JP2001152483A - 土壌混合改良機 - Google Patents

土壌混合改良機

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JP2001152483A
JP2001152483A JP33632699A JP33632699A JP2001152483A JP 2001152483 A JP2001152483 A JP 2001152483A JP 33632699 A JP33632699 A JP 33632699A JP 33632699 A JP33632699 A JP 33632699A JP 2001152483 A JP2001152483 A JP 2001152483A
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JP
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amount
belt conveyor
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solidified
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JP33632699A
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English (en)
Inventor
Kenichiro Dan
健一郎 團
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Nakayama Iron Works Ltd
Original Assignee
Nakayama Iron Works Ltd
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Publication date
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  • Consolidation Of Soil By Introduction Of Solidifying Substances Into Soil (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ベルトコンベアによって連続して搬送される
原料に対し、その原料搬送量に対応して簡単な制御で固
化材の添加量を調節できると共に、原料の乾燥状態等に
応じてその添加量を加減できるようにした土壌混合改良
機の提供。 【解決手段】 原料をふるい選別するための選別機1
と、この選別機でふるい選別した選別後原料を固化材混
合工程5に搬送するためのベルトコンベア2と、固化材
混合工程に設けられた固化材供給装置50を備えている
土壌混合改良機である。ベルトコンベアによる原料搬送
量を連続的に検出する搬送量検出手段60と、このこの
搬送量検出手段による検出値に応じて固化材供給装置に
よる固化材添加量を調節する固化材添加量制御手段61
と、搬送量検出手段から固化材添加量制御手段への検出
値を手動で可変させるボリュウム調整手段62を備えて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主に建設や土木工
事により発生する掘削残土を改良土として再利用するた
めに用いられる土壌混合改良機に関し、特に、原料搬送
量に対する固化材添加量の制御技術に関する。
【0002】
【従来の技術】土壌混合改良機では、掘削残土(原料)
を選別機に通し、ここでふるい選別した選別後原料をベ
ルトコンベアによって、固化材混合工程、解砕工程、2
次選別工程等に順次に搬送していくようになっている。
尚、選別機では、掘削残土中の大きな石や木片等の異物
を除去すると共に、ふるい選別により原料をほぐして、
ふるい寸法以下のものは通過させ、ふるい寸法以上のも
のは排出させるようになっている。
【0003】土壌混合改良機では、製品(改良土)の品
質を安定させるための条件として、原料と固化材(生石
灰、セメント等)の混合比を一定に安定させることがあ
げられる。従来、原料に対する固化材添加量の制御技術
としては、特開平9−117799号公報に記載された
ものが知られている。この従来技術では、まず、ベルト
コンベアにより搬送される原料の密度及び含水量を検出
し、この検出値を過去のデータに照らして、原料の密度
及び含水量に対応した量の固化材を固化材供給装置で添
加する。次に、固化材を添加した状態の原料搬送量を検
出するとともに、固化材タンク内の固化材減少量(固化
材使用量)を測定し、これを基に固化材添加量を演算し
て固化材添加量演算装置にフイードバックすることで、
固化材添加量を補正する制御方式になっている。
【0004】又、選別機とベルトコンベアとの間には下
部シュートが設けられ、そして、選別機からの選別後原
料を下部シュートに受け入れてベルトコンベア上に供給
ガイドすると共に、ベルトコンベア上に供給された選別
後原料を下部シュートに形成した搬出口を通して、ベル
トコンベアの移行とともに固化材混合工程に搬送するよ
うになっている。このとき、選別機からは連続して選別
後原料が落下してくるため、下部シュートを介してベル
トコンベア上に供給された選別後原料は、先にベルトコ
ンベア上に供給された選別後原料の上に重なる状態で搬
送され、図6で示すように、下部シュート3の搬出口3
2部分では、搬出口32の開口面積を超える断面積で選
別後原料M1の堆積が生じることになる。尚、図中2は
ベルトコンベアである。このように搬出口の手前部分に
選別後原料の堆積が生じると、特に、選別後原料の粘性
が高い場合や固い粘土質の場合には、選別後原料のせん
断応力が高いため、選別後原料が搬出口を無理やりに通
過する状態になり、この結果、ベルトコンベアの駆動に
過負荷が加わり、ベルトコンベアの停止、即ち搬送ライ
ンが停止し、土壌混合改良機全体が稼動停止になるとい
うトラブルが生じる。
【0005】従来、原料を原料投入口から次工程へ搬送
する際の、特に、原料受け入れホッパ等の搬出口におい
て、原料の堆積を解消する技術として、例えば、特開平
11−165878号公報、図4及び図5に示すよう
に、搬出口の手前側上方部分にロータを設けるようにし
たものが知られている。このロータは、その回転軸方向
がベルトコンベアの移行方向(原料の搬送方向)と直交
するように配置され、そのロータが回転することによ
り、搬送される原料の断面積を一定にし、かつ搬出口の
開口面積、又は次工程の機械の投入開口面積よりも搬送
物の断面積を小さくして送り出すことを目的としてい
る。しかしながら、実際には、投入された原料の量が多
い場合は、かえってそのロータが原料を押し固めてしま
うことがある。逆に、投入された原料が少ない場合は、
ロータと原料が接触せず、搬送される原料は押し固めら
れないまま排出され、原料の密度に差が生じてしまう。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のようにした固化
材添加量の制御方式では、原料の密度及び含水量の検出
値を過去のデータに照らすため、そのデータテーブルが
必要になると共に、固化材を添加した状態の原料搬送量
と固化材タンク内の固化材減少量(固化材使用量)を測
定し、これを基に固化材添加量を演算して固化材手段に
フイードバックするなど、その制御が複雑になるし、原
料の密度及び含水量を検出するため、その検出手段が必
要になる分だけ、コスト負担が増大する。
【0007】特に、ベルトコンベアによって連続して搬
送される原料に対し、固化材の混合比を安定させるに
は、固化材を添加する前に原料搬送量を検出し、この原
料搬送量に見合った量で固化材を添加するのが、直接的
な制御であり、原料搬送量の検出位置と固化材添加位置
とのタイムラグを考慮すれば足り、制御の簡素化につな
がる点で好ましい。これに対し、従来のように、原料搬
送量の検出を、固化材を添加した後に行い、これをフイ
ードバックする制御では、原料搬送量の検出が、固化材
添加量を補正するための間接的な手段であるため、制御
が複雑になってしまうという問題がある。
【0008】又、従来のように、原料ホッパや下部シュ
ート等の搬出口部分に堆積しようとする原料をロータに
よって強制的に原料を押し固めるようにすると、ベルト
コンベア上に載置された原料の量によって押圧力が異な
り、この結果、場所によって原料の密度に差が生じて原
料搬送量に大きなバラツキが生じる。したがって、固化
材混合工程において、ベルトコンベアによる原料搬送量
に応じて固化材の添加量を調整するという制御に支障を
きたすという問題がある。また、ロータによる原料の押
圧力がベルトコンベアに対する制動力として作用するた
め、ベルトコンベアの駆動に負荷が加わるし、又、転圧
によって原料が押し固められてしまうため、固化材混合
工程の混合カッタや解砕工程の解砕カッタにかかる負荷
も大きくなり、それだけ各駆動力を大きくする必要が生
じ、駆動手段の大型化によるコスト負担の増大や装置の
大型化につながるという問題もある。
【0009】本発明は上記のような従来の問題点を解決
するためになされたもので、ベルトコンベアによって連
続して搬送される原料に対し、その原料搬送量に対応し
て簡単な制御で固化材の添加量を調節できると共に、原
料の乾燥状態等に応じてその添加量を加減できるように
した土壌混合改良機を提供することを第1の課題として
いる。加えて、下部シュートの搬出口部分に堆積しよう
とする選別後原料を押し固めるのではなく、回転羽根に
よって拡散させることにより、選別後原料を選別機によ
ってほぐした状態に維持して固化材混合工程に搬送さ
せ、これにより、原料搬送量のバラツキを抑えて、固化
材添加量の制御が行い易くなるようにした土壌混合改良
機を提供することを第2の課題としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するす
るために、本発明の土壌混合改良機(請求項1)は、原
料をふるい選別するための選別機と、この選別機でふる
い選別した選別後原料を固化材混合工程に搬送するため
のベルトコンベアと、固化材混合工程に設けられた固化
材供給装置を備えている土壌混合改良機であって、ベル
トコンベアによる原料搬送量を連続的に検出する搬送量
検出手段と、この搬送量検出手段による検出値に応じて
固化材供給装置による固化材添加量を調節する固化材添
加量制御手段と、搬送量検出手段から固化材添加量制御
手段への検出値を手動で可変させるボリュウム調整手段
を備えている構成とした。
【0011】この土壌混合改良機では、原料である掘削
残土は選別機に投入され、この選別機によって原料(掘
削残土)中の大きな石や木片等の異物が除去されると共
に、ふるい選別により原料がほぐされ、ふるい寸法以下
のものがこの選別機を通過し、ふるい寸法以上のものは
排出される。この選別機によってふるい選別された選別
後原料は、ベルトコンベア上に供給され、このベルトコ
ンベアの移行とともに固化材混合工程、解砕工程、2次
選別工程等に順次に搬送される。そして、固化材混合工
程では、固化材供給装置によって選別後原料に対して固
化材が添加混合される。この場合、固化材供給装置の手
前において、ベルトコンベアによる原料搬送量が搬送量
検出手段によって連続的に検出され、この搬送量検出手
段による検出値が固化材添加量制御手段に入力され、こ
の固化材添加量制御手段からの指令によって固化材供給
装置の駆動力が調節される。これにより、固化材供給装
置による固化材添加量をベルトコンベアによる原料搬送
量に対応して調節することができる。
【0012】また、原料である掘削残土については、そ
の土質や降雨等によって密度や含水量が異なることがあ
る。このような場合、ベルトコンベアによって搬送され
る選別後原料の乾燥状態をオペレータが経験を活かして
判断(手触りや目視等)し、その判断に基づきボリュウ
ム調整手段を手動により調整できるようにしている。こ
れにより、搬送量検出手段から固化材添加量制御手段へ
の検出値が補正され、選別後原料の密度や乾燥状態に応
じて固化材添加量を加減することができる。
【0013】また、本発明の土壌混合改良機において、
選別機とベルトコンベアの間に選別後原料を受け入れて
ベルトコンベア上に供給ガイドするための下部シュート
が設けられ、この下部シュートに選別後原料の搬出口が
形成され、この下部シュートの内部であって搬出口の手
前側上方部分に原料拡散用の回転羽根が設けられている
態様(請求項2)がある。
【0014】この態様では、選別機によってふるい選別
された選別後原料は、下部シュートに受け入れられ、こ
の下部シュートによりガイドされてベルトコンベア上に
供給され、下部シュートに形成した搬出口を通して、ベ
ルトコンベアの移行とともに固化材混合工程に搬送され
る。そして、下部シュートの搬出口部分に選別後原料が
堆積しようとすると、搬出口の手前側上方部分に設けた
回転羽根が、その回転によって選別後原料を払い除ける
ように拡散させるため、その堆積を防止することができ
る。尚、回転羽根は下部シュート内に設けられているた
め、拡散によって飛び散った選別後原料は、下部シュー
トによりガイドされて再びベルトコンベア上に供給され
る。
【0015】このように、回転羽根によって選別後原料
を拡散させるため、選別後原料を押し固めるといったこ
とがない。従って、押し固めに伴なう原料搬送量のバラ
ツキを抑えることができるし、ベルトコンベアの駆動に
加わる負荷を軽減することができる。即ち、選別機を通
すことによりほぐした状態の選別後原料をベルトコンベ
アで搬送することによって原料搬送量のバラツキが解消
されるもので、これにより固化材混合工程において、固
化材の添加量を原料搬送量に対応させるという制御が行
いやすくなり、安定した制御につながるものである。そ
こで、本態様のように、堆積しようとする選別後原料を
回転羽根によって拡散させると、ベルトコンベア上の選
別後原料をほぐした状態に維持でき(回転羽根によって
拡散した選別後原料については固化材混合工程、解砕工
程でさらに細かくほぐされやすく、良好な混練状態を維
持できる)、原料搬送量のバラツキを解消した状態で固
化材混合工程に搬送することができる。尚、従来のよう
に、搬送口にロータを設けたものでは、選別機を用いて
原料をほぐしたとしても、このロータによって原料が押
し固められ、選別機で原料をほぐすことの意味がなくな
るし、固化材の添加量を原料搬送量に対応させるという
制御が行いにくくなる。
【0016】
【実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面に基づ
いて詳細に説明する。図1は本発明の実施の1形態にか
かる土壌混合改良機の要部を示す側面図、図2は土壌混
合改良機における固化材添加量の制御方式を説明するた
めのブロック図、図3は土壌混合改良機に設けた回転羽
根の取り付け部分を示す側面図、図4はその回転羽根の
取り付け部分を示す平面図、図5はその回転羽根の取り
付け部分を示す正面図である。
【0017】図において、1は選別機で、加振機(図示
せず)を備えたグリッド本体10内にふるい11が取り
付けられたもので、このグリッド本体10を振動させな
がらホッパー12から投入した掘削残土Mをふるい11
に通すことにより、掘削残土M中の大きな石や木片等の
異物が除去されると共に、ふるい選別により掘削残土M
がほぐされ、ふるい寸法以下のものがこの選別機1を通
過し、ふるい寸法以上のものは排出される。
【0018】選別機1の下方にはベルトコンベア2が設
けられている。このベルトコンベア2は、電動モータ2
0に連結された駆動プーリ20aとテールプーリ20b
との間にベルト21が掛け回されると共に、ベルト21
の中間が多数の補助プーリ22によって支持されたもの
で、前記選別機1でふるい選別した選別後原料M1を固
化材混合工程5に搬送する。
【0019】選別機1とベルトコンベア2との間には下
部シュート3が設けられている。この下部シュート3
は、選別機1の下方に開口する受け入れ口30が上端に
形成されると共に、ベルトコンベア2の上方に開口する
供給口31が下端に形成され、又、正面下端には搬出口
32が形成されている。従って、選別機1によってふる
い選別された選別後原料M1は、下部シュート3の受け
入れ口30に受け入れられ、この下部シュート3により
ガイドされて供給口31からベルトコンベア2上に供給
され、搬出口32を通してベルトコンベア2の移行とと
もに固化材混合工程5に搬送される。
【0020】前記下部シュート3の内部であって搬出口
32の手前側上方部分に原料拡散用となる2個の回転羽
根4,4が左右に並設されている。この回転羽根4は、
駆動モータ40に連結された回転軸41に4枚の拡散羽
根42が放射状に設けられたもので、回転軸41は、そ
の軸方向がベルトコンベア2の移送方向と平面視同一方
向になるように下部シュート3の正面壁33に軸支さ
れ、又、各拡散羽根42は、その先端面42aが半径方
向に対して対向するように屈曲形成されている。尚、両
回転羽根4,4の回転方向は、対向側が上から下に向け
て回転するように設定され、又、両回転羽根4,4を図
4のように、前後に位置ずれさせることで、拡散羽根4
2,42同士が図5のように、正面視で重なるように配
設され、また、拡散羽根42,42の先端が搬出口32
の上端縁から搬出口32内に若干入り込むように配設さ
れている。
【0021】固化材混合工程5には、固化材供給装置5
0及び混合カッタ59が設けられている。固化材供給装
置50は、固化材タンク51の底部にスクリューコンベ
アによる固化材フィーダ52が設けられたもので、この
固化材フィーダ52は、駆動手段としての電動モータ5
3に連結されている。混合カッタ59は、固化材供給装
置50の先方に配設され、固化材供給装置50によって
固化材が添加された状態の選別後原料M1を攪拌混合す
る。従って、ベルトコンベア2上に供給された選別後原
料M1は、固化材混合工程5において固化材供給装置5
0により固化材(生石灰やセメント等)が添加されると
共に、混合カッタ59によって再度ほぐし、攪拌され、
引き続き、解砕工程9に搬送され、ここで解砕、攪拌、
混練されることになる。
【0022】次に、前記固化材フィーダ52による固化
材添加量の制御方式を説明する。この制御方式は、図2
で示すように、ベルトコンベア2による原料搬送量を連
続的に検出する搬送量検出手段60(重量検出部60a
及びベルトスピード検出部60b)と、この搬送量検出
手段60による検出値に応じて固化材供給装置50によ
る固化材添加量を調節する固化材添加量制御手段61
(インバータ)と、搬送量検出手段60から固化材添加
量制御手段61への検出値を手動で可変させるボリュウ
ム調整手段62を備えている。即ち、固化材フィーダ5
2の電動モータ53には、固化材フィーダ52による固
化材添加量を制御する固化材添加量制御手段61(イン
バータ)が設けられ、この固化材添加量制御手段61
は、原料搬送量を検出する搬送量検出手段60からの検
出値を受けて、固化材フィーダ52の電動モータ53を
制御するもので、固化材添加量制御手段61からの出力
(電圧)に応じて、電動モータ53の駆動力を調節し、
これにより、固化材添加量を調節するようになってい
る。また、ボリュウム調整手段62は、搬送量検出手段
60と固化材添加量制御手段61との間に設けられ、搬
送量検出手段60から固化材添加量制御手段61への検
出値を手動で可変させるものである。尚、図において、
63は通過センサで、ベルトコンベア2による選別後原
料M1の搬送の有無を確認するためのもので、原料M1
の搬送を検出している場合は固化材供給装置50が作動
し、原料の搬送を検出しない場合は固化材供給装置50
が停止するようになっている。また、64は原料搬送量
表示部である。
【0023】従って、この土壌混合改良機では、原料で
ある掘削残土Mが選別機1に投入されると、この選別機
1によって掘削残土M中の大きな石や木片等の異物が除
去されると共に、ふるい選別により掘削残土Mがほぐさ
れ、ふるい寸法以下のものがこの選別機1を通過し、ふ
るい寸法以上のものは排出される。このようにしてふる
い選別された選別後原料M1は、下部シュート3を介し
てベルトコンベア2上に供給され、搬出口32を通して
ベルトコンベア2の移行とともに固化材混合工程5に搬
送される。そして、固化材混合工程5では、固化材供給
装置50によって選別後原料M1に対して固化材が添加
混合される。この場合、固化材供給装置50の手前にお
いて、ベルトコンベア2による原料搬送量が搬送量検出
手段60によって連続的に検出され、この搬送量検出手
段60による検出値が固化材添加量制御手段61に入力
され、この固化材添加量制御手段61からの指令によっ
て、固化材フィーダ52に設けた電動モータ53の駆動
力が調節される。これにより、固化材供給装置50によ
る固化材添加量をベルトコンベア2による原料搬送量に
対応して調節することができる。
【0024】また、原料である掘削残土Mについては、
その土質や降雨等によって密度や含水量が異なることが
ある。このような場合、ベルトコンベア2によって搬送
される選別後原料M1の乾燥状態をオペレータが経験を
活かして判断(手触りや目視等)し、その判断に基づき
ボリュウム調整手段62を手動により調整できるように
している。これにより、固化材添加量制御手段61への
検出値が補正され、選別後原料M1の密度や乾燥状態に
応じて固化材添加量を加減することができる。
【0025】また、下部シュート3の搬出口32部分に
選別後原料M1が堆積しようとすると、搬出口32の手
前側上方部分に設けた回転羽根4,4が、その回転によ
って選別後原料M1を左右方向に払い除けるように拡散
させる。これにより、選別後原料M1が搬出口32部分
に堆積することがなくなる。
【0026】このように、回転羽根4,4によって選別
後原料M1を拡散させるため、選別後原料M1が押し固
められるといったことがない。従って、押し固めに伴な
う原料搬送量のバラツキを抑えることができるし、ベル
トコンベア2の駆動に加わる負荷を軽減することができ
る。特に、堆積しようとする選別後原料M1を回転羽根
4,4によって拡散させるため、選別機1によってほぐ
した選別後原料M1を、そのほぐした状態に維持でき
(回転羽根4,4によって拡散した選別後原料M1につ
いてはさらに細かくほぐすことができる)、原料搬送量
のバラツキを解消した状態で固化材混合工程5に搬送す
ることができる。このように、選別機1を通すことによ
りほぐした状態の選別後原料M1をベルトコンベア2で
搬送することによって原料搬送量のバラツキが解消され
るもので、これにより固化材混合工程5において、固化
材の添加量を原料搬送量に対応させるという制御が行い
やすくなり、安定した制御につながるものである。
【0027】尚、実施の形態のように、2個の回転羽根
4,4を左右に並設して上から下に向けて対向回転させ
ると、拡散羽根42、42が選別後原料M1を掻き下ろ
すように拡散させるため、選別後原料M1を掻き上げる
場合に比べて選別後原料M1が下部シュート3内を飛び
跳ねるのを抑えることができる。又、両回転羽根4,4
を前後に位置ずれさせて、拡散羽根42,42同士を正
面視で重なるように配設すると、選別後原料M1の掻き
残しがなくなるし、また、拡散羽根42,42の先端を
搬出口32の上端縁から搬出口32内に若干入り込ませ
るようにすると、選別後原料M1を搬出口32の開口高
さより低く均すことができ、選別後原料M1の堆積を確
実に防止することができる。
【0028】以上、本発明の実施例を説明してきたが、
本発明の具体的な構成はこの実施例に限定されるもので
はない。
【0029】
【発明の効果】以上、説明してきたように本発明の土壌
混合改良機(請求項1)にあっては、搬送量検出手段か
らの検出値を固化材添加量制御手段に直接的に入力させ
る制御方式であるため、ベルトコンベアによって連続し
て搬送される原料に対し、その原料搬送量に対応して簡
単な制御で固化材の添加量を調節できる。また、ボリュ
ウム調整手段を設けているため、原料の乾燥状態等に応
じてその添加量を加減することができる。
【0030】また、下部シュートの搬出口部分に回転羽
根を設けると(請求項2)、ここに堆積しようとする選
別後原料を押し固めるのではなく、回転羽根によって拡
散させため、選別後原料を選別機によってほぐした状態
に維持して固化材混合工程に搬送させることができ、こ
れにより、原料搬送量のバラツキが抑えられ、固化材添
加量の制御が行い易くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の1形態にかかる土壌混合改良機
の要部を示す側面図である。
【図2】この土壌混合改良機における固化材添加量の制
御方式を説明する為のブロック図である。
【図3】この土壌混合改良機に設けた回転羽根の取り付
け部分を示す側面図である。
【図4】その回転羽根の取り付け部分を示す平面図であ
る。
【図5】その回転羽根の取り付け部分を示す正面図であ
る。
【図6】選別後原料の堆積状態を示す側面図である。
【符号の説明】
1 選別機 2 ベルトコンベア 3 下部シュート 4 回転羽根 5 固化材混合工程 41 回転軸 42 拡散羽根 50 固化材供給装置 52 固化材フィーダ 53 電動モータ 60b ベルトスピード検出部 60a 重量検出部 60 搬送量検出手段 61 固化材添加量制御手段 62 ボリュウム調整手段 M 掘削残土 M1 選別後原料

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原料をふるい選別するための選別機と、
    この選別機でふるい選別した選別後原料を固化材混合工
    程に搬送するためのベルトコンベアと、固化材混合工程
    に設けられた固化材供給装置を備えている土壌混合改良
    機であって、 ベルトコンベアによる原料搬送量を連続的に検出する搬
    送量検出手段と、この搬送量検出手段による検出値に応
    じて固化材供給装置による固化材添加量を調節する固化
    材添加量制御手段と、搬送量検出手段から固化材添加量
    制御手段への検出値を手動で可変させるボリュウム調整
    手段を備えていることを特徴とした土壌混合改良機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の土壌混合改良機におい
    て、選別機とベルトコンベアの間に選別後原料を受け入
    れてベルトコンベア上に供給ガイドするための下部シュ
    ートが設けられ、この下部シュートに選別後原料の搬出
    口が形成され、この下部シュートの内部であって搬出口
    の手前側上方部分に原料拡散用の回転羽根が設けられて
    いる土壌混合改良機。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010269247A (ja) * 2009-05-21 2010-12-02 Kayaba Ind Co Ltd 土処理装置
JP2010270459A (ja) * 2009-05-19 2010-12-02 Ohbayashi Corp 土質改質設備及び土質改質工法
KR101796953B1 (ko) * 2017-05-17 2017-11-13 (주)청광 음식 폐기물 처리시스템
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