗い部分
    と密な部分があって、密な部分と粗い部分との少なくと
    も一方に上記竹網が接着一体化されている請求項1に記
    載の竹網補強木チップボード。
JP2000158555A 2000-05-29 2000-05-29 竹網補強木チップボード Pending JP2001334509A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100547203C (zh) * 2006-11-28 2009-10-07 湖南大学 竹材梁构件
CN102198685A (zh) * 2011-05-13 2011-09-28 浙江安吉强裕人造板有限公司 一种均密度竹材刨花板生产方法
CN114670535A (zh) * 2022-04-11 2022-06-28 广东国景家具集团有限公司 一种能增强抗压性的复合板的制造方法

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